JPH04144296A - 半導体レーザ装置とその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置とその製造方法

Info

Publication number
JPH04144296A
JPH04144296A JP26882290A JP26882290A JPH04144296A JP H04144296 A JPH04144296 A JP H04144296A JP 26882290 A JP26882290 A JP 26882290A JP 26882290 A JP26882290 A JP 26882290A JP H04144296 A JPH04144296 A JP H04144296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
type
thin film
upper cladding
algaas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26882290A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Arimoto
有本 智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP26882290A priority Critical patent/JPH04144296A/ja
Priority to US07/757,808 priority patent/US5210767A/en
Priority to DE69115198T priority patent/DE69115198D1/de
Priority to EP91308555A priority patent/EP0477013B1/en
Publication of JPH04144296A publication Critical patent/JPH04144296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、AlGaAs系材料を用いた半導体レーザ
装置に関し、埋め込み成長時の再成長界面特性を向上さ
せることか可能なレーザ装置の構造とその作製方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来の一般に知られたAlGaAs系材料を用
いたリッジ導波路型半導体レーザ装置の構造を示す図で
あり、第9図はその製造フローを示す断面工程図である
第6図において、1はn型GaAs基板であり、n型A
 I 0.45G a 0.66A S上クラッド層2
. AAo、 ovG a 0.93A S活性層3.
  p型A A +1.460 a o、 5sAs上
クラッド層4aからなるダブルヘテロ構造が基板1上に
配置される。上クラッド層4aは順メサ壓リッジ部を有
しており、n型G a A、 s電流ブロック層7がリ
ッジを埋め込むように上クラッド層4a上に配置される
。p型GaAs層5はリッジ上に配置され、p型GaA
sコンタクト層はn型GaAs電流ブロック層7及びn
型GaAs層5上に配置される。さらにn側電極15.
p側電極I6は基板工裏面およびコンタクト層9a上に
それぞれ設けられる。さらに対向する一対の襞間端面1
7,18はリッジのストライプ方向に対して垂直に形成
される。
以下、第9図に沿って製造方法を説明する。
まず第9固唾)に示すように、(100)n型GaAs
基板1上に、厚さ約1μmのn型Afo45G a o
、 ssA s上クラッド層2.厚さ約0.1μmのA
 !! 6.07G a 0.93A S活性層3.厚
さ約1μmのp型A l o、 4SG a o、 s
aA s上クラッド層4a、厚さ約0.2μmのp型G
aAs層5を順次、例えばMOCVD (有機金属気相
成長)法を用いてエピタキシャル成長する(第1回目の
エピタキシャル成長)。
次に例えばSiNやSiO□などの誘電体膜6をp型G
aAs層5上にバターニングし、これをマスクとして、
硫酸系エッチャントによるエツチングにより、第9図(
b)に示すようなく011>方向の順メサリッジ構造1
0aを形成する。寸法としては、第9図(b)において
hl=0.2〜0.3μm。
w1=3〜5μm程度となるようにする。
この後、誘電体膜6を選択成長マスクとして用い、MO
CVD法を用いた第2回目のエピタキシャル成長により
第9図(C)に示す様に、リッジ構造10aを埋め込む
ようにn型GaAsブロック層7を成長した後、誘電体
膜6を除去し、第3回目のエピタキシャル成長により厚
さ2〜3μmのp型GaAsコンタクト層8を第9図(
d)に示すように形成し、さらに、基板1裏面、コンタ
クト層8表面にn(!!l電極15.p側電極16をそ
れぞれ設け、襞間により端面17.18を形成して第6
図に示すレーザ素子か完成する。
次に動作について説明する。
このリッジ導波路型半導体レーザ装置のn側電極15.
