JPH0415066B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415066B2 JPH0415066B2 JP59197336A JP19733684A JPH0415066B2 JP H0415066 B2 JPH0415066 B2 JP H0415066B2 JP 59197336 A JP59197336 A JP 59197336A JP 19733684 A JP19733684 A JP 19733684A JP H0415066 B2 JPH0415066 B2 JP H0415066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ladder
- lifting
- robot
- gripper
- elevating
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 28
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000009194 climbing Effects 0.000 claims description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D57/00—Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
- B62D57/02—Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members
- B62D57/024—Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members specially adapted for moving on inclined or vertical surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、はしご状昇降用具を自力で昇降す
ることができるはしご昇降ロボツトシステムに関
する。
ることができるはしご昇降ロボツトシステムに関
する。
各種の建物、特に原子力発電プラント内には、
数多くのはしご昇降用具(例えば垂直壁に取り付
けられたはしご)が設置されている。このはしご
を昇降することができるはしご昇降ロボツトを原
子力発電プラントで利用することにより、作業員
の被曝低減や作業の省力化が期待できる。
数多くのはしご昇降用具(例えば垂直壁に取り付
けられたはしご)が設置されている。このはしご
を昇降することができるはしご昇降ロボツトを原
子力発電プラントで利用することにより、作業員
の被曝低減や作業の省力化が期待できる。
ところが、従来提案されているはしご昇降ロボ
ツトシステムでは、はしご昇降ロボツトを、建物
に据え付けられたはしご昇降用具にいかにして取
り付けるかが示されていない。したがつて、実際
には、はしご昇降ロボツトシステムの作動開始に
あたつて、まず作業員がはしご昇降ロボツトをは
しご状昇降用具に取り付けなければならない。
ツトシステムでは、はしご昇降ロボツトを、建物
に据え付けられたはしご昇降用具にいかにして取
り付けるかが示されていない。したがつて、実際
には、はしご昇降ロボツトシステムの作動開始に
あたつて、まず作業員がはしご昇降ロボツトをは
しご状昇降用具に取り付けなければならない。
そのため作業員の作業が煩雑化し、作業能率低
下の一因となつている。また、特に原子力発電プ
ラントなどにあつては、はしご状昇降用具の据付
場所が放射線量の高いところである場合には、作
業員が放射線被曝する恐れもある。
下の一因となつている。また、特に原子力発電プ
ラントなどにあつては、はしご状昇降用具の据付
場所が放射線量の高いところである場合には、作
業員が放射線被曝する恐れもある。
この発明は上記事実に鑑みなされたものであつ
て、はしご昇降ロボツトの移動領域を広範化させ
ることができるはしご昇降ロボツトシステムを提
供することを目的とする。
て、はしご昇降ロボツトの移動領域を広範化させ
ることができるはしご昇降ロボツトシステムを提
供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係るは
しご昇降ロボツトシステムは、平地走行可能な平
地走行車輌上に、垂直壁に据え付けられたはしご
状昇降用具とほぼ同構造のはしご状昇降用具が立
設されるとともに上記はしご状昇降用具を昇降可
能なはしご昇降ロボツトが設置され、このはしご
昇降ロボツトのロボツト昇降部には前記はしご状
昇降用具の踏さんを把持可能でかつはしご状昇降
用具に向つて進退自在に複数のグリツパが設けら
れ、前記はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部は
平地走行車輌のはしご状昇降用具に昇降移動可能
な状態で取り付けられたものであり、この平地走
行車輌によりはしご昇降ロボツトを上記はしご状
昇降用具の位置まで移動させ、次に、はしご昇降
ロボツトを上記はしご状昇降用具に自力昇降させ
るものである。
しご昇降ロボツトシステムは、平地走行可能な平
地走行車輌上に、垂直壁に据え付けられたはしご
状昇降用具とほぼ同構造のはしご状昇降用具が立
設されるとともに上記はしご状昇降用具を昇降可
能なはしご昇降ロボツトが設置され、このはしご
昇降ロボツトのロボツト昇降部には前記はしご状
昇降用具の踏さんを把持可能でかつはしご状昇降
用具に向つて進退自在に複数のグリツパが設けら
れ、前記はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部は
平地走行車輌のはしご状昇降用具に昇降移動可能
な状態で取り付けられたものであり、この平地走
行車輌によりはしご昇降ロボツトを上記はしご状
昇降用具の位置まで移動させ、次に、はしご昇降
ロボツトを上記はしご状昇降用具に自力昇降させ
るものである。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図はこの発明に係るはしご昇降ロボツトシ
ステムの一実施例をはしご昇降用具との関係で示
す斜視図であり、第2図ははしご昇降ロボツトシ
ステムのロボツト昇降部を示す斜視図である。
ステムの一実施例をはしご昇降用具との関係で示
す斜視図であり、第2図ははしご昇降ロボツトシ
ステムのロボツト昇降部を示す斜視図である。
はしご昇降ロボツトシステム1は、平地走行可
能な平地走行車輌2と、この平地走行車輌2上に
設置されたはしご昇降ロボツト3とから成る。こ
のはしご昇降ロボツト3はさらに、垂直壁4に据
え付けられたはしご状昇降用具としてのはしご5
を昇降するロボツト昇降部6と、このロボツト昇
降部6の動力源等を備え、平地走行車輌2上に固
定配置されたロボツト車輌設置部7とから構成さ
れる。
能な平地走行車輌2と、この平地走行車輌2上に
設置されたはしご昇降ロボツト3とから成る。こ
のはしご昇降ロボツト3はさらに、垂直壁4に据
え付けられたはしご状昇降用具としてのはしご5
を昇降するロボツト昇降部6と、このロボツト昇
降部6の動力源等を備え、平地走行車輌2上に固
定配置されたロボツト車輌設置部7とから構成さ
れる。
平地走行車輌2は、車輌本体8に複数の車輪9
が軸支されたものであり、この車輪9は図示しな
い車輪駆動モータ10(第8図参照)により駆動
され、操舵機構11(第8図参照)により方向操
作される。これらの車輪駆動モータ10および操
舵機構11は、車輌本体8上に設置された車輌制
御装置12に電気的に接続される。この車輌制御
装置12は、車輌本体8に取り付けられたアンテ
ナ13および距離検出器14に同様に接続され
る。このうち、アンテナ13は操作員15が操作
する操作ペンダント15Aからの指令信号をキヤ
ツチする。また、距離検出器14は例えば超音波
センサなどが用いられる。
が軸支されたものであり、この車輪9は図示しな
い車輪駆動モータ10(第8図参照)により駆動
され、操舵機構11(第8図参照)により方向操
作される。これらの車輪駆動モータ10および操
舵機構11は、車輌本体8上に設置された車輌制
御装置12に電気的に接続される。この車輌制御
装置12は、車輌本体8に取り付けられたアンテ
ナ13および距離検出器14に同様に接続され
る。このうち、アンテナ13は操作員15が操作
する操作ペンダント15Aからの指令信号をキヤ
ツチする。また、距離検出器14は例えば超音波
