JPH0415968Y2 - - Google Patents
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- JPH0415968Y2 JPH0415968Y2 JP1985158709U JP15870985U JPH0415968Y2 JP H0415968 Y2 JPH0415968 Y2 JP H0415968Y2 JP 1985158709 U JP1985158709 U JP 1985158709U JP 15870985 U JP15870985 U JP 15870985U JP H0415968 Y2 JPH0415968 Y2 JP H0415968Y2
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- skirt
- rib
- pin boss
- piston
- thrust
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- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 5
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
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- 230000003405 preventing effect Effects 0.000 description 3
- 230000008093 supporting effect Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/02—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion
- F02F3/025—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion having circumferentially slotted piston skirts, e.g. T-slots
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/08—Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means
- F01M2001/086—Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means for lubricating gudgeon pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2251/00—Material properties
- F05C2251/04—Thermal properties
- F05C2251/042—Expansivity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、スカートのスラスト反スラスト方向
に位置する部分の下端部の半径方向変形を抑制さ
せた内燃機関のピストンの構造に関する。
に位置する部分の下端部の半径方向変形を抑制さ
せた内燃機関のピストンの構造に関する。
従来、内燃機関のピストンの代表的構造は第3
図および第4図に示すようになつている。まず、
ピストン1は、軽量化のためにアルミ合金から構
成される。ピストン1は、頂部2とスカート部3
を有する。スカート部3は、スラスト反スラスト
方向に位置する一対の弧状部分を有する。一対の
弧状部分は、一対のほぼ直線状に延びるサイドウ
オール部3′によつて連結されている。サイドウ
オール部3′に連続させて一対のピンボス部4,
4が形成され、そこにピストンピン5が嵌挿さ
れ、ピストンピン5にコネクテイングロツド6が
連結される。頂部2の外径にはピストンリング溝
7が形成され、最下段のピストンリング溝はオイ
ルリング溝8を構成している。頂部上面には、通
常凹部9が形成され燃焼室の一部を構成する。
図および第4図に示すようになつている。まず、
ピストン1は、軽量化のためにアルミ合金から構
成される。ピストン1は、頂部2とスカート部3
を有する。スカート部3は、スラスト反スラスト
方向に位置する一対の弧状部分を有する。一対の
弧状部分は、一対のほぼ直線状に延びるサイドウ
オール部3′によつて連結されている。サイドウ
オール部3′に連続させて一対のピンボス部4,
4が形成され、そこにピストンピン5が嵌挿さ
れ、ピストンピン5にコネクテイングロツド6が
連結される。頂部2の外径にはピストンリング溝
7が形成され、最下段のピストンリング溝はオイ
ルリング溝8を構成している。頂部上面には、通
