JPH04143283A - 亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法 - Google Patents

亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法

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JPH04143283A
JPH04143283A JP26518990A JP26518990A JPH04143283A JP H04143283 A JPH04143283 A JP H04143283A JP 26518990 A JP26518990 A JP 26518990A JP 26518990 A JP26518990 A JP 26518990A JP H04143283 A JPH04143283 A JP H04143283A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛ニッケル合金
めっき鋼板および合金化亜鉛めっき鋼板(これらの鋼板
を以下総称して「亜鉛系めっき鋼板」と称する)の表面
に、特に低温かつ/または、短時間乾燥においても優れ
た耐食性、耐アルカリ性、耐溶接性ならびに塗装性(塗
膜付着性及び塗装後の耐食性)を有するクロメート皮膜
を形成し得るクロメート処理方法に関する。
[従来の技術] クロメート処理液は従来クロム酸または重クロム酸系水
溶液であってクロメート皮膜形成後、酸またはアルカリ
で処理された場合に難溶性である皮膜を形成する方法が
種々提案されている。
以下、これらの従来技術と、その利害得失について説明
する。
亜鉛系めっき鋼板の表面に難溶性クロメート皮膜を形成
させる方法として特開昭50−158535があり、こ
れは無水クロム酸−リン酸−水溶性または水分散性高分
子化合物系のクロメート液を開示しており、その処理液
中の6価クロムイオンはエチレングリコール等の還元剤
で70%以上還元されたものである。しかしながらこの
発明の実施例に依って形成されるクロメート皮膜は高分
子を含有するので、難溶性、耐食性、塗装性において優
れているが溶接性が劣るという欠点を有している。
次に、特公昭61〜58552号に開示されているクロ
メート液はクロム酸−クロム酸還元生成物−シリカゾル
系のものであるが、この方法で形成されたクロメート皮
膜を有する表面処理鋼板は加工して塗装する際の前処理
でのアルカリ洗浄において、クロメート皮膜中の主とし
て6価クロムが溶出しやすいので皮膜の耐食性が低下す
るといった問題を有している。次に、クロメート処理液
中の6価クロムイオンを還元するためにシランカップリ
ン剤を使用することを開示した特開昭58−22383
号および特開昭62−83478号があげられる。これ
らの方法で形成される皮膜は何れも塗膜密着性に優れる
ものの、前者の方法で形成されるクロメート皮膜はリン
酸を含有しないタイプのクロメート処理液で形成される
ものであり耐アルカリ性が悪い、また、後者の方法にお
いても同様に耐アルカリ性が不十分である。
[発明が解決しようとする課題] 従って本発明は亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法
における従来技術の抱える諸問題、特に低温、短時間乾
燥においても耐食性、耐アルカリ性、耐溶接性、加工性
ならびに塗装性に優れたクロメート皮膜を形成させる方
法を提供しようとするものである。
上記したクロメート処理方法における従来技術の各成分
の性能を検討すると、有機高分子およびシリカは耐食性
