JPH04143425A - ガスタービン制御装置 - Google Patents

ガスタービン制御装置

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JPH04143425A
JPH04143425A JP26628190A JP26628190A JPH04143425A JP H04143425 A JPH04143425 A JP H04143425A JP 26628190 A JP26628190 A JP 26628190A JP 26628190 A JP26628190 A JP 26628190A JP H04143425 A JPH04143425 A JP H04143425A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば、液体燃料とガス燃料等の複数系統の燃
料を切替使用して発電を行なうガスタービン制御装置に
おいて、特に安定した燃料切替制御を行ない得るように
したガスタービン制御装置に関する。
(従来の技術) 従来から、例えばガス燃料と灯油燃料等の2系統の燃料
を切替えて発電を行なうガスタービン発電機が実用に供
されているが、近年の石炭ガス化コンバインドサイクル
、高炉ガス利用のガスタービン等の進展に伴ない、その
重要性、特に燃料切替時の温度、負荷の安定制御性が再
認識されてきている。ここで、石炭ガス化コンバインド
サイクルにおいて、ガスタービン発電機が2系統の燃料
を使用する必要性は次のような理由によるものである。
(a)安全性 石炭ガスは、水素、−酸化炭素を多く含む中カロリーま
たは低カロリーのガスであり、ガスタービンの起動初期
からこの石炭ガスを使用することは、失火時の爆発性エ
アリ・ソチのガスの滞留の問題がある。また、停止時に
燃料制御弁のリークがあった場合にも、爆発性のガスが
滞留することになり、危険である。さらに、着火性につ
いてもカロリー、性状の安定しない石炭ガスは好ましく
ない。従って、起動停止時には必ず液体燃料を使用し、
安全運転に到達した後にガス燃料に切替える操作が必要
である。この場合、停止時には石炭ガスから液体燃料に
切替えた後に起動する。
(b)運転性 石炭ガス化プロセスは多くの所内補機を有し、石炭ガス
を発生させるまでの開所内勤力を確保する面からも、プ
ラント起動時に石炭ガス以外の液体燃料を使用すること
が必要である。また、プラントの耐力という面からも、
石炭ガス化プロセスの異常時にプラントを全停すること
なく、石炭ガス以外の燃料に切替えて発電を継続できる
ことは、系統運用上からも好ましいことである。
第4図はガスタービンおよびその制御装置の一般的な構
成例を示したものである。第4図において、ガスタービ
ン系は圧縮機1と、燃焼器2、制御対象としてのガスタ
ービン3と、発電機4から構成されている。つまり、圧
縮機1で大気より吸入した空気を圧縮して燃焼器2に送
り、この燃焼器2内で圧縮空気をガス燃料側の燃料制御
弁5または液体燃料側の燃料制御弁9により制御されて
送られてくる燃料と混合して高温の、燃焼ガスを得、さ
らにこの燃焼ガスをガスタービン3に導入し、タービン
軸を回転させて発電機4を駆動するようになっている。
一方、上述のガス燃料側の燃料制御弁5または液体燃料
側の燃料制御弁9は、ガスタービン制御装置11により
調節制御される。このガスタービン制御装置11は、負
荷制御系12、速度負荷制御部13、起動制御部14、
排気温度制御部15等の制御回路と、低値優先回路16
と、液体燃料またはガス燃料を切替選択する燃料切替回
路10とから構成されている。つまり、負荷制御部12
は発電機出力検出器8からの出力信号を入力して目標と
する発電機出力となるように制御信号を速度負荷制御部
13へ出力し、この制御信号に速度負荷制御部13の定
格回転数運転時での調速制御信号を加算し、燃料制御弁
開度指令信号Aを出力する。また、起動制御部14は起
動時における着火、着火検出後の暖機、そして暖機後の
昇速制御信号をタービン軸回転数検出器7からの回転数
信号の関数として与え、無負荷定格回転数に到達するま
での燃料制御を行なうべく燃料制御弁開度指令信号Bを
出力する。さらに、排気温度制御部15は、タービン排
気温度検出器6からの信号を入力してタービン排気温度
が温度上昇する際の制限制御を行なうべく燃料制御弁開
度指令信号Cを出力する。
また、上述の各燃料制御弁開度指令信号A、B。