常凹部9が形成され燃焼室の一部を構成する。
ピストンリング溝7が設けられる頂部の外周、
いわゆるリングランド部10は燃焼室に近いため
にスカート部3より高温になり、より熱膨張する
ので、シリンダボアとのステイツクを防止するた
めにスカート部3より若干小径とされている。ま
た、スカート部3においても、ピンボス部4の下
方に位置する部分は熱伝導量が大きく高温となる
ため、それと直角方向の部分よりも熱膨張量が大
で、ステイツクを防止するために、ピンボス部4
の下方部分のスカート部外径はそれと直角方向の
スカート部外径より小径となつている。このよう
に構成されたピストン1をシリンダボアに摺動自
在に嵌挿しコネクテイングロツドに連結した場
合、コネクテイングロツドの揺動に合わせてピス
トン1はピンボス部4,4の軸芯を中心にして該
軸芯と直角面内において首振り運動をするので、
スカート部3のうちピンボス部4,4と直角方向
に位置する部分がシリンダボアと主に摺接しかつ
シリンダボアからスラスト反スラストの荷重を受
けてピンボス1の姿勢を保つ働きをする。
いわゆるリングランド部10は燃焼室に近いため
にスカート部3より高温になり、より熱膨張する
ので、シリンダボアとのステイツクを防止するた
めにスカート部3より若干小径とされている。ま
た、スカート部3においても、ピンボス部4の下
方に位置する部分は熱伝導量が大きく高温となる
ため、それと直角方向の部分よりも熱膨張量が大
で、ステイツクを防止するために、ピンボス部4
の下方部分のスカート部外径はそれと直角方向の
スカート部外径より小径となつている。このよう
に構成されたピストン1をシリンダボアに摺動自
在に嵌挿しコネクテイングロツドに連結した場
合、コネクテイングロツドの揺動に合わせてピス
トン1はピンボス部4,4の軸芯を中心にして該
軸芯と直角面内において首振り運動をするので、
スカート部3のうちピンボス部4,4と直角方向
に位置する部分がシリンダボアと主に摺接しかつ
シリンダボアからスラスト反スラストの荷重を受
けてピンボス1の姿勢を保つ働きをする。
スカート部3のうちスラスト反スラスト方向
(図のA−A方向)に位置する部分3a,3aの
外周面とシリンダボアの内周面とのクリアランス
はピストン姿勢を保つ上でとくに重要で、小さす
ぎるとスカート部3の熱膨張時にステイツクを起
こすおそれがあり、大きすぎるとピストン1が往
復運動時に首を振つてスラツプ音が生じ、車室内
のこもり音の一つの原因となるので、摺動上、防
音上最適な値に設定されている。
(図のA−A方向)に位置する部分3a,3aの
外周面とシリンダボアの内周面とのクリアランス
はピストン姿勢を保つ上でとくに重要で、小さす
ぎるとスカート部3の熱膨張時にステイツクを起
こすおそれがあり、大きすぎるとピストン1が往
復運動時に首を振つてスラツプ音が生じ、車室内
のこもり音の一つの原因となるので、摺動上、防
音上最適な値に設定されている。
さらにピストン1には、リングランド部から熱
膨張量のコントロールが厳しいスラスト反スラス
ト方向のスカート部3aへの熱の移動を抑えるた
めに、オイルリング溝8のスラスト反スラスト方
向に位置する部位に周方向にピンボス4方向に向
かつて延びるスリツト11が設けられている。こ
のようなスリツト11付きピストンでは、ピンボ
ス部4の位置する部位にはスリツトがなく熱が頂
部2からピンボス部4へと移動できること、およ
びピンボス部4は肉厚が厚いので熱伝導量が大き
いこと、等のために、ピンボス部4の上部にある
リングランド部の熱膨張量が大きくなつてしまう
という現象が生じ、これを抑えるために、ピンボ
ス部4を含んで上部側のピストン内面にピンボス
部4を中心にして周方向に延びる、アルミ合金よ
り熱膨張の小さい金属板から成るストラツト12
が埋入されている。このようにして、ピストン1
の熱膨張を抑制しまたはコントロールしつつ、ピ
ストン1をシリンダボアに嵌挿していた。
膨張量のコントロールが厳しいスラスト反スラス
ト方向のスカート部3aへの熱の移動を抑えるた
めに、オイルリング溝8のスラスト反スラスト方
向に位置する部位に周方向にピンボス4方向に向
かつて延びるスリツト11が設けられている。こ
のようなスリツト11付きピストンでは、ピンボ
ス部4の位置する部位にはスリツトがなく熱が頂
部2からピンボス部4へと移動できること、およ
びピンボス部4は肉厚が厚いので熱伝導量が大き
いこと、等のために、ピンボス部4の上部にある
リングランド部の熱膨張量が大きくなつてしまう
という現象が生じ、これを抑えるために、ピンボ
ス部4を含んで上部側のピストン内面にピンボス
部4を中心にして周方向に延びる、アルミ合金よ
り熱膨張の小さい金属板から成るストラツト12
が埋入されている。このようにして、ピストン1
の熱膨張を抑制しまたはコントロールしつつ、ピ
ストン1をシリンダボアに嵌挿していた。
