JPH04139B2 - - Google Patents
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- JPH04139B2 JPH04139B2 JP60201092A JP20109285A JPH04139B2 JP H04139 B2 JPH04139 B2 JP H04139B2 JP 60201092 A JP60201092 A JP 60201092A JP 20109285 A JP20109285 A JP 20109285A JP H04139 B2 JPH04139 B2 JP H04139B2
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 19
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、床構造体に関する。
[従来の技術]
従来、大梁に小梁の端部を接合して形成される
床構造体としては、例えば特開昭54−22923号公
報に記載される床構造体がある。該床構造体はX
方向に配設される大梁に対し、Y方向に配設され
る小梁の端部を接合するようにしている。大梁は
例えばH型鋼材、溝型鋼材等の鋼材により形成さ
れ、ウエブ部およびフランジ部を備えるようにし
ている。大梁に対する小梁の端部の接合は、小梁
の端部と大梁のフランジ部との間に連結プレート
を介装させ、それぞれ小梁の端部と連結プレー
ト、連結プレートと小梁の端部をそれぞれボルト
等を用いて接合するようにしている。
床構造体としては、例えば特開昭54−22923号公
報に記載される床構造体がある。該床構造体はX
方向に配設される大梁に対し、Y方向に配設され
る小梁の端部を接合するようにしている。大梁は
例えばH型鋼材、溝型鋼材等の鋼材により形成さ
れ、ウエブ部およびフランジ部を備えるようにし
ている。大梁に対する小梁の端部の接合は、小梁
の端部と大梁のフランジ部との間に連結プレート
を介装させ、それぞれ小梁の端部と連結プレー
ト、連結プレートと小梁の端部をそれぞれボルト
等を用いて接合するようにしている。
さらに、該床構造体は、大梁のフランジ部と小
梁の端部との間に防振パツドを介在させる状態で
板バネを介装してなり、小梁から大梁または大梁
から小梁へ伝達される振動を極力低減させるよう
にしている。
梁の端部との間に防振パツドを介在させる状態で
板バネを介装してなり、小梁から大梁または大梁
から小梁へ伝達される振動を極力低減させるよう
にしている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記従来の床構造体にあつて
は、大梁に対する小梁の端部の接合を大梁のフラ
ンジ部に対して行なうこととしていた。このた
め、該床構造体における床部分に、過大な荷重や
衝撃が加わる場合、大梁のフランジ部がねじれ、
これにより、小梁が大梁のウエブ部における中立
軸まわりで振動を生じたり、また小梁にたわみが
生じるものとされた。このような振動やたわみ
は、必要以上の床振動や床鳴りの原因とされ、床
面における歩行感の低下やひいては居住性の低下
をもたらすものとされる。また、たとえ、大梁と
小梁との間に防振パツドを介在させる状態で板バ
ネを介装した場合でも、振動は他の連結部として
の連結プレートを介して相互に伝達され、特に微
振動においては容易に大梁から小梁へあるいは小
梁から大梁へ伝達されるものとされた。
は、大梁に対する小梁の端部の接合を大梁のフラ
ンジ部に対して行なうこととしていた。このた
め、該床構造体における床部分に、過大な荷重や
衝撃が加わる場合、大梁のフランジ部がねじれ、
これにより、小梁が大梁のウエブ部における中立
軸まわりで振動を生じたり、また小梁にたわみが
生じるものとされた。このような振動やたわみ
は、必要以上の床振動や床鳴りの原因とされ、床
面における歩行感の低下やひいては居住性の低下
をもたらすものとされる。また、たとえ、大梁と
小梁との間に防振パツドを介在させる状態で板バ
ネを介装した場合でも、振動は他の連結部として
の連結プレートを介して相互に伝達され、特に微
振動においては容易に大梁から小梁へあるいは小
