JPH04142606A - 排水量配分決定方法及び排水システム - Google Patents

排水量配分決定方法及び排水システム

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JPH04142606A
JPH04142606A JP2265977A JP26597790A JPH04142606A JP H04142606 A JPH04142606 A JP H04142606A JP 2265977 A JP2265977 A JP 2265977A JP 26597790 A JP26597790 A JP 26597790A JP H04142606 A JPH04142606 A JP H04142606A
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7287Liquid level responsive or maintaining systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小河川を含む排水路により排水を集め、この
排水を複数の排水ポンプ機場に導き、この各排水ポンプ
機場から放流先の河川に放流する排水システムに係り、
特に都市及び都市近郊の広域排水システムに好敵な排水
量配分決定方法及びその方法を用いてなる排水システム
に関する。
〔従来の技術〕
従来、かかる排水システムにおける排水ポンプ機場の排
水量は、各排水ポンプ機場ごとに独立して、ポンプ丼の
水位(以下、内水位という。)を基準に、この内水位を
一定の範囲に保持するように排水ポンプを自動運転し、
これによって排水量を調整することが一般的に行われて
いる。なお、この種の公知例として特開平2−1155
84号公報に記載されたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術によれば、放流先河川の
水位(以下、外水位という。)を考慮していなかったこ
とから、放流点又は放流魚下流(以下、放流点と総称す
る。)における外水位が上昇して、その位置における河
川水位の上限値を越える場合があるという問題があった
この場合、他の排水ポンプ機場の排水量と河川水位との
関係に余裕があれば、上記上限値を越える排水ポンプ機
場の排水量を減らし、その公地の排水ポンプ機場に配分
すれば上記問題を解決できるのであるが、上述したよう
に従来の各排水ポンプ機場は、内水位基準によって個別
に自動排水しているので、そのような配分量の調整を行
うことができない。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決すること、言
い換えれば、複数の排水ポンプ機場を関連して運用し、
放流点の河川水位がその上限値越えないように、各排水
ポンプ機場の排水量を最適配分する排水量配分決定方法
、及びその方法を用いた排水システムを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、小河川を含む排水
路により排水を集め、この排水を複数の排水ポンプ機場
に導き、この各排水ポンプ機場から放流先の河川に放流
する排水システムの排水量配分決定方法において、降水
量又はその予測値に基づいて前記各排水ポンプ機場の排
水量の配分を決定するとともに、各放流先河川の上流の
検出水位の変化と前記排水量の配分とに基づいて、前記
各排水ポンプ機場の放流点における河川水位を予測し、
この河川水位の予測値が当該放流点における河川水位の
上限値以下になるように、・前記各排水ポンプ機場の排
水量の配分を補正することを特徴とする。
なお、前記排水ポンプ機場の排水量の配分補正は、当該
排水ポンプ機場に排水を導く導水路に設けられた可動堰
又はゲートを調節して行うことができる。
また、排水を放流先が異なる排水ポンプ機場を含む複数
の排水ポンプ機場から各放流先河川に放流する排水シス
テムの場合、一の放流先河川にかかる水位予測値が前記
上限値を越えるときは、他の放流先河川にかかる排水ポ
ンプ機場の排水量を優先して増量補正することが望まし
い。
また、本発明の排水システムは、雨水等を含む排水が流
入される小河川を含む排水路と、放流先河川の近くに配
設された複数の排水ポンプ機場と、前記排水路から分岐
され前記各排水ポンプ機場に排水を導く複数の導水路と
を備え、前記各排水ポンプ機場に流入される排水を河川
