JP3012544U - 指 輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】貴金属製のリング枠内に貴石類等のリング状装
飾体を収納可能とし、リング枠とリング状装飾体とを種
々組み合わせることにより、さまざまなバリエーション
を展開することが可能な指輪に関する。 【構成】１）所定の間隔で一対の貴金属製リングを部分
的に連結固定したリング枠と、このリング枠の一対の貴
金属製リング間に着脱可能にはめ込まれた装飾リングと
を有することを特徴とする指輪。 ２）一対の貴金属製リングの連結部位に宝石を搭載した
台枠が取り付けられた上記１に記載の指輪。 ３）一対の貴金属製リングの開放された部位に、装飾リ
ングを保持する収容ガイドを設けた上記１または２に記
載の指輪。 【効果】互いに組み込む連結構造が簡単で、また全体と
して一体感が出しやすいのですぐれた装飾性を備え、し
かも使用中に外れることがないにもかかわらず装飾リン
グの着脱操作が容易であるという、商品価値において非
常に優れた指輪を提供することが可能となった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は貴金属製のリング枠内に貴石類等のリング状装飾体を収納可能とし 、リング枠とリング状装飾体とを種々組み合わせることにより、さまざまなバリ エーションを展開することが可能な指輪に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の部材を複数組み合わせた指輪としては、 宝石部分を組込み式としたもの（例えば実開平４−７４０１３号、実開平６− １３５２３号） 複数のリングを連結するようにしたもの（例えば実開昭５９−１７８１０９号 、実開昭６０−３４２１４号、実開昭６０−３４２１５号、実開昭６０−３６７ １９号、実開昭６０−８３３１６号、実開平６−１２５号） 等が開発されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来例にはそれぞれ次のような欠点があった。

【０００４】 の宝石部分を組込み式としたものは、指輪のような小さい構造物にしては組 み込む構造が複雑で、またリングと宝石との一体感を出しにくいという欠点があ った。

【０００５】 さらに、の複数のリングを連結するようにしたものにおいては、連結機構が 簡単であると互いに外れやすく、また連結機構が複雑であると着脱操作が面倒で ありかつデザイン的にも目だってしまって装飾性が損なわれるという問題があっ た。

【０００６】 この考案の指輪は従来例の上記欠点を解消したもので、互いに組み込む連結構 造が簡単で、また全体として一体感が出しやすいのですぐれた装飾性を備え、し かも連結した際に外れることがないにもかかわらず着脱操作が容易であるという 、商品価値において非常に優れた指輪を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案の指輪は、所定の間隔で一対の貴金属製リングを部分的に連 結固定したリング枠と、このリング枠の一対の貴金属製リング間に着脱可能には め込まれた装飾リングとを有することを特徴とするものである。

【０００８】 この考案の指輪はまた、上記一対の貴金属製リングの連結部位に宝石を搭載し た台枠が取り付けられたことも特徴である。

【０００９】 さらにこの考案の指輪は、上記一対の貴金属製リングの開放された部位に、装 飾リングを保持する収容ガイドを設けたことも特徴としている。

【００１０】

【作用】

この考案の指輪は以上のように構成したので、互いに組み込む連結構造が簡単 で、また全体として一体感が出しやすいのですぐれた装飾性を備え、しかも使用 中に外れることがないにもかかわらず装飾リングの着脱操作が容易であるという 、商品価値において非常に優れた指輪を提供することが可能となった。

【００１１】 さらにはさまざまなバリエーションの装飾性を持つ指輪を提供することができ 、なおかつ装飾リングの取り換えを何回繰り返し行なっても、ほとんど不具合を 生じることがないので、耐久性に非常に優れた指輪を提供することができるよう になった。

