JPH04145159A - ポリテトラメチレンアジパミド組成物 - Google Patents

ポリテトラメチレンアジパミド組成物

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JPH04145159A
JPH04145159A JP26661890A JP26661890A JPH04145159A JP H04145159 A JPH04145159 A JP H04145159A JP 26661890 A JP26661890 A JP 26661890A JP 26661890 A JP26661890 A JP 26661890A JP H04145159 A JPH04145159 A JP H04145159A
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JP
Japan
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halogen
copolymer
styrene
weight
acid
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JP26661890A
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Akihiko Morikawa
明彦 森川
Takeshi Takashima
高嶋 剛
Hideji Tsuchikawa
土川 秀治
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリテトラメチレンアジパミド(以下「ナイ
ロン4,6」という)組成物に関し、さらに詳細には高
い溶融粘度を有し、吹き込み成形性に優れておりドロー
ダウンが少なく、耐熱性および耐衝撃性に優れたナイロ
ン4.6&Il成物に関する。
〔従来の技術〕
ナイロン4.6は、既に公知のポリアミドであり、例え
ば特公昭60−8248号公報および特公昭60−28
843号公報には、ナイロン4゜6の製造法が開示され
ている。また、ナイロン4゜6が、エンジニアリングプ
ラスチックとして優れた耐熱性、機械的特性、摺動性、
耐疲労性を有することもよく知られている。特に、ナイ
ロン4゜6は、優れた耐熱性、例えば融点が295°C
3熱変形温度が220°C(245ps i)を有する
ことにより、自動車部品などへの用途に適している。
しかしながら、特公昭60−28843号公報で開示さ
れているような、通常の固相重合によって得られるナイ
ロン4.6は、成形温度範囲で溶融粘度が低く(パリソ
ンのドローダウン大きい)、吹き込み成形を実施するこ
とができない。
また、特公昭55−41659号公報、ポリアミドにア
イオノマーおよび/またはニトリルゴムを配合する方法
、特開昭56−167750号公報には、ポリアミドに
α、β−不飽和カルボン酸含有共重合体を溶融混合する
方法、特開昭50−150796号公報には、ポリアミ
ドとエポキシ化合物を溶融混練りする方法により高分子
ポリアミドを得る方法などが開示されている。
しかしながら、ナイロン4.6とアイオノマーあるいは
ニトリルゴムを溶融混練りしても、溶融粘度の上昇は不
充分である。また、ナイロン4゜6とスチレン−無水マ
レイン酸で代表されるα。
β−不飽和カルボン酸含有共重合体とを溶融混練りする
と、該共重合体の添加量を増やせば高い溶融粘度が得ら
れるが、架橋反応が同時に進行するため、ゲルが多く吹
き込み成形に不適当であり、成形品外観も悪くなり、一
方添加量が少ないと、架橋は少ないが溶融粘度の上昇が
不充分であり、吹き込み成形(ブロー成形)に不適当で
ある。
さらに、ナイロン4.6とエポキシ化合物を溶融混練り
した場合も、α、β−不飽和カルボン酸共重合体を配合
した場合と同様である。
以上、詳述したように、従来の技術をナイロン4.6に
応用した場合、溶融粘度の向上が不充分であり、高い溶
融粘度が得られ難く、架橋反応のため吹き込み成形に劣
るものしか得られい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来技術の課題を背景になされたもので
、高い溶融粘度を有し、耐熱性、耐衝撃性に優れ、ドロ
ーダウンの少ない吹き込み成形に適したナイロン4.6
&lI成物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(A)ポリテトラメチレンアジパミド60〜
94.9重量%、 (B)α、β−不飽和カルボン酸無水物および/または
その誘導体を共重合成分とするスチレン系共重合体(以
下、単に「スチレン系共重合体」ということがある)0
.1〜10重量%、および(C)変性ポリオレフィン5
〜40重量%〔ただし、 (A)+ (B)+ (C)
=100重量%〕、ならびに(D)ハロゲン含有銅化合
物および該ハロゲン含有銅化合物以外の無機ハロゲン化