に放流する排水システムにおいて、降水量又はその予測
値に基づいて前記複数の排水ポンプ機場に流入する総流
入水量を予測する流入水量予測手段と、前記放流先河川
の上流に設けられた水位検出手段と、この水位検出手段
の出力に基づいて前記各排水ポンプ機場の放流点の河川
基本水位を予測する河川基本水位予測手段と、前記総流
入水量の予測値と前記各排水ポンプ機場の排水能力、と
に基づいて前記各排水ポンプ機場の排水量を配分決定す
る排水量配分手段と、この排水量と前記河川基本水位の
予測値とに基づいて各放流点における河川水位を予測し
、この河川水位の予測値と当該放流点における河J1水
位の上限値とを比較し、その上限値を越える放流点があ
るときは、その上限値を越える放流点を無くすように前
記排水量の配分を補正する排水量補正手段とを設けたこ
とを特徴とする。
異なる放流先河川の近くに分散配置された排水ポンプ機
場を含む複数の排水ポンプ機場を備えた排水システムに
おいては、上記排水量補正手段は、上記上限値を越える
放流点にかかる河川以外の河川を放流先とする排水ポン
プ機場の排水量を増加補正するようにすることが望まし
い。
また、各排水ポンプ機場の排水量配分に基づいて、可動
堰とゲートの少なくとも一方を排水量に合わせて調整す
るとともに、ポンプ井の内水位変化に合わせて補正する
ことが望ましい。
〔作用〕
このように構成されることから、本発明によれば、次の
作用により上記目的が達成される。
排水路に流入する水量は、降水量又はその予測値が決ま
れば容易に予測でき、また排水路から導水路に分流する
水量も各排水ポンプ機場の内水位と、各導水路の可動堰
又はゲートの流入抵抗等の水路抵抗によって予測できる
。また、各排水ポンプ機場の最大排水能力は予め決まっ
ている。したがって、これらに基づいて前記各排水ポン
プ機場の排水量の配分を決定すれば、基本的に排水シス
テムにおける最適な排水量の配分になる。
次に、その排水量によると河川水位の上限値を越えるか
否か予測する。越える場合は、各排水ポンプ機場の排水
量の配分が補正される。これによって、各排水ポンプ機
場の排水量は、各放流点の河川水位が上限値を越えない
、最適な量に配分されることになる。このような配分補
正により、上限値を越える放流点が解消する場合として
は、例えば、(1)上流の排水ポンプ機場よりも下流の
排水ポンプ機場における河川の幅が大きい場合に、下流
側の排水ポンプ機場の排水量を増やしたり、(2)上流
から放流した排水が、下流に達するまでの一定の時間内
に流入水量が急減すると予想される場合等の他、(3)
放流先河川が2以上あるときに、上限水位に達していな
い流下能力に余裕がある河川への排水量を増量する場合
等がある。
また、各排水ポンプ機場の排水量配分に基づいて、可動
堰とゲートの少なくとも一方を排水量に合わせて調整す
るとともに、ポンプ井の内水位変化に合わせて補正する
ようにすれば、各排水ポンプ機場の排水量と流入水量の
バランスがとれた排水システムとすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図に、本発明の一実施例の排水システム
を示す。第1図は排水配分量決定装置のブロック構成図
、第2図は排水システムの全体構成図、第3図は排水ポ
ンプ機場の一例の断面構成図、第4図は排水量補正手段
の処理手順のフローチャートである。第2図に示すよう
に、本実施例の排水システムは、放流先河川1の近傍に
複数の排水ポンプ機場2−1 (ここで、iは排水ポン
プ機場の番号を表しており、図では、i=1〜4である
。)を分散配置し、排水対象地域に配設された小河川を
含む排水路3によって雨水等の排水を集め、この排水を
排水路3から分岐した導水路4−iを介して各排水ポン
プ機場2−iに導き、ここから河川1に放流するように
している。また、各導水路4− iには、その分岐部に
可動堰5−iが、また各排水ポンプ機場の入口部にゲー
ト6−1がそれぞれ設けられている。
各排水ポンプ機場2− iは、例えば、第3図の構成の
ようになっている。図示のように、導水路4から流入さ
れる排水は、ゲート6を介してポンプ井11に流入され
る。ポンプ井11には流入される排水中のゴミ等を取り
除く除塵機10が設けられている。排水ポンプ12は複
数台備えられ。
その吸い込み口がポンプ井11内に位置されている。本
実施例の排水ポンプ12は縦型であり、減速機13を介
してモータ又はエンジン等の原動機14によって駆動さ
