JPH04143473A - 油圧ポンプの制御装置 - Google Patents

油圧ポンプの制御装置

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JPH04143473A
JPH04143473A JP2269164A JP26916490A JPH04143473A JP H04143473 A JPH04143473 A JP H04143473A JP 2269164 A JP2269164 A JP 2269164A JP 26916490 A JP26916490 A JP 26916490A JP H04143473 A JPH04143473 A JP H04143473A
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Japan
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hydraulic pumps
hydraulic
pump
hydraulic pump
pressure
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JP2269164A
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Hiroshi Imai
寛 今井
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧ポンプの制御装置に関し、特にエンジンに
よって2つの油圧ポンプを駆動する場合にエンジンで発
生する出力をこれら2つのポンプで有効に使用すること
ができる装置に関する。
(従来の技術〕 パワーショベル等の建設機械では第7図に示すようない
わゆる2ポンプ方式の油圧回路によってブーム等の作業
機の油圧アクチュエータが駆動される。すなわち同図に
示すように2つの可変容量型油圧ポンプ1′ 2′はエ
ンジン3″によって駆動され、これら油圧ポンプ1″ 
2′の斜板1a s 2−8がサーボアクチュエータ4
.5によって駆動制御されることにより、それぞれ1回
転当たりの吐出流量D+ SD2  (cc/rev)
が制御される。ここで油圧ポンプ1゛には操作レバーの
操作量に応じた流量のポンプ1′の吐出圧油をブーム等
の作業機の油圧アクチュエータ(油圧シリンダ等)に供
給する操作弁10′が接続されており、また油圧ポンプ
2゛にも操作レバーの操作量に応じた流量のポンプ2′
の吐出圧油をアーム等の作業機の油圧アクチュエータ(
油圧シリンダ等)に供給する操作弁11゛が接続されて
いる。
油圧ポンプ1′ 2゛がら吐出される圧油の圧力PI%
P2はともにTC弁8゛ 9゛に加えられるとともに、
ジェットセンサ12− 13−で検出された操作弁10
− 11−の開度を示す信号がNC弁6″ 7″に加え
られる。TC弁8′9′は油圧ポンプ1−.2”の合成
吸収トルクがエンジン3′の定格トルクT0となるべく
設けられている。すなわち、Tc弁8−では第8図に示
すように油圧ポンプ1′について一定トルクT。
/2の等トルク特性カーブA。が設定され、両ポンプ1
′ 2゛の吐出圧油の平均圧力(P+ +p、)/2に
対応する斜板角指令信号、つまり流量1)”(cc/r
ev)を示す信号が出力される。
油圧ポンプ2゛についても同様に一定トルクT。
/2の等トルク特性カーブへ〇が設定され、両ポンプ1
″ 2゛の平均圧力(Pt+Pz)/2に対応する斜板
角指令信号り一が出力される。このようにしているのは
以下の理由による。
いま、油圧ポンプ1゛における吸収トルクT。
は、吐出流量をD′、  トルク効率等を含む定数をK
として、 T、−に−D−、・Pl ・・・(1)となる。一方、
油圧ポンプ2′における吸収トルクT、も、吐出流量を
D−z、)ルク効率等を含む定数をKとして、 T2−に−D−2・P2 ・・・(2)となる。ここで
上記吐出流量D″、 、D−、をD′として(1)、(
2)式から両ポンプ1′2′の合成吸収トルクT、+T
2を求めると、T、+T2−に・ (Pt +p2)/
2・D”+K・ (P、+P2 )/2・D′ ・・・(3) が得られる。ここで、K・ (P+ 十P2)/2・D
′は上記等トルク特性カーブA。で得られるトルクT。
/2であるから、両ポンプ1″ 2゛の合成吸収トルク
T、+T、は定格トルクT。となる。このように従来の
ものでは両ポンプ1′2′について等トルク特性カーブ
A。が一義的に設定され、両ポンプ1゛ 2゛の合成吸
収トルクが定格トルクT。となるようにされていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
いま、図示していない燃料ダイヤルがフル位置にセット
され、エンジン3′が第2図に示す最高速レギュレーシ
