JPH04148480A - Ｃａｄデータの作図方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＣＡＤデータの作図方式、特に、ＬＳＩ等をコ
ンピュータを使用して設計するＣＡＤを用いて作成され
たＣＡＤデータが階層構造を持つ場合、そのＣＡＤデー
タを内容を静電プロッタのようなラスターデータを扱う
プロッタで作図する方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のＣＡＤデータの作図方式は、第２図に示
すように、ＣＡＤデータベース１より作図しようとする
セルに関しての図形情報と、そのセルが参照している下
位セルの図形情報と、この下位セルがさらに下位セルを
参照している時はその下位セルの図形情報を、下位セル
がなくなるまで繰り返し、それらの図形情報をベクトル
の形で表わすベクターデータ１４として作成し、ベクタ
ー／ラスター変換部１５が作成されたベクターデータ１
４を静電プロッタ等で出図できるドラ）〜のイメージで
あるラスターデータ１６に変換し、ラスターデータ転送
部１１がこのラスターデータ１６をプロッタ２１に転送
し、図面出力を行なう方式となっていた。

通常、ベクターデータ作成部１３は、ＣＡＤプログラム
が動作するコンピュータ上で動作し、作成されたベクタ
ーデータ１４は磁気テープやオンライン転送でプロッタ
１２のコントローラに送られ、ベクター／ラスター変換
部１５とラスターデータ転送部１１はこのプロッタのコ
ントローラで実行されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のＣＡＤデータの作成方式は、すべてのセ
ルを展開し、下位階層の図形情報は全部最上位セルの中
にベクターデータとして作成する方式となっているので
、下位セルとして、同種のセルが多数個、異なった位置
に存在するＣＡＤデータの場合、その同種セル内の図形
情報をそのセルが存在する個数分だけベクターデータと
して作成しなくてはならず、ベクターデータのデータ量
が非常に大きくなり、かつ、ベクターデータの作成部及
びベクター／ラスター変換部での処理時間も非常にかか
るという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のＣＡＤデータの作図方式は、ＣＡＤデータベー
スからＣＡＤデータを読み、各セル間の階層構造を調べ
て各セルを下位から順序付けした情報と階層構造中での
各セルの位夏情報とを記憶する階層データを作成する階
層構造抽出部と、階層構造抽出部で作成された階層デー
タでの指定順に従って、前記ＣＡＤデータベースから階
層データで指定されたＣＡＤデータを読み、下位階層を
展開しない個別ベクターデータを作成する個別ベクター
データ作成部と、個別ベクターデータの１セル分を個別
ラスターデータに変換する個別ベクタ／ラスター変換部
と、個別ラスターデータを先に作成された階層データを
参照し、現在処理しているセルが最下位のセルであれば
、そのセル名の階層ラスターデータとし、その他の場合
は現在処理しているセルの１レベル下位のセルの階層ラ
スターデータが存在するはずなので、あてはまる下位セ
ルの階層ラスターデータを前記階層データ中に記述され
ている位１に、個別ラスターデータ中にマージし、それ
をこのセルの階層ラスターデータとし、かつ、上位レベ
ルで使用されないセルの階層ラスターデータがあれば、
それを消去する階層処理部と、現在処理対象となってい
るセルが最上位のセルかどうかチェックし、異なる場合
は個別ベクター／ラスター変換部へ処理を移し、その他
の場合はラスターデータ転送部へ処理を進める終了判定
部と、最上位のセルの階層ラスターデータを、最終的に
作成されたラスターデータとして、図面出力するための
プロッタへ転送するラスターデータ転送部とを有する。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の処理フローである。

階層構造抽出部２はＣＡＤデータベース１を読み、各セ
ル間の階層構造を調べ、セルの階層構造の下位から順に
セル名とその上位セル名とそのセルが上位セルで置かれ
ている基準のＸＹ座標を組みにして記憶した階層データ
３を作成する。

個別ベクターデータ作成部４は、この階層データ３を読
み、この階層データに記述されているセル名の順番にＣ
ＡＤデータベース１を読み、１種のセルに対して１個の
ベクターデータを階層を展開せずに個別ベクターデータ
５として作成する。

