JPH04153887A - 画像の回転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔概　要］ 画像ファイリングシステムにおける画像の回転方法に関
し、 傾いて入力された画像の修正操作を簡単、迅速かつ正確
に行うことを目的とし、 画像の傾きを表わす一本の任意の直線を入力するだけで
、画像の傾きを修正するために画像を回転すべき角度お
よび方向を指定するように構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文書、図画等の画像を画像データとして記録
、更新、参照、表示および利用する画像ファイリングシ
ステムにおける、画像データの修正方法に関する。 〔従来の技術〕 原稿に記載された文書、図画等の画像をイメージスキャ
ナにより読み取り、記憶装置に画像データとして記録し
、必要に応じて更新することによって保管し、利用者が
表示、印刷等の手段によって画像データを参照または利
用できるように構成された画像ファイリングシステムに
おいては、最近、データ量が増大し、これに対応するた
め、入力作業の簡単化、迅速化および正確性の向上が益
々強く要求されている。 上記システムにおいては、原稿がイメージスキャナのフ
ラットヘッド上に傾いてセットされたり、オートフィー
ダのガイドがずれたりする等の原因によって、画像が僅
かに傾いて入力されることがある。従って、原稿を入力
した後、入力された画像にずれや傾きがないかどうかを
確認し、ずれや傾きが発見された画像については原稿を
イメージスキャナから入力し直すことになる。このよう
な作業は面倒である上に作業能率の低下を招く。 このため、従来、画像ファイリングシステムには、傾い
た画像を修正するための画像の微小角回転機能が付与さ
れていた。 〔発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の微小角回転方法にはつぎの二つがあった
。その一つは画像を回転させる角度および方向（左回り
か右回りか）の両方を数値で入力するかあるいはスケー
ルで指定する方法、もう一つは、キーまたはアイコン選
択で、画像の傾きが直るまで１度ずつ回転する方法であ
る。 しかし、いずれの方法においても、画像の微小な傾きを
数値やスケールで指定するのは難しく、−度では修正で
きないことが多いという欠点があった。 本発明は、上記従来技術における欠点を除去し、簡単な
操作で迅速かつ正確に画像の傾きを修正することのでき
る画像の回転方法を提供することを目的とする。 〔諜ツを解決するための手段〕 本発明による画像の回転方法は、原稿に記載された文書
および図画の画像を読み取り、読み取った画像を画像デ
ータとして記録し、記録した画像データを更新し、画像
を表示すると共に表示画面上から画像を指定あるいは入
力する各手段を有する画像ファイリングシステムにおい
て、原稿に記載された画像を読み取らせ、読み取られた
画像を表示させて画像の傾きの有無を調べ、画像の傾き
を視認したとき、画像の傾きを表わす一本の任意の直線
を引いて基準線として入力し、この基準線により、画像
の傾きを修正するために画像を回転すべき方向および角
度を指定する手段を具備することにより構成される。 上記基準線として、修正される画像の一部を指定しても
よい。 〔作　用〕 利用者は、イメージスキャナで原稿に記載されている画
像を読み取らせ、画像データとして記憶装置に記録させ
る。 つぎに利用者は、記録された画像を表示手段により表示
させ、表示された画像と原稿とを比較する。表示された
画像が原稿に比べて傾いている場合、その傾きを修正す
るため画像の回転を行う。 そのため、表示画面上から画像を入力する手段を用いて