梁から大梁へ伝達されるものとされた。
本発明は、床構造体の剛性の向上と制振性能の
向上を図ることを目的としている。
向上を図ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明は、ウエブ
部およびフランジ部を備えてなる鋼材により大梁
を形成し、該大梁のウエブ部に小梁の端部を連結
片を介して略直角に接合して形成される床構造体
であつて、該連結片が、その大梁のウエブ部との
接合部とその小梁との接合部とが略同一軸になる
ように、鋼板を角度90°より大きく曲折して中央
側面に突出した曲折部を有して形成され、大梁の
ウエブ部および小梁の端部と連結片との間に防振
部材を介装させる状態で接合するようにしてい
る。
部およびフランジ部を備えてなる鋼材により大梁
を形成し、該大梁のウエブ部に小梁の端部を連結
片を介して略直角に接合して形成される床構造体
であつて、該連結片が、その大梁のウエブ部との
接合部とその小梁との接合部とが略同一軸になる
ように、鋼板を角度90°より大きく曲折して中央
側面に突出した曲折部を有して形成され、大梁の
ウエブ部および小梁の端部と連結片との間に防振
部材を介装させる状態で接合するようにしてい
る。
[作用]
大梁のフランジ部は、そのウエブ部に比して、
中立軸まわりのねじれ変形を大としている。した
がつて、本発明によれば、小梁の端部をフランジ
部に比べねじれ変形の少ないウエブ部に接合する
ことで、接合部のねじれ変形に基づく小梁のたわ
み、振動の増幅化を招来することなく、小梁に加
わる荷重および衝撃を大梁によつて安定的に支持
することが可能となる。
中立軸まわりのねじれ変形を大としている。した
がつて、本発明によれば、小梁の端部をフランジ
部に比べねじれ変形の少ないウエブ部に接合する
ことで、接合部のねじれ変形に基づく小梁のたわ
み、振動の増幅化を招来することなく、小梁に加
わる荷重および衝撃を大梁によつて安定的に支持
することが可能となる。
また、本発明によれば、小梁もしくは大梁に生
ずる振動を防振部材の存在によつて減衰するとと
もに、小梁から大梁、または大梁から小梁へ伝達
される振動を極力低減することが可能となる。こ
れにより、床構造体の剛性の向上と制振性能の向
上を図ることが可能となる。その上、連結片が鋼
板を角度90°より大きく曲折して形成されている
ためその曲折部がバネの役目をなし、小梁もしく
は大梁に生ずる振動を曲折部によつて吸収し、減
衰することが可能となる。
ずる振動を防振部材の存在によつて減衰するとと
もに、小梁から大梁、または大梁から小梁へ伝達
される振動を極力低減することが可能となる。こ
れにより、床構造体の剛性の向上と制振性能の向
上を図ることが可能となる。その上、連結片が鋼
板を角度90°より大きく曲折して形成されている
ためその曲折部がバネの役目をなし、小梁もしく
は大梁に生ずる振動を曲折部によつて吸収し、減
衰することが可能となる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は大梁と小梁との接合状態に係る第5図
の−線に沿う断面図、第2図は同第5図の
−線に沿う断面図、第3図は床構造体が用いら
れるユニツト建物の全体を示す斜視図、第4図は
ユニツト建物に用いられる建物ユニツトの構造を
示す斜視図、第5図は第3図の−線に沿う断
面図、第6図は床構造体の形成過程を示す斜視図
である。
の−線に沿う断面図、第2図は同第5図の
−線に沿う断面図、第3図は床構造体が用いら
れるユニツト建物の全体を示す斜視図、第4図は
ユニツト建物に用いられる建物ユニツトの構造を
示す斜視図、第5図は第3図の−線に沿う断
面図、第6図は床構造体の形成過程を示す斜視図
である。
第5図に示す床構造体10は、第3図に示すユ
ニツト建物11の床部分に相当し、該ユニツト建
物12は複数の建物ユニツトを上下および水平方
向に接続して形成される。すなわち、第3図に示
すユニツト建物12は、基礎13の上部に複数の
下階建物ユニツト14を隣接配置してなり、さら
に下階建物ユニツト14の上部には上階建物ユニ
ツト15が対応配置される。上下および水平方向
に隣接される各建物ユニツト14,15は、それ