しかし、上記ピストン1をシリンダ内に往復運
動させた場合、ピストン1に上向きの慣性力が作
用したときに、ピストンピン5にコネクテイング
ロツドとの連結部を中心にして両端が上に持ち上
げられた曲げ変形が生じ、これによつてスカート
部3のうちピンボス部4がある部分が外周側にそ
り返る曲げ変形をして径が拡開し、同時にそれと
直角方向のスラスト反スラスト方向にある部分3
aの径が縮小し、この部位3aのシリンダボアと
のクリアランスが大となつてピストン打音を生じ
るという問題があつた。上記ピストン1の変形
は、オイルリング溝8底のスラスト反スラスト方
向の部位にスリツト11が切られている場合、ス
カート壁の上端の拘束がないためにスラスト反ス
ラスト方向のスカート部3aは傾きやすくなるの
で、100時間テスト後約50ミクロンの半径方向内
方変形が生じ、防音上変形の抑制が望まれてい
る。
動させた場合、ピストン1に上向きの慣性力が作
用したときに、ピストンピン5にコネクテイング
ロツドとの連結部を中心にして両端が上に持ち上
げられた曲げ変形が生じ、これによつてスカート
部3のうちピンボス部4がある部分が外周側にそ
り返る曲げ変形をして径が拡開し、同時にそれと
直角方向のスラスト反スラスト方向にある部分3
aの径が縮小し、この部位3aのシリンダボアと
のクリアランスが大となつてピストン打音を生じ
るという問題があつた。上記ピストン1の変形
は、オイルリング溝8底のスラスト反スラスト方
向の部位にスリツト11が切られている場合、ス
カート壁の上端の拘束がないためにスラスト反ス
ラスト方向のスカート部3aは傾きやすくなるの
で、100時間テスト後約50ミクロンの半径方向内
方変形が生じ、防音上変形の抑制が望まれてい
る。
スカート部の変形を防止する上で、リブを用い
る提案は、従来からも実開昭58−32150号公報に
開示されている。しかし、従来提案のものは、円
弧から成るリブで、したがつてリブ厚がスカート
部厚より若干厚い程度の剛性の極めて低いリブか
ら成り、該リブをスカート上下方向の中央部近傍
に設けるという構造を採用したので、スカート部
の半径方向変位を抑える作用効果は殆どないとい
う欠点があつた。しかも、該提案のものは、オイ
ルリング溝に周方向に延びるスリツトを有するピ
ストンに設けたものではないので、実開昭58−
32150号公報に開示のリブをスリツト付きピスト
ンに適用すると、リブの部分が丁度変形の節を形
成し、スリツト部のあるスリツト上端が外周側に
変形してスカート下部の内周側への変形を助長し
てしまうという、クリアランス防止上は逆効果に
なる現象が生じるかもしれないという問題さえあ
つた。
る提案は、従来からも実開昭58−32150号公報に
開示されている。しかし、従来提案のものは、円
弧から成るリブで、したがつてリブ厚がスカート
部厚より若干厚い程度の剛性の極めて低いリブか
ら成り、該リブをスカート上下方向の中央部近傍
に設けるという構造を採用したので、スカート部
の半径方向変位を抑える作用効果は殆どないとい
う欠点があつた。しかも、該提案のものは、オイ
ルリング溝に周方向に延びるスリツトを有するピ
ストンに設けたものではないので、実開昭58−
32150号公報に開示のリブをスリツト付きピスト
ンに適用すると、リブの部分が丁度変形の節を形
成し、スリツト部のあるスリツト上端が外周側に
変形してスカート下部の内周側への変形を助長し
てしまうという、クリアランス防止上は逆効果に
なる現象が生じるかもしれないという問題さえあ
つた。
本考案は、スリツト付き、かつストラツト付き
のアルミ合金製ピストンにおける、慣性力等によ
つて生じるピストンスカート部のスラスト反スラ
スト方向にある部分の内周側への変形を微小なも
のに抑制し、ピストン打音の低減をはかることを
目的とする。
のアルミ合金製ピストンにおける、慣性力等によ
つて生じるピストンスカート部のスラスト反スラ
スト方向にある部分の内周側への変形を微小なも
のに抑制し、ピストン打音の低減をはかることを
目的とする。
上記目的を達成するための本考案の内燃機関の
ピストンは、次のピストンから成る。すなわち、
アルミ合金から成り、頂部、スラスト反スラスト
方向に位置する一対の弧状部分をもつスカート
部、前記スカート部の一対の弧状部分を連結する
スラスト反スラスト方向にほぼ直線状に延びる一
対のサイドウオール部、前記サイドウオール部に
連続するように形成された一対のピンボス部、前
記サイドウオール部から前記スカート上部内面に
かけてピンボス部を中心にして延びる板状のスト
ラツト、オイルリング溝底のスラスト反スラスト
方向に位置する部位に周方向に延びるように形成
されたスリツト、スカート下部の内面に全周にわ
たつて延び前記ピンボス部の下部と交わるインロ
ーリブ、前記インローリブとは別に設けられ、ピ
ンボス部下部からスカート下部のインローリブ迄
