JPH0415232Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415232Y2 JPH0415232Y2 JP1989068475U JP6847589U JPH0415232Y2 JP H0415232 Y2 JPH0415232 Y2 JP H0415232Y2 JP 1989068475 U JP1989068475 U JP 1989068475U JP 6847589 U JP6847589 U JP 6847589U JP H0415232 Y2 JPH0415232 Y2 JP H0415232Y2
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- JP
- Japan
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- expansion member
- tubular organ
- coil
- shape
- ureter
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- Expired
Links
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- 210000000626 ureter Anatomy 0.000 description 14
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Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、例えば尿管、血管、食道、気管など
の人体の管状気管を拡張するための管状器官の拡
張部材に関する。
の人体の管状気管を拡張するための管状器官の拡
張部材に関する。
「従来の技術」
人体の管状器官の治療に際して、管状器官を外
科的に拡張させることが有効な場合がある。
科的に拡張させることが有効な場合がある。
例えば腎結石を衝撃波で破壊する治療において
は、破壊後の石を取出すために尿管を拡張して取
り出しやすくしている。
は、破壊後の石を取出すために尿管を拡張して取
り出しやすくしている。
また、小児の気管支軟化症などにおいて、気管
支が閉塞され、呼吸障害を起こすことが知られて
おり、このような場合にも外科的な手段によつて
気管支を拡張させる治療が行なわれている。
支が閉塞され、呼吸障害を起こすことが知られて
おり、このような場合にも外科的な手段によつて
気管支を拡張させる治療が行なわれている。
更に、粥状動脈硬化症などにおいても、外科的
な手段によつて血管の狭窄部を拡張する治療が行
なわれている。
な手段によつて血管の狭窄部を拡張する治療が行
なわれている。
このような管状器官の拡張方法として、管状器
官内に合成樹脂、金属などからなる拡張部材を挿
入し、強制的に管状器官を拡張する方法が知られ
ている。
官内に合成樹脂、金属などからなる拡張部材を挿
入し、強制的に管状器官を拡張する方法が知られ
ている。
この方法は、管状器官にカテーテルなどのガイ
ドチユーブを挿入し、このチユーブを通して拡張
部材を挿入するだけでよく、患部を切り開くなど
の大がかりな手術を必要としないため、手術が容
易で患者に与える負担が少ないという利点を有し
ている。
ドチユーブを挿入し、このチユーブを通して拡張
部材を挿入するだけでよく、患部を切り開くなど
の大がかりな手術を必要としないため、手術が容
易で患者に与える負担が少ないという利点を有し
ている。
上記のような拡張部材としては、ガイドチユー
ブに挿入することができ、しかもガイドチユーブ
から押し出された後、管状器官を効果的に拡張で
きるように拡径されるものが好ましい。
ブに挿入することができ、しかもガイドチユーブ
から押し出された後、管状器官を効果的に拡張で
きるように拡径されるものが好ましい。
「考案が解決しようとする課題」
本出願人は、上記のような管状器官拡張部材と
して、管状器官内部に押し出されたとき体温によ
つて逆変態し拡張した形状となる形状記憶合金か
らなる拡張部材を既に提案している(実願昭63−
168005号参照)。この拡張部材は、例えば全体と
してコイル形状をなし、縮径させた状態でカテー
テル等のガイドチユーブ内に挿入し、プツシヤで
管状器官内に押し出すと、形状復帰して拡径する
ものである。
して、管状器官内部に押し出されたとき体温によ
つて逆変態し拡張した形状となる形状記憶合金か
らなる拡張部材を既に提案している(実願昭63−
168005号参照)。この拡張部材は、例えば全体と
してコイル形状をなし、縮径させた状態でカテー
テル等のガイドチユーブ内に挿入し、プツシヤで
管状器官内に押し出すと、形状復帰して拡径する