を高めるが耐アルカリ性を悪化させる傾向が認められ、
また、シランカップリング剤はクロメート処理液中の6
価クロムイオンを還元する傾向があるので、クロメート
処理液中の6価りロムイオン濃度が皮膜使用中に暫時減
少し、クロメート皮膜の耐食性を不安定にする傾向が認
められる。
以上のように種々の方法が開示されているが、何れの方
法もクロメート皮膜性能はクロメート処理の乾燥条件に
強く依存性しているので、乾燥が低温かつ/または短時
間である時は性能が不十分になる。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、亜鉛系メツキ鋼板のクロメート処理
方法における従来技術の抱える問題点を解決するために
、先ず、塗布される水系クロメート液に次に掲げるよう
な検討を行った。
すなわち、 (1)皮膜の耐アルカリ性と耐食性の向上を目的として
クロメート液中にリン酸及びフッ酸を含有させることに
関する検討。
(2)3価クロムイオンと6価クロムイオンの量的な検
討。
(3)フッ酸とリン酸の合計と3価クロムイオンの量的
な検討。
以上の検討の結果、めっき表面に塗布されたクロメート
液中に含まれるフッ酸とリン酸の相乗効果により、亜鉛
系めっき表面と強固な結合をつくり低温、短時間乾燥に
おいても密着性が良好な皮膜が形成され耐食性、耐アル
カリ性、溶接性ならびに塗装性(塗膜付着性及び塗装後
の耐食性)の優れたクロメート皮膜を形成させることが
出来ることを見いだした。
すなわち本発明は、6価クロムイオン1〜30g/lと
、3価クロイオン1〜30g/lと、フッ酸1〜59g
/lと、リン酸1〜59g/lを含み、かつ6価/3価
クロムイオン重量比が0.1〜2.0であり、さらにリ
ン酸とフッ酸の合計が2〜60g/lであり、さらにリ
ン酸とフッ酸の合計が(フッ素イオン+リン酸イオン)
73価クロムイオンの重量比で0.5〜3゜5であり、
さらに亜鉛イオンを0.1〜Log/l及び/またはニ
ッケルイオンを0.1〜log/l含有する事の出来る
クロメート液を亜鉛系めっき鋼板表面にクロム付着量が
10〜150a+g/m”となるように塗布し、ついで
低温かつ/または短時間乾燥においても耐食性、耐アル
カリ性、溶接性ならびに塗装性能(塗膜付着性及び塗装
後の耐食性)の優れたクロメート皮膜を形成させること
を特徴とする亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法に
関する。
本発明の方法に使用する水系クロメート液の構成につい
て先ず説明する。
本水系クロメート液は水を溶媒とするものであって6価
クロムイオン1〜30g/lと3価クロムイオン1〜3
0g/lを基本成分として含有する。1g71未満の6
価りロムイオン濃度、および1g71未満の3価りロム
イオン濃度では満足な耐食性を示すクロメート皮膜を形
成させ難く、逆に30g/l超の6価りロムイオン濃度
および30g/l超の3価りロムイオン濃度では、クロ
メート液の粘度が高くなり且つクロメート液の安定性が
悪(なってクロム付着量の制御もしに((なる。又、ク
ロム量において重要なことは6価と3価のクロムイオン
含有比率であって、6価/3価クロムイオン重量比(以
下「クロムイオン重量比」という)が0.1〜2.0の
範囲であることが必要である。クロムイオン重量比が0
.1未満ではクロメート皮膜中の6価クロムイオン含有
率が下がり、耐食性が低下する。逆に、クロムイオン重
量比が2.0超ではクロメート液中の6価りロムイオン
濃度がそれだけ高くなるので、塗装前のアルカリ洗浄に
よるクロメート皮膜中の6価クロムイオンが溶出しやす
くなってクロメート皮膜の品質低下を招来する。
クロムイオン重量比の制御はエタノール、メタノール、
