JPH04139232A - 光硬化性被覆用シート - Google Patents

光硬化性被覆用シート

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JPH04139232A
JPH04139232A JP2261460A JP26146090A JPH04139232A JP H04139232 A JPH04139232 A JP H04139232A JP 2261460 A JP2261460 A JP 2261460A JP 26146090 A JP26146090 A JP 26146090A JP H04139232 A JPH04139232 A JP H04139232A
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sheet
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Akitaka Miyake
三宅 顕隆
Hiroshi Abe
弘 阿部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、物品表面に被覆した後、硬化させて物品表面
に均一で、耐溶剤性に優れたスェード調の硬化被膜を形
成することができる光硬化性被覆用シートに関し、詳細
には硬化前には展延性に優れ、硬化後には耐溶剤性、耐
擦傷性等に優れたスェード調の被膜を形成することがで
きる光硬化性被覆用シートに関する。
(従来の技術) プラスチック成形体または金属成形体等の表面にスェー
ド感(ソフトタッチ感)を付与するために、一般にスェ
ード調(ソフトタッチ感)塗料が用いられてきた。
しかしながら、塗料を用いてスェード感を物品表面に付
与する場合には、塗料の粘度や濃度を調整する必要があ
り、その作業が煩雑となる。特に、有機溶剤を用いた塗
料では、作業環境の汚染及び安全衛生上の問題が生じる
これらの問題を解決するために、塗料に代わるシート状
のスェード調被覆材料が提案されている。
例えば、特開平2−41243号公報には、ABS樹脂
、ポリプロピレン等からなる基材フィルム上に、ビーズ
顔料を電離放射線硬化樹脂に添加して調製された艶消し
塗料の塗膜を設けてなるスェード調シートが提案されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このようなシートでは、塗膜は電子線によって
架橋された樹脂からなるので、シート全体の展延性に劣
っていた。従って、例えば、凹凸や曲面を有する物品表
面にそのシートを貼付けようとすると、シートを充分に
延伸することができないので、その物品の凹部の表面に
までシートをぴったりと貼付けることができず、物品表
面とシートとの間に隙間を生じることがあった。
本発明は、上記欠点を解決するものであり、その目的と
するところは、凹凸や曲面を有する物品表面に対しても
、その表面にぴったりと貼付けることができると共に、
スェード調の被膜を形成することができる光硬化性被覆
用シートを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の光硬化性被覆用シートは、 (a)反応性ビニ
ル基と二個以上の反応性官能基とを有する反応性化合物
、 (b)該反応性化合物の反応性官能基と反応し得る
硬化剤、(c)光開始剤および(d)弾性ビーズを主成
分として含有するシート用樹脂組成物からなり、該反応
性化合物の反応性官能基と該硬化剤とが反応してなり、
そのことにより上記目的が達成される。
このシート用樹脂組成物は、更に(e)反応性ビニル基
を有する化合物を含有してもよい。
本発明の光硬化性被覆用シートは、硬化前に三次元曲面
(凹凸状物等)等を有する被着体表面にも貼付できる程
度の展延性を有し、かつ可撓性に富むものである。この
シートは被着体に貼付後、光を照射することにより、シ
ートに含まれる反応性化合物(a)の反応性ビニル基を
反応させてソートを硬化できる光硬化性被覆用シートで
ある。
この光硬化性被覆用シートは、通常、工程紙に、上記シ
ート用樹脂組成物を一定厚みで塗布した後、加熱するこ
とにより反応性化合物(a)と硬化剤(1))とを反応
させ製膜して得られる。
得られる光硬化性被覆用シートの物性は、上記加熱工程
に於ける反応の程度や各構成成分の種類及び量等により
大きく変化させることが出来る。
硬化剤(1))と反応する反応性化合物(a)の性質に