れる。排水ポンプ12により吸い上げられた排水は、吐
出弁15を介して吐出水槽16に排出され、ここから河
川1に放流される。また、吐出水槽16と河川1はゲー
ト17によって仕切られている。なお、ゲート6.17
及び吐出弁15はそれぞれモータ18によって駆動され
る。
このように構成される排水システムにおいて、各排水ポ
ンプ機場2− iごとに、ポンプ井11iの水位である
内水位11を基準に、独立に排水量を調整すると、排水
路3から各排水ポンプ機場2−iに流入する総流入水量
を排水しきれない場合が生じたり、放流点の河川水位L
iが上限値Hiを越えてしまう場合が生ずることになる
。そこで。
本実施例では第1図に示した排水量配分決定装置により
、各排水ポンプ機場2− iの排水量の配分を自動的に
決定するようにしている。排水量配分決定装置は、いず
れか1か所の排水ポンプ機場2−i又は中央排水指令所
等に設置し、ここから各排水ポンプ機場2− iに排水
量等の指令を送出する。図示のように、排水量配分決定
装置は、データ収集手段21と、総流入量予測手段22
と、河川基本水位予測手段23と、排水量配分手段24
と、排水量補正手段25とを含んで構成される。
データ収集手段21は降水量、降水量の予測値、河川の
上流水位データ等、排水システムにおける排水量の配分
に必要なデータを収集し、経時的に記録したり、必要に
応じてデータの更新や平均値化等の処理をする。
総流入水量予測手段22は、排水路3の集水対象地域の
面積と、その地域の降水量又はその予測値に基づいて、
排水ポンプ機場2全体に流入する総流入水量(すなわち
総排水量)QDを時間tの関数として予測して記録する
。また、必要に応じ、最新データに基づいて予測値を更
新する。
河川基本水位予測手段23は、第2図に示した河川1の
上流地点に設けた水位検出器7の検出値の変化を観測し
、その結果に基づいて、各排水ポンプ機場2− iの放
流点における、河川lの基本水位の予測値LOiの変化
を時間の関数で予測して記録する。また、必要に応じ、
最新のデータに基づいて予測値LOiを更新する。ここ
で、河川基本水位とは、各排水ポンプ機場2− iから
の放流分が「0」のときの水位をいうものとする。
排水量配分手段24は、前記総流入水量予測手段22か
ら総流入水量の予測値QDを取り込み、各排水ポンプ機
場2− iの基本的な排水量Qiを暫定的に配分する。
この基本配分の方法は、種々考えられるが、例えば排水
ポンプ機場全体の総排水能力をQNTとし、各排水ポン
プ機場2− iの排水能力(定格排水量)をQNiとし
たときに、次式により求まるQiを各排水ポンプ機場2
−iの排水量とする。
Qi=QD−QNi/QNT   ・・・(1)つまり
、各排水ポンプ機場の排水能力に応じて、比例配分する
排水量補正手段25は、上記のようにして予測した又は
求めた排水量Qiと河川基本水位予測値LOiとに基づ
いて、第4図に示す手順により、必要に応じて排水量Q
iを補正し、各排水ポンプ機場2− iの制御装置に伝
送出力する。まず、ステップ101で、各排水量Qiと
河川基本水位予測値LOiを取り込む。次に、ステップ
102で、その排水量Qiで放流を実行したときの、各
放流点の河川水位予測値Liを演算により求める。そし
て、ステップ103で、各河川水位予測値Liとこれに
対応させて設定されている河川水位の上限値Hiとを比
較し、全て上限値Hi以下であれば、ステップ104に
進んで、各排水ポンプ機場の排水量Qiを、排水量配分
手段24で配分した値に決定する。次に、ステップ10
5において、決定された排水量Qiに応じた値に、各排
水ポンプ機場に流入する流入水量を調節するため、可動
堰5− iとゲート6−1の少なくとも一方を調整する
。その後、ステップ106において、上記決定された排
水量Qiを排水量指令として各排水ポンプ機場に伝送出
力して、処理を終了する。なお、可動堰5−iとゲート
6−1を調整するので、各ポンプ井に流入される流入水
量は、決定された排水量に対応したものとなる。したが
って、排水ポンプ側で排水量を直接制御しなくても、所
望の排水量に調節できる。つまり、従来と同様に、各排
水ポンプを内水位を基準に運転し、可動堰5−iとゲー
ト6− iは、ポンプ井11の内水位を一定の範囲に維
持するように制御する。これによれば、排水ポンプの排
水量制御は内水位に連動して自動的になされる。
一方、ステップ103の判断において、1つでも放流後