ョンラインl上に沿って運転されてい゛るものとする。
ここで作業機に適切な負荷がかかり、オペレータとして
上記操作レバーの操作量をフル位置にセットしたものと
すると、エンジン3′はF点で稼働され、エンジン3′
は定格回転数N。で定格トルクT。、最大馬力P S 
oを出力する。
この状態下では2つの油圧ポンプ1′ 2゛の合成吸収
馬力がエンジン3″の最大馬力PSoとマツチングして
上記(3)式から明らかに、K−(P、−D”+P2−
D=)−N。
” P S o  ・・・(4) となり、2つの油圧ポンプ1″ 2−はエンジン3″の
出力を有効に使用しているといえる。ところが操作弁t
o−ii−のうち一方の操作弁、たとえば11゛に接続
されたアーム等の作業機にかかる負荷が大きくなったと
しても、油圧ポンプ2′としては、Q2を油圧ポンプ2
′の吐出量(cc/m1n)として、 K @P 2 ” D −” N o −K ’ P 
2 ・Q2・・・(5) で規定される馬力以上には上昇しないことになる。
このため、油圧ポンプ2′の吐出量は(5)式で規定さ
れる流量02以上には上昇することはできない。したが
って高負荷側の作業機のスピードを上昇させたい場合で
も制限があることとなる。これに対して他方の操作弁1
0゛に接続されたブーム等の作業機が軽負荷であり、作
業機のスピードをそれほど要求しない場合には操作レバ
ーが絞られる。すると、油圧ポンプ1″としては、Ql
を油圧ポンプ1′の吐出量(cc/m1n)として、K
−P、・D′・No−に−PI −Ql・・・(6) で規定される流量Q1よりも小さい流量Q+”が吐出さ
れることになる。つまり、ジェットセンサ12′から操
作弁10″の開度が小さくなりたことを示す信号がNC
弁6′に加えられ、NC弁6′は斜板角指令D′を小さ
くする作用をなす。したがって油圧ポンプ1′で消費さ
れる馬力が小さくなり、結局、 K−Pt   (Qr  Qr  −)分のエネルギー
が油圧ポンプ1゛で使われないことになる。このため2
つの油圧ポンプ1−2′の合成吸収馬力はエンジンの最
大馬力Psoよりも小さくなる。すなわち第2図に示す
ようにエンジン回転数は定格回転数N。よりも大きくな
り(矢印B参照)、2つの油圧ポンプ1″ 2゛の合成
吸収馬力は最大馬力Psoよりも小さくなる地点Gにお
いてマツチングすることになる。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、2
つの油圧ポンプの一方のポンプが高負荷であり、他方の
ポンプが低負荷となっている場合に低負荷側のポンプで
使用されていないエネルギーを高負荷側のポンプで有効
に使用できるようにして高負荷側のポンプの吐出流量を
増大させて高負荷側の作業機を要求するスピードで駆動
させるようにすることをその目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
そこでこの発明の第1発明では、エンジンによって駆動
され、吐出圧油を操作レバーの操作に応じて作業機に供
給する第1、第2の可変容量型油圧ポンプと、これら第
1、第2の油圧ポンプの吐出圧油の圧力をそれぞれ検出
するW41、第2の圧力検出手段とを有し、これらv/
41、第2の圧力検出手段の各出力に基づいて前記第1
、第2の油圧ポンプの合成吸収トルクが一定の大きさと
なるように前記第1、第2の油圧ポンプの斜板傾転角を
それぞれ制御するようにした油圧ポンプの制御装置にお
いて、入力設定信号に応じて前記第1、第2の油圧ポン
プの吸収トルクの大きさをそれぞれ設定する第1、第2
のTVC弁と、前記第1、第2の圧力検出手段の各出力
に基づいて前記第1、第2の可変容量型油圧ポンプのう
ちいずれのポンプの吐出圧が大きいかを判定する判定す
る判定手段と、前記第1、第2の圧力検出手段の各出力
の偏差が所定値以上になった場合に、前記第1、第2の
可変容量型油圧ポンプのうち前記判定手段によって吐出
圧が大きいと判定されたポンプに対応する前記第1、第
2のTvC弁の一方に設定吸収トルクを増加する設定信
号を出力する手段とを具えるようにしている。
また本発明の第2発明では第1発明と同様の制御装置に
おいて、入力設定信号に応じて前記第1、第2の油圧ポ
ンプの吸収トルクの大きさをそれぞれ設定する第1、第
2のTvC弁と、前記第1、第2の圧力検出手段の各出
力に基づいて前記第1.12の可変容量型油圧ポンプの
うちいずれのポンプの吐出圧が大きいかを判定する判定
手段と、前記第1、第2の圧力検出手段の各出力の偏差
が所定値以上になった場合に、前記第1、第2の可変容
量型油圧ポンプのうち前記判定手段によって吐出圧が大
きいと判定されたポンプに対応する前記第1、Ii2の
TvC弁の一方に設定吸収トルクを増加する設定信号を
出力するとともに、他方のTvC弁に設定吸収トルクを
減少させる設定信号を出力する手段とを具えるようにし
