JPH04146295A - グラビア印刷用塗被紙 - Google Patents

グラビア印刷用塗被紙

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JPH04146295A
JPH04146295A JP2296590A JP2296590A JPH04146295A JP H04146295 A JPH04146295 A JP H04146295A JP 2296590 A JP2296590 A JP 2296590A JP 2296590 A JP2296590 A JP 2296590A JP H04146295 A JPH04146295 A JP H04146295A
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JP
Japan
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paper
gravure printing
base paper
pulp
coated paper
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JP2296590A
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English (en)
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Hideaki Hirose
広瀬 秀明
Shunichi Uchimura
内村 俊一
Osamu Kitao
修 北尾
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、古紙を原料とする再生パルプを含有するグラ
ビア印刷用塗被紙に関し、特にミスドツトが少なく、網
点再現性に優れたグラビア印刷用塗被紙に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
グラビア印刷は、ハイライトから中間調にかけての再現
性がよく、美しい写真が印刷できるので、最近、広汎に
利用されている。しかし、グラビア印刷は、インキを金
属ロールの凹面から直接紙に転移させる方式であるため
、ミスドツトや網点の再現不良が発生しやすく、印刷効
果を阻害する重大な欠陥となることがある。印刷物のビ
ジュアル化、カラー化、高級化及び軽量化並びに薄物化
が進み、グラビア印刷用塗被紙の光沢度、白色度、平滑
性の向上は勿論のこと、高級感覚を伴う剛度(紙腰)等
の改善要望が高まっている。グラビア印刷時に発生する
ミスドツトは、凹版のインキが充分に紙面に転移されず
に欠損を生じた現象であり、グラビア印刷時の加圧条件
下においても充分な紙面平滑性及び塗被層のクツション
性が得られていないことが主な原因と考えられている。
その為、塗工原紙、塗被組成物等、用紙の面からの改良
のみならず、インキ、製版等、印刷面からの改良も種々
提案されているが、まだ充分な改良効果は得られていな
い。
また、網点の再現不良とは、グラビアインキが紙に転移
すると同時に紙表面に広がり、印刷物の再現不良を起こ
す現象であり、グラビアインキの紙面への吸収性が悪い
場合に発生しやすい。
一方、資源保護とともに都市ごみに含まれる紙類が、近
年、特にクローズアンプされている。そして、一般家庭
やオフィスから出される紙、特にOA量関係古紙は都市
ごみ量の増加に拍車をかけている。そのため、こうした
ごみとして出される紙(古紙)を回収し、原料として使
用することが強く望まれている。
しかし、古紙のグラビア印刷用塗被紙への利用は、未だ
実用化されていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、グラビア印刷紙の重大欠陥であるミスドツト
及び網点再現不良のないグラビア印刷用塗被紙の開発を
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、グラビア印刷用塗被紙川原紙として、全
パルプ組成中に、古紙を原料とする再生パルプを5重量
%以上含有し、且つ動的濡れ値が0、4 g /M〜+
0.2g/mの範囲にある原紙を使用することにより、
かかる目的が極めて効率良く達成されることを見出し本
発明を完成するに至った。
〔作用〕
本発明のグラビア印刷用塗被紙は、原紙として全パルプ
中に再生パルプを5重量%以上含有し、且つ動的濡れ値
が−0,4g/%〜+0.2 g / mである原紙を
使用したことを特徴とするものであるが、再生パルプを
含有することによって、ケミカルパルプ100%からな
