JPH04138212A - スライシング装置 - Google Patents

スライシング装置

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Publication number
JPH04138212A
JPH04138212A JP26211990A JP26211990A JPH04138212A JP H04138212 A JPH04138212 A JP H04138212A JP 26211990 A JP26211990 A JP 26211990A JP 26211990 A JP26211990 A JP 26211990A JP H04138212 A JPH04138212 A JP H04138212A
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JP
Japan
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blade
deflection
workpiece
amount
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP26211990A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kawaguchi
川口 桂司
Tatsumi Hamazaki
辰己 濱崎
Yoshihiro Tadera
田寺 慶宏
Yukio Yamazaki
幸雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Advanced Technologies Co Ltd filed Critical Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority to JP26211990A priority Critical patent/JPH04138212A/ja
Publication of JPH04138212A publication Critical patent/JPH04138212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/001Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade
    • B23D59/002Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade for the position of the saw blade

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、ワーク、例えば半導体インゴット等を切断し
て薄片、例えば半導体ウェハ等を切出すスライシング装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、スライシング装置として、円形状の内周刃を
持つブレードの内側にワークの一端部を臨ませ、前記ブ
レードを回転させながら、前記ブレードまたはワークを
前記ブレードの半径方向に切断送りすることにより、前
記ワークの一端部を切断して薄片を切出すように構成さ
れたものが知られている。
このスライシング装置は、ブレードが切断中に撓み易く
、これによって加工精度の低下を招くという問題点があ
る。
そこで、ブレードの撓み量を検出するブレード撓み量検
出センサと、このブレード撓み量検出センサの検出結果
に基づいて、流体圧、磁気力等によりブレードの局部的
な撓みを軸方向に抑−jするブレード撓み修正手段とを
設け、ブレードに撓みが生じたときに、その撓みをブレ
ード撓み量検出センサで検出してブレード撓み修正手段
で修正できるようにしたものが開発されている。
第5図に示すように、上記従来の装置は、ブレード撓み
量検出センサ29を、ワーク30が切断送りによって移
動する軌跡C上を避けた位置で、かつブレード10のワ
ーク切断部位(P1〜P2 )の入口部P1近傍、つま
り回転方向く図中、矢印B方向)上流端P1近傍の1か
所のみに設けている。そして、このブレード撓み量検出
センサ29の近傍にブレード撓み修正手段28を設け、
上記ブレード撓み量検出センサ29の検出結果のみに基
づいてブレード撓み修正手段28でワーク切断部位の入
口部P1近傍の局部的な撓みを修正するようにしている
(発明が解決しようとする課題〕 切断中、ブレード10は、ワーク切断部位の入口部P1
近傍でほとんど撓んでいなくとも、ワーク切断部位の出
口部(回転方向下流端)P2近傍で大きく撓んでいる場