ている。
〔作用〕
かかる第1発明の構成によれば、第1、第2の圧力検出
手段の出力の偏差が所定値以上になることにより第1、
第2の可変容量型油圧ポンプの一方のポンプが高負荷で
あり、他方のポンプが低負荷であることが判定される。
また、判定手段によって第1、第2の可変容量型油圧ポ
ンプのうちいずれの油圧ポンプが高負荷であるかが判定
される。
そして第1、第2の圧力検出手段の出力の偏差が所定値
以上になると、高負荷であると判定された油圧ポンプに
対応するTvC弁に対して設定吸収トルクを増加する設
定信号が出力される。このため低負荷側で使われていな
いエンジンパワーが高負荷側で使われ、高負荷側の油圧
ポンプの吐出流量が増加して、高負荷側の作業機が要求
されるスピードで駆動される。また、第2発明の構成に
よれば、第1、第2の圧力検出手段の出力の偏差が所定
値以上になると、高負荷であると判定された油圧ポンプ
に対応するTvC弁に対して設定吸収トルクを増加する
設定信号が出力されるとともに、低負荷である他方の油
圧ポンプに対応するTvC弁に対して設定吸収トルクを
減少させる設定信号が出力される。このため低負荷側で
使われていないエンジンパワーが高負荷側で使われる。
さらに低負荷側では吐出流量が減少して最適な仕事を行
うことができるとともに高負荷側の油圧ポンプの吐出流
量が増加して、高負荷側の作業機が要求されるスピード
で駆動される。
【実施例〕
以下、図面を参照して本発明に係る油圧ポンプの制御装
置の実施例について説明する。
第1図はパワーショベルに適用した実施例装置を示す。
図において2つの可変容量型ポンプ1.2はエンジン3
によって駆動されるものであり、その斜板1a、2mの
傾転角がそれぞれ変化されることにより1回転あたりの
吐出流量り、、D2(c c / r e v )が変
化される。油圧ポンプ1の吐出圧油は操作弁群4を介し
て第1の作業機を駆動するアクチュエータに供給され、
該アクチュエータを駆動する。ここで第1の作業機はブ
ーム、パケット、右走行機構等であり、これらを駆動す
る油圧シリンダ、油圧モータ等の各アクチュエータに操
作弁群4の各操作弁4a、4b、4.c・・・から吐出
圧油が供給されることになる。各操作弁4a s 4 
b s 4 C−・・にはそれぞれ弁開度をレバー操作
量に応じて変化させる操作レバー6が付設されている。
同様に油圧ポンプ2の吐出圧油はアーム、旋回機構、左
走行機構等の第2の作業機の各アクチュエータ(油圧シ
リンダ、油圧モータ)の各操作弁5a、5b、5c・・
・からなる操作弁群5を介してこれら各アクチュエータ
に供給され、該アクチュエータを駆動する。操作弁5a
s 5bs 5c・・・にもそれぞれ弁開度をレバー操
作量に応じて変化させる操作レバー7が付設されている
TvC(トルク・バリアプル・コントロール)弁8は油
圧ポンプ1の吸収トルクを一定にさせるべく設けられて
いる。すなわち、該弁8はポンプ1.2の圧力P + 
、P 2を入力して、従来の技術で説明したTC弁と同
様にポンプ1.2の平均圧力(Pl+P2)/2と吐出
流量D+の積が一定となるように制御するものであるが
、以下のように設定される等トルク特性は一定ではなく
て可変することができる。つまり、後述するコントロー
ラ10から加えられる吸収トルクTの大きさを示す信号
Sに応じて平均圧力(PI +P2 )/2と吐出流量
り、の積が一定になるようにサーボアクチュエータ11
を介して斜板1aの傾転角を制御する。また、油圧ポン
プ2にも同様なTVC弁9、サーボアクチュエータ12
が設けられて同様にコントローラ10から加えられる信
号Sに応じて平均圧力(PI +P2 )/2と吐出流
量D2の積が一定になるようにサーボアクチュエータ1
2を介して斜板2aの傾転角を制御する。ここでTVC
弁8.9は第5図に示すように入力信号Sが大きくなる
につれてポンプの吸収トルクTを小さくさせるような機
構となっている。
油圧ポンプ1.2の吐出側にはこれら油圧ポンプ1.2
の吐出圧p、  p2をそれぞれ検出する油圧センサ1
3.14が設けられていて、これらセンサ13.14の
検出信号はコントローラ10に加えられる。
以下、コントローラ10で行われる処理について第3図
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
においては燃料ダイヤルが最大位置にセットされ、第2
図(a)のエンジン3の性能曲線に示すようにエンジン
3が最高速レギュレーションラインlに沿って稼働され
ている場合を想定して説明する。エンジン3としては同
図に示すように定格回転数N。において定格トルクN。
、最大馬力ps、を出力する。
第6図はTVC弁8.9でそれぞれ設定されるとされる
等トルク特性カーブA。SA、  A2・・・を示すも
のである。ここで等トルク特性カーブA。はポンプ1.
