JPH04151347A - パッセンジャー席用エアバッグケースの補強構造 - Google Patents

パッセンジャー席用エアバッグケースの補強構造

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JPH04151347A
JPH04151347A JP2276668A JP27666890A JPH04151347A JP H04151347 A JPH04151347 A JP H04151347A JP 2276668 A JP2276668 A JP 2276668A JP 27666890 A JP27666890 A JP 27666890A JP H04151347 A JPH04151347 A JP H04151347A
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Japan
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air bag
opening
airbag case
vehicle
peripheral wall
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JP2276668A
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Masayuki Yoshikawa
雅之 吉川
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両急減速時にパッセンジャー席側へ向けて
膨出する袋体が折り畳まれた状態で格納されているパッ
センジャー席用エアバッグケースの補強構造に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕エアバ
ッグ装置、例えば助手席側に配設されるタイプのエアバ
ッグ装置では、車両急減速時に作動する起動装置、この
起動装置が作動することにより燃焼して大量のガスを発
生するインフレーク等の機能部品がインストウルメント
パネルの車両前方側に配設されている。また、インスト
ウルメントパネルの一部には、車両急減速時に助手席側
へ向けて膨出する袋体によって回動して開くエアバッグ
ドアが配設されている。
この種のエアバッグ装置は、第8図に示されるように、
円筒形状のインフレーク100を覆い、かつ折り畳まれ
た状態の袋体(図示省略)を格納するためのエアバッグ
ケース102を備えている。
このエアバッグケース102は長手方向の両端面が閉止
された略円筒形状とされており、また袋体を膨出させる
ための矩形状の開口部104を備えている。車両急減速
時になると、エアバッグ装置内の図示しない起動装置が
作動してインフレーク100内に封入されたガス発生物
質が大量のガスを発生し、このガスがインフレーク10
0の周面に形成されたガス孔105を通って袋体内へ流
入する。これにより、袋体が助手席に着座する乗員へ向
けて膨出して、車両急減速時の衝撃から乗員は保護され
る。
しかしながら、このエアバッグ装置では、エアバッグケ
ース1020車両上方側の周縁部102A、車両下方側
の周縁部102Bに袋体の膨出動作による車両上下方向
への変位に対する補強対策が採られていないので、第9
図に示されるように周縁部102A、102Bが変形す
る(なお、第9図には、第8図のエアバッグケース10
2の変形後の開口部104を第10図の矢印り方向から
見た状態が示されており、また変形前の車両上方側の周
縁部102Aの下縁及び車両下方側の周縁部102Bの
上縁が二点鎖線で示されている)。
このように変形した場合、塑性変形が生じる部位は開口
部104の角となるA1〜A4線矢視部分と車両上方側
の周縁部102A及び車両下方側の周縁部102Bの長
手方向中間部であるA5、へ6線矢視部分との合計6ケ
所である。これらの塑性変形が生じる部位の内、車両上
方側の周縁部102A、車両下方側の周縁部102Bの
辺長が車両幅方向側の周縁部102Cの辺長よりも長い
ことに起因して、A5、A6線矢視部分でのエア/<ラ
グケース102の車両上下方向への変位量Xが最大とな
る。
この最大変位量を抑えるために、第10図に示される補
強カバー106が案出されている。この補強カバー10
6では、カバー本体108の矩形開口110の車両上方
側の周縁部108A及び車両幅方向両側の周縁部108
B、108Cにそれぞれフランジ112.114.11
6が設けられている。これらのフランジ112.114
.116は互いに離反する方向へ略直角に屈曲されてい
る。また、矩形開口110の車両下方側の周縁部108
