JP2014157399A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】図形入力により認証を行う場合に、一定のセキュリティレベルを保ちつつ、入力デバイスや入力環境の違いにより認証が困難となるケースを少なくする。
【解決手段】比較対象となる第一の形状情報と、オペレータが入力した第二の形状情報とが類似していると判断することによって認証を行う情報処理装置であって、オペレータにより入力された図形の軌跡から前記第二の形状情報を算出する第二形状情報入力手段と、オペレータが前記第二の形状情報を入力した際の装置状況を特定する装置状況特定手段と、前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する基準選択手段と、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報との差が、前記基準選択手段によって選択された前記許容基準に対応する許容範囲内か否かに基づいて、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報とが類似しているか否かを判断する類似判断手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関し、特に、入力図形により認証を行うための処理に関する。
従来、タッチパネル等を利用して入力した図形と、あらかじめ登録した図形とを比較照合して認証を行う方法がある(特許文献1)。また、画面上をクリックした位置と順序に基づいて認証を行う方法がある(特許文献2)。さらに、入力デバイスのサイズの違いから生じる影響を抑えるため、図形の形状の比較手法として、領域に定義した線分をどの方向から横切ったかという情報を用いて判断する方法がある(特許文献3)。
特開平10−334239号公報 特開2011−253340号公報 特開2008−171066号公報
しかしながら、近年、入力デバイスは多様化し、画面サイズも大型スクリーンからモバイル機器まで様々である。同一人物が異なるデバイスで同じ図形入力をしようと試みた場合であっても、従来の単純な図形比較では同一とはみなされず認証できないことがあった。また、図形入力は、操作者の慣れなどの個人差や操作環境も影響しやすく、同一デバイスであっても同じ図形の入力が困難となるケースもある。
そこで本発明では、図形入力により認証を行う場合に、一定のセキュリティレベルを保ちつつ、入力デバイスや入力環境の違いにより認証が困難となるケースを少なくすることを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、比較対象となる第一の形状情報と、オペレータが入力した第二の形状情報とが類似していると判断することによって認証を行う情報処理装置であって、オペレータによって入力された図形の軌跡から前記第二の形状情報を算出する第二形状情報入力手段と、オペレータが前記第二の形状情報を入力した際の装置状況を特定する装置状況特定手段と、前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する基準選択手段と、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報との差が、前記基準選択手段によって選択された前記許容基準に対応する許容範囲内か否かに基づいて、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報とが類似しているか否かを判断する類似判断手段とを有することを特徴とする。
本発明により、図形入力により認証を行う場合に、一定のセキュリティレベルを保ちつつ、入力デバイスや入力環境の違いにより認証が困難となるケースを少なくすることができる。
情報処理装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置における文字列描画機能のモジュール構成を示したブロック図である。 表示部104の画面表示の例を示した図である。 オペレータが入力した軌跡に基づいて決定した円を示した図である。 オペレータが入力した軌跡上の点と、それらに基づいて決定した円との関係を示した図である。 情報処理装置における認証用図形の登録時の動作を示したフローチャートである。 情報処理装置における認証の際の図形入力時の動作を示したフローチャートである。 許容範囲レベルと各値の許容範囲を示した表である。 登録図形が点の場合に、その点が示すピクセルが中央にある場合の、周囲のピクセルのスコアを示した図である。 許容範囲レベルと各値の許容範囲を示した表である。 情報処理装置における認証用図形の登録時の動作を示したフローチャートである。 情報処理装置における認証の際の図形入力時の動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関る本発明を限定するものではなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一な構成については、同じ符号を付して説明する。
[実施例1]
