JP6369601B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
ところで、表示内容を慣性スクロールさせる場合には、ユーザの意図よりもスクロール量が大きく(または小さく)なってしまう場合がある。
図1は、本実施の形態におけるグラフ表示装置1の機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施の形態におけるグラフ表示装置1は、表示部21と、入力部22と、インターフェース23と、記憶部24と、CPU25等とを備えて構成されている。
続いて、グラフ表示装置1によって実行されるグラフ表示処理について、図面を参照しつつ説明する。
続いて、図面を参照しつつ、上述したグラフ表示装置1の動作を具体的に説明する。
まず、ユーザが関数「y=x2−2」を入力し(ステップS1)、XY座標系の表示範囲「Xmin=−1,Xmax=11,Ymin=−2,Ymax=8」をディスプレイ210の表示領域に設定させると(ステップS2)、図6(a)に示すように、当該表示範囲内での関数「y=x2−2」のグラフGがディスプレイ210に表示される(ステップS3)。
例えば、ユーザが関数「y=−0.5x3+2x2+5」を入力し(ステップS1)、XY座標系の表示範囲「Xmin=−16,Xmax=−2,Ymin=−16,Ymax=−2」をディスプレイ210の表示領域に設定したとする(ステップS2)。この場合、グラフと表示範囲の関係は図7(a)に示すようになる。波線枠で示す範囲が表示範囲である。
続いて、上記の実施形態におけるグラフ表示装置1の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、グラフ表示装置1Aによって実行されるスワイプ処理について、図面を参照しつつ説明する。
この図に示すように、本変形例のスワイプ処理においてまずCPU25は、スワイプ操作の方向(以下、スクロール方向とする)と、スワイプ操作の速さ(以下、スワイプ速度とする)とを算出する(ステップU21)。
続いて、図面を参照しつつ、上述したグラフ表示装置1Aの動作を具体的に説明する。
さらに、上記実施形態ではスクロールの前に移動する量を決定していたが、表示内容をスクロールさせながら特徴部分が中央に位置するかを判断し、中央に位置したと判断したタイミングで慣性スクロールを停止するようにしてもよい。
〔付記〕
<請求項1>
表示手段と、
前記表示手段の表示領域に座標系を設定し、関数のグラフを表示させるグラフ表示制御手段と、
ユーザ操作に応じてスクロール方向を設定するスクロール方向設定手段と、
前記表示されたグラフを前記スクロール方向に慣性スクロールさせ、前記座標系及び前記グラフの少なくとも一方における特徴部分が表示領域の中央に位置するタイミングで当該慣性スクロールを停止させるスクロール制御手段と、
を備えることを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項2>
請求項1記載のグラフ表示装置において、
前記特徴部分は、
座標軸と、前記グラフの特徴点との少なくとも一方であることを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項3>
請求項1または2記載のグラフ表示装置において、
前記スクロール方向検出手段は、
慣性スクロールによって前記特徴部分が表示領域の中央に移動するよう前記スクロール方向を設定することを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項4>
請求項1〜3の何れか一項に記載のグラフ表示装置において、
前記表示手段のディスプレイと一体化されたタッチパネルと、
前記タッチパネルに対するユーザのピンチイン/ピンチアウト操作により、前記表示されたグラフを縮小/拡大する拡大縮小手段と、
を備えることを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項5>
請求項1〜4の何れか一項に記載のグラフ表示装置において、
前記表示手段のディスプレイと一体化されたタッチパネルを備え、
前記スクロール制御手段は、
前記タッチパネルに対してユーザから行われるスワイプ操作の速度に応じてスクロール速度を設定するスクロール速度設定手段を有し、
前記スクロール速度が所定速度以下の場合にのみ、前記特徴部分が表示領域の中央に位置するタイミングで当該慣性スクロールを停止させることを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項6>
請求項1〜5の何れか一項に記載のグラフ表示装置において、
前記スクロール制御手段は、
前記座標系の表示範囲を変更しつつ、変更後の表示範囲内における前記関数の値を算出して前記グラフを表示領域に描画することで、前記グラフをスクロールさせることを特徴とするグラフ表示装置。
<請求項7>
表示手段を備えるコンピュータに、
