JPH04142248A - 折畳み式コンテナ - Google Patents

折畳み式コンテナ

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Publication number
JPH04142248A
JPH04142248A JP33080390A JP33080390A JPH04142248A JP H04142248 A JPH04142248 A JP H04142248A JP 33080390 A JP33080390 A JP 33080390A JP 33080390 A JP33080390 A JP 33080390A JP H04142248 A JPH04142248 A JP H04142248A
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JP
Japan
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plate
side plates
cover
shaft rod
fitted
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Pending
Application number
JP33080390A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Sugita
由喜雄 杉田
Kazuo Aizawa
和夫 相沢
Tatsuya Nakamura
達也 中村
Tatsuya Nitta
達也 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、不使用時に偏平に折畳むことができ、かつ簡
単に組立てて使用することのできる折畳み式コンテナに
関する。
[従来の技術] 例えば、実公昭2−2338号公報、実公昭53−19
877号公報、実開昭51−78838号公報、実開昭
52−73127号公報等には、前板及び後板を内上方
にはね上げた後、両側板を側方に回動させることにより
、全体を偏平に折畳めるようにした折畳みコンテナが開
示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来の折畳みコンテナにおける底板、側板
、前板及び後板は、薄い金属板、ダンボール紙、あるい
は合成樹脂板等により形成されている。
金属板を用いたものでは、積重ね時の荷重に酎えるため
に、板厚を大とすると全体の重量が大となり、運搬に不
便であるとともに、各板のつき合わせ部分に隙間が生じ
やすくて、気密性に欠け、しかも外観も決してよくない
ダンボール紙を用いたものは、軽量ではあるが、金属板
を用いた場合のような大きな強度は得られず、また気密
性や耐水性が劣る。
合成樹脂板の場合には、底板や側板等の寸法に応じて、
大型の成形用金型を多数準備しなければならず、高価に
つくとともに、十分な強度を得るためには、板厚を厚く
しなければならず、材料費が嵩む。
大寸の合成樹脂板を適宜の寸法に切断して使用すること
も考えられるが、切すロが見苦しく、外観を損なうとと
もに、各板相互の連結が困難であるため、実際的ではな
い。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑
み、軽量で、しかも十分な強度を有するとともに、気密
性に優れ、かつ外観上の体裁のよい折畳み式コンテナを
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の折畳み式コンテナは
、底板(B)、両側板(C)、前板(D)及び後板(E
)を、方形の非金属製の板材(2)の周縁部に、断面U
字状の金属製の枠材(3)を嵌合するとともに、各枠材
(3)に可撓性のカバー(4)(5)を被せてなるパネ
ル(1)をもって、構成し、底板(B)の前後の縁部に
おけるカバー(5)の上面に設けた左右方向を向く突条
(19)内に嵌合した軸杆(21)の外方の端部に前後
方向に向けて形成した枢軸部(21b)を、両側板(C