センサなどが用いられる。
一方、はしご昇降ロボツト3のロボツト昇降部
6は、昇降部本体16に4個のグリツパ17A〜
Dと、一つの昇降ロボツト制御装置18とを具備
したものである。各グリツパ17A〜Dは、はし
ご5の踏さん19を把持可能に設けられるととも
に、はしご5の昇降方向すなわち上下方向にスラ
イド移動可能で、はしご5に向つて水平方向に進
退自在に形成される。これらのグリツパ17A〜
Dの駆動はモータおよびエアシリンダによつてな
される。また、車輌本体8の進行方向前端部に
は、垂直壁4に据え付けられたはしご5とほぼ同
構造のはしご状昇降用具としての短はしご20が
固定される。ロボツト昇降部6は、4個のグリツ
パ17A〜Dが短はしご20の踏さん21を把持
して、昇降状態でこの短はしご20に離脱可能に
取り付けられる。
6は、昇降部本体16に4個のグリツパ17A〜
Dと、一つの昇降ロボツト制御装置18とを具備
したものである。各グリツパ17A〜Dは、はし
ご5の踏さん19を把持可能に設けられるととも
に、はしご5の昇降方向すなわち上下方向にスラ
イド移動可能で、はしご5に向つて水平方向に進
退自在に形成される。これらのグリツパ17A〜
Dの駆動はモータおよびエアシリンダによつてな
される。また、車輌本体8の進行方向前端部に
は、垂直壁4に据え付けられたはしご5とほぼ同
構造のはしご状昇降用具としての短はしご20が
固定される。ロボツト昇降部6は、4個のグリツ
パ17A〜Dが短はしご20の踏さん21を把持
して、昇降状態でこの短はしご20に離脱可能に
取り付けられる。
他方、はしご昇降ロボツト3のロボツト車輌設
置部7は、電源22、圧縮空気供給源23、受信
装置24およびケーブル巻取装置25から成り、
はしご昇降ロボツト3の車輌設置側制御部26
(第8図参照)を構成する。電源22は、ロボツ
ト昇降部6のグリツパ17A〜Dおよび平地走行
車輌2の車輌駆動モータ等の駆動源であり、ロボ
ツト昇降部6へは電気ケーブルを介して接続され
る。また、圧縮空気供給源23はグリツパ17A
〜Dの駆動源であり、エアチユーブによりロボツ
ト昇降部6に接続される。さらに、受信装置24
は車輌制御装置12内に組み込まれ、信号ケーブ
ルを介してロボツト昇降部6に接続されるととも
に、アンテナ13に電気的に接続される。上記の
電源ケーブル、エアチユーブおよび信号ケーブル
は束ねられてバンダルケーブル27とされ、この
バンダルケーブル27がケーブル巻取装置25に
より巻き取られる。
置部7は、電源22、圧縮空気供給源23、受信
装置24およびケーブル巻取装置25から成り、
はしご昇降ロボツト3の車輌設置側制御部26
(第8図参照)を構成する。電源22は、ロボツ
ト昇降部6のグリツパ17A〜Dおよび平地走行
車輌2の車輌駆動モータ等の駆動源であり、ロボ
ツト昇降部6へは電気ケーブルを介して接続され
る。また、圧縮空気供給源23はグリツパ17A
〜Dの駆動源であり、エアチユーブによりロボツ
ト昇降部6に接続される。さらに、受信装置24
は車輌制御装置12内に組み込まれ、信号ケーブ
ルを介してロボツト昇降部6に接続されるととも
に、アンテナ13に電気的に接続される。上記の
電源ケーブル、エアチユーブおよび信号ケーブル
は束ねられてバンダルケーブル27とされ、この
バンダルケーブル27がケーブル巻取装置25に
より巻き取られる。
ロボツト昇降部6の昇降ロボツト制御装置18
は、グリツパ17A〜Dの各種作動を制御すると
同時に、ケーブル巻取装置25の巻取操作をも制
御する。
は、グリツパ17A〜Dの各種作動を制御すると
同時に、ケーブル巻取装置25の巻取操作をも制
御する。
第3図はロボツト移動部4の内部構造を示す図
である。
である。
ロボツト昇降部本体16は、昇降部6のはしご
5,20の上下方向に延在したフレーム28に、
それと直角方向に多数の支持板29を取り付けた
ものであり、この昇降部本体16にグリツパ昇降
移動機構30A〜Dが配設される。
5,20の上下方向に延在したフレーム28に、
それと直角方向に多数の支持板29を取り付けた
ものであり、この昇降部本体16にグリツパ昇降
移動機構30A〜Dが配設される。
グリツパ昇降移動機構30A〜Dは4個のグリ
ツパ17A〜Dに対応して設けられ、それぞれグ
リツパ昇降用モータ31A〜D、ウオームギヤ3
2A〜Dおよびタイミングベルト33A〜D等か
ら構成される。
ツパ17A〜Dに対応して設けられ、それぞれグ
リツパ昇降用モータ31A〜D、ウオームギヤ3
2A〜Dおよびタイミングベルト33A〜D等か
ら構成される。
グリツパ昇降用モータ31A〜Dは、昇降部本
体16の上下方向中央部側の支持板29に上下に
2本づつ縦に配置される。モータ31A,Bは昇
降部本体16の下半部に、モータ31C,Dは昇
降部本体16の上半部にそれぞれ設置される。な
お、モータ31Cはモータ31Dに重なり図示さ
れていない。またこれらの各モータ31A〜D
は、4本でロボツト昇降部6および搭載物品の重
量を垂直に持ち上げ得る能力を有する。各グリツ
パ昇降用モータ31A〜Dのモータ軸端部は、ウ
オームギヤ32A〜Dを介して駆動軸34A〜D
に連結される。これらの駆動軸34A〜Dはフレ
ーム28の上下方向中央部に回転自在に軸支さ
れ、それぞれに駆動プーリ35A〜Dが取り付け
られる。
体16の上下方向中央部側の支持板29に上下に
2本づつ縦に配置される。モータ31A,Bは昇
降部本体16の下半部に、モータ31C,Dは昇
降部本体16の上半部にそれぞれ設置される。な
お、モータ31Cはモータ31Dに重なり図示さ
れていない。またこれらの各モータ31A〜D
は、4本でロボツト昇降部6および搭載物品の重
量を垂直に持ち上げ得る能力を有する。各グリツ
パ昇降用モータ31A〜Dのモータ軸端部は、ウ
オームギヤ32A〜Dを介して駆動軸34A〜D
に連結される。これらの駆動軸34A〜Dはフレ
ーム28の上下方向中央部に回転自在に軸支さ
れ、それぞれに駆動プーリ35A〜Dが取り付け
られる。
一方、フレーム28の上下端部には従動軸36
A〜Dが回転自在に支持される。これらの従動軸
36A〜Dはそれぞれ各駆動軸34A〜Dに対応
して配置され、各従動軸36A〜Dに従動プーリ
37A〜Dが取り付けられる。各従動プーリ37
A〜Dは駆動プーリ35A〜Dに対応して設けら
れ、これらのプーリ35A〜D,37A〜Dにタ
イミングベルト33A〜Dが巻き掛けられる。そ
して、各タイミングベルト33A〜Dに、グリツ
パ17A〜Dの取付サポート44A〜Dが固定さ
れる。
A〜Dが回転自在に支持される。これらの従動軸
36A〜Dはそれぞれ各駆動軸34A〜Dに対応
して配置され、各従動軸36A〜Dに従動プーリ
37A〜Dが取り付けられる。各従動プーリ37
A〜Dは駆動プーリ35A〜Dに対応して設けら
れ、これらのプーリ35A〜D,37A〜Dにタ
イミングベルト33A〜Dが巻き掛けられる。そ
して、各タイミングベルト33A〜Dに、グリツ
パ17A〜Dの取付サポート44A〜Dが固定さ
れる。
したがつて、グリツパ昇降用モータ31A〜D
をそれぞれ個別に駆動させることにより、各ウオ
ームギヤ32A〜Dを介してそれぞれのタイミン
グベルト33A〜Dが上下方向に移動され、これ
に応じて各グリツパ17A〜Dも上下移動する。
グリツパ昇降用モータ31A〜Dの駆動・停止に
より、グリツパ17A〜Dは任意の位置で停止可
能とされる。さらに、ウオームギヤの存在によ
り、グリツパ17A〜Dの停止が機械的にロツク
可能に構成される。
をそれぞれ個別に駆動させることにより、各ウオ
ームギヤ32A〜Dを介してそれぞれのタイミン
グベルト33A〜Dが上下方向に移動され、これ
に応じて各グリツパ17A〜Dも上下移動する。
グリツパ昇降用モータ31A〜Dの駆動・停止に
より、グリツパ17A〜Dは任意の位置で停止可
能とされる。さらに、ウオームギヤの存在によ
り、グリツパ17A〜Dの停止が機械的にロツク
可能に構成される。
また、フレーム28の前端面および背端面には
レール39が取り付けられる。このレール39は
フレーム28の上下方向ほぼ全長にわたつて配設
され、このレール39にグリツパ17A〜Dの昇
降ローラ45A〜Dが嵌合される。さらに、フレ
ーム28端部には昇降用リミツトスイツチ40A
〜Dが設けられ、これによりグリツパ17A〜D
の上下動範囲が限定される。
レール39が取り付けられる。このレール39は
フレーム28の上下方向ほぼ全長にわたつて配設
され、このレール39にグリツパ17A〜Dの昇
降ローラ45A〜Dが嵌合される。さらに、フレ
