JPH041426A - 防音型作業装置 - Google Patents

防音型作業装置

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JPH041426A
JPH041426A JP9875490A JP9875490A JPH041426A JP H041426 A JPH041426 A JP H041426A JP 9875490 A JP9875490 A JP 9875490A JP 9875490 A JP9875490 A JP 9875490A JP H041426 A JPH041426 A JP H041426A
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佐々木 准
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は作業機とそれを駆動するエンジンとを防音ケー
スに収容した防音型作業装置に関し、より具体的には、
例えば比較的小型の発電機とそれを駆動するエンジンと
を防音ケースに収容して、エンジンや発電機からの騒音
が外部に漏れることを抑制した発電装置等の作業装置に
関する。
[従来の技術] 防音型の発電装置としては、トラック等の車両に搭載し
て電力を必要とする場所まで運ぶことのできる比較的小
型のものが広く利用されている。
その様な装置としては、例えば、実公昭53−4761
6号に記載されているように、発電機とエンジン本体と
の組立体を防音ケース内の主室内に配置し、エンジンの
マフラーを上記主室とは別の副室に配置した構造が既に
提案されている。二の構造によると、マフラーの熱か防
音ケースの内部全体に広がることを効果的に防止し、エ
ンジン本体や発電機に対する冷却効果を高めるとともに
、エンジンの吸気温度を低く維持して性能を向上させる
ことがある程度まで可能である。
[発明か解決しようとする課題] ところが上記構造によると、防音ケース内の空気流路の
形状か比較的中線であり、従って短いので、充分に高い
騒音防止効果を得る二とが困難である。
又、従来横進では、騒音効果を考慮して防音ケースの内
部構造を複雑化すると、組み立てや、内部のエンジン等
の保守点検等を行いにくい。
本発明は、騒音防止効果を充分に高めた内部通路構造及
び室構造を備え、しかも、組み立てや保守点検作業等を
容易に行える装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための千−段コ 本発明は、防音ケースに、縦方向に対向する1対の端壁
と、横方向に対向する1対の側壁と、上ド方向に対向す
る底壁及び上壁と、仕切板とを設け、仕切板により防音
ケースの内部を、一方の側壁に面する主室と、他方の側
壁に面する副室とに区画し、主室に、作業機と、該作業
機を駆動するエンジンの本体とを配置し、エンジンのマ
フラー組立体を上記副室に配置し、上記1対の側壁と上
壁とを一体に形成し、仕切板にマフラー組立体を固定し
たことを特徴としている。
[実施例] 第1図は、本発明実施例の防音ケースの分解斜視略図で
あり、第2図は第1図の防音ケースに発電機1とそれを
駆動するエンジン本体2及びマフラー組立体3等を組み
込んた防音型作業装置の一部切り欠き平面図、第3図、
第4図、第5図はそれぞれ第2図のm−m、IV−IV
、V−V断面略図である。又、以t゛の説明では、各部
の方向や姿勢を明確に説明するために、水平かつ互いに
直交する2つの方向X、Yをそれぞれ縦方向及び横方向
と呼ぶ。
第1図において、防音ケースは、組み立て状態を2点鎖
線で示す女口<、全体か概ね立方体状で、底壁組立体1
0と、第1及び第2の端壁11.12と、第1及び第2
の側壁13.14と、上壁15とを外壁部材として備え
ている。底壁組立体10は全体が概ね水平に延びており
、その周縁部が上方へ折り曲げられて、全体として偏平
な上開きの箱を形成している。図示の例では、底壁組立
体10の下側に2組の車輪16と車軸とが取り付けてあ
り、それにより装置全体を移動させる二とができるよう
になっている。
1対の端壁11.12は垂直かつ横方向Yに広がってお
り、互いに縦方向Xに対向している。1対の側壁13.