p側電極16間に順方向に電圧を印加すると、電流はブ
ロック層7により狭窄されて活性層3に注入されここで
発光再結合により光を発生する。発生した光はストライ
プ状リッジに沿って導波され、かつ1対の襞間端面17
,18の間で反射増幅され、レーザ発振に至る。
また第7図は従来の一般に知られたAlGaAs系材料
を用いたS A S (self−aligned 5
trueture)型の半導体レーザの構造を示す斜視
図であり、第10図はその製造工程を示す断面工程図で
ある。
以下、第1O図に沿って製造方法を説明する。
まず第10図(a)に示すように、n型GaAs基板1
上に、厚さ約1μmのn型A I! x G a + 
−x AS下りラッド層2.厚さ約0.1μmのA j
’ y G al−r A s (y <x )活性層
3.厚さ約0.3μmのp型A 1 y G a + 
−1A S第1上クラッド層4f。
厚さ約1μIilのn型G a A s電流ブロック層
11を順次、MOCVD法を用いてエピタキシャル成長
する(第1回目のエピタキシャル成長)。
次に第i0図(1))に示すように、n型GaAs電流
ブロック層11の一部を選択的にエツチング除去してス
トライプ状溝13aを形成する。
、−の後、第2回目のエピタキシャル成長により、厚さ
約0.7μmのp型Ai、Gap−、As第2上クラッ
ド4g及び厚さ約3μmのp型GaAsコンタクト層1
2を第1O図(C)に示すように順次エピタキシャル成
長し、さらに、基板1裏面およびコンタクト層12表面
にn側電極15及びp側電極16を設け、襞間により端
面17,18を形成し、て第7図に示すレーザ素子が完
成する。
次に動作について説明する。
このSAS型半型半導体ケーサ装置側電極15゜p側電
極16間に順方向に電圧を印加すると、電流はブロック
層11により狭窄されて活性層3に注入されここで発光
再結合により光を発生する。
発生した光はストライプ溝に沿って導波され、かつ1対
の襞間端面17,18の間て反射増幅され、レーザ発振
に至る。
また第8図は、例えば特開平1134985号公報に開
示された従来のA I G a A s系材料を用いた
SAS型の半導体レーザの構造を示す斜視図であり、第
11図はその製造工程を示す断面工程図である。
以下、第11図に沿って製造方法を説明する。
まず第11図(a)に示すように、n型G a A s
 M板1上に、厚さ約1μmのn型バッファ層ll。
厚さ約2μmのn型A 120.260 a o、 s
sA S下りラッド層2.厚さ約0.12μmのp型G
aAs活性層3.厚さ約0.5μmのp型AβG、 2
SG a 0.75AS光ガイド層4h、厚さ約0.1
μmのp型GaI’nPエツチングストッパ層90.厚
さ約1μmのn型A165Gao、a As電流ブロッ
ク層11を順次、例えばMOCVD (有機金属気相成
長)法を用いてエピタキシャル成長する(第1回目のエ
ピタキシャル成長)。
次に硫酸系エッチャントによるエツチングにより、第1
1図(b)に示すように、ブロック層11にメサストラ
イプ状溝13aを形成する。この際、エツチングストッ
パ層90はエツチングされない。
この後、第2回目のエピタキシャル成長により、厚さ約
1.5μmのp型Aβ0.27G a O,73A S
上クラッド41及び厚さ約1μmのp型GaAsコンタ
クト層12を第11図(C)に示すように順次エピタキ
シャル成長し、さらに、基板1裏面およびコンタクト層
12表面にn側電極15及びp(tllJ電極16を設
け、襞間により端面17,18を形成して第8図に示す
レーザ素子が完成する。
本従来例の動作は上記第7図のレーザと全く同様である
。即ち、n側電極15.p側電極16間に順方向に電圧
を印加すると、電流はブロック層11により狭窄されて
活性層3に注入されここで発光再結合により光を発生す
る。発生した光はストライプ溝に沿って導波され、かつ
1対の襞間端面17.18の間で反射増幅され、レーザ
発振に至る。
なお、この従来例レーザては、エツチングストッパ層9
0を設けており、Ga InPかAlGaAs層 より生じるAlGaAs上クラッド層との界面特性か改
善される。
〔発明か解決しようとする課題〕
従来のAjl’GaAs系材料を用いたリッジ導波路型
、SAS型の半導体レーザ装置では、上述した様に2回