ぞれ相互に結合する状態とされ、さらに結合され
た上階建物ユニツト15上部には屋根ユニツト1
6が配置されるようにしている。
ニツト建物11の床部分に相当し、該ユニツト建
物12は複数の建物ユニツトを上下および水平方
向に接続して形成される。すなわち、第3図に示
すユニツト建物12は、基礎13の上部に複数の
下階建物ユニツト14を隣接配置してなり、さら
に下階建物ユニツト14の上部には上階建物ユニ
ツト15が対応配置される。上下および水平方向
に隣接される各建物ユニツト14,15は、それ
ぞれ相互に結合する状態とされ、さらに結合され
た上階建物ユニツト15上部には屋根ユニツト1
6が配置されるようにしている。
このようにして施工されるユニツト建物12の
うち、各下階建物ユニツト14および上階建物ユ
ニツト15は、複数の構造材を略直方体形状に組
合わせて形成される。第4図は、下階および上階
建物ユニツト14,15の構造を示すものであ
り、該ユニツトは4つの隅部にそれぞれ鋼製の支
柱17を立設してなる。立設される各支柱17間
のうち、X方向における各支柱17の下端側部間
には、鋼製の桁床大梁18が配設され、またY方
向における各支柱17の下端側部間には、鋼製の
妻床大梁19が配設される。各桁床大梁18およ
び妻床大梁19は、それぞれの端部を各支柱17
の下端側部に連結するようにしている。一方、立
設される各支柱17のうち、X方向における各支
柱17の下端側部間には、鋼製の桁天井大梁20
が配設され、またY方向における各支柱17の上
端側部間には鋼製の妻天井大梁21が配設され
る。各桁天井大梁20および妻天井大梁21も、
それぞれの端部を各支柱17の上端側部に連結す
るようにしている。上下に対向される各桁大梁1
8と桁天井大梁20の間には、中間支柱22が介
装される。
うち、各下階建物ユニツト14および上階建物ユ
ニツト15は、複数の構造材を略直方体形状に組
合わせて形成される。第4図は、下階および上階
建物ユニツト14,15の構造を示すものであ
り、該ユニツトは4つの隅部にそれぞれ鋼製の支
柱17を立設してなる。立設される各支柱17間
のうち、X方向における各支柱17の下端側部間
には、鋼製の桁床大梁18が配設され、またY方
向における各支柱17の下端側部間には、鋼製の
妻床大梁19が配設される。各桁床大梁18およ
び妻床大梁19は、それぞれの端部を各支柱17
の下端側部に連結するようにしている。一方、立
設される各支柱17のうち、X方向における各支
柱17の下端側部間には、鋼製の桁天井大梁20
が配設され、またY方向における各支柱17の上
端側部間には鋼製の妻天井大梁21が配設され
る。各桁天井大梁20および妻天井大梁21も、
それぞれの端部を各支柱17の上端側部に連結す
るようにしている。上下に対向される各桁大梁1
8と桁天井大梁20の間には、中間支柱22が介
装される。
対向される一対の各桁床大梁18の間には、床
小梁22が複数本配設され、各桁小梁22はX方
向において所定間隔で配設されるようにしてい
る。配設される各床小梁22は、各端部をそれぞ
れの桁床大梁18に接合させてなる。桁床大梁1
8は、第5図および第6図に示すように溝型鋼材
により形成され、ウエブ部23の上下にそれぞれ
フランジ部24を備えるようにしている。一方、
床小梁22は、H型鋼材にて形成され、同じくウ
エブ部25の上下にそれぞれフランジ部26を備
えるようにしている。桁床大梁18に対する床小
梁22の端部の接合には、鋼板を角度90°より大
きく曲折して中央側面に突出した曲折部を有して
形成される連結片27が用いられる。連結片27
を介しての接合は、先ず第6図に示すように床小
梁22のウエブ部25と連結片27を、間に防振
部材28を介装させる状態でボルト29およびナ
ツト30により締結する。防振部材28として
は、例えば防振ゴム材、防振樹脂材等がある。連
結片27が第1図および第2図で示すように床小
梁22のウエブ部25に接合されると、次いで連
結片27と桁床大梁18のウエブ部23が、間に
防振部材28を介装させる状態でボルト29およ
びナツト30により締結される。これにより、床
小梁22の端部のウエブ部25が連結片27を介
して桁床大梁18のウエブ部23に接合され、し