14は概ね垂直かつ縦方向Xに広がっており、互いに横
力向Yに対向している。これらの側壁1B、14の上縁
部は、水平な上壁15の縁部に連続しており、側壁13
.14と上壁15とにより一体構造のメインケース17
か形成されている。
上記各部により形成される防音ケースの内部には仕切板
20か配置されている。仕切板20は垂直かつ縦方向X
に広がった大きい板で、後述する開口部を除いて防音ケ
ースの内部を2つの空間、すなわち、主室21と副室2
2とに区画している。
仕切板20は側壁14よりも側壁13に近い位置にあり
、従って、主室21は、高さ及び縦方向Xの寸法が副室
22と同じであるが、横方向Yの寸法は副室22よりも
大きい。
副室22には区画壁組立体25が配置され、区画壁組立
体25の内部に空間26と室27とが形成されている。
区画壁組立体25は空間26及び室27を上下及び縦方
向Xから囲む複数の板状部材の組立体又は折り曲げ体で
形成されている。
空間26は横力向Yに見た形状が長方形に近い変形5角
形であり、その端壁12側の内面の上半部(傾斜壁部2
8)か上方へゆくにつれて空間26の幅を狭めるように
傾斜している以外は、全ての内面は垂直又は水平である
。室27は、上述の傾斜壁部28から上方へ延びる垂直
な壁部分29を挟んで、空間26と反対側に位置してい
る。より具体的には、室27は直方体状の空間で形成さ
れており、空間26の上部に隣接している。
仕切板20には、空間26とほぼ同じ寸法形状の開口3
0が設けてあり、主室21と副室22は開口30を介し
て連通している。更に仕切板20には、室27に連通ず
る円形の開口31と、室27の下側の(傾斜壁部28と
端壁12との間の)空間に連通ずる位置する矩形の開口
32(一部分のみ図示)か設置ブである。
側壁13には、空間26に面する位置において、扉35
により閉鎖される開口(点検窓)が設けてあり、更に、
室27に連通する開口36も設けである。又、図示され
ていないが、側壁14や上壁15にも、エンジン点検等
のために、蓋で閉鎖される開口か設けられる。
端壁12の上半部にも、主室21に面する位置に、扉3
7て閉鎖される開口が設けられ、又、副室22に連通ず
る開口38が設けである。他方の端壁11には、その上
下方向の中間部に、主室21に連通ずる開口39が設け
である。又、主室21の内部には、端壁11に隣接させ
て冷却風ガイド組立体40が設けてあり。この冷却風ガ
イド組立体40が、後述する如く、開口39に連通ずる
入口通路41を形成している。
以上説明した種々の開口の内、蓋で閉鎖されない開口(
36,38,39)は、第1図に示した範囲が全面にわ
たって開口しているわけではなく、例えば第5図の開口
38から明らかなように、それぞれ、複数の平行な庇付
スリット又はスロットで形成されている。
第2図及び第3図から明らかなように、前述の冷却風ガ
イド組立体40は端壁1〕と平行な端壁42及び中間壁
43を縦方向Xに狭い間隔を隔てて備えている。第3図
の如く、端壁42は底壁組立体10の本体(すなわち、
水平な底板46から開口39の上部と同じ高さまで延び
ている。中間壁43は端壁42と端壁11の間に位置し
ており、上端が端壁42の上端よりも多少高い位置にあ
るとともに、下端が底板46から離れている。
更に冷却風ガイド組立体40には、端壁11と中間壁4
3との間の部分の上端を閉鎖する上壁44や、入口通路
41を側壁14側から閉鎖する側壁45(第2図)及び
側壁13側から閉鎖する側壁(仕切板20の一部分又は
別体の部材)も設けである。
従って、前述の冷却風人口通路41は、そこでの冷却風
流を@3図に矢印Aで示す如く、開口39に連通ずる上
流端部から、端壁11と中間壁43との間を下方へ延び
、中間壁43の下側を通過して中間壁43と端壁42と
の間を上向きに延び、その上向き部分の上端が主室21
の広い空間に開口している。
上述の入口通路41を通過して主室21へ流入した冷却
風は、発電[1やエンジン本体2の冷却に使用されるが
、その様な冷却空気の入口通路41が湾曲して全長が長
くなっているので、主室21内の騒音が入口通路41を
通過して開口39がら外部へ漏れることを効果的に防止
できる。