)の下縁のカバー(4)の前後の端面に設けた軸孔(2
4)に嵌合することにより、両側板(C)の下部を、底
板(B)に対して左右方向に回動自在に枢着し、かつ前
板(D)及び後板(E)の上縁のカバー(5)の前面及
び後面に設けた左右方向を向く突条(30)内に回動可
能として嵌合した軸杆(32)の外方の端部に前後方向
に向けて形成した枢軸部(32b)を、両側板(C)の
上縁のカバー(4)の前後の端面に形成した軸孔(24
)内に嵌合することにより、両側板(C)の上部間に、
前板(D)及び後板(E)を、左右方向の軸線まわりに
回動可能で、かつ両側板(C)が左右方向に回動しうる
ように連結したことを特徴としてい・る。
各軸杆(21)(32)の枢軸部(21b) (32b
)は、側板(C)の下縁及び上縁の枠材(3)の0字状
の折曲部分内に嵌合するのがよい。
また、各軸杆(21)(32)の枢軸部(21b) (
32b)の外周面の一部と、それに対応する側板(C)
における枠材(3)の0字状の折曲部分の内面とのいず
れか一方に突条(28)を、かつ他方に前記突条(28
)と係合する凹溝(27)を設けることにより、軸杆(
21)(32)の枢軸部(2lb) (32b)を、両
側板(C)から抜け止めするのがよい。
組立て状態における各側板(C)の下縁と底板(B)と
の間、前板(D)及び後板(E)の両側縁と両側板(C
)との間、並びに前板(D)及び後板(E)の下縁と底
板(B)との間における一方の部材に、気密用のシール
材(36)を設けるのがよい。
組立て状態における両側板(C)と前板(D)と後板(
E)との上縁に、シール材(36)を設けることは、さ
らに好ましい。
上方の軸杆(32)における両側のコーナー部(32c
)には、該軸杆(32)のコーナー部(32c)が貫通
する屈曲した軸孔(33)を有するとともに、側板(C
)の前後の端面に摺接する端面(35a)と、前板(D
)又は後板(E)の左右の端面に摺接する端面(35b
)とを有し、かつ少なくともコーナー部(32c)の上
面及び外側を覆うコーナー部材(35)を嵌合するのが
よい。
下方の軸杆(21)におけるコーナーFf0(21c)
を覆うコーナー部材(22)は、底板(B)のカバー(
4)と一体的に形成するのがよい。
[作 用1 組立て状態において、前板(D)及び後板(E)を、上
方の軸杆(32)を中心として内上方にはね上げた後、
両側板(C)を、下方の軸杆(21)の枢軸部(21b
)を中心として側方に回動させると、両側板(C)の上
端部同士は、前板(D)及び後板(E)とその左右の端
部より前後方向に延出する軸杆(32)の枢軸部(32
b)とにより互いに連結されているので、両側板(C)
は、平行状態を保って倒伏し、折畳みコンテナ(A)全
体は偏平に折畳まれる。
上記と逆に、両側板(C)を起立させた後、前板(D)
及び後板(E)を、下端部が底板(B)の突条(19)
に当接するまで、両側板(C)間において下向きに回動
させるだけで、簡単に箱状に組立てることができる。
底板(B)、両側板(C)、前板(D)及び後板(E)
を、例えば合成樹脂板、紙又は合成樹脂製のダンボール
板のような非金属製の板材(2)と、金属製の枠材(3
)と、合成樹脂製等の可撓性のカバー(4)(5)とか
らなるパネル(1)により構成しであるため、軽量であ
るにもかかわらず、十分な強度を得ることができ、しか
も、組立てたときの各パネル(1)のカバー(4)(5
)同士が密接し、気密性が向上するとともに、外観がよ
くなる。
なお、底板(B)、両側板(C)、前板(D)及び後板
(E)の相互の摺接部分に、シール材(36)を設ける
と、気密性はさらに向上する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
この実施例の折畳み式コンテナ(A)は、底板(B)と
両側板(C)と前板(D)と後板(E)とからなり、こ
れら各板(B)〜(E)は、それぞれ基本的に、第5図
〜第7図に示すようなパネル(1)により構成されてい
る。
パネル(1)は、方形の非金属製の板材(2)の周縁部
に、断面U字状の金属製の枠材(3)を嵌合して、かつ
