JPH04140531A - 構造物の振動抑制装置 - Google Patents

構造物の振動抑制装置

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JPH04140531A
JPH04140531A JP26197390A JP26197390A JPH04140531A JP H04140531 A JPH04140531 A JP H04140531A JP 26197390 A JP26197390 A JP 26197390A JP 26197390 A JP26197390 A JP 26197390A JP H04140531 A JPH04140531 A JP H04140531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
viscoelastic body
vibration suppressing
suppressing device
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP26197390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Utsuno
秀夫 宇津野
Akio Sugimoto
明男 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は一般産業機械装置や建築物等の構造物の振動を
抑制する振動抑制装置の改良に係り、詳しくは使用温度
範囲を広範囲とし得る構造物の振動抑制装置に関する。
〔従来技術〕
第4図は、従来の構造物の振動抑制装置を示す縦断面模
式図である。
この振動抑制装置1では、振動を抑制すべき床パネル等
の上記構造物2の矢印Xで示す振動方向に対して直角に
互いに間隔を保って平行に複数の板バネ3が並設され、
同機バネ3は上記構造物2に支持台4等を介してそれぞ
れ固着されている。
更に、この振動抑制装置1では、上記板バネ3の上記構
造物2への固着部5から離れた位置に錘6が取り付けら
れていると共に、該板バネ3は粘弾性体7により接合さ
れている。
この振動抑制装置1では、上記構造物2の振動によって
上記板バネ3が振動し、該振動による同板バネ3の変形
に伴う上記粘弾性体7の剪断変形により、上記構造物2
の振動エネルギーが熱エネルギーに変換されて大気中に
放出され、同構造物2の振動が抑制される。
なお、この振動抑制装置1は例えば特開昭59−110
938号公報に開示されている。
ところで2 この振動抑制装置1では、上記したエネル
ギー変換を効率よく行なうために上記粘弾性体7の損失
係数ηの最適値η0ρtが次式により算出され、後述す
るようにこのηaptを満たすようにその材質(通常、
各種樹脂の混合により設定される)及び厚さ等が設定さ
れる。
ηapt −3μ/8(1千μ)3 ただし μ= m / M M:上記構造物の質量 m:上記錘の質量 ところで、第6図に示す曲+ID(実線〕は、ある材質
の損失係数ηの温度特性の一例を示している。
この図に示すように9通常、このある材質の上記損失係
数ηは、同材質に特有のガラス転移温度TgAにピーク
点を有する特性となり、同材質の厚さによってそのピー
クレベルが変動する。
即ち、同材質は上記ガラス転移温度TgAで。
その粘性が最大となる。
従って1 この振動抑制装置1では、同装置lの使用温
度(例えば20℃)近傍に上記ガラス転移温度を有する
ある材質が上記粘弾性体7の材質として選定されると共
に、同材質の損失係数ηの特性曲線りのピーク値近傍が
上記ηaptとなるように同材質の厚さ等が設定される
それゆえに3 この振動抑制装置1では、上記ηopt
の許容範囲(例えば第6図に示すηoptから7)op
t−△ηの斜線部内)においては、同振動抑制装置1が
上記したエネルギー変換を効率よく行なうので、その振
動抑制効果が期待できるが、それ以外においては、同効
果を期待することができない。
第5図は上記粘弾性体7として1厚さが50μmに設定
されたある材質(例えば酢酸ビニル系樹脂)の損失係数
ηの上記構造物2の共振振動周波数35セ近傍の周波数
特性の一例を1曲線A(実線)及びB(破線)で示して
いる。
なお、上記曲線A及びBは、それぞれ同粘弾性体7の温
度が20℃及び5°Cのときの同粘弾性体7の周波数特
性である。
ところで、上記(1)式により算出された上記ηopt
が0.2であるとすると、上記厚さ50amの粘弾性体
7を用いて構成されたこの従来の振動抑制装置1では、
上記損失係数ηが上記ηoptの許容範囲Δη(同第5
図斜線部)内となる同粘弾性体7が20℃であるときに
は、同装置1は上記したエネルギー変換を効率よく行な
って上記構造物2の振動を十分抑制する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の振動抑制装置1では。
上記粘弾性体7が5℃であるときには、同粘弾性体7の
損失係数ηはこの第5図に示すように上記ηaptの許
容範囲Δηから外れるので、構造物2の振動を十分に抑
制することができなかった。
即ち、この振動抑制装置1は、その使用温度範囲が狭く
、冬場等に上記5°C程度となる床パネル等の上記構造
物2の振動を十分抑制することができない場合があった
従って1本発明は使用温度範囲を広範囲とし得るように
した構造物の振動抑制装置を提供することを目的として
なされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、構造物の振動方向
に対して直角に互いに間隔を保って平行に複数の板バネ
を並設し、該板バネを振動を抑制すべき上記構造物にそ
れぞれ固着し、該板バネの上記構造物への固着部から離
れた位置に錘を取り付けると共に、上記板バネを粘弾性
体により接合してなる構造物の振動抑制装置において、
所定温度における上記粘弾性体の損失係数の値が所定範
囲内となるように該粘弾性体の厚さを設定したことを特
徴とする構造物の振動抑制装置として構成されている。
(作用〕 この構造物の振動抑制装置では、所定温度における粘弾
性体の損失係数の値が、所定範囲内(例えば前記ηap
tの許容範囲Δη内)となるように同粘弾性体の厚さが
設定される。
上記所定温度は2例えば20°C及び5℃とされる。
従って、この振動抑制装置は、上記所定温度。