前述の発電機1とエンジン本体2は縦方向Xに並べて主
室21に配置されており、発電機1が冷却風ガイド組立
体40に隣接している。発電機1本体とエンジン本体2
との間には、発電機1を冷却するためのファン(図示せ
ず)及びそれを覆うファンケース47が設けである。
ファンケース47内のファンは発電機1のハウジングの
開口(図示せず)から内部へ冷却風を取り込んで発電機
1を冷却する。この冷却空気は、第4図に矢印Bで示す
如く、ファンケース47の下部かつ仕切板20側の側部
から下方へ排出される。
この排出空気を受は入れるために、ファンケース47の
上記側部の下側には排風ガイド50か設けである。排風
ガイド50はファンケース47に接合されて空気入口を
形成する入口部分51と、入口部分51から、第2図の
如く、仕切板20側かつ端壁11側へ延びる通路部分5
2とを一体に備え、通路部分52の先端開口が、仕切板
20の下部に設けたスリット開口53(第3図)を介し
て副室22に連通している。
従って、発布機1を冷却した後の比較的高温の空気は、
主室21に排出されずに、排風ガイド5Oの内部通路を
通って副室22に排出される。その結果、発電機1を冷
却した後の空気により主室21の温度か上昇すること、
すなわち、発電機1やエンジン本体2の冷却効率が低下
することか効果的に防止される。
エンジン本体2も空冷式で、第2図及び第3図に示す如
く、端壁12に隣接する位置に冷却ファン(図示せず)
とそれを覆うスクロール55とを備えている。スクロー
ル55の矩形筒状の出口端部56は、第5図に明瞭に示
す如く、仕切板20の下部に設けた前述の開口32(第
1図にも図示)に嵌合している。従って、スクロール5
5により主室21から吸引された冷却空気は、エンジン
本体2を冷却した後にスクロール55内から出口端部5
6の開口を通して副室22のド部へ矢印Cの如く排出さ
れる。この空気は、後述する理由により、端壁11側へ
流すことか好ましく、そのために、第2図の如く、側壁
13の下部と端壁12の下部の角部には、空気流を上述
の如く方向付けるための湾曲したガイド板58が設けで
ある。
このようにして出口端部56から排出された排風(冷却
風)と、前記開口53から排出された排風は副室22内
を流れて端壁12の土部の前記開口38から排出される
このように、副室22は排風通路を形成しているが、そ
の中央部、ならびに、端部開口38とスクロール出口端
部56との間の部分には、前述の区画壁組立体25が位
置している。従って、スクロール出口端部56の近傍か
ら廃坑38まで延びる排風通路は、矢印C,C1、C2
・・・C5て排風の流れを示す如く、上流端部から区画
壁組立体25の上側を端壁11側へ延び、そこから上方
へ湾曲し、史に端壁12側へ湾曲して区画壁組立体25
の上方を開口38まで延びている。
このようにO1′風通路が反転湾曲形状の長い通路であ
るので、主室21内の騒音か排風通路を通って外部へ漏
れることか効果的に防止される。
その様な排風流を効果的に形成するために、前述の発電
機1からの排風を排出する開口53は、縦方向Xに間隔
を隔てた複数の上下に長いスリットて形成されていると
ともに、各スリットに併設される庇が第2図に示す如く
、排風ガイド50内からの排風を端壁】1側に方向付け
るように傾斜している。
副室22を上述の如く流れる排風はマフラー組立体3を
も冷却し、それにより、マフラー組立体3が高温となっ
て結果的に発電機1やエンジン本体2を加熱することか
防止されている。
このマフラー組立体3は、プリマフラー60とメインマ
フラー61、尾管62等を備えている。
ブリマフラー60は、第4図に示す如く楕円形の断面を
備え、第3図に示す如く、区画壁組立体25の上方に、
縦方向Xに延びる姿勢で配置されており、端壁12側の
端部に設けた人口に排気管63の出口か接続している。
排気管63は概ね上下方向に延びて両端部か端壁11側
へ湾曲しており、上側の出口端部かプリマフラー60に
接続するとともに、下側の入口端部が蛇腹管等の可撓継
手64の一端部に接続している。継手64はブリマフラ
ー60と区画壁紹立体25との間を排気管63から端壁
12側へ延びており、他端部が排気管65の出口に接続
