JPH0414286Y2 - - Google Patents

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JPH0414286Y2
JPH0414286Y2 JP7454086U JP7454086U JPH0414286Y2 JP H0414286 Y2 JPH0414286 Y2 JP H0414286Y2 JP 7454086 U JP7454086 U JP 7454086U JP 7454086 U JP7454086 U JP 7454086U JP H0414286 Y2 JPH0414286 Y2 JP H0414286Y2
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clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミラーを取り付けたシヤフトをブラ
ケツトに対して回動可能に支承すると共に、ブラ
ケツト内に収納した電動機及び減速歯車装置によ
つて前記シヤフトを回動せしめて、該シヤフトに
取り付けたミラーを格納、繰出する構造のトラツ
ク用電動式アウトサイドミラーに関するものであ
る。
〔従来技術〕
第5図はこの種のアウトサイドミラーの外観図
である。
ブラケツト1は車体に固着して使用される。こ
のブラケツトはクランク形のシヤフト2の基端部
を回動可能に支承しており、該シヤフト2の先端
部にはミラー3が取付けられている。
前記のブラケツト1の中には電動機及び減速歯
車装置(共に図示せず)が収納されており、シヤ
フト2を円弧矢印R−Lの如く往復回動せしめ
る。シヤフト2の往復回動に伴つて、ミラー3は
正常姿勢A(バツクミラーとして機能し得る状態)
と、収納姿勢Bとの間に繰出、収納操作される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上に述べたトラツク用の電動格納式アウトサイ
ドミラーは、下記の諸性能を満足しなければなら
ない。
(a) 特にトラツク用のアウトサイドミラーは大
形、大重量であり、かつ激しい振動を受ける機
会が有るので、シヤフト基端部を強固に支持し
てミラーの支承状態を安定させなければならな
い。
(b) アウトサイドミラーは、車体側方に突出せし
めて使用される(正常姿勢A)ので、外部障害
物と衝突して矢印C方向の衝撃力を受ける機会
が無いとは言えない。このような外力を受けた
とき、容易に矢印L方向に回動して緩衝機能を
果たすことが望まれる。
(c) 電動式であるため、当然に電動機及び伝動装
置を備えている。従つて、これらの構成部分の
水密性が必要である。
上記(a),(b),(c)の機能を備えることについては
従来いろいろ工夫されているが、簡単で安価であ
り、しかも工業的生産に適した構造のトラツク用
電動格納式アウトサイドミラーは未だ開発されて
いない。特に、トラツク用として大重量のミラー
を安定して支承し得るアウトサイドミラーとして
好適なものが無い。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、 (イ) 緩衝機能を有しており、 (ロ) 簡単な構造で、 (ハ) 工業生産に適し、かつ (ニ) 大重量のミラーを安定して支承し得る、しか
も (ホ) 水密性の良好な、 トラツク用の電動格納式アウトサイドミラーを提
供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、ミラー
を取り付けたシヤフトをブラケツトに対して回動
可能に支承すると共に、ブラケツト内に収納した
電動機により減速歯車装置およびクラツチ装置を
介して前記シヤフトを回動せしめ、該シヤフトに
取り付けたミラーを格納、繰出する構造のトラツ
ク用電動式アウトサイドミラーであつて、前記ブ
ラケツトを函状に構成して前記シヤフトの基端部
を上下に貫通せしめ、該シヤフトが函状ブラケツ
トの頂面及び底面を貫通する個所にそれぞれ上部
軸受及び下部軸受を設けてシヤフトを回動自在に
支承すると共に、前記減速歯車装置の受歯車を上
記シヤフトに対して回動自在に嵌合し、 かつ、前記クラツチ装置のクラツチ受板を上記
シヤフトに対して相対的回動不能、摺動自在に嵌
合して、このクラツチ受板を前記受歯車と重ね合
わせるとともに、上記クラツチ受板と前記函状ブ
ラケツトの内壁面との間にコイルスプリングを圧
縮介装して該クラツチ受板を上記受歯車に向けて
押圧し、該受歯車にクラツチ元板としての機能を
兼ねさせて前記のクラツチ装置を構成し、さら
