JPH0622254Y2 - 二重連着指輪 - Google Patents

二重連着指輪

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JPH0622254Y2
JPH0622254Y2 JP1990116249U JP11624990U JPH0622254Y2 JP H0622254 Y2 JPH0622254 Y2 JP H0622254Y2 JP 1990116249 U JP1990116249 U JP 1990116249U JP 11624990 U JP11624990 U JP 11624990U JP H0622254 Y2 JPH0622254 Y2 JP H0622254Y2
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frame
ring
decorative
frame side
shaped
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JP1990116249U
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福太郎 鈴木
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福太郎 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、立爪指輪等のようなシンプルな形態を具えた
所要数の単体指輪と、当該単体指輪に対する豪華性付与
のための装飾枠体指輪との組合せから成り、単体指輪単
独での使用と、複数所持する当該単体指輪中の所望指輪
と、上記装飾指輪とを組合せることに依り、中心宝石の
回りに多数の小粒宝石等があしらわれて豪華性が付与さ
れた外観を呈するデザイン指輪として使用されるように
構成した二重連着指輪に関するものである。
【従来の技術】
元来、指輪は、比較的大きな宝石を一つだけ具えた所謂
立爪指輪のようなシンプルな形態を具えたものと、大き
な宝石の回りに小粒の宝石をちりばめた所謂デザイン指
輪のような豪華性を具えたものとに大別される。 然し乍、上記したような立爪指輪と、デザイン指輪と
の、両方を多種類購入することは、指輪自体の高価性に
基づき、著しい経済的負担を生じることとなる。 このような問題を解決する指輪としては、実公昭49−
46865号公報に掲載された「二重連着指輪」があ
る。 これは、シンプルな形態を具えた所要数の立爪指輪等の
ような単体指輪と、当該単体指輪に対する豪華性付与の
ための枠状装飾指輪との組合せから成り、当該単体指輪
の単独単独使用、及び、枠状装飾指輪との組合せ使用に
基づき、少ない指輪の多様的かつ合理的利用を図ること
ができるようにしたものである。
【考案が解決しようとする課題】
上記したような従来の二重連着指輪であると、枠状装飾
指輪は、その中央部分に、単体指輪の宝石を嵌合するた
めの空所が存在するため、当該枠状装飾指輪だけでの使
用は、体裁上、適しないものとされた。然し乍、当該枠
状装飾指輪自体も、小粒宝石をちりばめたものであるた
め、比較的高価なものとなり、従って、これを指輪の単
なるアダプターとしてだけに用いることは、極めてもっ
たいない、と言う問題が必然伴った。 本考案は、枠状装飾指輪を、上記した組合せ用と言う本
来の使用以外に、単独の指輪として着用しても、何等違
和感のないような変形の許容化を図り、依って、従来に
おける上記したような問題を解消化したものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は、宝石等の装飾体2を、リング部1の頂部に装
着して成る単体指輪Aと、上記単体指輪Aの装飾体2を
嵌合させるための開閉自在な空間部Sを中央部分に形成
した枠状装飾部4を、リング部3の頂部に装着して成る
装飾枠体指輪Bとを具え、上記した枠状装飾部4は、二
つの枠辺が形成する隅角部内に、他の二つの枠辺が密着
する如き変形に基づき空間部Sが消滅されるように構成
したことを特徴とする二重連着指輪に係るものである。 そして、前記した枠状装飾部4の具体的構成であるが、
これは、上端面に小粒宝石等の適宜飾りを取付けた所要
数の筒状装飾単体5を矩形枠状に連結すると共に、直角
状態で隣接する第1枠辺aと第2枠辺bとは直角に連結
固定された固定枠辺とし、また、当該第2枠辺bに対し
て順次連設される第3枠辺cと第4枠辺dとは可動枠辺
とし、当該第4枠辺dの基端部に位置する筒状装飾単体
5aに対して連結される筒状装飾単体を、枢支用筒状装飾
単体5bとし、当該枢支用筒状装飾単体5bに対して連結さ
れる第3枠辺cに於ける筒状装飾単体5cと、前記した第
4枠辺d基端部に位置する筒状装飾単体5aとを、当該枢
支用筒状装飾単体5bに対して回動自在に連結するように
構成したものである。
【作用】
本考案は、通常、複数個の単体指輪Aと、一個の装飾枠