る紙に比較して、グラビア印刷用紙にとって重要な品質
特性である原紙の圧縮弾性率が低くなり、しかも紙腰の
ある原紙が得られるものである。因みに、再生パルプの
含有率は5重量%以上、好ましくは10重量%以上が望
ましく、含有率が5重量%未満では、充分な改良効果が
期待できない。
本発明に使用される再生パルプの原料具体例としては、
特に限定するものではないが、例えば上白、罫白、クリ
ーム上白、カード、特白、中白、模造、色土、ケント、
白アート、特上切、別上切、新聞、雑誌等(古紙標準品
質規格表:(財)古紙再生促進センター纏め)が挙げら
れる。
再生パルプは一般的には離解工程、粗選工程、精選工程
、脱墨工程、漂白工程を適宜組み合わせることによって
得られる。離解工程では低濃度パルパー、高濃度パルパ
ー等、粗選工程及び精選工程ではスクリーン、クリーナ
ー等、脱墨工程では浮選法、水洗法及び折衷法が再生パ
ルプの原料の種類及び再生パルプの品質によって選択さ
れる。
なお、得られた再生パルプを未処理で配合すると、原紙
表面の平滑性や原紙の紙力が低下する恐れがある。その
為、抄紙の前工程で叩解機によって処理するのが望まし
く、未処理再生パルプのカナデイアン・スタンダードフ
リーネスを30〜150m1程度の範囲で低下せしめる
のが好ましい。尚、30m 1未満の低下処理では、充
分な平滑性の改良や紙力向上の効果が得られ難く、又逆
に150m1を越えるような大幅な低下処理では、得ら
れた原紙の圧縮弾性率が高くなり、本発明の所望の効果
が低減される恐れがある。
叩解機としては、コニカルリファイナー、シングルディ
スクリファイナ−、ダブルディスクリファイナ−等が使
用されるが、動力面を考慮するとダブルディスクリファ
イナ−の使用がより好ましい。
本発明では、上記の如く、再生パルプを5重量%以上含
有する原紙を使用するものであるが、更にその原紙の動
的濡れ値が−0,4g1rd〜+0.2g/n?で規定
される特定の原紙を使用したところに重大な特徴を有す
るものである。
原紙の濡れ性を知る方法として一般的にはステキヒトサ
イズ度やコツプ吸水度等が挙げられるが、これらの方法
では、所望の剛度や平滑性等の間に必ずしも相関性を見
出すことが出来ない。そこで、本発明者等は上記の如き
目的に叶う原紙の濡れ性を知る方法について鋭意検討を
重ねた結果、動的濡れ性試験機(WET−3000/レ
スカ製)を採用する方法を見出したのである。
上述の如き原紙の動的濡れ値とは、水に対する時間的な
付着力(性)の大きさの変化を濡れの尺度として表すも
ので、具体的には3×5cmの試験片を16mm/秒の
速さで水中12mmの深さに10秒間浸漬した時の時間
的部れの大きさ(付着力)を測定するものである6濡れ
の大きさく動的濡れ値と呼ぶ)は、その値が小さいほど
、濡れに<<、値が大きくなるほど、濡れやすいことを
示すものである。
この濡れ値について、更に検討を加えた結果、水浸漬後
、2秒後の動的濡れ値が本発明で用いられる再生パルプ
を含有した原紙のミスドツト率及び網点再現性に対する
極めて大きな尺度であることが判明した。即ち、本発明
で使用される、5重量%以上再生パルプを含有する原紙
は、その動的濡れ値を−0,4g / rrr〜十0.
2 g / rd、より好ましくは−0,25g/s”
〜+0.15g/■2の範囲に調整することにより、は
じめてミスドツトが少なく、網点再現性にも優れたグラ
ビア印刷用原紙として機能するものである。
因みに、動的濡れ値が+0.2g/m”を越えると、原
紙の慣れが大きくなり過ぎ、原紙内への水(水性物)の
浸透が速くなり、塗布液を原紙上に塗抹した場合、原紙
上に留まる水溶性塗被組成物の量が減少する。その結果
、原紙面の被覆が十分に行われないため、光沢度や平滑
性が低下し、グラビア印刷時のミスト7)率の増加を助
長する。
一方、動的濡れ値が−0,4g/s”未満になると、原
紙の濡れが不足し、塗布液と原紙の馴染みが低下する。
即ち、塗布液を原紙上に塗抹した場合、塗布液の不動化
が遅くなるため、塗被紙の乾燥性の低下やコート量ムラ
等の原因となる。その結果、平滑性が悪くなり、グラビ
ア印刷時のミスドツト率の増加の原因になる。更に、接
着側の原紙への浸透が不十分となるため、塗被面がイン
キハードになり、印刷時の網点再現性不良の原因にもな
る。
又、場合によっては、原紙と塗被層との接着強度が低下
するといった欠点も生じる。
尚、原紙の動的濡れ値のコントロールは、パルプ組成、
叩解条件、填料のm類と添加量、紙方剤、内添サイズ剤
、塗布液のpH1表面サイズ剤、表面処理剤、紙の填料
分布、乾燥条件等、各種の方法があり、また抄紙速度の
低下に影響する場合が多いので、各抄紙機で固有の最適
