JPH0415319Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0415319Y2
JPH0415319Y2 JP1984129648U JP12964884U JPH0415319Y2 JP H0415319 Y2 JPH0415319 Y2 JP H0415319Y2 JP 1984129648 U JP1984129648 U JP 1984129648U JP 12964884 U JP12964884 U JP 12964884U JP H0415319 Y2 JPH0415319 Y2 JP H0415319Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
coating material
spray
opening
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984129648U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6144272U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12964884U priority Critical patent/JPS6144272U/ja
Publication of JPS6144272U publication Critical patent/JPS6144272U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0415319Y2 publication Critical patent/JPH0415319Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、吹付け塗装における塗装材料の飛
散を防止する吹付け塗装装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の塗装材料の吹付け塗装処理では被塗装物
に直接スプレーガンで吹付けるものである。
また、塗装材料が可燃性物質である場合には、
特に、防爆処置を施し、引火等の災害を防止する
為の設備が用いられる。
さらに、スプレーノズルを囲繞するフード体を
もつて塗装材料の飛散を防止するようにした塗装
装置がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の塗装処理にあ
つては、塗装材料の飛散を有効に防止することが
できず、作業者等がこの材料飛沫を吸入し健康を
害する危惧、並びにこの材料飛沫付着による他の
物品の変色、臭気による公害等の問題点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、マニプレータに塗装材料
吹付け管を突設すると共に、この管自由端の吹付
けノズルを塗装材料の飛散空間を画するフード内
で且つ該フード開口部方に向けて開口してなる吹
付け塗装装置において、前記フード内の空間に抜
気管を連通する一方、該フード開口縁部を開口中
央方向に折曲げてその内側に塗装材料回収溝を形
成すると共に、この回収溝に塗装材料排出管を連
通し、且つ前記フードの基部と前記吹付け管とを
当該吹付け管の軸方向に相対動自在に嵌合させた
ことにより、上記問題点を解決することを目的と
している。
〔作用〕
フード内の霧状の塗装材料を抜気管により排出
する一方、フード内壁に付着した塗装材料をフー
ド内側に形成された塗装材料回収溝に収集して塗
装材料の飛散を防止し、該溝部に集まる塗装材料
を排出パイプで排出する。また、塗装材料の種類
や塗装の厚さ等に合わせたり、あるいは塗装材料
のミストを外部に流出させないように、被塗装面
に対するフード先端と吹付け管との各相対位置を
調整する。
〔実施例〕
以下、この考案を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例の全体を示す側
面図であり、第2図は、同実施例の要部を示す断
面図であり、第3図は、同正面図である。
まず、図中1はマニプレータであつて、このマ
ニプレータ1は所定の動作順序で自動的に運動す
るように制御されている。なお、このマニプレー
タ1は基台10に連結されている。
次に、このマニプレータ1の自由端には吹付け
管2を突設し、この管2には給気管12を連通し
てコンプレツサ15をもつて該吹付け管2に空気
を圧送する。さらに、この吹付け管2には塗装材
料供給管11が連通され、該管11の他端部は塗
装材料タンク16内に入れられている。
前記吹付け管2の周面には漏斗状のフード3の
収束部を固着し、吹付けノズル2aをフード3が
囲繞するようにし、このフード3をもつて飛散空
間を区画している。
また、フード3は自由端に向けて拡開し、その
端面は開口している。さらに、その開口縁部は開
口中央に向けて折曲げフード3の使用下部内壁に
塗装材料4が貯積回収される回収溝17を形成し
ている。
さらに、この回収溝17の底部には、排出管1
4を連通し、該管14の他端を、該フード3下方
の回収タンク18内に導いている。
なお、この塗装装置を被塗装面5に使用する場
合、前記フード3の開口部側端と被塗装面5との
間隙を所定の長さに保持するようにマニプレータ
1は動きを制御される。
また、フード3における前記回収溝17よりも
高いレベルにはフード3内空間に連通するように
抜気管13を連通させ、この抜気管13の他端は
エアーポンプ19の吸入口に連結されている。ま
た、エアーポンプ19吐出側にはフイルター20
を装着して霧状の塗装材料を抜気した空気中から
濾過し、その濾過された塗装材料4をタンク20
に貯めて回収タンク18に導いている。
