JPH04153376A - ドライクリーニング可能な合成樹脂製レザー - Google Patents

ドライクリーニング可能な合成樹脂製レザー

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JPH04153376A
JPH04153376A JP26946990A JP26946990A JPH04153376A JP H04153376 A JPH04153376 A JP H04153376A JP 26946990 A JP26946990 A JP 26946990A JP 26946990 A JP26946990 A JP 26946990A JP H04153376 A JPH04153376 A JP H04153376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leather
vinyl chloride
polyurethane
base fabric
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP26946990A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kawasaki
川崎 道夫
Toshiyuki Sugawara
菅原 敏行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANAMACHI RUBBER KOGYO KK
Original Assignee
KANAMACHI RUBBER KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はドライクリーニング可能な合成樹脂製レザーに
関する。
〔従来の技術〕
ポリ塩化ビニルを主成分とする発泡塩化ビニルレザーお
よび非発泡塩化ビニルレザーば、ソフトを感触を有して
いるので、合成樹脂製レザーとして従来から各種分野で
広く使用されている。かかる塩化ビニルレザーは、主成
分の塩化ビニル樹脂に、例えば可塑剤、熱可塑性エラス
トマー、熱分解型発泡剤、充填剤、熱安定剤、着色剤な
どをブレンドし、このブレンド物からカレンダーで薄い
シートを製造し、このシートを基布に塗布された下引き
層(接着剤層)上に圧着し、一体化させた後に熱風炉で
加熱、発泡させ、シボ型押しして製造していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の塩化ビニルレザーでは、加工性を加味し、かつソ
フトな感触を得るために、主成分の塩化ビニル樹脂に約
70〜100重量%もの多量の可塑剤を添加量する必要
があった。
従って塩化ビニルレザーをドライクリーニングすると、
ドライクリーニング用溶剤で塩化ビニルレザー中の可塑
剤が抽出されて塩化ビニルレザーが硬くなり、柔軟性、
ソフトな感触が失われる欠点があった。
また、無可塑軟質塩化ビニル系樹脂をヘースにしたグラ
フトポリマーやエチレン−酢酸ビニル共重合体/塩化ビ
ニルグラフトマー等の無可塑晶は知られているが、ソフ
トな感触は得られていない。
本発明は、かかる従来の欠点を解消し、トライクリーニ
ング可能な合成樹脂レザーを提供することを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明の合成樹脂レザーは、基布と
、該基布上に形成した合成樹脂製発泡シートとからなり
、該合成樹脂製発泡シートはポリウレタンと塩化ビニル
との共重合体を主成分とすることを特徴とするものであ
る。
本発明の合成樹脂レザーにおける基布としてハ、綿、レ
ーヨン、ポリエステル、ナイロン、ポリノジック、レー
コット、ビニロン等の繊維からなるメリヤス編、平織、
綾織、不織布が用いられる。
また、本発明におけるポリウレクンー塩化ビニル共重合
体は、ウレタン45〜65重量%、塩化ビニル55〜3
5重量%か、らなり、好ましくはウレタン50〜55重
量%、塩化ビニル50〜45重量%である。ポリウレタ
ン含有量が45重量%未満では、塩化ビニル含有量の比
率が大となるので共重合体の硬度が上り硬くなる。また
65重量%を越えると硬度の低下と粘着性が著しくなり
、加工時に粘着現象となってシート出しが不可能となる
更に本発明においては、上記組成のポリウレタン−塩化
ビニル共重合体に可塑剤、熱分解型発泡剤、熱安定剤、
加工助剤、滑剤、着色剤などの配合剤を添加し、これら
配合剤の合計添加量はポリウレタン−塩化ビニル共重合
体100重量部当たり9〜10重量部である。
これら配合剤を個別に述べると、可塑剤は従来の塩化ビ
ニルレザーに使用されているものを使用することができ
、その使用量はポリウレタン−塩化ビニル共重合体の0
〜15重量%である。
また、熱分解型発泡剤の種類は特に限定されるものでは
なく、例えばアヅジカルボンアミドを使用することがで
き、その添加量はポリウレタン−塩化ビニル共重合体の
100重量部当たり1〜6重量部である。
熱分解型発泡剤の添加量が1重量部未満では十分な発泡
が得られず、また6重量部を越えると発泡の安定性に欠
けるようになる。
熱安定剤も従来と同様なものを使用することができるが
、Ba−Zn系熱安定剤の使用が好ましく、その使用量
はポリウレタン−塩化ビニル共重合体の100重量部当
たり3〜4重量部であり、3重量部未満では得られる熱
安定効果が不十分であり、また4重量部を越えると経時
的に熱安定剤がレザー表面に移行してブルーミング現象
を生ずるようになる。
加工助剤も時に種類が限定されないが、リン系化合物、
例えばポリアルキレンアリルホスファイトの使用が好ま
しく、その使用量ばボリウレクンー塩化ビニル共重合体
100重量部当たり0.5〜0.8重量部である。0.