も依存するが、例えば、硬化剤(b)の反応性官能基に
対する量を少なくすると展延性に優れた柔らかいシート
が得られ、逆に硬化剤(b)の反応性官能基に対する量
を多くすると硬いシートが得られる。
本発明に使用される反応性ビニル基と2個以上の反応性
官能基とを有する反応性化合物(a)としては、ビニル
基などの反応性不飽和基を一個以上有し、かつ分子内に
OH基、Nl2基、C0OH基等の反応性官能基を2個
以上有する化合物がある。このような化合物は製膜温度
で通常液状である。このような化合物としては、例えば
グリセロールモノメタクリレートや一般構造式(1)で
示されるエポキシアクリレートオリゴマー等がある。
(R+=HまたはC,H3) 上記反応性化合物(a)の反応性官能基と反応し得る硬
化剤(1))としては、例えば、イソシアネート系硬化
剤、メラミン系硬化剤、エポキシ系硬化剤等がある。
インシアネート系硬化剤は、分子内に2個以上のイソシ
アネート基を持つイソシアネート化合物で、例えば、ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソンア
ネート、ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソ
シア不一ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、
イリス(インシアネートフェニル)チオフォスファイト
、p−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、ビス(インシアネートメチル゛)シクロへ
牛サン、ジノクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート、イン
ホロンジイソシアネート等の単量体または、これら単量
体のトリメチロールプロパン付加体、インシアヌレート
変性体、ビウレット変性体、カルボジイミド変性体、ウ
レタン変性体、アロファネート変性体等がある。このイ
ソシアネート系硬化剤の添加量は、シートの成形方法に
より異なるが、反応性化合物(a)中の反応性官能基の
量(個数)に対してNGO基が、反応性官能基:NC○
=1:0.3〜1.5程度である。
メラミン系硬化剤は、メラミンをはじめ尿素、チオ尿素
、グアニジン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾ
グアナミン、ジシアンジアミド、グアナミン等の多官能
のアミノ基を有する材料とホルムアルデヒドを反応させ
たトリメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン
、ジメチロール尿素ジメチロールグアニジン、ジメチロ
ールアセトグアナミン、ジメチロールベンゾグアナミン
等をブチルアルコールやプロピルアルコール等のアルコ
ールと反応させたエーテル化メラミン樹脂のことである
。これらメラミン系硬化剤の添加量は、イソシアネート
系硬化剤のように反応性化合物(a)の反応性基価に対
して決まった値が取りにくいので、添加する際はシート
作成の前に予備実験を行い添加量を決めるのが好ましい
。このシート化については、該化合物中の反応性官能基
の量(個数)に対して反応性官能基:OR(エーテル価
)=1:0.3〜1. 5程度が好ましい。
エポキシ系硬化剤は、多価アルコールのグリシジル化合
物のことであり、通常ルイス酸触媒とともに用いられる
。エポキシ系硬化剤には、例えば、ブタジエンシジオキ
シド、ヘキサシンジオキシドやフタル酸のジグリシジル
エステル、ビスフェノール−Aのジグリシジルエーテル
、ビスフェノール−Fのジグリシジルエーテル、パラア
ミノフェノールのトリグリシジルエーテルアミン、アニ
リンのジグリシジルエーテル、フェニレンジアミンのテ
トラグリシジルエーテル、スルホンアミドのジグリシジ
ルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル等の
グリシジル化合物やポリエーテル変性ジグリシジル、ポ
リエステル変性ジグリシジル、ウレタン変性ジグリシジ
ル化合物(重合体)等がある。このエポキシ系化合物の
添加量は、上記反応性化合物(a)の反応性官能基の置
(個数)に対して、反応性官能基: CH2CH2O(
エポキシ基)=1:0.3〜1.5程度が好ましい。
これら硬化剤の添加量については、上記に述べた量が好
ましいが、実際は用いる反応性化合物(a)の反応性官