Cは低値優先回路16に入力され、これらの中から最小
値のものが選択されて燃料制御弁開度指令信号りとして
出力する。なお、ここで起動制御部14からの出力信号
は起動時のみ出力されるので、燃料切替時には出力信号
Bは存在しない。従って、燃料切替時には負荷制御部1
2からの出力信号Aと、排ガス温度制御部15からの信
号Cのうちの路16からの燃料制御弁開度指令信号りを
入力して燃料制御弁5または9に対する開度信号E、 
Fを選択的に出力する燃料切替回路であり、燃料切替時
には開度信号E、Fを調節して、液体燃料からガス燃料
またはガス燃料から液体燃料への燃料の切替を実行する
制御機能を有している。
次に第5図は上述の燃料切替回路10の詳細な構成例を
示したものである。第5図において、燃料切替回路10
は上述した上位制御回路からの燃料制御弁開度指令信号
りに定数Kを掛けて、液体燃料側の燃料制御弁9への開
度信号Eを出力する乗算器17と、この乗算器17から
の出力信号DXKを上述の燃料制御弁開度指令信号りか
ら減算してガス燃料側の燃料制御弁5への開度信号Fを
出力する減算器18とより構成されている。
ここで、Kはガス燃料か液体燃料かの比率を決めるもの
で、ガス燃料のみでガスタービンを駆動しているときは
に−0であり、液体燃料のみでガスタービンを駆動して
いるときは、K−1である。
また、燃料を切替える時、例えばガス燃料から液体燃料
に切替える場合はKを1から0に変化させればよい。
第6図は、液体燃料100%からガス燃料100%への
切替時における各燃料制御弁5.9の開度および発電機
出力(KW)の変化を示したものである。第6図に示す
ように、時間の経過とともにKが1から0に変化し、そ
れに従って各制御弁開度E、Fが変化し、切替完了時(
K−0)にはガス燃料制御弁5の開度Fは開度D′とな
り、液体燃料制御弁9の開度Eは全閉となり、液体燃料
からガス燃料への切替が完了する。ここで、燃料切替前
の燃料制御弁開度指令りか燃料切替後にはD′となって
いるが、これは燃料切替の間に常に負荷制御が働き、ガ
ス発熱量の設計値よりのずれを補正して発電機出力を設
定値に合せるべく、常に燃料制御弁開度指令信号りが変
化しているためで、D’>Dはすなわちガス発熱量が設
計値よりも低かった場合である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなガスタービン制御装置におい
て、前述した燃料切替手段では次のような問題点がある
従来の燃料切替は、速度負荷制御部13を使用して行わ
れるが、この速度負荷制御部13は負荷制御の他に電力
系統の周波数安定化のためのガバナーフリー機能を有し
ている。即ち、速度負荷制御部13は負荷制御部12か
らの負荷変化指令に対し、系統周波数(ガスタービン回
転数)の偏差の調定率制御分を加味して燃料制御弁開度
指令を出力している。従って、系統周波数が安定してい
る電力系統の場合は問題ないが、常に周波数が変動する
ような場合はこの影響か燃料制御弁開度信号に重畳され
、燃料切替時の変動要因となる。
例えば、・調定率4%で、0.1Hz(定格50Hz)
の偏差では、5%の負荷変動を生じることになる。第6
図の信号の微少な変動はこのガバナフリーの影響を示し
ている。
低カロリーガスで更にガス発熱量、ガス圧力が安定しな
い場合は更に変動を助長することになる。
また、この変動分は燃料切替負荷を下げる場合の障害に
もなる。なお、燃料切替負荷を下げることは起動時のガ
ス消費の経済性向上、起動時間短縮にもつながる重要な
要素である。
以上のような従来の燃料切替制御手段では、制御回路は
簡単であるが、前述したように低発熱量で、且つ圧力変
動のあるガス燃料に対しては適切なものではない。
本発明は上述したような問題点を解決するためになされ
たもので、その目的は複数系統の燃料を切替える場合の
運転の安定性を向上し、高信頼で、且つ経済性の高いガ
スタービン制御装置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するため、圧縮機、この圧縮
器で圧縮された大気が与えられると共に種類の異なる第
1の燃料、第2の燃料が供給されるとこれらの燃料を燃
焼する燃焼器、この燃焼器により供給される前記第1の
燃料および第2の燃料を制御する第1の燃料制御弁およ
び第2の燃料制御弁とを備え、前記燃焼器により燃焼し
たガスにより発電機を回転駆動して発電を行なうガスタ