ものである。
しかしながら、上記の拡張部材においては、例
えばコイル形状をなす場合、ガイドチユーブから
押し出したとき、管状器官の収縮力によつてコイ
ルの先端のループが倒れて、コイルの後方部分の
ループもそのまま倒れた状態で挿入されてしまう
ことがあつた。このようにコイルのループが倒れ
たり、あるいは変形したりすると(以後、この現
象を挫屈と称する)、管状器官内の流路を効果的
に拡張することができず、場合によつては閉塞し
てしまう結果となることがあつた。
えばコイル形状をなす場合、ガイドチユーブから
押し出したとき、管状器官の収縮力によつてコイ
ルの先端のループが倒れて、コイルの後方部分の
ループもそのまま倒れた状態で挿入されてしまう
ことがあつた。このようにコイルのループが倒れ
たり、あるいは変形したりすると(以後、この現
象を挫屈と称する)、管状器官内の流路を効果的
に拡張することができず、場合によつては閉塞し
てしまう結果となることがあつた。
したがつて、本考案の目的は、全体としてコイ
ル形状をなす管状器官の拡張部材において、管状
器官内に挿入したときの挫屈を防止することによ
り、管状器官の拡張効果が確実に得られるように
したものを提供することにある。
ル形状をなす管状器官の拡張部材において、管状
器官内に挿入したときの挫屈を防止することによ
り、管状器官の拡張効果が確実に得られるように
したものを提供することにある。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するため、本考案は、人体の管
状器官内に縮小させた状態で挿入して、形状復帰
させることにより管状器官を拡張させる形状記憶
合金からなるコイル形状の拡張部材において、少
なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイル形状
をなしていることを特徴とする。
状器官内に縮小させた状態で挿入して、形状復帰
させることにより管状器官を拡張させる形状記憶
合金からなるコイル形状の拡張部材において、少
なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイル形状
をなしていることを特徴とする。
また、本考案の好ましい態様においては、拡張
部材として、体温より高い温度の変態点をもつ形
状記憶合金を用いられる。
部材として、体温より高い温度の変態点をもつ形
状記憶合金を用いられる。
「作用」
本考案の管状器官の拡張部材は、上記のように
少なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイル形
状をなしているので、テーパ状に縮径された端部
におけるコイルの剛性を高めて、管状器官の収縮
力に対して挫屈しにくくすることができる。
少なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイル形
状をなしているので、テーパ状に縮径された端部
におけるコイルの剛性を高めて、管状器官の収縮
力に対して挫屈しにくくすることができる。
この拡張部材をカテーテル等のガイドチユーブ
に挿入し、テーパ状に縮径された端部の方からプ
ツシヤで管状器官内に押し出すと、上記端部は剛
性が高いので挫屈することなく押し出され、先端
が挫屈しないで押し出されると、コイルの後に続
く部分も挫屈することなく押し出される傾向があ
るため、コイル全体を挫屈させないで、すなわち
ループが倒れたり、変形したりすることなく、管
状器官内に挿入することができる。
に挿入し、テーパ状に縮径された端部の方からプ
ツシヤで管状器官内に押し出すと、上記端部は剛
性が高いので挫屈することなく押し出され、先端
が挫屈しないで押し出されると、コイルの後に続
く部分も挫屈することなく押し出される傾向があ
るため、コイル全体を挫屈させないで、すなわち
ループが倒れたり、変形したりすることなく、管
状器官内に挿入することができる。
そして、管状器官内に挿入された拡張部材は、
体温によつて、あるいはガイドチユーブを通して
温水等を流すことによつて逆変態し、形状復帰し
て、挫屈することなく元の形状に拡径するので、
管状器官を確実に拡張することができる。
体温によつて、あるいはガイドチユーブを通して
温水等を流すことによつて逆変態し、形状復帰し
て、挫屈することなく元の形状に拡径するので、
管状器官を確実に拡張することができる。
「実施例」
第1図には、本考案による拡張部材の一実施例
が示されている。
が示されている。
この拡張部材12は、全体としてコイル形状を
なし、コイルの一方の端部12aがテーパ状に縮
径された形状をなしている。そして、この拡張部
材12は、体温より高い温度、好ましくは38〜50
℃の変態点をもつ形状記憶合金で形成されてい
る。ただし、本考案においては、体温より低い温
