JPH041454A - 磁力反発によるピストンスラップ音低減機構 - Google Patents
磁力反発によるピストンスラップ音低減機構Info
- Publication number
- JPH041454A JPH041454A JP9627490A JP9627490A JPH041454A JP H041454 A JPH041454 A JP H041454A JP 9627490 A JP9627490 A JP 9627490A JP 9627490 A JP9627490 A JP 9627490A JP H041454 A JPH041454 A JP H041454A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder bore
- magnet
- cylinder
- skirt part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は内燃機関のピストンスラップ音を低減する機構
に関する。
に関する。
一般に往復動内燃機関に於いては、ピストンの往復運動
による慣性力及び燃焼室での爆発圧力により、運転中は
第3図に示すようにピストン1がピストンピン3を軸と
して矢印に示すような首振り運動を起こし、そのために
ピストンスカート2がシリンダボア8に衝突し、いわゆ
るピストンスラップ音(ピストン打音)を生じ、エンジ
ン騒音を発生する。図に於いて5はコンロッドを示す。
による慣性力及び燃焼室での爆発圧力により、運転中は
第3図に示すようにピストン1がピストンピン3を軸と
して矢印に示すような首振り運動を起こし、そのために
ピストンスカート2がシリンダボア8に衝突し、いわゆ
るピストンスラップ音(ピストン打音)を生じ、エンジ
ン騒音を発生する。図に於いて5はコンロッドを示す。
従来、このピストンスラップ音を低減させる方法として
はピストンピンの中心をピストンの中心線からスラスト
側にずらした位置に設定したオフセットピストンが知ら
れている。また、特開平2−16350号公報に於いて
は、ピストンピンに形成した受圧面にエンジン回転数に
対応する大きさの油圧による回転モーメントを作用させ
てピストンスラップを生じさせる回転モーメントを打消
すようにしたことにより、ピストンスラップの発生を抑
制する手段が開示されている。
はピストンピンの中心をピストンの中心線からスラスト
側にずらした位置に設定したオフセットピストンが知ら
れている。また、特開平2−16350号公報に於いて
は、ピストンピンに形成した受圧面にエンジン回転数に
対応する大きさの油圧による回転モーメントを作用させ
てピストンスラップを生じさせる回転モーメントを打消
すようにしたことにより、ピストンスラップの発生を抑
制する手段が開示されている。
前記従来技術のうち、オフセットピストンによる場合は
所要コストは殆どいらないが、寸法上の制約があり、機
関の使用頻度の最も高い回転付近で最適となるように設
定してもその上下の回転域に於いてはその効果が低下し
、その有効な適用範囲が狭いという問題点がある。また
、前言己特開平2−16350号公報に示されたものは
、機関の低回転域から高回転域までピストンスラップの
発生を抑制することができるが装置が複雑であり、コス
トが高くなる。
所要コストは殆どいらないが、寸法上の制約があり、機
関の使用頻度の最も高い回転付近で最適となるように設
定してもその上下の回転域に於いてはその効果が低下し
、その有効な適用範囲が狭いという問題点がある。また
、前言己特開平2−16350号公報に示されたものは
、機関の低回転域から高回転域までピストンスラップの
発生を抑制することができるが装置が複雑であり、コス
トが高くなる。
上記の問題点に鑑み、本発明に於いては簡単な装置で、
広範囲の回転域にわたり効果的にピストンスラップの発
生を抑制することが出来る手段を提供することを目的と
する。
広範囲の回転域にわたり効果的にピストンスラップの発
生を抑制することが出来る手段を提供することを目的と
する。
上記の目的を達成するたtに本発明に於いてはピストン
スカート部とシリンダボアとのスラスト側壁面にそれぞ
れ磁石を取り付け、ピストン側の磁石とシリンダ側の磁
石との極性と両者の相対する面で同一の極性となし、該
磁石の反発力によりピストンスカート部がシリンダボア
と非接触状態を保つように構成したことを特徴とする磁
力反発によるピストンスラップ音低減機構を提供する。
スカート部とシリンダボアとのスラスト側壁面にそれぞ
れ磁石を取り付け、ピストン側の磁石とシリンダ側の磁
石との極性と両者の相対する面で同一の極性となし、該
磁石の反発力によりピストンスカート部がシリンダボア
と非接触状態を保つように構成したことを特徴とする磁
力反発によるピストンスラップ音低減機構を提供する。
ピストン側の磁石とシリンダ側の磁石との反発力により
ピストンスカート部とシリンダボアとの間に相互に離れ
て非接触状態となる磁力が働き、これにより運転中のピ
ストンピンを軸としての首振す運動によるピストンスカ
ート部のシリンダボアへの衝突が抑制され又は緩和され
、ピストンスラップ音の発生が低減する。
ピストンスカート部とシリンダボアとの間に相互に離れ
て非接触状態となる磁力が働き、これにより運転中のピ
ストンピンを軸としての首振す運動によるピストンスカ
ート部のシリンダボアへの衝突が抑制され又は緩和され
、ピストンスラップ音の発生が低減する。
本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1図にス
ラスト側壁面にそれぞれ磁石を取り付けたピストンとシ