かも連結片27とウエブ部23および連結片27
とウエブ部25の間には、第1図および第2図に
示すようにそれぞれ防振部材28が介装されるこ
ととなる。
小梁22が複数本配設され、各桁小梁22はX方
向において所定間隔で配設されるようにしてい
る。配設される各床小梁22は、各端部をそれぞ
れの桁床大梁18に接合させてなる。桁床大梁1
8は、第5図および第6図に示すように溝型鋼材
により形成され、ウエブ部23の上下にそれぞれ
フランジ部24を備えるようにしている。一方、
床小梁22は、H型鋼材にて形成され、同じくウ
エブ部25の上下にそれぞれフランジ部26を備
えるようにしている。桁床大梁18に対する床小
梁22の端部の接合には、鋼板を角度90°より大
きく曲折して中央側面に突出した曲折部を有して
形成される連結片27が用いられる。連結片27
を介しての接合は、先ず第6図に示すように床小
梁22のウエブ部25と連結片27を、間に防振
部材28を介装させる状態でボルト29およびナ
ツト30により締結する。防振部材28として
は、例えば防振ゴム材、防振樹脂材等がある。連
結片27が第1図および第2図で示すように床小
梁22のウエブ部25に接合されると、次いで連
結片27と桁床大梁18のウエブ部23が、間に
防振部材28を介装させる状態でボルト29およ
びナツト30により締結される。これにより、床
小梁22の端部のウエブ部25が連結片27を介
して桁床大梁18のウエブ部23に接合され、し
かも連結片27とウエブ部23および連結片27
とウエブ部25の間には、第1図および第2図に
示すようにそれぞれ防振部材28が介装されるこ
ととなる。
このようにして、桁床大梁18と床小梁22が
接合されると、該床小梁22の上部に根太材31
が複数本配設される。各根太材31は、Y方向に
おいて所定間隔で配設され、各端部を対向される
それぞれの妻床大梁19に支持させてなる。各根
太材31は、床小梁22との交差部分で該床小梁
22と接合される。接合は、床小梁22と根太材
31に釘32を打設することにより行なわれる。
さらに配設される根太材31の上面には床面材3
3が貼着され、これにより、各建物ユニツト1
4,15の床構造体10が形成されることとな
る。なお、第4図において34は、天井小梁を示
す。
接合されると、該床小梁22の上部に根太材31
が複数本配設される。各根太材31は、Y方向に
おいて所定間隔で配設され、各端部を対向される
それぞれの妻床大梁19に支持させてなる。各根
太材31は、床小梁22との交差部分で該床小梁
22と接合される。接合は、床小梁22と根太材
31に釘32を打設することにより行なわれる。
さらに配設される根太材31の上面には床面材3
3が貼着され、これにより、各建物ユニツト1
4,15の床構造体10が形成されることとな
る。なお、第4図において34は、天井小梁を示
す。
次に、上記実施例の作用を説明する。
上記実施例に係る床構造体10によれば、床小
梁22の端部が、桁床大梁18のうち、フランジ
部24に比べて中立軸Qまわり〔第5図参照〕の
ねじれ変形が少ないウエブ部23に、連結片27
を介して接合されることとなる。これにより、例
えば第5図に示す下階建物ユニツト14の床面に
矢印A方向の振動や衝撃が加わる場合において
も、該接合部のねじれ変形に基づく床小梁22の
たわみ、振動の増幅化を招来することが解消され
ることとなる。したがつて、床小梁22に加わる
荷重および衝撃を桁床大梁18によつて安定的に
支持することが可能となる。
梁22の端部が、桁床大梁18のうち、フランジ
部24に比べて中立軸Qまわり〔第5図参照〕の
ねじれ変形が少ないウエブ部23に、連結片27
を介して接合されることとなる。これにより、例
えば第5図に示す下階建物ユニツト14の床面に
矢印A方向の振動や衝撃が加わる場合において
も、該接合部のねじれ変形に基づく床小梁22の
たわみ、振動の増幅化を招来することが解消され
ることとなる。したがつて、床小梁22に加わる
荷重および衝撃を桁床大梁18によつて安定的に
支持することが可能となる。
しかも、連結片27と床小梁22の間および連
結片27と桁床大梁18との間には、それぞれ防
振部材28が介装されるため、床小梁22もしく