ーム28端部には昇降用リミツトスイツチ40A
〜Dが設けられ、これによりグリツパ17A〜D
の上下動範囲が限定される。
次に、グリツパ17A〜Dの構成を説明する。
各グリツパ17A〜Dは同一構成であるので、グ
リツパ17Cを例にとり第4図および第5図に基
づいて説明する。したがつて、グリツパ17A,
B,Dの各構成部材については、グリツパ17C
の構成部材に対応した符号を用い、それらの説明
は省略する。
各グリツパ17A〜Dは同一構成であるので、グ
リツパ17Cを例にとり第4図および第5図に基
づいて説明する。したがつて、グリツパ17A,
B,Dの各構成部材については、グリツパ17C
の構成部材に対応した符号を用い、それらの説明
は省略する。
グリツパ17Cは、昇降部本体16に配設され
た昇降テーブル41C、この昇降テーブル41C
に設けられたスライドベース42Cおよびこのス
ライドベースに軸支されたグリツパ片43C等か
ら構成される。
た昇降テーブル41C、この昇降テーブル41C
に設けられたスライドベース42Cおよびこのス
ライドベースに軸支されたグリツパ片43C等か
ら構成される。
第5図に示すように、昇降テーブル41Cの背
面には、タイミングベルト33Cに固定された取
付サポート44Cが固着され、タイミングベルト
33Cを介してグリツパ17Cの上下移動を可能
とする。さらに、昇降テーブル41Cの背面に
は、その長手方向両端部に複数個の昇降ローラ4
5Cが回転自在に軸支される。これらの昇降ロー
ラ45Cはフレーム28のレール38に嵌合さ
れ、グリツパ17Cの上下移動を案内する。
面には、タイミングベルト33Cに固定された取
付サポート44Cが固着され、タイミングベルト
33Cを介してグリツパ17Cの上下移動を可能
とする。さらに、昇降テーブル41Cの背面に
は、その長手方向両端部に複数個の昇降ローラ4
5Cが回転自在に軸支される。これらの昇降ロー
ラ45Cはフレーム28のレール38に嵌合さ
れ、グリツパ17Cの上下移動を案内する。
また、第4図に示すように、昇降テーブル41
Cの前面には、スライドベース42Cが配設さ
れ、かつ複数個のスライドローラ46Cが回転自
在に軸支される。スライドベース42Cはその上
下両端面がスライドローラ46Cに嵌合され、昇
降部本体16の高さ方向、すなわちはしご5,2
0に向う方向に進退自在にスライド可能とされ
る。
Cの前面には、スライドベース42Cが配設さ
れ、かつ複数個のスライドローラ46Cが回転自
在に軸支される。スライドベース42Cはその上
下両端面がスライドローラ46Cに嵌合され、昇
降部本体16の高さ方向、すなわちはしご5,2
0に向う方向に進退自在にスライド可能とされ
る。
さらに、昇降テーブル41Cには、第5図に示
すように、このスライドベース42Cの進退スラ
イドを可能とするグリツパ進退移動機構47Cが
設けられる。このグリツパ進退移動機構47Cは
グリツパ進退用モータ48C、平歯車49C,5
0C、ボールネジ51Cおよびナツト体52Cか
ら成る。グリツパ進退用モータ48Cは取付サポ
ート44Cに固定され、この取付サポート44C
に平歯車49Cが取り付けられる。一方、スライ
ドベース42Cの背面にはナツト体52Cが固定
され、このナツト体52Cにボールネジ51Cが
螺合される。ボールネジ51Cは、平歯車50C
が一体または一体的に固着されたものであり、こ
の平歯車50Cが平歯車49Cに噛み合う。
すように、このスライドベース42Cの進退スラ
イドを可能とするグリツパ進退移動機構47Cが
設けられる。このグリツパ進退移動機構47Cは
グリツパ進退用モータ48C、平歯車49C,5
0C、ボールネジ51Cおよびナツト体52Cか
ら成る。グリツパ進退用モータ48Cは取付サポ
ート44Cに固定され、この取付サポート44C
に平歯車49Cが取り付けられる。一方、スライ
ドベース42Cの背面にはナツト体52Cが固定
され、このナツト体52Cにボールネジ51Cが
螺合される。ボールネジ51Cは、平歯車50C
が一体または一体的に固着されたものであり、こ
の平歯車50Cが平歯車49Cに噛み合う。
したがつて、グリツパ進退用モータ48Cの駆
動力は、平歯車49C,50Cを介してボールネ
ジ61Cに伝達され、ボールネジ51Cとナツト
体52Cのねじ機構により、スライドベース42
Cをはしご5,20に向つて進退自在にスライド
移動させる。スライドベース42Cは、グリツパ
進退用モータ48Cの作動・停止により任意の位
置に停止可能に設けられる。
動力は、平歯車49C,50Cを介してボールネ
ジ61Cに伝達され、ボールネジ51Cとナツト
体52Cのねじ機構により、スライドベース42
Cをはしご5,20に向つて進退自在にスライド
移動させる。スライドベース42Cは、グリツパ
進退用モータ48Cの作動・停止により任意の位
置に停止可能に設けられる。
また、昇降テーブル41Cには進退用リミツト
スイツチ53Cが取り付けられる。この進退用リ
ミツトスイツチ53Cにより、スライドベース4
2Cがはしごの踏さん19,21から遠ざかる方
向に水平スライドした最大移動位置が検出され
る。
スイツチ53Cが取り付けられる。この進退用リ
ミツトスイツチ53Cにより、スライドベース4
2Cがはしごの踏さん19,21から遠ざかる方
向に水平スライドした最大移動位置が検出され
る。
さて、スライドベース42Cには、一対のグリ
ツパ片43Cとグリツパ開閉機構54Cが設けら
れる。
ツパ片43Cとグリツパ開閉機構54Cが設けら
れる。
グリツパ開閉機構54Cはエアシリンダ55
C、リンク56C,57Cから成る。つまり、ス
ライドベース42Cにエアシリンダ55Cが取り
付けられ、このエアシリンダ55Cのピストンロ
ツドにリンク56Cが固定される。リンク56C
と57Cとはピン支持され、さらにリンク57C
の先端にグリツパ片43Cがピン支持される。こ
のグリツパ片は、またスライドベース42Cに軸
58Cを介して回転自在に軸支される。それゆ
え、第4図の矢印Aの向きにエアシリンダ55C
が収縮すると、グリツパ片43Cは同図矢印Bの
ように軸58Cを中心に回転し、開作動する。逆
に、エアシリンダ55Cが伸展する場合には、グ
リツパ片43Cは閉作動する。
C、リンク56C,57Cから成る。つまり、ス
ライドベース42Cにエアシリンダ55Cが取り
付けられ、このエアシリンダ55Cのピストンロ
ツドにリンク56Cが固定される。リンク56C
と57Cとはピン支持され、さらにリンク57C
の先端にグリツパ片43Cがピン支持される。こ
のグリツパ片は、またスライドベース42Cに軸
58Cを介して回転自在に軸支される。それゆ
え、第4図の矢印Aの向きにエアシリンダ55C
が収縮すると、グリツパ片43Cは同図矢印Bの
ように軸58Cを中心に回転し、開作動する。逆
に、エアシリンダ55Cが伸展する場合には、グ
リツパ片43Cは閉作動する。
また、スライドベース42Cには、開作動用リ
ミツトスイツチ59Cおよび閉作動用リミツトス
イツチ60Cが取り付けられる。開作動用リミツ
トスイツチ59Cはリンク56Cに固定された突
部61に当接して、グリツパ片43Cの開作動を
検出する。一方、閉作動用リミツトスイツチ66
Cはリンク56Cに固定された突部62に当接し
て、グリツパ片43Cの閉作動を検出する。
ミツトスイツチ59Cおよび閉作動用リミツトス
イツチ60Cが取り付けられる。開作動用リミツ
トスイツチ59Cはリンク56Cに固定された突
部61に当接して、グリツパ片43Cの開作動を
検出する。一方、閉作動用リミツトスイツチ66
Cはリンク56Cに固定された突部62に当接し
て、グリツパ片43Cの閉作動を検出する。
さらに、スライドベース42Cのグリツパ片側
端部には、第6図に示すように昇降位置検出セン
サとしての光電スイツチ63Cが取り付けられ
る。この光電スイツチ63Cは投光面から光を投
光し、前方に踏さん5,20が出現すると、その
踏さんからの反射光を受光面で受光して踏さん
5,20の存在を検出するものであり、それらの
投光面および受光面がグリツパ17Cの中心に設
定される。この光電スイツチ63Cの検出信号に
より、グリツパ昇降用モータ31Cが停止され、
グリツパ17Cは、その中心と踏さん19,21
の中心とが一致した状態で上下移動さが停止され
る。
端部には、第6図に示すように昇降位置検出セン
サとしての光電スイツチ63Cが取り付けられ
る。この光電スイツチ63Cは投光面から光を投
光し、前方に踏さん5,20が出現すると、その
踏さんからの反射光を受光面で受光して踏さん