能基の反応性に依存して、該反応性化合物の反応性官能
基との反応と同時に、硬化剤同士、例えば、メラミン系
硬化剤同士、メラミン系硬化剤とエポキシ系硬化剤等の
反応が起こるので、予備実験を行ってから決定するのが
好ましい。
上記(C)光開始剤とは通常用いられているものが使用
でき、例えばベンゾインアルキルエーテル系、アセトフ
ェノン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系等の光
開始剤が好適に用いられる。
ベンゾインエーテル系では、ベンジル、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインプロピルエーテル等がある。アセトフェノン
系では2.2−ジェトキシアセトフェノン、2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピオフェノン、p−ter−ブチ
ルトリクロロアセトフェノン、2.4.6−トリメチル
ベンゾイルジフエニルホスフインオキサイド等がある。
ベンツフェノン系では、ベンゾフェノン、4−クロロベ
ンゾフェノン、4.4−ジクロロベンゾフェノン、3,
3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ジベンゾ
スベレノン等がある。
チオキサントン系ではチオキサントン、2−クロロチオ
キサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロ
ピルチオキサントン、2−エチルアントラキノン等があ
る。
光開始剤は上記反応性化合物(a)または後述する化合
物(e)を用いる場合には、反応性化合物(a)と該化
合物(e)とを合わせた100重量部に対して、通常0
.05〜20重量部、好ましくは05〜10重量部の範
囲で添加される。また、光開始剤は1種に限らず、2種
以上を併用してもよい。
上記(d)弾性ビーズとは、その形状が変形するまで加
圧した後開放する時、弾性回復する性質を有するもので
ある。弾性ビーズを形成する材料としては、例えば、ポ
リウレタン、アクリル−ウレタン共重合体、ポリスチレ
ン、スチレン−インブレン共重合体等があげられる。弾
性ビーズはその粒径分布の極大が1〜50μ曹の範囲の
ものを樹脂100重量部に対して20−400重量部添
加するのが好ましい。弾性ビーズの粒径が1μmを下回
ると、得られたシートに充分なスェード感(ソフトタ。
チ感)が得られず、粒径が50μmを上回るとシートを
延伸時にその表面に亀裂が生じ易(なる。弾性ビーズの
添加量が20重量部より少ないと充分なスェード感が得
られず、添加量が多いと、シート延伸時にその表面に亀
裂が生じ易くなる。弾性ビーズは1種に限らず、2種以
上を併用してもよい。
上述のシート用樹脂組成物は、更に反応性ビニル基を有
する化合物(e)を含有してもよい。
この反応性ビニル基を有する化合物(e)としては、上
記反応性化合物(a)との相溶性が良好す材料として、
 (メタ)アクリル系、スチレン系の材料が適している
。例えば、 (メタ)アクリル系では、 (メタ)アク
リル酸メチル、 (メタ)アクリル酸エチル、 (メタ
)アクリル酸ベンジル、2−エトキシエチル(メタ)ア
クリレート、フェノ牛シジエレングリコしル(メタ)ア
クリレートなどの1官能タイプから1.6−ヘキサシオ
ールジ(メタ)アクリレート、不オベンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ボリプロビレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチルプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレ
ートなどの多官能タイプが適用できる。スチレン系では
、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン
、p−メチルスチレン、p−メト牛7スチレン、p−フ
ェニルスチレン、p〜エトキシスチレン、p−りOOス
チレン、■−クロロスチレン、0−クロロスチレンなど
の各種スチレン誘導体が適用できる。これら化合物の添
加量は、反応性化合物(a)100重雪部位対して0〜
200重量部が好ましく、さらに好ましくは0−100
111部である。また、反応性ビニル基を有する化合物
は、一種に限らず、二種、三種と組み合わせることがで
きるものである。反応性ビニル基を有する化合物の添加