枠材(3)に、可撓性の合成樹脂製のカバー(4)(5
)を被せたものよりなっている。
二の実施例においては、板材(2)は、片面(又は両面
)に、円形その他の形状の中空の膨出部(6)を形成し
た、ポリエチレンその他の合成樹脂材料よりなる中間シ
ート(7)の両側面に、それと同材質又は異材質の表面
シート(8)(9)を溶着又は接着したものよりなって
いる。
枠材(3)は、鉄鋼、アルミニウム及びその合金、ステ
ンレス鋼等の板材よりなり、板材(2)の端面(2a)
と対向する基部(10)と、基部(10)の両側縁にほ
ぼ直角をなすようにして連設され、かつ同一方向に向か
って延出する1対の側片(11)と、各側片(11)の
遊端(l la)に、切断時のパリとして形成された互
いに内方を向く突起(12)とを備えている。
枠材(3)は、基部(10)が板材(2)の端面(2a
)に当接し、また両側片(11)が板材(2)を両側方
より挾むようにして、板材(2)の周縁の各辺に嵌合さ
れ、かつ突起(12)を板材(2)の側面に喰い込ませ
ることにより、板材(2)に固着されている。
第5図における板材(2)の上下の縁部に嵌合した横方
向の枠材(3)の長さは、板材(2)の上下の辺の全長
と同一とし、かつ板材(2)の両側の縁部に嵌合した縦
方向の枠材(3)の長さは、板材(2)の両側方の辺の
長さより横方向の枠材(3)の上下方向の寸法を減じた
長さとしである。
カバー(4)(5)は、コーナー用の4個のコーナーカ
バー(4)と、直線部用の4個のフレームカバー(5)
とからなっている。
コーナーカバー(4)は、板材(2)に固着された枠材
(3)の基部(10)の外面又は板材(2)の端面(2
a)を覆う直角に屈曲した外装基部(13)と、外装基
部(13)の両側縁に連設された1対の外装側片(14
)と、面外装側片(14)における外装基部(13)か
ら離れた角部の内面に互いに対向して設けられた、内向
き係合部(15)とからなっている。
コーナーカバー(4)は、その外装基部(13)の内面
が枠材(3)の基部(10)の外面及び板材(2)の端
面(2a)に、また面外装側片(14)が枠材(3)の
両側片(11)の外面にそれぞれ密接し、かつ外装基部
(13)の内面に対向する内向き係合部(15)の各側
面(15a) (第7図参照)が、横方向及び縦方向の
枠材(3)の各側片(11)の逆縁(lla)にそれぞ
れ係合するようにして、枠材(3)が固着された板材(
2)の各コーナー部に被嵌されることにより、前後、左
右及び上下のいずれの方向にも外れ止めされている。
直線部用のフレームカバー(5)は、枠材(3)の基部
(10)の外面を覆う板状の外装基部(16)と、外装
基部(16)の両側縁より互いに同一方向に向かって延
呂する1対の外装側片(17)と、面外装側片(17)
の逆縁部内面に設けられた互いに対向する1対の突部(
18)とからなっている。
第6図に示すように、フレームカバー(5)は、その外
装基部(16)が、枠材(3)の基部(10)の外面に
、また面外装側片(17)が枠材(3)の両側片(11
)の外面にそれぞれ密接し、かつ内向き係合部(18)
が枠材(3)の各側片(11)の逆縁(lla)にそれ
ぞれ係合し、さらに両端部がコーナーカバー(4)に密
接するようにして、板材(2)に固着された枠材(3)
の中間部に被嵌されることにより、前後、左右及び上下
のいずれの方向にも外れ止めされている。
パネル(1)の基本的な構造は上記のとおりであるが、
パネル(1)を、底板(B)、側板(C)、前板(D)
及び後板(E)として用いるために、さらに後述するよ
うな独自の構成を付加しである。
底板(B)における前後の縁部の直線部用のフレームカ
バー(5)の上面には、左右方向を向く突条(19)が
連設され、突条(19)内に形成された軸孔(20)内
には、左右方向を向く軸杆(21)の中間部(21a)
が嵌合されている。
突条(19)の両端より突出する軸杆(21)の両端部
は、前部のものは後方へ、また後部のものは前方へ向け
てそれぞれ直角に折曲され、枢軸部(21b)となって
いる。
底板(B)における4個のコーナーカバー(4)の上面
