JPH04150861A - フィルター付輸液バッグ - Google Patents

フィルター付輸液バッグ

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Publication number
JPH04150861A
JPH04150861A JP2273350A JP27335090A JPH04150861A JP H04150861 A JPH04150861 A JP H04150861A JP 2273350 A JP2273350 A JP 2273350A JP 27335090 A JP27335090 A JP 27335090A JP H04150861 A JPH04150861 A JP H04150861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infusion
filter
bag
outlet
plastic bag
Prior art date
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Pending
Application number
JP2273350A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsumi Hirose
広瀬 温實
Koji Iimura
康治 飯村
Junji Magata
曲田 純二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Millipore KK
Original Assignee
Nihon Millipore KK
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Publication date
Application filed by Nihon Millipore KK filed Critical Nihon Millipore KK
Priority to JP2273350A priority Critical patent/JPH04150861A/ja
Publication of JPH04150861A publication Critical patent/JPH04150861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は治療に用いられる輸液バッグに関する。
さらに詳しくはフィルター部が輸液用プラスチックバッ
グ本体に直接取付けられている輸液バッグに関する。
〔従来の技術〕
輸液は一般に栄養の補給、脱水症状の治療などの目的で
行われ、血管への点滴によることが多、い。
この輸液には、通常輸液ビンもしくはバイアルビン又は
輸液バッグにチューブ、クランプ、クリップ、分岐管、
点滴筒、注入針などの多くの部品を連結したものが用い
られている。
一方、近年は消化器官に障害があったり、手術後に腸か
らの栄養吸収が困難になった患者に対しては、高カロリ
ー輸液が多く用いられるようになってきた。
この高カロリー輸液は一般に糖、脂肪、蛋白源、ビタミ
ン類、電解質、抗生物質などを適宜組合わせ混合して調
製したものであるが、この調製時に薬剤、容器具などに
由来するガラス片、ゴム片、プラスチック片などの異物
粒子が混入する危険があり、又、高カロリー輸液は本来
栄養価が高いため、微生物の繁殖に適している上に、各
種薬液の混合操作も多くなる関係上、微生物汚染の可能
性が高くなり、重篤な場合には敗血症をも引き起こすと
いう問題点があった。
そこで無埃無菌的環境下に調製ができるようにクリーン
ルームでの作業が望ましいが、その設置には経済的負担
が大きく大病院以外ではどこででもというわけにはいか
ない。加えて、最近では医師が患者宅に出向いて行う在
宅中心静脈栄養法が増えており、この場合にはより簡便
で安全性の高い方法の開発が望まれていた。
これらの要望に応えて、軽量で破損が少なく、密閉系で
細菌汚染のチャンスも少ない輸液用プラスチックバッグ
が開発され、多用されるようになってきている。
又、近年は点滴セットの中間もしくは末端にフィルター
をセットして、該フィルターにより輸液が体内に入る前
に除菌、除粒子を行うという簡便で有効な方法も多(利
用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来技術では、例え改善された
プラスチックバッグやフィルターを用いたとしても、全
体では第4図に示すように実に複雑でこみ入ったものに
なってしまうという問題点があった。
特に問題なのは第4図からも明らかなように接続部が非
常に多いということであり、このためその接続部が使用
中に抜けたり、外れてしまうという事故が起りやすく、