は、硬化前の光硬化性被覆用シートの展延性、可撓性を
増す効果を有している場合が多く、展延性、可撓性の制
御手段としても有効である。
本発明の光硬化性被覆用シートには必要に応じて(複雑
形状の被着体にシートを貼付けした場合に、光の当たら
ない部分ができる時等)過酸化物が添加され得る。
上記過酸化物としては通常の有機過酸化物が用いられ得
る。より好ましくは常温での貯蔵安定性の面から、分解
温度が100℃以上の有機過酸化物である。それには、
例えば、2.2−ビス(ter−ブチルパーオキシ)ブ
タン、ter−ブチルパーオキシベンゾエート、ジーt
er−ブチルパーオキシイソフタレート、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、te
r−プチルパーオ牛ジアセテートがある。過酸化物の添
加量は、上記(メタ)アクリロイル基を有する低分子量
物100重量部に対して、0.5〜5.0重量部の範囲
が好ましい。また過酸化物は1種に限らず、2種以上を
併用してもよい。これらの過酸化物の添加によって光の
照射で硬化しにくい部分を、光照射時の発熱や、さらな
る加熱によって硬化させることができる。
本発明の熱光硬化性被覆用シートには、さらに必要に応
じて顔料、染料等の着色剤、酸化防止剤等の材料が添加
される。
上記着色剤は塗料で用いられる顔料、染料が使用しうる
。顔料では、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、
シアニン系顔料、キナクリドン系顔料等がある。染料で
はアゾ系染料、アントラキノン系染料、インジゴイド系
染料、スチルベンゼン系染料等がある。また、アルミフ
レーク、ニッケル粉、金粉、銀粉等の金属粉等を着色剤
として用いてもよい。これら材料はできるだけ微粒子の
ものが好ましい。これら着色剤の添加量は、高隠ぺい性
を有する着色剤を用いる場合には、樹脂の固形分100
重量部に対して、2〜400重量部の範囲が好ましい。
また、これらの材料を添加した場合は、上記光開始剤は
着色剤の吸収の少ない波長の光で開始反応を行うものが
好ましい。
本発明の光硬化性被覆用シートに種々の機能を付与する
ために、各種機能性付与剤が添加され得る。上記各種機
能性付与剤とは、導電性材料、結露防止剤、フォトクロ
ミック化合物、防錆剤等がある。これら材料を添加した
場合は、上記光開始剤は、機能性付与剤の吸収の少ない
波長の光で開始反応を行うものが好ましい。
〔光硬化性被覆用シートの形態〕
上記各材料を混練してシート用樹脂組成物が得られる。
該シート用樹脂組成物から樹脂層としての基層が作成さ
れ、光硬化性被覆用シートが単層である場合にはこの基
層がそのまま光硬化性被覆用シートとなる。本発明のシ
ートは、基層だけの単層からなっていてもよく、複数層
からなっていてもよい。シートが複数層からなっている
場合には、例えば、以下の形態がある。
■基層と、該基層の裏面に積層された裏面層とを有する
ソート。
この裏面層は、シートの取り扱い性をさらに向上するた
めや、該シートをシートインサート射出成形に用いる場
合等は射出樹脂との密着性向上のため、あるいは射出樹
脂の剪断応力に耐え得るために設けられる。基層と裏面
層との密着性が悪い場合には、両層の間にプライマー層
が設けられてもよく、また裏面層は複数層設けられてい
てもよい。
本発明のシートは必要に応じて引き延ばして被着体に貼
付けられるので、これらの裏面層(およびプライマー層
)は少なくとも加熱下で展延性を有するフィルムで構成
されるのが好ましい。
上記裏面層に用いられる樹脂としては、例えば、ポリス
チレン、アクリル系ポリマー ポリカーボネート、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS(
アクリドニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体)、
変性ポリフェニレンオ牛シト、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエチレンサルファイド等があげられる。
■基層または上記■で得られたシートと、該シートの片
面(■のシートの場合は裏面層の外面)に積層された接
着剤層とを有するシート。
上記接着剤層に用いられる接着剤としては、感圧型接着
剤、ホットメルト型接着剤、後硬化型接着剤が好適に用
いられる。これらの接着剤の混合物を用いてもよい。複
数の異なる種類の接着剤を順次積層させてもよい。