Dには、車両前後方向に沿って切断した切断面の形状が
L字形とされたL型プレート118が固着されている。
なお、この補強構造と類似の構造が、実開昭58−97
G67号公報に開示されている。
この補強構造によれば、第11図に示されるように、補
強カバー106の車両上下方向への変位量Yは、前述し
た補強されていないエアバッグケース102の変位量X
よりも抑えることができる。
しかしながら、この構造では、矩形開口110の車両上
方側の周縁部108A、車両下方側の周縁部108Dは
これらの長手方向に沿って一様に補強されているため、
塑性変形が生じる部位自体は第10図に示される場合と
同じであり、81〜B6線矢視部分の合計6ケ所である
。このため、B5、B6矢視部分が依然として車両上下
方向へ最大変位するという不具合があった。また、この
不具合を解消するために更に補強することも考えられる
が、エアバッグ装置の総重量の低減及び小型化の要請に
反するので、おのずと限界がある。
上記事実を考慮し、本発明は、変形後の開口部の周縁部
の最大変位量を十分に小さくすることができるパッセン
ジャー速用エアバッグケースの補強構造を得ることが目
的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るパッセンジャー速用エアバッグケースの補
強構造は、車両急減速時にパッセンジャー摩剥へ向けて
膨出する袋体が折り畳まれた状態で格納されていると共
に前記袋体が膨出するための開口部を備えたエアバッグ
ケースに適用されるパッセンジャー速用エアバッグケー
スの補強構造であって、前記エアバッグケースのみに前
記袋体の膨出動作による押圧力が加わった場合に最大変
位する前記開口部の少なくとも一の周縁部分を含んでか
つ前記開口部の周縁に沿って設けられた補強部と、前記
補強部の前記周縁部分から前記開口部の周縁に沿って離
間した両側に設けられた脆弱部と、を有することを特徴
としている。
〔作用〕
上記構成によれば、車両急減速時になると、工アバラグ
ケース内に折り畳まれた状態で格納されていた袋体がパ
ッセンジャー摩剥へ向けて膨出する。これにより、パッ
センジャー席に着座する乗員は保護される。
この際、袋体の膨出動作によるエアバッグケースへの押
圧力は、脆弱部に集中してこれを変位させる。ここで、
脆弱部は、前記押圧力がエアバッグケースのみに加わっ
た場合に最大変位する開口部の少なくとも一の周縁部分
を含んでかつ前記開口部の周縁に沿って設けられた補強
部の前記周縁部分から開口部の周縁に沿って離間した両
側に設けられている。このため、脆弱部を変位させた分
だけ、前記周縁部分に作用する押圧力は減少する。
押圧力が減少することに加え、補強部によって前記周縁
部分は補強されているので、この周縁部分での変位量は
十分に抑えられて小さくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパッセンジャー席用エ
アバッグケースの補強構造は、変形後の開口部の周縁部
の最大変位量を十分に小さくすることができるという優
れた効果を有する。
〔実施例〕
第2図には、本実施例に係るエアバッグ装置10を備え
た車両12が示されている。このエアバッグ装置10は
、パッセンジャー席としての助手席14の車両前方側に
配設されたインストゥルメントパネル16の車両略前方
側に設けられている。
エアバッグ装置10はエアバッグドア18を備えており
、このエアバッグドア18は後述するエアバッグケース
20に図示しない取付手段を介して回転可能に取付けら
れている。
このエアバッグドア18の車両前方側には、第1図に示
されるように長手方向が車両幅方向となるように略円筒
形状のエアバッグケース20が配置されている。このエ
アバッグケース20の車両前後方向に沿って切断した切
断面の形状は、略C字形状とされている。また、エアバ
ッグケース20には助手席14側へ向けて矩形状に開口
された開口部22が設けられており、この開口部22は
通常の車両走行時には前述したエアバッグドア18で閉
止されている。上記エアバッグケース20は、開口部2
2の車両上方側の周縁部である上部周縁壁2OA、開口
部220車両下方側の周縁部である下部周縁壁20B、
上部周縁壁2OAと下部周縁壁20Bとの間を円弧面で
繋いでいる屈曲壁20C及び上部周縁壁2OA、屈曲壁
20C1下部周縁壁20Bの両端面を閉止している閉止
壁20Dを有している。なお、これらの上部周縁壁2O
A、下部周縁壁20B、屈曲壁20C及び閉止壁20D
は一体形成されている。
このエアバッグケース20内には、袋体24が折り畳ま
れた状態で格納されている。この袋体24は、第1図に
二点鎖線で示されるように、車両急減速時になると後述
する大量のガスによって助手席14側へ向けて膨出する