且つ患者にはその不安が付きまとう他、その装着時に細
菌汚染の危険性も増大するという点である。さらに、チ
ューブも必然的に長くなるので、それらがからまりあう
ことも患者にとっては心配の種となっていた。という具
合に現在の輸液の実施法には、患者に不安とストレスを
与えることが多いという問題点があった(JJPEN第
2巻 第3号 第299頁 1980年参照)。
本発明はそれらの問題点、特に患者に与える不安とスト
レスに対して優れた改善効果を有する輸液施行方法、具
体的にはそれに用いられる改良された輸液用バッグを提
供することを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らはフィルターと輸液バッグにつき検
討を重ねた結果、高性能のフィルターを直接輸液用プラ
スチックバッグに取付けることにより、上記課題を解決
できることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は輸液用プラスチックバッグ本体にフィ
ルター部が直接取り付けられているフィルター付輸液バ
ッグを提供するものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に用いる輸液バッグの本体は輸液用に開発された
プラスチックバッグである。このプラスチックバッグ本
体は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、エチレン酢ピコポリマー樹脂などから、
輸液中への溶出物が極めて少ない素材を選び、それらを
成形して製造する。このバッグはガラスビンに比べ軽量
で割れにくく、密閉系(C1osed system 
)であるため細菌汚染が少ないという特長を有している
。バッグの容量は目的にあわせて適宜選択されるが、通
常は500m1.10100O,2[100m1.30
00mlのものが多用される。
次にフィルター部について説明する。
フィルター部は本発明にとり極めて重要な構成要素であ
る。本発明で用いられるフィルターは輸液中に混入した
異物粒子と細菌類を除去する働きを有する。このフィル
ターに使用される濾材はデプスタイプとスクリーンタイ
プのものがあるが、後者がより好ましい。
スクリーンフィルター(もしくはメンブランフィルタ−
)は不純物の少ない生化学的には不活性な、例えば酢酸
セルロースと硝酸セルロースの混合物からなるフィルタ
ー、或いは特公昭56−16187号公報や特開昭61
−133102号公報に記載されている表面に水溶性も
しくは親水性高分子をコーテイング又はグラフト化した
親水性のポリビニリデンフルオライド(PVDF)や親
水性ポリフルオロエチレン(P T F E)等からつ
くられたフィルターが用いられる。
これらのフィルターの孔径は0゜1〜1μmのものが用
いられるが、特に0.2〜0.5μmのものが好ましい
。孔径が小さすぎると輸液の通過に時間がかかりすぎ好
ましくなく、大きすぎると微生物の除去ができな(なる
。以上の要件を備えたフィルターとしては日本ミリポア
・リミテッド製のものが特に好適である。
このフィルターを装填するフィルターの容器(ハウジン
グ)は第3図に示すような上部と底部に出入り口を備え
た直径10〜20mm、長さ40〜8oI!1IIlの
透明プラスチック製円筒状のものが使いやすい。
なお、本発明のフィルターは濾過面積が約10cofと
広いため、輸液ポンプを使用する必要がなく自然落下に
よって輸液を行えるという利点を有している。又、透明
プラスチック製の円筒状ハウジングに用いられる樹脂と
してはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
塩化ビニール樹脂などがあげられる。
本発明においてはこのフィルター部が輸液用のプラスチ
ックバッグに直接取付けられていなければならない。そ
の取付は位置は例えば第1図に示すように輸液の出口部
が好ましい。又、第2図に示すようにバッグ本体に薬液
が注入される口に取付けることもできる。
プラスチックバッグへフィルター部を取付ける。ために
は好ましくは高周波もしくは超音波等を用いた加熱溶融
によって行うことができるが、他の公知の接合技術も適
宜使用することができる。
〔実施例〕
以下実施例で本発明を説明する。
実施例1 内容積10100Oのエチレン酢ピコーポリマー樹脂製
輸液バッグの注入口部に第2図に示すようにポリプロピ
レン製円筒ハウジングにセルロースエステル系のメンブ
レンフィルターを装填したフィルター部を高周波加熱に
より融着した。
この輸液バッグ3ケ、夫々に滅菌済の液体ブイヨン培地
(栄研製)  500m1を定量ポンプ(Perist
alic pump )により上記のフィルター部を通
して注入した。
次に、これらの輸液バッグをインキュベーターに入れ、