合物(以下、単に「無機ハロゲン化合物」ということが
ある)を、前記(A)〜(C)成分中に銅原子として1
20〜500ppm、ハロゲン原子として1,500〜
6,000ppm、含有することを特徴とするポリテト
ラメチレンアジパミド組成物を提供するものである。
本発明で用いられる(A)ナイロン4,6は、テトラメ
チレンジアミンとアジピン酸とから得られるポリテトラ
メチレンアジパミドおよびポリテトラメチレンアジパミ
ド単位を主たる構成成分とする共重合ポリアミドを含む
。さらに、他のポリアミドをナイロン4.6の特性を損
なわない範囲で共重合成分として含んでもよい。
共重合成分は特に制限がなく、公知のアミド形成成分を
用いることができる。共重合成分の代表例としては、6
−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12
−アミノウンデカン酸、バラアミノメチル安息香酸など
のアミノ酸;ε−カプロラクタム、ω−ラウリルラクタ
ムなどのラクタム類;ヘキサメチレンジアミン、ウンデ
カメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2
゜4−/2,4.4−)リメチルへキサメチレンジアミ
ン、5−メチルノナメチレンジアミン、メタキシレンジ
アミン、バラキシレンジアミン、1゜3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン、1゜4−ビス(アミノメチル
)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3
,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(3−メチ
ル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス
(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジ
ンなどのジアミン類;アジピン酸、スペリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ドデカン2酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、2−クロルテレフタル酸、2−メチルテレ
フタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサ
ヒドロイソフタル酸、ジグリコール酸などのジカルボン
酸などを挙げることができる。
また、本発明で用いられるナイロン4,6の製造方法は
、任意である。例えば、特開昭56−149430号公
報、特開昭56−149431号公報、特開昭58−8
3029号公報、あるいは特開昭61−43631号公
報などで開示された方法、すなわちまず環状末端基が少
ないプレポリマーを特定の条件下で製造したのち、これ
を水蒸気雰囲気下で固相重合し高粘度ナイロン4,6を
調製する方法、あるいは2−ピロリドンやNメチルピロ
リドンなどの極性有機溶媒中で加熱してそれを得る方法
などが挙げられる。ナイロン4゜6の重合度については
特に制限はないが、25°C196%硫酸中、1g/d
lにおける相対粘度が2.0〜6, 0のナイロン4,
6が好ましく用いられる。
(A)ナイロン4,6の組成物中における割合は、(A
)〜(C)成分中、60〜94.9重量%、好ましくは
65〜89.8重量%である。
次に、本発明に用いられる(B)スチレン系共重合体は
、スチレン系単量体に、α、β−不飽和カルボン酸無水
物および/またはその誘導体を共重合してなるものであ
る。
ここで、スチレン系単量体としては、例えばスチレンの
ほか、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロ
ルスチレンなどの各種置換スチレン誘導体が挙げられる
が、好ましくはスチレンである。
また、α、β−不飽和カルボン酸無水物としては、例え
ば無水マレイン酸、メチル無水マレイン酸、クロロ無水
酢酸、無水シトラコン酸、ブテニル無水コハク酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸などが、またα、β−不飽和カル
ボン酸無水物誘導体としては、例えば無水マレイン酸と
炭素数1〜9の1価のアルコールとのエステル、N−フ
ェニルマレイミドなどのマレイミド化合物などが挙げら
れる。
(B)スチレン系共重合体中のα、β−不飽和カルボン
酸無水物および/または該無水物誘導体の含有量は、好
ましくは5〜60重量%であり、少なすぎるとナイロン
4.6の分子量増大効果が少なく、一方多すぎると架橋
反応によりゲルが生成するため好ましくない。
(B)スチレン系共重合体の具体例としては、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、スチレン−N−フヱニルマ
レイミド共重合体、スチレン−無水マレイン酸モノアル