には、カバー(5)の突条(19)と連続し、かつ軸杆
(21)における中間部(21a)と枢軸部(21b)
との間のコーナー部(21c)を覆う下部コーナー部材
(22)が設けられている。
軸杆(21)の各コーナー部(21c)は、下部コーナ
ー部材(22)内に形成され、かつ前部のものは後方に
、また後部のものは前方に向かって開口する嵌合孔(2
3)にそれぞれ嵌合されている。
第3図、第8図及び第9図に示すように、軸杆(21)
の各枢軸部(21,b)は、側板(C)における下部コ
ーナー用のコーナーカバー(4)の前後の端面に穿設し
た軸孔(24)を通って、下部の枠材(3)内における
板材(2)のコーナー部に形成した方形の切欠き(25
) (第8図参照)内に嵌合されている。
枢軸部(21b)が嵌合された上記枠材(3)の前後の
端部の基部(10)は、枢軸部(21b)の外周に密接
しつる半円弧状に形成され、この半円弧部(26)の要
所には、軸杆(21)の枢軸部(21b)を嵌合したと
き、枢軸部(21b)の適所の外周面に形成した環状の
凹溝(27)に係合して、枢軸部(21b)を側板:C
)より抜け止めする半円弧状の突条(28)が形成され
ている。
なお、枢軸部(21b)の外周に突条を設け、枠材(3
)の半円弧部(26)に、この突条と係合しうる凹溝を
設けてもよい。
かくして、両側板(C)は、軸杆(21)の枢軸部(2
1b)をもって、底板(B)の両側部上に、左右方向に
回動可能として枢着されている。
前板(D)及び後板(E)においては、基本的なパネル
(1)におけるコーナーカバー(4)を省略し、それに
替えて、左右方向を向く下方のカバー(5)の両端と上
下方向を向く左右1対のカバー(5)の下端とを、それ
ぞれ斜めに切断し、それらの切断面同士を互いにつき合
せ、かつ左右方向を向く上方のカバー(5)の両端下部
に切設した方形の切欠き(29)に、上下方向を向く左
右1対のカバー(5)の上端部を嵌合して形成されてい
る。
前板(D)における上方のカバー(5)の上縁には、前
方に突出する左右方向を向く突条(30)が、また後板
(E)における上方のカバー(5)の上縁には、後方に
突出する左右方向を向く突条(30)が、それぞれ連設
され、各突条(30)内に形成された軸孔(31)内に
は、左右方向を向く軸杆(32)の中間部(32a)が
回動自在に嵌合されている。
突条(30)の両端より突出する軸杆(32)の両端部
は、前部のものは後方へ、また後部のものは前方へ向け
て、それぞれ直角に折曲され、枢軸部(32b)となっ
ている。
軸杆(32)の各枢軸部(32b)は、各側板(C)に
おける下部と上下対称をなすその上部に、下方の軸杆(
21)の枢軸部(21b)と同様にして嵌合されている
すなわち、各枢軸部(32b)は、側板(C)における
上部のコーナーカバー(4)の前後端面に穿設した軸孔
(24)を通って、上部の枠材(3)内における板材(
2)のコーナー部に形成した方形の切欠き(25) (
第8図参照)内に嵌合されている。
枢軸部(32b)が嵌合された各側板(C)の上部の構
造は、前述した下部の構造と同一であるので、同一の構
成部材に同一の符号を付して図示するに止め、詳細な説
明は省略する。
上方の軸杆(32)における中間部(32a)と、枢軸
部(32b)との間のコーナー部(32c)には、平面
形状が扇形をなすとともに、中位部に軸杆(32)のコ
ーナー部(32c)が貫通する屈曲した軸孔(33)が
穿設され、かつ軸孔(33)より下方に向かって開口す
る軸杆(32)挿入用のスリット(34)が設けられた
上部コーナー部材(35)が、その一方の端面(35a
)が側板(C)の前端面又は後端面に摺接し、かつ上記
端面(35a)と直角に交わる他方の端面(35b)が
、前板(D)又は後板(E)の上方の突条(30)の端
面に摺接するようにして、上方より嵌合されている。
この上部コーナー部材(35)により、軸杆(32)の
コーナーm(32c)の少な(とも上面と外側面とが覆
われている。
かくして、前板(D)及び後板(E)は、両側板(C)
の上部間に、軸杆(32)の中間部(32a)を中心と
して回動可能で、かつ両側板(C)が、左右方向に互い
