JPH0626869B2 - 自動車内装材 - Google Patents
自動車内装材Info
- Publication number
- JPH0626869B2 JPH0626869B2 JP27851685A JP27851685A JPH0626869B2 JP H0626869 B2 JPH0626869 B2 JP H0626869B2 JP 27851685 A JP27851685 A JP 27851685A JP 27851685 A JP27851685 A JP 27851685A JP H0626869 B2 JPH0626869 B2 JP H0626869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- interior material
- automotive interior
- interior materials
- mat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の天井材・リヤパッケージ・ドアトリ
ム・インサイドパネル・トランクルーム等の内装に用い
られる自動車内装材の構成に関するものである。
ム・インサイドパネル・トランクルーム等の内装に用い
られる自動車内装材の構成に関するものである。
従来の技術及びその問題点 従来この種の内装材としては、シボ付ポリ塩化ビニール
シートとポリウレタンスポンジとの積層材、繊維編織布
或いはその起毛布、塩化ビニールシートの他各種樹脂シ
ートに短繊維を植毛したフロッキー加工品、ウレタン樹
脂含浸人工皮革等が使用されている。しかし、近年では
特に、軽量化、低価格化繊維化指向が高まり、不織布基
材が多く用いられるようになってきた。特に天井・ドア
トリム・インサイドパネル・リヤパッケージ・トランク
ルーム等は通常加熱プレス機による成型加工が行なわ
れ、その加工適応性の良さから不織布使用の傾向がまず
まず高まっている。さらに、従来より比較的上級車の天
井用表皮材としてベロア調起毛布が用いられてきた。上
記ベロア調起毛布はナイロントリコット布等の表面を起
毛処理して得られるもので、豪華ではあるが、通常多く
の加工工程を要するため、安価に供給することが不可能
であるばかりか、比較的絞りの深い成型品については、
使用不可能であり、このベロア調起毛布の代替を不織布
に求める動きが活発となってきた。また、樹脂シート等
に短繊維を植毛して得たフロッキー加工品は、毛足のそ
ろった均一な表面を有するため、精度感があり、外観上
優れているが、熱プレス成型加工性に劣るという欠点が
あった。不織布においても起毛処理することにより、ベ
ロア調起毛布を得ようとする試みがなされたり、不織布
基材へのフロッキー加工等の試みがなされているが、毛
足が不揃いで、均一度・精度感が不足であったり、耐摩
耗性に問題を生じたり、起毛工程・フロッキー工程の付
加によるコスト高等の問題点がある。また一部高級車に
おいては、ウレタン樹脂湿式含浸法によって得られるス
エード調人工皮革を表皮材として用いたものもあるが、
ボリューム感に劣るため、ウレタンフォーム等を裏打ち
することが不可欠で、価格的に著しく高価となる等の問
題点がある。
シートとポリウレタンスポンジとの積層材、繊維編織布
或いはその起毛布、塩化ビニールシートの他各種樹脂シ
ートに短繊維を植毛したフロッキー加工品、ウレタン樹
脂含浸人工皮革等が使用されている。しかし、近年では
特に、軽量化、低価格化繊維化指向が高まり、不織布基
材が多く用いられるようになってきた。特に天井・ドア
トリム・インサイドパネル・リヤパッケージ・トランク
ルーム等は通常加熱プレス機による成型加工が行なわ
れ、その加工適応性の良さから不織布使用の傾向がまず
まず高まっている。さらに、従来より比較的上級車の天
井用表皮材としてベロア調起毛布が用いられてきた。上
記ベロア調起毛布はナイロントリコット布等の表面を起
毛処理して得られるもので、豪華ではあるが、通常多く
の加工工程を要するため、安価に供給することが不可能
であるばかりか、比較的絞りの深い成型品については、
使用不可能であり、このベロア調起毛布の代替を不織布
に求める動きが活発となってきた。また、樹脂シート等
に短繊維を植毛して得たフロッキー加工品は、毛足のそ
ろった均一な表面を有するため、精度感があり、外観上
優れているが、熱プレス成型加工性に劣るという欠点が
あった。不織布においても起毛処理することにより、ベ
ロア調起毛布を得ようとする試みがなされたり、不織布
基材へのフロッキー加工等の試みがなされているが、毛