は桁床大梁18に生ずる振動を防振部材28によ
り吸収し、減衰することが可能となる。また、床
小梁22から桁床大梁18または桁床大梁18か
ら床小梁22へ伝達される振動を極力低減するこ
とが可能となる。その上、連結片が鋼板を角度
90°より大きく曲折して形成されているためその
曲折部がバネの役目をなし、小梁もしくは大梁に
生ずる振動を曲折部によつて吸収し、減衰するこ
とが可能となる。この結果、建物ユニツト14,
15の床面上において微振動や床鳴りを生じるこ
となく、安定した歩行感を味わうことが可能とな
り、床構造体の剛性の向上と制振性能の向上を図
ることが可能となる。
結片27と桁床大梁18との間には、それぞれ防
振部材28が介装されるため、床小梁22もしく
は桁床大梁18に生ずる振動を防振部材28によ
り吸収し、減衰することが可能となる。また、床
小梁22から桁床大梁18または桁床大梁18か
ら床小梁22へ伝達される振動を極力低減するこ
とが可能となる。その上、連結片が鋼板を角度
90°より大きく曲折して形成されているためその
曲折部がバネの役目をなし、小梁もしくは大梁に
生ずる振動を曲折部によつて吸収し、減衰するこ
とが可能となる。この結果、建物ユニツト14,
15の床面上において微振動や床鳴りを生じるこ
となく、安定した歩行感を味わうことが可能とな
り、床構造体の剛性の向上と制振性能の向上を図
ることが可能となる。
第7図は本発明の他の実施例に係る第1図同様
の断面図である。前記実施例においては、第1図
および第2図で示すように床小梁22と連結片2
7の間にのみ防振部材28を介装させてなる。し
かしながら、本実施例においては、上記実施例に
加えて、ボルト29の頭部分とウエブ25の間お
よびナツト30と連結片27の間のそれぞれにも
防振部材28を介装させるようにしている。この
結果、ボルト29を介して伝達される桁床大梁1
8と桁小梁22との間の微振動の伝達を各防振部
材28の介装により極力低減させることな可能と
なる。
の断面図である。前記実施例においては、第1図
および第2図で示すように床小梁22と連結片2
7の間にのみ防振部材28を介装させてなる。し
かしながら、本実施例においては、上記実施例に
加えて、ボルト29の頭部分とウエブ25の間お
よびナツト30と連結片27の間のそれぞれにも
防振部材28を介装させるようにしている。この
結果、ボルト29を介して伝達される桁床大梁1
8と桁小梁22との間の微振動の伝達を各防振部
材28の介装により極力低減させることな可能と
なる。
[発明の効果]
以上のように、本発明は、ウエブ部およびフラ
ンジ部を備えてなる鋼材により大梁を形成し、該
大梁のウエブ部に小梁の端部を連結片を介して略
直角に接合して形成される床構造体であつて、該
連結片が、その大梁のウエブ部との接合部とその
小梁との接合部とが略同一軸になるように、鋼板
を角度90°より大きく曲折して中央側面に突出し
た曲折部を有して形成され、大梁のウエブ部およ
び小梁の端部と連結片との間に防振部材を介装さ
せる状態で接合したため、床構造体の剛性の向上
と制振性能の向上を図ることができるという効果
がある。
ンジ部を備えてなる鋼材により大梁を形成し、該
大梁のウエブ部に小梁の端部を連結片を介して略
直角に接合して形成される床構造体であつて、該
連結片が、その大梁のウエブ部との接合部とその
小梁との接合部とが略同一軸になるように、鋼板
を角度90°より大きく曲折して中央側面に突出し
た曲折部を有して形成され、大梁のウエブ部およ
び小梁の端部と連結片との間に防振部材を介装さ
せる状態で接合したため、床構造体の剛性の向上
と制振性能の向上を図ることができるという効果
がある。
第1図は大梁と小梁との接合状態に係る第5図
の−線に沿う断面図、第2図は第5図の−
線に沿う断面図、第3図は床構造体が用いられ
るユニツト建物の全体を示す斜視図、第4図はユ
ニツト建物に用いられる建物ユニツトの構造を示
す斜視図、第5図は第3図の−線に沿う断面
図、第6図は床構造体の形成過程を示す斜視図、
第7図は本発明の他の実施例に係る第1図同様の
断面図である。 10……床構造体、18……桁床大梁、22…
…床小梁、23……ウエブ部、24……フランジ