に、前記の上部軸受は円筒状のラジアル荷重支承
部とフランジ状のスラスト荷重支承部とを一体的
に連設した構造とし、上記フランジ状スラスト荷
重支承部の内側面を函状ブラケツトに接せしめる
と共に、上記円筒状のラジアル荷重支承部の外周
面を函状ブラケツトに嵌合固着し、前記フランジ
状スラスト荷重支承部の外側面を上に向けて前記
のシヤフトに固着された部材に摺触せしめ、この
摺触面によつてシヤフト及びミラーの重量を支承
すると共に該摺触面によつて函状ブラケツトの水
密性を保持する。
〔作用〕
上記のように構成されたトラツク用の電動格納
式アウトサイドミラーは、受歯車とクラツチ受板
とがコイルスプリングによつて押圧されており、
シヤフトを回動せしめる駆動力の伝動、及び、シ
ヤフトの回動を係止する制動力の伝動は、上述の
クラツチ受板と受歯車(クラツチ元板としての機
能を兼ねる)との間に形成されるクラツチ機構を
介して伝動される。このため、過大な外力を受け
ると該クラツチ機構が滑り、若しくは外れて緩衝
機能を果たす。
更に、シヤフトの基端部は函状ブラケツトの頂
面部と底面部とにそれぞれ設けられた軸受によつ
て支承される構造であるため、上記1対の軸受の
間隔寸法を大きく取り易く、従つて安定した支承
が容易であり、特に、上部軸受にフランジ状のス
ラスト荷重支承部を設けてあるので大重量のシヤ
フト及びミラーを確実に支承すると共に、該スラ
スト受面の密着摺動によつて水密性が保たれる。
該摺動面に給脂すると水密性は一層良くなる。
〔実施例〕 次に、本考案の1実施例を第1図及び第2図に
ついて説明する。
第1図は本実施例のトラツク用電動格納式アウ
トサイドミラーのブラケツト付近の断面図、第2
図は同じく分解斜視図(一部破断)である。
本例のブラケツト4は函状をなし、上部ブラケ
ツト4aと、中部ブラケツト4bと、下部ブラケ
ツト4cとを組み合わせて構成され、その中に電
動機5及び減速歯車装置6を収納している。6a
は上記減速歯車装置6を構成している複数段の歯
車減速段の内の最終段の受歯車であつて、後述の
ごとくクラツチ装置のクラツチ元板を兼ねる部材
である。
シヤフト2は、管状部材によつて構成され、ブ
ラケツト4を上下に貫通している。該シヤフト2
は、これに外嵌された管状軸7を介して、上部ブ
ラケツトに嵌着された上部軸受8aと、下部ブラ
ケツトに嵌着された下部軸受8bとによつて支承
されている。
上記の上部軸受8aは、円筒状部8a-1とフラ
ンジ状部8a-2とを一体的に連設した構造で、フ
ランジ状部8a-2を上に向けた姿勢でブラケツト
4に(詳しくは上部ブラケツト4aに)嵌着して
ある。
前記の受歯車6aを管状軸7を介してシヤフト
2に回転自在に嵌合すると共に、該管状軸7を介
して後述のごとく相対的回動不能、摺動自在にシ
ヤフト2に嵌合されたクラツチ受板9と重ね合わ
せ、コイルスプリング10によつて押圧力を付勢
する。11,11′はワツシヤ、12はプツシユ
ナツトである。13はOリングで、防水機能を果
している。
前記のクラツチ受板9には、第2図に示すよう
に平行2面を有する透孔9aを設けてあり、管状
軸7に対する相対的回動を係止して摺動自在に嵌
合されている。これにより、前記の受歯車6aが
クラツチ元板としての機能を兼ね、コイルスプリ
ング10がクラツチスプリングとして作用し、前
記クラツチ受板9と協働してクラツチ装置を構成
する。
上記の管状軸7とシヤフト2とは、次記のよう
にして相互に固着してある。
シヤフト2には、下開き方向のテーパ面を有す
るフランジ2aを固着すると共に、その下端部に
雌ネジ2bを削成してある。
管状軸7には、平行2面7a(第2図)を設け
ると共に、前記フランジ2aのテーパ面に密着嵌
合するテーパ面を有するシヤフトホルダ7bを固
着してある。
シヤフト2の雌ネジ2bにボルト14を螺合し
て締めつけると、フランジ2aのテーパ面とシヤ
フトホルダ7bのテーパ面とが強く押圧されて固
着される。
本考案を実施する際、第3図に示すように、シ
ヤフトホルダ7bに突起7b-1を設けると共にフ
ランジ2aに透孔2a-1を設けて両者を嵌合せし
めると、双方の部材の回動係止はいつそう確実と
なる。
また、第4図に示すようにシヤフトホルダに穴
7b-2を設けると共に、フランジに突起2a-2を設
けて嵌合させることもできる。
シヤフトホルダ7bの底面に埋設してボールス
プリング手段15を設けると共に、係合孔を有す
る円板18を上部ブラケツト4aの頂面に取り付
けると、シヤフト2を所定の回動角に停止せしめ
る機能がより確実になる。
16は、シヤフト2の回動に伴つて開閉される
構造のスイツチである。このスイツチ16によつ