上記感圧型接着剤には、例えばゴム系、アクリル系、ウ
レタン系、シリコーン系等の粘着剤がある。ホットメル
ト系接着剤には、例えばエチレン−酢酸ビニル系共重合
体(EVA)系、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(SIS)系等がある。後硬化型の接着剤
には、例えばマイクロカプセル硬化型の接着剤がある。
その素材としては、例えば、未架橋型不飽和ポリニスエ
ル系接着剤、未架橋型アクリル系接着剤等が包含される
■上記■および■で得られたシートと、該シートの片面
に積層された保護層とを有するシート。
保護層は、シートの保存時及び使用時における形状保持
性と貼付後の表面保護性を付与するために積層される。
本発明のシートは必要に応じ引き延ばして被着体に貼付
けられるので、保護層は少なくとも加熱下で展延性を有
するフィルム(例えば、熱可!性樹脂フィルムやゴムフ
ィルム)で構成される方が好ましい。
上記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ軟質塩化ビニ
ル、ポリウレタン、アクリル系樹脂、ポリエステル、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等があげられる。ゴムフィルムとしては、例えば
、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、ニトリル−ブタ
ジェンゴム、イソプレンゴム、フタジエンゴム、クロロ
ブレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、アクリル
ゴム等があげられる。これら熱可塑性樹脂及びゴム混合
物を用いることもできる。あるいは、両フィルムを積層
してもよい。
保護層はシートを被着体に貼付けた後すぐに被着体から
剥離し、その後シートを硬化させてもよく、シートを被
着体に貼付は硬化させた後、これら被着体を使用するま
での間の保護層として用いてもよい。保護層の表面にエ
ンボスや模様を付けておくと、シートの表面形状(外歓
)を変えることもできる。
■透明な基層(表面層)と、着色剤が含有さtた着色層
からなるシート。
着色層は、上記基層に用いられる熱硬化性樹層組成物に
て形成することができる。この場合着官層には弾性ビー
ズが含有されなくてもよい。
■上記■〜■で得られた光硬化性被覆用シートの基層の
表面あるいは裏面に印刷を施したシート基層の裏面に印
刷を施した場合は、印刷面を連層で保護することができ
る。
上記■〜■で得られる光硬化性被覆用シートに厚みは、
凹凸のある被着体表面へ貼付ける場合ては、20〜1,
000μm程度が好ましく、平面へ貼付ける場合では1
0〜500μ−程度でも構わない。また、上記シートに
積層される他の層の厚さは通常10〜500μmであり
、特に、接着剤層の厚さは10〜100■が好ましい。
〔光硬化性被覆用シートの調製〕
本発明の光硬化性被覆用シートは任意の方法で調製され
てよい。シートが単層の場合には以下に示すキャスティ
ング法が好ましい。
シート用樹脂組成物を有機溶剤に十分溶解または分散さ
せる。得られる溶液をナイフコーターコンマコータやリ
バースコータ等の装置を用いて工程紙(通常は、シリコ
ーンで表面が処理されたポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、や紙)上にコーティングし、次いで溶剤除去の
ために乾燥して基層(樹脂層)を形成する。基層から工
程紙を剥離することによりシートが得られる。
シートが複数層で形成されている場合には、キャスティ
ング法あるいはラミネート法によって得ることが出来る
。キャスティング法によれば、いずれか一方の層の樹脂
組成物を含む溶液を工程紙上にコーティングし、溶剤除
去のための乾燥を行って樹脂層を形成した後、この樹脂
層の上に他の樹脂層の組成物を含む溶液をコーティング
し、溶剤除去のための乾燥を行って他の樹脂層を形成す
る。ラミネート法によれば、それぞれの樹脂層の樹脂組
成物を含む溶液を別々に工程紙上に塗布し、乾燥して溶
剤を揮散させることによりそれぞれの層を形成し、次に
両層を積層して(加熱)ロールプレスで圧着する。
製造の際に使用した工程紙は、保護シートとして用い得
る。
〔光硬化性被覆用シートの使用方法(被覆物の製造方法)〕
本発明の先便化性被覆用シートは、例えば、以下のよう
にして使用することによって、所望の被着体にスェード