にわたつてスラスト反スラスト方向に直線状に延
び、前記サイドウオール部に一体にかつサイドウ
オール部内面から対向サイドウオール部に向かつ
て突出するように形成され、インローリブとピン
ボス下部との交わり部より内周側でピンボス部と
交わるリブ、を備えたことを特徴とする内燃機関
のピストン。
ピストンは、次のピストンから成る。すなわち、
アルミ合金から成り、頂部、スラスト反スラスト
方向に位置する一対の弧状部分をもつスカート
部、前記スカート部の一対の弧状部分を連結する
スラスト反スラスト方向にほぼ直線状に延びる一
対のサイドウオール部、前記サイドウオール部に
連続するように形成された一対のピンボス部、前
記サイドウオール部から前記スカート上部内面に
かけてピンボス部を中心にして延びる板状のスト
ラツト、オイルリング溝底のスラスト反スラスト
方向に位置する部位に周方向に延びるように形成
されたスリツト、スカート下部の内面に全周にわ
たつて延び前記ピンボス部の下部と交わるインロ
ーリブ、前記インローリブとは別に設けられ、ピ
ンボス部下部からスカート下部のインローリブ迄
にわたつてスラスト反スラスト方向に直線状に延
び、前記サイドウオール部に一体にかつサイドウ
オール部内面から対向サイドウオール部に向かつ
て突出するように形成され、インローリブとピン
ボス下部との交わり部より内周側でピンボス部と
交わるリブ、を備えたことを特徴とする内燃機関
のピストン。
上記ピストンにおいては、ピンボス部がサイド
ウオール部に連続して形成されているので、ピン
ボス部およびその近傍の剛性は大である。そし
て、スカート部のうちスラスト反スラスト方向に
ある部分は、スカート自身の剛性の他に、サイド
ウオール部と、ピンボス部から延びるサイドウオ
ール部に一体形成のリブを介して、高剛性とされ
たピンボス部からスラスト反スラスト方向に支持
されるので、半径方向変形が抑制される。この場
合、リブは、スラスト反スラスト方向に直線状に
延びているため、またサイドウオール部に一体形
成のため、スラスト反スラスト方向の剛性が非常
に高く、補強リブとして有効に働く。またリブの
一端はスカート下部のインローリブに連結してい
るため、スカートの面構造をリブの梁から成る骨
組み構造によつて支持することができ、スカート
を有効に半径方向に支持する。さらにインローリ
ブにおける支持によつて、スカート部を変形の腹
となる下端近傍において支持することができ、半
径方向変形を効果的に抑制することができる。
ウオール部に連続して形成されているので、ピン
ボス部およびその近傍の剛性は大である。そし
て、スカート部のうちスラスト反スラスト方向に
ある部分は、スカート自身の剛性の他に、サイド
ウオール部と、ピンボス部から延びるサイドウオ
ール部に一体形成のリブを介して、高剛性とされ
たピンボス部からスラスト反スラスト方向に支持
されるので、半径方向変形が抑制される。この場
合、リブは、スラスト反スラスト方向に直線状に
延びているため、またサイドウオール部に一体形
成のため、スラスト反スラスト方向の剛性が非常
に高く、補強リブとして有効に働く。またリブの
一端はスカート下部のインローリブに連結してい
るため、スカートの面構造をリブの梁から成る骨
組み構造によつて支持することができ、スカート
を有効に半径方向に支持する。さらにインローリ
ブにおける支持によつて、スカート部を変形の腹
となる下端近傍において支持することができ、半
径方向変形を効果的に抑制することができる。
また、本考案のピストンにおいては、インロー
リブとインローリブとは別の、ピンボス下部との
交わり部がインローリブとピンボス下部との交わ
り部より内周側にあるリブとの両方によつて、ス
カート部のスラスト反スラスト方向部分が支持さ
れる。インローリブのみの場合は、インローリブ
がピンボス下部と交わる部位は変形の起点とな
り、応力が集中しやすいが、インローリブとは別
の上記リブによつてもスカート部が支持されるの
で、スカート部の変形が極力低減される。また補
強リブとピンボス部の交わり部がインローリブと
ピンボス部との交わり部より内周側にあるので補
強リブはインローリブのように湾曲されずにスラ
スト反スラスト方向に直線状に延びることがで
き、スカート部からかかる押力を、曲げ力でなく
圧縮力で受けることができ、スカート部の変形を
極力小に抑えることができる。
リブとインローリブとは別の、ピンボス下部との
交わり部がインローリブとピンボス下部との交わ
り部より内周側にあるリブとの両方によつて、ス
カート部のスラスト反スラスト方向部分が支持さ
れる。インローリブのみの場合は、インローリブ
がピンボス下部と交わる部位は変形の起点とな
り、応力が集中しやすいが、インローリブとは別
の上記リブによつてもスカート部が支持されるの
で、スカート部の変形が極力低減される。また補
強リブとピンボス部の交わり部がインローリブと