もしくは3回のエピタキシャル成長を必要としており、
第6図、第7図に示すものにおいては再成長界面となる
AlGaAs層か成長前に大気にさらされ表面が酸化さ
れ、再成長界面を良好なものとすることかできなかった
また第8図に示す半導体レーザては上述のようなAA’
GaAs層表面の酸化という問題点は解消されているも
のの、再成長界面となるGaInPは再成長条件により
熱分解が生じ易いなとの理由により再成長界面特性を良
好なものとすることか困難であり、良好なレーザ特性が
得られないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たものであり、再成長界面特性が良好なリッジ導波路型
、SAS型の半導体レーザ装置およびその製造方法を得
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る半導体レーザ装置は、AlGaAs系材
料を用いた第1導電形下クラッド層、活性層、及び第2
導電形第1上クラッド層からなるダブルヘテロ構造上に
Ga InP薄膜層を介して第2導電形第2上クラッド
層を形成し、該第2上クラッド層を上記Ga InP薄
膜層をエツチングストッパ層として用いてリッジ状に成
形し、該リッジを第1導電形のブロック層で埋め込んで
なる構造を有する、リッジ導波路型の半導体レーザ装置
において、上記リッジ以外の領域の上記第1上クラッド
層上の上記Ga InP薄膜層を除去した構造としたも
のである。
また、この発明に係る半導体レーザ装置は、AffiG
aAs系材料を用いた系材溝電形下クラッド層、活性層
、及び第2導電形第1上クラッド層からなるダブルヘテ
ロ構造上にGa InP薄膜層を介して第1導電形のブ
ロック層を形成し、上記Ga InP薄膜層をエツチン
グストッパ層として用いて上記ブロック層に電流通路と
なるストライプ状溝を形成し、上記ブロック層上および
上記ストライブ状溝上に第2導電形第2上クラッド層を
形成し、てなる構造を有する、SAS型の半導体レーザ
装置において、上記ストライプ状溝の底部の上記Ga 
InP薄膜層を除去した構造としたちのである。
また、この発明に係る半導体レーザ装置の製造方法は1
.Il’GaAs系の第1の上クラッド層上に形成され
、選択エツチング時に表面に露出したGa InP薄膜
層を再成長時の結晶成長装置内で、Ga InPとAl
GaAsの熱分解の温度差を利用して熱分解除去し、引
き続き半導体レーザ装置を構成するに必要な半導体層を
エピタキシャル成長するようにしたものである。
〔作用〕
この発明によるリッジ導波路型半導体レーザ装置におい
ては、活性層上に設けたAnGaAs系第1上クラッド
層上のリッジ部以外の領域のGaInPエツチングスト
ッパ層を除去した構造としているから、上記Aj7Ga
As系第1上クラッド層とブロック層との間の再成長界
面特性を向上できる。
また、この発明によるSAS型半導体レーザ装置におい
ては、活性層上に設けたlj?GaAs系第1上クラッ
ド層上のストライプ状溝底部のGaInPエツチングス
トッパ層を除去した構造としているから、上記、17G
aAs系第1上クラッド層とA7GaAs7GaAs系
第2上クラッド再成長界面特性を向上できる。
また、この発明による半導体レーザの製造方法において
は、AlGaAs系の第1の上クラッド層上に形成され
、選択エツチング時に表面に露出したGa TnP薄膜
層を再成長時の結晶成長装置内で熱分解除去し、引き続
き半導体レーザ装置を構成するに必要な半導体層をエピ
タキシャル成長するようにしたから、再成長界面の接合
特性が大幅に改善された半導体レーザ層を実現できる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図および第4図は本発明の第1の実施例による半導
体レーザを説明するための図であり、第1図はその構造
を示す斜視図、第4図はその作製フ0−を示す断面工程
図である。
第1図において、第6図と同一符号は同一または相当部
分である。また9はGa InP薄膜層である。
次に製造フローを詳細に説明する。
まず第4図(a) ニ示すように、(100)n型Ga
 A、 s基板1上に、厚さ約1μmのn型Ano45
G a o、 ssA s下りラッド層2.厚さ約0.