図1は本実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、CPU101はシステム制御部であり装置全体を制御する。ROM102は、CPU101の制御プログラムや各種固定データを格納する読取専用のメモリである。RAM103は、SRAM、DRAM等で構成された書換え可能なメモリであり、プログラム制御変数等を格納するためのものである。各種設定パラメータ、各種ワーク用バッファ等もRAM103に格納されるものである。
表示部104は、液晶ディスプレイ等を用いて文字や画像等のグラフィックスを表示するためのものである。操作部105は、ボタンやポインティングデバイス等で構成され、オペレータが各種入力操作を行うためのものである。操作部105には装置自体の動きを検出するための加速度センサーも含まれている。106は101〜105の各ユニットを通信可能に接続するシステムバスである。
図2は、本実施形態の情報処理装置における文字列描画機能のモジュール構成を示したブロック図である。
図2において、第一形状情報登録部201は、オペレータが操作部105を操作して第一形状情報を登録するモジュールである。第一形状情報とは認証時の比較の対象となる図形情報のことであり、第一形状情報はRAM103に格納される。第一形状情報とは、オペレータがマウスなどのポインティングデバイスを用いて描いた軌跡に近似する図形を特定する情報であり、例えば図の中心座標と半径の長さをいう。
第二形状情報入力部202は、オペレータが操作部105を操作して第二形状情報を入力するモジュールである。第二形状情報とは、認証を行う際にオペレータがマウスなどのポインティングデバイスを用いて描いた軌跡に近似する図形を特定する情報(例えば図の中心座標と半径の長さ)のことであり、第二形状情報はRAM103に格納される。
登録状況特定部203は、オペレータが第一形状情報を登録したときの登録状況を特定するモジュールである。登録状況とは、オペレータが登録する形状の精度に影響を与え得る装置の状況や登録時の状況を意味し、例えば登録時の入力デバイスの種類や入力画面サイズ、実際の入力軌跡のゆらぎ具合等を意味する情報である。
装置状況特定部204は、オペレータが第二形状情報を入力したときの装置状況を特定するモジュールである。装置状況とは、オペレータが入力する形状の精度に影響を与え得る装置の状況を意味し、例えば入力時の入力デバイスの種類や入力画面サイズ、装置の振動状況等である。
類似判断部205は、登録状況、装置状況に基づいて、RAM103に格納されている第一形状情報と第二形状情報が類似しているか否かの判断を行うモジュールである。本実施形態の情報処理装置においては、第一形状情報と第二形状情報が類似していると判断された場合に、認証を許可する。
類似していないと判断された場合には認証を許可しない。認証は、端末へのアクセス、ファイルアクセス、ウェブサイトへのアクセス、データアクセス、所定の操作などを許可するか否かを判断する際に行われる。
基準選択部206は、装置状況特定部204が特定した装置状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する。
また、基準選択部206は、登録状況特定部203が特定した登録状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択し、選択した許容基準を装置状況特定部204が特定した装置状況に基づいて修正することが好ましい。
図3は、表示部104の画面表示の例を示した図である。図3において、301は認証用の図形を入力する領域である。302は、オペレータが円形を意図して入力した図形の軌跡である。303は、オペレータが点を意図して入力した図形の軌跡である。認証用の図形を入力する領域は、縦横比が3:4の矩形となっている。
図4は、オペレータが入力した軌跡に基づいて決定した円を示した図である。図4において、401は円の中心点であり、402は円の半径である。302に示した軌跡をオペレータが入力した場合、装置はその軌跡を解析し、円403が入力形状として決定される。同様に303に示した軌跡をオペレータが入力した場合、装置はその軌跡を解析し、点404が入力形状として決定される。
図5は、オペレータが入力した軌跡上の点と、それらに基づいて決定した円との関係を示した図である。図5において、点501などはオペレータが入力した軌跡上の点である。一般に、人が入力した軌跡は完全な円形にならない。
本実施形態の装置では、入力軌跡上の点を抽出し、それらの座標値の平均から中心点の座標を決定する。そして、その中心点の座標と入力軌跡上の各点の間の距離を求め、その平均値を半径とする。403はこのような処理により決定された円である。
また、本実施形態の装置では、決定された円の円周と軌跡上の各点の間の距離を算出し、その平均値をRAM103に格納する。この値は、入力軌跡と図形情報の差分を意味する差分値である。
502は、軌跡上の点のうちの一つと円周の間の距離を示した線分である。図5では、説明を簡易にするために軌跡上の点を16個としているが、より多くの点を用いても良い。また、図5ではオペレータが入力した軌跡上の点から決定された図形として、円形の例を示したが、矩形や線分、円弧、点、星形などの図形もそれぞれ軌跡上の一つ以上の点の位置から図形を決定することが可能である。
<認証用図形の登録>