5,20の存在を検出するものであり、それらの
投光面および受光面がグリツパ17Cの中心に設
定される。この光電スイツチ63Cの検出信号に
より、グリツパ昇降用モータ31Cが停止され、
グリツパ17Cは、その中心と踏さん19,21
の中心とが一致した状態で上下移動さが停止され
る。
また、スライドベース42Cのグリツパ片側端
部には、第7図に示すように接近位置検出センサ
としての接近用リミツトスイツチ64Cが配置さ
れる。この接近用リミツトスイツチ64Cはワイ
ヤレバー方のリミツトスイツチである。そして、
この接近用リミツトスイツチ64Cは、スライド
ベース42Cが踏さん19,21の方向に水平ス
ライドしてグリツパ片43Cの把持位置に踏さん
19,21が到つたときに、この踏さん19,2
1がワイヤレバー65Cをたたくよう構成され
る。この踏さん19,21とワイヤレバー65A
〜Dとの当接により、踏さん19,21がグリツ
パ片43Cの把持位置にあることが検出される。
そして、この検出信号に基づき、グリツパ進退用
モータ48Cの駆動が停止されてスライドベース
42Cの水平スライドが停止され、その後エアシ
リンダ55Cが伸展作動されてグリツパ片43C
が閉作動され、グリツパ17Cが踏さん19,2
1を把持する。
部には、第7図に示すように接近位置検出センサ
としての接近用リミツトスイツチ64Cが配置さ
れる。この接近用リミツトスイツチ64Cはワイ
ヤレバー方のリミツトスイツチである。そして、
この接近用リミツトスイツチ64Cは、スライド
ベース42Cが踏さん19,21の方向に水平ス
ライドしてグリツパ片43Cの把持位置に踏さん
19,21が到つたときに、この踏さん19,2
1がワイヤレバー65Cをたたくよう構成され
る。この踏さん19,21とワイヤレバー65A
〜Dとの当接により、踏さん19,21がグリツ
パ片43Cの把持位置にあることが検出される。
そして、この検出信号に基づき、グリツパ進退用
モータ48Cの駆動が停止されてスライドベース
42Cの水平スライドが停止され、その後エアシ
リンダ55Cが伸展作動されてグリツパ片43C
が閉作動され、グリツパ17Cが踏さん19,2
1を把持する。
次に、第8図を参照してはしご昇降ロボツトシ
ステムの制御系を説明する。
ステムの制御系を説明する。
この制御系は、はしご昇降ロボツト3の昇降動
作を制御するはしご昇降制御系66と、平地走行
車輌2の走行をコントロールする車輌制御装置1
2とからなる。さらに、はしご昇降ロボツト制御
系66は、ロボツト昇降部6に搭載された昇降ロ
ボツト制御装置18と、平地走行車輌2上に設置
された車輌設置側制御部26とから構成される。
作を制御するはしご昇降制御系66と、平地走行
車輌2の走行をコントロールする車輌制御装置1
2とからなる。さらに、はしご昇降ロボツト制御
系66は、ロボツト昇降部6に搭載された昇降ロ
ボツト制御装置18と、平地走行車輌2上に設置
された車輌設置側制御部26とから構成される。
ここで、はしご昇降ロボツト制御系66の基本
的制御システムは、昇降用・進退用等の各種リミ
ツトスイツチ40A〜D,53A〜D、59A〜
D、60A〜D、64A〜Dおよび光電スイツチ
63A〜Dからの検出信号を入出力インタフエー
ス73を介してCPU71に入力し、このCPU7
1からの駆動・停止信号を入出力インタフエース
72,74,76を介してグリツパ昇降用・グリ
ツパ昇降用モータ31A〜D、48A〜Dおよび
エアシリンダ55A〜D、さらにケーブル巻取装
置25へと出力するものである。
的制御システムは、昇降用・進退用等の各種リミ
ツトスイツチ40A〜D,53A〜D、59A〜
D、60A〜D、64A〜Dおよび光電スイツチ
63A〜Dからの検出信号を入出力インタフエー
ス73を介してCPU71に入力し、このCPU7
1からの駆動・停止信号を入出力インタフエース
72,74,76を介してグリツパ昇降用・グリ
ツパ昇降用モータ31A〜D、48A〜Dおよび
エアシリンダ55A〜D、さらにケーブル巻取装
置25へと出力するものである。
さて、昇降ロボツト制御装置18は、演算処理
を行なうCPU71と多数の入出力インタフエー
ス72〜76、およびモータ駆動回路77と信号
変換回路78から構成される。
を行なうCPU71と多数の入出力インタフエー
ス72〜76、およびモータ駆動回路77と信号
変換回路78から構成される。
入出力インタフエース73は、昇降用・進退
用・開作動用・閉作動用・接近用の各種リミツト
スイツチ40A〜D、53A〜D、59A〜D、
60A〜D、64A〜Dに接続され、これら各リ
ミツトスイツチからの検出信号をCPU71に入
力する。また、この入出力インタフエース73に
は信号変換回路78が接続され、この信号変換回
路78はさらに光電スイツチ63A〜Cに接続さ
れる。そして、信号変換回路78は、光電スイツ
チ63A〜Dからの出力信号を接点入力型式に変
換し、各種リミツトスイツチ40A〜D等からの
検出信号と同様にして入出力インタフエース73
へ入力するものである。さらに、モータ駆動回路
77は、グリツパ昇降用・グリツパ進退用モータ
31A〜D,48A〜Dに接続され、入出力イン
タフエース72を介するCPU71からの指令信
号により、モータ31A〜D,48A〜Dを正転
あるいは反転駆動させる回路である。
用・開作動用・閉作動用・接近用の各種リミツト
スイツチ40A〜D、53A〜D、59A〜D、
60A〜D、64A〜Dに接続され、これら各リ
ミツトスイツチからの検出信号をCPU71に入
力する。また、この入出力インタフエース73に
は信号変換回路78が接続され、この信号変換回
路78はさらに光電スイツチ63A〜Cに接続さ
れる。そして、信号変換回路78は、光電スイツ
チ63A〜Dからの出力信号を接点入力型式に変
換し、各種リミツトスイツチ40A〜D等からの
検出信号と同様にして入出力インタフエース73
へ入力するものである。さらに、モータ駆動回路
77は、グリツパ昇降用・グリツパ進退用モータ
31A〜D,48A〜Dに接続され、入出力イン
タフエース72を介するCPU71からの指令信
号により、モータ31A〜D,48A〜Dを正転
あるいは反転駆動させる回路である。
一方、車輌設置側制御部26の受信装置24は
入出力インタフエース75を介してCPU71に
接続され、アンテナ13で受信した操作ペンダン
ト15Aからの検出信号をCPU71に入力して、
はしご昇降ロボツト3のスタート・ストツプ等の
動作をCPU71へ指令するものである。さらに、
ケーブル巻取装置25は入出力インタフエース7
6を介してCPU71に接続され、CPU71から
の指令信号により作動される。
入出力インタフエース75を介してCPU71に
接続され、アンテナ13で受信した操作ペンダン
ト15Aからの検出信号をCPU71に入力して、
はしご昇降ロボツト3のスタート・ストツプ等の
動作をCPU71へ指令するものである。さらに、
ケーブル巻取装置25は入出力インタフエース7
6を介してCPU71に接続され、CPU71から
の指令信号により作動される。
また、圧縮空気供給源23は、コンプレツサ7
9、電磁弁80A〜Dおよび電磁弁駆動回路81
から構成される。電磁弁80A〜Dはコンプレツ
サ79とエアシリンダ55A〜D間に設けられ
て、エアシリンダ55A〜Dへの空気の供給およ
び供給停止を可能とする。また電磁弁駆動回路8
1は電磁弁80A〜Dに接続され、入出力インタ
フエース74を介して入力されたCPU71から
の指令信号により電磁弁の開閉作動をコントロー
ルするものである。この圧縮空気供給源73によ
るエアシリンダ55A〜Dの操作制御では、無励
磁状態でグリツパ片43A〜Dが閉作動するよう
に設定される。さらに、はしご5,20の昇降時
には、4つのグリツパ17A〜Dのグリツパ片4
3A〜Dのうち同時に開作動するグリツパ片はな
く、常時3個または4個のグリツパがはしごの踏
さん19,21を把持するよう構成される。
9、電磁弁80A〜Dおよび電磁弁駆動回路81
から構成される。電磁弁80A〜Dはコンプレツ
サ79とエアシリンダ55A〜D間に設けられ
て、エアシリンダ55A〜Dへの空気の供給およ
び供給停止を可能とする。また電磁弁駆動回路8
1は電磁弁80A〜Dに接続され、入出力インタ
フエース74を介して入力されたCPU71から
の指令信号により電磁弁の開閉作動をコントロー
ルするものである。この圧縮空気供給源73によ
るエアシリンダ55A〜Dの操作制御では、無励
磁状態でグリツパ片43A〜Dが閉作動するよう