て電動機5の回路を開閉するように結線すると、
ミラーの繰出、収納操作における回動停止を自動
的に行なわせることが出来る。
前記の上部軸受8aは、そのフランジ状部8
a-2を上に向けた姿勢で、円筒状部材8a-1の外周
面を上部ブラケツト4aに嵌合固着し、該フラン
ジ状部8a-2の内側面(中央部に対向する面、本
第1図、第2図において下面)を上部ブラケツト
4aに接せしめると共に、その外側面(軸心方向
について外側に向いている面、本第1図、第2図
において上面)をシヤフトホルダ7bに摺触せし
めている。このようにしてスラスト荷重を支承し
ているので、大重量のシヤフト2やミラー(本第
1図、第2図において図示せず、第5図参照)に
よるスラスト荷重を確実に支承し、円滑、静粛に
回動せしめることが出来る。そして、該上部軸受
8aの円筒状部8a-1はラジアル荷重を支承する。
更に、前記の摺触面が相互に密着しているので
この部分から雨水や洗車用水が函状のブラケツト
4内に侵入する虞れが無い。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案を適用すると、簡
単な構成で緩衝機能を果たすことが出来、しかも
大重量のミラーであつても安定して支承し得る。
特にシヤフトが函状ブラケツトの頂面を貫通する
個所を、フランジ状のスラスト荷重支承部を設け
た上部軸受で支承してあるので、確実な支承と円
滑な回動とが可能で、その上、優れた水密性を発
揮し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、
第1図は断面図、第2図は分解斜視図である。第
3図及び第4図は、それぞれ上記と異なる実施例
の説明図である。第5図はトラツク用電動格納式
アウトサイドミラーの概要的な外観斜視図であ
る。 1……ブラケツト、2……シヤフト、2a……
フランジ、3……ミラー、4……ブラケツト、4
a……上部ブラケツト、4b……中部ブラケツ
ト、4c……下部ブラケツト、5……電動機、6
……減速歯車装置、6a……受歯車、7……管状
軸、7b……シヤフトホルダ、8a……上部軸
受、8a-1……円筒状部、8a-2……フランジ状
部、9……クラツチ受板、13……Oリング、1
6……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミラーを取り付けたシヤフトをブラケツトに対
    して回動可能に支承すると共に、ブラケツト内に
    収納した電動機により減速歯車装置およびクラツ
    チ装置を介して前記シヤフトを回動せしめ、該シ
    ヤフトに取り付けたミラーを格納、繰出する構造
    のトラツク用電動式アウトサイドミラーであつ
    て、前記ブラケツトを函状に構成して前記シヤフ
    トの基端部を上下に貫通せしめ、該シヤフトが函
    状ブラケツトの頂面及び底面を貫通する個所にそ
    れぞれ上部軸受及び下部軸受を設けてシヤフトを
    回動自在に支承すると共に、前記減速歯車装置の
    受歯車を上記シヤフトに対して回動自在に嵌合
    し、 かつ、前記クラツチ装置のクラツチ受板を上記
    シヤフトに対して相対的回動不能、摺動自在に嵌
    合して、このクラツチ受板を前記受歯車と重ね合
    わせるとともに、上記クラツチ受板と前記函状ブ
    ラケツトの内壁面との間にコイルスプリングを圧
    縮介装して該クラツチ受板を上記受歯車に向けて
    押圧し、該受歯車にクラツチ元板としての機能を
    兼ねさせて前記のクラツチ装置を構成し、 さらに、前記の上部軸受は円筒状のラジアル荷
    重支承部とフランジ状のスラスト荷重支承部とを
    一体的に連設した構造とし、上記フランジ状スラ
    スト荷重支承部の内側面を函状ブラケツトに接せ
    しめると共に、上記円筒状のラジアル荷重支承部
    の外周面を函状ブラケツトに嵌合固着し、前記フ
    ランジ状スラスト荷重支承部の外側面を上に向け
    て前記のシヤフトに固着された部材に摺触せし
    め、この摺触面によつてシヤフト及びミラーの重
    量を支承すると共に該摺触面によつて函状ブラケ
    ツトの水密性を保持したことを特徴とするトラツ
    ク用電動格納式アウトサイドミラー。
JP7454086U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0414286Y2 (ja)

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