足が不揃いで、均一度・精度感が不足であったり、耐摩
耗性に問題を生じたり、起毛工程・フロッキー工程の付
加によるコスト高等の問題点がある。また一部高級車に
おいては、ウレタン樹脂湿式含浸法によって得られるス
エード調人工皮革を表皮材として用いたものもあるが、
ボリューム感に劣るため、ウレタンフォーム等を裏打ち
することが不可欠で、価格的に著しく高価となる等の問
題点がある。
従って、本発明の目的は、ボリューム感を有し、軽量で
成型加工性に富み、しかも安価に製造できる自動車内装
材を提供するにある。
成型加工性に富み、しかも安価に製造できる自動車内装
材を提供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、１デニール以下のカード紡出可能な細デニー
ル繊維を主体とした、熱収縮性繊維を一部混入した不織
布繊維層を素材として使用し、ニードルパンチング加工
した後、該ニードルパンチマットをを加熱収縮させて繊
維同志を強力に結合させた後、その片面に、発泡剤を含
有する結合剤を塗布して得られる、その表面がスエード
タッチの風合いを有し嵩高発泡層との二層構造からなる
ことを特徴とする。
ル繊維を主体とした、熱収縮性繊維を一部混入した不織
布繊維層を素材として使用し、ニードルパンチング加工
した後、該ニードルパンチマットをを加熱収縮させて繊
維同志を強力に結合させた後、その片面に、発泡剤を含
有する結合剤を塗布して得られる、その表面がスエード
タッチの風合いを有し嵩高発泡層との二層構造からなる
ことを特徴とする。
実施例 以下本発明を実施例に基づき詳しく説明する。
図面は本発明の１実施例を示す内装材の概略構成断面図
であり、１はニードルパンチマットで、予め所要の色例
えばアイボリー色に染色されたポリエステル繊維０．８
ｄ×３８mm７０％と、同色に染色された熱収縮性ポリエ
ステル繊維１．５ｄ×３８mm（ユニチカエステルＴｙｐ
ｅ１４３）３０％よりなる、均一に開繊・積層された繊
維マットを、ニードルパンチ機により上下方向より、打
込み深さ８mmで均等に各々２５０ｐ／cm2のニードルパ
ンチ加工２が施された目付１３０ｇ／ｍ２、厚さ１．３
mmに形成したものである。
であり、１はニードルパンチマットで、予め所要の色例
えばアイボリー色に染色されたポリエステル繊維０．８
ｄ×３８mm７０％と、同色に染色された熱収縮性ポリエ
ステル繊維１．５ｄ×３８mm（ユニチカエステルＴｙｐ
ｅ１４３）３０％よりなる、均一に開繊・積層された繊
維マットを、ニードルパンチ機により上下方向より、打
込み深さ８mmで均等に各々２５０ｐ／cm2のニードルパ
ンチ加工２が施された目付１３０ｇ／ｍ２、厚さ１．３
mmに形成したものである。
尚、上記繊維マットに用いられる繊維はポリエステルに
制限されるものではなく、ポリアミド系、アクリル系、
ポリオレフィン系、塩化ビニール系、レーヨン等の市販
されている化繊、合成繊維を全て用いることができる。
制限されるものではなく、ポリアミド系、アクリル系、
ポリオレフィン系、塩化ビニール系、レーヨン等の市販
されている化繊、合成繊維を全て用いることができる。
上記ニードルパンチマット１を、１５０℃に調整された
熱風炉の中を３分間通過収縮させた後、同じく１５０℃
に加熱された一対の熱ロールにより、２０kg／cmの線圧
で加圧して、厚さ０．８mm、目付１６５ｇ／ｍ２の高度
に結合した不織布マットを得た。
熱風炉の中を３分間通過収縮させた後、同じく１５０℃
に加熱された一対の熱ロールにより、２０kg／cmの線圧
で加圧して、厚さ０．８mm、目付１６５ｇ／ｍ２の高度
に結合した不織布マットを得た。
次に、該不織布マットの片面に、下記配合の結合剤１３
５ｇ／ｍ２（ｗｅｔ重量）を均一にコーティングした
後、１００℃に調整された熱風乾燥炉内で５分間乾燥後
同じく１２０℃に調整された熱風乾燥炉内で２分間加熱
発泡させ、発泡層３を有する二層構造の自動車内装材４
を構成した。
５ｇ／ｍ２（ｗｅｔ重量）を均一にコーティングした
後、１００℃に調整された熱風乾燥炉内で５分間乾燥後
同じく１２０℃に調整された熱風乾燥炉内で２分間加熱
発泡させ、発泡層３を有する二層構造の自動車内装材４
を構成した。
結合剤配合割合 ニポール４１５ｋ ２４４重量部 （日本ゼオン（株）製ＳＢＲエマルジョン） ミクロパールＦ−３０ ２７４重量部 （松本油脂（株）製発泡剤） 水 ４８２重量部 Ｔｏｔａｌ 濃度３０％ かかる製品内装材の目付は２０５ｇ／ｍ２、厚さ１．８
mmである。尚、内装材の目付、厚さは使用目的に応じて