度の変態点をもつ形状記憶合金を採用することも
できる。
なし、コイルの一方の端部12aがテーパ状に縮
径された形状をなしている。そして、この拡張部
材12は、体温より高い温度、好ましくは38〜50
℃の変態点をもつ形状記憶合金で形成されてい
る。ただし、本考案においては、体温より低い温
度の変態点をもつ形状記憶合金を採用することも
できる。
この拡張部材12において、縮径をaとし、縮
径されていない方のコイル径をD1、縮径されて
いる方のコイル径をD2とすると、a/D1<a/
D2となる。一般にコイルの剛性は、線径/コイ
ル径が大きいほど高くなるので、縮径された方の
端部12aにおいては剛性が高められて挫屈しに
くくなつている。
径されていない方のコイル径をD1、縮径されて
いる方のコイル径をD2とすると、a/D1<a/
D2となる。一般にコイルの剛性は、線径/コイ
ル径が大きいほど高くなるので、縮径された方の
端部12aにおいては剛性が高められて挫屈しに
くくなつている。
したがつて、この拡張部材12を管状器官の閉
塞部に挿入するとき、一方の端部12aの方から
挿入することによつてコイルの挫屈を防止して、
コイルの挿入を容易にするとともに、管状器官を
確実に拡張させることができる。
塞部に挿入するとき、一方の端部12aの方から
挿入することによつてコイルの挫屈を防止して、
コイルの挿入を容易にするとともに、管状器官を
確実に拡張させることができる。
第2図〜第7図は、第1図に示した本考案の拡
張部材12を用いて尿管を拡張する方法を示して
いる。
張部材12を用いて尿管を拡張する方法を示して
いる。
第2図において、21は膀胱、22は尿管であ
り、尿管22の入口からガイドワイヤー23を挿
入する。
り、尿管22の入口からガイドワイヤー23を挿
入する。
第3図に示すように、ガイドワイヤー23の外
周にカテーテル24を差し込み、カテーテル24
をガイドワイヤー23に沿つて尿管22内に挿入
する。
周にカテーテル24を差し込み、カテーテル24
をガイドワイヤー23に沿つて尿管22内に挿入
する。
第4図に示すように、カテーテル24内からガ
イドワイヤー23を引き抜く。
イドワイヤー23を引き抜く。
第5図に示すように、カテーテル24内に第1
図に示した拡張部材12を挿入し、プツシヤ25
でカテーテル24先端に押し込む。このとき、縮
径された方の端部12aからカテーテル24内に
挿入する。
図に示した拡張部材12を挿入し、プツシヤ25
でカテーテル24先端に押し込む。このとき、縮
径された方の端部12aからカテーテル24内に
挿入する。
第6図に示すように、拡張部材12をカテーテ
ル24先端から尿管22に押し出す。このとき、
拡張部材12は剛性の高い縮径された方の端部1
2aから尿管22内に押し出されるため、挫屈す
ることがなくなり、尿管22内を確実に拡張する
ことができる。
ル24先端から尿管22に押し出す。このとき、
拡張部材12は剛性の高い縮径された方の端部1
2aから尿管22内に押し出されるため、挫屈す
ることがなくなり、尿管22内を確実に拡張する
ことができる。
なお、この実施例の拡張部材12は、体温より
高い温度、好ましくは38〜50℃の変態点をもつ形
状記憶合金で形成されているので、尿管22内に
押し出されても直ちに形状復帰することなく、縮
径された形状を維持している。したがつて、この
時点で内視鏡等によつて位置を確認しつつ拡張部
材12を移動させて正確に位置決めすることがで
きる。
高い温度、好ましくは38〜50℃の変態点をもつ形
状記憶合金で形成されているので、尿管22内に
押し出されても直ちに形状復帰することなく、縮
径された形状を維持している。したがつて、この
時点で内視鏡等によつて位置を確認しつつ拡張部
材12を移動させて正確に位置決めすることがで
きる。
第7図に示すように、カテーテル24を通して
拡張部材12を形成する形状記憶合金の変態点以
上の温度の温水26を注入し、拡張部材12を形
状復帰させて拡張させる。その結果、尿管22が
拡張され、破壊された腎結石などを取り出しやす
くすることができる。
拡張部材12を形成する形状記憶合金の変態点以
上の温度の温水26を注入し、拡張部材12を形
状復帰させて拡張させる。その結果、尿管22が
拡張され、破壊された腎結石などを取り出しやす
くすることができる。
なお、患部が完治して拡張部材12を取り出す
必要が生じた場合は、チユーブを尿管22内に挿
入し、チユーブを通して鉗子を挿入し、鉗子で拡
張部材12の線の端部を把持させ、チユーブ内に
引張り込むことにより、組織を傷付けることなく
容易に取り出すことができる。
必要が生じた場合は、チユーブを尿管22内に挿
入し、チユーブを通して鉗子を挿入し、鉗子で拡
張部材12の線の端部を把持させ、チユーブ内に
