JPH0415050Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、時計バンド等の駒構造に関するもの
であり、特に芯棒を内包した縁駒をリングにて連
結するバンドの駒の構造に関するものである。

(b) 従来技術 従来この種のバンドは、芯棒を内包し、管状に
折り曲げられた部分とその間に設けられた桟部と
からなる縁駒に、連結リングを引掛けて折り曲
げ、連結するものであつた。

(c) 考案が解決しようとする問題点 上記従来のバンドにおいては、その構造上デザ
インの変化性に乏しく、またそのリングを組み合
わせたような外観に特徴があり、この外観を損な
うことなく装飾を施すことがむずかしいという問
題があつた。

(d) 問題点を解決するための手段 本考案は、芯棒を内包した縁駒を連結する第１
リングに窓部を設け、この窓部内に第２リングを
設けることにより、前記従来例の問題点を解決す
るものである。

(e) 実施例 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視
図、第２図は第１図に示すバンドの斜視図であ
る。

１は縁駒であり、管状に折り曲げられた管状部
１ａとその間に設けられた桟部１ｂとから構成さ
れている。

２は縁駒１内に挿入された芯棒であり、第３図
に示すように、縁駒１の管状部１ａ内に位置する
板状部２ａと、その間でかつ縁駒１の桟部１ｂに
平行に設けられた棒状部２ｂとから構成されるも
のである。

３は縁駒１の管状部１ａ間に露出する芯棒２の
棒状部２ｂに引掛けられて折り曲げられる縁駒１
を連結する第１リングである。

この第１リング３には、その上面に窓部３ａが
設けられている。

４は第１リング３の窓部３ａ内に設けられ、縁
駒１の桟部１ｂに引掛けられる第２リングであ
る。この第２リング４は、ステンレス、プラスチ
ツク等からなるものであり、隣接する縁駒１を接
続すると共に装飾品としての機能も有するもので
ある。上記構成からなるバンドを組み立てるに
は、第２リング４がステンレス等の折り曲げ可能
な材質からなる場合、第２リング４を縁駒１の桟
部１ｂに引掛けて折り曲げ、その後第１リング３
を芯棒２の棒状部２ｂに引掛けて折り曲げて縁駒
１を連結する。

また、第２リング４がプラスチツク等の折り曲
げることができない材質からなる場合には、予め
切欠部を有するリング状に形成された第２リング
４を、第１リング３を取り付ける前又は後に縁駒
１の桟部１ｂに嵌着して連結する。

尚、第２リング４も第１リング３と共に芯棒２
の棒状部２ｂに引掛けて取り付けても良い。

(f) 考案の効果 本考案によれば、バンドの構造上の特徴を損う
ことなくデザインの種類を増やすことができる。
特に、第１リングと第２リングの材質、色等を変
えたり、あるいは第１リングと第２リングの表面
を平面と曲面等にするなど簡単にデザインを変更
することが可能である。

また、第２リングも縁駒を連結する機能を有す
るので、第１リングがはずれてしまつてもバンド
が切れてしまうことがなく、より確実に駒を連結
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第２図は第１図に示すバンドの斜視図、第３図は
第１図に示す芯棒の斜視図である。 １……縁駒、２……芯棒、３……第１リング、
４……第２リング。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 管状部とその間に設けられた桟部とを有する縁
   駒と、 該縁駒内に内包され、前記管状部内に位置する
   板上部とその間でかつ前記桟部に平行に設けられ
   た棒状部とを有する芯棒と、 前記棒状部に係合することにより隣接する前記
   縁駒を連結し、その上面に窓部を有する第１リン
   グと、 該第１リングの窓部内に設けられ、前記桟部又
   は棒状部に係合して前記隣接する縁駒を連結する
   第２リングと、 からなることを特徴とするバンドの駒構造。