蓚酸、澱粉、蔗糖などの公知の還元剤を必要により添加
することにより行なう事もできるが、炭酸クロム、塩基
性炭酸クロム、水酸化クロム等、3価のクロム塩類をフ
ッ酸、リン酸、クロム酸に溶かして調節することもでき
る。他の成分として、本発明の水系クロメート液はフッ
酸とリン酸を合計で2〜60g/l含有する必要がある
フッ酸とリン酸の合計量が2g/1未満ではクロメート
皮膜の耐食性、耐アルカリ性が低下し、逆に60g/l
超ではクロメート皮膜の乾燥性が低下し吸湿しやすくな
り塗装後の耐食性が低下する。これらの酸中フッ酸は1
〜59g/l 、リン酸は1〜59g/lである。
フッ酸とリン酸の合計量において、特に重要なのはクロ
メート液中のフッ酸とリン酸の合計量と3価クロムイオ
ンとの比率である。フッ酸とリン酸の合計が(フッ素イ
オン+リン酸イオン)73価クロムイオンの重量比率が
0.5未満ではクロメート皮膜の耐アルカリ性ならびに
耐食性が低下する傾向を示し、逆に3.5超ではクロメ
ート皮膜の乾燥性が低下し、吸湿しやすくなり塗装後の
塗膜付着性及び耐食性の低下を招く。本タロメート液は
、ジルコニウムフッ化物、硼フッ酸、ケイフッ酸などの
錯フッ化物が含まれない水系クロメート液である。
尚、該水系クロメート液には必要に応じて0.1〜10
g/lの亜鉛イオン及び0.1〜10g/lのニッケル
イオンの少なくとも1種をを配合して耐アルカリ性、耐
食性を更に向上させることが出来る。亜鉛イオン及びニ
ッケルイオンの水系クロメート液中の含有量がO,1g
71未満ではそれによる向上効果を確認し難く、逆に含
有量が10g/l超では処理液中の3価クロムイオンが
沈澱しやすくなるので好ましくない、亜鉛イオンは亜鉛
華、炭酸亜鉛、水酸化亜鉛、リン酸亜鉛、またはフッ化
亜鉛、ニッケルイオンは炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッ
ケル、水酸化ニッケル、またはフッ化ニッケルの形態で
該クロメート液に添加することができる。
クロム付着量は10−g/−3未満ではクロメート皮膜
の耐食性、塗装後の耐食性が不十分である。クロム付着
量の上限は150謳g/■1超ではクロメート皮膜のク
ロム付着量の制御が困難とななると共に、クロメート皮
膜による耐食性の向上効果が飽和して、それ以上の効果
が期待し難く、かつクロメート皮膜が外力により局部的
に除去され易くなるので塗膜付着性低下の原因となると
ともに溶接性が低下する。
本発明によるクロメート処理皮膜の乾燥条件である低温
かつ/または短時間については特に限定するものではな
いが、100℃未満、5秒以下の乾燥においても十分な
りロメート皮膜の性能が発揮される。
尚、本発明において特定した水系クロメート液のpHは
特定するものではないが望ましくは2〜5位である。
[作用] 特許請求範囲に記載した水系クロメート液は、亜鉛系め
っき鋼板の表面に塗布され、次いで乾燥する過程におい
て、主として乾燥時の熱エネルギーによりクロメート液
中の3価及び6価クロムイオン、亜鉛イオン、ニッケル
イオンおよびフッ酸とリン酸などの各成分が亜鉛系めっ
きと反応して次の(a)及び(b)にて各々表わされる
無色化合物と、(c) (d) (e)および(f)に
て表わされる緑色系化合物、ならびに(glおよび(h
)で表わされる黄金色系化合物が生成され、これらがク
ロメート皮膜の形成成分となる。
(a) ZnF、 (OH)、ただしn+m=2. (
n=o〜2)(b  Znx(PO4g・4H20 (c) N1Fn(OHwr  ただしn+m=2. 
(n=o 〜2)(d  N15(PO+)a・8H2
0(e  CrFx(OHy  ただしx+y=3. 