5重量部未満では熱安定効果が不十分であり、また0、
8重量部を越えると着色により色目の変化を生ずるよう
になる。
滑剤はポリウレタン系ワックス類の使用が好ましく、使
用量はウレタン−塩化ビニル共重合体100重量部当た
り0.5〜1重量部である。
0.5重量部未満では滑性効果が不十分となり、また1
重量部を越えると経時的にワックス類がレザー表面に移
行してブルーミング現象を生ずる。
また着色剤としては、従来使用されている塩化ビニル系
着色剤を適宜使用することができる。
かかるポリウレタン−塩化ビニル共重合体からなる本発
明の合成樹脂レザーは、下記のようにして製造される。
まず、ポリウレタン−塩化ビニル共重合体に配合剤をブ
レンドし、ロールで発泡性シート状物に加工する。
一方、基布に下引き剤を塗布し、乾燥して下引き剤層を
形成する。この下引き剤層上に上記発泡性シート状物を
圧着し張り合わせて複合体を製造する。
下引き剤としてはポリウレタン系エマルジョンおよび架
橋剤、またはポリウレタンおよび架橋剤の組合わせから
なる2液型が使用され、この下引き剤は発泡性シート状
物を張り合わせる際の接着剤として機能する。
下引き剤の塗布量は15〜30g/ n(であり、また
下引き剤の乾燥温度は120〜150°C1乾燥時間は
15〜90秒が好適である。
なお、複合体の発泡性シート面上に必要に応じて発泡性
シートに含有されている配合剤から熱分解型発泡剤を取
り除いた非発泡性シートをトッピング加工、すなわち表
皮層として積層することにより表面の強度を向上させる
こともできる。
得られた複合体を、発泡剤の分解温度よりも高い温度に
設定した、例えば熱風炉で加熱し、上記発泡性シート状
物を複合体の厚さ方向に主として発泡させると本発明の
合成樹脂製レザーが得られる。
なお発泡の後に、必要に応じてシボ模様の型押し加工を
することもでき、更に発泡レザーの表面に塩化ビニル/
アクリル系、ポリウレタン系、変性ポリウレタン系、ナ
イロン系等の合成樹脂を主成分とし、有機溶剤、充填剤
等からなる表面処理剤を塗布し乾燥して、発泡レザーの
表面に塗膜層を形成することもできる。
表面処理剤の塗布方法としては、グラビヤ、ナイフコー
ター、スプレー、転写等の方式が好適であり、塗布量は
適宜決定することができる。
以下、本発明の合成樹脂レザーの実施例を述べる。
〔実施例〕
実施例ル −ヨン繊維のメリヤス編からなる基布面にポリウレタン
系エマルジョン100重量部、架橋剤5重量部からなる
下引き剤をグラビヤロール(60線/25.4mm)で
25g/ n(量塗布し、乾燥して下引き層を形成した
一方、ポリウレタン/塩化ビニル共重合体(P:110
0)100重量部、アゾジカルボンアミド(発泡剤)3
重量部、Ba −Zn系熱安定剤3.5重量部、加工助
剤0.7重量部、滑剤0.5重量部、着色剤7重量部を
配合した混合物をミキサーで均一に混合し、この混合物
を逆■、型カレンダーに供給し、上記基布上の下引き層
」二に厚さ0.3mmの発泡性シートを圧着、張り合わ
せ、次いで、発泡性シートの面上に厚さ0.1.5mm
の非発泡性シートを圧着、張り合わせて複合体を得た。
この複合体を、210“Cに温度設定された熱風炉で加
熱して発泡させ、次いで、発泡層上にシボ模様の型押加
工を施した。
基布上に形成された発泡合成樹脂シートの厚さは1.0
〜1.1 mmであった。
なお、型押加工された面上にポリウレタン系の表面処理
剤をグラビヤプリントロール(100線/2.54mm
)で20g/ rrr量塗布し、100°Cで乾燥して
塗膜を形成した。
得られた合成樹脂製レザーの耐ドライクリユング性試験