インフレーク26は軸方向両端部が閉止された円筒形状
とされ、その軸方向両端部以外の部分が袋体24内に収
容されている。インフレーク26の軸方向両端部はエア
バッグケース20の閉止壁20Dに形成された円孔を貫
通して係止されている。また、インフレーク26の周面
には、その半径方向の車両略下方側及び車両略下方側に
ガス孔28が形成されている(なお、第1図には車両略
下方側のガス孔28のみ示されている)。ガス孔28は
、インフレーク26の軸方向に沿って複数個設けられて
いる。さらに、インフレーク26には図示しない回り止
めが設けられており、ガス孔28が常に車両略下方側及
び車両略下方側に位置しているように位置決めされてい
る。
このエアバッグケース20の上部周縁壁2OA及び下部
周縁壁2OBには、これらの助手席14側の端縁が互い
に離反する方向へ向けて略直角に屈曲されたフランジ3
0.32が設けられている。
これらのフランジ30.32が補強部である。各フラン
ジ30.32の屈曲方向は、袋体24の膨出時に袋体2
4がエアバッグケース20をその内方から外方へ向けて
押圧する方向、すなわちエアバッグケース20の変位方
向とされている。
また、フランジ30には、その長手方向の両端部付近に
脆弱部としての切欠き34.36が形成されている。同
様にフランジ32には、その長手方向の両端部付近に切
欠き38.40が形成されている。各切欠き34.36
.38.40は半円形状とされており、開口部22側へ
向くように切り欠かれている。このため、フランジ30
.32の切欠き34.36.38.40が形成された部
分には、フランジ30.32による補強効果は殆ど働か
ない。
第3図に示されるように、車両急減速時に袋体24が膨
出した状態では、エアバッグケース20の開口部22の
角(上部周縁壁20A、下部周縁壁20Bが閉止壁20
Dと出会う部位)となる01〜04線矢視部分及び切欠
き34.36.38.40が形成された05〜08線矢
視部分の合計8ケ所に塑性変形が生じている。第3図に
おいて二点鎖線で示されるのは、フランジ30の下縁、
フランジ32の上縁である。
また、C5線矢視部分と08線矢視部分との間の上部周
縁壁2OA及び06線矢視部分とC7線矢視部分との間
の下部周縁壁2OBの車両前後方向への変位量Zは均一
になっており、第11図に示される従来構造で生じた変
位量Yよりも小さくなっている。
なお、第1図には図示していないがこのインフレーク2
6内には、その軸方向の一方の端部付近に配置され起動
装置が作動することによって発火する円柱形状の雷管、
この雷管と同軸上に配置されて雷管が発火した際に生じ
る火花を成長させる伝爆剤、この伝爆剤によって成長さ
れた熱エネルギーによって燃焼し大量かつ高温のガスを
発生するガス発生物質、さらにガス発生物質が燃焼した
際の砕片の除去及び高温のガスを冷却するための複数種
類のフィルタが収容されている。また、この起動装置は
助手席14に設けられた図示しない着座センサと接続さ
れており、助手席14に乗員が着座している場合のみ作
動するようになっている。
以下に、本実施例の作用を説明する。
通常の車両走行状態では、図示しない起動装置は作動し
ないので、袋体24が助手席14側へ向けて膨出するこ
とはない。従って、エアバッグケース20は変形前の状
態にあり、フランジ30の下縁及びフランジ32の上縁
は第3図に二点鎖線で示される位置にある。
この状態から車両急減速時になると、起動装置が作動し
て雷管を発火させ、伝爆剤を介してガス発生物質が燃焼
する。このため、大量のガスがガス孔28を通って袋体
24内へ流入する。従って、袋体24は、第1図に二点
鎖線で示されるように助手席14 側へ向けて膨出し、
インストゥルメントパネル16 (第2図参照)と助手
席14に着座する乗員との間に介在されてこの乗員を車
両急減速時の衝撃から確実に保護する。
ここで、袋体24が膨出する際に、この袋体24によっ
てエアバッグケース2oの上部周縁壁20A及び下部周
縁壁2OBは、その内方から外方へ(互いに離反する方
向へ)向けてと押圧される。
ところが、この押圧力は第3図に示されるように切欠き
34.36.38.40によって脆弱化された05〜0
8線矢視部分に集中し、05〜c8線矢視部分を塑性変
形させることによりある程度吸収される。このため、フ
ランジ30の05線矢視部分とC8線矢視部分との中間
点付近、フランジ32の06線矢視部分と07線矢視部
分との中間点付近に作用する押圧力が減少する。しかも
、これらの中間点付近には変位方向である車両上方方向
と直交する方向に沿って設けられたフランジ30.32
の補強効果が効いているので、エアバッグケース20の
変形後の状態は第3図に示されるようになり、すなわち