図6は、本実施形態の情報処理装置における認証用図形の登録時の動作を示したフローチャートである。認証用図形とは、装置やファイル、サイト等へのアクセスの際にオペレータが入力した図形の比較対象となる図形のことである。
・第一形状情報登録ステップ
同図に示したとおり、まず、オペレータにより操作部105を経由して入力された軌跡から、第一形状情報登録部201が図形情報(第一の形状情報)を算出する(ステップS601)。
ここで、図形情報(第一の形状情報)とは、円形であれば、中心点のX座標値とY座標値、半径、入力軌跡と図形情報の差分値を含んだ情報である。
次に、第一形状情報登録部201が図形情報をRAM103にセットする(ステップS602)。ここでセットした図形情報が登録図形となる。
・登録状況特定ステップ
続いて、ステップS603において、登録状況特定部203が、入力デバイスの種類がタッチパッドかタッチパネルかマウスかを判定する。一般に、図形の入力デバイスがマウスの場合は、タッチパネルと比較して、正確な円形の入力が難しくなる。タッチパッドによる正確な円形の入力は、さらに難しくなる。このように、タッチパッドかタッチパネルかマウスかによって図形の描きやすさが異なるため、入力デバイスの種類によって図形入力の許容範囲レベルを変更するためステップS603の判断を行う。
本実施形態では、タッチパッドかタッチパネルかマウスかを判定しているが、同じタッチパネルであっても、指による入力かペン入力かによって図形の描きやすさが異なるため、パネルの接触面積によって指入力かペン入力かの判別をしても良い。
・第一基準選択ステップ
ステップS603において、入力デバイスがタッチパッドと判定された場合には、類似判断部205が、許容範囲レベルを5にセットする(ステップS604)。
ステップS603において、入力デバイスがマウスと判定された場合には、許容範囲レベルを3にセットする(ステップS605)。
ステップS603において、入力デバイスがタッチパネルと判定された場合には、許容範囲レベルを1にセットする(ステップS606)。
許容範囲レベルの値は、RAM103に格納される。許容範囲レベルの値の意味は図8の表に示しているが、図8の説明については後述する。
ステップS604またはステップS605またはステップS606の処理の後、登録状況特定部203が、入力軌跡と図形情報の差分値が所定値以下か否かを判断する(ステップS607)。
ここでは、入力軌跡と図形情報の差分値が、登録図形の円の半径の15%以下か否かを判断する。差分値が所定値以下ではないと判断されれば、類似判断部205が、許容範囲レベルを+1する(ステップS608)。
一般に、図形を正確に入力できるかどうかは、オペレータの技能による。もし差分値が小さい場合にはオペレータの技能が高いと考えられる。一方、差分値が大きい場合にはオペレータの技能が低いと考えられることから、認証時の許容範囲を大きくするためにステップS608で許容範囲レベルを+1している。ステップS608の処理で、認証用図形の登録時の動作を終了する。
図6のフローチャートでは、入力デバイスの種類と差分値に基づいて許容範囲レベルを設定したが、入力デバイスの種類のみ、または、差分値のみに基づいて設定しても良い。
<入力図形の認証>
図7は、本実施形態の情報処理装置における認証の際の図形入力時の動作を示したフローチャートである。認証時には、図6の処理において登録した図形とオペレータが入力した図形とを比較し、類似図形か否かを判断する。図7はその際の処理である。
・第二形状情報入力ステップ
図7に示したとおり、まず、オペレータにより操作部105を経由して入力された軌跡から、第二形状情報入力部202が、図形情報(第二の形状情報)を算出する(ステップS701)。ステップS601と同様、図形情報(第二の形状情報)とは、円形であれば、中心点のX座標値とY座標値、半径、入力軌跡と図形情報の差分値を含んだ情報である。次に、第二形状情報入力部202が、図形情報をRAM103にセットする(ステップS702)。ここでセットした図形情報が入力図形となる。
・装置状況特定ステップ
続いて、ステップS703において、装置状況特定部204は、入力デバイスの種類がタッチパッドかタッチパネルかマウスかを判定する。このときの入力デバイスは、ウェブ上のコンテンツへのアクセス認証などの場合には必ずしも同一の装置からアクセスするとは限らないので、図6で説明した登録時の入力デバイスと一致しない可能性がある。
・第二基準選択ステップ
ステップS703において、入力デバイスがタッチパッドと判定された場合には、類似判断部205は、RAM103に格納された許容範囲レベルを+2する(ステップS704)。
ステップS703において、入力デバイスがマウスと判定された場合には、類似判断部205は、RAM103に格納された許容範囲レベルを+1する(ステップS705)。
ステップS703において、入力デバイスがタッチパネルと判定された場合には、許容範囲レベルの変更は行わない。
・装置状況特定ステップ
ステップS704またはステップS705の処理の後、装置状況特定部204が、入力時の装置の振動量が所定値以下か否かを判断する(ステップS706)。振動量は、操作部105に含まれる加速度センサーの出力値に基づいて得た値であり、入力操作時の装置の振動が大きいと、その値も大きくなる。
