JPH04152860A - 漂白食品の製造方法 - Google Patents

漂白食品の製造方法

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JPH04152860A
JPH04152860A JP2280317A JP28031790A JPH04152860A JP H04152860 A JPH04152860 A JP H04152860A JP 2280317 A JP2280317 A JP 2280317A JP 28031790 A JP28031790 A JP 28031790A JP H04152860 A JPH04152860 A JP H04152860A
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bleached
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food
catalase
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Ryutaro Fukazawa
深沢 立太郎
Takao Ito
隆夫 伊藤
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Seiwa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、漂白食品の製造方法に係り、更に詳しくは、
漂白食品の製造工程において、食品の漂白に用いた後、
漂白済食品に残存する過酸化水素を分解除去する方法に
関する。
「従来の技術」 変褪色した食品は、たとえ栄養的価値に変りがなくても
、購買意欲を失わせ、ひいては経済的価値を著しく低下
させることになる。そこで、食品業界では、食品本来の
色より鮮やかな色に仕立て上げるため、変褪色した食品
の色素を漂白除去する方法が一般的に行なわれている。
漂白法としては、塩素、亜硫酸塩、過酸化水素を用いる
。なかでも過酸化水素は、強力な酸化力と殺菌力を有す
る無色無臭、透明の液状物質で、人体内でも白血球など
により作られ、病原菌等から人体を守るために使われる
生体の常在成分のってあって、作用(漂白)後は分解し
て、水と酸素になり、有害物質を作らず、漂白済食品の
味。
におい等に影響を与えない等の利点があるため、食品漂
白に適している。
ところが近年になり、動物実験の結果、過酸化水素に弱
いながらも発ガンの可能性が指摘されたため、食品に使
用してもよいが、最終(漂白済)食品に残存してはなら
ないことが1食品衛生法により規制された。
そのため、漂白食品の製造に際しては、漂白に使用した
過酸化水素は、必ず洗浄ないしは分解し、漂白済食品に
残存しないようにする必要が生じた。
この必要を満たす従来法として、カタラーゼにより残存
過酸化水素を分解除去する漂白食品の製造方法が提案さ
れている。カタラーゼは、過酸化水素を分解する酵素で
、カビ、細菌、豚の肝臓から抽出生成されたものが使わ
れている。このカタラーゼを使った従来の製造方法を以
下に示す。
先ず、漂白しようとする食品、例えばニシンがら取った
数の子の生卵を、海水または3%食塩水で洗い、脱血し
た後、飽和食塩水に漬け、固化させる(第1工程)。
次に、この数の子を、過酸化水素0.5〜3%溶解した
10〜15%の塩水に2〜4日浸漬し、漂白する(第2
工程)。
水洗いにより、数の子に付着した過酸化水素を洗い流す
(第3工程)。
カタラーゼを所定量含ませた食塩水に数の子を浸漬し、
カタラーゼの活性により、残存過酸化水素の分解を行な
う(第4工程)。
数の子の表面に付着したカタラーゼを洗い流す(第5工
程)。
この数の子を、塩締めのため、飽和食塩水に浸漬する(
第6エ程)。
最後にこれを水切りした後、包装して製品にする(第7
エ程)。
[発明が解決しようとする課題] ところが上記従来法では、カタラーゼの添加工程(第4
工程)で様々な問題が生じている。
第一に、カタラーゼは、食塩水中で経時的に失活し、過
酸化水素分解力が著しく減少するので、その活性維持の
ため、カタラーゼを、その後数回、例えば24時間後(
第2回目添加)、必要があれば48時間後(第3回目添
加)というように頻回添加を行なう必要がある。
第二に、カタラーゼの活性は、溶液のpH,14度、食
塩水濃度によっても左右されてしまう1例えば、カタラ
ーゼを含んだ処理液温度が低下するにしたがい、活性が
悪くなるので、添加量増量の必要が生じ、処理日数も多
くなる。また、添加量が必要量より少ないと、過酸化水
素が漂白済の数の子に残るので、これを測定限界値以下
まで除去するには、やはり処理日数を延長せざるを得な
い。
また、上記従来法では、カタラーゼの洗浄処理が不可欠
であって、余分な工程を必要としている。
本発明は、漂白食品の製造工程において漂白に使用した
残存過酸化水素の分解除去を、経時的活性の変化や、使
用条件の変化による活性の変動を考慮することなく行な
えて、漂白処理時間と漂白食品の製造工程の短縮化を図
ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明者は、長年にわたり、漂白食品、とりわけ魚卵の
漂白加工につき鋭意研究を重ね、カタラーゼ以外の物質
による過酸化水素分解方法につき検討してきた結果、白
金にその効果があることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明方法は、漂白しようとする食品を過酸化
水素により漂白し、漂白済食品に残存する過酸化水素を
分解除去するに際し、この分解除去を、白金または白金
吸着体で行なうことを特徴とするものである。
白金は、同期系の第1族に属する分子量195.1の銀
に似た白色の金属で、還元触媒、1!I化触媒としての
機能を有しており、広く化学工業界で使われているが1
食品業界では使われたことはない。
この白金の触媒能の一つに、過酸化水素分解作用があり
、白金のこの作用を利用して漂白済食品に残存する過酸
化水素を分解除去するのが、本発明方法の骨子である。
金属である白金で過酸化水素の分解を行なうので、温度
、塩濃度等の影響を受けにくく、また。