調(ソフトタッチ感)を付与できる。
光硬化性被覆用シートは、加熱し、または加熱すること
なく引き伸ばし、被着体表面の形状に沿わせてその表面
に貼付する。あるいは射出成形の金型の内側にシートを
常温でまたは加熱して、真空および/または圧空成形に
より成形密着させ、金型を閉じた後、金型内に樹脂を注
入する方法等、通常行われているシートインサート射出
成形でシートが貼付けられた成形品を得る。その後、/
−トが貼付けられた物品の少なくとも貼付は部分のシー
トに光を照射することにより、7−トを硬化させて被覆
体を得る。
(発明の効果) 本発明の光硬化性被覆用シートは、硬化前では延伸性に
優れているので、凹凸や曲面を有する被着体表面に貼付
ける際には、そのシートを引き延ばしながら行うことが
できる。例えば、表面に凹部を有する被着体の表面にシ
ートを貼付ける場合には、凹部の外側にシートを配設し
、シートを凹部側へ加圧することでその凹部の外面にシ
ートをぴったりと貼付けることができる。
シートを被着体へ貼付けた後は、光をそのシートの表面
に照射することによりシートを硬化させて、硬質でスェ
ード調(ソフトタッチ感)の被膜を形成することができ
る。
(実施例) 以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
なお、「部」は「重量部」を意味する。
(A)硬化性シートの作成 り里匹上 下式で示されるエポキシアクリレート(共栄社油脂工業
■製、エポキシエステル2000PA、Mw=395)
100部に、インシアネート(日本ポリウレタン工業製
、コロネートL、NC0=13.0%)を固形分で10
0部(エポキシアクリレートが持つOH基の約80%に
対応する量)を添フパ 加し、2.2−ジェトキシアセトフェノン1.0部、ジ
−チルチンジラウレート05部、弾性ビーズ(日本触媒
化学工業■製、EBSloo) 150部を良く攪拌し
ながら混合した。この混合物をシリコーン離型処理した
ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフ
ィルムという)の離型面にアプリケーターで塗工し、8
0°Cの温風乾燥機にて20分間加熱硬化し光硬化性被
覆用シートを作成した。シートの厚みは100μmであ
り、気泡の発生は無かった。
CH=CH2 (n−2〜3) 災上り引l 実施例1で用いたものと同じエポキシアクリレート10
0部に、メタクリル酸メチル40部、イソシアネート(
日本ポリウレタン工業製、コロネートL、NC0=13
.0%)を固形分で120部(エポキシアクリレートが
持つOH基の約100%に対応する量)添加し、2.2
−ジェトキシアセトフッ“ エノン1.0部、ジ−チルチンジラウレート05部、弾
性ビーズ(日本触媒化学工業■製、EBS300) 1
00部を良く攪拌しながら混合した。この混合物をPE
Tフィルムの離型面にアプリケーターで塗工し、80°
Cの温風乾燥機にて30分間加熱硬化し、光硬化性被覆
用シートを作成した。シートの厚みは120μmであり
、気泡の発生は無かった。
爽血叢主 実施例1で用いたものと同じエポキシアクリレート10
0部に、メタクリル酸メチル40部、メラミン架橋剤(
大日本インキ化学製、スーパーベッカミン(ブチル化メ
ラミンat脂)J−s2o−60)固形分で130部(
エポキシアクリレートの持つOH基の約40%に対応す
る量)と2,2−ジェトキシアセトフェノン1.0部、
弾性ビーズ(日本触媒化学工業■製、EBSloo) 
200部を良(攪拌しながら混合した。この混合物をP
ETフィルムの離型面にアプリケーターで塗工し、80
°Cの温風乾燥機にて30分間加熱硬化し、光硬化性被
覆用シートを作成した。シートの厚みは120μmであ
り、気泡の発生は無かった。
L皿匠↓ 実施例1で用いたものと同じエポキシアクリレ−)10
0部に、メタクリル酸メチル40部、メラミン架橋剤(
大日本インキ化学製、スーパーベッカミン(ブチル化メ
ラミン樹脂)J−820−60)固形分で130部(エ
ポキシアクリレートの持つOH基の約40%に対応する
量)と2.2−シェドキンアセトフェノン1.0部、弾
性ビーズ(日本触媒化学工業■製、EBSloo) 2
00部を良く攪拌しながら混合した。この混合物をAB
S樹脂シート(三宝樹脂工業■製、A205、厚み50
0μm)上にアプリケーターで塗工し、80°Cの温風
乾燥機にて30分間加熱硬化し、光硬化性被覆用シート
を作成した。