体指輪Bの組合せに依り、使用に供せられる。 すなわち、第2図に示すように、単体指輪Aの単独使用
と、第1図に示すように、装飾枠体指輪Bの空間部S内
に単体指輪Aを嵌入させ状態での使用を成す。そして、
当該装飾枠体指輪Bに対して嵌合させられた単体指輪A
を代えることに依り、指輪の組合せ的利用が図られる。
尚、上記した単体指輪Aの空間部S内に対する嵌入は当
該空間部Sの開閉に基づき行われる。 更に、装飾枠体指輪Bを単独で使用する場合は、枠状装
飾部4に於ける二つの枠辺が形成する隅角部内に、他の
二つの枠辺が密着する如き変形に基づき、当該枠状装飾
部4の中央部分に形成されている空間部Sを消滅させ
る。このような転化状態にあっては、当該装飾枠体指輪
Bは、所謂V字型指輪としての利用が図られる。
【実施例】
本考案の構成を図面に示す実施例について詳細に説明す
れば次の通りである。 図に於いて、Aは単体指輪であって、例えば立爪指輪の
ようなシンプルな形態を具えたものである。1は当該単
体指輪Aのリング部、2は宝石等の装飾体である。尚、
当該単体指輪Aはその儘の状態で着目可能とするもので
ある。 Bは上記した単体指輪Aに対する豪華性付与のための装
飾枠体指輪であって、その中央部分に、単体指輪Aの装
飾体2を嵌合させるための空間部Sが形成されるように
構成してある。以下、当該装飾枠体指輪Bの構成を詳述
する。 3は装飾枠体指輪Bのリング部、4は小粒の宝石等を配
設して成る枠状装飾部であって、中央部分に空間部Sを
形成することに依り、前記装飾体2を囲繞可能な形態に
構成してある。 当該枠状装飾部4であるが、これは、上端面に小粒宝石
等の適宜飾りを取付けた筒状装飾単体5を矩形枠状に連
結して形成してある。そして、図示の実施例にあって
は、筒状装飾単体5を四つ並べた状態で一つの枠辺を形
成するように構成してある。また、直角状態で隣接する
第1枠辺aと第2枠辺bとは直角に連結固定された固定
枠辺と成っている。一方、当該第2枠辺bに対して順次
連設される第3枠辺cと第4枠辺dとは可動枠辺となっ
ており、当該第4枠辺dの開放端縁と、第1枠辺aの開
放端縁とを、後述する掛止め用ばね鈎片8を介して連結
することに依り、矩形枠状に組まれ、その中央空間部S
内に、前記単体指輪Aに於ける装飾体2が着脱自在に囲
繞されるように構成してある。 処で、枠状装飾部4を形成する筒状装飾単体5中、第4
枠辺dの基端部に位置する筒状装飾単体5aに対して連結
される筒状装飾単体を、枢支用筒状装飾単体5bとし、当
該枢支用筒状装飾単体5bに対して連結される第3枠辺c
に於ける筒状装飾単体5cと、前記した第4枠辺dの基端
部に位置する筒状装飾単体5aとは、当該枢支用筒状装飾
単体5bに対して回動自在(屈折自在)に連結されるよう
に構成してある。 すなわち、第7図に示すように、枢支用筒状装飾単体5b
の両側部に突設した枢支用凸部材6,7を、当該枢支用筒
状装飾単体5bに対してその前後に連なる筒状装飾単体5a
及び5cに形成した枢支用凹所6a,7aに対して嵌合すると
共に、夫々枢軸6b,7bを介して回転自在(屈折自在)に
連結するように構成してある。 尚、上記したような構成は、装飾枠体指輪Bを単独で着
用するに際して、当該装飾枠体指輪Bに於ける枠状装飾
部4の中央部分に形成されている、単体指輪Aの装飾体
2の嵌合用たる空間部Sを消滅化するためである。 すなわち、上記した枢軸6b,7bを介して回転自在(屈折
自在)の連結に基づき、第5図に示すように、第1枠辺
aと第2枠辺bとで形成される隅角部内に、第3枠辺c
と第4枠辺dとを、当該隅角部内面に密着させるような
変形を生じさせ、これにより、前記した空間部Sを消滅
化するように構成してある。 処で、枠状装飾部4の骨子的構成とする処は、二つの枠
辺がおりなす隅角部内に、他の二つの枠辺が密着する如
き変形が許容化されるような構成とすることにある。従
って、図面に示すように枠状装飾部4を、所要数の筒状
装飾単体5等で形成するようにしたのは一つの実施例に
過ぎず、前記のような骨子的要件を満たす構成であれ
ば、図示のもの以外の形態を採っても良い。 第9図に及び第10図に於て、8は枠状装飾部4に於け
る第1枠辺aの開放端側に取付けた掛止め用ばね鈎片で
あって、その先端鈎部8a及び操作用突起部8bは、当該開
放端からやヽ突出されている。9は当該開放端のやヽ内
方部分に突設したフックであって、下記する係止孔に嵌
合して掛止めの安定化を図るためのものである。 10は枠状装飾部4に於ける第4枠辺dの開放端側の先端
やヽ外面寄りに形成した第1係止孔であって、上記した
ばね鈎片8における先端鈎部8aを、着脱自在に掛止める
ためのものである。 11は上記開放端の先端やヽ内面寄りに形成した第2係止
孔であって、上記したフック9を着脱自在に突入させる
ためのものである。 すなわち、枠状装飾部4を第9図に示すように矩形枠状
に組んだ場合は、上記したようなばね鈎片8及びフック
9に依る、第1係止孔10及び第2係止孔11に対する掛止