の河川水位予測値Liがその上限値Hiを越えるものが
ある場合は、ステップ107に移行し、それら上限値H
iを越える各排水ポンプ機場の過剰排水量ΔQ x l
の加算値ΣΔQ i j を求める。各放流点の過剰排
水量又は余裕排水量ΔQiは、次式(2)により求める
。なお、同大において、係数Cは各放流点の河川断面積
、流下能力等により決まってくる値である。また、ΔQ
iが正のときは、過剰排水量ΔQ i lであり、負の
ときは、余裕排水量ΔQ i P+になる。
ΔQi (ΔQ i l又はΔQi”)=c (Li−
Hi)      (2)次に、ステップ108におい
て、上記過剰排水量ΣΔQi′を、排水量に余裕のある
排水ポンプ機場に配分して、各排水量Qiを補正するに
の補正配分の方法は、例えば次の手順による。
まず、各排水ポンプ機場2− iの排水能力QNiの範
囲内での余裕分ΔQ N iを、下式(3)で求める。
ΔQNi=QNi−Qi      (3)次に、この
ΔQNiと(2)式で求めた余裕排水量ΔQ i P+
とを比較し、小さい方をその排水ポンプ機場2− iの
余裕排水量とする。この余裕排水量の合計が上記過剰排
水量の合計ΣΔQ i J よりも大きければ、上記の
上限値を越える放流点を解消できる。そこで、排水余裕
量ΔQi”又はΔQNiに応じて各排水ポンプ機場2−
 iの排水量Qiを補正する。続いて、ステップ109
で、上限値を越える放流点が解消したか否かを、ΣΔQ
 i 1=0か否かにより判断する。上述の場合は解消
できたので、ステップ104に進み、その補正した値を
排水量Qiとして決定し、前述と同様にステップ105
,106の処理を実行する。一方、ステップ109の判
断が否定のときは、ステップ11oに進み、可能な限り
の範囲で余裕排水量を有する排水ポンプ機場に過剰排水
量を配分し、残りの排水過剰量は排水不可能と判断する
。また、その残りの排水過剰量に相当する排水量を、上
限値を越えた放流点にかかる排水ポンプ機場の排水量か
ら低減し、その値を補正後の排水量Qiとする。
この場合、排水システム全体を見て、上記残余の過剰排
水量を低減する排水ポンプ機場を入れ替えても良い。次
に、その旨をステップ111にて出力表示し、操作員に
警告を発する。そして、ステップ104に進んで、ステ
ップ110で求めた値を排水量Qiとして決定し、以下
上記と同様にして、各排水ポンプ機場に排水量指令を出
力して終了する。
上述したように、本実施例によれば、複数の排水ポンプ
機場2− iを関連させて運用するようにし、排水路に
流入する水量と、排水路から各導水路に分流する水量と
を予測し、これに基づいて各排水ポンプ機場の排水量の
配分を決定していることから、排水システムにおける最
適な排水量の配分を決定できる。
しかも、その排水量によって放流点の河川水位が、その
上限値を越えるか否か予測し、越える場合は、排水量に
余裕のある排水ポンプ機場に排水を配分補正しているこ
とから、各排水ポンプ機場の排水量を、各放流点の河川
水位が上限値を越えない、最大排水量で運用でき、排水
システムとして最適な運用を行わせることができる。例
えば、上流の排水ポンプ機場よりも下流の排水ポンプ機
場における河川の幅が大きい場合において、上流側の放
流点の河川水位が上限値を越えるような場合、下流側の
排水ポンプ機場の排水量を増やすことにより、上流側の
河川水位を下げるとともに要求される排水量を全量放流
することを可能にする。
同様に、上流から放流した排水が、下流に達するまでの
一定の時間内に下流側における水量が急減すると予想さ
れる場合において、上流側の排水ポンプ機場の排水量に
余裕がある場合には、下流側の排水ポンプ機場の過剰排
水量を上流側に配分することができるなどの、排水シス
テム運用上の自由度がある。 第4図は本発明の他の実
施例を適用可能な排水システムの全体構成図である。本
実施例は、放流先河川が2つある場合に好敵なものであ
る。図示のように、第2図の放流先河川1−1に加えて
他の放流先河川1−2が近くにある場合、同一の排水路
3から導水路4−5を介して排水ポンプ機場2−5に排
水が導かれ、この排水ポンプ機場2−5から河川1−2
に放流するようにしたものである。これによれば、河川
1−2にかかる放流点の河川水位が上限値を越える恐れ
があるとき、その過剰排水量を河川1−1の排水ポンプ
機場に配分することにより、容易に河川水位を上限値以
下に保持することができる。すなわち、河川の水位が上