している。排気管65は概ね水平に配置された湾曲管で
形成されており、仕切板20に設けた大径の孔66を通
過して主室21内のエンジン本体2のシリンダヘッド6
7に接続している。孔66の内周と排気管65の間の隙
間はゴム製グロメット等の弾性+4料で閉鎖されている
。孔66の一1法や上記グロメットの柔軟性等は、後述
する排気管65の振動を許容するように設定されている
メインマフラー61は、第2図に示す如く断面形状が縦
方向Xに長い楕円形で、第3図の如く、区画壁組立体2
5と端壁11との間を上下に長く延びている。メインマ
フラー6]は、上端の入口が連絡管70を介してプリマ
フラー60の出口に接続し、下端の出口が排気尾管62
に接続している。
尾管62はメインマフラー61の下側を端壁11側へ延
びた後に上方へ湾曲し、その湾曲部分の上端から、メイ
ンマフラー61と端壁11の間を上方へ真直ぐに延びて
上端が上壁15の開口から上向きに突出している。又、
尾管62の上下方向中間部には、直径がその他の部分よ
りも増大したチャンバー71か設けである。
上述の構造によると、発電機1のシリンダヘッド67か
ら排出された排気は排気管65、継手64、排気管63
を経てプリマフラー60に入り、プリマフラー60から
連絡管70を経てメインマフラー61に入り、更に、メ
インマフラー61から尾管62を経て外部へ排出される
そして、上記レイウアトによると、区画壁組立体25と
上壁15の間、ならびに、区画壁組立体25と端壁11
の間の広い空間を有効に利用してプリマフラー60、メ
インマフラー6】、尾管62が配置されており、換言す
れば、プリマフラー60、メインマフラー61、尾管6
2の姿勢や位置を上述の如く決定したことにより、それ
らの容積や寸法を大きく設定することが可能となってい
る。更に、尾管62にはチャンバー72か設けである。
従って、充分に高い排気消音効果が実現される。
特に、尾管62やメインマフラー61等を防音ケースの
ほぼ全高にわたって設置できるので、それらの長さや容
量を増大させ、消音効果を高めることができる。
要するに、エンジン点検用の空間26の周囲にマフラー
組立体3の設置空間を確保したので、マフラー組立体3
を設置する室の容積及び寸法を充分に大きくし、かつ、
防音ケース全体の横方向Yの寸法を小さくし、それによ
り、消音効果を高めるとともに、装置全体の小型軽量化
を図ることが可能となっている。
又、尾管62の上端が防音ケースから上方へ突出してい
るので、尾管62に接続する外部排気ダクト(図示せず
)等の方向を設定する場合の自由度が高くなり、図示の
発電装置の近傍に例えば建物の壁が存在する場合でも、
その壁に邪魔されることなく排気ダクトを容易に設置で
きる。
上述のプリマフラー60.メインマフラー61、尾管6
2は、いずれも、図示されていないブラケット等により
、仕切板20に剛直に固定されてる。
又、仕切板20は底壁組立体10に剛直に固定されてい
る。一方、発電機1とエンジン本体2との組立体は、第
3図のダンパー72を介して底板46上に据え付けられ
る。
従って、排気管65はエンジン本体2とともにプリマフ
ラー60等に対して振動する。ところが、排気管65は
可撓継手64を介して排気管63に接続されて居る。又
、排気管65を通すために仕切板20に設けた孔66の
直径は充分に大きく設定しである。従って、排気管65
の振動により、マフラー組立体3の一部か破損したり、
排気管65が仕切板20と衝突したりすることはない。
又、エンジン本体2の振動は上下方向か最も大きく、一
方、図示の蛇腹型継手64は、その伸縮動作に対する強
度よりも曲げ動作に対する強度の方が大きい。そして、
上述の如く継手64を縦方向Xに配置したことにより、
エンジンの上下方向の振動が継f64に対して曲げ方向
に作用し、その結果、継手64の耐久性は充分に高めら
れている。
又、継手64は、その内部を通過する排気ガスにより加
熱されるが、副室22内を前述の如く流れる排風により
継手64は充分に冷却されるので、熱の影響で継手64
の耐久性が低下することはない。
前述の如く、マフラー組立体3は仕切板2oに固定され
、発電機1とエンジン本体2の組立体は底板46に据え
付けられている。又、防音ケースの各部は第1図に示す
