JPH04148743A

JPH04148743A - ローラ拭取り装置

Info

Publication number: JPH04148743A
Application number: JP2274313A
Authority: JP
Inventors: Yuji Harada; 裕司原田; Narishige Yanagi; 柳　済成
Original assignee: Showa Electric Wire and Cable Co
Current assignee: SWCC Corp
Priority date: 1990-10-12
Filing date: 1990-10-12
Publication date: 1992-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ゴム等のモールド加工によって製造されるロ
ーラの外表面を清掃するローラ拭取り装置に関する。

（従来の技術）複写機の用紙搬送や定着等には、ゴム等を被覆したロー
ラが用いられる。このローラは、スチール等から成る軸
心外周にシリコーンゴム等をモールドして構成される。

このローラ製造工程においては、シリコーンゴム等の被
覆を多層に施すことが行なわれることがある。従って、
この場合の工程において、予め内側の被覆外表面の清掃
が行なわれる。

第４図に、そのような従来のローラ拭取り方法を説明す
る斜視図を示す。

図において、ローラ１は、軸心２の外周に被覆３を施し
て構成される。この被覆３の外周面に付着した油分や塵
埃等の異物を拭取るために、その側方に、吸油性の不織
布等から成る拭取り紙４が配置される。そして、図示し
ない装置によって、矢印■方向に拭取り紙４を押し、ロ
ーラ１の外表面に押付ける。その状態でローラ１を回転
させながら往復動させれば、外表面の異物の拭取りが進
められる。

尚、この拭取りの際には、拭取り紙４に予めアルコール
等が含浸される。

（発明が解決しようとする課題）ところで、拭取り紙４は、肉厚が厚い程、拭取り性もよ
く、又、ローラ１の外表面に傷を付ける危険性も少ない
。

そこで、第５図に示すように、拭取り紙４を３枚程度に
折畳み、これをローラ１外表面に押付けるようにしてい
る。

ところが、このような状態で、ローラ１を回転させ拭取
り作業を実行すると、拭取り紙４の耳４ａの部分が、例
えば第６図に示すように、拭取り作業の際の種々の力に
よって折れ曲がりむしれて、拭取りの均一性が乱される
。また、このような状態で拭取りを行なうと、ローラ１
の外表面に傷を付けたり、拭取り紙４をローラ１に押付
ける装置の側の摩耗等も促進させてしまうという問題が
あった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、拭取り紙
の折畳み方法を変更することにより良好な拭取りを可能
としだローラ拭取り装置を提供することを目的とするも
のである。

（課題を解決するための手段）本発明のローラ拭取り装置は、ローラの側方に拭取り紙
を供給する供給機構と、前記ローラに前記拭取り紙を押
付けて当該ローラ外表面の異物を拭取る拭取り機構とを
有し、前記供給機構から前記拭取り機構に至る前記拭取
り４紙の搬送路には、前記拭取り紙をその搬送方向に平
行な折目をつけて折畳む折畳みガイドが設けられ、この
折畳みガイドは、前記拭取り紙の外側の側縁が前記ロー
ラと接する面の反対側に位置するように前記拭取り紙を
折畳むよう構成されたことを特徴とするものである。

（作用）以上の装置は、折畳みガイドによって拭取り紙を渦巻状
に折畳む際、外側にくる側縁が、ローラと接する面の反
対側に位置するように拭取り紙を折畳む。従って、従来
、むしれ等の原因となりでいた拭取り紙の側縁が、ロー
ラに直接液することがなく、良好な拭取りが行なわれる
。

（実施例）以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。

第１図は、本発明のローラ拭取り装置実施例を示す要部
分解斜視図である。

図において、断面り字型の鋼材から成る垂直フレーム１
１．ａ、ｌｌｂの側方（図の左側方向）には、一対のア
ーム１２ａ、１２ｂが張出すよう固定されている。この
アーム１２ａ、１２ｂの上縁に形成した軸溝１３には、
支持軸１４が嵌込まれ、ここに拭取り紙４がロール状に
巻回されている。この部分を、本考案において、拭取り
紙４の供給機構と呼ぶ。

一方、一対の垂直フレームｌｌａ、ｌｌｂの間には、上
記拭取り紙４を図の右方に搬送するよう、拭取り紙４を
挟み込む一対のガイドロール１５が軸支されている。ま
た、垂直フレーム１１ａ、ｌｌｂの上部には、上記アー
ム１２ａ。

１２ｂと反対側に向けて水平フレーム１６ａ。

１６ｂが張出している。また、水平フレーム１６ａ、１
６ｂの間を繋ぐように、同様の断面り字型鋼材から成る
ブリッジ１７が設けられている。ブリッジ１７の中央下
面には、柱状のホルダ部材１８が垂直に吊下げられ、そ
の下端には、拭取り紙４を折畳むための折畳みガイド２
１が固定されている。

一方、水平フレーム１６ａ、１６ｂの一端には、折畳み
ガイド２１から送り出された拭取り紙４の搬送方向を反
転させるために、ターンロール２２が軸支されている。

また、拭取り紙４は、ターンロール２２を経て、一対の
ピンチロール２３により挟まれ、下方に搬送されるよう
構成されている。

上記垂直フレームｌｌａ、ｌｌｂを支えるベースフレー
ム２４の下方には、上記拭取り紙４により外表面を拭取
られるローラ１が配置される。このローラ１の端部には
、拭取りに使用する溶剤等が軸心２に付着しないように
、マスク５が被せられている。

