JPH041478Y2 - - Google Patents

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JPH041478Y2
JPH041478Y2 JP5238886U JP5238886U JPH041478Y2 JP H041478 Y2 JPH041478 Y2 JP H041478Y2 JP 5238886 U JP5238886 U JP 5238886U JP 5238886 U JP5238886 U JP 5238886U JP H041478 Y2 JPH041478 Y2 JP H041478Y2
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JP
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drum
fixing member
wheel
car
front wheel
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JP5238886U
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JPS62163745U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両機能検査装置に利用されるもの
である。
工場の自動車組み立てラインの最終工程におい
ては、車両機能検査が行われる。
第2図は、従来の車両機能検査装置の側面図で
ある。第2図に描かれている車両機能検査装置は
従来のものである。
第2図において、1は完成した自動車、2は後
輪ドラム、3,4は前輪ドラムである。
第2図の装置で行われるテストは、自動車の前
輪11を二つの前輪ドラム3,4に乗せ、後輪1
2を後輪ドラム2に乗せて、前輪11と後輪12
と前輪ドラム3,4と後輪ドラム2とを矢印Aの
ように回転させて自動車の走行状態を再現し、シ
フトフイーリングとエンジン異音等を調べるテス
ト(定地走行テスト)である。
第2図においてテストされる自動車は、ホイー
ルベースの長さが異なつているものが四種類ある
と仮定する。
第2図の車両機能検査装置において、自動車の
前輪11と後輪12とを前輪ドラム2,3と後輪
ドラム2との上に置くには次のようにして行う。
即ち、運転者が自動車に乗つて矢印B方向に自
動車を進めて、自動車の前輪11を前輪ドラム3
と前輪ドラム4の間に位置せしめる。このとき、
後輪12は必ずしも後輪ドラム2の上には乗つて
いない。
前輪11が前輪ドラム3,4の上に位置した
ら、運転者は、天井からぶら下がつているホイー
ルベース選択紐スイツチ13,14,15,16
のうちその自動車のホイールベースにあつたもの
を引つ張る。そうすると、前輪ドラム3,4を取
り付けている前輪ドラム固定部材21がレール2
2の上を矢印C−D方向に移動して、後輪12が
後輪ドラム2の上に来る位置で停止する。これ
で、自動車を車両機能検査装置の上に載せること
が完了したので、定地走行テストが行われる。
第2図の装置によつてテストされる自動車につ
いては、どのホイールベースの自動車が入つてく
るかはまちまちである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第2図に示されている従来の車両機能検査装置
については、次のような問題点があつた。
例えば第2図に示されているような自動車の定
地走行テストが終了して、次に第2図の自動車よ
りもホイールベースの長い自動車が入つて来たと
する。ホイールベースの長い自動車の運転者がホ
イールベース選択紐スイツチ13,14,15,
16のうちその自動車のホイールベースにあつた
ものを引つ張ると、前輪ドラム固定部材21は矢
印C方向に移動して、後輪12が後輪ドラム2の
上に載る。その状態で定地走行テストが完了して
ホイールベースの長い自動車が出ていつたとす
る。そして、その後ホイールベースの短い自動車
が入つて来てその自動車の前輪が前輪ドラム3,
4の上に載つたとすると、ホイールベース選択紐
スイツチ13,14,15,16と前輪ドラム固
定部材21とは離れているので、運転者はホイー
ルベース選択紐スイツチ13,14,15,16
に手が届かない。従つて、運転者は自動車から降
りてホイールベース選択紐スイツチ13,14,
15,16を操作しなければならないことにな
る。これが従来の技術の問題点である。
本考案は、このような従来の技術の問題点を解
決するものである。
本考案の技術的課題は、ホイールベースの異な
る自動車がランダムに車両機能検査装置に入つて
きても、運転者が容易にホイールベース選択紐ス
