JPH0414098B2 - - Google Patents

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JPH0414098B2
JPH0414098B2 JP2826183A JP2826183A JPH0414098B2 JP H0414098 B2 JPH0414098 B2 JP H0414098B2 JP 2826183 A JP2826183 A JP 2826183A JP 2826183 A JP2826183 A JP 2826183A JP H0414098 B2 JPH0414098 B2 JP H0414098B2
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JP
Japan
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atom
formula
general formula
hydrogen atom
parts
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JP2826183A
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Sumio Nishida
Noritada Matsuo
Kazuhiro Tsushima
Makoto Hatagoshi
Masachika Hirano
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式() 〔式中、R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子、
臭素原子またはメチル基を表わし、R2は水素原
子またはフツ素原子を表わす。R3は炭素数2〜
4のアルキル基または2,2,2−トリフルオロ
エチル基を表わす。〕 で示されるエーテル化合物、その製造法およびそ
れを有効成分として含有する殺虫、殺ダニ剤に関
する。 本発明者らあ、優れた殺虫、殺ダニ剤を開発す
べく鋭意検討を重ねた結果、前記一般式()で
示されるエーテル化合物が、高い殺虫、殺ダニ効
力を有することを見出し、本発明を完成するに至
つた。 本発明化合物が特に有効な具体的害虫として
は、ウンカ類、ヨコバイ類、アブラムシ類、カメ
ムシ類などの半翅目、コナガ類、ヨトウガ類など
の鱗翅目、ヨクゾウムシ、マメコガネなどの鞘翅
目、アカイエカ、イエバエなどの双翅目、コバネ
イナゴなどの直翅目、チヤバネゴキブリなどの網
翅目などが挙げられる。 本発明化合物は、一般式() 〔式中、R1およびR2は前述と同じ意味を有し、
Zはハロゲン原子を表わす。〕 で示されるベンジルハライドと一般式() 〔式中、R3は前述と同じ意味を有する。〕 で示されるアルコールのアルカリ金属塩とを反応
させることにより得られ、さらに詳しくは、例え
ば前記一般式()で示されるアルコールを非プ
ロトン性極性溶媒(例えばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等)中、アルカリ金属
水素化物と反応させてアルカリ金属塩とし、これ
に一般式()で示されるベンジルハライドを0
℃〜50℃で1〜12時間反応させて製造することが
できる。 一般式()で示されるアルコールとしては以
下のようなものが挙げられる。 2,2−ジメチル−2−(4−エトキシフエニ
ル)エタノール 2,2−ジメチル−2−(4−n−プロピルオ
キシフエニル)エタノール 2,2−ジメチル−2−(4−iso−プロピルオ
キシフエニル)エタノール 2,2−ジメチル−2−(4−n−ブチルオキ
シフエニル)エタノール 2,2−ジメチル−2−(4−(2,2,2−ト
リフルオロエトキシ)フエニル)エタノール また、一般式()で示されるベンジルハライ
ドとして以下のようなものが挙げられる。 3−アニリノベンジルブロミド 3−(4−フルオロアニリノ)ベンジルクロリ
ド 3−(4−クロロアニリノ)ベンジルブロミド 3−(4−ブロモアニリノ)ベンジルブロミド 3−(4−メチルアニリノ)ベンジルブロミド (3−アニリノ−4−フルオロ)ベンジルブロ
ミド 4−フルオロ−3−(4−フルオロアニリノ)
ベンジルクロリド 4−フルオロ−3−(4−クロロアニリノ)ベ
ンジルクロリド 4−フルオロ−3−(4−ブロモアニリノ)ベ
ンジルブロミド 4−フルオロ−3−(4−メチルアニリノ)ベ
ンジルブロミド 次に本発明化合物の製造例を示す。 製造例 化合物(2)の合成 水素化ナトリウム(60%オイルサスペンシヨ