・第二基準選択ステップ
ステップS706において、入力時の装置の振動量が所定値以下ではないと判断されれば、類似判断部205は許容範囲レベルを+1する(ステップS707)。
例えば、走行中の電車内で図形入力を行う場合などには、車両の揺れのために理想的な形状の図形が入力しにくくなる。
ステップS706において、入力時の振動量が所定値以下と判断された場合には、許容範囲レベルの変更は行わない。
ステップS706およびステップS707は、揺れが大きい場合に許容範囲を広げるための処理である。ここでは振動の検知に加速度センサーを用いているが、GPS等を用いても良い。
・類似判断ステップ
ステップS707の処理の後、類似判断部205が、入力図形と登録図形の相違が許容範囲内か否かを、許容範囲レベルに基づいて判断する(ステップS708)。
すなわち、図6のステップS601およびステップS602の処理により登録された図形と、図7のステップS701とステップS702の処理により入力された図形とを比較し、許容範囲内か否かを判断する。このとき、後述する図8に示した表を用いる。
ステップS708において許容範囲内と判断されれば、類似判断部205は入力図形と登録図形は類似していると判断し、認証を許可する(ステップS709)。
ステップS708において許容範囲を超えると判断されれば、類似判断部205は入力図形と登録図形は類似していないと判断し、認証を許可しない(ステップS710)。
図7のフローチャートでは、入力デバイスの種類と入力時の振動量に基づいて許容範囲レベルを設定したが、入力デバイスの種類のみ、または、入力時の振動量のみに基づいて設定しても良い。
<許容範囲レベル>
図8は、許容範囲レベルと各値の許容範囲を示した表である。図8に示した表に相当する情報は、ROM102に格納されている。図8に示したように、本実施例の装置においては複数の許容基準(許容範囲レベルと許容範囲の具体的な数値との組み合わせ)があらかじめ決められており、認証時にはそのうちの一つの許容基準が基準選択部206によって選択され使用される。
ステップS708の判断処理は、図8に示した表を用いて行われる。すなわち、RAM103に格納された許容範囲レベルと図8の表に基づいて、円の半径の許容範囲や中心座標の許容範囲等を決定し、入力図形と登録図形の差がその範囲に収まっているか否かを判断する。図8に示した通り、許容範囲レベルに対応して各値の許容範囲が定義されている。
この各値の許容範囲が許容基準であり、ステップS708においては、許容範囲レベルの値に応じて複数の許容基準の中から一つが選択され、判断が行われる。判断においては、各値の入力図形と登録図形の差(半径の差、中心座標の差、及び点座標の差)がすべて許容範囲以下であれば、基準を満たし類似図形と判断する。
円の判定の際には、図8の表のうち、半径許容範囲と中心座標許容範囲の値が用いられる。ステップS708においては、例えば、許容範囲レベルが3のとき、入力図形と登録図形の半径の差が20以下であり、かつ、入力図形と登録図形の中心座標間の距離が30以下であれば、許容範囲内、すなわち類似図形と判断する。入力図形と登録図形が点の場合には、図8の表のうち、点座標許容範囲の値が用いられる。
ここで、「半径の差が20以下」、あるいは、「中心座標間の距離が30以下」といったときの数値の単位は、入力デバイスの入力領域を横640、縦480に分割したときの長さを1とした値である。すなわち、許容範囲レベルが3のとき、入力領域が横640ピクセル、縦480ピクセルであれば、半径の差が20ピクセル以下、かつ、中心座標間の距離が30ピクセル以下のときに、類似図形と判断する。
なお、類似図形か否かを判断する際の差分の単位では、ピクセル等ではなくミリメートルなどのデバイスによらない値にしても良いし、デバイスの解像度に依存した値にしても良い。また、本実施形態においては、入力領域を縦横比が3:4の矩形としているが、入力領域の縦横比はデバイスによって相違があっても良い。
点座標が許容範囲内か否かの判定には、図8に示した表ではなく、図9および図10に示した図表を用いても良い。
図9は、登録図形が点の場合に、その点が示すピクセルが中央にある場合の、周囲のピクセルのスコアを示した図である。すなわち、同一のピクセルはスコアが100であり、その周囲のピクセルはスコアが90、さらにその周囲のピクセルはスコアが80といった具合になっている。図9に示した情報は、ROM102にあらかじめ格納されている。
図10は、許容範囲レベルと各値の許容範囲を示した表である。図8に示した表に相当する情報は、あらかじめROM102に格納されている。
ステップS708において、円の中心点の判定の際には、図10の表のうち、中心座標許容範囲の値が用いられる。ステップS708においては、例えば、許容範囲レベルが3のとき、登録図形(円)の中心点の座標に対し、入力図形(円)の中心点の座標がスコア60以上の相対位置にあれば、許容範囲内と判断する。入力図形が点の場合には、図10の表のうち、点座標許容範囲の値が用いられる。
なお、本実施形態では、表形式の情報を用いて許容範囲を決定しているが、表を用いず、計算式のパラメータを変更する方法で許容範囲を決定しても良い。例えば、以下のような方法である。