ービンにおいて、前記ガスタービンの実負荷相当信号を
フィードバック信号として入力し、目標とする発電機出
力となるように負荷制御信号を出力する負荷制御部と、
この負荷制御部から負荷制御信号を受けるとこの負荷制
御信号に系統周波数またはこれに相当する信号によるガ
バナフリー信号を重畳して第1の燃料制御弁開度指令信
号を出力する速度負荷制御部と、前記負荷制御部から負
荷制御信号を受けると第2の燃料制御弁開度指令信号を
出力する負荷制限制御部と、前記ガスタービンの排気温
度相当信号をフィードバック信号として入力し、目標と
する排気温度となるように温度制御信号を出力する排気
温度制御部と、前記速度負荷制御部、または負荷制限制
御部、排気温度制御部からの各信号のうちの最小値の信
号を燃料制御弁、第2の燃料制御弁に対する第1の開度
信号。
第2の開度信号を選択的に出力して、第1の燃料から第
2の燃料または第2の燃料から第1の燃料の切替を行な
う燃料切替回路と、前記第1および第2の燃料の切替開
始前の信号が入力されるとその出力により前記負荷制限
制御部を選択して該負荷制限制御部に前記負荷制御部か
らの負荷制御信号を与えると共に前記速度負荷制御部に
対して前記最小値の信号によりトラッキングさせるトラ
ッキング回路を形成し、前記第1および第2の燃料の切
替開始後の信号が入力されるとその出力により前記速度
負荷制御部を選択して該速度負荷制御部に前記負荷制御
部からの負荷制御信号を与えると共に前記速度負荷制御
部に対して前記最小値の信号によりトラッキングさせる
トラッキング回路を形成する切替制御部とから構成した
ものである。
(作用) このような構成のガスタービン制御装置において、速度
負荷制御部が選択された燃料切替開始前の状態にあると
き、切替制御部により負荷制限制御部に切替られると、
速度負荷制御部から負荷制限制御部の出力信号と温度制
御部の出力信号の低値信号が燃料切替回路に与えられる
。この負荷制限制御部の出力信号は系統周波数(タービ
ン実速度と同じ)による調定率制御の影響を受けないス
ムーズな信号のため、第1の燃料制御弁、第2の燃料制
御弁に与えられる信号もスムーズな信号であり、その後
の切替は安定して行なわれる。燃料切替が完了すると切
替制御部からの切替信号により負荷制限制御部から速度
負荷制御部の出力信号に切替えられ、燃料切替開始前の
状態に戻る。
この場合、速度負荷制御部から負荷制限制御部への切替
え、負荷制限制御部から速度負荷制御部への切替え時点
においてはいずれもトラッキング回路により燃料切替回
路に与えられる低値の信号にトラッキングさせているの
で、切替後の燃料制御を安定に行なうことが可能である
従って、このような切替方式を採用すれば、ガバナフリ
ー制御による影響を受けない負荷制限制御部より出力さ
れる燃料制御指令により燃料切替制御が行なわれるので
、燃料切替時の制御の安定性を向上させることができ、
信頼性の高いガスタービンの制御が可能である。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるガスタービン制御装置の概略構成
例を示すブロック図である。本実施例では、第1図に示
すように従来の制御系の負荷制御部12、速度負荷制御
部13、起動制御部14および温度制御部15に加え、
負荷制御部12からの信号を受けて燃料弁開度指令信号
を出力する負荷制限制御部19と、速度負荷制御部13
と負荷制限制御部19の何れかに切替える切替制御部2
0とを備えたものである。この場合、負荷制限制御部1
9は速度負荷制御部13のように系統周波数(ガスター
ビン回転数)に起因するガバナーフリー信号を重畳しな
い構成となっている。
ここで、上記制御装置の各制御部の構成の詳細を第2図
により説明する。
第2図において、負荷制御部12は発電機の実出力(M
W)と設定値との偏差を求める加算器12aと、この加
算器12aから出力される偏差に応じた制御信号を出力
するコントローラ12bとから構成されている。速度負
荷制御部13は負荷制御部12から負荷制御指令を受け
ると基幹信号を作成する速度負荷制御器13aと、この
速度負荷制御器13aの出力信号に加算器13bにより
求められた速度設定値と実速度との偏差を、加算器13
cで加算して入力され、燃料制御弁開度指令信号を出力
する調定率制御器13dと、速度負荷制御部13の非選
択時に速度負荷制御器13aに低値優先回路16の出力
信号にバイアス値αを加算器13eにより加算したトラ