ピンボス部との交わり部より内周側にあるので補
強リブはインローリブのように湾曲されずにスラ
スト反スラスト方向に直線状に延びることがで
き、スカート部からかかる押力を、曲げ力でなく
圧縮力で受けることができ、スカート部の変形を
極力小に抑えることができる。
以下に、本考案に係る内燃機関のピストンの望
ましい実施例を、第1図および第2図を参照して
説明する。
ましい実施例を、第1図および第2図を参照して
説明する。
第1図および第2図において、ピストン1の頂
部2、スカート部3、サイドウオール部3′、ピ
ンボス部4、ピストンピン5、ピストンリング溝
7、オイルリング溝8、凹部9、リングランド部
10、スリツト11、ストラツト12までの構造
は、第3図および第4図を用いて説明した前述の
構造と同じであるので、同一構造部分には、第1
図および第2図において第3図、第4図の符号と
同一の符号を付すことにより、その説明を省略
し、以下においては第3図および第4図の構造と
相違する点について述べる。
部2、スカート部3、サイドウオール部3′、ピ
ンボス部4、ピストンピン5、ピストンリング溝
7、オイルリング溝8、凹部9、リングランド部
10、スリツト11、ストラツト12までの構造
は、第3図および第4図を用いて説明した前述の
構造と同じであるので、同一構造部分には、第1
図および第2図において第3図、第4図の符号と
同一の符号を付すことにより、その説明を省略
し、以下においては第3図および第4図の構造と
相違する点について述べる。
ピンボス部4の下部からはリブ13がスカート
部3のスラスト反スラスト方向にある部位3aに
かけて延びている。リブ13は、第2図の平面視
においてスラスト反スラスト方向に直線状に延び
ており、そのスカート側の先端はスカート下端部
に設けられているインローリブ部14に連結して
いる。リブ13のピンボス側の先端は、ピンボス
部4の下部に交わつており、リブ13とピンボス
部4との交わり部100は、周方向に全周にわた
つて延びるインローリブ部14とピンボス部4と
の交わり部102よりも半径方向内側にある。リ
ブ13はピンボス部4の両側においてピストン内
面側でピンボス部4からスラスト反スラスト方向
に延びる垂直面15(サイドウオール部3′の内
面)の下端部に、サイドウオール部3′に一体的
に形成され、垂直面15よりも対向する垂直面側
に突出している。インローリブ部14はピストン
加工上必然的に形成されるリブで、スカート内周
面より半径方向内方に突出して周方向に全周にわ
たつて延びている。このような構造では、ピンボ
ス部4からリブ13がスラスト反スラスト方向
に、すなわちピストンのスラスト反スラスト方向
に延びる横断面中心線A−Aと平行に直線状に延
びてインローリブ14に一体に交わり、インロー
リブ14はスカート部3のうちスラスト反スラス
ト方向にある部位3aの下端部近傍を周方向に延
びて、前記リブ13と対向する側のリブ13に交
わり、該リブ13によつて前記ピンボス部と対向
する側のピンボス部に連結している。したがつ
て、一方のピンボス部4からそれに対向するピン
ボス部4にかけて、リブ13、インローリブ1
4、リブ13から成る補強リブラインが連続的に
延びている。
部3のスラスト反スラスト方向にある部位3aに
かけて延びている。リブ13は、第2図の平面視
においてスラスト反スラスト方向に直線状に延び
ており、そのスカート側の先端はスカート下端部
に設けられているインローリブ部14に連結して
いる。リブ13のピンボス側の先端は、ピンボス
部4の下部に交わつており、リブ13とピンボス
部4との交わり部100は、周方向に全周にわた
つて延びるインローリブ部14とピンボス部4と
の交わり部102よりも半径方向内側にある。リ
ブ13はピンボス部4の両側においてピストン内
面側でピンボス部4からスラスト反スラスト方向
に延びる垂直面15(サイドウオール部3′の内
面)の下端部に、サイドウオール部3′に一体的
に形成され、垂直面15よりも対向する垂直面側
に突出している。インローリブ部14はピストン
加工上必然的に形成されるリブで、スカート内周
面より半径方向内方に突出して周方向に全周にわ
たつて延びている。このような構造では、ピンボ
ス部4からリブ13がスラスト反スラスト方向
に、すなわちピストンのスラスト反スラスト方向
に延びる横断面中心線A−Aと平行に直線状に延
びてインローリブ14に一体に交わり、インロー
リブ14はスカート部3のうちスラスト反スラス
ト方向にある部位3aの下端部近傍を周方向に延
びて、前記リブ13と対向する側のリブ13に交
わり、該リブ13によつて前記ピンボス部と対向
する側のピンボス部に連結している。したがつ
て、一方のピンボス部4からそれに対向するピン
ボス部4にかけて、リブ13、インローリブ1
4、リブ13から成る補強リブラインが連続的に