変数Aは登録時の入力デバイスがタッチパネルのとき1、マウスのとき2、タッチパッドのとき3とする。変数Bは認証時の入力デバイスがタッチパネルのとき1、マウスのとき2、タッチパッドのとき3とする。
登録された円の中心座標が(X,Y)、認証時に入力した円の中心座標が(x,y)の場合、X−xの絶対値とY−yの絶対値がともに10×A×Bより小さいときに中心座標が許容範囲内であると判断する。
このとき変数AおよびBの値により許容基準が変化することになり、あらかじめ定義された複数の許容基準の中から一つを選択することと実質的に変わりはない。
以上説明した処理制御を行うことで、図形を入力するデバイスの種類に応じて認証図形の許容範囲を決定することができ、異なるデバイスから認証を行おうとした際に認証が困難になるケースを抑えることが可能となる。また、デバイスの種類に応じて細かく制御を行うことにより、一定レベルのセキュリティを保つことが可能となる。
[実施例2]
実施例1では、入力デバイスの種類に応じて許容範囲を変更する方法について説明した。本実施例においては、画面サイズに応じて許容範囲を変更する例について説明する。
本実施例の情報処理装置の構成は、図1〜図2に示したものと同様であるため、説明を省略する。
<認証用図形の登録>
図11は、本実施形態の情報処理装置における認証用図形の登録時の動作を示したフローチャートである。同図において、ステップS1101およびステップS1102は、図6のステップS601およびステップS602と同様である。
ステップS1102の処理の後、登録状況特定部203は、図形の入力を行った画面のサイズが所定サイズ以下か否かを判断する(ステップS1103)。
ステップS1103において、画面サイズが所定サイズ以下と判断されれば、類似判断部205は許容範囲レベルを3にセットする(ステップS1104)。
ステップS1103において、画面サイズが所定サイズ以下ではないと判断されれば、類似判断部205は許容範囲レベルを1にセットする(ステップS1105)。
以後、ステップS1106およびステップS1107の処理は、図6のステップS607およびステップS608と同様である。
<入力図形の認証>
図12は、本実施形態の情報処理装置における認証の際の図形入力時の動作を示したフローチャートである。認証時には、図11の処理において登録した図形とオペレータが入力した図形とを比較し、類似図形か否かを判断する。図12はその際の処理である。
図12において、ステップS1201およびステップS1202の処理は、図7のステップS701およびステップS702と同様である。ステップS1202の処理の後、装置状況特定部204は図形の入力を行った画面のサイズが所定サイズ以下か否かを判断する(ステップS1203)。
ステップS1203において、画面サイズが所定サイズ以下と判断されれば、類似判断部205は許容範囲レベルを+1する(ステップS1204)。
ステップS1203において、画面サイズが所定サイズ以下ではないと判断されれば、許容範囲レベルの変更を行わない。
以後、ステップS1205以降の処理は、図6のステップS706以降の処理と同様である。
一般に、図形入力の際の画面サイズが小さいほど、理想的な形状の図形を入力するのが困難になる。ステップS1103〜ステップS1105およびステップS1203〜ステップS1204の処理は、それを考慮し、画面サイズに応じて許容範囲レベルを変更するものである。
本実施例においては、入力デバイスの種類を考慮していないが、画面サイズと入力デバイスの種類の両方を考慮して許容範囲レベルを決定しても良い。
以上説明した処理制御を行うことで、図形を入力するデバイスの種類に応じて認証図形の許容範囲を決定することができ、異なるデバイスから認証を行おうとした際に認証が困難になるケースを抑えることが可能となる。また、画面サイズに応じて細かく制御を行うことにより、一定レベルのセキュリティを保つことが可能となる。
なお、これらの実施形態では、情報処理装置を例に説明したが、本発明は、印刷装置、デジタルカメラ、複写機、複合機、スキャナ、テレビ等、表示部や印字部を有するあらゆる装置に適用可能である。
本発明はソフトウエア(コンピュータプログラム)により実現しても良い。すなわち、ソフトウエアのプログラムコードをネットワーク又は各種記録媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のCPUがネットワークを介して供給された又は記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することで実現しても良い。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、ソフトウエア(コンピュータプログラム)を、ネットワークを介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のCPUがネットワークを介して供給されたプログラムコードを読み出し実行することで実現しても良い。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、メモリカードなどを用いることができる。