な抄紙条件を適宜選択して決定される。
また、抄紙方法については、特に限定されるものではな
く、P H4,5付近で抄紙する酸性抄紙やPH6〜9
付近で抄紙される中性抄紙が挙げられる。
次いで、上述の如き特定の原紙上に塗布される塗被組成
物について述べる。従来がら塗被紙の平滑性を改良する
ために板状構造を有するカオリンをグラビア印刷用塗被
紙の顔料として使用する処方は公知である。しかし、ス
ーパーカレンダー等による平滑化処理後の塗被層の圧縮
弾性率が比較的高くなる為、グラビア印刷に要求される
品質に必ずしも満足すべき結果が得られていない。
しかるに、嵩密度が0.5g/cm’以下のカオリンを
塗被層中に含有することにより、平滑性、インキ吸水性
のみならず、平滑化処理後の塗被層の圧縮弾性率におい
ても、グラビア印刷に適した優れた特性を付与し得るも
のであるため、特に好ましい。
尚、上述の如き嵩密度の低いカオリンは、一般にカオリ
ンを焼成処理したり、各種の化学的、物理的処理を施す
ことによって二次凝集せしめて製造される。
また、本発明における嵩密度とは、10m1のメスシリ
ンダーに顔料、を入れ、体積が一定になるまで振動を加
え、その重量を精秤し、一定体積当たりの重さとして換
算した値で示される。
かかる特定の嵩密度を有するカオリンは、その効果の面
から考慮すると、全顔料の10重量%以上配合するのが
好ましい。
本発明のグラビア印刷用塗被紙では、上記の如き特定の
カオリンを、特定の原紙上に設けることによって、網点
再現性の向上等、グラビア印刷適性をより一層向上せし
めることが可能であるが、勿論、従来から一般的に使用
されるカオリンを初めとする一般顔料を使用することも
可能である。
具体例としては、例えば、水酸化アルミニウム、サチン
ホワイト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、二
酸化チタン、プラスチックピグメント等の中から塗被紙
の品質目標に応じて一種又は二種以上を適宜組合わせて
使用することができる。
さらに、上述の如き特定の嵩密度を有するカオリンと、
これら一般顔料を併用することも勿論可能である。
また、接着剤についても、特に限定するものではなく、
例えばスチレン・ブタジェン系、スチレン・アクリル系
、酢ビ・アクリル系、エチレン・酢ビ系、ブタジェン・
メチレン・メタクリル系、酢ビ・ブチルアクリレート系
等の各種共重合体、及び、ポリ酢酸ビニル等のアルカリ
感応性接着剤、更にはポリビニルアルコール、無水マレ
イン酸・スチレン共重合体、イソブチレン・無水マレイ
ン酸共重合体、アクリル酸・メタクリレート系共重合体
等の合成接着剤、更には酸化澱粉、エーテル化澱粉、エ
ステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドラ
イして得られる冷水可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等
の天然接着剤等から適宜選択して使用される。又、必要
に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤
、滑剤、染料、pHm節剤等の各種助剤も適宜配合され
る。
塗被組成物の調製に際しては、各種のミキサーニーダ−
、ボールミル等の混合攪拌機が塗被組成物の種類に応じ
て適宜選択して使用される。塗被組成物は、塗被原紙の
両面ないしは片面に単層ないしは多層コーティングされ
る。この場合、両面に塗布される塗被組成物及び多層コ
ーティングする際の各層を構成する塗被組成物の配合は
、常法に従って適宜変更することができる。
なお、塗布方法についても特に限定されるものではなく
、例えばエアーナイフコーター、ロールコータ−或いは
パドル及びインバーター型のブレードコーターで、ブレ
ードがベベル及びヘント型のコーター、更にはビルブレ
ード、ツインブレード、チャンプレックス等の各種ブレ
ードコーターやショートドウエルコーター等の各種公知
の塗布装置が適宜用いられる。又、塗布量としては、乾
燥後の重量で10〜20g/s”の範囲で片面ないしは
両面に塗布され、一般にスーパーキャレンダー、グロス
キャレンダー等の仕上げ装置を経て仕上げられる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
尚、特にことわらない限り「部」及び「%」は「重量部
」及び「重量%」を表す。
実施例1 ■ 原紙の調製 新聞を原料としたフリーネス240dの再生パルプをダ
ブルディスクリファイナ−で叩解し、130 dのフリ
ーネスとした。この再生パルプ10部と、それぞれフリ