エアバッグケース20の変位量Zは抑えられて小さくな
る。
このように本実施例では、エアバッグケース20にフラ
ンジ30.32が設けられ、このフランジ30.32の
両端部付近に切欠き34.36.38.40が形成され
ているので、袋体24の膨出によるエアバッグケース2
0の車両前後方向への変位量を抑えることができる。こ
のた杓、変形後ノエアハッグケース20によるインスト
ウルメントパネル16に作用する力を減少させることが
できる。
なお、本実施例では、補強部としてフランジ30.32
がエアバッグケース20の開口部22の上部周縁壁2O
A及び下部周縁壁20Bに設けられ、これらの上部周縁
壁2OA及び下部周縁壁20Bに脆弱部としての切欠き
34.36.38.40が各々形成されているが、これ
に限らず袋体24の膨出動作によって最大変位する開口
部22の少なくとも一の周縁部分を含んでかつ開口部2
2の周縁に沿って補強部が設けられ、この補強部の前記
周縁部分から開口部22の周縁に沿って離間した両側に
脆弱部が設けられた構造であればすべて適用することが
できる。
例えば、第4図に示されるエアバッグケース41では、
補強部としての矩形プレート42がエアバッグケース4
1の上部周縁壁41Aの車両上方側の面及び下部周縁壁
41Bの車両下方側の面にそれぞれ固着されている。矩
形プレート42の長手方向の寸法は、エアバッグケース
41の長手方向の寸法よりも若干大とされている。これ
らの矩形プレート42の長手方向両端部付近には、半円
形状の切欠き部44.46が形成されている。このため
、この切欠き部44.46が形成された部分では、矩形
プレート42の肉厚がないので補強効果はない。すなわ
ち、切欠き部44.46は袋体24の膨出時にエアバッ
グケース41の脆弱部として機能する。この構造におい
ても、袋体24の膨出動作によるエアバッグケース41
の14’形が生じる部位は、第3図に示される01〜0
8線矢視部分であり、前述した第1図に示される実施例
と同様である。なお、この構造では、エアバッグケース
41の上部周縁壁41A及び下部周縁壁41Bの双方に
矩形プレート42を配設しているが、これに限らず第6
図に示されるように下部周縁壁41Bのみに矩形プレー
ト42を配設してもよく、また逆に上部周縁壁41Aの
みに矩形プレート42を配設してもよい。
また、第5図に示されるエアバッグケース47では、エ
アバッグケース47の上部周縁壁47Aの車両上方側の
面及び下部周縁壁47Bの車両下方側の面に平面視で矩
形状の3枚の補強板48.50.52が直線状にそれぞ
れ固着されている。
これらの補強板48.50.52は、補強部として機能
する。車両幅方向の外側に配置された補強板48.52
の長手方向の寸法は共に同一長さとされ、補強板48と
補強板52との中間部に配置された補強板50の長手方
向の寸法よりも短くされている。また、補強板48の端
縁と補強板50の端縁との間及び補強板50の端縁と補
強板52の端縁との間には、前述した切欠き34.36
.38.40の切欠き幅とほぼ同一幅の間隙54.56
が設けられている。これらの間隙54.56は、袋体2
4の膨出時に脆弱部として機能する。
この構造においても、袋体24の膨出動作によるエアバ
ッグケース47の塑性変形が生じる部位は、第3図に示
される01〜08線矢視部分であり、前述した第1図に
示される実施例、第4図に示される変形例と同様である
。なお、この構造では、エアバッグケース47の上部周
縁壁47A及び下部周縁壁47Bの各々に3枚の補強板
48.50.52を配設しているが、これに限らず第7
図に示されるように上部周縁壁47Aのみに3枚の補強
板48.50.52を配設してもよく、また逆に下部周
縁壁47Bのみに補強板48.50.52を配設しても
よい。
さらに、本実施例及び上述した変形例の他に、例えば切
欠き34.36.38.40や切欠き部44.46を設
ける代わりに、小孔を形成することにより脆弱化させる
等の他の構成でもよい。
また、本実施例及び上述した変形例では、塑性変形が生
じる部位は01〜C8線矢視部分(第3図参照)の合計
8ケ所とされているが、塑性変形が生じる部位が9ケ所
以上となるようにしてもよい。例えば、第1図に示され
るエアバッグケース20におけるC5〜C8線矢視部分
の切欠き34.36.38.40の切欠き幅を半分にす
ると共に2個ずつ並設して塑性変形が生じる部位を12
ケ所にしてもよい。この場合、C5、C6、C7,08
線矢視部分におけるエアバッグケース20の変形後のラ
インを第3図に示される場合よりもさらに緩やかにする
ことができる。
さらに、本実施例では、エアバッグケース2Dの上部周
縁壁2OA及び下部周縁壁20Bは平面とされているが