、−本の任意の直線を引いて基！！線として入力する。 この基′＄線は画像の一部であってもよい。 この際利用者は、画像を回転する角度および方向を意識
する必要はない。 上記入力した基￥線に基づき、画像の傾きを修正するた
めの画像の回転方向および回転角度が自動的に決定され
る。 ［実施例］ 以下、本発明の実施例について図画を参照して詳細に説
明する。 本発明による画像の回転方法は、一般に使用される不図
示の画像ファイリングシステムに通用される。 一般に画像ファイリングシステムは、文書および図画の
画像を記載した原稿を読み取るイメージスキャナと、入
力された画像を画像データとして記録する記憶装置と、
記憶されている画像データを表示すると共に、表示画面
上からマウス等によって画像を指定あるいは入力するこ
とのできる表示装置を備えている。 第１図は、本発明による画像の微小角回転方法の構成の
一例を示す。 第１図においてＩＡ、ＩＢおよびＩＣは、それぞれ、白
い矢印の方向に変化する表示装置の表示画面を示す。 いま、例として、原稿に台形の画像２が上辺２ａが水平
になるように記載されている。 原稿をイメージスキャナによって読み取り、記憶装置に
画像データとして記憶させる。そして、記憶された台形
画像２を表示装置によって表示したところ、表示画面Ｉ
Ａのように表示されたとする。 台形の画像２は右方向に傾いていることが認識できるの
で、台形の上辺２ａが水平になるように画像２を回転さ
せたい。そのため、まずシステムの微小角回転機能を、
対応する機能スイッチを押すことによって、選択する。 これによって、回転の角度および方向が指定されさえす
れば、画像２は回転する準備が整う。 つぎに、マウスを使用して、台形の画像２の上辺２ａを
なぞる直ｖＡ３を基準線として入力する。 基ｆｊｖＡ３は台形の画像２の傾きを表わすことになる
。 基準ｇ３が表示画面ＩＢのように確実に入力されたこと
を確認した後、画像２の回転機能の実行を指示する。 これによって、後述するように、所要回転角度および回
転方間が算出され、画像２の回転処理が行われ、表示画
面ＩＣに示すように、上辺２ａが水平な台形の画像２に
修正されたことが確認される。 第２図は、画像回転の処理の手順を示す流れ図である。 本例において、画像を回転させる角度をＲで、回転方向
を只の符号で表わし、回転角度は右、左回りともａ度ま
で有効であるものとする。 第１図の表示画面ＩＢに示される基準線３が入力され、
回転処理の実行が指示されると、第２図の処理が開始さ
れる。 基準ｖＡ３はその始点および終点の各直角座標（Ｘｉ、
Ｙｌ）および（Ｘ２．Ｙ２）によって表わされる。 ステンプ（以下Ｓと記載する）２０において、ΔＸ　（
＝Ｘ２−ＸＩ）およびΔＹ　（＝Ｙ２−Ｙｌ）が求めら
れる。基準線３として同一の直線を選んでも、直線の始
点と終点が逆であれば、すなわち直線の引き方が反対方
向であれば、ΔＸおよびΔＹの符号は反対になることは
第３図および第４図に示すとおりである。 ３２１において、ΔＸまたはΔＹが０であるならば、す
なわち、Ｙ軸またはＹ軸と一致する直線が基準線として
指定されたとき、Ｓ２２において画像の回転角ＲをＯと
し、画像の回転は行わない。 ΔＸもΔＹも０でないならばＳ２３へ進み、基準線の傾
斜角を表わすθおよび傾斜方向を表わすパラメータＭを
求める。基準線の傾斜角θは、ΔＸとΔＹの商の絶対値
の正接角ｔａｎ−’（ＩΔＸ／ΔＹ１）として求められ
る。 傾斜方向ＭはΔＹをΔＸで割った商として求められる。 Ｍは右上りの直線では正となり、左上りの直線では負と
なる。この関係を第３図および第４図に示す。 第３図および第４図において、点Ｐ１とＱ２およびＰ２
とＱｌは、それぞれ同一点である。従って、基３１！線
５および６は同一の直線であるが、始点および終点が反
対である。しかし、直線５および６のいずれに関しても