ーネス500dに叩解したLBKP70部及びNB)[
P2O部を配合して得たパルプサスペンションに、タル
クを祇灰分が6zとなるように添加し、さらにサイズ剤
としてロジンサイズを絶乾パルプに対して1.5χ添加
した。
このパルプスラリーのPHを硫酸バンドで4.6に調節
した後、長編多筒式シリンダードライヤー抄紙機で抄紙
し、酸化澱粉(商品名:エースA、玉子コーンスターチ
社製)の水溶液を固型分で1.5g/w2となるように
サイズプレスし、坪量72g/m2の塗工用原紙を得た
。この原紙の動的濡れ値は−0,05g/m2であった
■ 塗被紙の調製 沈降性炭酸カルシウム(商品名:タマパールFCC1奥
多摩工業製)30部と一般のカオリン(商品名:HTク
レー、EMC社製)50部と嵩密度が0.31g/cm
’の二次凝集カオリン(商品名: SAMUTONE 
471、HUBER社製)20部を配合し、分散剤とし
てポリアクリル酸ソーダを用いてコーレス分散機で顔料
スラリーを調製した後、接着剤としてアルカリ感応性ラ
テックスを固形分で顔料に対して7重量%配合し、苛性
ソーダでpHを9.5に調節して塗被組成物を得た。こ
れをブレードコーターで、■を調製した塗工用原紙に、
乾燥コート量が片面14g/m”づつ両面に塗布し、乾
燥後、スーパーキャレンダー処理して、グラビア印刷用
塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試
験を行い、その結果を表に記載した。
実施例2 実施例1の原紙の調製において、サイズプレス液に表面
サイズ剤(商品名:AK−400、ミサワセラミックケ
ミカル社製)を澱粉固型分に対して5%添加した以外は
、実施例1と同様にして坪量72g/m”の塗工用原紙
を得た。この原紙の動的濡れ値は−0,25g/n+”
であった。この原紙に実施例1と同様の塗被組成物を塗
布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア印刷用
塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試
験を行い、その結果を表に記載した。
実施例3 実施例1の原紙の調製において、ロジンサイズの添加率
を絶乾パルプに対して0.1%とした以外は実施例1と
同様にして、坪量72g/m”の塗工用原紙を得た。こ
の原紙の動的濡れ値は+0.15g/m”であった。こ
の原紙に実施例1と同様の塗被組成物を塗布し、以下実
施例1と同様の処理をしてグラビア印刷用塗被紙を得た
。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を行い、そ
の結果を表に記載した。
実施例4 模造を原料としたフリーネス400dの再生パルプをダ
ブルディスクリファイナ−で叩解し、260dのフリー
ネスとした。この再生パルプ10部と、それぞれフリー
ネス500dに叩解したLBKP70部及びNBKP2
0部を配合して得たパルプサスペンションに、タルクを
祇灰分が6χとなるように添加し、さらにサイズ剤とし
てロジンサイズを絶乾パルプに対して1.5z添加した
。以下実施例1と同様にして坪量72g/m”の塗工用
原紙を得た。この原紙の動的濡れ値は−0,07g/m
”であった。また、この原紙に実施例1と同様の塗被組
成物を塗布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラビ
ア印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙
の品質試験を行い、その結果を表に記載した。
実施例5 新聞を原料としたフリーネス200dの再生パルプをダ
ブルディスクリファイナ−で叩解し、100細のフリー
ネスとした。この再生パルプ50部と、フリーネス50
0−に叩解したNBKP50部を配合して得たパルプサ
スペンションに、タルクを祇灰分が6χとなるように添
加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプ
に対して1.1χ添加した。
以下実施例1と同様にして坪量72g/m”の塗工用原
紙を得た。この原紙の動的濡れ値は−0,01g/m”
であった。
次に、グラビア印刷用塗被紙の調製は実施例1の塗被組
成物の配合を、沈降性炭酸カルシウム1゜部と一般のカ
オリン80部及び実施例1で使用した嵩密度が0.31
g/c+mffの二次凝集カオリン10部とした以外は
実施例1と同様にして上記原紙上にグラビア印刷用塗被
紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を
行い、その結果を表に記載した。