また、本発明は、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって機能が実現される場合にも適用され得る。
201:第一形状情報登録部
202:第二形状情報入力部
203:登録状況特定部
204:装置状況特定部
205:類似判断部

Claims (9)

  1. 比較対象となる第一の形状情報と、オペレータが入力した第二の形状情報とが類似していると判断することによって認証を行う情報処理装置であって、
    オペレータによって入力された図形の軌跡から前記第二の形状情報を算出する第二形状情報入力手段と、
    オペレータが前記第二の形状情報を入力した際の装置状況を特定する装置状況特定手段と、
    前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する基準選択手段と、
    前記第一の形状情報と前記第二の形状情報との差が、前記基準選択手段によって選択された前記許容基準に対応する許容範囲内か否かに基づいて、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報とが類似しているか否かを判断する類似判断手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. オペレータによって入力された図形の軌跡から前記第一の形状情報を算出して登録する第一形状情報登録手段と、
    前記第一の形状情報の登録時の状況を特定する登録状況特定手段をさらに有し、
    前記基準選択手段は、前記登録状況特定手段が特定した登録状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択し、選択した前記許容基準を前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて修正する手段であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記装置状況特定手段は、オペレータが前記第二の形状情報を入力した際に使用した入力デバイスの種類および画面サイズの少なくともいずれか一方を装置状況として特定する手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記装置状況特定手段は、オペレータが前記第二の形状情報を入力した際の装置の振動状況を装置状況として特定する手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記登録状況特定手段は、オペレータが前記第一の形状情報を登録した際に使用した入力デバイスの種類および画面サイズの少なくともいずれか一方を登録状況として特定する手段であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記登録状況特定手段は、オペレータが前記第一の形状情報を登録した際に入力した軌跡と登録された形状の差分を登録状況として特定する手段であることを特徴とする請求項2または5に記載の情報処理装置。
  7. 比較対象となる第一の形状情報と、オペレータが入力した第二の形状情報とが類似していると判断することによって認証を行う情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の第二形状情報入力手段が、オペレータによって入力された図形の軌跡から前記第二の形状情報を算出する第二形状情報入力ステップと、
    前記情報処理装置の装置状況特定手段が、オペレータが前記第二の形状情報を入力した際の装置状況を特定する装置状況特定ステップと、
    前記情報処理装置の基準選択手段が、前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する基準選択ステップと、
    前記情報処理装置の類似判断手段が、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報との差が、前記基準選択手段によって選択された前記許容基準に対応する許容範囲内か否かに基づいて、前記第一の形状情報と前記第二の形状情報とが類似しているか否かを判断する類似判断ステップと
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  8. 前記第二形状情報入力ステップの前に、
    前記情報処理装置の第一形状情報登録手段が、オペレータによって入力された図形の軌跡から前記第一の形状情報を算出して登録する第一形状情報登録ステップと、
    前記情報処理装置の登録状況特定手段が、前記第一の形状情報の登録時の状況を特定する登録状況特定ステップと、
    を有し、
    前記基準選択ステップが、
    前記登録状況特定手段が特定した登録状況に基づいて、複数の許容基準の中から一つを選択する第一基準選択ステップと、
    選択した前記許容基準を、前記装置状況特定手段が特定した装置状況に基づいて修正する第二基準選択ステップと、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。


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