に設定される。さらに、はしご5,20の昇降時
には、4つのグリツパ17A〜Dのグリツパ片4
3A〜Dのうち同時に開作動するグリツパ片はな
く、常時3個または4個のグリツパがはしごの踏
さん19,21を把持するよう構成される。
他方、車輌制御装置12は演算処理を行なう
CPU82、多数の入出力インタフエース83〜
86、受信装置87、増幅回路88、モータ駆動
回路89および操舵機構駆動回路90から構成さ
れる。
CPU82、多数の入出力インタフエース83〜
86、受信装置87、増幅回路88、モータ駆動
回路89および操舵機構駆動回路90から構成さ
れる。
受信装置87は入出力インタフエース83およ
びアンテナ13に接続されて、このアンテナ13
で受信した操作ペンダント15Aからの指令信号
をインタフエース83を介してCPU82に入力
する。また、モータ駆動回路89は車輪駆動用モ
ータ10に接続され、入出力インタフエース85
を介するCPU82からの信号により、車輪駆動
モータ10を正転あるいは反転させる回路であ
る。さらに、操舵機構駆動回路90は操舵機構1
1および入出力インタフエース86に接続され、
CPU82からの信号により操舵機構を駆動させ
て、平地走行車輌の方向をコントロールする。
びアンテナ13に接続されて、このアンテナ13
で受信した操作ペンダント15Aからの指令信号
をインタフエース83を介してCPU82に入力
する。また、モータ駆動回路89は車輪駆動用モ
ータ10に接続され、入出力インタフエース85
を介するCPU82からの信号により、車輪駆動
モータ10を正転あるいは反転させる回路であ
る。さらに、操舵機構駆動回路90は操舵機構1
1および入出力インタフエース86に接続され、
CPU82からの信号により操舵機構を駆動させ
て、平地走行車輌の方向をコントロールする。
また、入出力インタフエース84に接続される
増幅回路88は距離検出器14に電気的に接続さ
れる。この距離検出器14は、平地走行車輌2の
前端部とはしご5の据え付けられた垂直壁4との
距離を測定するものである。CPU82はこの距
離が、はしご昇降ロボツト3におけるグリツパ1
7A〜Dの踏さん19方向への水平スライド移動
量により短くなつた時点でモータ駆動回路89を
介し車輪駆動モータ10を停止させる。
増幅回路88は距離検出器14に電気的に接続さ
れる。この距離検出器14は、平地走行車輌2の
前端部とはしご5の据え付けられた垂直壁4との
距離を測定するものである。CPU82はこの距
離が、はしご昇降ロボツト3におけるグリツパ1
7A〜Dの踏さん19方向への水平スライド移動
量により短くなつた時点でモータ駆動回路89を
介し車輪駆動モータ10を停止させる。
次に、第1図、第2図および第8図〜第10図
を参照して作用を説明する。
を参照して作用を説明する。
第1図に示すように、ここでは操作員15の遠
隔操作により、はしご昇降ロボツト3のロボツト
昇降部6が、垂直壁4に据え付けられたはしご5
を昇る場合を述べる。なお、第2図に示すよう
に、このときロボツト昇降部6のグリツパ17A
〜Dは、グリツパ17A,Bが短はしご20の踏
さん21Aをつかみ、グリツパ17C,Dが短は
しご20の踏さん21Dをつかんだ状態にある。
隔操作により、はしご昇降ロボツト3のロボツト
昇降部6が、垂直壁4に据え付けられたはしご5
を昇る場合を述べる。なお、第2図に示すよう
に、このときロボツト昇降部6のグリツパ17A
〜Dは、グリツパ17A,Bが短はしご20の踏
さん21Aをつかみ、グリツパ17C,Dが短は
しご20の踏さん21Dをつかんだ状態にある。
第1図および第8図に示すように、操作員15
が操作ペンダント15Aを操作すると、操作ペン
ダント15Aからの指令信号はアンテナ13およ
び受信装置87を介してCPU82に入力される。
CPU82はこの指令信号に基づいてモータ駆動
回路89および操舵機構駆動回路90を介して車
輪駆動モータ10および操舵機構11を制御し、
平地走行車輌2をはしご5に向つて進行させる。
この進行中には、距離検出器14により、短はし
ごに取り付けられたロボツト昇降部6とはしご5
との距離が測定され、この測定値が逐次CPU8
2に入力される。CPU82はこの測定距離が所
定以下であると判断したときに、モータ駆動回路
89を介し車輪モータ10の駆動を停止させ、は
しご昇降ロボツトシステム1をストツプさせる。
この位置では第2図および第9図に示すように、
はしご5と短はしご20とが相互の手すり部を重
ね合せるようにして対向配置される。
が操作ペンダント15Aを操作すると、操作ペン
ダント15Aからの指令信号はアンテナ13およ
び受信装置87を介してCPU82に入力される。
CPU82はこの指令信号に基づいてモータ駆動
回路89および操舵機構駆動回路90を介して車
輪駆動モータ10および操舵機構11を制御し、
平地走行車輌2をはしご5に向つて進行させる。
この進行中には、距離検出器14により、短はし
ごに取り付けられたロボツト昇降部6とはしご5
との距離が測定され、この測定値が逐次CPU8
2に入力される。CPU82はこの測定距離が所
定以下であると判断したときに、モータ駆動回路
89を介し車輪モータ10の駆動を停止させ、は
しご昇降ロボツトシステム1をストツプさせる。
この位置では第2図および第9図に示すように、
はしご5と短はしご20とが相互の手すり部を重
ね合せるようにして対向配置される。
次に、この状態から操作員15が操作ペンダン
ト15Aを操作して、第8図に示すアンテナ13
および受信装置24を介し昇降ロボツト制御装置
18のCPU71に上昇動作開始信号を発する。
すると、CPU71からモータ駆動回路77へ指
令信号が出力され、各グリツパ17A〜Dのグリ
ツパ進退用モータ48A〜Dが駆動されて、スラ
イドベース42A〜Dが前進する。その結果、グ
リツパ17A〜Dが伸展した状態となる。
ト15Aを操作して、第8図に示すアンテナ13
および受信装置24を介し昇降ロボツト制御装置
18のCPU71に上昇動作開始信号を発する。
すると、CPU71からモータ駆動回路77へ指
令信号が出力され、各グリツパ17A〜Dのグリ
ツパ進退用モータ48A〜Dが駆動されて、スラ
イドベース42A〜Dが前進する。その結果、グ
リツパ17A〜Dが伸展した状態となる。
第1ステツプでは、まず上記受信装置24から
のスタート信号に基づき、CPU71から圧縮空
気供給源23の電磁弁駆動回路81へ指令信号が
出力される。これにより、電磁弁80Dが励磁さ
れ、エアシリンダ55Dに圧縮空気が供給され、
グリツパ片43Dが開作動する。このグリツパ片
43Dの開作動が開作動用リミツトスイツチ59
Dにより検出されると、CPU71からモータ駆
動回路77へ信号が出力され、グリツパ進退用モ
ータ48Dが駆動して、グリツパ片43Dが短は
しご20の踏さん21Dから離れる方向に、スラ
イドベース42Dが後退する。スライドベース4
2Dが進退用リミツトスイツチ53Dに当接する
と、CPU71からの信号によりグリツパ進退用
モータ48Dが駆動され、スライドベース42D
が停止する。
のスタート信号に基づき、CPU71から圧縮空
気供給源23の電磁弁駆動回路81へ指令信号が
出力される。これにより、電磁弁80Dが励磁さ
れ、エアシリンダ55Dに圧縮空気が供給され、
グリツパ片43Dが開作動する。このグリツパ片
43Dの開作動が開作動用リミツトスイツチ59
Dにより検出されると、CPU71からモータ駆
動回路77へ信号が出力され、グリツパ進退用モ
ータ48Dが駆動して、グリツパ片43Dが短は
しご20の踏さん21Dから離れる方向に、スラ
イドベース42Dが後退する。スライドベース4
2Dが進退用リミツトスイツチ53Dに当接する
と、CPU71からの信号によりグリツパ進退用
モータ48Dが駆動され、スライドベース42D
が停止する。
その後、昇降用モータ31DがCPU71から
の信号により駆動され、グリツパ片43Dが開い
た状態でグリツパ17Dが短はしご20の上方向
に移動する。第10図Bに示すように、グリツパ
7Dが踏さん21Cの真上に到ると、光電スイツ
チ63Dがこれを検出し、CPU71に検出信号
を出力する。この検出信号に基づき、CPU71
がグリツパ昇降用モータ31Dの駆動を停止さ
せ、同時にグリツパ進退用モータ48Dを作動さ
せる。これらによりグリツパ17Dの上昇移動が
停止し、引き続いてスライドベース42Dが短は
しご20の踏さん21Cに向つて前進する。スラ
イドベース42Dの前進は、接近用リミツトスイ
ツチ64Dのワイヤレバー65Dが踏さん21C