延びている。
上記のように構成された補強リブを有するピス
トンにおける作用について説明する。
トンにおける作用について説明する。
ピストン1はピストンピン5の軸芯を中心にし
てコネクテイングロツドが揺動するので、ピスト
ンピン5の軸芯を中心にして首振りしようとする
が、スカート部3のうちスラスト反スラスト方向
にある部位3aがシリンダボアに摺接しつつシリ
ンダボアから反力を受けることにより、姿勢を保
つ。
てコネクテイングロツドが揺動するので、ピスト
ンピン5の軸芯を中心にして首振りしようとする
が、スカート部3のうちスラスト反スラスト方向
にある部位3aがシリンダボアに摺接しつつシリ
ンダボアから反力を受けることにより、姿勢を保
つ。
スカート部3のスラスト反スラスト方向にある
部位3aは、シリンダボアからの反力を受けて半
径方向内方に変形しようとする。この荷重を繰り
返し受けているうちにスラスト反スラスト方向に
ある部位3aは半径方向内方に数10ミクロンのオ
ーダで永久変形してしまい、ピストンスラツプ音
を生じるようになる。従来からもピストン1には
インローリブ14は加工上必然的に形成されてい
たのであるが、インローリブ14はスカート内面
に沿つて円弧状に延びているので、スカート部3
の半径方向内方の変形を阻止する働きは弱く、上
記のような変形が生じてしまう。
部位3aは、シリンダボアからの反力を受けて半
径方向内方に変形しようとする。この荷重を繰り
返し受けているうちにスラスト反スラスト方向に
ある部位3aは半径方向内方に数10ミクロンのオ
ーダで永久変形してしまい、ピストンスラツプ音
を生じるようになる。従来からもピストン1には
インローリブ14は加工上必然的に形成されてい
たのであるが、インローリブ14はスカート内面
に沿つて円弧状に延びているので、スカート部3
の半径方向内方の変形を阻止する働きは弱く、上
記のような変形が生じてしまう。
しかし、本考案では、サイドウオール部3′に
連続的に形成することにより剛性を非常に高くさ
れたピンボス部4から、スラスト反スラスト方向
に直線状に延びるリブ13(サイドウオール部
3′に一体形成のため剛性が非常に大である)に
よつてもインローリブ14のスラスト反スラスト
方向部分を支える構造としたので、スカート支持
剛性が飛躍的に高まる。しかも、インローリブ1
4の周方向長さが実質的に短くなり十分なスカー
ト支持効果が生じ、しかもインローリブ14両端
の荷重を直線状リブ13で圧縮力で伝達するの
で、その荷重支持効果は従来のリブの曲げ力伝達
に比べてはるかに大きく、インローリブ14およ
びスカート部3の半径方向内方への変形は大幅に
抑えられる。この場合、リブ13とインローリブ
14のスラスト反スラスト方向部分は協働して一
種のラーメン梁構造を構成してスカート部3の変
形を抑え、このラーメン梁構造においては、イン
ローリブ14の長さは短くリブ13には曲げ荷重
よりはむしろ圧縮荷重が作用する構造となつてい
るので荷重支持効果が大きくされている。
連続的に形成することにより剛性を非常に高くさ
れたピンボス部4から、スラスト反スラスト方向
に直線状に延びるリブ13(サイドウオール部
3′に一体形成のため剛性が非常に大である)に
よつてもインローリブ14のスラスト反スラスト
方向部分を支える構造としたので、スカート支持
剛性が飛躍的に高まる。しかも、インローリブ1
4の周方向長さが実質的に短くなり十分なスカー
ト支持効果が生じ、しかもインローリブ14両端
の荷重を直線状リブ13で圧縮力で伝達するの
で、その荷重支持効果は従来のリブの曲げ力伝達
に比べてはるかに大きく、インローリブ14およ
びスカート部3の半径方向内方への変形は大幅に
抑えられる。この場合、リブ13とインローリブ
14のスラスト反スラスト方向部分は協働して一
種のラーメン梁構造を構成してスカート部3の変
形を抑え、このラーメン梁構造においては、イン
ローリブ14の長さは短くリブ13には曲げ荷重
よりはむしろ圧縮荷重が作用する構造となつてい
るので荷重支持効果が大きくされている。
第5図は、本考案によるリブ13を設けた場合
の変形阻止効果を示している。リブ13を設けな
いピストン1において、スラスト反スラスト方向
にあるピストンスカート部位3aに50ミクロンの
弾性変形を生じさせる荷重は50Kgであつたが、同
じ荷重50Kgに対してリブ13を設けたピストン1
では約15ミクロンしか変形せず、リブ13の変形
阻止効果が非常に大きいことがわかつた。実際は
繰り返し荷重による約50ミクロン程度の永久変形
が問題となるが、この永久変形はスカート部3に
かかるスラスト力によることが明らかであるた
め、試験では弾性変形で評価してある。そして、
弾性変形で、50ミクロンの変形を生じさせる荷重
に対してリブ13を設けると15ミクロン程度の変
形に激減するということは、繰り返し荷重による