1μmのA、 10.07G a 0.93A S活性
層3.厚さ0.2〜0.3μmのp型A I! o、 
a5G a o、 ssA S第1上クラッド層4b、
厚さ数十〜100人のp型Gao、5Ino、sP薄膜
層9.厚さ0.7〜0.8μmのp型A7a、 46G
 a o、 ssA S上クラッド層4c、厚さ約0.
2μmのp型GaAs層5を順次、例えばMOCVD(
有機金属気相成長)法を用いてエピタキシャル成長する
(第1回目のエピタキシャル成長)。
ここで、これらの結晶成長条件について詳述する。A1
7GaAsもしくはGaAsの成長には、■族材料とし
て例えばトリメチルガリウム(TMG)2 トリメチル
アルミニウム(TMA)を、■族材料としてはアルシン
(AsHa)を用いる。
Ga InPの成長には■族材料として例えばTMGお
よびトリメチルインジウム(TMI)を、■族材料とし
てはホスフィン(PH3)を用いる。
各材料の成長は、上述の材料を成長装置内に同時に流し
、成長温度650〜700°C2成長圧カフ6Torr
のもとで行なう。成長温度を650〜700°Cとした
のはGa TnPをA17GaAsもしくはGaAs上
に直接成長する場合、750°C以上では不可能なこと
か本発明者の実験により明らかとなっていることに基づ
いている。このように第4図(a)に示すようなGa 
InP薄膜層9を含む多層成長においては、成長温度に
注意する必要があるが、下クラッド層2.活性層3.第
1上クラッド層4bの各成長を例えば750〜800°
Cで成長した後、温度を650〜700℃まで下げなが
ら第2上クラッド層4c、p型GaAs層5の各層を成
長するというような工夫をすることによっても同様の構
造を得ることか可能である。
次に例えばSiNやSiO□などの誘電体膜6をp型G
aAs層5上にバターニングし、これをマスクとして、
硫酸系エッチャントによるエツチングにより、第4図(
b)に示すようなく0丁1〉方向の順メサリッジ構造1
0bを形成する。GaInP薄膜層9は硫酸系エッチャ
ントではエツチングされず、エツチングストッパ層とし
て作用するため、第4図(b)に示す形状を精密にしか
も再現性よく形成することができる。なおリッジ底部の
幅は3〜5μm程度となるようにする。
以上のエツチング工程を経た後、再びウェハをMOCV
D成長炉内にセットし、AsF−1,雰囲気中でたとえ
ば700〜750°Cまで昇温する。この時、AsH,
雰囲気に直接晒されている、リッジ部以外の領域のGa
 TnP薄膜層9は、リン系材料であるためヒ素雰囲気
では熱分解し、しかも厚さが数十〜100人と薄いため
蒸発して除去される。この結果、第4図(C)に示すよ
うに、p型AlGaAs第1上クラッド層4b上にp型
GaAS層5.  p型AfGaAs第2上クラッド層
4c。
p型Ga InP層9の三層構造の順メサリッジを配置
した形状が得られ、第1上クラッド層4bが露出した状
態となる。
この後、誘電体膜6を選択成長マスクとして用い、MO
CVD法を用いた第2回目のエピタキシャル成長により
第4図(d)に示す様に、リッジ構造10bを埋め込む
ようにn型GaAsブロー/り層7を成長した後、誘電
体膜6を除去し、第3回目のエピタキシャル成長により
厚さ2〜3μmのp型GaAsコンタクト層8を第4図
(e)に示すように形成し、さらに、基板1裏面および
コンタクト層8表面にn側電極15及びp側電極16を
設け、襞間により端面17,18を形成して第1図に示
すレーサ素子か完成する。
このように、本実施例によれば、AA組成の高いAl1
.4SG a o、 ssA S上クラッド層4bか、
大気中に一度も晒されることがなく、表面酸化か生じな
いため、非常に清浄なAlGaAs層4b上にn型Ga
Asブロック層7を再成長することができる。この結果
、AfGaAs第1上クラッド層とGaAsブロック層
間の再成長界面特性か大幅に向上でき、かつ高品位のn
型GaAsブロック層を形成することかでき、これによ
りレーザ動作時の電流ブロック効果の向上、再成長界面
での電流リークの低減を図ることができる。
なお、本実施例の動作は第6図の従来例と全く同様であ
るので説明を省略する。
第2図は第1の実施例の変形例による半導体レーザの構
造を示す斜視図である。これはリッジ導波路を<011
>方向の逆メサ形状としたものであり第1図と全く同様
の工程により作製することができる。
次に、本発明の第2の実施例による半導体装置ザ装置に
ついて説明する。
第3図は本発明の第2の実施例による半導体レーザの構
造を示す斜視図、第5図はその作製フローを示す断面工
程図である。
第3図において、第7図、第8図と同一符号は同一また