Ｍは正となる。 Ｓ２４でＭがＯより大きい場合、すなわち、基準線が右
上りの場合には５２５へ進み、そうでない場合には３３
２へ飛ぶ。 画像の回転角度（Ｒ）および回転方向（Ｒの符号）は下
記の規則により決定される。 Ｍ＞Ｏの場合 （Ａ）０度く０５８度の場合（Ｓ２５）。 この場合は、Ｒ＝θとされ（Ｓ２６）画像は右回りにθ
度回転される。 （Ｂ）８度くθ＜　（９０−ａ）度の場合。 この場合は回転角の制限外であるので、基準線がＸ軸あ
るいはＹ軸のうちいずれか近い方に近づくように、画像
をａ度回転させる。すなわち、Ｓ２７において、基準線
の傾斜角が８度〈０５４５度であれば、基準線はＸ軸に
近いから、Ｒ＝ａとしく３２８）、従って、画像は右回
りにａ度回転される。 Ｓ２７でＮｏ（θ〉４５度）であれば、３２９において
、４５度〈θ＜（９０−ａ）度ならば、基準線はＹ軸に
近いから、Ｒ＝−ａとしく５３０）、従って、画像は左
回りにａ度回転される。 （Ｃ）（９０−ａ）度≦θ〈９０度の場合この場合はＲ
＝−（９０−θ）としく５３１）、従って、画像は左回
りに（９０−θ）度回転される。 第５図において直線Ａ、ＢおよびＣは、それぞれ、上記
（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）の場合の基準線の例を示す
。 （２）Ｍ＞Ｏでない場合。 （Ａ）Ｏ＜０５８度の場合（Ｓ３２）。 この場合は、Ｒ＝−θとしく５３３）、従って、画像は
左回りにθ度回転される。 （Ｂ）ａ＜θ〈４５度の場合。 この場合は、Ｒ＝−ａとしく５３５）、従って画像は左
回りにａ度回転される。 （Ｃ）４５度≦θ＜（９０−ａ）度の場合。 この場合はＲ＝ａとしく５３７）、従って、画像は右回
りにａ度回転される。 （Ｄ）（９０−ａ）度≦θ〈９０度の場合。 この場合には、Ｒ＝９０−θとしく５３８）、従って、
画像は右回りに（９０−θ）度回転される。 〔発明の効果〕 以上説明した様に、本発明によれば、画像の傾きは、文
章や罫線等のまっすぐにしたいものを直線で指定するこ
とにより、容易に修正することができる。直線を指定す
る時の制約はないので、始点と終点が逆であっても、基
準を水平／垂直のどちらにしようとも、結果は同じとな
り、右回り／左回りの意識も必要でない。このように操
作が簡単なので、迅速に修正することができるから、フ
ァイリング等の作業の効率向上に寄与するところが大き
い。 ４、

【図画の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す図、第２図は画像回転処理
を示す流れ図、第３図、第４図および第５図は基準線の
例を示す図である。 ＬＡ、ＩＢ、ＩＣ・・・表示画像、２・・・台形の画像
、２ａ・・・台形の上辺、３・・・基準線、５，６．Ａ
、Ｂ。 Ｃ・・・基準線の例、ＰＬ、Ｐ２・・・基準線の始点、
Ｑ２・・・基準線の終点、 θ・・・傾斜角

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原稿に記載された文書および図画の画像を読み取り
   、読み取った画像を画像データとして記録し、記録した
   画像データを更新し、画像を表示すると共に表示画面上
   から画像を指定あるいは入力する各手段を有する画像フ
   ァイリングシステムにおいて、 原稿に記載された画像を読み取らせ、 読み取られた画像を表示させて画像の傾きの有無を調べ
   、 画像が傾いていることを認識したとき、画像の傾きを表
   わす一本の任意の直線を引いて基準線として入力し、 前記基準線により、画像の傾きを修正するために画像を
   回転すべき方向および角度を指定する、ことを特徴とす
   る画像の回転方法。 ２、前記基準線は、表示された画像の一部であることを
   特徴とする請求項１記載の画像の回転方法。