限値を越えるような放流点があるとき、上限水位に達し
ていない流下能力に余裕がある河川への排水量を増量す
ることにより、排水システムを最適に運用することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば9次の効果がある
複数の排水ポンプ機場を関連させて運用するようにし、
排水路に流入する水量を予測し、これに基づいて各排水
ポンプ機場の排水量の配分を決定していることから、排
水システムにおける総合的で最適な排水量の配分を決定
できる。
特に、その排水量によって放流点の河川水位が、その上
限値を越えるか否か予測し、越える場合は、排水量に余
裕のある排水ポンプ機場に排水を配分補正していること
から、各排水ポンプ機場の排水量を、各放流点の河川水
位が上限値を越えない、最大排水量で運用でき、排水シ
ステムとして最適で自由度の高い運用を行うことができ
る。また、異なる放流先河川を含むシステムの場合は、
−層最適な運用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる排水量配分決定装置
のブロック構成図、第2図は本発明の一実施例の排水シ
ステムの全体構成図、第3図は排水ポンプ機場の一例の
断面構成図、第4図は排水量補正手段の入出力処理手順
の一実施例を示すフローチャート、第5図は本発明の他
の実施例の排水システムの全体構成図である。 1・・・放流先河川、2・・・排水ポンプ機場、3・・
・排水路、4・・・導水路、5・・・可動堰、6・・・
ゲート、7・・・水位検出器、21・・・データ収集手
段、22・・・総流入水量予測手段、23・・・河川基
本水位予測手段、24・・・排水量配分手段、25・・
・排水量補正手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、小河川を含む排水路により排水を集め、この排水を
    複数の排水ポンプ機場に導き、この各排水ポンプ機場か
    ら放流先の河川に放流する排水システムの排水量配分決
    定方法において、降水量又はその予測値に基づいて前記
    各排水ポンプ機場の排水量の配分を決定するとともに、
    各放流先河川の上流の検出水位の変化と前記排水量の配
    分とに基づいて、前記各排水ポンプ機場の放流点におけ
    る河川水位を予測し、この河川水位の予測値が当該放流
    点における河川水位の上限値以下になるように、前記各
    排水ポンプ機場の排水量の配分を補正することを特徴と
    する排水システムの排水量配分決定方法。 2、請求項1に記載の排水システムの排水量配分決定方
    法において、前記排水ポンプ機場の排水量の配分補正を
    、当該排水ポンプ機場に排水を導く導水路に設けられた
    可動堰又はゲートを調節して行うことを特徴とする排水
    システムの排水量配分決定方法。 3、小河川を含む排水路により排水を集め、この排水を
    放流先河川が異なる排水ポンプ機場を含む複数の排水ポ
    ンプ機場に導き、この各排水ポンプ機場から各放流先河
    川に放流する排水システムの排水量配分決定方法におい
    て、降水量に基づいて前記各排水ポンプ機場の排水量の
    配分を決定するとともに、各放流先河川の上流の検出水
    位の変化と前記排水量の配分とに基づいて、前記各排水
    ポンプ機場の放流点の河川水位を予測し、この河川水位
    の予測値が当該放流点における河川水位の上限値以下に
    なるように、前記各排水ポンプ機場の排水量の配分を補
    正することを特徴とする排水システムの排水量配分決定
    方法。 4、請求項3に記載の排水システムの排水量配分決定方
    法において、一の放流先河川にかかる水位予測値が前記
    上限値を越えるときは、他の放流先河川にかかる排水ポ
    ンプ機場の排水量を優先して増量補正することを特徴と
    する排水システムの排水量配分決定方法。 5、雨水等を含む排水が流入される小河川を含む排水路
    と、 放流先河川の近くに配設された複数の排水ポンプ機場と
    、 前記排水路から分岐され前記各排水ポンプ機場に排水を
    導く複数の導水路とを備え、 前記各排水ポンプ機場に流入される排水を河川に放流す
    る排水システムにおいて、 降水量又はその予測値に基づいて前記複数の排水ポンプ
    機場に流入する総流入水量を予測する総流入水量予測手