ような複数の部分で構成されている。これにより、組立
作業を以下のように簡単に行なうことができる。
すなわち、端壁11.12及びメインケース17を底壁
組立体10に取付ける前に、発電機1とエンジン本体2
の組立体を底壁組立体10に据え付ける。又、仕切板2
0を底壁組立体1oに固定する前に、仕切板20には区
画壁組立体25と第3図のマフラー組立体3をPめ固定
しておく。次に仕切板20を底壁組立体10に同定し、
第3図の継手64で排気管65と排気管63とを連結す
る。次に端壁11.12とメインケース17とを所定位
置に組み付けると、装置全体の基本的な組付けが完了す
る。
このように組み立て作業では、複数の部品(ブリマフラ
ー60、メインマフラー61、尾管62等)の連結体か
らなるマフラー組立体3を、予め、互いに連結し、かつ
、底壁組立体10に固定することができるので、この点
において特に作業性を向上させることができる。
むろん、上述の基本的な組立てか完γした後、部分的な
組立てや点検及び調節か必要であるが、それらの作業の
内、重要なものの一つとしてエンジンの電子ガバナー等
に関連する調節作業がある。
その調節作業ならびに、定期的なエンジン点検作業等を
施すだめの装置として、第2図〜第4図に示す制御装置
75か、エンジン本体2の側壁13側の側面から大きく
突出する状態で設けられている。
制御装置75は第1図に示す仕切板200開口30を通
って空間26へ入り込んでいる。この空間26は、扉3
5を開くことにより外部に連通する。従って、扉35を
開くことにより、外部から制御装置75を簡単に操作し
てエンジンの調節や点検を行うことができる。
又、空間26は主室21に連通ずる室であるので、発電
機1及びエンジン本体2を設置した空間は、仕切板20
で主室21と副室22とを完全に遮断する場合に比べ、
空間26を設けた分だけ広がっている。このようにエン
ジン設置空間の容積が増大しているので、それに対応し
て、エンジン設置室での騒音防止効果も高くなっている
更に、エンジン設置空間の容積の増大に対応して、エン
ジン設置空間の壁面面積も、区画壁組立体25により増
加させることができるので、それらの内面に張り付ける
吸音材の息を増やし、吸音効果を向上させることもてき
る。
第5図において、前述の室27に連通する開口3]には
連結ホース76を介して吸気チャンバー77か接続して
いる。吸気チャンバー77は楕円形の垂直断面を有する
筒状の部材で、スクロール55の上方、かつ、上壁15
の近傍に配置されており、全体か横力向Yに長く延びて
いる。吸気チャンバー77は、側壁13側の端部に、前
記連結ホース76か接続する入口を有し、反対側の端部
が連結ホース78を介してエアークリーナー79に接続
している。エアークリーナー79は吸気チャンバー77
とスクロール55との間、かつ、第2図のシリンダヘッ
ド67と端壁12との間に配置されており、縦方向Xに
延びる短い継手管80を介してシリンダヘッド67の吸
気人口に接続している。
この第5図の構造によると、エンジン燃焼用の空気は開
口36から室27、連結ホース76、吸気チャンバー7
7、連結ホース78を経てエアークリーナー79へ入り
、エアークリーナー79がら第2図の継手管80を経て
7へ送られる。この吸気経路には、2個の吸気チャンバ
ー(吸気消音室27と吸気チャンバー77)が形成され
ているので、吸気音は充分に消音され、開口36がら外
部へ漏れる吸気騒音が大幅に低減される。なおエアーク
リーナー79は第1図の扉37を開くことにより、外部
から容易に点検や補修作業を行うことができる。
次に、吸気チャンバー77の固定構造を説明する。両連
結ホース76.78は、いずれも、比較的剛性か高く、
かつ、弾性を備えている部材である。そして、連結ホー
ス76は両端がそれぞれ仕切板20と吸気チャンバー7
7とに剛直に固定されている。又、連結ホース78は両
端がそれぞれエアークリーナー79と吸気チャンバー7
7とに剛直に固定されている。更にエアークリーナー7
9は第2図の継手管80を介してシリンダヘッド67に
剛直に固定されている。そして、図示の構造では、吸気
チャンバー77の重量は基本的には両連結ホース76.