に当接したとき、その検出信号に基づきCPU7
1によつて停止される。この停止状態では、グリ
ツパ片43Dは踏さん21Cを把持し得る位置に
ある。
の信号により駆動され、グリツパ片43Dが開い
た状態でグリツパ17Dが短はしご20の上方向
に移動する。第10図Bに示すように、グリツパ
7Dが踏さん21Cの真上に到ると、光電スイツ
チ63Dがこれを検出し、CPU71に検出信号
を出力する。この検出信号に基づき、CPU71
がグリツパ昇降用モータ31Dの駆動を停止さ
せ、同時にグリツパ進退用モータ48Dを作動さ
せる。これらによりグリツパ17Dの上昇移動が
停止し、引き続いてスライドベース42Dが短は
しご20の踏さん21Cに向つて前進する。スラ
イドベース42Dの前進は、接近用リミツトスイ
ツチ64Dのワイヤレバー65Dが踏さん21C
に当接したとき、その検出信号に基づきCPU7
1によつて停止される。この停止状態では、グリ
ツパ片43Dは踏さん21Cを把持し得る位置に
ある。
その後、CPU71からの信号が電磁弁駆動回
路81へ出力され、電磁弁80Dを介してエアシ
リンダ55Dへ圧縮空気が供給される。その結
果、エアシリンダ55Dが作動され、グリツパ片
43Dが閉作動して踏さん21Cを把持する。こ
の状態を第10図Bに示す。踏さん19Cの把持
は、閉作動用リミツトスイツチ60Cにより確認
される。
路81へ出力され、電磁弁80Dを介してエアシ
リンダ55Dへ圧縮空気が供給される。その結
果、エアシリンダ55Dが作動され、グリツパ片
43Dが閉作動して踏さん21Cを把持する。こ
の状態を第10図Bに示す。踏さん19Cの把持
は、閉作動用リミツトスイツチ60Cにより確認
される。
第2ステツプは、グリツパ17Cを第1ステツ
プのグリツパと同様に操作させて、第10図Cに
示すようにグリツパ17Cを短はしご20の踏さ
ん21Cに把持させる。
プのグリツパと同様に操作させて、第10図Cに
示すようにグリツパ17Cを短はしご20の踏さ
ん21Cに把持させる。
第3ステツプでは、CPU71からの指令信号
をモータ駆動回路77に出力させ、グリツパ昇降
用モータ31A〜Dをグリツパ17A〜Dが下が
る方向に回転させる。そして、第10図Dに示す
ように、昇降部本体16を相対的に踏さんの1段
分だけ上昇させる。昇降部本体16は、昇降用リ
ミツトスイツチ40C,Dのうち最初に検出信号
を発するその信号に基づき停止される。
をモータ駆動回路77に出力させ、グリツパ昇降
用モータ31A〜Dをグリツパ17A〜Dが下が
る方向に回転させる。そして、第10図Dに示す
ように、昇降部本体16を相対的に踏さんの1段
分だけ上昇させる。昇降部本体16は、昇降用リ
ミツトスイツチ40C,Dのうち最初に検出信号
を発するその信号に基づき停止される。
第4ステツプでは、グリツパ17Bを第1ステ
ツプのグリツパ17Dと同様に操作させて、第1
0図Eに示すようにこのグリツパ17Bをはしご
5の踏さん19Cに把持させる。
ツプのグリツパ17Dと同様に操作させて、第1
0図Eに示すようにこのグリツパ17Bをはしご
5の踏さん19Cに把持させる。
第5ステツプでは、グリツパ17Aを第1ステ
ツプのグリツパ17Dと同様に操作させて、第1
0図Fに示すようにこのグリツパ17Aをはしご
5の踏さん19Cに把持させる。
ツプのグリツパ17Dと同様に操作させて、第1
0図Fに示すようにこのグリツパ17Aをはしご
5の踏さん19Cに把持させる。
上述の第1〜第5ステツプを連続的に繰り返す
ことにより、ロボツト昇降部6は、平地走行車輌
2の短ばしご20から垂直壁4のはしご5へ乗り
移ることができる。そして、上述の動作をさらに
繰り返すことにより、ロボツト昇降部6ははしご
5を上昇することができる。また、上昇時と逆の
動作を行なうことにより、ロボツト昇降部6はは
しご5を下降し、さらにはしご5から短はしご2
0へ乗り移ることができる。
ことにより、ロボツト昇降部6は、平地走行車輌
2の短ばしご20から垂直壁4のはしご5へ乗り
移ることができる。そして、上述の動作をさらに
繰り返すことにより、ロボツト昇降部6ははしご
5を上昇することができる。また、上昇時と逆の
動作を行なうことにより、ロボツト昇降部6はは
しご5を下降し、さらにはしご5から短はしご2
0へ乗り移ることができる。
上記実施例によれば、はしご昇降ロボツト3を
平地走行車輌2に設置し、平地走行車輌2を作動
させてはしご昇降ロボツト3を垂直壁4のはしご
5の位置まで移動させ、次に、はしご昇降ロボツ
ト3を作動させて、はしご5を昇降させるように
したことから、はしご昇降ロボツトの移動領域を
広範化することができる。その結果、従来作業者
が行なつていた、はしご昇降ロボツトをはしごに
取り付け作業を省略することができ、作業の省力
化を図ることができる。さらに、はしごが放射線
量の高い箇所にある場合には、作業者の被曝低減
をも図ることができる。
平地走行車輌2に設置し、平地走行車輌2を作動
させてはしご昇降ロボツト3を垂直壁4のはしご
5の位置まで移動させ、次に、はしご昇降ロボツ
ト3を作動させて、はしご5を昇降させるように
したことから、はしご昇降ロボツトの移動領域を
広範化することができる。その結果、従来作業者
が行なつていた、はしご昇降ロボツトをはしごに
取り付け作業を省略することができ、作業の省力
化を図ることができる。さらに、はしごが放射線
量の高い箇所にある場合には、作業者の被曝低減
をも図ることができる。
また、平地走行車輌2には、垂直壁4に据え付
けられたはしご5とロボツト昇降部6の取り付け
られた平地走行車輌2前端部との距離が距離検出
器14により測定されることから、この測定値を
基に平地走行車輌2を移動させることにより、ロ
ボツト昇降部6をはしご5の適正位置に移動させ
ることができる。
けられたはしご5とロボツト昇降部6の取り付け
られた平地走行車輌2前端部との距離が距離検出
器14により測定されることから、この測定値を
基に平地走行車輌2を移動させることにより、ロ
ボツト昇降部6をはしご5の適正位置に移動させ
ることができる。
さらに、はしご昇降3のロボツト昇降部6にお
いては、グリツパ17A〜Dの上下移動はタイミ
ングベルト33A〜Dを回転させることにより行
なわれることから、ロボツト昇降部6が小型・軽
量となり、重量の大きな機器等をもロボツト昇降
部6に搭載することができ、搭載能力を向上させ
ることができる。
いては、グリツパ17A〜Dの上下移動はタイミ
ングベルト33A〜Dを回転させることにより行
なわれることから、ロボツト昇降部6が小型・軽
量となり、重量の大きな機器等をもロボツト昇降
部6に搭載することができ、搭載能力を向上させ
ることができる。
また、各グリツパ17A〜Dには、それぞれ光
電スイツチ63A〜Dおよび接近用リミツトスイ
ツチ64A〜Dが取り付けられ、グリツパの上下
移動時には光電スイツチ63A〜Dにより、各グ
リツパ17A〜Dごと個別に踏さん19,21位
置を検出することができる。また、グリツパ17
A〜Dが踏さん19,21に向つて水平スライド
する場合には、上記の接近用リミツトスイツチ6
4A〜Dによつて、グリツパ片43A〜Dの把持
位置に踏さん10,21が位置したことを各グリ
ツパごとに個別に検出することができる。したが
つて、踏さん19,21の間隙が一定でなくて
も、また踏さんが同一平面内に配置されていなく
ても、各グリツパ17A〜Dはそれらの踏さん位
置を検出し、把持することができる。それ故、ロ
ボツト昇降部6はいかなるはしご5,20であつ
ても自力で昇降することができる。
電スイツチ63A〜Dおよび接近用リミツトスイ
ツチ64A〜Dが取り付けられ、グリツパの上下
移動時には光電スイツチ63A〜Dにより、各グ
リツパ17A〜Dごと個別に踏さん19,21位
置を検出することができる。また、グリツパ17
A〜Dが踏さん19,21に向つて水平スライド
する場合には、上記の接近用リミツトスイツチ6
4A〜Dによつて、グリツパ片43A〜Dの把持
位置に踏さん10,21が位置したことを各グリ
ツパごとに個別に検出することができる。したが
つて、踏さん19,21の間隙が一定でなくて
も、また踏さんが同一平面内に配置されていなく
ても、各グリツパ17A〜Dはそれらの踏さん位
置を検出し、把持することができる。それ故、ロ
ボツト昇降部6はいかなるはしご5,20であつ
ても自力で昇降することができる。
また、グリツパ17A〜Dのグリツパ片は電磁
弁により開閉操作されるが、電源喪失時の無励磁
