JPH04144692A - ジフルクトース・ジアンヒドリドiの製造方法 - Google Patents

ジフルクトース・ジアンヒドリドiの製造方法

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JPH04144692A
JPH04144692A JP2265907A JP26590790A JPH04144692A JP H04144692 A JPH04144692 A JP H04144692A JP 2265907 A JP2265907 A JP 2265907A JP 26590790 A JP26590790 A JP 26590790A JP H04144692 A JPH04144692 A JP H04144692A
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JP
Japan
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streptomyces
inulin
dfai
solution
mci
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JP2265907A
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Sachiko Oba
大庭 祥子
Haruyuki Ogishi
大岸 治行
Reiko Sashita
玲子 指田
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジフルクトース・ジアンヒドリドI(以下r
 DFAI Jと称す)の製造方法に関するものである
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点1DF
AIはフルクトース2分子が1−2′、2−1′の間で
脱水縮合した構造を持つ三糖類であり、ジャクソンらに
より1929年に単離同定されている。
(Bur、 5tand、 J、 Re5−、3.12
7.1929)。
DFAIは、動物体内では代謝されない、非発酵性の糖
であるため低カロリー甘味剤として注目されており、今
後美容食等多方面に利用されることが予想される。
ジャクソンらは、フルクトースを主成分とする多糖であ
るイヌリンを酸加水分解することにより、DFAIを得
ているが収率はわずか2%弱であり、化学的にイヌリン
を加水分解する方法は効率的とはいえない。
そこで近年、微生物学的方法を利用してイヌリンからD
FAIを製造する方法が提唱されている。例えば、特定
のかび(Carbohydr 、 Res 、 、互、
 340゜1979 )或いはアルスロバクタ−・グロ
ビフォルミス(特開昭62 + 275693号公報)
の産生ずるイヌリン分解酵素を用いてイヌリンがらDF
AIを生成させることが報告されている。また、本発明
者らの一部は、アルスロバクタ−・エスピー(MCI 
2493 )の産生ずるイヌリン分解酵素によりDFA
Iが生成することを報告している(特願平2−4499
6号)。しかしながら、微生物学的方法によるDFAI
の製造方法については、まだ数が少なく、効率的に生産
する酵素の提供が必要である。
またストレプトマイセス属に属する細菌がDFAIを生
成させる酵素を生産していることについては、まだ報告
されていない。
[問題を解決するための手段] そこで、本発明者らはイヌリンからDFAIを微生物学
的方法により製造する方法について鋭意研究を進めた結
果、ストレプトマイセス属に属する細菌、例えばストレ
プトマイセス・エスピーMCI2524 (微工研菌寄
第11734号)または、ストレプトマイセス・エスピ
ーMCI 2525 (微工研菌寄第11735号)由
来のイヌリン分解酵素が効率よ< DFAIを生産する
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の要旨は、イヌリン含有溶液に、ストレ
プトマイセス属に属する細菌由来のイヌリン分解酵素を
作用させてDFAIを生成させることを特徴とするDF
AIの製造方法に存する。