実施例6 上白を原料としたフリーネス420dの再生パルプをダ
ブルディスクリファイナ−で叩解し、350dのフリー
ネスとした。この再生パルプ90部に、フリーネス45
0Idに叩解したNBKPIO部を配合して得たパルプ
サスペンションに、タルクを祇灰分が6χとなるように
添加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パル
プに対して0.1χ添加した。
以下、実施例1と同様にして坪量72g/m”の塗工用
原紙を得た。この原紙の動的濡れ値は+0.18g/w
”であった。
また、グラビア印刷用塗被紙の調製は実施例1の塗被組
成物の配合を、沈降性炭酸カルシウム40部と一般のカ
オリン10部及び実施例1で使用した嵩密度が0.31
g/cm’の二次凝集カオリン50部とした以外は実施
例1と同様にして上記原紙上にグラビア印刷用塗被紙を
得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を行い
、その結果を表に記載した。
実施例7 実施例4で得た再生パルプ6部と、それぞれフリーネス
450dに叩解したNBKP20部及びLBKP74部
を配合して得たパルプサスペンションに、タルクを低灰
分が6χとなるように添加し、さらにサイズ剤としてロ
ジンサイズを絶乾パルプに対して1.7χ添加した。以
下実施例1と同様にして坪量72g/n+”の塗工用原
紙上得た。この原紙の動的濡れ値は一〇、25g7m”
であった、また、この原紙に実施例1と同様の塗被組成
物を塗布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア
印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の
品質試験を行い、その結果を表に記載した。
実施例8 新聞を原料としたフリーネス200+w Iの再生パル
プをダブルディスクリファイナ−で叩解し、150dの
フリーネスとした。この再生パルプ30部と、フリーネ
ス490dに叩解したNBKP30部及びフリーネス4
50idに叩解したLBKP40部を配合して得たパル
プサスペンションに、タルクを低灰分が6χとなるよう
に添加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パ
ルプに対して1.5χ添加した。以下実施例1と同様に
して坪量57g/m”の塗工用原紙を得た。この原紙の
動的濡れ値は−0,04g/s”であった。
また、この原紙に実施例1と同様の塗被組成物を塗布し
、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア印刷用塗被
紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を
行い、その結果を表に記載した。
実施例9 新聞を原料としたフリーネス240IIllの再生パル
プをダブルディスクリファイナ−で叩解し、130dの
フリーネスとした。この再生パルプ20部と、フリーネ
ス500dに叩解したNBKP30部及びフリーネス4
50.dに叩解したLBKP50部を配合して得たパル
プサスペンションに、タルクを低灰分が6χとなるよう
に添加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パ
ルプに対して0.1χ添加した。以下実施例1と同様に
して坪量72g/a+ ”の塗工用原紙を得た。この原
紙の動的濡れ値は+0.16g/a+”であった。
また、グラビア印刷用塗被紙の調製は実施例1の塗被組
成物の配合において、沈降性炭酸カルシウム10部と一
般のカナ9フ20部及び実施例1で使用した嵩密度が0
.31g/c霞3の二次凝集カオリン70部とした以外
は実施例1と同様にして、上記原紙上にグラビア印刷用
塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試
験を行い、その結果を表に記載した。
実施例10 塗被組成物として、嵩密度が0.35g/cm3の二次
凝集カオリン(商品名:アンシレックス、EMC社製)
20部と沈降性炭酸カルシウム(商品名:TP123−
C3、奥多摩工業製)30部と一般のカオリン(商品名
:HTクレー、EMC社製)50部を配合し、分散剤と
してポリアクリル酸ソーダを用いてコーレス分散機で顔
料スラリーを調製した後、接着剤としてアルカリ感応性
ラテックスを固形分で顔料に対して7重量%配合し、苛
性ソーダでpHを9.5に調節して塗被組成物を得た。
この塗液を、実施例1の塗工用原紙上に実施例1と同様