2の吸収トルクがそれぞれT。/2となる等トルク特性
であり、初期状態においてはこの特性A。を設定する特
性設定信号S。がTvC弁8.9にそれぞれ加えられて
いるものとする(第5図参照)。
まず、ステップ101では、油圧センサ13.14の各
出力p、 、p、に基づき油圧ポンプ1.2の圧力差I
P+  P2+が所定の設定値P。以上であるか否かが
判断される。ここで設定値P。
は油圧ポンプ1.2の一方が高負荷であり、他方が低負
荷であることを判断するための閾値として設定される。
ステップ101の判断結果がNOlつまり両ポンプ1.
2にかかる負荷にそれほどの相違がみられないときは以
下の処理は行われないようになされる。油圧ポンプ1.
2の一方が高負荷であり、他方が低負荷であるとされる
と(判断結果YES)、つぎに油圧ポンプ1の吐出圧P
1が油圧ポンプ2の吐出圧P2よりも小さいか否かが判
断される(ステップ102)。判断結果がYESである
場合、つまり油圧ポンプ2が高負荷である場合には油圧
ポンプ2の吸収トルクTを大きくするように特性設定信
号Sを出力する処理が実行される。すなわち、第5図の
矢印C1に示すようにTVC弁9では特性設定信号Sと
してS。よりも小さい信号が入力され、これに応じて第
6図のHに示すように吸収トルクがT。/2よりも大き
くなる等トルク特性カーブA、が設定されることになる
。ここで等トルク特性カーブA、の設定の仕方はあくま
でも2つのポンプ1.2の合成吸収馬力Ppがエンジン
3の最大馬力PSoを越えない範囲で、合成吸収馬力P
pがエンジン3の最大馬力PSoに達するようになされ
る。たとえばトルクを10%だけ一義的に増加させるよ
うにすることが考えられる。
ここで以上のような処理を行うことによる利点について
説明する。油圧ポンプ1.2の吐出圧をそれぞれP I
 s P 2 、吐出流量をそれぞれQ。
Q2  (cc/m1n)とすると、2つのポンプ1.
