JPH04138949A - 車両の車体前部構造 - Google Patents

車両の車体前部構造

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JPH04138949A
JPH04138949A JP26087190A JP26087190A JPH04138949A JP H04138949 A JPH04138949 A JP H04138949A JP 26087190 A JP26087190 A JP 26087190A JP 26087190 A JP26087190 A JP 26087190A JP H04138949 A JPH04138949 A JP H04138949A
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Mitsuru Kataoka
満 片岡
Katsuaki Matsui
松井 勝昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、フロントバンパがフロントフレームよりも
上方にオフセットして取り付けられた車両の車体前部構
造に関する。
[従来の技術] 従来、車両の車体前部構造として、フロントバンパを、
車体前後方向に延びるフレーム部材(フロントフレーム
)よりも上方にオフセットして取り付けたものは、一般
に良く知られている。すなわち、例えばトラック系の車
両などにおいては、エンジンルーム内でのレイアウト上
の制約等により、該エンジンルーム内の左右両側におい
て車体前後方向に延びる左右のフロントフレームが、フ
ロントバンパの所定の取付位置よりも下方に配設され、
このため、該フロントバンバをフロントフレームに取り
付ける場合、バンパがフロントフレームよりも上方にオ
フセットした状態で取り付けざるを得ない場合がある。
このような場合、上記フロントバンパは、一般に、バン
パステー等の取付部材を介して、フロントフレームの前
端部よりも前上方に位置させて取り付けられることにな
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる構造では、例えば第8図に示すよ
うに、車両が正面衝突した際、上記フロントフレーム5
1は、前上方に位置するフロントバンパ55が衝突対象
物W°に対して先に衝突する関係上、軸方向に衝突荷重
が入力される前に、バンパステーから、前端側を下方に
押さえる方向の曲げモーメントを受けることになる。そ
して、フロントフレーム51は、その前部、特にバンパ
ステー54のフレーム51への取付部分(つまり上記第
8図においてはステーブラケット56の取付部分)の近
傍で比較的容易に下方に折り曲げられて上下方向の変形
が生じるので耐力が低くなり、衝撃エネルギを十分に吸
収しないうちに全変形量が消費されてしまうことが考え
られる。
このため、衝突時の車両の初期Gの低下が著しく、衝突
の初期段階でシートベルトを効かして乗員を効果的に拘
束する上でより性能を向上させることが好ましい。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、フロ
ントバンパがフロントフレームよりも上方にオフセット
して取り付けられた車両において、車両衝突初期におけ
るフロントフレームの曲げ変形を抑制し、初期Gの低下
を防止することができる車両の前部車体構造を提供する
ことを目的とす「課題を解決するための手段] このため、この発明は、車体前後方向に延びるフレーム
部材よりも上方にオフセットして取り付けられたフロン
トバンパを備えて成る車両の車体前部構造において、上
記フレーム部材の前側に、車体前方に向かって延びる延
長部材が配設され、該延長部材の前端面は上記フロント
バンパの前端面よりも所定量だけ後方に位置するように
設定されているようにしたものである。
し発明の効果] この発明によれば、上記フレーム部材の前側に、車体前
方に向かって延びる延長部材を配設するとともに、該延
長部材を、その前端面が上記フロントバンパの前端面よ
りも所定量だけ後方に位置するように設定したので、車
両正面衝突時、フロントバンパに衝突荷重が入力された
直後に上記延長部材が衝突することにより、該延長部材
を介して、早期にフレーム部材に対して軸方向荷重が入
力される。従って、車両衝突初期におけるフロントフレ
ームの曲げ変形を抑制し、初期Gの低下を防止すること
ができる。
その結果、衝突の初期段階でソートベルトを効かせて効
果的に乗員を拘束することができ、安全性の向上を図る
ことができる。
[実施例コ 以下、この発明の実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は、本実施例に係る車両(トラック)
の車体前部のフレーム構造の概略を表す平面説明図及び
側面説明図であるが、これらの図に示すように、上記車
両の車体前部には、エンジンルームER内の左右両側に
おいて車体前後方向に延びる一対のフロントフレームl
と、該フロントフレーム1.1の前端部に連結されると
ともに車幅方向に延びる前端クロスメンバ2と、該クロ
スメンバ2の前側に配置されるとともにシュラウドパネ
ル(不図示)の下端部を支持するシュラウドメンバ3と
、上記前端クロスメンバ2の左右両端の近傍にその後端
部が固定された一対のバンパステー4が設けられ、フロ
ントバンパ5は、その左右の背面が上記バンパステー4
の上部に固着されることにより、該バンパステー4.4
に固定されている。
尚、上記左右のフロントフレーム1間にはエンジンEn
(第2図において仮想線で図示)が配置され、また、左
側のフロントフレーム1には、ステアリングシャフトS
tの前端部が連結されるギヤボックスBgが取り付けら
れている。
上記車両では、上記ギヤボックスBgの取付位置やエン
ジンBnのレイアウトの都合等により、第2図からよく
分かるように、フロントフレーム1.1の前部は途中か
らやや下方に曲折して形成されており、フロントバンパ
5は、この左右のフロントフレームlよりも上方にオフ
セットして配設されている。すなわち、上記バンパステ
ー4゜4は、フロントフレームlの前端上部に固定され
たボックス状のステーブラケット6の上面側にその後端
部が締結固定されている。
本実施例では、上記フロントバンパ5をフロントフレー
ム1.1よりも上方にオフセットして取り付けたことに
より、車両が正面衝突した際、その初期において、フロ
ントフレーム1.1が十分に衝撃を吸収しないうちに、