ッキング信号を入力するトラッキング回路とから構成さ
れている。負荷制限制御部19は負荷制御部12から負
荷制御指令を受けると燃料制御弁開度指令信号を作成す
る負荷制限制御器19aと、負荷制限制御部19の非選
択時に負荷制限制御器19aを低値優先選択回路16の
出力信号にバイアス値βを加算器19bにより加算した
トラッキング信号を入力するトラッキング回路とから構
成されている。切替制御部20は燃料切替開始前に負荷
制限制御部19を選択とし、速度負荷制御部13を非選
択とする信号を8カする第1のリレー回路20aと、燃
料切替終了後に再度速度負荷制御部13を選択とし、負
荷制限制御部19を非選択とする信号を出力する第2の
リレー回路20bとから構成され、これら第1のリレー
回路20a1第2のリレー回路20bは燃料選択指令S
1により第1のリレー回路20aか復帰動作し、燃料選
択指令S2により第2のリレー回路20bが復帰動作す
ることにより、速度負荷制御部13と負荷制限制御部1
9との切替が可能になっている。
なお、第2図において、起動制御部14、温度制御部1
5、低値優先回路16および燃料切替回路10の各機能
は従来と同様なので、ここではその説明を省略する。
次に上記のように構成されたガスタービン制御装置の作
用を第3図に示す燃料切替の過程における制御関連信号
の変化状態図を参照しながら説明する。
先ず、第2図において、燃料切替前は燃料選択指令S2
により第1のリレー回路20aのリレーR1が励磁状態
にあるので、速度負荷制御部13のリレー接点R1−1
,R1−2は閉、R1−3は開の状態にあり、負荷制御
部12の出力が制御信号として選択されている。この時
、負荷制限制御部19のリレー接点R2−1,R2−2
は開で、R2−3が閉状態にあり、負荷制限制御器19
aに低値選択回路16の出力信号にバイアスβを加算し
た値がトラッキング信号として与えられている。この状
況は第3図では負荷制限制御使用開始前の速度負荷制御
中の部分で燃料制御弁開度指令信号D (−E)がガバ
ナフリー制御のため、若干変動している。
次に燃料゛選択指令S1により第2のリレー回路20b
のリレーR2が励磁されると、第1のリレー回路20a
のリレーR1の出力接点R1−1゜R1−2が開となり
、R2−1,R2−2が閉となり、負荷制御部12の出
力信号が速度負荷制御部13から負荷制限制御部19に
切替えられて入力する。同時に出力接点R2−3は開と
なりR1−3が閉となるので、非選択となった速度負荷
制御器13aには低値選択回路16の出力信号にバイア
ス値αが加算された信号が与えられ、速度負荷制御器1
3aはこの値にトラッキングする。
この状況は第3図に制御切替中という名称で説明してい
る。そして、制御切替が完了すると負荷制限制御部19
の出力信号が燃料制御に使われることになり、第3図に
示すように燃料切替完了までは安定した信号(即ち、ガ
バナフリーの影響を受けない信号)が燃料制御弁開度信
号として低値選択回路16に与えられることになる。
その後の燃料切替は従来技術の項で記載した用役と同様
に行なわれる。そして、燃料切替か終二すると、燃料選
択切替指令S2を切替制御部2〔の第1のリレー回路2
0aに与えてリレーR14励磁することにより、負荷制
限制御部19からj度負荷制御部13へ切替が行なわれ
、燃料制御C:燃料切替前の速度負荷制御部13の制御
に戻る。
以上のように発熱量の異なったまたは設計条Cよりずれ
た発熱量であっても、任意の負荷にお(て液体燃料から
ガス燃料またはガス燃料から液Q燃料への燃料切替を安
定に、しかも安全に実施Jることかできる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるも(ではなく
、次のようにしても実施できるもので決る。
(a)上記実施例では、ガス燃料と液体燃料の2系統の
燃料の場合を述べたが、この2種類の燃rの性状は特に
問われるものではない。
(b)上記実施例では、本発明をガス燃料と液書燃料の
2系統の燃料に適用した場合を述べたが、これに限らず
2系統以上の3系統、4系統の燃料の場合でも、燃料切
替回路の追加で対応可能である。
(c)上記実施例では、燃料切替時の負荷指令値は一定
と考えたが、本発明は特に負荷が一定でなくても負荷変
化中でも適用可能であり、また燃料圧力が変動している
時でも片方の燃料制御系が正確に制御される程度の変動
であれば適用することが可能である。