リンダボアとの組立断面図、第2図に第1図の■−■断
面図を示す。1はピストン、2はピストンスカート部、
3はピストンピン、4はピストンリング、6はシリンダ
ブロック、7はシリンダボアチ、8はシリンダボア、1
1はピストン側磁石、13はシリンダ側磁石、T(第2
図)はピストンスカート部とシリンダボアとのスラスト
側の範囲となる円弧を示し、これは図示の通りピストン
ピン3の軸線Y−Y線に対して直角方向のx−X線方向
でθ=90゛の円弧角をなす円弧の範囲となり、この範
囲内にあるピストンスカート部とシリンダボアの壁面に
それぞれ磁石11 、13を取り付け、このとき、両磁
石の相対する面に於ける極性は同一のもの(例えば、一
方がS極のときは他方もS極)とする。またピストンリ
ング4には磁性の影響を受けない材質例えばオーステナ
イト系ステンレス銅を用いる。
ラスト側壁面にそれぞれ磁石を取り付けたピストンとシ
リンダボアとの組立断面図、第2図に第1図の■−■断
面図を示す。1はピストン、2はピストンスカート部、
3はピストンピン、4はピストンリング、6はシリンダ
ブロック、7はシリンダボアチ、8はシリンダボア、1
1はピストン側磁石、13はシリンダ側磁石、T(第2
図)はピストンスカート部とシリンダボアとのスラスト
側の範囲となる円弧を示し、これは図示の通りピストン
ピン3の軸線Y−Y線に対して直角方向のx−X線方向
でθ=90゛の円弧角をなす円弧の範囲となり、この範
囲内にあるピストンスカート部とシリンダボアの壁面に
それぞれ磁石11 、13を取り付け、このとき、両磁
石の相対する面に於ける極性は同一のもの(例えば、一
方がS極のときは他方もS極)とする。またピストンリ
ング4には磁性の影響を受けない材質例えばオーステナ
イト系ステンレス銅を用いる。
上記の構成により第1.2図に示すようにシリンダボア
8内にピストン1を組み込んだ場合には、ピストン側磁
石11とシリンダライナ側磁石13とは同極が相向い合
っているために相互に反発し、したがってピストンスカ
ート部2はシリンダボアに対して非接触状態が保持され
、フローティング状態となっている。エンジンが運転中
にも両者を反発させる磁力が働いているために、この磁
力が充分に強い場合には前記のピストンスカート部のシ
リンダボア内壁面への衝突が抑制されてフローティング
状態が保たれ、或は衝突が起こっても磁力の反発により
その強さが緩和され、したがってピストンスラップ音及
びエンジンの騒音が低減される。
8内にピストン1を組み込んだ場合には、ピストン側磁
石11とシリンダライナ側磁石13とは同極が相向い合
っているために相互に反発し、したがってピストンスカ
ート部2はシリンダボアに対して非接触状態が保持され
、フローティング状態となっている。エンジンが運転中
にも両者を反発させる磁力が働いているために、この磁
力が充分に強い場合には前記のピストンスカート部のシ
リンダボア内壁面への衝突が抑制されてフローティング
状態が保たれ、或は衝突が起こっても磁力の反発により
その強さが緩和され、したがってピストンスラップ音及
びエンジンの騒音が低減される。
また、上記の構造により、常にピストンスカート部に於
いてはシリンダボアと離れる力が働いているために、ス
カート部とボアとの間のクリアランスを従来のものより
も若干大きく取ることが可能となる。したがって、高温
時にピストンが膨張しても、クリアランスに余裕がある
ために焼付防止に効果があり、またピストンスカート部
とシリンダボアとの摩擦も低減する。
いてはシリンダボアと離れる力が働いているために、ス
カート部とボアとの間のクリアランスを従来のものより
も若干大きく取ることが可能となる。したがって、高温
時にピストンが膨張しても、クリアランスに余裕がある
ために焼付防止に効果があり、またピストンスカート部
とシリンダボアとの摩擦も低減する。
本発明を実施することにより次の効果を奏する。
(1)磁力の反発作用によりピストンスカート部ノシリ
ンダボアへの衝突が抑制され、ピストンスラップ音及び
エンジン騒音が低減される。
ンダボアへの衝突が抑制され、ピストンスラップ音及び
エンジン騒音が低減される。
(2)ピストンスカート部とシリンダボアとのりリアラ
ンスを大きく取ることが可能で、高温時のピストンの焼
付防止に効果がある。
ンスを大きく取ることが可能で、高温時のピストンの焼
付防止に効果がある。
(3)磁力によりピストンスカート部がシリンダボアに
対して非接触状態が保持されるために、両者の摺動時の
摩擦が少くなり、摩耗が低減する。
対して非接触状態が保持されるために、両者の摺動時の
摩擦が少くなり、摩耗が低減する。
第1図は本発明の実施例を示し、磁石を取り付けたピス
トンとシリンダボアとの組立断面図、第2図は第1図の
■−■断面図、第3図は従来技術のピストンとシリンダ
ボアとの組立模式図を示す。 1・・・ピストン、 2・・・ピストンスカート部、 訃・・シリンダボア、11・・・ピストン側磁石、13
・・・シリンダライナ側磁石、 T・・・スラスト側範囲。 第3図 5・コンロッド ト ビスト 2・・・ピストンスカート部 3・ピストンピン 6、7リンダフロノク 7・・/す/ダライナ 8・・シリンダボア 11・・・ピストン側磁石 13・シリンダライナ側磁石 ■ □× T.・・スラスト側範囲 第 図
トンとシリンダボアとの組立断面図、第2図は第1図の
■−■断面図、第3図は従来技術のピストンとシリンダ
ボアとの組立模式図を示す。 1・・・ピストン、 2・・・ピストンスカート部、 訃・・シリンダボア、11・・・ピストン側磁石、13