2の合成吸収馬力Ppは、Kを定数として、K・ (P
+  ・Ql+P2 ・Q2)と表せられる。いま、パ
ワーショベルが右側に曲がろうとしているものとすると
、右側の履帯(第1の作業機)には軽負荷がかかり、し
かも速度は低速でよい。しかしカーブ外側の左側の履帯
(第2の作業機)には高負荷がかかり、しかも速度は高
速が要求される(ステップ101の判断結果YES)。
かかる状態では右側の履帯(第1の作業機)を駆動する
ための操作レバー6は最大操作量から絞るように操作さ
れる。このため油圧ポンプ1の吐出流量Q、は小さくな
る。すると、合成吸収馬力Ppはエンジン最大馬力PS
oよりも小さくなり、その公使用していないエンジンパ
ワーに余裕が生まれることになる。この余裕のエンジン
パワーを油圧ポンプ2側に付与するようにする。
高負荷な左側の履帯(ステップ102の判断結果YES
)は高速で駆動させたいので、油圧ポンプ2からより多
くの流量の圧油を吐出する必要がある。そこで、油圧ポ
ンプ2の等トルク特性カーブを第6図のHに示すように
増大させると同じ負荷がかかっている状態、つまり吐出
圧がPeと同じであっても油圧ポンプ2の吐出流量り。
(cc/rev)がD″と増大し、左側の履帯をより高
速で走行させることができる(ステップ103)。
なお、油圧ポンプ2側(の作業機)が高負荷であり、油
圧ポンプ1側(の作業機)が低負荷である場合について
説明したが、もちろん逆に油圧ポンプ1側(の作業機)
が高負荷であり、油圧ポンプ2側(の作業機)が低負荷
である場合にも、同様な処理が実行されることになる。
つまり、この場合は、ステップ102の判断結果がNo
となり、つぎのステップ104においてポンプ1側につ
いてステップ103の処理と同様の処理が行われること
になり、高負荷な第1の作業機が高速で駆動されること
になる。
つぎに他の実施例について第4図を参照して説明する。
この実施例では第1図の構成においてエンジン3の出力
軸の回転数NEを検出する回転数センサを付加する。回
転数センサで検出されたエンジン回転数N8はコントロ
ーラ10に加えられる。
ステップ201ては、上記回転数センサの出力に基づき
エンジン回転数Nuが定格回転数N。以上であるか否か
が判断される。エンジン回転数N8が定格回転数N。よ
りも小さいと判断されると(判断結果NO)、以下の処
理は行わないようにする。一方、エンジン回転数N8が
定格回転数N。以上であると判断されると、上記ステッ
プ101と同様な処理、すなわち油圧ポンプ1.2の圧
力差IP+  P2  Iが所定の設定値P。以上であ
るか否かが判断される(ステップ202)。ステップ2
01の判断結果がNOlつまり両ポンプ1.2にかかる
負荷にそれほどの相違がみられないときは以下の処理は
行われないようになされる。油圧ポンプ1.2の一方が
高負荷であり、他方が低負荷であるとされると(判断結
果YES) 、つぎに上記ステップ102と同様に油圧
ポンプ1の吐出圧P1が油圧ポンプ2の吐出圧P2より
も小さいか否かが判断される(ステップ203)。判断
結果がYESである場合、つまり油圧ポンプ2が高負荷
である場合には油圧ポンプ2の吸収トルクTを大きくす
るように特性設定信号Sを出力する処理が実行される。
これとともに低負荷側の油圧ポンプ1の吸収トルクTを
小さくするように特性設定信号Sを出力する処理が実行
される。すなわち、第5図の矢印C1に示すようにTV
C弁9には特性設定信号SとしてS。よりも小さい信号
が入力され、これに応じて第6図のHに示すように吸収
トルクがT0/2よりも大きくなる等トルク特性カーブ
A、が設定されることになる。また、第5図の矢印C2
に示すようにTVC弁8には特性設定信号SとしてS。
よりも大きい信号が入力され、これに応じて第6図のJ
に示すように吸収トルクがT0/2よりも小さくなる等
トルク特性カーブA2が設定されることになる。ここで
等トルク特性カーブA、 SA2の設定の仕方はあくま
でも2つのポンプ1.2の合成吸収馬力Ppがエンジン
3の最大馬力PSoを越えない範囲で、合成吸収馬力P
pがエンジン3の最大馬力PSoに達するようになされ
る。たとえば等トルク特性カーブA1としてはトルクを
カーブA。から10%だけ増加させたものとし、等トル
ク特性カーブA2としてはトルクをカーブA。から10
%だけ減少させたものとすることが考えられる。
このような等トルク特性カーブの設定が行われると、第
6図に示すように吐出圧Peが一定であるものとすると
高負荷側の油圧ポンプ2の吐出圧がり。がD −oと増
大し、高負荷側の作業機を要求される高速度で駆動させ
ることができる。さらに低負荷側の油圧ポンプ1では吐
出圧がり。からD=  と減少して要求される低速度で
作業機を駆動することができるようになる。
以下、ステップ201.202の判断結果がYESであ
る限り、ステップ201からステップ204までの処理
が繰り返し実行される。合成吸収馬力Ppがエンジン3
の最大馬力PSoに達したことはエンジン回転数N6に
よって判断することができる。つまりエンジン回転数N