【００１２】

【実施例】

以下、この考案の指輪を図面に基づいて詳細に説明する。

【００１３】 図１ないし図４はこの考案の指輪の一実施例を示すもので、１はリング枠であ る。このリング枠１は、所定の間隔で一対の貴金属製リング２，３を部分的に連 結固定した構造を備えている。そしてこの連結部位には、宝石５を搭載した台枠 ４が取り付けられている。図では台枠４はさらにリボン状に延長され、リング部 分のより広い範囲で一対の貴金属製リング２，３を連結固定する補強部６が形成 されている。

【００１４】 上記リング枠１の一対の貴金属製リング２，３間は所定間隔の隙間７が形成さ れている。そしてこの隙間７内には、隙間７とほぼ同一寸法の幅を有する装飾リ ング８が着脱可能にはめ込まれている。

【００１５】 上記装飾リング８としては種々の素材が使用可能である。例えば貴金属製リン グ２，３に金や銀、プラチナ等が使用されている場合、貴金属製リング２，３に に使用しているものと異なる素材の貴金属を使用したり、メノウ、オニックス、 トルコ石、水晶、トルマリン等の貴石類、サンゴ、コハク等が用いられる。

【００１６】 上記一対の貴金属製リング２，３の隙間７として開放された部位には、上記装 飾リング８を保持する収容ガイド９が設けられている。

【００１７】 上記装飾リング８の収容ガイド９は、図では貴金属製リング２，３の開放され た部位に設けた突条で、貴金属製リング２，３間の隙間７方向に向けて突出して いる。この収容ガイド９としては何ら上記突条に限定されるものではなく、貴金 属製リング２，３間を完全に連結するものであっても、装飾リング８と凹凸その 他の関係で係合するものであってもよい。

【００１８】 以上の構成を有するこの考案の指輪は、指への装着の前に貴金属製リング２， ３間の隙間７内に上記装飾リング８をはめ込むだけで準備が完了する。そしてそ の使用中には指が貴金属製リング２，３だけでなく装飾リング８のリング部内に も挿通されており、脱落して紛失することがまったくあり得ない。

【００１９】 また装飾リング８を変えたい時には、指輪を指から抜き取って貴金属製リング ２，３間の隙間７から上記装飾リング８を抜き取り、他の装飾リング８をはめ込 むことによって簡単に装飾リング８を取り換えることができる。

【００２０】 したがって利用者は、装飾リング８を適宜交換することにより、貴金属製リン グ２，３や宝石５を搭載した台枠４との組み合わせを自在に変更することができ 、さまざまなバリエーションの装飾性を持つ指輪を簡単に手にすることができる 。

【００２１】

【考案の効果】

この考案の指輪は以上のように構成したので、互いに組み込む連結構造が簡単 で、また全体として一体感が出しやすいのですぐれた装飾性を備え、しかも使用 中に外れることがないにもかかわらず装飾リングの着脱操作が容易であるという 、商品価値において非常に優れた指輪を提供することが可能となった。

【００２２】 さらにはさまざまなバリエーションの装飾性を持つ指輪を提供することができ 、なおかつ装飾リングの取り換えを何回繰り返し行なっても、ほとんど不具合を 生じることがないので、耐久性に非常に優れた指輪を提供することができるよう になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の指輪の一実施例を示す平面図であ
る。

【図２】その正面図である。

【図３】その側面図である。

【図４】組み付け過程を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ リング枠 ２，３ 貴金属製リング ４ 台枠 ５ 宝石 ６ 補強部 ７ 隙間 ８ 装飾リング ９ 収容ガイド

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の間隔で一対の貴金属製リングを部
   分的に連結固定したリング枠と、このリング枠の一対の
   貴金属製リング間に着脱可能にはめ込まれた装飾リング
   とを有することを特徴とする指輪。
2. 【請求項２】 一対の貴金属製リングの連結部位に宝石
   を搭載した台枠が取り付けられた請求項１に記載の指
   輪。
3. 【請求項３】 一対の貴金属製リングの開放された部位
   に、装飾リングを保持する収容ガイドを設けた請求項１
   または２に記載の指輪。