適宜変更することができる。
mmである。尚、内装材の目付、厚さは使用目的に応じて
適宜変更することができる。
発明の効果 本発明は上記の構成としたため、繊維同志の絡合は強固
になされており、テーバー摩耗試験機による摩耗テスト
にも十分耐え、（摩耗輪；ＣＳ＃１０、荷重；５００
ｇ、回数；３００回で４級）、表面風合い外観は、細デ
ニール繊維主体のため、非常に柔くしなやかであり、フ
ィンガーマーク形成の認められるスエード調高級感を呈
するものである。更に、裏面は弾力性を有する発泡層を
形成しているため、ボリューム感・伸縮性に富み、様々
な形状に成型加工することができる等種々の効果を有す
るものである。
になされており、テーバー摩耗試験機による摩耗テスト
にも十分耐え、（摩耗輪；ＣＳ＃１０、荷重；５００
ｇ、回数；３００回で４級）、表面風合い外観は、細デ
ニール繊維主体のため、非常に柔くしなやかであり、フ
ィンガーマーク形成の認められるスエード調高級感を呈
するものである。更に、裏面は弾力性を有する発泡層を
形成しているため、ボリューム感・伸縮性に富み、様々
な形状に成型加工することができる等種々の効果を有す
るものである。
図面は本発明の１実施例である内装材の概略構成断面図
である。 １；ニードルパンチマット ２；ニードルパンチ加工 ３：裏面結合剤発泡層 ４；自動車内装材
である。 １；ニードルパンチマット ２；ニードルパンチ加工 ３：裏面結合剤発泡層 ４；自動車内装材
Claims (1)
- 【請求項１】１デニール以下の細デニール繊維を５０％
以上と、比較的低温度により熱収縮を生じる熱収縮性繊
維を１０％以上含有する化学繊維とを主体として構成す
る繊維ウエブに、ニードルパンチ加工が施され熱収縮に
よる緻密化を行って得た不織布基材の片面に、発泡剤を
含有する結合剤を塗布してなる発泡層を有する自動車内
装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27851685A JPH0626869B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 自動車内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27851685A JPH0626869B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 自動車内装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62137248A JPS62137248A (ja) | 1987-06-20 |
| JPH0626869B2 true JPH0626869B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=17598375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27851685A Expired - Lifetime JPH0626869B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 自動車内装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626869B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2514193B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1996-07-10 | 旭化成工業株式会社 | 成型性積層シ−ト |
| JP3284729B2 (ja) * | 1994-02-09 | 2002-05-20 | 日産自動車株式会社 | 自動車用遮音材及びその製造方法 |
| JP3326057B2 (ja) * | 1995-09-13 | 2002-09-17 | カネボウ株式会社 | 吸音性繊維製品 |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP27851685A patent/JPH0626869B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62137248A (ja) | 1987-06-20 |
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