8が定格回転数N。以上であるとき(ステップ201の
判断結果YES、第2図(a)の矢印B)は、エンジン
3の馬力PSは最大馬力P S o以下であり(第2図
(b)の6点)、このときはステップ201からステッ
プ204までの処理を繰り返し実行する。
やがてステップ201の判断結果がNoとなり、エンジ
ン3の馬力は最大馬力となったとされて、ステップ20
1からステップ204までの処理は終了する。なお、ス
テップ203で判断結果が逆となった場合も同様である
なお、実施例では適用対象を建設機械としているがこれ
に限定されることなく、エンジンによって駆動される2
つの油圧ポンプを有した油圧回路を使用する作業機であ
れば任意に適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、2つのポンプのう
ち一方が高負荷であり、他方が低負荷となる場合に高負
荷側の油圧ポンプの吸収トルクを増加させるようにした
ので、高負荷側の油圧ポンプの吐出流量が増大して、作
業機を高速で駆動することができるようになる。このた
め作業効率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる油圧ポンプの制御装置の実施例
の構成を示す図、第2図は第1図に示すエンジンのエン
ジン回転数とトルクの関係を示す性能曲線図、第3図お
よび第4図は第1図に示すコントローラで行われる処理
を例示したフローチャート、第5図は第1図に示すTV
C弁に加えられ信号と設定される油圧ポンプの吸収トル
クの関係を示すグラフ、第6図は第1図に示したTVC
弁の作用を示した特性図、第7図は従来の2ポンプ方式
の油圧回路を示す図、第8図は第7図に示したTC弁の
作用を示した特性図である。 1.2・・・可変容量型油圧ポンプ、1”s2m・・・
斜板、3・・・エンジン、4.5・・・操作弁群、6.
7・・・操作し/(−8,9・・・TVC弁、1o・・
・コントo−”y、13.14・・・油圧ポンプ。 第1 図 第2 図(0) 第2 図(b) 第6図 第7 図 第8 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンによって駆動され、吐出圧油を操作レバ
    ーの操作に応じて作業機に供給する第1、第2の可変容
    量型油圧ポンプと、これら第1、第2の油圧ポンプの吐
    出圧油の圧力をそれぞれ検出する第1、第2の圧力検出
    手段とを有し、これら第1、第2の圧力検出手段の各出
    力に基づいて前記第1、第2の油圧ポンプの合成吸収ト
    ルクが一定の大きさとなるように前記第1、第2の油圧
    ポンプの斜板傾転角をそれぞれ制御するようにした油圧
    ポンプの制御装置において、 入力設定信号に応じて前記第1、第2の油圧ポンプの吸
    収トルクの大きさをそれぞれ設定する第1、第2のTV
    C弁と、 前記第1、第2の圧力検出手段の各出力に基づいて前記
    第1、第2の可変容量型油圧ポンプのうちいずれのポン
    プの吐出圧が大きいかを判定する判定する判定手段と、 前記第1、第2の圧力検出手段の各出力の偏差が所定値
    以上になった場合に、前記第1、第2の可変容量型油圧
    ポンプのうち前記判定手段によって吐出圧が大きいと判
    定されたポンプに対応する前記第1、第2のTVC弁の
    一方に設定吸収トルクを増加する設定信号を出力する手
    段と を具えたことを特徴とする油圧ポンプの制御装置。
  2. (2)エンジンによって駆動され、吐出圧油を操作レバ
    ーの操作に応じて作業機に供給する第1、第2の可変容
    量型油圧ポンプと、これら第1、第2の油圧ポンプの吐
    出圧油の圧力をそれぞれ検出する第1、第2の圧力検出
    手段とを有し、これら第1、第2の圧力検出手段の各出
    力に基づいて前記第1、第2の油圧ポンプの合成吸収ト
    ルクが一定の大きさとなるように前記第1、第2の油圧
    ポンプの斜板傾転角をそれぞれ制御するようにした油圧
    ポンプの制御装置において、 入力設定信号に応じて前記第1、第2の油圧ポンプの吸
    収トルクの大きさをそれぞれ設定する第1、第2のTV
    C弁と、 前記第1、第2の圧力検出手段の各出力に基づいて前記
    第1、第2の可変容量型油圧ポンプのうちいずれのポン
    プの吐出圧が大きいかを判定する判定手段と、 前記第1、第2の圧力検出手段の各出力の偏差が所定値
    以上になった場合に、前記第1、第2の可変容量型油圧
    ポンプのうち前記判定手段によって吐出圧が大きいと判
    定されたポンプに対応する前記第1、第2のTVC弁の
    一方に設定吸収トルクを増加する設定信号を出力すると
    ともに、他方のTVC弁に設定吸収トルクを減少させる
    設定信号を出力する手段と を具えたことを特徴とする油圧ポンプの制御装置。
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