以下、本発明を説明するに、本発明で使用するイヌリン
分解酵素は、ストレプトマイセス属に属する細菌、たと
えば、ストレプトマイセス、エスピーMCI 2524
 (微工研菌寄第11734号)または、ストレプトマ
イセス・エスピーMCI 2525 (微工研菌寄第1
1735号)由来のものが好適である。
ストレプトマイセス・エスピーMCI 2524 及ヒ
ストレプトマイセス・エスピーMCI 2525は、本
発明者等により、天然土壌から分離された細菌であり、
その菌学的性状は次の通りである。
ストレプトマイセス・エスピーMCI 2524につい
てa)形態学的特徴 胞子形成培地として、スターチ・無機塩寒天培地、及び
酵母エキス・麦芽エキス寒天培地を用い、27°C11
4日間培養後観察した。コロニーの色調は白〜灰色。基
中菌糸は分岐して伸長し分断は見られない。気菌糸は単
純分岐である。胞子鎖の形態はスターチ、無機塩寒天培
地上では、多くのものは長鎖のラセン状を示し、酵母エ
キス・麦芽エキス寒天培地上では、胞子形成が貧弱でホ
ック状から1〜2回のループ状を示す。胞子は楕円形〜
短円筒状、表面はトゲ状の突起におおわれている。
b)各培地上における性状 ISP[インターナショナル・ストレプトマイセス。
プロジェクト(International Stre
ptomyces Project)]規定の各種培地
上で27°C214日間培養後の性状は次に示すとおり
である。
C) 生理学的性状 1)生育温度範囲 2)生育pH範囲 3)ゼラチンの液化 4)デンプンの加水分解 5)脱脂乳の凝固 ペプトン化 6)メラニン様色素の生成 (ペプトン・酵母エキス・鉄寒天、 トリプトン・酵母エキス寒天 及びチロシン寒天培地上) 7)硝酸塩の還元 8) NaC1耐性 15〜45°C pH5〜10 陽性 陽性 陰性 陽性 陽性 陰性 7%で弱い生育 10%で生育せず 9)各種糖類からの酸の生成 り−グルコース L−アラビノース D−キシロース D−フラクトース シュークロース L−ラムノース         士 ラフィノース        + イノシトール        + D−マンニトール        + +:利用する。±:利用が疑わしい、−:利用しないd
ン 菌体成分について MCI 2524号菌の細胞壁アミノ酸タイプは、全菌
体水解物の分析によりり、L−ジアミノピメリン酸が検
出されたことから、細胞壁タイプI型であることが確認
された。また、糖組成についても全菌体水解物中からグ
ルコース、ガラクトース及びリボースが検出されたが、
特徴的なパターンは認められなかった。
e)分類学的考察 以上の結果から当該放線菌(MCI 2524号菌)は
5trc且頃匹匹竪属に帰属することが判明した。
さらに野々村らによって提案されている、5tre t
om ces属のISP菌種検索(J 、 Ferme
nt 。
technol 、、 Vol 、 52 、No 、
 2 、p 、 78−92 、1974 )及びパー
ジエイズマニュアルオブシステマティノク バクテリオ
ロジ−(Bergey’s Manual ofsys
tematic Bacteriolgy 、 Vol
 、 4 、 p 、 2451〜2492 。
1989 )から種レベルの検索を行った。MCI25
24号菌は1)コロニー色調は灰色を呈する、2)ラセ
ン状の胞子鎖を形成し、胞子表面はトゲ状である、3)
メラニン様色素を生成する、4)特徴的な可溶性色素を
生成しないなどの特徴を有する。このような特徴を有す
る菌種としてれ胛匹瓜沙。
S、fili 1nensis、S、canus、S、
chromofuscus S、antim coti
CUSなどが挙げられる。そこで本菌株とISP指定の
標準菌株の各種性状を比較したところ、下表に示すよう
に炭素源の資化性、NaC1耐性、その他の生理性状に
おいて一致しない点があった。従って本菌株をジ胆四凹
息朋sp 、 MCI 2524号菌を同定した。
+ + + + + + + + + + 2、ストレプトマイセス・エスピーMCI 2525に
ついてa)形態学的特徴 胞子形成培地として、スターチ・無機塩寒天培地及び酵
母エキス・麦芽エキス寒天培地を用い、27°C114
日間培養後観察した。コロニーの色調は白〜青味灰色。