は相当部分である。またGaInP薄膜層9はAfGa
lnP第1上クラッド層4b上のブロック層か形成され
ている領域のみに配置され、ストライブ溝底部の薄膜層
は除去された構造になっている。
次に作製フローについて説明する。
まず、第1の実施例で説明したのと同様な成長条件で、
第5図fa)に示すように、n型GaAs基板1上に、
連続して、厚さ約1μmのn型AI!o45G a o
、 saA S下りラッド層2、厚さ約0.1μmのA
 I! 0.070 a o、 [A S活性層3.厚
さ0.2〜0.3μmの第1のp型A 10.45G 
a o、 ssA S上クラッド層4d、厚さ数十〜1
00人のp型Ga InP薄膜層9.厚さ約1μmのn
型GaAs電流ブロック層11を順次MOCVD法によ
りエピタキシャル成長する(第1回目のエピタキシャル
成長)。
次に、第5図(b)に示すように、硫酸系エッチャント
を用いてGalnP層9をエツチングストッパとしてn
型GaAs電流ブロック層11のみを選択的にエツチン
グし、ストライプ上溝12を形成する。ここで図におい
てW2=3〜5μmとなるようにする。このウェハを上
記第1の実施例で示したと全く同じ方法で12のストラ
イブ状溝部のGa InP薄膜層5Cのみを熱分解除去
し、第5図(C)に示すように清浄なA1GaAs第1
上クラッド層4bの表面を露出させた後、連続して厚さ
0.7〜0.8μmの第2のp型A I! 0.450
 a o、 5sAs上クラッド層4e、及び厚さ2〜
3μmのp−型GaAsコンタクト層12を第3図(d
)に示すように順次エピタキシャル成長しく第2回目の
エピタキシャル成長)、さらに、基板1裏面、コンタク
ト層12表面にn側電極15.p側電極16をそれぞれ
設け、襞間により端面17,18を形成して第3図に示
すSAS型レーザ素子が完成する。
このように本実施例では、第2の上クラッド層4eを成
長する前に、選択エツチングによりストライプ状溝13
bの底部に露出したQa InP薄膜層9が熱分解によ
り完全に除去されるので、第2回目のエピタキシャル成
長層の結晶性が向上するとともに、再成長界面特性も大
幅に向上できる。
なお、本実施例の動作は第7図、第8図の従来例と全く
同様であるので説明を省略する。
なお、上記第1.第2の実施例では、MOCVD法を用
いた場合について説明したか、他のエピタキシー技術、
例えばMBE(分子線エピタキシー)法を用いても実現
可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、リッジ導波路型半導
体レーザ装置において、活性層上に設けたAj7GaA
s系第1上クラッド層上のリッジ部以外の領域のGaI
nP工ツチングストツパ層を除去した構造としているか
ら、上記AlGaAsA1aAs第1上クラッド層層と
の間の再成長界面特性を向上でき、これにより低しきい
値電流。
高信頼性のリッジ導波路型可視光半導体レーザ装置を実
現できる効果がある。
また、この発明によれば、SAS型半導体レーザ装置に
おいて、活性層上に設けたAlGaAs系第1上クラッ
ド層上のストライブ状溝底部のGa InPエツチング
ストッパ層を除去した構造としているから、上記AlG
aAs系第1上クラッド層とAA’GaAsA1GaA
s第1上クラッド層長界面特性を向上でき、これにより
低しきい値電流、高信頼性のSAS型可型光視光半導体
レーザ装置現できる効果かある。
また、この発明によれば、半導体レーザの製造方法にお
いて、AlGaAs系の第1の上クラッド層上に形成さ
れ、選択エツチング時に表面に露出したGa InP薄
膜層を再成長時の結晶成長装置内で熱分解除去し、引き
続き半導体レーザ装置を構成するに必要な半導体層をエ
ピタキシャル成長するようにしたから、再成長界面の接
合特性が大幅に改善された可視光半導体レーザ装置を実
現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例による半導体レーザ装
置を示す斜視図、第2図は第1の実施例の変形例による
半導体レーザ装置を示す斜視図、第3図はこの発明の第
2の実施例による半導体レーザ装置を示す斜視図、第4
図は第1図の半導体レーザ装置の作製フローを示す断面
図、第5図は第3図の半導体レーザ装置の作製フローを
示す断面図、第6図は従来のりフジ導波路型半導体レー
ザ装置を示す斜視図、第7図は従来のSAS路型半型半
導体レーザ装置す斜視図、第8図は従来の他のSAS路
型半型半導体レーザ装置す斜視図、第9図は第6図の半
導体レーザ装置の作製フローを示す断面図、第10図は