(x=0〜3)(f  CrPO4・68xO (g)ZnO・3Zn(OH)z・cro、。
3ZnfOH)z・crOi  。
2Zn (OH)、・Crysなどで表わされるクロム
酸亜鉛系化合物 (h)  Cr(OH)s・cr(OH)・Cr04(
クロミッククロメート)この様に本発明によるクロメー
ト液は塗布後の乾燥条件が低温かつ/または短時間であ
っても例えば前記(a)〜(h)の間に複雑な結合を起
こして高次の分子構造対を形成すると共に、亜鉛系めっ
き表面と強く結合した状態でクロメート皮膜が存在する
ものと推定される。この様に形成された高次の分子構造
対を有するクロメート皮膜の結合効果によりクロメート
皮膜の耐アルカリ性が強められる。すなわち、アルカリ
洗浄によって皮膜中のクロムが溶出し難い皮膜となる。
しかも高次の分子構造対は耐食性の向上に寄与している
と推定される。さらに、本発明のクロメート皮膜は有機
高分子化合物を含有しないので耐アルカリ性が優れ、ま
た層間絶縁抵抗値が比較的に低いため、溶接性も優れて
いるのである。
以下に本発明の効果をさらに具体的に説明するために、
実施例を挙げ、比較例と共に示す。
[実施例] (1)クロメート塗布液の調製方法第1表に示されるク
ロメート塗布Aは、まず無水クロム酸200gを水50
0gで溶解し、この水溶液にリン酸(75%水溶液)を
83g、メタノールを18g添加し80〜90℃で1時
間加熱し3価クロムイオン/6価クロムイオンの重量比
が1.0になるよう還元し冷却し、次いでフッ酸(55
%水溶液)36g/lを加え、さらに水を加えて全量を
IKgとした。以下、この液を水系クロメート液と称す
る。次にこの水系クロメート液を、全クロムイオン量が
25g/lとなるように、水で希釈して、クロメート塗
布液 Aを調製した。以下、クロメート塗布液 B−に
はクロメート塗布液 Aと同様の手順で、第1表に示す
組成になるよう調製した。
(2)クロメート処理方法このようにして調製されたク
ロメート塗布液は下記に示すプロセスで電気亜鉛めっき
鋼板及び電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板の表面に塗布
し、乾燥して得られたものの性能試験の結果を第2表に
示した。
被処理鋼板(*1)−アルカリ脱脂(中2)−水洗−ロ
ール絞り一乾燥(風乾)−クロメート塗布−ロール絞り
→乾燥(中3) (*1)被処理鋼板は、両面電気亜鉛めっき鋼板(亜鉛
めっき量20g/m”/ 20g/m”)及び、両面電
気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板くめっき量20g/m”
/20g10”、ニッケル11wt%含有で、そのサイ
ズは200 X 300mm 、板厚0.8mmのオイ
リング材を使用した。
(傘2)アルカリ脱脂は弱アルカリ性の脱脂剤(日本バ
ー力うイジング製・バルクリーン342)2%水溶液で
、温度60℃、スプレー30秒行なった。
(*3)乾燥は、板温か90℃で乾燥時間を4秒とした
(3)塗装板作成方法 クロメート処理鋼板はそのままの状態、又は下記(4H
a)に記すアルカリ洗浄した後、焼付型メラミンアルキ
ッド塗料(大日本塗料製・テ゛リコン700白)を塗装
し、140℃で20分間焼付乾燥して、塗装板(塗膜厚
25μIl)を製作した。
(4)性能評価試験 (a)耐アルカリ性試験 クロメート処理鋼を下記条件
でアルカリ洗浄し、その前後におけるクロム付着量を蛍
光X線で測定(mg/+”) L、、耐アルカリ性とし
て下式によって表示した。すなわち%の値が小さい程耐
アルカリ性が優れていることを示し、0の値は本試験に
おいて全くアルカリに影響されていないことを示す。
−B 耐アルカリ性= A= フルにり洗浄前のクロム付着量(mg/a”)B
=フルカリ 洗浄後のクロム イ寸着量(mg/m”)
アルカリ洗浄は、珪酸ソーダを主成分とするアルカリ脱
脂剤(日本バー力うイジング製・バルクリーンN364
s)の2%水溶液で、温度60℃、2分間のスプレー処
理をした。
(b)耐食性 電気亜鉛めっき鋼板: アルカリ洗浄前後における試験
片(す(2’70 X 150mm1 テJIs−Z−
2371!:規定された塩水噴霧試験を150時間行な
い、試験片の全面積に対する白錆発生状態から耐食性を
評価した。