基土菌糸は分枝して伸長し分断は見られない。気菌糸は
対生または疑似輪生分枝が見られる。
胞子鎖の形態は多くのものは長鎖のラセン状を示し、胞
子の分節が明瞭でない。胞子表面はトゲ状の突起におお
われている。
b)各培地上における性状 ISP [インターナショナル・ストレプトマイセス・
プロジェクト(International Stre
ptomyces Project )]規定の各種培
地上で27°C114日間培養後の性状は次に示すとお
りである。
Cン 生理学的性状 1)生育温度性状 2)生育pH範囲 3)ゼラチンの液化 4)デンプンの加水分解 5)脱脂乳の凝固 ペプトン化 6)メラニン様色素の生成 (ペプトン・酵母エキス・鉄寒天。
トリプトン・酵母エキス寒天   陽性及びチロシン寒
天培地上) 7)硝酸塩の還元          陽性8) Na
C1耐性         7%で弱い生育10%で2
,3コロニー生育 9)各種糖類からの酸の生成 り−グルコース L−アラビノース D−キシロース D−フラクトース シュークロース 15〜45°C pH4〜9 + + 陰性 陰性 L−ラムノース         + ラフィノース         + イノシトール         + D−マンニトール       + +;利用する、±:利用が疑わしい、−二利用しないd
)菌体成分について MCI 2525号菌の細胞壁アミノ酸タイプは、全菌
体氷解物の分析のよりり、L−ジアミノピノリン酸が検
出されたことから、細胞壁タイプI型であることが確認
された。また、糖組成についても全菌体水解物中〜グル
コース、ガラクトース、及びリボースが検出されたが、
特徴的なパターンは認められ4かった。
e)分類学的考察 以上の結果から当該放線菌(MCI 2525号菌戸7
至属に帰属することが判明した。
さらに野々村らによって提案されている、シ翌逆墜二属
のISP菌種検索表(J、Fermentechnol
、、Vol、 52. No、2 、 p 、78−9
2.1974 )から種しlルの検索を行った。MCI
 2524号菌は1)コロニーイは青味灰色を里する、
2)ラセン状の胞子鎖を形成し、胞子表面はトゲ状であ
る、3)メラニン様色素を生成する、4)特徴的な可溶
性色素を生成しないなどの特徴を有する。このような特
徴を有する菌種としてS、chartreusis 、
 S、coerulescens、 S、1anatu
sなどが挙げられる。そこで本菌株とISP指定の標準
菌株の各種性状を比較したところ、下表に示すように炭
素源の資化性、NaC1耐性、その他生理性状において
一致しない点があった。したがって本菌株をジ胆臨四五
匹sp 、 MCI 2525号菌と同定した。
I + + + + 十 + + 十 + + + + + + + + + + + 本発明で使用する、ストレプトマイセス属に属する細菌
は、通常の微生物が利用しうる栄養物を含有する培地で
培養することにより容易に増殖させることができる。炭
素源としては、グルコース、水飴、テキストノン、シュ
ークロース澱粉、糖蜜、動・植物油等を使用できる。ま
た窒素源として大豆粉、小麦胚芽、コーンステイープリ
カー、綿実粕、肉エキス、ペプトン酵母エキス、硫酸ア
ンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を使用できる。その他
必要に応じ、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグ
ネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸及びその他のイ
オンを生成する無機塩類を添加する事は有効である。
本発明においては、キクイモ、ゴボウ等のイヌリン含有
量の高い植物の抽出液及びまたはイヌリンを唯一の炭素
源として含む溶液中で上記ストレプトマイセス属に属す
る細菌、たとえば、ストレプトマイセスエスピ−MCI
 2524または、ストレプトマイセスエスピーMCI
 2525由来のイヌリン分解酵素を作用させる。
その際、該細菌そのものを作用させても良いし、また該
細菌から該酵素を抽出し、そのまま、あるいは固定化等
を行い作用させても良い。