部、27……連結片、28……防振部材。
の−線に沿う断面図、第2図は第5図の−
線に沿う断面図、第3図は床構造体が用いられ
るユニツト建物の全体を示す斜視図、第4図はユ
ニツト建物に用いられる建物ユニツトの構造を示
す斜視図、第5図は第3図の−線に沿う断面
図、第6図は床構造体の形成過程を示す斜視図、
第7図は本発明の他の実施例に係る第1図同様の
断面図である。 10……床構造体、18……桁床大梁、22…
…床小梁、23……ウエブ部、24……フランジ
部、27……連結片、28……防振部材。
Claims (1)
- 1 ウエブ部およびフランジ部を備えてなる鋼材
により大梁を形成し、該大梁のウエブ部に小梁の
端部を連結片を介して略直角に接合して形成され
る床構造体であつて、該連結片が、その大梁のウ
エブ部との接合部とその小梁との接合部とが略同
一軸になるように、鋼板を角度90°より大きく曲
折して中央側面に突出した曲折部を有して形成さ
れ、大梁のウエブ部および小梁の端部と連結片と
の間に防振部材を介装させる状態で接合したこと
を特徴とする床構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20109285A JPS6259745A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 床構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20109285A JPS6259745A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 床構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6259745A JPS6259745A (ja) | 1987-03-16 |
JPH04139B2 true JPH04139B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=16435261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20109285A Granted JPS6259745A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 床構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6259745A (ja) |
Families Citing this family (4)
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JPH0816368B2 (ja) * | 1989-02-09 | 1996-02-21 | 積水化学工業株式会社 | 床構造体 |
JP2895326B2 (ja) * | 1992-10-01 | 1999-05-24 | ミサワホーム株式会社 | 床構造 |
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Citations (2)
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-
1985
- 1985-09-10 JP JP20109285A patent/JPS6259745A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5443208B2 (ja) * | 1975-07-26 | 1979-12-19 | ||
JPS5516109A (en) * | 1978-06-30 | 1980-02-04 | Nat Jutaku Kenzai | Device for coupling beam |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6259745A (ja) | 1987-03-16 |
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