なお、この抜気管13及びエアーポンプ19か
らなる抜気装置をもつて、塗装装置の使用時にお
けるフード3内側の圧力が外気圧と同一又は外気
圧より低くなるようにして、フード3と被塗装面
との間隙から霧状の塗装材料が飛散するのを防止
している。特に、フード3内に負圧を生じさせれ
ば塗装材料の飛散は、より抑制される。
第2図に示すように、フード3はその収束部3
aが吹付け管2に摺動自在に嵌合されている。収
束部3aの外側面には前記摺動方向にラツクギヤ
3bが刻設されていて、このラツクギヤ3bには
ピニオン21が噛合されている。
かかるピニオン21の回動により該フード3は
進退して、そのフード3の開口端部と被塗装面5
との間隔を所定距離に保持する。
なお、このフード3の進退動作は、該フード3
の所定位置に設置した距離検出手段により入力さ
れる検出信号に基づいてピニオン21を回動調節
する制御機構に依るものであつて、前記マニプレ
ータ1の動きと合わせて微調整を可能としてい
る。
第4図は上記実施例の使用状態の一例を示すも
のである。
第4図に示す22はゴンドラであつて、建物6
の屋上に設置した横行装置を備えたクレーン23
により昇降並びに横行操作されるものである。こ
のゴンドラ22には、基台24が搭載され、基台
24にはマニプレータ1が連設されている。かか
る実施例においては、ゴンドラ22が建物の各側
面を縦横上下に移動できるため、そのゴンドラ2
2の移送経路を制御することによつて、自動的に
建物の塗装をすることができる。
さらに、第5図は、この考案を適用した他の一
実施例を示す図である。
第5図に示す吹付け管2は、マニプレータ1の
端部材1aに摺動自在に嵌挿されている。この吹
付け管2の外周面にはその摺動方向に向けてラツ
クギヤ2bを設け、このギヤ2bにピニオン21
を噛合させて、ピニオン21の回動により該吹付
け管2をフード3内において出没させ、吹付けノ
ズル2aの被塗装面5との距離を調節できるもの
とし、塗装の濃さを調節し得るようにしている。
次に、この考案の作用について説明する。
マニプレータ1により自動的にフード3を適宜
位置に調節させフード3の端部が被塗装面5に接
触しないようにしている。また、フード3の開口
端縁が開口部中央に向けて折曲げられている為、
フード3内壁面に付着して流下した塗装材料が回
収溝17に導かれる。この場合、回収溝17に貯
つた液状の塗装材料は排出管14を介して回収タ
ンク18内に導かれる。
なお、これら実施例以外に、この考案において
は、構成の要旨に付随した相当の設計変更が予定
されるものである。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案では、フー
ド内の空間に抜気管を連通したため、フード内を
負圧とし、飛散する霧状の塗装材料を抜気管によ
り回収できる一方、フードの開口部縁の内側に塗
装材料回収溝を形成したため、フード内の壁面に
付着して流下した塗装材料も塗装材料回収溝に導
かれ、塗装材料排出管により回収できる。そのた
め、開口端部から塗装材料が飛散・滴下すること
なくなり、周囲や下方の物の汚損と塗装材料の飛
沫の散逸とを併せて防止することができるという
効果を奏する。
また、フードの基部と吹付け管とを当該吹付け
管の軸方向に相対動自在に嵌合させたため、被塗
装面に対するフード先端と吹付け管との各相対位
置を調整することが可能となる。したがつて、塗
装材料の種類や塗装の厚さ等に合わせ、吹付け管
を最適な位置に設定できると共に、吹付け管の位
置決めから独立して、フードと被塗装面に可及的
に近づけることにより、塗装材料のミストを外部
に全く流出させないようにすることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略図、第
2図は同実施例の要部を示す断面図、第3図は同
正面図、第4図は上記実施例の使用状態の一例を
示す側面図、第5図は同他の一実施例を示す断面
図である。 1……マニプレータ、2……吹付け管、3……
フード、4……塗装材料、17……回収溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装材料吹付け管の吹付けノズルを、塗装材料
    の飛散空間を画成するフード内で且つ該フード開
    口部方に向けて開口してなる吹付け塗装装置にお
    いて、前記フード内の空間に抜気管を連通する一
    方、該フード開口縁部を開口中央方向に折曲げて
    その内側に塗装材料回収溝を形成すると共に、こ
    の回収溝に塗装材料排出管を連通し、且つ前記フ
    ードの基部と前記吹付け管とを当該吹付け管の軸
    方向に相対動自在に嵌合させたことを特徴とする
    吹付け塗装装置。
JP12964884U 1984-08-27 1984-08-27 吹付け塗装装置 Granted JPS6144272U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12964884U JPS6144272U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 吹付け塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12964884U JPS6144272U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 吹付け塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6144272U JPS6144272U (ja) 1986-03-24
JPH0415319Y2 true JPH0415319Y2 (ja) 1992-04-07