細菌そのものを作用させる場合、例えば炭素源としての
イヌリンを約1〜10%含有し、その他、窒素源として
、大豆粉、小麦胚芽、コーンステイープリカー綿実粕、
肉エキス、ペプトン酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝
酸ソーダ、尿素等、更に必要に応じナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸及びそ
の他のイオンを生成する事のできる無機塩類等を添加し
た培地に本菌を接種し振どう培養をおこなう。この際培
養温度は20〜37°Cが、また培養時間は12〜12
0時間が好適である。得られた培養液を遠心分離により
除菌し、その上清中の酵素を加熱処理により失活させる
。そして濃縮を行ない、例えばこれを活性炭カラムに吸
着させる。蒸留水でフルクトースを溶出させた後、5%
エタノール水溶液にて溶出を行う。
この分画中にDFAIが得られるので、その分画を濃縮
乾固すると所望のDFAIを得ることができる。
また酵素を作用させる場合、例えば前記方法により培養
を行った培養液を遠心分離により除菌し、得られた炉液
を作用させてもよいし、或いは、該炉液を更に硫安(6
5%飽和)を加え塩析を行い、析出した沈殿物を遠心分
離により取得し、少量の水に懸濁させたのち透析を行い
、得られる粗酵素液を作用させてもよい。
この培養炉液又は粗酵素液を例えば、pH6,0に調節
した0、01−0.1 Mのリン酸緩衝液中で約5%以
上の濃度のイヌリン30〜60°Cで30分間以上作用
させる事等によっても所望のDFAIがえられる。
もとより、精製酵素を作用させてもよく、かかる精製酵
素は例えばDEAE −Toyopearl 650 
M  、 SP −Toyopearl 650 Mカ
ラム(東ソー製)によるイオン交換クロマトグラフティ
ーにて精製を行った後Toyopearl HW55F
でゲル濾過を行うことにより、電気泳動により単一バン
ドを示す酵素標品を得ることができる。
ストレプトマイセス・エスピーMCI 2524由来の
酵素標品は至適pHは6.0であり、また、55°Cで
最大活性を示した。同酵素はpH4,5〜9.0の範囲
で安定である。また、同酵素は30分間の熱処理では6
5°Cまでは安定であり、5DS−ポリアクリルアミド
電気泳動による分子量は約36,000であった。
またストレプトマイセス、エスピーMCI 2525由
来の酵素標品の至適pHは5.3であり、また、55°
Cで最大活性を示した。同酵素はpH5〜10の範囲で
あり30分間の熱処理では60°Cまで安定である。ま
た、5DS−ポリアクリルアミド電気泳動による分子量
は約35,000であった。
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明の方法さらに具体的に説明
するが本発明はその要旨を越えない限りこれらに限定さ
れるものではない。
実施例1 市販イヌリン5%、酵母エキス0.02%、硝酸ナトリ
ウム0.2%、硫酸マグネシウム0.05%、塩化カリ
ウム0.05%、リン酸カリウム0.05%、塩化第二
鉄0.001%を含んだ培地150m1をpH7,0に
調整して1206C20分間蒸気滅菌した。この滅菌し
た培地にストレプトマイセス・エスピーMCI 252
4 菌を一白金耳接種し、160rpmで30°C17
2時間培養した。
培養液の660 nmでのODは約12であった。
培養終了後遠心分離により菌体を除去し、培養炉液を得
た。得られた培養炉液を100 ’Cで1o分間加熱処
理することにより、酵素を失活させ、約10m1にまで
減圧濃縮した。この液は活性炭カラム(活性炭50gと
セライトNo、 53550 gの混合物を蒸留水にて
充填)に吸着させ、蒸留水1eを流したのも5%エタノ
ール水溶液で溶出した。
溶出ピークを集めて減圧濃縮にて乾固してDFAIの粉
末を得た。得られたDFAIは原料イヌリンにたいして
収′:$13%であった。薄層クロマトグラフィー(シ
リカゲルプレート(Merck社)):展開溶媒n−ブ
タノール:エタノール:水=2:1:1(v/v/v)
によると、イヌリンの酸分解により得られた標準のDF
AIと■値(0,6)が一致した。