状態で閉作動するよう接定されることから、ロボ
ツト昇降部6は電源喪失時においても落下するこ
とがない。さらに、ロボツト昇降部6の昇降時に
は常時3個または4個のグリツパ17A〜Dで踏
さんを把持していることから、ロボツト昇降部6
が昇降時にバランスを崩して落下することも防止
できる。
弁により開閉操作されるが、電源喪失時の無励磁
状態で閉作動するよう接定されることから、ロボ
ツト昇降部6は電源喪失時においても落下するこ
とがない。さらに、ロボツト昇降部6の昇降時に
は常時3個または4個のグリツパ17A〜Dで踏
さんを把持していることから、ロボツト昇降部6
が昇降時にバランスを崩して落下することも防止
できる。
なお、上記実施例では、平地走行車輌2の走行
機構は車輪9による場合につき述べたが、クロー
ラ型など他の走行機構を用いるものであつてもよ
い。
機構は車輪9による場合につき述べたが、クロー
ラ型など他の走行機構を用いるものであつてもよ
い。
また、操作ペンダント15Aを用いてはしご昇
降システムを無線で遠隔操作する場合も述べた
が、これを有線で行なつてもよい。
降システムを無線で遠隔操作する場合も述べた
が、これを有線で行なつてもよい。
以上のように、この発明に係るはしご昇降ロボ
ツトシステムによれば、平地走行可能な平地走行
車輌上に、垂直壁に据え付けられたはしご状昇降
用具とほぼ同構造のはしご状昇降用具が立設され
るとともに上記はしご状昇降用具を昇降可能なは
しご昇降ロボツトが設置され、このはしご昇降ロ
ボツトのロボツト昇降部には前記はしご状昇降用
具の踏さんを把持可能でかつはしご状昇降用具に
向つて進退自在に複数のグリツパが設けられ、前
記はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部は平地走
行車輌のはしご状昇降用具に昇降移動可能な状態
で取り付けられたことから、はしご昇降ロボツト
のロボツト昇降部は平地走行車輌上で常時ロボツ
ト昇降部を昇降可能な位置・姿勢を確保した状態
で待機させておくことができ、平地走行車輌によ
りはしご昇降ロボツトを垂直壁のはしご状昇降用
具の位置まで移動させると、はしご昇降ロボツト
ははしご昇降部の姿勢変化を生じさせることな
く、垂直壁のはしご状昇降用具に直ちに自力昇降
させることができ、実用的で確実なはしご昇降機
能を付与できる。
ツトシステムによれば、平地走行可能な平地走行
車輌上に、垂直壁に据え付けられたはしご状昇降
用具とほぼ同構造のはしご状昇降用具が立設され
るとともに上記はしご状昇降用具を昇降可能なは
しご昇降ロボツトが設置され、このはしご昇降ロ
ボツトのロボツト昇降部には前記はしご状昇降用
具の踏さんを把持可能でかつはしご状昇降用具に
向つて進退自在に複数のグリツパが設けられ、前
記はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部は平地走
行車輌のはしご状昇降用具に昇降移動可能な状態
で取り付けられたことから、はしご昇降ロボツト
のロボツト昇降部は平地走行車輌上で常時ロボツ
ト昇降部を昇降可能な位置・姿勢を確保した状態
で待機させておくことができ、平地走行車輌によ
りはしご昇降ロボツトを垂直壁のはしご状昇降用
具の位置まで移動させると、はしご昇降ロボツト
ははしご昇降部の姿勢変化を生じさせることな
く、垂直壁のはしご状昇降用具に直ちに自力昇降
させることができ、実用的で確実なはしご昇降機
能を付与できる。
その際、はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部
にははしご状昇降用具に向つて進退自在な複数の
グリツパが設けられ、各グリツパではしご状昇降
用具の踏さんを把持させたから、はしご状昇降用
具の踏さんとの結合がより確実で、はしご昇降ロ
ボツトの確実な動作を保証することができる。
にははしご状昇降用具に向つて進退自在な複数の
グリツパが設けられ、各グリツパではしご状昇降
用具の踏さんを把持させたから、はしご状昇降用
具の踏さんとの結合がより確実で、はしご昇降ロ
ボツトの確実な動作を保証することができる。
また、この発明のはしご昇降ロボツトシステム
は、地上移動が平地走行車輌に委ねられ、全体と
してのロボツト動作を速くしたり、搭載可能な重
量を増加させ、ロボツトとしての能力向上が図れ
る等の効果を奏する。
は、地上移動が平地走行車輌に委ねられ、全体と
してのロボツト動作を速くしたり、搭載可能な重
量を増加させ、ロボツトとしての能力向上が図れ
る等の効果を奏する。
また、はしご昇降ロボツトのロボツト昇降部が
はしご状昇降用具の踏さんを把持可能とし、かつ
はしご昇降用具に向つて進退自在に設けられる複
数のグリツパと、このグリツパを昇降移動させる
グリツパ昇降移動機構とを有し、このグリツパ昇
降移動機構が、はしご昇降方向に移動可能なベル
トを備え、このベルトにグリツパが固着された場
合は、グリツパ昇降移動機構を小型・軽量化する
ことができ、したがつて、大重量の物品をもロボ
ツト昇降部に搭載させることができ、はしご昇降
ロボツトの搭載能力を向上させることができる。
はしご状昇降用具の踏さんを把持可能とし、かつ
はしご昇降用具に向つて進退自在に設けられる複
数のグリツパと、このグリツパを昇降移動させる
グリツパ昇降移動機構とを有し、このグリツパ昇
降移動機構が、はしご昇降方向に移動可能なベル
トを備え、このベルトにグリツパが固着された場
合は、グリツパ昇降移動機構を小型・軽量化する
ことができ、したがつて、大重量の物品をもロボ
ツト昇降部に搭載させることができ、はしご昇降
ロボツトの搭載能力を向上させることができる。
また、複数のグリツパに昇降位置検出センサや
接近位置検出センサを各個別に設けた場合には、
これらのセンサにより各グリツパごと別個独立に
はしご踏さんを検出し、把持することができる。
したがつて、はしご昇降ロボツトのロボツト昇降
部は、踏さんが不揃いであつても、そのようなは
しごを自力で昇降することができる。
接近位置検出センサを各個別に設けた場合には、
これらのセンサにより各グリツパごと別個独立に
はしご踏さんを検出し、把持することができる。
したがつて、はしご昇降ロボツトのロボツト昇降
部は、踏さんが不揃いであつても、そのようなは
しごを自力で昇降することができる。
第1図はこの発明に係るはしご昇降ロボツトシ
ステムの一実施例をはしご状昇降用具との関係で
示す斜視図、第2図ははしご昇降ロボツトシステ
ムのロボツト昇降部を示す斜視図、第3図ははし
ご昇降ロボツトのロボツト昇降部の内部構造を示
し、同図Aは側面図、同図Bは平面図、第4図は
第3図Aの下端部を拡大してグリツパ17Cを示
す側面図、第5図は第3図Bの左下端部を拡大し
てグリツパ17Cを示す平面図、第6図、第7図
はそれぞれグリツパ17Cと踏さんとの上下方
向、水平方向の位置合せを示す側面図、第8図は
この実施例の制御系を示すブロツク図、第9図は
はしご昇降ロボツトシステムが垂直壁に近接し停
止した状態を示す側面図、第10図A〜Fはロボ
ツト昇降部のはしご上昇動作を示す平面図であ
る。 1……はしご昇降ロボツトシステム、2……平
地走行車輌、3……はしご昇降ロボツト、4……
垂直壁、5……はしご、6……ロボツト昇降部、
14……距離検出器、17A〜D……グリツパ、
19,21……踏さん、20……短ばしご、30
A〜D……グリツパ昇降移動機構、33A〜D…
…タイミングベルト、63A〜D……光電スイツ
チ、64A〜D……接近用リミツトスイツチ。
ステムの一実施例をはしご状昇降用具との関係で
示す斜視図、第2図ははしご昇降ロボツトシステ
ムのロボツト昇降部を示す斜視図、第3図ははし
ご昇降ロボツトのロボツト昇降部の内部構造を示
し、同図Aは側面図、同図Bは平面図、第4図は
第3図Aの下端部を拡大してグリツパ17Cを示
す側面図、第5図は第3図Bの左下端部を拡大し
てグリツパ17Cを示す平面図、第6図、第7図
はそれぞれグリツパ17Cと踏さんとの上下方
向、水平方向の位置合せを示す側面図、第8図は
この実施例の制御系を示すブロツク図、第9図は
はしご昇降ロボツトシステムが垂直壁に近接し停
止した状態を示す側面図、第10図A〜Fはロボ
ツト昇降部のはしご上昇動作を示す平面図であ
る。 1……はしご昇降ロボツトシステム、2……平
地走行車輌、3……はしご昇降ロボツト、4……
垂直壁、5……はしご、6……ロボツト昇降部、
14……距離検出器、17A〜D……グリツパ、
19,21……踏さん、20……短ばしご、30
A〜D……グリツパ昇降移動機構、33A〜D…