前記表示手段の表示領域に座標系を設定し、関数のグラフを表示させるグラフ表示制御機能と、 ユーザ操作に応じてスクロール方向を設定するスクロール方向設定機能と、
前記表示されたグラフを前記スクロール方向に慣性スクロールさせ、前記座標系及び前記グラフの少なくとも一方における特徴部分が表示領域の中央に位置するタイミングで当該慣性スクロールを停止させるスクロール制御機能と、
を実現させることを特徴とするグラフ表示プログラム。
25 CPU
210 ディスプレイ
240 グラフ表示プログラム
Claims (13)
- 表示範囲の変更を制御する表示制御方法であって、
表示範囲の変更操作の操作種類を判別する第1判別ステップと、
前記第1判別ステップである方向に沿った特定種類の変更操作であると判別した際は、判別された前記ある方向に対してある角度幅を有する方向のうち、何れかの方向に沿って前記表示内容をスクロールする場合に、前記表示範囲の変更対象となる表示内容に含まれる特定部分が前記表示範囲内の特定位置を横切るか否かを判別する第2判別ステップと、
前記第2判別ステップで前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切ると判別した場合には、前記表示内容のスクロールによって、前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置に移動するよう、前記表示内容をスクロールする方向を設定し、当該特定部分が前記表示範囲の変更後における表示範囲内の前記特定位置に表示されるように、前記表示範囲を変更制御し、
前記第2判別ステップで前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切らないと判別した場合には、前記表示範囲を変更制御しない、制御ステップと、
を具備したことを特徴とする表示制御方法。 - 前記制御ステップは、前記変更操作の操作方向に基づいた表示変更方向へ前記表示範囲を連続的に変更するよう制御し、変更後における前記特定部分が前記特定位置に達した際に前記表示範囲の変更を停止させることで、前記特定部分が前記表示範囲の変更後における表示範囲内の特定位置に表示されるように制御することを更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御方法。 - 前記第1判別ステップは、前記変更操作の速度に応じてスクロール速度を設定ことを更に含み、
前記制御ステップは、
前記スクロール速度がある速度以下の場合、前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置に表示されたときに、前記スクロールを停止させ、
前記スクロール速度が前記ある速度を超える場合、前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置に表示されても、前記スクロールを停止させないことを更に含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御方法。 - 前記表示内容は、座標系を示す座標軸、及び、前記座標系に描画されたグラフであり、
前記特定部分は、前記座標軸、前記グラフの特徴点、及び、前記座標系の原点のいずれか1つ以上を含む、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の表示制御方法。 - 表示範囲の第2変更操作を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで変更操作を検出した際は、表示内容に含まれる複数の特定部分を指定し、当該複数の特定部分が前記表示範囲内に含まれているか否かを判別する第3判別ステップと、
前記第3判別ステップで含まれていないことを判別した場合には、前記複数の特定部分が前記表示範囲内に収まるように、当該表示範囲を変更制御する第2制御ステップと、
を更に具備したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の表示制御方法。 - 前記第2制御ステップは、現在の表示範囲よりも大きく、且つ前記複数の特定部分が前記表示範囲に収まる表示範囲へ前記表示範囲を変更制御することを更に含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の表示制御方法。 - 前記第2変更操作は、前記表示内容における表示範囲を大きくすることで当該表示範囲に表示される前記表示内容を縮小表示する縮小操作であり、
前記第2制御ステップにより前記表示範囲を大きく変更制御することで、前記複数の特定部分を含む範囲で表示内容を縮小表示する表示制御ステップと、
を更に具備したことを特徴とする請求項6に記載の表示制御方法。 - 前記検出ステップで検出された変更操作の種類を判別する第4判別ステップと、
を更に具備し、
前記第3判別ステップは、前記第4判別ステップで特定の第1種類の変更操作を判別した際に、前記判別を行うことを更に含み、