    段と、 前記放流先河川の上流に設けられた水位検出手段と、 この水位検出手段の出力に基づいて前記各排水ポンプ機
    場の放流点の河川基本水位を予測する河川基本水位予測
    手段と、 前記総流入水量の予測値と前記各排水ポンプ機場の排水
    能力とに基づいて前記各排水ポンプ機場の排水量を配分
    決定する排水量配分手段と、この排水量と前記河川基本
    水位の予測値とに基づいて各放流点における河川水位を
    予測し、この河川水位の予測値と当該放流点における河
    川水位の上限値とを比較し、その上限値を越える放流点
    があるときは、その上限値を越える放流点を無くするよ
    うに前記排水量の配分を補正する排水量補正手段とを設
    けたことを特徴とする排水システム。 6、雨水等を含む排水が流入される小河川を含む排水路
    と、 放流先河川の近くに配設された複数の排水ポンプ機場と
    、 前記排水路から分岐され前記各排水ポンプ機場に排水を
    導く複数の導水路とを備え、 前記各排水ポンプ機場に流入される排水を河川に放流す
    る排水システムにおいて、 降水量又はその予測値に基づいて前記複数の排水ポンプ
    機場に流入する総流入水量を予測する総流入水量予測手
    段と、 前記放流先河川の上流に設けられた水位検出手段と、 この水位検出手段の出力に基づいて前記各排水ポンプ機
    場の放流点の河川基本水位を予測する河川基本水位予測
    手段と、 前記総流入水量の予測値と前記各排水ポンプ機場の排水
    能力とに基づいて前記各排水ポンプ機場の排水量を配分
    決定する排水量配分手段と、この排水量と前記河川基本
    水位の予測値とに基づいて各放流点における河川水位を
    予測し、この河川水位の予測値と当該放流点における河
    川水位の上限値とを比較し、その上限値を越える放流点
    があるときは、その上限値を越える分に相当する過剰排
    水量を求め、この過剰排水量を前記上限値に余裕のある
    放流点にかかる排水ポンプ機場の排水量をその余裕の範
    囲内で増加補正し、この補正によっても前記上限値を超
    える放流点が存在するときは、その残余の過剰排水量に
    相当する量だけその上限値を超える放流点にかかる排水
    ポンプ機場の排水量を低減補正する排水量補正手段とを
    設けたことを特徴とする排水システム。 7、雨水等を含む排水が流入される小河川を含む排水路
    と、 2以上の放流先河川の近くに分散配設された複数の排水
    ポンプ機場と、 前記排水路から分岐され前記各排水ポンプ機場に排水を
    導く複数の導水路とを備え、 前記各排水ポンプ機場に流入される排水をそれぞれ対応
    する河川に放流する排水システムにおいて、 降水量又はその予測値に基づいて前記複数の排水ポンプ
    機場に流入する総流入水量を予測する総流入水量予測手
    段と、 前記各放流先河川の上流に設けられた水位検出手段と、 この各水位検出手段の出力に基づいて前記各排水ポンプ
    機場の放流点の河川基本水位をそれぞれ予測する河川基
    本水位予測手段と、 前記総流入水量の予測値と前記各排水ポンプ機場の排水
    能力とに基づいて前記各排水ポンプ機場の排水量を配分
    決定をる排水量配分手段と、この排水量と前記河川基本
    水位の予測値とに基づいて各放流点における河川水位を
    予測し、この河川水位の予測値と当該放流点における河
    川水位の上限値とを比較し、その上限値を越える放流点
    があるときは、その上限値を越える放流点を無くすよう
    に前記排水量の配分を補正する排水量補正手段とを設け
    、 この排水量補正手段は、上記上限値を越える放流点にか
    かる河川以外の河川を放流先とする排水ポンプ機場の排
    水量を増加補正することを特徴とする排水システム。 8、請求項6、7に記載のいずれかの排水システムにお
    いて、前記導水路の排水路分岐部と排水ポンプ機場の流
    入部の少なくとも一方に流入量調整手段を設け、この流
    入量調整手段を前記排水量に合わせて調整するとともに
    、ポンプ井内水位を一定の範囲に維持するように補正す
    る流入量制御手段を設けたことを特徴とする排水システ
    ム。
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