…タイミングベルト、63A〜D……光電スイツ
チ、64A〜D……接近用リミツトスイツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平地走行可能な平地走行車輌上に、垂直壁に
据え付けられたはしご状昇降用具とほぼ同構造の
はしご状昇降用具が立設されるとともに上記はし
ご状昇降用具を昇降可能なはしご昇降ロボツトが
設置され、このはしご昇降ロボツトのロボツト昇
降部には前記はしご状昇降用具の踏さんを把持可
能でかつはしご状昇降用具に向つて進退自在に複
数のグリツパが設けられ、前記はしご昇降ロボツ
トのロボツト昇降部は平地走行車輌のはしご状昇
降用具に昇降移動可能な状態で取り付けられたこ
とを特徴とするはしご昇降ロボツトシステム。 2 平地走行車輌には、垂直壁に据え付けられた
はしご状昇降用具とロボツト昇降部との距離を検
出する距離検出器が設けられた特許請求の範囲第
1項記載のはしご昇降ロボツトシステム。 3 ロボツト昇降部は、グリツパを昇降移動させ
るグリツパ昇降移動機構を備え、このグリツパ移
動機構ははしご状昇降用具の昇降方向に移動可能
なベルトを有し、このベルトに上記グリツパが固
着された特許請求の範囲第1項記載または第2項
記載のはしご昇降ロボツトシステム。 4 グリツパには、グリツパの昇降移動に際し、
はしご状昇降用具の踏さん位置を検出する昇降位
置検出センサが設けられた特許請求の範囲第3項
記載のはしご昇降ロボツトシステム。 5 グリツパには、グリツパがはしご状昇降用具
の踏さんに向つて移動するに際し、グリツパの把
持位置に踏さんが到つたことを検出する接近位置
検出センサが設けられた特許請求の範囲第3項記
載または第4項記載のはしご昇降ロボツトシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59197336A JPS6175075A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | はしご昇降ロボツトシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59197336A JPS6175075A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | はしご昇降ロボツトシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175075A JPS6175075A (ja) | 1986-04-17 |
JPH0415066B2 true JPH0415066B2 (ja) | 1992-03-16 |
Family
ID=16372773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59197336A Granted JPS6175075A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | はしご昇降ロボツトシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6175075A (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63162175A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-05 | 株式会社東芝 | 配管内作業ロボツト |
JP2557909Y2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-12-17 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車等の車両におけるシートの固定構造 |
US20090166105A1 (en) * | 2007-12-28 | 2009-07-02 | Searete Llc | Limbed vehicles, systems and methods using same, and post networks on which limbed vehicles travel |
US9168963B2 (en) | 2007-12-28 | 2015-10-27 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems and methods employing limbed vehicle and spaced posts |
US9162719B2 (en) | 2007-12-28 | 2015-10-20 | The Invention Science Fund I, Llc | Limbed vehicles, systems and methods using same, and post networks on which limbed vehicles travel |
US8763757B2 (en) | 2012-08-30 | 2014-07-01 | General Electric Company | Ladder climbing apparatus |
CN103909990A (zh) * | 2013-01-08 | 2014-07-09 | 赵赵 | 爬梯机器人 |
CN104128931B (zh) * | 2014-05-26 | 2016-03-02 | 苏州工业园区职业技术学院 | 一种用于爬壁机器人的负载系统 |
CN104527829B (zh) * | 2014-12-25 | 2017-02-22 | 哈尔滨工程大学 | 复合式爬梯机器人 |
CN106143669B (zh) * | 2016-08-17 | 2018-07-10 | 中山大学 | 一种直梯攀爬机构 |
CN106585756B (zh) * | 2016-12-01 | 2019-10-11 | 上海申雪供应链管理有限公司 | 一种人工爬梯机器人 |
CN106627826B (zh) * | 2016-12-28 | 2022-10-11 | 威海职业学院 | 一种工业爬梯助爬机器人 |
CN108749945B (zh) * | 2018-07-27 | 2023-10-20 | 贵州电网有限责任公司 | 一种多功能电杆爬杆机器人 |
CN111605638A (zh) * | 2020-05-15 | 2020-09-01 | 深圳国信泰富科技有限公司 | 一种爬梯检测机器人及控制方法 |
CN112678085A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-20 | 上海建桥学院 | 一种直动式四足导轨爬楼梯机器人装置 |
KR102683381B1 (ko) * | 2022-04-28 | 2024-07-09 | 주식회사 오리온이엔씨 | 험로주행이 가능한 다목적 모니터링 자율 주행 로봇 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57102782A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Travelling device |
JPS58142499A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-24 | 株式会社東芝 | 移動式点検監視システム |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP59197336A patent/JPS6175075A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57102782A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Travelling device |
JPS58142499A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-24 | 株式会社東芝 | 移動式点検監視システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6175075A (ja) | 1986-04-17 |
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