その他、本発明はその要旨を変更しない範囲で種々変形
して実施することができるものである。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、複数系統の燃料を切
替える場合における負荷制御系、温度制御系への外乱を
なくして安定した燃料切替を行なうことができる極めて
信頼性の高いガスタービン制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガスタービン制御装置の一実施例
の概略構成を示すブロック図、第2図は同実施例におけ
る制御装置の内部構成を詳細に示す回路図、第3図は同
実施例における燃料切替の状況を制御信号関連信号の変
化として示す作用説明図、第4図は従来の一般的なガス
タービンおよびその制御装置の一例を示す構成説明図、
第5図は第4図における燃料切替回路の構成例を示すブ
ロック図、第6図は従来の燃料切替時の作用説明図であ
る。 1・・・圧縮器、2・・・燃焼器、3・・・タービン、
4・・・発電機、5.9・・・燃料制御弁、6・・・温
度検出器、7・・・速度検出器、10・・・燃料切替回
路、11・・・ガスタービン制御装置、12・・・負荷
制御部、13・・・速度負荷制御部、13a・・・速度
負荷制御器、13 b 、  13 c 、  13 
e−・−加算器、13 d ・・・調定率制御器、14
・・・起動制御部、15・・・温度制御部、16・・・
低値選択回路、17−・・乗算器、18・・・減算器、
19・・・負荷制限制御部、19a・・・負荷制限制御
器、19b・・・加算器、20・・・切替制御部、20
a・・・第1のリレー回路、20b・・・第2のリ レー回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 圧縮機、この圧縮器で圧縮された大気が与えられると共
    に種類の異なる第1の燃料、第2の燃料が供給されると
    これらの燃料を燃焼する燃焼器、この燃焼器により供給
    される前記第1の燃料および第2の燃料を制御する第1
    の燃料制御弁および第2の燃料制御弁とを備え、前記燃
    焼器により燃焼したガスにより発電機を回転駆動して発
    電を行なうガスタービンにおいて、 前記ガスタービンの実負荷相当信号をフィードバック信
    号として入力し、目標とする発電機出力となるように負
    荷制御信号を出力する負荷制御部と、この負荷制御部か
    ら負荷制御信号を受けるとこの負荷制御信号に系統周波
    数またはこれに相当する信号によるガバナフリー信号を
    重畳して第1の燃料制御弁開度指令信号を出力する速度
    負荷制御部と、前記負荷制御部から負荷制御信号を受け
    ると第2の燃料制御弁開度指令信号を出力する負荷制限
    制御部と、前記ガスタービンの排気温度相当信号をフィ
    ードバック信号として入力し、目標とする排気温度とな
    るように温度制御信号を出力する排気温度制御部と、前
    記速度負荷制御部、または負荷制限制御部、排気温度制
    御部からの各信号のうちの最小値の信号を燃料制御弁、
    第2の燃料制御弁に対する第1の開度信号、第2の開度
    信号を選択的に出力して、第1の燃料から第2の燃料ま
    たは第2の燃料から第1の燃料の切替を行なう燃料切替
    回路と、前記第1および第2の燃料の切替開始前の信号
    が入力されるとその出力により前記負荷制限制御部を選
    択して該負荷制限制御部に前記負荷制御部からの負荷制
    御信号を与えると共に前記速度負荷制御部に対して前記
    最小値の信号によりトラッキングさせるトラッキング回
    路を形成し、前記第1および第2の燃料の切替開始後の
    信号が入力されるとその出力により前記速度負荷制御部
    を選択して該速度負荷制御部に前記負荷制御部からの負
    荷制御信号を与えると共に前記速度負荷制御部に対して
    前記最小値の信号によりトラッキングさせるトラッキン
    グ回路を形成する切替制御部とから構成したことを特徴
    とするガスタービン制御装置。
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JP2778820B2 (ja) 1998-07-23

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