永久変形においても、約1/3程度に変形を抑える
ことができることを意味するものと考えられる。
の変形阻止効果を示している。リブ13を設けな
いピストン1において、スラスト反スラスト方向
にあるピストンスカート部位3aに50ミクロンの
弾性変形を生じさせる荷重は50Kgであつたが、同
じ荷重50Kgに対してリブ13を設けたピストン1
では約15ミクロンしか変形せず、リブ13の変形
阻止効果が非常に大きいことがわかつた。実際は
繰り返し荷重による約50ミクロン程度の永久変形
が問題となるが、この永久変形はスカート部3に
かかるスラスト力によることが明らかであるた
め、試験では弾性変形で評価してある。そして、
弾性変形で、50ミクロンの変形を生じさせる荷重
に対してリブ13を設けると15ミクロン程度の変
形に激減するということは、繰り返し荷重による
永久変形においても、約1/3程度に変形を抑える
ことができることを意味するものと考えられる。
本考案に係る内燃機関のピストンによれば、ピ
ンボス部をサイドウオール部に連続して形成する
ことによりピンボス部の剛性を大にし、ピンボス
両側にスラスト反スラスト方向に延びる、サイド
ウオール部に一体形成して剛性を高めたスラスト
反スラスト方向に直線状に延びるリブを設け、該
リブをインローリブに接続したので、スカート部
のスラスト反スラスト方向にある部位を、インロ
ーリブと上記の直線状に延びるリブとの両方で支
持して、スカート部のスラスト反スラスト方向部
分の半径方向変形を大幅に、たとえばインローリ
ブのみの支持による場合の変形の1/3程度に、激
減させることができ、ピストンスラツプ音の発生
を抑えることができる。
ンボス部をサイドウオール部に連続して形成する
ことによりピンボス部の剛性を大にし、ピンボス
両側にスラスト反スラスト方向に延びる、サイド
ウオール部に一体形成して剛性を高めたスラスト
反スラスト方向に直線状に延びるリブを設け、該
リブをインローリブに接続したので、スカート部
のスラスト反スラスト方向にある部位を、インロ
ーリブと上記の直線状に延びるリブとの両方で支
持して、スカート部のスラスト反スラスト方向部
分の半径方向変形を大幅に、たとえばインローリ
ブのみの支持による場合の変形の1/3程度に、激
減させることができ、ピストンスラツプ音の発生
を抑えることができる。
第1図は本考案の一実施例に係るピストンの断
面図で第2図の−線に沿う断面図、第2図は
第1図の−線に沿う断面図、第3図は従来の
ピストンの断面図で第4図の−線に沿う断面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図は本考案と従来のピストンの荷重−変形特性
図、である。 1……ピストン、3……スカート部、3′……
サイドウオール部、3a……スラスト反スラスト
方向にあるスカート部位、4……ピンボス部、1
1……スリツト、13……リブ、14……インロ
ーリブ。
面図で第2図の−線に沿う断面図、第2図は
第1図の−線に沿う断面図、第3図は従来の
ピストンの断面図で第4図の−線に沿う断面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図は本考案と従来のピストンの荷重−変形特性
図、である。 1……ピストン、3……スカート部、3′……
サイドウオール部、3a……スラスト反スラスト
方向にあるスカート部位、4……ピンボス部、1
1……スリツト、13……リブ、14……インロ
ーリブ。
Claims (1)
- アルミ合金から成り、頂部、スラスト反スラス
ト方向に位置する一対の弧状部分をもつスカート
部、前記スカート部の一対の弧状部分を連結する
スラスト反スラスト方向にほぼ直線状に延びる一
対のサイドウオール部、前記サイドウオール部に
連続するように形成された一対のピンボス部、前
記サイドウオール部から前記スカート上部内面に
かけてピンボス部を中心にして延びる板状のスト
ラツト、オイルリング溝底のスラスト反スラスト
方向に位置する部位に周方向に延びるように形成
されたスリツト、スカート下部の内面に全周にわ
たつて延び前記ピンボス部の下部と交わるインロ
ーリブ、前記インローリブとは別に設けられ、ピ
ンボス部下部からスカート下部のインローリブ迄
にわたつてスラスト反スラスト方向に直線状に延
び、前記サイドウオール部に一体にかつサイドウ
オール部内面から対向サイドウオール部に向かつ
て突出するように形成され、インローリブとピン
ボス下部との交わり部より内周側でピンボス部と
交わるリブ、を備えたことを特徴とする内燃機関
のピストン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985158709U JPH0415968Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | |
US06/920,064 US4785774A (en) | 1985-10-18 | 1986-10-17 | Piston for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985158709U JPH0415968Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6267939U JPS6267939U (ja) | 1987-04-28 |
JPH0415968Y2 true JPH0415968Y2 (ja) | 1992-04-09 |
Family
ID=15677638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985158709U Expired JPH0415968Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4785774A (ja) |
JP (1) | JPH0415968Y2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0327595B1 (de) * | 1986-12-23 | 1990-04-25 | Mahle Gmbh | Einteiliger, leichter und reibungsarmer leichtmetallkolben für verbrennungsmotoren |
DE3831285A1 (de) * | 1987-09-17 | 1989-04-06 | Aisin Seiki | Verfahren zur herstellung eines kolbens einer brennkraftmaschine |
JP2561798Y2 (ja) * | 1989-05-22 | 1998-02-04 | 株式会社ユニシアジェックス | エンジン用ピストン |
JPH0618642U (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-11 | 株式会社ユニシアジェックス | ピストン |
US6557514B1 (en) * | 2001-10-23 | 2003-05-06 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Closed gallery monobloc piston having oil drainage groove |
JP5063634B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2012-10-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン |
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DE102011119527A1 (de) * | 2011-11-26 | 2013-05-29 | Mahle International Gmbh | Kolben für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu seiner Herstellung |
US10184421B2 (en) | 2012-03-12 | 2019-01-22 | Tenneco Inc. | Engine piston |
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IT1194060B (it) * | 1981-07-31 | 1988-09-14 | Ae Borgo Spa | Pistone per motori diesel con camera di combustione isolata |
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- 1985-10-18 JP JP1985158709U patent/JPH0415968Y2/ja not_active Expired
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1986
- 1986-10-17 US US06/920,064 patent/US4785774A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6267939U (ja) | 1987-04-28 |
US4785774A (en) | 1988-11-22 |
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