実施例2 実施例1で得られた培養炉液40m1を、10%のイヌ
リンを含む0.05 Mリン酸緩衝液40m1に加えて
50°Cで3時間反応させた。
反応液を加熱し酵素を失活させた後、活性炭カラムクロ
マトグラフィーを行い、5%エタノール水溶液にて溶出
させ、溶出液を減圧濃縮にて乾固してDFAIの粉末を
得た。HPLCで定量したところ、得られたDFAIは
2.2gであった。
実施例3 実施例1と同様な培地にストレプトマイセス・エスピー
MCI 2525菌を一白金耳接種し160rpmで3
0°C172時間振どう培時間待った。培養液の660
nmでのODは約12であった。培養終了後遠心分離に
より菌体を除去し培養炉液を得た。得られた培養炉液を
10分間加熱処理する事により、酵素を失活させ、約1
0m1にまで減圧濃縮した。実施例1と同様な方法で、
精製してDFAIの粉末を得た。収率は原料イヌリンに
対して18%であった。
実施例4 実施例3で得られた培養炉液40m1を20%のイヌリ
ンを含む0.05Mリン酸緩衝40m1に加えて500
Cで5時間反応させた。
実施例2と同様な方法で精製し、DFAIを得た。
得られたDFAIはHPLCで定量したところ5.7g
であった。
実施例5 ストレプトマイセス・エスピーMCI 2524菌を実
施例1と同様な方法で培養し、2eの培養液を得た。培
養後遠心分離により除菌し上清を粗酵素液とした。2e
の粗酵素液にハイポーラス型強塩基性陰イオン交換樹脂
HPA75(三菱化成社製)を67mM KH2PO4
−NaHPO4(pH6,92)リン酸緩衝液で緩衝化
したものを50 ml (湿潤状態)加え、室温で2時
間振盪撹拌し酵素を吸着固定化した。固定化酵素懸濁液
を上記リン酸緩衝液200m1で3回洗浄後吸引沖過し
て湿潤固定化酵素を得た。この固定化酵素を内径20m
mのカラムに充てんし、50°Cに保温した。この充て
んカラムに毎分0.1 mlで水を流し安定化させた後
、イヌリン3%水溶液1ぞを流速0.1m/minで流
して反応させた。反応後減圧濃縮し実施例1と同様に活
性炭カラムを用いて精製したところ13.5 gのDF
AIを得た。
[発明の効果] 本発明のストレプトマイセス・エスピー MCI252
4 (微工研菌寄第11734号)、及び、ストレプト
マイセス・エスピーMCI 2525 (微工研菌寄第
11735号)等のストレプトマイセス属に属する細菌
由来のイヌリン分解酵素はイヌリンからDFAIを高収
率で製造することができる。
DFAIはダイエツト甘味料などとして広い分野での利
用が期待できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イヌリン含有溶液に、ストレプトマイセス属に属
    する細菌由来のイヌリン分解酵素を作用させてジフルク
    トース・ジアンヒドリド I を生成させることを特徴と
    するジフルクトース・ジアンヒドリド I の製造方法。
  2. (2)ストレプトマイセス属に属する細菌がストレプト
    マイセス・エスピーMCI2524(微工研菌寄第11
    734号)またはストレプトマイセス・エスピーMCI
    2525(微工研菌寄第11735号)であることを特
    徴とする請求項(1)記載の製造方法。
JP2265907A 1990-10-03 1990-10-03 ジフルクトース・ジアンヒドリドiの製造方法 Pending JPH04144692A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104611311A (zh) * 2015-02-11 2015-05-13 大连民族学院 利用灰平链霉菌Streptomyces griseoplanus S501固态发酵生产外切菊粉酶的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104611311A (zh) * 2015-02-11 2015-05-13 大连民族学院 利用灰平链霉菌Streptomyces griseoplanus S501固态发酵生产外切菊粉酶的方法

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