キルエステル(無水マレイン酸と炭素数1〜9の1価の
アルコールとのエステル)共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸−無水マレイン酸モノアルキルエステル共重合
体などが挙げられ、特に好ましくはスチレン−無水マレ
イン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸モノアルキ
ルエステル共重合体である。
なお、(B)スチレン系共重合体の分子量は、好ましく
は2,000〜50,000である。
(B)スチレン系共重合体の組成物中における割合は、
(A)〜(C)成分中、0.1〜10重量%、好ましく
は0.2〜5重量%であり、0.1重量%未満では溶融
粘度の上昇が不充分であり、一方10重量%を趙えると
架橋反応によりゲル化が起こり好ましくない。
次に、本発明に用いられる(C)変性ポリオレフィンと
しては、例えばカルボン酸基、カルボン酸金属塩基、酸
無水物基、エステル基、およびエステル基の群から選ば
れた少なくとも1種の官能基を有するポリオレフィンで
ある。
(C)変性ポリオレフィン中の前記官能基の含有量は、
好ましくは0. 1〜10重量%であり、少なすぎると
溶融粘度の上昇が不充分となり、−方多すぎると架橋反
応によりゲル化が起こり好ましくない。
(C)変性ポリオレフィンの具体例としては、エチレン
−g=無水マレイン酸共重合体(gはグラフトを意味す
る。以下同じ)、エチレン−プロピレン−g−無水マレ
イン酸共重合体、エチレン−プロピレン−g−アクリル
酸共重合体、エチレン−1−ブテン−g−フマル酸共重
合体、エチレン−1−ヘキセン−g−イタコン酸共重合
体、エチレン−プロピレン−1,4−へキサジエン−g
−無水マレイン酸共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
シクロペンタジェン−g−フマル酸共重合体、エチレン
−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン−g
−無水マレイン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−g
−アクリル酸共重合体などの、カルボン酸基またはカル
ボン酸無水物基を有するビニル系単量体をポリオレフィ
ンにグラフト変性したグラフト共重合体;エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、
エチレン−フマル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル−アクリル酸共重合体、エチレン無水マレイン酸共
重合体、エチレン−プロピレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共
重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体
、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共
重合体などの、オレフィン系単量体とカルボン酸基、カ
ルボン酸金属塩基、酸無水物エステルあるいはエポキシ
基を有するビニル系単量体との共重合体などが挙げられ
る。なお、前記カルボン酸金属塩基を含む変性ポリオレ
フィンは、カルボン酸基ヲ含む変性ポリオレフィンに水
酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムなどのアルカリ
とを反応させることにより得られる。特に好ましい(C
)変性ポリオレフィンとしては、エチレン−g−無水マ
レイン酸共重合体、エチレン−プロピレン−g−無水マ
レイン酸共重合体などである。
(C)変性ポリオレフィンの組成物中における割合は、
(A)〜(C)成分中、5〜40重量%、好ましくは1
0〜30重量%であり、5重量%未満では溶融粘度の上
昇が充分でなく、一方40重量%を超えると得られるナ
イロン4.6組成物の耐熱性が著しく劣るものとなる。
次に、本発明に用いられる(D)ハロゲン含有銅化合物
および無機ハロゲン化合物は、本発明のナイロン4,6
組成物の溶融粘度をさらに上昇させるために用いられる
ハロゲン含有銅化合物としては、例えば塩化第一銅、塩
化第二銅、ヨウ化第−銅、臭化第一銅、臭化第二銅およ
びその他のハロゲン含有銅化合物が挙げられるが、好ま
しくはヨウ化第−銅、臭化第一銅、さらに好ましくはヨ
ウ化第−銅である。
また、前記ハロゲン含有銅化合物以外の無機ハロゲン化
合物としては、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、そ
の他の無機ハロゲン化合物が挙げられるが、好ましくは
ヨウ化カリウムである。
(D)成分の添加量は、(A)〜(C)成分成分中に、
銅原子として120〜500ppm、好ましくは120
〜4ooppm、さらに好ましくは150〜300pp