78だけを介して仕切板2゜及びエアークリーナ〜79
により支持されている。
すなわち、吸気チャンバー77の全重量を支えてそれを
所定位置に固定するための専用の支持部材は設けられて
いない。従って構造の簡単化を実現されている。
この構造では、吸気チャンバー77はエンジン本体2や
仕切板20に対して浮動状態で支持されている。従って
、仮にエンジン本体2と防音ケースとか吸気チャンバー
77を介して剛直に連結されている場合には、エンジン
振動が防音ケースに伝わって、防音ケースか大きい騒音
発生源(膜振動発生部)となるが、上述の構造では、エ
ンジン振動が吸気チャンバー77を介して防音ケースに
伝わることはなく、従って、その様な騒音発生が効果的
に防止されている。
なお図示の構造では、吸気チャンバー77が大きく移動
することを防止するために、吸気チャンバー77の例え
ば2箇所がフック付きの環状バンド83により上壁15
に補助的に掛は止められている。
エンジン振動か防音ケースに伝わることを防止するため
に、第4図の燃料タンク81も複数のブラケット(図示
せず)とその口金82とにより防音ケースに固定されて
いる。この燃料タンク81は、第2図の如く、発電機1
の上側に配置され、口金82か上壁15(第4図)の孔
に掛けILめられている。
[発明の効果] 以上説明した本発明の構造によると、騒音防止効果を充
分に高めた内部通路構造及び室構造を防音ケースに形成
し、備え、しかも、装置全体の組み立てや保守点検作業
等を容易に行える装置を得ることができる。
構造等に様々な改良を施し、それにより、騒音防止効果
を更に高める用にした構造を提供しようとするものであ
る。
更に本発明は、その様な騒音防止効果の高い防音ケース
において、構造や組立作業をお簡単化できる装置を提供
しようとするものである。
c別の実施例コ 第1図の吸気消音室27や開口31.36を廃止し、第
6図のような吸気チャンバーを採用することもできる。
第6図には、端壁12及び側壁14の一部分と、その近
傍に配置されるチャンバー組立体69とが斜視略図で示
しである。チャンバー組立体69は偏平な箱状のケース
本体85と、細長い角柱状のダクト部分84とを一体に
備えている。偏平なケース本体85は上下方向及び横力
向Xに長く、横方向Yに短い。又、ケース本体85の上
部86は側壁14側へ張り出している。ケース本体85
の端壁12側の端面は、上部86よりも下側の部分が、
全面にわたって開口88を形成している。開口88を側
壁14と反対側から囲む壁部87は、開口幅を拡げるよ
うに傾斜している。又、ケース本体85は開口88の周
縁部において端壁12に固定されている。
前記ダクト部分84はケース本体85の側壁14と反対
側の壁面の中央部から横方向Yに突出しており、その長
手方向中間部及び突出側端部の近傍に開口91を備えて
いる。このダクト部分84の内部通路は、ケース本体8
5の内部通路を介して開口88の上部に連通している。
又、ケース本体85の内部には、開口88を上下に区画
する水平な区画壁90や、本体85の内部を、ダクト部
分84への通路と、その他の空間とを区画する区画壁が
設けである。
−万端壁12には開口89が設けである。開口89は、
開口88の側壁]4から遠い側の(傾斜壁部87に隣接
する)に連通している。従って、開口89から開口88
の上部へ流入した外部空気は、ケース本体85の内部か
らダクト部分84へ流れ、開口91から主室21へ流入
してエンジン等の冷却風として利用される。
図示されていないが、上部86の側壁14と反対側の壁
面の一部分(例えば開口94)には、第5図の吸気チャ
ンバー77の人口か接続する。
(但し、この場合は吸気チャンバー77の入口と出口の
位置関係は、第5図の場合とは逆になり、出口側連結ホ
ース78が第5図で左側に位置することになる。)従っ
て、吸気チャンバー77の入口には、開口89の下半部
から区画壁90の下側へ流入した空気が、ケース本体8
5の下部を通過した後に上昇して上部86へ流入し、上
部86から吸気チャンバー77へ供給される。
この構造でも、チャンバー組立体69と吸気チャンバー
77とにより2個の吸気チャンバーを形成できるので、
吸気騒音を効果的に防止できる。
しかもこの構造では、チャンバー組立体69を形成する
部材の一部として端壁12を利用しているので、構造を
簡単化できる。
又、端壁12を利用して吸気チャンバーを形成している
が、そのチャンバーの上流側には別の吸気チャンバー7
7か配置されているので、エンジン内部から吸気経路に
伝わった脈動圧は吸気チャンバー77で減衰させられ、
端壁12にほとんど伝わらない。従って、吸気脈動の影
響で端壁12が膜振動発生部(すなわち騒音源)となる
ことはない。
第1図の冷却風ガイド組立体40に代わる構造として、
第7図のような構造を採用することもてきる。
第7図の端壁11は、第1図の端壁11と同様に、周縁
部に7ランシ95を有している。このフランジ95の縁
に、端壁]1と概ね同一寸法形状の区画壁96が固定さ