このローラ１の被覆３に対向するように、図の左方には
、スライドテーブル２５に支持された拭取り機構が配置
されている。このスライドテーブル２５上面には、断面
り字型の支持壁２６が固定されており、この支持壁２６
側面にシリンダ２７が固定されている。シリンダ２７の
ロッド２８は、この支持壁２６を貫通し、その先端にホ
ルダ２９及びヘッド３０が固定されている。このヘッド
３０には、湾曲した凹部３０ａが形成されている。この
凹部３０ａは、ローラ１の外表面に拭取り紙４を押付け
るのに適した適当な曲面に選定されている。

尚、スライドテーブル２５は、図示しない駆動機構によ
り矢印■方向にスライドする構成とされている。

ここで、第１図中に示した■、■、■及び■の位置にお
ける拭取り紙４の断面形状を、第２図（ａ）〜（ｄ）に
示す。

即ち、拭取り紙４は、第１図■の位置で第２図（ａ）の
状態で引出され、第１図■の位置で、折畳みガイド２１
によって３枚に折畳むためのフォーミングが開始される
。その後、上方へ立ち上がるようにガイドされた■の部
分で、第２図（ｃ）に示すように、ちょうど３枚に折畳
まれ、これがターンロール２２に向かう。ターンロール
２２を経た後の■の位置における拭取り紙４の断面は、
第２図（ｄ）に示すように、ちょうど同図（Ｃ）に示す
状態と対称的になっている。この状態では、拭取り紙４
の外側の側縁４ａがその位置を反転させている。

以上の構成の本発明のローラ拭取り装置について、以下
、その動作を説明する。

先ず、装置が起動されると、ガイドロール１５及びピン
チロール２３が駆動されて、拭取り紙４が引出される。

拭取り紙４は、支持軸１４の回転によりガイドロール１
５方向に引出され、折畳みガイド２１中に進入する。こ
こで、先に説明した、第２図（ａ）〜（Ｃ）のように、
拭取り紙４が折畳まれ、上方に搬送される。

その後、拭取り紙４は、ターンロール２２において搬送
方向を反転し、ピンチロール２３にょって下方に向かう
。

この拭取り紙４の先端が、ローラ１とヘッド３０の間に
到達すると、拭取り紙の供給が一旦停止され、その段階
で、ヘッド３０が拭取り紙４をローラ１の被覆３外表面
に押付け、ローラ１の回転によって拭取り作業が実施さ
れる。拭取り作業が完了すると、シリンダ２７が動作し
、ヘッド３０がローラ１の近傍から退避して、所定長切
離された拭取り紙４が除去される。その後は他のローラ
について同様の動作が繰り返される。

尚、第３図に示すように、本発明の装置においては、拭
取り紙４がローラ１に対して、ちょうどその側縁４ａを
ローラ１に接しないような位置に配置して、拭取り作業
が行なわれる。このため、先に第５図及び第６図で説明
したような、拭取り紙側縁のむしれ等が発生しない。

本発明は以上の実施例に限定されない。

第３図に示したような位置関係に拭取り紙を配置するた
めには、例えば、第１図に示した支持軸１４（供給機構
）の位置を、第１図のピンチロール２３を中心とする軸
対称の位置、即ち図の右斜め上方向に配置して、そのま
ま、図示した折畳みガイドを下に向けて、下方へ拭取り
紙４を送り出。

すようにしても差し支えない。この他に、折畳みガイド
２１の構成の選定によって、ターンロール２２を使用し
ないようなものにしても差し支えない。

また、この種のテープ状の紙等を折畳む装置は、一般に
よく知られており、必ずしもガイド状のものを使用せず
、ローラ等を組合わせたものとしても差し支えない。

（発明の効果）以上説明した本発明のローラ拭取り装置は、拭取り紙の
外側の側縁が、ローラと接する面の反対側に位置するよ
うに、拭取り紙を折畳むよう構成したため、ローラに拭
取り紙を押付け、拭取り作業を実施しても、拭取り紙の
側縁のむしれ等が発生せず、良好な、均一な拭取り作業
を実施することができる。これによって、拭取りが不均
一になることによる製品の不良が減少し、又、ヘッドに
無用な力が加わることによるヘッドの消耗を防止し、ヘ
ッドの寿命を延ばすことができる。従って、ヘッドの取
替え等の作業回数も減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のローラ拭取り装置実施例を示す斜視図
、第２図はその装置各部における拭取り紙の折畳み状況
を説明する断面図、第３図はローラ１に対する拭取り紙
４の断面形状平面図、第４図はローラ１の拭取り紙４に
よる拭取り作業説明図、第５図及び第６図は従来の拭取
り作業における問題点を説明する要部平面図である。１−−一−−−−−ローラ、３−−−−−−−一被覆、４−−−−−−−一拭取り紙、１２ａ、１２ｂ−−アーム（供給機構）、１５−−一−
−−−ガイドロール、２１−−−−−−一折畳みガイド、２２−−−一−−−ターンロール、２３−−−−−一−ビンチロール、２７−−−−−−−シリンダ（拭取り機構）３０−一−−−−−ヘッド（拭取り機構）（ｂ）（Ｃ）（ｄ）第２図第３図第５図第図手続補正書

Claims

【特許請求の範囲】

　ローラの側方に拭取り紙を供給する供給機構と、前記
ローラに前記拭取り紙を押付けて当該ローラ外表面の異
物を拭取る拭取り機構とを有し、前記供給機構から前記
拭取り機構に至る前記拭取り紙の搬送路には、前記拭取
り紙をその搬送方向に平行な折目をつけて折畳む折畳み
ガイドが設けられ、この折畳みガイドは、前記拭取り紙
の外側の側縁が前記ローラと接する面の反対側に位置す
るように前記拭取り紙を折畳むよう構成されたことを特
徴とするローラ拭取り装置。