ン)114mg(2.86ミリモル)をジメチルホルムア
ミド5mlでサスペンジヨンとし、そこへ2,2−
ジメチル−2−(4−エトキシフエニル)エタノ
ール555mg(2.86ミリモル)のジメチルホルムア
ミド3ml溶液を滴下し、水素発生が終わるまで内
温50〜80℃に保つ。 その後、室温まで冷やし3−アニリノ−4−フ
ルオロベンジルクロリド612mg(2.60ミリモル)
のジメチルホルムアミド3ml溶液を滴下し、その
まま室温で一夜撹拌する。次にその反応混合溶液
を水50mlに注入し、エーテル20mlで2回抽出し、
そのエーテル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、エーテルを留去し、シリカゲルをつめたカ
ラムクロマトグラフイーにより分離精製し、3−
アニリノ−4−フルオロベンジル2,2−ジメチ
ル−2−(4−エトキシフエニル)エチルエーテ
ル78.3mgを淡黄色液体として得た。 前記の製造例と同じ様にして製造できる本発明
化合物のいくつかをまとめて第1表に示す。
【表】 本発明化合物を殺虫、殺ダニ剤の有効成分とし
て用いる場合は、通常、固体担体、液体担体、ガ
ス状担体あるいはその他の製剤用補助剤(例えば
界面活性剤、分散剤、湿展剤、安定剤等)と混合
して各種の製剤、例えば乳剤、水和剤、粉剤、粒
剤、油剤、エアゾール、加熱燻蒸剤(蚊取線香、
電気蚊取等)、フオツギング等の煙霧剤、非加熱
燻蒸剤、毒餌等にする。 これらの製剤中の有効成分含量は0.1%〜95%
である。 固体担体としては粘土類(例えばカオリン、ベ
ントナイト、酸性白土、ピロフイライト、セリサ
イト)、タルク類、その他無機鉱物(たとえば水
和二酸化ケイ素、軽石、珪藻土、硫黄粉末、活性
炭)などの微粉末ないし粉状物が挙げられる。 また液体担体としてはアルコール類(例えばメ
チルアルコール)、ケトン類(例えばアセトン、
メチルエチルケトン)、エーテル類(例えばエチ
ルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、テトラヒ
ドロフラン)、芳香族炭化水素類(例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メチルナフタレン)、
脂肪族炭化水素類(例えばケロシン、灯油)、エ
ステル類、ニトリル類、酸アミド類(例えばジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)、ハ
ロゲン化炭化水素(例えばジクロロエタン、トリ
クロロエチレン、四塩化炭素)などがあげられ
る。 また、界面活性剤としてはアルキル硫酸エステ
ル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリール
スルホン酸塩、ポリエチレングリコールエーテル
類、多価アルコールエステル類などが挙げられ
る。 さらに、使用できる固着剤や分散剤としてはガ
ゼイン、ゼラチン、でんぷん粉、CMC、アラビ
アゴム、アルギン酸、リグニンスルフオネート、
ベントナイト、糖蜜、ポリビニルアルコール、松
根油、寒天などがあり、安定剤としては例えば
PAP(リン酸イソプロピル)、TCP(トリクレジル
ホスフエート)、トール油、エポキシ化油、各種
界面活性剤、各種脂肪酸またはそのエステルなど
があげられる。 次に製剤例を示す。 製剤例 1 本発明化合物(1)〜(3)の各々0.5部を各々白灯油
に溶解し、全体を100部とすれば各々の油剤を得
る。 製剤例 2 本発明化合物(1)〜(3)の各々10部、それらに各々
乳化剤{ソルポール3005X(東邦化学登録商品
名)}10部、キシロール70部を加え、これらをよ
く撹拌混合すれば各々の乳剤を得る。 製剤例 3 本発明化合物(1)0.2部、テトラメスリン0.3部、
キシロール5部、脱臭灯油44.5部を混合溶解し、
エアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け
た後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガ
ス)50部を加圧充填すればエアゾールを得る。 製剤例 4 本発明化合物(2)0.2部、アレスリンのd−トラ
ンス酸体0.3部、脱臭灯油8.5部と乳化剤{アトモ
ス300(アトラスケミカル社登録商標名)}1部と
を混合し、純水60部を加えて乳化させたのち脱臭
ブタン、脱臭プロパンの3:1混合物30部ととも
にエアゾール容器に充填すればウオーター・ベー
スエアゾールを得る。 製剤例 5 本発明化合物(2)の10部に乳化剤{ソルポール