個別ベクター／ラスター変換部６は、作成された個別ベ
クターデータ５をラスター変換して個別ラスターデータ
７を作成し、階層処理部８では、作成された個別ラスタ
ーデータ７を、先に作成された階層データ３に基づいて
処理する。

より具体的には、作成した個別ラスターデータ７が最下
位のセル、つまりもう下位に他のセルを含んでいない場
合は、個別ラスターデータ７を羊に階層ラスターデータ
９とするが、その他の場合は作成された個別ラスターデ
ータ７のセル名が階層デ〜り３中に、上位セル名として
記憶されているはずなので、下位セル名と、その基準の
ＸＹ座標の組みをすべて取り出し、その下位セルの下層
ラスターデータ９を捜し、それをこの個別ラスターデー
タ７中の指定されたＸＹ座標を基準にしてマージし、そ
の結果をこのセルの階層ラスターデータ９とする。

そして、再度階層データ３を参照し、今マージされた下
位セルの中で、この後処理される予定になっているセル
からは、もう全く使われていないものかあれば、そのセ
ルの階層ラスターデータ７を消去する。

終了判定部１０では、処理されたセルが最上位のセルで
あるか判定し、そうであればラスターデータ転送部１１
へ処理を進め、その他の場合は、次のセルの処理を行な
う為、再び個別ベクター／ラスター変換部６へ処理を進
める。

ラスターデータ転送部１１は最終的に作成された最上位
セルの階層ラスターデータ９をプロッタ１２へ転送し図
面の８力を行なう。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明はベクターデータ作成時に
セルの階層構造を展開することなく、あるセルが上位の
セルで複数回使用されていても、そのセルの図形情報と
しては個別ベクターデータを１個作成するだけなので、
ベクターデータ（個別ベクターデータ）のデータ量を少
なくすることができ、かつベクター／ラスター変換につ
いても時間を大幅に複線できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明はＣＡＤデータの作図方式の処理フロー
チャート、第２図は従来のＣＡＤデータ作図方式の処理
フローチャートである。 １・・・ＣＡＤデータベース、２・・階層構造抽出部、
３・・・階層データ、４・・・個別ベクターデータ作成
部、５・・個別ベクターデータ、６・・・個別ベクター
／ラスター変換部、７・・・個別ラスターデータ、８・
・階層処理部、９・・・階層ラスターデータ、１ｏ・・
終了判定部、１１・・ラスターデータ転送部、１２プロ
ツタ、１３・・・ベクターデータ作成部、１４・・・ベ
クターデータ、１５・・・ベクター／ラスター変換部、
１６・・・ラスターデータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＣＡＤデータベースからＣＡＤデータを読み、各セル間
   の階層構造を調べて各セルを下位から順序付けした情報
   と階層構造中での各セルの位置情報とを記憶する階層デ
   ータを作成する階層構造抽出部と、 階層構造抽出部で作成された階層データでの指定順に従
   って、前記ＣＡＤデータベースから階層データで指定さ
   れたＣＡＤデータを読み、下位階層を展開しない個別ベ
   クターデータを作成する個別ベクターデータ作成部と、 個別ベクターデータの１セル分を個別ラスターデータに
   変換する個別ベクタ／ラスター変換部と、個別ラスター
   データを先に作成された階層データを参照し、現在処理
   しているセルが最下位のセルであれば、そのセル名の階
   層ラスターデータとし、その他の場合は現在処理してい
   るセルの１レベル下位のセルの階層ラスターデータが存
   在するはずなので、あてはまる下位セルの階層ラスター
   データを前記階層データ中に記述されている位置に、個
   別ラスターデータ中にマージし、それをこのセルの階層
   ラスターデータとし、かつ、上位レベルで使用されない
   セルの階層ラスターデータがあれば、それを消去する階
   層処理部と、 現在処理対象となっているセルが最上位のセルかどうか
   チェックし、異なる場合は個別ベクター／ラスター変換
   部へ処理を移し、その他の場合はラスターデータ転送部
   へ処理を進める終了判定部と、 最上位のセルの階層ラスターデータを、最終的に作成さ
   れたラスターデータとして、図面出力するためのプロッ
   タへ転送するラスターデータ転送部とを有するＣＡＤデ
   ータの作図方式。