引張り込むことにより、組織を傷付けることなく
容易に取り出すことができる。
「考案の効果」
以上説明したように、本考案の拡張部材によれ
ば、少なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイ
ル形状をなすので、縮径された方の端部から管状
器官内に挿入することによつて、コイルを挫屈さ
せることなく、正しい形状で管状器官内に配置さ
せ、その状態で形状記憶合金の形状復帰力により
拡径させることができる。したがつて、管状器官
を確実に拡張することができる。
ば、少なくとも一端がテーパ状に縮径されたコイ
ル形状をなすので、縮径された方の端部から管状
器官内に挿入することによつて、コイルを挫屈さ
せることなく、正しい形状で管状器官内に配置さ
せ、その状態で形状記憶合金の形状復帰力により
拡径させることができる。したがつて、管状器官
を確実に拡張することができる。
第1図は本考案の拡張部材の一実施例を示す側
面図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図
及び第7図は本考案の拡張部材を用いて尿管を拡
張する方法を順序に従つて示す説明図である。 図中、12は拡張部材、12aは端部、22は
尿管、24はカテーテル、25はプツシヤ、26
は温水である。
面図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図
及び第7図は本考案の拡張部材を用いて尿管を拡
張する方法を順序に従つて示す説明図である。 図中、12は拡張部材、12aは端部、22は
尿管、24はカテーテル、25はプツシヤ、26
は温水である。
Claims (1)
- 人体の管状器官内に縮小させた状態で挿入し
て、形状復帰させることにより管状器官を拡張さ
せる形状記憶合金からなるコイル形状の拡張部材
において、少なくとも一端がテーパ状に縮径され
たコイル形状をなしていることを特徴とする管状
器官の拡張部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068475U JPH0415232Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068475U JPH0415232Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037840U JPH037840U (ja) | 1991-01-25 |
JPH0415232Y2 true JPH0415232Y2 (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=31602948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989068475U Expired JPH0415232Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0415232Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6282975A (ja) * | 1985-10-05 | 1987-04-16 | 井上 寛治 | 管腔臓器内留置器具 |
JPS63160644A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-04 | オリンパス光学工業株式会社 | 生体管路拡張具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6446477A (en) * | 1987-08-13 | 1989-02-20 | Terumo Corp | Catheter |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1989068475U patent/JPH0415232Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6282975A (ja) * | 1985-10-05 | 1987-04-16 | 井上 寛治 | 管腔臓器内留置器具 |
JPS63160644A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-04 | オリンパス光学工業株式会社 | 生体管路拡張具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH037840U (ja) | 1991-01-25 |
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