れている。従って、端壁]1と区画壁96は、縦方向X
の寸法の小さい偏平な中空体を形成している。そして、
開口39は端壁11の下部に設けてあり、横力向Yに細
長く延びている。一方、主室21に連通する開口97が
区画壁96の中央部に設けである。更に、上記中空体の
内部には、上開き「31字形又はU字形のガイド板98
が設けである。このガイド板98は、その上端部を除い
て、開口97近傍の空間と、それよりも外側の空間とを
遮断できる。従って、開口39から流入した空気はガイ
ド板98の底壁に沿って横方向Yに流れ、更に上方へ流
れた後にガイド板98の上端の上側を通過して内部空間
の中央部へ流れ、そこから開口97を通って主室21へ
流入する。
この構造でも、開口39から主室21へ至る冷却風入口
通路か湾曲して長く形成されているので、吸気騒音を充
分に防止することができる。
なお、ガイド板98が形成する吸気入口通路の長さや湾
曲の程度か大きすぎると、冷却風の流通抵抗が大きくな
り、主室21への冷却風供給量が不足する恐れかある。
ところか、図示の構造では、ガイド板98の1対の垂直
壁面に、1個又は複数個のバイパス孔99を設けること
により、ガイド板98の外側(上流側)の通路と内側(
下流側)の通路とをつなぐことができ、それにより、流
通抵抗を減少させることができる。むろん、バイパス孔
99の数や位置及び大きさは、所望の冷却風供給;及び
消音性能を考慮して決定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の防音ケースの分解斜視略図、
第2図は防音型作業装置の一部切り欠き平面図、第3図
、第4図、第5図はそれぞれ第2図の■−■、IV−I
V、V−V断面略図、第6図は吸気チャンバーの別の実
施例を示す斜視略図、第7図は冷却風入口通路構造の別
の実施例を示す斜視略図である。 1・・・発電機、2・・・エンジン本体、3・・マフラ
ー組立体、10・・・底壁組立体、11.12・・・端
壁、13.14・・・側壁、15・・・上壁、17・・
・メインアース、20・・・仕切板、21・・・主室、
22・・・副室、25・・・区画壁組立体、26・・・
空間、27・・・室、3岬= 開口、35・・・扉、4
0・・・冷却風ガイド組立体、55・・・・・スクロー
ル、60・・・プリマフラー、61・・・メインマフラ
ー、62・・・尾管、77・・吸気チャンバー 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社と(5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、防音ケースに、縦方向に対向する1対の端壁と、横
    方向に対向する1対の側壁と、上下方向に対向する底壁
    及び上壁と、仕切板とを設け、仕切板により防音ケース
    の内部を、一方の側壁に面する主室と、他方の側壁に面
    する副室とに区画し、主室に、作業機と、該作業機を駆
    動するエンジンの本体とを配置し、エンジンのマフラー
    組立体を上記副室に配置し、上記1対の側壁と上壁とを
    一体に形成し、仕切板にマフラー組立体を固定したこと
    を特徴とする防音型作業装置。 2、エンジンの吸気装置に、上流側吸気チャンバーと下
    流側吸気チャンバーとを設け、防音ケースの一部の壁部
    分に吸気入口開口を設け、上記壁部分の内面に、上流側
    吸気チャンバーを形成する壁組立体を取り付け、該壁組
    立体の内部に、上記吸気入口開口に連通する消音室を、
    防音ケースにより部分的に閉鎖される状態で形成した請
    求項1記載の防音型作業装置。 3、副室の一部分によりエンジン点検用空間を形成し、
    仕切板に、エンジン点検用空間と主室とを連通させる開
    口を設け、第1側壁に、外部空間とエンジン点検用空間
    とを連通させる点検窓と該窓を開閉自在に閉鎖する蓋と
    を設けた請求項1又は2に記載の防音型作業装置。 4、副室の一部分により、外部空間からエンジンまで延
    びる吸気経路の入口側端部に位置する吸気消音室を形成
    し、仕切板に、吸気消音室と主室とを連通させる開口を
    設け、防音カバーに、外部空間と上記吸気消音室とを連
    通させる吸気人口開口を設けた請求項1又は3に記載の
    防音型作業装置。 5、エンジンの吸気装置に、吸気消音室と吸気チャンバ
    ーとエアクリーナとを設け、吸気消音室の壁を防音ケー
    スと一体的に形成し、エアクリーナのケースをエンジン
    本体に対して固定し、吸気チャンバーのケースを、吸気
    消音室と吸気チャンバーとをつなぐ弾性管及び吸気チャ
    ンバーとエアクリーナとをつなぐ弾性管とで浮動状態で
    支持した請求項1又は3に記載の防音型作業装置。
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