合がある。また、入口部P1近傍が撓んでいても、出口
部P2近傍で撓んでいない場合がある。
したがって、上記従来の装置の構成では、入口部P1近
傍の撓み量しか検出することができず、かつブレード1
0の入口部P1近傍の撓みしか修正することができず、
しかもその修正を入口部P1近傍の検出結果のみに基づ
いて行うことしかできないため、ブレード10の撓みを
正しく修正することができず、加工111111の低下
を招いていた。
また、上記従来の装置では、内周刃11の切れ味が低下
してもブレード10の撓みが大きくなり、加工精度が悪
くなるため、ドレス装置(図示省略)を設けて、ブレー
ド10の撓みが大きくなれば内周刃11をドレスして内
周刃11の切れ味を回復させるようにしている。しかし
ながら、従来は、上記ドレス装置でドレスを行う時期(
ドレスタイミング)も入口部P1近傍に設けたブレード
撓み量検出センサ29の検出結果のみに基づいて制御し
ていたため、ワーク全面に対してブレード10の撓みを
正確に反映してドレスタイミングが制御されず、必要な
時にドレスが行なわれなかったり、必要以上にドレスが
行なわれたりするという問題が発生していた。
以上の事情に鑑みて、本発明は、加工精度を向上させる
ことができ、しかも、適正な時期にドレスを行わせるこ
とができるスライシング装置を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかるスライシング装置は、円形状の内周刃を
持つブレードの内側にワークの一端部を臨ませ、前記ブ
レードを回転させながら、前記ブレードまたはワークを
前記ブレードの半径方向に切断送りすることにより、前
記ワークの一端部を切断して薄片を切り出すスライシン
グ装置において、前記ブレードの撓み量を検出するブレ
ード撓み量検出手段が前記ブレードのワーク切断部位の
入口部近傍と出口部近傍との2か所にそれぞれ設けられ
、前記入口部近傍と出口部近傍とにそれぞれ前記ブレー
ドの局部的な撓みを軸方向に抑制するブレード撓み修正
手段が設けられ、これら両ブレード撓み修正手段はそれ
ぞれ前記両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づい
て制御されるように構成されたものである(請求項1)
好ましくは、ブレード全体の撓みを軸方向に調整するブ
レード撓み調整手段を設け、このブレード撓み調整手段
を両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づいて制御
するように構成する(請求項2)。
また、ブレードの内周刃をドレスするドレス手段と、こ
のドレス手段のドレスタイミングをilJ mするドレ
スタイミング制御手段とを設け、このドレスタイミング
制御手段を両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づ
いて制御するように構成する(II請求項)。
さらに、両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づい
てブレードのワーク切断部位の中央部近傍の撓み量を演
算する中央部撓み量演算手段を設けるようにしてもよい
(M求項4)。
〔作用〕
請求項1の構成によれば、ブレードのワーク切断部位の
入口部近傍の局部的な撓みおよび出口部近傍の局部的な
撓みが、それぞれ入口部近傍および出口部近傍に設けら
れたブレード撓み量検出手段によって精度良く検出され
、その精度良く検出された検出結果に基づいて各ブレー
ド撓み修正手段で確実に修正されることとなる。
また、請求項2の構成によれば、両ブレード撓み量検出
手段の検出結果に基づいてブレード撓み調整手段でブレ
ード全体の撓みを精度良く調整することができる。
さらに、請求項3の構成によれば、両ブレード撓み量検
出手段の検出結果に基づいてドレスタイミング制御手段
でドレスタイミングを精度良く制御することができる。
また、請求項4の構成によれば、加工精度に最も影響を
及ぼすブレードのワーク切断部位の中央部近傍の撓み量
が演算により求められ、その演算結果に基づいてブレー
ドの局部的な撓み修正、ブレード全体の撓み調整または
ドレスタイミングの制御を行うことができるために、そ
れぞれのIII向上を図ることができる。
〔実施例〕
第1図から第3図は、本発明にかかるスライシング装置
の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、このスライシング装
置は、基台1上に設置されたガイドレール2と、このガ
イドレール2に沿ってスライド自在に支持されたスライ
ドテーブル(第2のブレード撓み調整手段の一部)3と
、このスライドテーブル3に対向して上記基台1上に設
置された主軸台4とを有している。