・・・シリンダライナ側磁石、 T・・・スラスト側範囲。 第3図 5・コンロッド ト ビスト 2・・・ピストンスカート部 3・ピストンピン 6、7リンダフロノク 7・・/す/ダライナ 8・・シリンダボア 11・・・ピストン側磁石 13・シリンダライナ側磁石 ■ □× T.・・スラスト側範囲 第 図
Claims (1)
- 1、ピストンスカート部とシリンダボアとのスラスト側
壁面にそれぞれ磁石を取り付け、ピストン側の磁石とシ
リンダ側の磁石との極性を両者の相対する面で同一の極
性となし、該磁石の反発力によりピストンスカート部が
シリンダボアと非接触状態を保つように構成したことを
特徴とする磁力反発によるピストンスラップ音低減機構
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9627490A JPH041454A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 磁力反発によるピストンスラップ音低減機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9627490A JPH041454A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 磁力反発によるピストンスラップ音低減機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041454A true JPH041454A (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=14160564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9627490A Pending JPH041454A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 磁力反発によるピストンスラップ音低減機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH041454A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11454231B2 (en) * | 2018-06-08 | 2022-09-27 | Compressor Pump Industrial Srl | Horizontal gas compressor with free lifting piston |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP9627490A patent/JPH041454A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11454231B2 (en) * | 2018-06-08 | 2022-09-27 | Compressor Pump Industrial Srl | Horizontal gas compressor with free lifting piston |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0618642U (ja) | ピストン | |
JPH041454A (ja) | 磁力反発によるピストンスラップ音低減機構 | |
JPH0415968Y2 (ja) | ||
EP2134991B1 (en) | Pinless cranktrain for internal combustion engines and compressors | |
JPH0526106A (ja) | エンジン | |
JPH0736109Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH10288083A (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JP2002317691A (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPS5851246A (ja) | シリンダブロツク | |
JP2598326B2 (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JPH08105437A (ja) | 振動低減用旋回軸受 | |
JP2873539B2 (ja) | ロッドレスシリンダ | |
CN220523086U (zh) | 被动磁气混合轴承结构 | |
JP2000087909A (ja) | 旋回動作を行うシリンダ装置 | |
JPH1078129A (ja) | エンジン用ピストン | |
JPH0125762Y2 (ja) | ||
JP3887885B2 (ja) | ピストン構造 | |
GB2288436A (en) | I.c.engine crankshaft bearing construction | |
JPS6319569Y2 (ja) | ||
JPH07248060A (ja) | 内燃機関用ピストンピン | |
GB1571021A (en) | Pistons and piston and connecting rod assemblies | |
JPH0219561Y2 (ja) | ||
JPH021460Y2 (ja) | ||
JPH07103065A (ja) | 内燃機関のフリクション防止装置 | |
JP2568153Y2 (ja) | 高速摺動用耐圧シール装置 |