0:白錆発生面積率  0% ○:  同上    10%未満 Δ:  同上    10%以上30%未満X:  同
上    30%以上 電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板: アルカリ洗浄前後における試験片で、塩水噴霧4時間、
乾燥(60℃)2時間、湿潤(50℃、 R895%以
上)2時間を1サイクルとする複合腐食試験法により、
50す4’)ル試験を実施し、試験片の全面積に対する
赤錆発生状態から耐食性を評価した。
0:赤錆発生面積率  0% ○:  同上    10%未満 △:  同上    10%以上30%未満X:  同
上    30%以上 (c)塗装板耐食性塗膜に素地金属まで達するキズをカ
ッターで入れ、塩水噴霧試験を電気亜鉛めっき鋼板は2
00時間、電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板は300時
間実施した。実施後粘着テープ(+Oチー7” )剥離
を行ない判定はキズからの最大片側剥離中を測定した(
単位am)。
(d)塗膜密着性 ゴバン目試験: アルカリ洗浄することなく塗装された試験片に対し、1
ass平方のマス目を素地金属まで達するようにカッタ
ーで切り込み、接着テープ(セロテープ)を試験片面に
貼り付けて急速に剥がし、塗膜の剥離程度を観察した。
エリクセン押出試験: アルカリ洗浄することなく塗装された試験片に対し、エ
リクセン押出機により6mm押出し、セロテープを貼り
付けて急速に剥がし、塗膜の剥離程度を観察した。
上記項目の塗膜密着性は塗膜の剥離程度によってつぎの
4段階に分けて評価した。
0: 塗膜剥離   0% ○:  同上   10%未満 △:  同上   10%以上30%未満X:  同上
   30%以上 (e)溶接性試験 電気亜鉛ニッケル合金メッキ鋼板について、スポット溶
接を以下の条件で連続的に行なうと、徐々に溶接端子が
劣化し溶接性が悪(なるので、その劣化度により溶接性
が判断出来る。すなわち、打点100点毎に30X 1
00mmの別の試験片を溶接し、その試験片の引張強度
が400kg維持できるまでの打点回数を記録した。
溶接面   :塗布面−無塗布面 加圧力   : 200kg 電流    :8.5kA 通電時間    = lOサイクル 電極    : R40(うジアス型)、材質、クロム
−銅 〔発明の効果〕 上記の実施例及び比較例から明からであるように、本発
明によれば亜鉛系めっき鋼板に低温、短時間乾燥におい
ても優れた耐食性、耐アルカリ性、耐溶接性ならびに塗
装性(塗膜付着性及び塗装後の耐食性)を有するクロメ
ート皮膜を形成し得る。
一方、比較例 3.4.6.7.8、及び9は明らかに
耐アルカリ性、及び塗膜密着性が劣る。
比較例 1.2.5.6、及び7は耐食性、塗装板耐食
性、及び塗膜密着性が劣る。
特許出願人 日本パーカライジング株式会社代理人  
 弁理士 村井 卓雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.6価クロムイオン1〜30g/lと、3価クロイオ
    ン1〜30g/lと、フッ酸1〜59g/lと、リン酸
    1〜59g/lを含み、かつ6価/3価クロムイオン重
    量比が0.1〜2.0であり、さらにリン酸とフッ酸の
    合計が2〜60g/lであり、さらにリン酸とフッ酸の
    合計が(フッ素イオン+リン酸イオン)/3価クロムイ
    オンの重量比で0.5〜3.5である水系クロメート液
    を亜鉛系めっき鋼板表面に塗布しついで乾燥して、亜鉛
    系めっき鋼板表面にクロム付着量が10〜150mg/
    m^2のクロメート皮膜を形成させることを特徴とする
    亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法。
  2. 2.該水系クロメート液は0.1〜10g/lの亜鉛イ
    オン及びニッケルイオンの少なくとも1種を含有する請
    求項1に記載の亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理方法
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