mとなる量である。
さらに、本発明の組成物は、ハロゲン原子を1.110
0pp以上、特に1,500〜6,000ppm含有す
る。銅原子が、1100pp未満では耐久性に対する改
良効果が少なく、一方500ppmを超えると耐久性が
低下し、また変色するので好ましくない。
また、ハロゲン原子が、1,500ppm未満では着色
する場合があり、また耐久性に劣るため好ましくない。
本発明のナイロン4,6組成物には、その成形性、物性
を損なわない限りにおいて、他の成分、例えば顔料、染
料、補強材、充填材、耐熱剤、熱安定剤、酸化防止剤、
耐候剤、光安定剤、滑剤、結晶核剤、離型剤、可塑剤、
難燃剤、帯電防止剤、その他の重合体などを添加するこ
とができる。
特に、本発明の組成物に一段と優れた機械的強度、耐熱
性を与えるために、無機および/または有機の充填材を
必要に応じて加えることが重要である。
無機充填材としては、例えばクレー、焼成タレ、タルク
、カーボンブラック、カタルボ、シリカ、アルミナ、酸
化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、アルミン酸ナトリ
ウム、アルミン酸カルシウム、アルミノケイ酸ナトリウ
ム、ケイ酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化
カルシウム、硫酸バリウム、カリウムミョウバン、ナト
リウムミョウバン、コークスプリーズ、酸化亜鉛、三酸
化アンチモン、ホウ酸、ホウ砂、ホウ酸亜鉛、金属粉、
金属ウィスカー、マイカ、グラファイト、酸化チタン、
ワラストナイト、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維
、ガラス繊維粉末、ガラスピーズ、炭酸カルシウム、炭
酸亜鉛、ハイドロタルサイト、酸化鉄などが挙げられる
。なかでも、ガラス繊維、炭素繊維、などの繊維状強化
材の使用が好ましい。
とりわけ、本発明のナイロン4.61成物中に、平均直
径2〜20μm、平均長50〜600μmのガラス繊維
を前記(A)〜(C)成分100重量部に対し、通常、
5〜100重量部、好ましくは10〜100重量部、さ
らに好ましくは15〜80重景部配合することにより、
耐熱性および剛性をより向上させることができる。
この場合、ガラス繊維の添加量が10重量部未満では繊
維状充填材を加えた効果に乏しく、一方100重量部を
超えると、成形性が劣り、また成形品の表面が粗面とな
るため好ましくない。
本発明のナイロン4,6組成物の配合方法は特に制限さ
れるものではなく、例えば(A)ナイロン4.6、(B
)スチレン系共重合体、および(C)変性ポリオレフィ
ン、ならびに(D)ハロゲン含有銅化合物および無機ハ
ロゲン化合物を、同時にあるいは2〜3成分を予備ブレ
ンドし、または予備ブレンドせずに、ヘンシェルミキサ
ーバンバリー機、単軸あるいは多軸の押し出し機に供給
し、溶融混練りする方法が最も一般的である。
本発明の組成物は、吹き込み成形、射出成形、押し出し
成形、圧縮成形などの通常の熱可塑性樹脂に対して用い
られる成形、特に好ましくは吹き込み成形に供すること
により、物性の優れた成形品を得ることができ、これら
の成形品は各種自動車部品、機械部品、電気・電子部品
、一般雑貨などとして有用である。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例中の各種物性は、以下の測定によった。
メル フローレー ASTM  D123Bに従って300°C110kg
荷重にて、熔融粘度をメルトフローレートとして測定し
た。
アイゾットパ  庁 ASTM  D256 (23°C、ノツチ付き)に従
って測定した。
゛ ノ゛星庁  HDT) ASTM  D64B (264ps iおよび66p
si)に従って測定した。
吹主込土成豆立 直径55IllIIφの押し出し機を有する吹き込み成
形機を用いて、成形温度300°C1押し出し機スクリ
ュー回転数2Orpmにて、外径2011II11、肉
厚2mmのパリソンを形成し、外径60+++m、高さ
200m5+の円筒形容器を成形し、このパリソンの状
態と成形品の外観により、吹き込み成形性を評価した。
O;良好 △;やや不良 ×;不良 上旦二久立l牲 上記吹き込み成形性と同様の条件で、パリソンがダイ下
25cmに達するまでの時間を測定し、パリソン落下速
度(cm/ s )により評価した。
○;良好、パリソン速度=1c+n/s以上、2cm/
S未満 △;やや良好、パリソン速度=2CIl/S以上、41
/s未満 ×;不良、パリソン速度=4cm/s以上参考例 土工三Z土−旦 オランダ国、DSM社製、スタニールKS−300(相
対粘度=3.5)を用いた。
スチレン−鉦 マレイン 丑 入 米国、ATOCHEM社製、5MA2625、あるいは
同5MA2000を用いた。
変性工悲tvヱ土2 無水マレイン酸変性高密度ポリエチレン、三菱油化■製
、モディックH400F (以下「変性ポリオレフィン