5029−0(東邦化学登録商標名)}5部をよく混合
し、300メツシユ珪藻土85部を加え、充分撹拌混
合すれば水和剤を得る。 製剤例 6 本発明化合物(1)〜(3)の各々0.5部を適当量のア
セトンに溶解し、300メツシユタルク99.5部を加
え充分撹拌混合した後、アセトンを蒸発除去すれ
ば各々の粉剤を得る。 本発明化合物は広く農園芸用殺虫、殺ダニ剤と
して水田、畑、果樹園、茶園、桑園、芝生地、牧
草地、森林等のほか防疫用殺虫、殺ダニ剤として
用いることもできる。 次に本発明化合物が殺虫、殺ダニ剤の有効成分
として有用であることを試験例をあげて示す。 本発明化合物は第1表の化合物番号で、また比
較対照として用いた化合物は次の化合物記号でそ
れぞれ示す。
【表】 試験例 1 直径5.5cmのポリエチレンカツプの底に同大の
紙を敷いた。製剤例2で得られた乳剤の200倍
水希釈液(500ppm相当)0.7mlを紙の上に滴下
した。餌としてシヨ糖30mgを紙上に入れた。そ
の中にイエバエ雌成虫10頭を放ち、フタをして48
時間後にその生死を調査し、成虫率を求めた(2
反復)。
【表】 試験例 2 製剤例2で得られた本発明化合物の乳剤の200
倍水希釈液(500ppm相当)2mlを15gのハスモ
ンヨトウ用人工飼料にしみこませ、直径11cmのポ
リエチレンカツプに入れた。その中にハスモンヨ
トウ3令幼中を10頭放ち、24時間後に生死を調査
し、死中率を求めた。(2反復)
【表】 試験例 3 播種5日後の鉢植えツルナシインゲン4葉に1
葉あたり10頭のニセナミハダニ雌成虫を寄生さ
せ、27℃恒温室で保管した。6日後、製剤例2で
得られた本発明化合物(2)、(3)および同様にして得
られた対照化合物(A)の乳剤の200倍水希釈液
(500ppm相当)をターンテーブル上で1鉢あたり
10ml散布した。6日後、植物上にニセナミハダニ
雌成虫を数えた。 効果判定基準は ++ 1葉に雌成虫が0〜9頭寄生している + 〃 10〜30 − 1葉に雌成虫が31頭以上寄生している とした。結果を以下に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子、
    臭素原子またはメチル基を表わし、R2は水素原
    子またはフツ素原子を表わす。R3は炭素数2〜
    4のアルキル基または2,2,2−トリフルオロ
    エチル基を表わす。〕 で示されるエーテル化合物。 2 一般式() 〔式中、R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子、
    臭素原子またはメチル基を表わし、R2は水素原
    子またはフツ素原子を表わす。Zはハロゲン原子
    を表わす。〕 で示されるベンジルハライドと一般式() 〔式中、R3は炭素数2〜4のアルキル基または
    2,2,2−トリフルオロエチル基を表わす。〕 で示されるアルコールのアルカリ金属塩とを反応
    させることを特徴とする一般式() 〔式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を有
    する。〕 で示されるエーテル化合物の製造法。 3 一般式() 〔式中、R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子、
    臭素原子またはメチル基を表わし、R2は水素原
    子またはフツ素原子を表わす。R3は炭素数2〜
    4のアルキル基または2,2,2−トリフルオロ
    エチル基を表わす。〕 で示されるエーテル化合物を有効成分として含有
    することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤。
JP2826183A 1983-02-21 1983-02-21 エ−テル化合物、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 Granted JPS59155344A (ja)

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JPS59157004A (ja) * 1983-02-26 1984-09-06 Yoshio Katsuta 新規2−フエニルプロピルエ−テル誘導体を含有する殺虫、殺ダニ剤及びその製造法
JPH0616822Y2 (ja) * 1987-04-08 1994-05-02 本田技研工業株式会社 車両の中間軸支持構造

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