に平行状態を保って回動しうるように連結されている。
底板(B)の前後の縁部における突条(19)は、前板
(D)及び後板(E)が、軸杆(32)の中間部(32
a)を中心として真下を向く位置まで回動したとき、前
板(D)及び後板(E)の上端部画面に当接して、それ
らがさらに外方に向かって回動するのを阻止するストッ
パとしての機能をも有している。
第1図に示すような組立てた状態における底板(B)に
対向する各側板(C)の下縁、同じく前板(D)及び後
板(E)の下縁、及び両側板(C)の内側面に対向する
前板(D)及び後板(E)の左右の両側縁には、ゴム等
の弾性体よりなるリップ状の気密用のシール材(36)
の基部(36a)が、各カバー(4)(5)に設けたあ
り溝又はT溝状のシール溝(37)(第9図参照)内に
嵌合して取付けられている。
なお、シール材(36)は、上記のものと反対側の対向
面に設けてもよい。
また、組立てた状態における両側板(C)と前板(D)
と後板(E)との各上縁にも、上記と同様のシール材(
36)を同様にして設けである。
以上のような構成の折畳み式コンテナ(A)は、第1図
に示す組立てた状態から、第1図に示す矢印のように、
前板(D)及び後板(E)を、上方の軸杆(32)の中
間部(32a)を中心として内上方にはね上げた後、両
側板(C)を、下方の軸杆(21)の枢軸部(21b)
を中心として一側方に回動させると、両側板(C)の上
端部同士は、前板(D)及び後板(E)とその左右の端
部より前後方向に延出する軸杆(32)の枢軸部(21
b)とにより互いに連結されているので、両側板(C)
は、平行状態を保って倒伏させられ、折畳み式コンテナ
(A)全体は、第2図に示すように、偏平に折畳まれる
第2図に示す折畳み状態から、両側板(C)を、底板(
B)に対してほぼ直角をなすまで起立させた後、前板(
D)及び後板(E)を、下端部が底板(B)の突条(I
9)に当接するまで、両側板(C)間において下向きに
回動させるだけで、第1図に示すように、箱状に簡単に
組立てることができる。
第1図に示すように組立てたとき、底板(B)、両側板
(C)及び後板(E)の各つき合せ部分は、それらの各
板を構成するパネル(1)における金属製の枠材(3)
を覆う可撓性の合成樹脂製のカバー(4)(5)同士で
対向するので、つき合せ部分の変形のおそれが少なく、
かつ気密性がよい。
しかも、それらのつき合せ部分には、シール材(36)
が設けられているので、気密性がよく、折畳み式コンテ
ナ(A)の上端開口部に、蓋材(図示路)を、シール材
(36)を介して密着させると、折畳み式コンテナ(A
)の内部を完全に密閉することができ、はこりや湿気の
侵入をきらう医薬品、精密機械、衣服等の収納に好適で
ある。
また、底板(B)、両側板(C)、前板(D)及び後板
(E)を、非金属製の板材(2)と、金属製の枠材(3
)と、可撓性のカバー(4)(5)とからなるパネル(
1)によりそれぞれ構成したことにより、軽量でしかも
十分な強度を得ることができ、外観上の体裁もよくする
ことができる。
[変形例] 本発明によると、次のような幾多の変形が可能である。
(1)第1O図に示すように、前板(D)及び後板(E
)の上部のフレームカバー(5)の凸条(30)内にお
ける軸杆(32)と枠材(3)との間に、断面形がH字
状又はその他の形状をなす金属製又は硬質合成樹脂製の
補強材(38)を設けてもよい。
(2)側板(C)における板材(2)の上下の縁部に、
切欠き(25)を設ける代りに、板材(2)の上下の縁
部と、全体をU字状とした枠材(3)における半円弧状
の基片との間に、軸杆(2+)(32)の枢軸部(21
b) (32b)を挿入しつるだけの空間を残して、枠
材(3)を板材(2)に固着してもよい。
(3)軸杆(21)(32)に代えて、L字状に屈曲し
た1対の軸杆を使用し、その一端部を、底板(B)の突
条(19)における軸孔(20)及び前板(D)と後板
(E)の突条(3o)における軸孔(31)の両端部に
回転自在に嵌合し、かつ軸孔(31)から抜け止めして
もよい。
(4)パネル(1)における板材(2)の材質としては