その全変形量を消費して曲折変形してしまうことを防止
するために、左右の・フロントフレームlの前側に、該
フロントフレームlの前端及び上記シュラウドメンバ3
の前面から、それぞれ車体前方に向かって延びる前後一
対の延長部材10.11が設けられている。
すなわち、上記延長部材10.11のうち前側の延長部
材11(シュラウド延長部材)は、第3図及び第4図に
示すように、例えばプレス鋼板を用いてボックス状に形
成され、その後部が、上記ンユラウドメンバ3の前側に
固着されている。また、後側の延長部材10(フレーム
延長部材)は、同様にプレス鋼板でボックス状に形成さ
れ、例えばフロントフレーム1の前端部に固着されてい
る。尚、上記フレーム延長部材10の下方には、フック
ブラケット12に固定された牽引フック13が配置され
ている。
以上の構成において、車両が正面衝突した際には、例え
ば第5図に示すように、フロントバンバ5が衝突対象物
Wに衝突すると、その直後にシュラウド延長部材11が
衝突して後方に移動する。
そして、このシュラウド延長部材11が上記フレーム延
長部材10に当接し、これら両延長部材ll及びlOを
介してフロントフレームlに対して軸方向荷重が入力さ
れる。すなわち、該フロントフレーム1は、バンパ側か
らの荷重の作用による曲げモーメントにより上下方向に
大きく曲折変形される前に軸方向荷重を受けることにな
る。すなわち、上記フロントフレーム1.1は、衝突初
期における曲げ変形が抑制され、衝撃エネルギを有効に
吸収しつつ変形する。
以上、説明したように、本実施例によれば、上記左右の
フロントフレームlの前側に、車体前方に向かって延び
る前後一対の延長部材10.11を配設するとともに、
前側の延長部材11を、その前端面が上記フロントバン
パ5の前端面よりも所定量だけ後方に位置するように設
定したので、車両正面衝突時、フロントバンパ5に衝突
荷重が入力された直後に上記延長部材11が衝突するこ
とにより、延長部材11及び10を介して、早期に、フ
ロントフレーム1.1に対して軸方向荷重が入力される
。従って、車両衝突初期におけるフロントフレーム1.
1の曲げ変形を抑制し、初期Gの低下を防止することが
できる。
その結果、衝突の初期段階でシートベルトを効かせて効
果的に乗員を拘束することができ、安全性の向上を図る
ことができるのである。
尚、上記実施例では、後側の延長部材(フレーム延長部
材10)をフロントフレーム1の前端部に取り付けたも
のであったが、この代わりに、シュラウドメンバ3の裏
面側に後側の延長部材を取り付けてもよい。
また、上記実施例(第1実施例)は、上記補強部材10
.11を別体に設けたものであったが、両者を一体に形
成しても良い。以下、本発明の第2実施例について説明
する。尚、以下の説明において、第1実施例における場
合と同じものには同一の符号を付し、それ以上の説明は
省略する。
第6図及び第7図に示すように、本実施例では、左右の
フロントフレームlの前端に、第1実施例の場合よりも
やや上方に配設されたシュラウドメンバ3の下方を通っ
て前方に延びるフレーム延長部材20が取り付けられて
いる。尚、このフレーム延長部材20には、例えば複数
の溝部20aが設けられており、該延長部20の衝撃吸
収性を確保することができるようになっている。
上記延長部材20の後端は、フロントフレーム1の前端
部に固定される一方、前端は、フロントバンパ5の前端
面よりもやや後方に位置しており、車両正面衝突時には
、フロントバンパ5の衝突直後に上記延長部材20の前
端部が衝突するようになっており、上記第1実施例の場
合と同様の効果を奏することかできる。
尚、上記フレーム延長部材20は、フロントフレーム1
の前端側を前方に向かって延長することにより、該フロ
ントフレーム1と一体的に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係る車両の車
体前部のフレーム構造を示す平面説明図及び側面説明図
、第3図は上記第1実施例に係る延長部材の取付構造を
示す横断面説明図、第4図は上記延長部材の取付構造を
示す縦断面説明図、第5図は上記第1実施例に係るフロ
ントフレームの衝突初期における変形状態を示す側面説
明図、第6図及び第7図は本発明の第2実施例に係る車
両の車体前部のフレーム構造を示す平面説明図及び側面
説明図、第8図は従来例に係るフロントフレームの衝突
初期における変形状態を示す側面説明図である。 1・・・フロントフレーム、5・・・フロントバンパ、
10.11.2[)・延長部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体前後方向に延びるフレーム部材よりも上方に
    オフセットして取り付けられたフロントバンパを備えて
    成る車両の車体前部構造において、上記フレーム部材の
    前側に、車体前方に向かって延びる延長部材が配設され
    、該延長部材の前端面は上記フロントバンパの前端面よ
    りも所定量だけ後方に位置するように設定されているこ
    とを特徴とする車両の車体前部構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159299A (ja) * 1997-08-14 1999-03-02 Hino Motors Ltd 車両後部エネルギ吸収構造
JPH1159486A (ja) * 1997-08-14 1999-03-02 Hino Motors Ltd シャシフレーム
US7264301B2 (en) 2005-04-15 2007-09-04 Honda Motor Co., Ltd. Front structure of vehicle body

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159299A (ja) * 1997-08-14 1999-03-02 Hino Motors Ltd 車両後部エネルギ吸収構造
JPH1159486A (ja) * 1997-08-14 1999-03-02 Hino Motors Ltd シャシフレーム
US7264301B2 (en) 2005-04-15 2007-09-04 Honda Motor Co., Ltd. Front structure of vehicle body

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