シートの厚みは620μm (ABSシートも含む)で
あり、気泡の発生は無かった。
(B)光硬化性被覆用シートの性能評価■展延性試験 実施例1〜4で得られた光硬化性被覆用シートから短冊
状の試験片(20mmx 100mm )を裁断して得
、実施例4のシートは150℃で、その他のシートは6
0°Cで長さ方向の引張試験を行った。その結果、いず
れのシートも、300%の伸びに対して試験片に割れや
ヒビが発生する事なく均一な伸びを示した。
■被覆試験 実施例1〜3で得られたシート(20cm X 20c
m)を、凸レンズ状に湾曲した鋼板(曲率半径50cm
:底面の直径は30cm)の凸面上に、その端部が鋼板
の両端に達するように展延すると共に樹脂層を凸面側に
対向させて60°Cにて真空圧着した。いずれのシート
もシワが発生することなく良好に被覆することができた
実施例4で得られたシートを、真空に吸引するための吸
引孔を有する射出成形の雌型に、硬化性樹脂層が金型の
表面に接するように配置し、その後真空、圧空成形しく
シートを150°Cに加熱)、ABS樹脂(電気化学工
業側型)を射出した。次いで、これらの被覆物の表面に
光硬化性被覆用シートの上面と側面からメタルハライド
ランプで光を3000mJ照射した。硬化後のテーパー
摩耗試験(テーパーIKg、C517,1000回転)
、基盤目試験による密着性およびソフト感を評価した。
その結果を表1に示す。
下式で示されるエポキシアクリレート(共栄社油脂工業
■製、エボ牛ジエステル2000PA、Mw=395)
  100部に、イソ7ア不−ト(日本ポリウレタン工
業製、コロネートL、NC0=13.0%)を固形分で
65部(エポキシアクリレートが持つOH基の約20%
に対応する量)を添加し、2,2−ジェトキシアセトフ
ェノン1.o部、弾性ビーズ(日本触媒化学工業■製、
EBSloo) 200部を良く攪拌しながら混合した
。この混合物をPETフィルムの離型面にアプリケータ
ーで塗工し、80°Cの温風乾燥機にて20分間加熱し
たところ、硬化反応が不十分で良好なシートを得ること
ができなかった。
CH=CH2(n= 2〜3 ) よ嘉1 比較例1で用いたものと同じエポキシアクリレート10
0部に、メタクリル酸メチル240部、イソシアネート
(日本ポリウレタン工業製、コロネー1−L、  NG
O=13.0%)を固形分で120部(エポキシアクリ
レートが持つOH基の約100%に対応する量) ヲ添
加し、2.2−ジェトキシアセトフェノンl。
0部、弾性ビーズ(日本触媒化学工業■製、EBSlo
o) 100部を良く攪拌しながら混合した。この混合
物をシリコーン離型処理したPETフィルムの離型面に
アプリケーターで塗工し、80℃の温風乾燥機にて30
分間加熱し、光硬化性被覆用シートを作成した。シート
の厚みは120μmであり、気泡の発生はなかったが、
硬化が不十分であり非常に軟らかく、被着体への貼付け
に供することはできなかった。
よj」tl ABS樹脂シート(三宝樹脂工業■製、A205、厚み
m)にソフトタッチ塗料(カシュー即製、セノソフト■
)を膜厚が50μmになるように塗布し、80℃で30
分間加熱硬化させた。得られた被覆用シートから短冊状
の試験片(20+imx 100mm )を裁断して得
、150℃でその長さ方向の引張試験を行った。
その結果、約80%の延伸時にシートは破断した。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)反応性ビニル基と二個以上の反応性官能基と
    を有する反応性化合物、(b)該反応性化合物の反応性
    官能基と反応し得る硬化剤、(c)光開始剤および(d
    )弾性ビーズを主成分として含有するシート用樹脂組成
    物からなり、該反応性化合物の反応性官能基と該硬化剤
    とが反応してなる光硬化性被覆用シート。 2、前記シート用樹脂組成物は、さらに、(e)反応性
    ビニル基を有する化合物を含有する請求項1記載の光硬
    化性被覆用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111875738A (zh) * 2020-08-20 2020-11-03 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 光致变色光固化树脂组合物、其固化物、制备方法与应用

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