イツチを操作することが出来るようにすることに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために、本考案にあ
つては次のような手段が講じられている。
即ち、本考案に係る車両機能検査装置というの
は、前輪ドラムを取り付けている前輪ドラム固定
部材を移動させることによつて前輪ドラムと後輪
ドラムとの間の距離を自動車のホイールベースの
長さに一致するように定めるための選択スイツチ
が取り付けられている選択スイツチボツクスは、
工場の天井から下ろされた吊りレールに移動可能
にされているプレートトロリーに取り付けられて
いる。前輪ドラム固定部材からは上方に向かつて
ステーが延ばされており、該ステーにより前記プ
レーントロリーと前記前輪ドラム固定部材とは連
結されている。
〔作用〕
本考案では、プレーントロリーと前輪ドラム固
定部材とはステーによつて連結されているので、
前輪ドラム固定部材が移動すれば選択スイツチボ
ツクスも同じように移動する。従つて、選択スイ
ツチボツクスと前輪ドラム固定部材との間の距離
はいつでも不変である。
従つて、ホイールベースの短い自動車が入つて
来てもホイールベースの長い自動車が入つてきて
も、選択スイツチと前輪ドラム固定部との距離は
いつも同じであるので、運転者は容易に選択紐ス
イツチに手が届く。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例に係る車両機能検
査装置の側面図である。
第1図において、1は完成した自動車、2は後
輪ドラム、3,4は前輪ドラムである。
31は工場のフロアであり、32は工場のフロ
ア31から約2mぐらい掘り下げられた床であ
る。床32の上にはスペーサ33を介してベース
34が置かれている。ベース34の上にはフレー
ム35が載せられている。
ベース34の上にはレール22が敷かれてお
り、レール22の上にはベアリング41を介して
前輪ドラム固定部材21が置かれている。前輪ド
ラム固定部材21はレール22の上を矢印C−D
方向に移動可能とされている。
前輪ドラム固定部材21の上にはマイタギヤボ
ツクス42が固定されており、また、ベース34
の上にもマイタギヤボツクス43が固定されてい
る。マイタギヤボツクス42とマイタギヤボツク
ス43とはスプラインシヤフト44,45によつ
て連結されている。51はスプラインシヤフト4
5を支える支えであり、ベース34に固定されて
いる。
前輪ドラム固定部材21には前輪ドラム3,4
が回転可能に取り付けられており、前輪ドラム
3,4はマイタギヤボツクス42により回転可能
にされている。
マイタギヤボツクス43には後輪ドラム2が取
り付けられており、後輪ドラム2が矢印A方向に
回転すると、スプラインシヤフト44,45も矢
印A方向に回転し、マイタギヤボツクス42を介
して前輪ドラム3,4も矢印A方向に回転するよ
うにされている。
フレーム35の上にはレール50が敷かれてお
り、レール50の上をベアリング52を介して前
輪ドラムカバー53が矢印C−D方向に移動可能
とされている。前輪ドラムカバー53は前輪ドラ
ム固定部材21に固定されており、前記ドラム固
定部材21とともに移動可能とされている。
工場の天井には梁54によつてアイビーム55
が取り付けられている。アイビーム55は自動車
の進行方向と平行に延びている。
アイビーム55にはローラ61を介してプレー
ントロリー62が移動可能に取り付けられてい
る。プレーントロリー62にはホイールベース選
択スイツチボツクス63が固定されており、ホイ
ールベース選択スイツチボツクス63からはホイ
ールベース選択紐スイツチ13,14,15,1
6がぶら下がつている。
第1図の装置においてテストされる自動車は、
ホイールベースの長さが異なつているものが四種
類ある。ホイールベース選択紐スイツチ13,1
4,15,16は、前記ドラム固定部材21を矢
印C−D方向に移動させて、後輪ドラム2と前輪
ドラム3,4との間の距離をそれぞれの自動車の
ホイールベースにあつたようにするものである。
プレーントロリー62と前輪ドラム固定部材2
1とは垂直なステー64によつて連結されてい
る。従つて、ホイールベース選択スイツチボツク
ス63は前輪ドラム固定部材21とともに移動可
能とされている。この点が本実施例の特徴であ
る。
第1図の車両機能検査装置において、自動車の
前輪11と後輪12とを前輪ドラム2,3と後輪
ドラム2との上に置き、定地走行テストをするに
は次のようにして行う。
即ち、運転者が自動車に乗つて矢印Bのように
自動車を進めて、自動車の前輪11を前輪ドラム
3,4の間に位置せしめる。このとき、後輪12
は後輪ドラム2の上には必ずしも乗つてはいな
い。前輪11が前輪ドラム3,4の上に位置した
ら、運転者は、天井からぶら下がつているホイー
ルベース選択紐スイツチ13,14,15,16
のうちその自動車のホイールベースにあつたもの