、例えば上部周縁壁2OA及び下部周縁壁20Bにおい
て、一方の閉止壁20Cから切欠き34まて、切欠き3
4から切欠き36まで、切欠き36から他方の閉止壁2
0Cまでの部分を袋体24の膨出動作が阻害されない範
囲で、エアバッグケース20の内方(インフレーク26
に接近する方向)へ向けて若干臼の球面としてもよい。
この場合、袋体24の膨出動作によって前記3つの部分
が車両上方または車両下方へ押圧されるが、エアバッグ
ケース20の内方へ凸の状態からエアバッグケース20
の外方へ凸の状態へ代わるまでは、エアバッグケース2
0の外方へ凸の状態となった場合よりも大きな抵抗力を
付与することになるので補強部として機能すると共にこ
の抵抗力は球面部分に作用する押圧力を切欠き34.3
6.38.40へ案内するガイドとして機能する。
このため、押圧力が切欠き34.36.38.40へ効
率良く案内される。
なお、本実施例では、助手席14に配設されるエアバッ
グ装置10に本発明に係るパッセンジャー席用エアバッ
グ装置の補強構造を適用したが、これに限らず、後部座
席に配設されるエアバッグ装置に本発明に係るパッセン
ジャー席用エアバッグ装置の補強構造を適用してもよい
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係るエアバッグケースを示す斜視図
、第2図は第1図のエアバッグケースを備えたエアバッ
グ装置が助手席に配設された車両を示す斜視図、第3図
は第1図のエアバッグケースが袋体の膨出動作によって
変形した状態を示す第1図の矢印F方向から見た正面図
、第4図は第1図のフランジの代わりに矩形プレートを
用いたエアバッグケースの変形例を示す第1図に対応す
る斜視図、第5図は第1図のフランジの代わりに補強板
を用いたエアバッグケースの変形例を示す第1図に対応
する斜視図、第6図は第4図の矩形プレートをエアバッ
グケースの下部周縁壁のみに配設した変形例を示す第4
図に対応する斜視図、第7図は第5図の補強板をエアバ
ッグケースの上部周縁壁のみに配設した変形例を示す第
5図に対応する斜視図、第8図〜第11図は従来例に係
るエアバッグケースを示しており、第8図は補強されて
いないエアバッグケースを示す第1図に対応する斜視図
、第9図は第8図のエアバッグケースが袋体の膨出動作
によって変形した状態を示す第3図に対応する正面図、
第10図は補強されているが脆弱部を有しないエアバッ
グケースを示す第1図に対応する斜視図、第11図は第
10図のエアバッグケースが袋体の膨出動作によって変
形した状態を示す第3図に対応する正面図である。 10・・・エアバッグ装置、 14・・・助手席(パッセンジャー席)、20.41.
47・・・エアバッグケース、22・・・開口部、 24・・・袋体、 30.32・・・フランジ(補強部)、34.36.3
8.40・・・切欠き(脆弱部)、42・・・矩形プレ
ート (補強部)、44.46・・・切欠き部(脆弱部
)、48.50.52・・・補強板(補強部)54.5
6・・・間隙(脆弱部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両急減速時にパッセンジャー席側へ向けて膨出
    する袋体が折り畳まれた状態で格納されていると共に前
    記袋体が膨出するための開口部を備えたエアバッグケー
    スに適用されるパッセンジャー席用エアバッグケースの
    補強構造であって、前記エアバッグケースのみに前記袋
    体の膨出動作による押圧力が加わった場合に最大変位す
    る前記開口部の少なくとも一の周縁部分を含んでかつ前
    記開口部の周縁に沿って設けられた補強部と、前記補強
    部の前記周縁部分から前記開口部の周縁に沿って離間し
    た両側に設けられた脆弱部と、を有することを特徴とす
    るパッセンジャー席用エアバッグケースの補強構造。
JP2276668A 1990-10-16 1990-10-16 パッセンジャー席用エアバッグケースの補強構造 Pending JPH04151347A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062463A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Takata Corp エアバッグ装置及びそのケース
JP2006117029A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Calsonic Kansei Corp エアバッグ取付部構造

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