にして、塗布・乾燥し、以下実施例1と同様にして、グ
ラビア印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗
被紙の品質試験を行い、その結果を表に記載した。
実施例11 新聞を原料としたフリーネス240m1の再生パルプを
ダブルディスクリファイナ−で叩解し、130talの
フリーネスとした。この再生パルプ1o部と、フリーネ
ス500Idlに叩解したNBKP20部及びLBKP
70部を配合して得たパルプサスペンションに、重質炭
酸カルシウムを低灰分が6zとなるように添加し、硫酸
バンド0.5部、カチオン性タピオカ澱粉0.5部、及
びサイズ剤としてアルキルケテンダイマー(商品名:サ
イズパインに−902、荒用化学社製)を絶乾パルプに
対して0.2%添加した。このパルプスラリーのPKは
8.0であった。この紙料を長編多筒式シリンダードラ
イア−抄紙機で抄紙し、サイズプレスは、実施例2と同
様にして、坪量72g/m”の塗工用原紙を得た。この
原紙の動的濡れ値は−0,13g/m2であった。
また、この原紙に実施例1と同様の塗被組成物を塗布し
、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア印刷用塗被
紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を
行い、その結果を表に記載した。
実施例12 新聞を原料としたフリーネス240a+1の再生パルプ
を20部と、フリーネス500dに叩解したNBKP2
0部及びフリーネス450顧に叩解したLBKP60部
を配合して得たパルプサスペンションに、タルクを低灰
分が6χとなるように添加し、さらにサイズ剤としてロ
ジンサイズを絶乾パルプに対して165χ添加した。以
下実施例1と同様にして坪量72g/+s ”の塗工用
原紙を得た。この原紙の動的濡れ値は−0,05g/l
112であった。グラビア印刷用塗被紙の調製は実施例
1の塗被組成物の配合を、沈降性炭酸カルシウムを50
部とカオリンを50部とした以外は実施例1と同様にし
てグラビア印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷
用塗被紙の品質試験を行い、その結果を表に記載した。
実施例13 上白を原料としたフリーネス4201の再生パルプをダ
ブルディスクリファイナ−で叩解し、320dのフリー
ネスとした。この再生パルプ20部と、フリーネス50
0dに叩解したNBKP30部及びフリーネス450d
に叩解したLBKP50部を配合して得たパルプサスペ
ンションに、タルクを低灰分が6zとなるように添加し
、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプに対
して2.1χ添加した。以下実施例1と同様にして坪量
72g/Il”の塗工用原紙を得た。この原紙の動的濡
れ値は−0,36g/n+”であった。
また、グラビア印刷用塗被紙の調製は実施例1の塗被組
成物の配合において、沈降性炭酸カルシウム20部と一
般のカオリン40部及び実施例1で使用した嵩密度が0
.31g/cm’の二次凝集カオリン40部とした以外
は実施例1と同様にしてグラビア印刷用塗被紙を得た。
得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を行い、その
結果を表に記載した。
実施例14 上白を原料としたフリーネス420m1の再生パルプを
ダブルディスクリファイナ−で叩解し、240−のフリ
ーネスとした。この再生パルプ20部と、フリーネス5
0(ldに叩解したNBKP30部及びフリーネス45
0mに叩解したLBKP50部を配合して得たパルプサ
スペンションに、タルクを低灰分が6χとなるように添
加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプ
に対して1.5に添加した。以下実施例1と同様にして
坪量72g/m”の塗工用原紙を得た。この原紙の動的
濡れ値は−0,05g/+”であった。
また、この原紙に実施例1と同様の塗被組成物を塗布し
、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア印刷用塗被
紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を
行い、その結果を表に記載した。
比較例1 実施例1で使用した再生パルプ3部とフリーネス500
u11に叩解したNBKP20部とフリーネス450j
dに叩解したLBKP77部を配合して得たパルプサス
ペンションに、タルクを低灰分が6χとなるように添加