を引つ張る。そうすると、前輪ドラム3,4を取
り付けている前輪ドラム固定部21がレール22
の上を矢印C−D方向に移動して、後輪12が後
輪ドラム2の上に来る。これで、自動車を車両機
能検査装置の上に載せることが完了したので、定
地走行テストが行われる。
例えば第1図に示されているような自動車の定
地走行テストが終了して、次に第1図の自動車よ
りもホイールベースの長い自動車が入つて来たと
する。
ホイールベースの長い自動車の運転者がホイー
ルベース選択紐スイツチ13,14,15,16
のうちその自動車のホイールベースにあつたもの
を引つ張ると、前輪ドラム固定部21は矢印C方
向に移動する。そして、後輪12が後輪ドラム2
の上に載る。その状態で定地走行テストが完了し
てホイールベースの長い自動車が出ていつたとす
る。
斯かる場合、前輪ドラム固定部材21の矢印C
方向への移動に伴つて、ホイールベース選択スイ
ツチボツクス63も矢印C方向に移動する。即
ち、本実施例では、プレーントロリー62と前輪
ドラム固定部材21とは垂直なステー64によつ
て連結されているので、前輪ドラム固定部材21
が移動すればホイールベース選択スイツチボツク
ス63も移動して、ホイールベース選択スイツチ
ボツクス63と前輪ドラム固定部材21との間の
相対距離は変わらない。
従つて、ホイールベースの長い自動車が出て行
つた後ホイールベースの短い自動車が入つて来
て、その自動車の前輪が前輪ドラム3,4の上に
載つたとしても、ホイールベース選択紐スイツチ
13,14,15,16と前輪ドラム固定部21
との距離はいままでと同じであるので、運転者は
容易にホイールベース選択紐スイツチ13,1
4,15,16に手が届く。斯くて、運転者が自
動車から降りてホイールベース選択紐スイツチ1
3,14,15,16を操作する必要ない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ホイールベースの異なる自動
車がランダムに車両機能検査装置に入つてきて
も、運転者が容易にホイールベース選択紐スイツ
チを操作することが出来る、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る車両機能検
査装置の側面図、第2図は、従来の車両機能検査
装置の側面図である。 1……自動車、2……後輪ドラム、3,4……
前輪ドラム、13,14,15,16……ホイー
ルベース選択紐スイツチ(選択スイツチ)、21
……前輪ドラム固定部材、55……アイビーム
(吊りレール)、62……プレーントロリー、63
……ホイールベース選択スイツチボツクス(選択
スイツチボツクス)、64……ステー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪ドラムを取り付けている前輪ドラム固定部
    材を移動させることによつて前輪ドラムと後輪ド
    ラムとの間の距離を自動車のホイールベースに長
    さに一致するように定めるための選択スイツチが
    取り付けられている選択スイツチボツクスは、工
    場の天井から下ろされた吊りレールに移動可能に
    されているプレートトロリーに取り付けられてお
    り、前記前輪ドラム固定部材からは上方に向かつ
    てステーが延ばされており、該ステーにより前記
    プレーントロリーと前記前輪ドラム固定部材とは
    連結されていることを特徴とする車両機能検査装
    置。
JP5238886U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH041478Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238886U JPH041478Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238886U JPH041478Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163745U JPS62163745U (ja) 1987-10-17
JPH041478Y2 true JPH041478Y2 (ja) 1992-01-20

Family

ID=30877516

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238886U Expired JPH041478Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JPS62163745U (ja) 1987-10-17

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