めに基づき、その安定化が図られるように構成してあ
る。 そして、装飾枠体指輪Bを単体着用のため、枠状装飾部
4を第5図に示すような状態に転化させた場合、ばね鈎
片8の先端鈎部8aに対する第2係止孔11の着脱自在の掛
止めに基づき、その安定が図られるように構成してあ
る。
【考案の効果】
本考案は、宝石等の装飾体2を、リング部1の頂部に装
着して成る単体指輪Aと、上記単体指輪Aの装飾体2を
嵌合させるための開閉自在な空間部Sを中央部分に形成
した枠状装飾部4を、リング部3の頂部に装着して成る
装飾枠体指輪Bとを具え、上記した枠状装飾部4は、二
つの枠辺が形成する隅角部内に、他の二つの枠辺が密着
する如き変形に基づき空間部Sが消滅されるように構成
したから、従来、不可能とした装飾枠体指輪B単独での
着用が許容化される。 すなわち、従来にあっては、装飾枠体指輪Bには、単体
指輪Aを嵌合するための中央空間部が、常に存在してい
るため、これの単独着用は不可能とされた。 これに対して本考案は、上記のような構成の採用に基づ
き、空間部Sの消滅を図ることが出来るから、この種の
二重連着指輪の多様的利用の拡大化が図られる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は単
体指輪Aと装飾枠体指輪Bとを結合させた状態を示す斜
視図、第2図は単体指輪Aの斜視図、第3図は装飾枠体
指輪Bの斜視図、第4図は空間部Sの開閉状態を示した
装飾枠体指輪Bの平面図、第5図は装飾枠体指輪Bの単
独利用を図るために空間部Sを消滅させる過程を示した
当該装飾枠体指輪Bの平面図、第6図は空間部Sを消滅
させた状態にある装飾枠体指輪Bの斜視図、第7図は装
飾枠体指輪Bに於ける枠状装飾部4の要部を示す分解斜
視図、第8図は同上拡大断面図、第9図は枠状装飾部4
の掛止め部分を切欠して示す装飾枠体指輪Bの平面図、
第10図は掛止め用ばね鈎片8の斜視図である。 A……単体指輪、1……リング部 2……装飾体 B……装飾枠体指輪、S……空間部 3……リング部、4……枠状装飾部 5……筒状装飾単体、a……第1枠辺 b……第2枠辺、c……第3枠辺 d……第4枠辺 5a……筒状装飾単体 5b……枢支用筒状装飾単体 5c……筒状装飾単体 6,7……枢支用凸部材、6a,7a……枢支用凹所 6b,7b……枢軸 8……掛止め用ばね鈎片、8a……先端鈎部 8b……操作用突起部 9……フック、10……第1係止孔 11……第2係止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】宝石等の装飾体(2)を、リング部(1)
    の頂部に装着して成る単体指輪(A)と、上記単体指輪
    (A)の装飾体(2)を嵌合させるための開閉自在な空
    間部(S)を中央部分に形成した枠状装飾部(4)を、
    リング部(3)の頂部に装着して成る装飾枠体指輪
    (B)とを具え、上記した枠状装飾部(4)は、上端面
    に小粒宝石等の適宜飾りを取付けた所要数の筒状装飾単
    体(5)を矩形枠状に連結すると共に、直角状態で隣接
    する第1枠辺(a)と第2枠辺(b)とは直角に連結固
    定された固定枠辺とし、また、当該第2枠辺(b)に対
    して順次連設される第3枠辺(c)と第4枠辺(d)と
    は可動枠辺とし、当該第4枠辺(d)の基端部に位置す
    る筒状装飾単体(5a)に対して連結される筒状装飾単体
    を、枢支用筒状装飾単体(5b)とし、当該枢支用筒状装
    飾単体(5b)に対して連結される第3枠辺(c)に於け
    る筒状装飾単体(5c)と、前記した第4枠辺(d)基端
    部に位置する筒状装飾単体(5a)とを、当該枢支用筒状
    装飾単体(5b)に対して屈折自在に連結するように構成
    することに依って、当該枠状装飾部(4)は、二つの枠
    辺が形成する隅角部内に、他の二つの枠辺が密着するよ
    うな変形に基づき空間部(S)が消滅されるように構成
    したことを特徴とする二重連着指輪。
JP1990116249U 1990-11-07 1990-11-07 二重連着指輪 Expired - Lifetime JPH0622254Y2 (ja)

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JPH0474013U JPH0474013U (ja) 1992-06-29
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JP2537648Y2 (ja) * 1992-12-18 1997-06-04 株式会社保井隆一郎事務所 指 輪
JP2005224493A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Shinka Kk 変形自在の装身具
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