、合成樹脂だけでなく、紙、木その他のものとしてもよ
い。また、板材(2)の構造は、単板、合板、中空板、
ダンボール構造、内部にハニカムコア、コルゲート板、
その他の仕切板等を設けた多層構造板等としてもよい。
(5)前板(D)、後板(E)、又は側板(C)に、閉
止時に気密性を有する小窓や手掛けを設けたり、カード
ケースを設けたり、又は外面に印刷を施したりしてもよ
い。
(6)コンテナ(A)の内面のすべて又は一部に、導電
性の板材、箔、又は膜状体等を被覆し、それをアースと
することにより、静電気を嫌う半導体、その他の電子機
器類等の収納用ケースとしてもよい。
(7)互いに隣接する枠材(3)の端部同士は、45゜
若しくは他の傾斜角度、又は90″の突き合わせとした
り、又は重合、嵌め合い等としてもよい。
また重合した状態でスポット溶接等により互いに固着し
てもよい。
(8)コーナーカバー(4)を省略して、フレームカバ
ー(5)の端部同士を上記(7)の板材(3)の端部同
士と同様にして接合してもよい。
[発明の効果] 本発明によると、次のような効果を奏することができる
(a)底板(B)、両側板(C)、前板(D)及び後板
(E)を、非金属製の板材(2)と、金属性の枠材(3
)と、可撓性のカバー(4)(5)とからなるパネル(
1)により構成したことにより、軽量で、しかも十分な
強度を得ることができるとともに、外観上の体裁がよく
なる(全請求項に記載の発明)。
(b)折畳み式コンテナ(A)を組立てたとき、底板(
B)、両側板(C)、前板(D)及び後板(E)の各つ
き合せ部分は、それらを構成するパネル(1)における
金属製の枠材(3)(これが芯材となる)を覆う可撓性
のカバー(4)(5)同士で対向するので、つき合せ部
分の変形のおそれが小さく、かつ気密性が良好で、折畳
み式コンテナ(A)の内外の気密性を向上することがで
きる(全請求項に記載の発明)。
(C)組立て状態における各側板(C)の下縁と、それ
に対向する底板(B)との間、前板(D)及び後板(E
)の同側縁と、それに対向する両側板(C)との間、並
びに前板(D)及び後板(E)の下縁と、それに対向す
る底板(B)との間のそれぞれのいずれか一方の部材に
、気密用のシール材(36)を設けると、さらに折畳み
式コンテナ(A、)の内外の気密性が向上する(M求項
(4)記載の発明)。
(d)組立て状態における両側板(C)と前板(D)と
後板(E)との各上縁に、シール材(36)を設けると
、折畳み式コンテナ(A)上に蓋材を載置したとき、蓋
材と折畳み式コンテナ(A)との間の気密が保たれ、上
記(c)の効果と協働して、折畳み式コンテナ(A)内
を完全に密閉することができる(請求項(5)記載の発
明)。
(e)コーナー部材(22) (35)を設けると、軸
杆(21)(32)のコーナー部(21c) (32c
)が外部に露呈せず、さらに外観をよくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の組立てた状態の斜視図、 第2図は、同じく折畳んだ状態の斜視図、第3図は、同
じく要部の分解斜視図、 第4図は、同じく後部のコーナー部の分解斜視図、 第5図は、底板、側板、前板及び後板を構成する基本的
なパネル構造を示す一部切欠斜視図、第6図は、第5図
のVl−VI線に沿う拡大断面図、第7図は、要部の分
解斜視図、 第8図は、側板の前下部のコーナー部の縦断側面図、 第9図は、第8図のIX−IX線に沿う縦断面図で、第
10図は、変形側の要部を示す縦断面図である。 A)折畳み式コンテナ C)側板 E)後板 l)パネル 2a)端面 (4)コーナーカバー(カバー) 5)フレームカバー(カバー) 7)中間シート io)基部 11a)逆縁 13)基片 (15)内向き係合部 (16)外装基部 (B)底板 (D)前板 (2)板材 (3)枠材 (6)膨呂突部 (8)(9)表面シート (11)側片 (12)突起 (14)外装側片 (15a)側面 (17)外装側片 (18)内向き係合部 (20)軸孔 (21a)中間部 (21c)コーナー部 (23)嵌合孔 (25)切欠き (27)凹溝 (29)切欠き 31)軸孔 32a)中間部 32c)コーナー部 34)スリット 35a) (35b)端面 36a)基部 (38)補強材 19)突条 21)軸杆 21b)枢軸部 22)下部コーナー部材 24)軸孔 26)半円弧部 (28)突条 30)突条 32)軸杆 32b)枢軸部 33)軸孔 35)上部コーナー部材 36)シール材 37)シール溝 第8図 納9図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底板、両側板、前板及び後板を方形の非金属製の