結果を、従来の塩化ビニールレザーのそれと比較して下
記第1表に示す(以下、来夏余白)。
第 表 * :硬化する この第1表から明らかなとおり、本発明のレザーは、ド
ライクリーニング用溶剤としてパークロルエチレンを使
用した場合、および石油系溶剤を使用した場合のいずれ
も、従来の塩化ビニルレザーに比較して変退色、汚染の
点で優れており、従来の塩化ビニルレザーが硬化したの
に対して本発明のレザーでは硬化ば全(認められなかっ
た。
比較例1 実施例1におけるウレタン系エマルジョン2液型および
ポリウレタン2液型の下引き剤の代わりに、従来の塩化
ビニルレザーの下引き剤である塩化ビニル−酢酸ビニル
系下引き剤を使用した場合には、ウレクンー塩化ビニル
共重合体樹脂層と基布との接着性は良好であったが、溶
剤としてパークロルエチレンを使用したドライクリーニ
ング試験において、ウレタン−塩化ビニル共重合体樹脂
層と基布下引き層との剥離が発生した。
比較例2 実施例1において、可塑剤としてアジピン酸ポリエステ
ル30部を添加した以外は実施例1と同様にしてレザー
を製造した。
得られたレザーは、溶剤としてパークロルエチレンを使
用したドライクリーニング試験において収縮率の低下(
縦7.8%、横7.3%)が見られ、レザーの柔軟性が
低下し、硬さが増加し冊 た。
実施例2 実施例1において、可塑剤としてアジピン酸ポリエステ
ル15部を添加した以外は実施例1と同様にしてレザー
を製造した。
得られたレザーは、溶剤としてパークロルエチレンを使
用したドライクリーニング試験において収縮率の低下(
縦4.6%、横3.4%)が見られたが、レザーの柔軟
性が僅かに低下し、硬さが若干増加したにすぎなかった
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の合成樹脂製レザーではドライ
クリーニングによるレザーの硬さの上昇を極力回避する
ことができ、柔軟性、ソフトな感触をほんとどそのまま
維持することができる。
また、本発明のレザーでは、基布上に形成された合成樹
脂性発泡シートがポリウレタン−塩化ビニル共重合体を
主成分とするので、従来の塩化ビニル樹脂を主成分とす
る発泡レザーおよび非発泡レザーと同等またはそれ以上
の柔軟性を有し、しかもこの柔軟性を上記のとおりトラ
イクリーニングによる変化なしに、持続することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基布と、該基布上に形成した合成樹脂製発泡シートとか
    らなり、該合成樹脂製発泡シートはポリウレタンと塩化
    ビニールとの共重合体を主成分とすることを特徴とする
    ドライクリーニング可能な合成樹脂製レザー。
JP26946990A 1990-10-09 1990-10-09 ドライクリーニング可能な合成樹脂製レザー Pending JPH04153376A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010083003A (ko) * 2000-02-22 2001-08-31 이규석 발포제를 이용하여 수지모를 형성하는 합성피혁의 제조방법
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WO2022219947A1 (ja) * 2021-04-13 2022-10-20 セーレン株式会社 合成皮革
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