30℃24時間保持した後、取り出した。ついで夫々の
バッグの輸液出口より内部の培地を流出させ、日本ミリ
ボア・リミテッド製の細菌検出用のMillflex−
100Systemで濾過した後、そノフィルターユニ
ットを30℃で72時間インキュベートし、フィルター
メンプラン上に発現したコロニー及び異物粒子を計測し
た。結果は3ケのバッグとも細菌コロニー及び異物粒子
が検出されないことが確認された。
実施例2 内容積1000 mlのポリエチレン製輸液バッグの輸
液出口部に第1図に示すようにポリ塩化ビニル樹脂製円
筒ハウジングに親水性PVDF系メンブレンフィルター
を装填したフィルター部を超音波加熱により融着した。
この輸液バッグ3ケの注入口から実施例1と同様にして
滅菌済の液体ブイヨン培地(栄研製)500mlを注入
した。
次に、これらの輸液バッグを実施例1と同様にしてイン
キュベートした後、夫々の輸液バッグの輸液出口に設け
られたフィルター部を通して中の液体ブイヨン培地を流
出させ、実施例1と同様にして細菌コロニー数及び異物
粒子の計測を行った結果は、細菌コロニー数及び異物粒
子はいずれも検出されなかった。
比較例1 従来より市販されている内容積1000 mlのポリ塩
化ビニル樹脂製輸液バッグ〔バッグ底部に輸液口、注入
口(注入チューブ)、混注口が設けられている〕を3ケ
用意し、夫々の注入口(注入チューブ)から実施例1と
同じ滅菌済み液体培養地を実施例1と同様にして500
 ml注入した。
以下、実施例1と同様にしてインキュベートし、細菌コ
ロニー数及び異物粒子を検査したところ、細菌コロニー
が24個、8個、21個計測され、且つプラスチック片
様の異物粒子が夫々2〜4個程度計測された。
〔発明の効果〕
本発明の輸液バッグを用いることにより、従前の輸液、
特に高カロリー輸液の施行の際に問題になっていた輸液
中への異物粒子の混入、或いは微生物汚染が大幅に改善
でき、且つ、従来の輸液施行法に比べ接続部等を含む部
分−具体的には第4図の点線で囲った部分−が省略され
てより簡便、安全なものとなる他、チューブ長も約30
an短縮できるという効果を有する。そのため、本発明
には患者の不安、ストレスを大幅に軽減して患者の保護
に役立つとともに、特に最近増えている在宅中心静脈輸
液法の施行を安全且つ簡便に行えるようにしたという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルター部が輸液取出口部に取付け
られた輸液バッグの一例を示す平面図であり、第2図は
同じくフィルター部が注入口部に取付けられた輸液バッ
グの一例を示す平面図であり、第3図は本発明に用いら
れるフィルター部の一例を示す斜視図であり、第4図は
従来の輸液施行法の態様を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、輸液用プラスチックバッグ本体にフィルター部が直
    接取付けられているフィルター付輸液バッグ。 2、輸液用プラスチックバッグが高カロリー輸液用プラ
    スチックバッグである請求項1記載のフィルター付輸液
    バッグ。 3、フィルター部が0.2〜0.5μmの孔径のメンブ
    ランフィルターと、上部及び底部に出入口を設けた透明
    プラスチック製円筒とからなる請求項1又は2記載のフ
    ィルター付輸液バッグ。 4、フィルター部が輸液用プラスチックバッグ本体の輸
    液出口部に取付けられている請求項1〜3のいずれかに
    記載されたフィルター付輸液バッグ。 5、フィルター部が輸液用プラスチックバッグ本体の注
    入口部に取付けられている請求項1〜3のいずれかに記
    載されたフィルター付輸液バッグ。
JP2273350A 1990-10-15 1990-10-15 フィルター付輸液バッグ Pending JPH04150861A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06229552A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液体燃料燃焼器
JP2006521124A (ja) * 2003-03-27 2006-09-21 フレセニウス・カビ・ドイッチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 医療用液体を収容するパック用のコネクタおよび医療用液体のパック
JP2012130431A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Kawasumi Lab Inc 血液凝集塊トラップ及び血液バッグ

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