前記第2制御ステップは、前記第4判別ステップで第2種類の変更操作を判別した際は、当該変更操作の操作変化量に基づいて前記表示範囲を変更制御することを更に含む、
ことを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の表示制御方法。 - 表示範囲の第3変更操作を検出する第2検出ステップと、
前記第2検出ステップで変更操作を検出した際は、表示内容に含まれる複数の特定部分を指定し、当該複数の特定部分が前記表示範囲内に含まれているか否かを判別する第4判別ステップと、
前記第4判別ステップで前記複数の特定部分が前記表示範囲内に含まれていることを判別した場合には、現在の表示範囲よりも小さく、且つ前記複数の特定部分が前記表示範囲に収まる表示範囲へ前記表示範囲を変更制御する第3制御ステップと、
を更に具備したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の表示制御方法。 - 前記第3変更操作は、前記表示内容における表示範囲を小さくすることで当該表示範囲に表示される前記表示内容を拡大表示する拡大操作であり、
前記第3制御ステップにより前記表示範囲を小さく変更制御することで、前記複数の特定部分を含む範囲で表示内容を拡大表示する第2表示制御ステップと、
を更に具備したことを特徴とする請求項9に記載の表示制御方法。 - 前記第2検出ステップで検出された変更操作の種類を判別する第5判別ステップと、
を更に具備し、
前記第3判別ステップは、前記第5判別ステップで特定の第1種類の変更操作を判別した際に、前記判別を行うことを更に含み、
前記第3制御ステップは、前記第5判別ステップで第2種類の変更操作を判別した際は、当該変更操作の操作変化量に基づいて前記表示範囲を変更制御することを更に含む、
ことを特徴とする請求項9又は10の何れかに記載の表示制御方法。 - 表示範囲の変更操作の操作種類を判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段である方向に沿った特定種類の変更操作であると判別した際は、判別された前記ある方向に対してある角度幅を有する方向のうち、何れかの方向に沿って前記表示内容をスクロールする場合に、前記表示範囲の変更対象となる表示内容に含まれる特定部分が前記表示範囲内の特定位置を横切るか否かを判別する第2判別手段と、
前記第2判別手段で前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切ると判別した場合には、前記表示内容のスクロールによって、前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置に移動するよう、前記表示内容をスクロールする方向を設定し、当該特定部分が前記表示範囲の変更後における表示範囲内の前記特定位置に表示されるように、前記表示範囲を変更制御し、
前記第2判別手段で前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切らないと判別した場合には、前記表示範囲を変更制御しない、制御手段と、
を具備したことを特徴とする表示制御装置。 - 表示制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
表示範囲の変更操作の操作種類を判別する第1判別手段、
前記第1判別手段である方向に沿った特定種類の変更操作であると判別した際は、判別された前記ある方向に対してある角度幅を有する方向のうち、何れかの方向に沿って前記表示内容をスクロールする場合に、前記表示範囲の変更対象となる表示内容に含まれる特定部分が前記表示範囲内の特定位置を横切るか否かを判別する第2判別手段、
前記第2判別手段で前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切ると判別した場合には、前記表示内容のスクロールによって、前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置に移動するよう、前記表示内容をスクロールする方向を設定し、当該特定部分が前記表示範囲の変更後における表示範囲内の前記特定位置に表示されるように、前記表示範囲を変更制御し、
前記第2判別手段で前記特定部分が前記表示範囲内の前記特定位置を横切らないと判別した場合には、前記表示範囲を変更制御しない、制御手段、
として機能させるようにしたプログラム。
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JP2017102304A JP6369601B2 (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017102304A JP6369601B2 (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム |
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