    板材の周縁部に、断面U字状の金属製の枠材を嵌合する
    とともに、各枠材に可撓性のカバーを被せてなるパネル
    をもって、構成し、底板の前後の縁部におけるカバーの
    上面に設けた左右方向を向く突条内に嵌合した軸杆の外
    方の端部に前後方向に向けて形成した枢軸部を、両側板
    の下縁のカバーの前後の端面に設けた軸孔に嵌合するこ
    とにより、両側板の下部を、底板に対して左右方向に回
    動自在に枢着し、かつ前板及び後板の上縁のカバーの前
    面及び後面に設けた左右方向を向く突条内に回動可能と
    して嵌合した軸杆の外方の端部に前後方向に向けて形成
    した枢軸部を、両側板の上縁のカバーの前後の端面に形
    成した軸孔内に嵌合することにより、両側板の上部間に
    、前板及び後板を、左右方向の軸線まわりに回動可能で
    、かつ両側板が左右方向に回動しうるように連結したこ
    とを特徴とする折畳み式コンテナ。
  2. (2)各軸杆の枢軸部を、側板の下縁及び上縁の枠材の
    U字状の折曲部分内に嵌合してなる請求項(1)記載の
    折畳み式コンテナ。
  3. (3)各軸杆の枢軸部の外周面の一部と、それに対応す
    る側板における枠材のU字状の折曲部分の内面とのいず
    れか一方に突条を、かつ他方に前記突条と係合する凹溝
    を設けることにより、軸杆の枢軸部を、両側板から抜け
    止めしてなる請求項(2)記載の折畳み式コンテナ。
  4. (4)組立て状態における各側板の下縁と底板との間、
    前板及び後板の両側縁と両側板との間、並びに前板及び
    後板の下縁と底板との間における一方の部材に、気密用
    のシール材を設けてなる請求項(1)〜(3)のいずれ
    かに記載の折畳み式コンテナ。
  5. (5)組立て状態における両側板と前板と後板との上縁
    に、シール材を設けてなる請求項(1)〜(4)のいず
    れかに記載の折畳み式コンテナ。
  6. (6)上方の軸杆におけるコーナー部に、該軸杆のコー
    ナー部が貫通する屈曲した軸孔を有するとともに、側板
    の前後の端面に摺接する端面と、前板又は後板の左右の
    端面に摺接する端面とを有し、かつ少なくとも軸杆のコ
    ーナー部の上面及び外側を覆うコーナー部材を嵌合して
    なる請求項(1)〜(5)のいずれかに記載の折畳み式
    コンテナ。
  7. (7)下方の軸杆におけるコーナー部を覆うコーナー部
    材を、底板のカバーと一体的に形成してなる請求項(1
    )〜(6)のいずれかに記載の折畳み式コンテナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205655A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード用エッジ部材
KR20180056350A (ko) * 2017-04-17 2018-05-28 (주)시스펙 코너 브라켓 및 코너 브라켓을 포함하는 프레임 구조체, 그리고 코너브라켓을 포함하는 화물 운반용 팔레트
JP2021031074A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 協和化成株式会社 組立て式搬送箱、組立てフレーム及び組立て式搬送箱の組立て方法

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