第7図の半導体レーザ装置の作製フローを示す断面図、
第11図は第8図の半導体レーザ装置の作製フローを示
す断面図である。 図において、1はn型GaAs基板、2はn型AlGa
As下クラッド層、3はAj7GaAs活性層、4b、
4dはp型AlGaAs第1上クラッド層、4c、4e
はp型AfGaAs第2上クラッド層、5はp型GaA
s層、6は誘電体膜、7はn型GaAs電流ブロック層
、8はp型GaAsコンタクト層、9はGa InP薄
膜層である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)AlGaAs系材料を用いた第1導電形下クラッ
    ド層、活性層、及び第2導電形第1上クラッド層からな
    るダブルヘテロ構造を形成するとともに、該ダブルヘテ
    ロ構造上にGaInP薄膜層、及びAlGaAs系材料
    からなる第2導電形第2上クラッド層を形成し、 該第2上クラッド層を上記GaInP薄膜層をエッチン
    グストッパ層として用いてリッジ状に成形し、 該リッジを第1導電形のブロック層で埋め込んでなる構
    造を有する、リッジ導波路型の半導体レーザ装置におい
    て、 上記リッジ以外の領域の上記第1上クラッド層上の上記
    GaInP薄膜層を除去した構造としていることを特徴
    とする半導体レーザ装置。
  2. (2)AlGaAs系材料を用いた第1導電形下クラッ
    ド層、活性層、及び第2導電形第1上クラッド層からな
    るダブルヘテロ構造を形成するとともに、該ダブルヘテ
    ロ構造上にGaInP薄膜層、及び第1導電形のブロッ
    ク層を形成し、 上記GaInP薄膜層をエッチングストッパ層として用
    いて上記ブロック層に電流通路となるストライプ状溝を
    形成し、 上記ブロック層上および上記ストライプ状溝上に第2導
    電形第2上クラッド層を形成してなる構造を有する、S
    AS型の半導体レーザ装置において、 上記ストライプ状溝の底部の上記GaInP薄膜層を除
    去した構造としていることを特徴とする半導体レーザ装
    置。
  3. (3)活性層上に形成したAlGaAs系第1上クラッ
    ド層上にGaInP薄膜層を形成し、さらに該GaIn
    P薄膜層上に他の半導体層を形成した後、上記GaIn
    P薄膜層をエッチングストッパとして用いて上記他の半
    導体層の一部をエッチング除去する工程と、上記選択エ
    ッチング工程で露出した上記GaInP薄膜層を、As
    雰囲気とした再成長を行なう結晶成長装置内においてG
    aInPのみが熱分解しAlGaAsは熱分解しないよ
    うな温度に昇温し、所定時間保持することにより熱分解
    除去する工程と、 上記熱分解除去工程に連続して上記他の半導体層上、及
    びGaInP薄膜層除去により露出したAlGaAs系
    第1上クラッド層上に半導体層を再成長する工程とを含
    むことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
JP26882290A 1990-09-20 1990-10-05 半導体レーザ装置とその製造方法 Pending JPH04144296A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26882290A JPH04144296A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 半導体レーザ装置とその製造方法
US07/757,808 US5210767A (en) 1990-09-20 1991-09-11 Semiconductor laser
DE69115198T DE69115198D1 (de) 1990-09-20 1991-09-19 Verfahren zur Herstellung eines Halbleiterlasers.
EP91308555A EP0477013B1 (en) 1990-09-20 1991-09-19 Method of producing a semiconductor laser

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26882290A JPH04144296A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 半導体レーザ装置とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04144296A true JPH04144296A (ja) 1992-05-18