し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプに
対して1.5χ添加した。以下実施例1と同様にして坪
量72g/m”の塗工用原紙を得た。この原紙の動的濡
れ値は−0,06g/a+”であった。また、この原紙
に実施例1と同様の塗被組成物を塗布し、以下実施例1
と同様の処理をしてグラビア印刷用塗被紙を得た。得ら
れたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を行い、その結果
を表に記載した。
比較例2 比較例1で得られた原紙に実施例12と同様の塗被組成
物を塗布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラビア
印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被紙の
品質試験を行い、その結果を表に記載した。
比較例3 実施例1で調製したパルプサスペンションに、タルクを
低灰分が6χとなるように添加し、さらにサイズ剤とし
てロジンサイズを絶乾パルプに対して0.04χ添加し
た。以下実施例1と同様にして坪量72g/m”の塗工
用原紙を得た。この原紙の動的濡れ値は+0.24g/
m2であった。また、この原紙に実施例5と同様の塗被
組成物を塗布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラ
ビア印刷用塗被紙を得た。得られたグラビア印刷用塗被
紙の品質試験を行い、その結果を表に記載した。
比較例4 実施例9で調製したパルプサスペンションに、タルクを
低灰分が6χとなるように添加し、さらにサイズ剤とし
てロジンサイズを絶乾パルプに対して2.5χ添加した
。以下実施例9と同様にして坪量72g/+n”の塗工
用原紙を得た。この原紙の動的濡れ値は−0,45g/
m”であった。また、この原紙に実施例1と同様の塗被
組成物を塗布し、以下実施例1と同様の処理をしてグラ
ビア印刷用塗被紙を得た。
得られたグラビア印刷用塗被紙の品質試験を行い、その
結果を表に記載した。
かくして得られた18種類のグラビア用塗被祇を以下の
評価方法で評価し、結果を表に記載した。
〔評価〕
ミスドツト率は、ザーンカンブ粘度計で30秒に調整し
たグラビアインキを使用し、熊谷理機工業社製グラビア
印刷機で各サンプルを印刷し、得られた印刷面のミスド
ツト率をドツトアナライザー(D、13000、KS−
システムズ社製)で解析した。尚、表中の数字はドツト
6000個中のミスドツト数をパーセントで表したもの
である。
また、網点再現性は目視判定で行い、評価基準は以下の
ようにした。
◎・・・・・・・・・・・・O・・・・・・・・・・・
・△・・・・・・・・・・・・×(優れている)   
      (劣っている)〔結果〕 表から明らかなように、本発明のグラビア印刷用塗被紙
は、いずれもミスドツトが少なく、且つ網点再現性に優
れたものであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)全パルプ組成中に、古紙を原料とする再生パルプ
    を5重量%以上含有し、且つ動的濡れ値が−0.4g/
    m^2〜+0.2g/m^2の範囲である原紙を使用し
    たことを特徴とするグラビア印刷用塗被紙。
  2. (2)抄紙の前工程における叩解処理によって、カナデ
    ィアン・スタンダード・フリーネスを30〜150ml
    の範囲で低下せしめた再生パルプである請求項(1)記
    載のグラビア印刷用塗被紙。
  3. (3)原紙上に設けられる顔料及び接着剤を主成分とす
    る塗被層中に、嵩密度が0.5g/cm^3以下のカオ
    リンを全顔料の10重量%以上含有した請求項(1)〜
    (2)記載のグラビア印刷用塗被紙。
JP2296590A 1990-01-31 1990-01-31 グラビア印刷用塗被紙 Pending JPH04146295A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6207258B1 (en) 1997-07-31 2001-03-27 Hercules Incorporated Composition and method for improved ink jet printing performance

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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