Family

ID=30688263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12964884U Granted JPS6144272U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 吹付け塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6144272U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102117214B1 (ko) * 2020-03-26 2020-06-01 유지씨 주식회사 에어 리스 스프레이 건 용 도료 비산 방지 커버 하우징

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4553630B2 (ja) * 2004-05-14 2010-09-29 富士フイルム株式会社 成膜装置及び成膜方法
JP2010264407A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Toyota Motor Corp 塗布装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539365B2 (ja) * 1972-11-29 1978-04-05
JPS5642356B2 (ja) * 1975-04-18 1981-10-03

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539365U (ja) * 1976-07-09 1978-01-26
JPS5445270U (ja) * 1977-09-02 1979-03-28
JPS5642356U (ja) * 1979-09-06 1981-04-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539365B2 (ja) * 1972-11-29 1978-04-05
JPS5642356B2 (ja) * 1975-04-18 1981-10-03

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102117214B1 (ko) * 2020-03-26 2020-06-01 유지씨 주식회사 에어 리스 스프레이 건 용 도료 비산 방지 커버 하우징

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6144272U (ja) 1986-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2745418A (en) Apparatus for cleaning paint spray guns and containers utilized in conjunction therewith
EP3150288B1 (en) Painting facility
EP0457958B1 (en) Spray booth for applying coatings to a substrate and control device therefore
US9192955B2 (en) Device for carrying out surface treatment
JPH0415319Y2 (ja)
KR102018782B1 (ko) 비산 방지가 가능한 도장장치
CN106423692A (zh) 一种罩式防飞溅涂料喷涂装置
KR100579939B1 (ko) 고층건물의 외벽 도장시스템 및 도장공법
JPH06269709A (ja) 飛沫防止塗装の移動作業床装置及びその工法
EP0591162A1 (en) Arrangement for affecting the motions of particles at a movable device
CN208810344U (zh) 一种环保型磁芯表面绝缘层涂覆装置
CN207254628U (zh) 一种环保喷漆水帘箱
CN209715529U (zh) 一种防止刺激性气体外泄的封闭车间
CN105944878A (zh) 一种光固化漆用的干式机械手喷柜
JPH0585229B2 (ja)
CN209502085U (zh) 面漆房
JPS6422372A (en) Robot for painting
JPS6258783B2 (ja)
JPS6238786Y2 (ja)
JPS6058260A (ja) 塗装ブ−ス
CN218796860U (zh) 一种钢构喷漆机
JPS6143569Y2 (ja)
CN219309120U (zh) 一种便于伸缩调节的喷漆机械臂
CN207615054U (zh) 一种喷涂机的增压系统
JPS6333649Y2 (ja)