Family

ID=17463737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26882290A Pending JPH04144296A (ja) 1990-09-20 1990-10-05 半導体レーザ装置とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04144296A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05335690A (ja) * 1992-06-01 1993-12-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置およびその製造方法
US8934513B2 (en) 1994-09-14 2015-01-13 Rohm Co., Ltd. Semiconductor light emitting device and manufacturing method therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05335690A (ja) * 1992-06-01 1993-12-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置およびその製造方法
US8934513B2 (en) 1994-09-14 2015-01-13 Rohm Co., Ltd. Semiconductor light emitting device and manufacturing method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2656397B2 (ja) 可視光レーザダイオードの製造方法
JPH07221392A (ja) 量子細線の作製方法、量子細線、量子細線レーザ、及び量子細線レーザの作製方法、回折格子の作製方法、及び分布帰還型半導体レーザ
JP2555282B2 (ja) 半導体レ−ザ装置及びその製造方法
JPH09116222A (ja) 半導体レーザの製造方法,及び半導体レーザ
JP2893827B2 (ja) 半導体レーザ
JP2647076B2 (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法
JPH0815228B2 (ja) 半導体レ−ザ装置及びその製造方法
US4783425A (en) Fabrication process of semiconductor lasers
JPH04144296A (ja) 半導体レーザ装置とその製造方法
JP2564813B2 (ja) A▲l▼GaInP半導体発光素子
JP2675692B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP2865160B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JP2911270B2 (ja) 可視光レーザダイオード及びその製造方法
JP2944312B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP3472739B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JPH04130692A (ja) 半導体レーザ装置とその製造方法
JP2001217505A (ja) 半導体光素子及びその作製方法、並びにAl系化合物半導体層の選択成長法
JPH11284276A (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法
JPH09321388A (ja) 構造基板の製造方法
JP2685800B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP3005998B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JP2812187B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JPH11346033A (ja) 半導体レ―ザ装置及びその製造方法
JP2839337B2 (ja) 可視光半導体レーザ
JP2001094197A (ja) 自励発振型半導体レーザ