JPH04141529A - 竪型連続鋼帯熱処理炉の外気侵入防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、竪型連続鋼帯熱処理炉の外気侵入防止方法に
関するものである。

（従来の技術と発明が解決しようとする課題）従来、た
とえば、ステンレス鋼帯を、直火式加熱帯を竪型に配設
した竪型連続焼鈍炉で熱処理する場合、炉内を○、ａ度
か１０％以下となるように制御する必要かある。

ところで、直火式加熱帯か竪型であると、下部の大気連
通口部（炉尻）から外気が侵入するため、従来、この大
気連通口部にシールロールを配設し、外気の侵入を防止
するようにしているか、シールロール方式では銅帯に傷
が付きやすい。また、ロールに軟いライニング材を設け
ることも実用化されているが、ライニング材が摩耗すれ
ば、同調駆動が困難であり、また、メンテナンスを頻繁
に行わなければならないという問題を有する。

したがって、本発明は加熱帯の大気連通口部に、気体シ
ール装置を設け、この気体シール装置からの噴出気体圧
と炉内圧とを制御して外気の炉内への侵入を効果的に防
止する外気侵入防止方法を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、前記目的を達成するために、直火式加熱帯を
竪型に配設した竪型連続鋼帯熱処理炉において、下部の
大気連通口部に気体／−ル装置を配設し、この気体／−
ル装置に、直火式加熱帯の排ガスを供給するとともに、
前記大気連通口部近傍の炉内圧を検出して、この検出値
に基つき圧力コントローラで排ガスタクト中の炉圧制御
ダンパーを作動させて当該炉内圧か設定圧力になるよう
に制御する一方、前記検出値に基つき差圧コントローラ
で前記気体シール装置への排ガス供給量を制御すること
を特徴とする竪型連続鋼帯熱処理炉の外気侵入防止方法
である。

（実施例） つぎに、本発明の一実施例を図面にしたかって説明する
。

第１図において、１は直火バーナ３を有する直火式加熱
帯２を竪型に配設した竪型連続鋼帯熱処理炉で、４は予
熱帯、５はトップロールチャンバ、６はデフレクタロー
ル、７は冷却帯、８はデフレクタロール、９は最終冷却
帯で、１０は前記予熱帯４に設けた排ガスダクトである
。

そして、前記直火式加熱帯２の下部である大気連通口部
２ａには、第２図に示す気体ノール装置１１が設けであ
る。

前記気体／−ル装置１１は、鋼帯Ｓの搬送通路を挟んで
配置された一対の静圧パッドｌｌａ、１１ｂからなり各
静圧バッドｌｌａ、ｌｌｂは、２つの圧力室１２ａ、１
２ｂに区画されるとともに、鋼帯Ｓの平面部と対向する
各圧力室１２ａ、１２ｂの対向壁面には内方に傾斜した
ス！Ｊ　ｙ　ト１３が設けられ、各圧力室１２ａ、１２
ｂはブロア１４を介して前記排ガスダクト１０にシール
ガス供給管１４ａによって接続されている。１４ｂは、
前記各圧力室１２ａ、１２ｂへの供給排ガス量を初期設
定するダンパーである。

また、前記排ガスタクト１０のブロア１４への取出口１
４Ｃより上流には、炉圧制御ダンパー１５が配設しであ
る。

さらに、前記加熱帯２の大気連通口部（炉尻）２ａの近
傍に炉圧検出器１６か設けられ、この炉圧検出器１６の
検出値に基づき、前記炉圧制御ダンパー１５が圧力コン
トローラ１７により開閉する一方、前記検出値と大気圧
とを比較して、差圧コントローラ１８により、前記ブロ
ア１４は回転制御されるようになっている。

なお、前記実施例において、大気連通口部２ａは加熱帯
２の炉尻であるが、加熱帯２に竪型の徐冷帯が連設され
ている場合には、徐冷帯の炉尻である。

つぎに、前記構成の竪型連続鋼帯熱処理炉の外気侵入防
止方法を説明する。

炉の操業中においては、種々の原因により炉内圧が変動
し、また、加熱帯２が竪型のものでは特に炉尻から大気
が侵入しやすい。

したがって、本発明では、加熱帯２の大気連通口部２ａ
に設置した炉圧検出器１６１；より炉内圧が検出され、
この検出値信号は圧力コントローラ１７に入り、炉内圧
が、たとえば、＋１〜３ｍｍＨ２○となるように前記炉
圧制御ダンパー１５を駆動して、排ガスダクト１０の排
ガス量を制御するへ 一方、前記検出値信号は差圧コントローラ１８に入り、
大気圧と比較され、その比較信号によりブロア１４の回
転数を制御して、前記気体シール装置１１のスリット１
３からの噴出気体によるシール能力を一定にする。

すなわち、前記検出値か設定値（大気圧との差圧）より
低いと、ブロア１４の回転数は増加し、排ガス供給量か
増加してシール気体装置ｌｌ自体のシール性能を高めて
、大気連通口部２ａ（シール装置）からの外気の侵入を
防止し、反対に高い場合には、ブロア１４の回転数は減
少し炉内雰囲気を放出するようにする。

したがって、炉内圧制御ダンパー１５の開閉とともに、
気体シール装置１１からの噴出流体圧を可変として、大
気連通口部２ａでのシール能力を一定とし、炉内圧を速
やかに所定値（＋１〜３ｍｍＨ２０）になるようにし、
かつ、その間における外気の炉内侵入を防止するのであ
る。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、直火式
加熱帯を竪型に配設した竪型連続鋼帯熱処理炉の下部に
設けた大気連通四部の７−ルは、気体ノール装置からの
噴出気体で非接触で行うため、銅帯に傷を付けることは
ない。また、その噴出気体は加熱帯て生成された酸素濃
度か制御された燃焼排カスであるため、処理鋼帯を過酸
化させることもない。

しかも、気体シール装置からのシール流体（噴出気体）
は前記大気連通口部の炉内圧により可変としであるため
、炉内圧に変動かあっても確実に外気の炉内への侵入を
防止することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用する竪型連続鋼帯熱処理炉の概略
説明図で、第２図は第１図の気体シール装置の拡大図で
ある。 ２　・直火式加熱帯、２ａ・・・大気連通口部、４・・
予熱帯、１０・排ガスダクト、１１　気体シール装置、
１４・・・ブロア、１５・・炉圧制御ダンパー１６・・
・炉圧検出器、１７−・・圧力コントローラ、１８・・
差圧コントローラ。 第１図 襖２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）直火式加熱帯を竪型に配設した竪型連続鋼帯熱処
   理炉において、下部の大気連通口部に気体シール装置を
   配設し、この気体シール装置に、直火式加熱帯の排ガス
   を供給するとともに、前記大気連通口部近傍の炉内圧を
   検出して、この検出値に基づき圧力コントローラで排ガ
   スダクト中の炉圧制御ダンパーを作動させて当該炉内圧
   が設定圧力になるように制御する一方、前記検出値に基
   づき差圧コントローラで前記気体シール装置への排ガス
   供給量を制御することを特徴とする竪型連続鋼帯熱処理
   炉の外気侵入防止方法。