(イ)」という)、および無水マレイン酸(MAH)変
性エチレン−プロピレン共重合体(MAR含量=0.5
重量%、プロピレン含量−22重景%の共重合体、以下
「変性ポリオレフィン(ロ)」という)を用いた。
なお、以上の各原料は、あらかじめ80°Cで12時間
除湿乾燥機で乾燥したものを用いた。
互旦ス凰I 直径10μm、長さ3,000μmのものを用いた。
ハロ 0ン    A ヨウ化第−銅を用いた。
ハロ ン 人 ヨウ化カリウムを用いた。
実施例1〜6 第1表に示す配合処方で、各成分を混合し、この混合物
を約300°Cの温度で二輪押し出し機を用いて溶融押
し出しし、ペレット状組成物を得た。
得られたペレットを、除湿乾燥機で24時間乾燥し、乾
燥、ペレット水分が0.04%以下であることを確認し
たのち、得られた乾燥ペレットを用いて、シリンダ温度
300°Cで吹き込み成形を行った。また、さらに射出
成形機を用いて、300°Cでテストピースの成形を行
い、アイゾツト衝撃強度、熱変形温度の測定に供した。
結果を第1表に示す。
実施例1〜6は、いずれもドローダウンが小さく、外観
良好な吹き込み成形品が得られ、成形品の肉厚も均一で
耐熱性、耐衝撃性にも優れ、特に実施例6は、優れた耐
熱性を示している。
比較例1〜6 第1表に示す配合処方を用いた以外は、実施例1〜6と
同様にして溶融押し出し、吹き込み成形を行った。結果
を第1表に示す。
比較例1は、スチレン−無水マレイン酸共重合体の添加
量が多すぎるため、ゲル化を起こし、吹き込み成形が劣
る。
比較例2は、スチレン−無水マレイン酸共重合体が添加
されていないため、ドローダウンが大きく、吹き込み成
形性が劣る。
比較例3は、変性ポリオレフィンの添加量が少ないため
、ドローダウンが大きく吹き込み成形性が劣る。比較例
4は、ナイロン4.6の量が下限値を下回るため、吹き
込み成形性は良好であるが、耐熱性に劣る。
比較例5は、熱安定剤である(D)成分が添加されてい
ないため、溶融粘度が小さく、ドローダウンが大きく、
吹き込み成形性に劣る。
比較例6は、変性ポリオレフィンが添加されていないた
め、吹き込み成形性が劣り、ドローダウンが大きい。
(以下余白) [発明の効果〕 本発明のナイロン4.6組成物は、高い溶融粘度を有し
、吹き込み成形、射出成形、押し出し成形、圧縮成形、
特に吹き込み成形に優れ、かつ耐熱性および耐衝撃性に
優れていることから、パイプ(ダクト)状部品の成形に
適し、特にエンジンルーム内またはエンジンルーム周り
のパイプ状部品、例えばフィラーチューブ、レゾネータ
−、エアインテークマニホールド、インタークーラーダ
クト、ラジェーターホースなどの部品に好適は素材を提
供することができる。
特許出願人  日本合成ゴム株式会社 代理人  弁理士  白 井 重 隆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリテトラメチレンアジパミド60〜94
    .9重量%、 (B)α,β−不飽和カルボン酸無水物および/または
    その誘導体を共重合成分とするスチレン系共重合体0.
    1〜10重量%、および (C)変性ポリオレフィン5〜40重量%〔ただし、(
    A)+(B)+(C)=100重量%〕、ならびに(D
    )ハロゲン含有銅化合物および該ハロゲン含有銅化合物
    以外の無機ハロゲン化合物を、前記(A)〜(C)成分
    中に銅原子として120〜500ppm、ハロゲン原子
    として1,500〜6,000ppm、含有することを
    特徴とするポリテトラメチレンアジパミド組成物。
JP26661890A 1990-10-05 1990-10-05 ポリテトラメチレンアジパミド組成物 Pending JPH04145159A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535743A (ja) * 2002-08-08 2005-11-24 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ポリアミド組成物、調製方法および成形物品を製造するための使用方法
JP2010254823A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Ube Ind Ltd ポリアミド樹脂組成物並びにそれからなる成形品及び吸気系部品

Cited By (2)

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JP2005535743A (ja) * 2002-08-08 2005-11-24 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ポリアミド組成物、調製方法および成形物品を製造するための使用方法
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