繰り返しの使用ができ、従来法でのカタラーゼのように
、頻回処理は必要とせず、カタラーゼの洗浄工程も不要
である。したがって、処理時間および処理工程を短縮化
することができる。また、カタラーゼのように経時的な
活性の変化や、使用条件の変化による活性の変動を考慮
する必要もなくなる。
白金の過酸化水素分解作用は、過酸化水素と白金の接触
面積に比例するので、白金は1表面積が広いほどよく、
塊のままよりは膠質状あるいは微粒子状にするのが好ま
しい0例えば、白金ゾル、白金黒あるいは白金海綿にす
る。また、白金の微粒子を水不溶性の担体の表面に付着
あるいは吸着させることもできる。この白金吸着体とし
て、白金アスベスト、白金−活性炭、白金−炭酸カルシ
ウム、白金−アルミナ等が挙げられる。
白金または白金吸着体は、水及び酸素の透過性のある袋
、容器等に入れ、漂白済食品に直接接触しないようにす
る。また、白金または白金吸着体をプラスチック等の合
成樹脂に練り込み、ザル、アミあるいは容器状に成形し
て使用することもできる。この場合は、これらの繰込み
成形容器を過酸化水素分解工程で使用することになる。
「発明の実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する
が1本発明はこれによって限定されるものではない。
(実施例1) 2%過酸化水素含有の10%食塩水に2日間浸漬し、漂
白を終えた数の子1kgを水洗した0次に、白金を5%
(=/= )含む白金−活性炭が3.0g入った10%
食塩水3J2中に、この漂白数の子を浸漬した。過酸化
水素の分解が進むにつれ、生じた酸素により数の子が浮
上するので、浮かないように落し蓋をした。水温は、1
5℃と5℃の二種に設定した。
24、48.72時間後に漂白数の子を取り出し、表面
を軽く洗った後、数の子に残存する過酸化水素を電極法
(オリチクター■、オリエンタル電気■製)により測定
した。測定結果を第1表の処理区に示す。
対照区として、白金−活性炭の代わりにカタラーゼ(商
品名ニサンジールーし、三共フーズ■製)を1.5−β
ずつ、スタート時、24時間後、48時間後に添加した
(計4.511E ) 、水温は、処理区と同じ15℃
と5℃の二種に設定。
24.48.72時間後に数の子を取り出し、表面を軽
く洗った後、数の子に残存する過酸化水素を処理区と同
様の方法で測定した。測定結果は第1表の対照区に示す
。表中、NDは、測定限界(数の子中0.1ppm)以
下を示している。
第1表 H,0□残存量fpp■) 水温15℃ 処理区 対照区 57.5 39.2 48  72(経過時間) ND   ND O,I  ND 水温5℃ 処理区  290.0 19.I  ND対照区  4
20,7 36.2  (L4(実施例2) 実施例1と同じ方法で数の子を処理した後、使用した白
金−活性炭を液から回収した0回収した白金−活性炭を
水洗した後、10%食塩水3I2に入れ、ついで漂白数
の子1kgを浸漬した。48時間後、72時間後に数の
子を取り出し、残存する過酸化水素を実施例1と同様の
方法で測定した。
使用した白金−活性炭を再び液から回収し、すでに2回
使用した白金−活性炭を上記同様の方法で延べ10回繰
り返し使用し試験したが、頻回使用の白金−活性炭でも
、過酸化水素分解力は実質的に低下していなかった。
(実施例3) 水に戻した褐変乾燥フカヒレ1kgを1.5%の過酸化
水素溶液2ρ中に浸漬し、24時間漂白した。
漂白後、流水にて水洗した後、微細孔のあるポリエチレ
ン袋に入れた白金−アスベスト5gを水2β中に投入し
、これに漂白フカヒレを浸漬し、冷蔵庫中に24時間置
き、その後過酸化水素を測定したところ、残存過酸化水
素は測定限界値以下であった。漂白フカヒレ中の測定限
界は0.lppmであった。
(比較例) 実施例3と同様に、水に戻した後、1.5%過酸化水素
溶液中でフカヒレを漂白した。漂白後、流水にて3時間
水洗した。その状態で過酸化水素を測定したところ、1
50〜200pp■の残存が認められた。
「発明の効果」 以上のように本発明方法は、漂白食品の製造工程におい
て、漂白済食品に残存する過酸化水素の分解を、白金ま
たは白金吸着体で行なうことで、分解が容易となり、そ
の処理時間および処理工程を短縮することができた。
特許出願人   成和化成株式会社 同 仕理人   笹 山 善 美

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)漂白しようとする食品を過酸化水素により漂白し
    、漂白済食品に残存する過酸化水素を分解除去するに際
    し、この分解除去を、白金または白金吸着体を用いて行
    なうことを特徴とする漂白食品の製造方法。
JP2280317A 1990-10-18 1990-10-18 漂白食品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0751056B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191940A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Yakult Honsha Co Ltd モズク抽出物の品質改良法およびモズク抽出物
CN114209033A (zh) * 2021-11-04 2022-03-22 厦门东海洋食品有限公司 一种飞鱼籽加工工艺

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191940A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Yakult Honsha Co Ltd モズク抽出物の品質改良法およびモズク抽出物
CN114209033A (zh) * 2021-11-04 2022-03-22 厦门东海洋食品有限公司 一种飞鱼籽加工工艺
CN114209033B (zh) * 2021-11-04 2024-01-12 厦门东海洋食品有限公司 一种飞鱼籽加工工艺

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