即ち上記20゛Cから5°Cの広い温度範囲で有効に作
用し、従来よりも同装置の使用温度範囲が広範囲となる
(実施例〕 以下1添付図面を参照して5本発明を具体化した実施例
につき説明し1本発明の理解に供する。
尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例であって1
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに第1図は本発明の一実施例に係る構造物の振動抑
制装置の一例を示す縦断面模式図、第2図は同振動抑制
装置の他の例を示す縦断面模式図第3図は第1図に示す
振動抑制装置の粘弾性体の損失係数の周波数特性の一例
を示す特性グラフである。
また、前記第4図に示した従来の振動抑制装置と共通す
る要素には同一符号を使用し、同振動抑制装置と共通し
且つ機能の異なる要素には更にサフィックスを付けて区
別する。
この実施例に係る振動抑制装置11の特徴点は。
第1図に示すように所定温度(例えば5°C)における
例えば酢酸ビニル系樹脂等からなる粘弾性体7mの損失
係数ηの値が、第3図に破線で示す曲線Cのように所定
範囲内(即ち、前記ηoptの許容範囲Δη内)となる
ように、同粘弾性体7.の厚さが例えば11とされる点
である。
従って、この振動抑制装置11では、床パネル等の前記
構造物2が冬場等に5℃程度となっても。
同構造物2の振動を十分抑制することができる。
ところで、この振動抑制装置11は、夏場等で上記粘弾
性体71の温度が高いときには、同粘弾性体7.の損失
係数が上記ηoptの許容範囲Δηから外れる。
それゆえに、この振動抑制装置では、上記11厚さの粘
弾性体7つを具備した上記振動抑制装置1□の他に、上
記所定温度が20℃とされてその厚さが50μmに設定
された前記粘弾性体7を具備してなる前記振動抑制装置
1も、上記構造物2に取り付けられる。
従って、この振動抑制装置では、夏場や中間期等には、
上記振動抑制装置1が上記構造物2の振動を抑制し、上
記冬場等には、上記振動抑制装置11が同構造物2の振
動を抑制する。
即ち、上記のように厚さの異なる粘弾性体778を具備
した振動抑制装置1,1.を上記構造物2に複数個(即
ち、1個ずつ)取り付けてなるこの振動抑制装置の使用
温度範囲は、従来よりも広範囲となる。
上記実施例では、構造物2に振動抑制装置1及び1□を
取り付けて振動抑制装置を構成したが。
第2図に示すように厚さの異なる粘弾性体7及び7□を
具備した振動抑制装置1トを構成し、同装置lトを同構
造物2に取り付けるようにしてもよい。
この場合も、上記振動抑制装置と全く同様の効果が期待
できる。
上記実施例では、粘弾性体の厚さの種類が50μmと1
ms+の2種類であったが、同粘弾性体の厚さの種類を
更に増やして、当該振動抑制装置の使用温度範囲を更に
広範囲とするようにしてもよい。
なお2例えば第1図に示すように粘弾性体7゜の両端面
に、同粘弾性体7aが同両端面から流出しないようにす
るためのゴム等からなる熱溶着部8を設けるようにして
もよい。
〔発明の効果] 本発明により構造物の振動方向に対して直角に互いに間
隔を保って平行に複数の板バネを並役し該板バネを振動
を抑制すべき上記構造物にそれぞれ固着し、該板バネの
上記構造物への固着部から離れた位置に錘を取り付ける
と共に、上記板バネを粘弾性体により接合してなる構造
物の振動抑制装置において、所定温度における上記粘弾
性体の損失係数の値が所定範囲内となるように該粘弾性
体の厚さを設定したことを特徴とする構造物の振動抑制
装置が提供される。
従って、当該振動抑制装置の使用温度範囲は。
従来よりも広範囲となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る構造物の振動抑制装置
の一例を示す縦断面模式図、第2図は同振動抑制装置の
他の例を示す縦断面模式図、第3図は第1図に示す振動
抑制装置の粘弾性体の損失係数の周波数特性の一例を示
す特性グラフ、第4図は従来の構造物の振動抑制装置の
一例を示す縦断面模式図、第5図は同振動抑制装置の粘
弾性体の損失係数の周波数特性の一例を示す特性グラフ
。 第6図はある材質の損失係数の温度特性の一例を示す特
性グラフである。 〔符号の説明〕 1、ia、li、・・・振動抑制装置 2・・・構造物 3・・・仮バネ 5・・・固着部 6・・・錘 7゜ 71・・・粘弾性体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、構造物の振動方向に対して直角に互いに間隔を保っ
    て平行に複数の板バネを並設し、該板バネを振動を抑制
    すべき上記構造物にそれぞれ固着し、該板バネの上記構
    造物への固着部から離れた位置に錘を取り付けると共に
    、上記板バネを粘弾性体により接合してなる構造物の振
    動抑制装置において、 所定温度における上記粘弾性体の損失係数 の値が所定範囲内となるように該粘弾性体の厚さを設定
    したことを特徴とする構造物の振動抑制装置。 2、上記設定厚さの異なる粘弾性体を複数個具備してな
    る請求項1記載の構造物の振動抑制装置。 3、上記設定厚さの異なる粘弾性体を具備した振動抑制
    装置を上記構造物に複数個取り付けてなる請求項1記載
    の構造物の振動抑制装置。
JP26197390A 1990-09-28 1990-09-28 構造物の振動抑制装置 Pending JPH04140531A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014035A (ja) * 2001-02-19 2003-01-15 Tokai Rubber Ind Ltd 制振装置
JP2009029531A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Du Pont Toray Co Ltd 糸条巻取機および糸条パッケージ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356446A (ja) * 1986-08-27 1988-03-11 新日本製鐵株式会社 制振板用積層型樹脂フイルム及び制振板

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