主軸台4の上部には主軸受け4aが設けられ、この主軸
受け4aには、主軸6が回転自在に支持されているとと
もに、ベルト伝動機17を介して主軸6を回転駆動する
主軸駆動モータ8が取付けられている。主軸6の先端部
にはテンションディスク(第1のブレード撓み調整手段
の一部)9が固着され、このテンションディスク9は、
主軸6、ベルト伝動機構7および主軸駆動モータ8から
なる回転駆動手段(第1のブレード撓み調整手段の一部
)5により、回転駆動されるように構成されている。
上記テンションディスク9の周縁部にはドーナツ状の薄
板からなるブレード10が装着され、このブレード10
の内周縁にはダイヤモンド粒子等からなる内周刃11が
固着され、このブレード10は、テンションディスク9
が回転して、その回転数Nが変化することにより、回転
数Nに応じて主軸6の軸方向(ブレード10の回転軸方
向)に変位するように構成されている。つまり、テンシ
ョンディスク9が回転すると、テンションディスク9の
周縁部に回転数Nに応じた遠心力が作用し、これによっ
てテンションディスク9からブレード10に付与される
回転軸方向の変位の大きさおよび方向が決定されるよう
になっている。
上記スライドテーブル3上には保持部材15が主軸6の
軸方向にスライド可能に載置され、保持部材15にはシ
リコンからなる半導体インゴット(ワーク30)が保持
されている。保持部材15は、ボールねじ16と、この
ボールねじ16を回転駆動する保持部材駆動モータ17
とを有する割出し送り手段18により、上記主軸6の軸
方向にスライド駆動されるように構成されている。この
ため、保持部材15を主軸6側にスライドさせることに
よって、ワーク30の一端部をブレード10の表面10
a側(ワーク保持II)からブレード10の内側に挿通
してブレード10の裏面10b側へ微小量突出させるこ
とができるようになっている。
また、上記スライドテーブル3には、内周刃11をドレ
スするドレスfi!<ドレス手段)19がその工具先端
をブレード10の内側に臨ませるようにして設けられて
いる。
上記スライドテーブル3は、ホールねじ12と、このボ
ールねじ12を回転駆動する切断送りモータ13とを有
する切断送り手段(第2のブレード撓み調整手段の一部
)14により、上記ガイドレール2に沿って主軸6と直
交する方向にスライド駆動されるように構成されている
。このため、スライドテーブル3を第1図の向う側にス
ライド駆動させることによって、ワーク30をブレード
10の半径方向く第2図中、矢印へ方向)に切断送りす
ることができるようになっている。そして、ブレード1
0を回転させつつ、ブレード10の内側に一端部を臨ま
せたワーク30をブレード10の半径方向に切断送りす
ることにより、ワーク30の一端部を内周刃11によっ
てスライスしてウェハ(薄片)を切出すことができるよ
うになっている。
ワーク30の切断送り方向下流側の外周部分、すなわち
内周刃11で最終的に切断されるワーク30部分には、
カーボン等からなるスライスベース31が固着されてい
る。このスライスベース31は、ワーク30を切断し終
わる時にブレード10に掛かる切断抵抗が急に解放され
る結果、上記ワーク30の最終切断部分が欠けるのを防
止するために設けられたものである。
ブレード10の表面10aの近傍には、ブレード10の
撓み量を検出する磁気センサ等の非接触型のブレード撓
み量検出センサ(ブレード撓み量検出手段>20.21
が2か所に設けられている。
すなわち、両ブレード撓み量検出センサ20.21は、
共にワーク30が切断送りによって移動する軌跡C上を
避けた位置であって、ブレード10の表面10aに対向
する位置に配置されている。
しかも、一方のブレード撓み量検出センサ20はブレー
ド10のワーク切断部位(P1〜P2 )の入口部P1
近傍、つまり回転方向く第2図中、矢印B方向)上流端
P1近傍に配置され、他方のブレード撓み量検出センサ
21はブレード10のワーク切断部位の出口部P2近傍
、つまり回転方向下流端P2近傍に配置されている。
上記両ブレード撓み量検出センサ20,21の近傍には
、それぞれブレード10の局部的な撓みを軸方向に抑制
するブレード撓み修正手段25゜26が設けられている
。各ブレード撓み修正手段25.26としては、例えば
ブレード1oの表裏面10a、10bに向けて流体、磁
界等を作用させ、ブレード10とは非接触でブレード1
0の撓み修正を行うものが用いられている。
第3図は、このスライシング装置の制御部40の構成を
示している。
この制御部40は、入口部基準変位記憶装M43、出口
部基準変位記憶@置45、主軸駆動モータ制御ll装置
I(第1のブレード撓み調整手段の一部)49、切断送
りモータ制御装置(第2のブレード撓み調整手段の一部
)52、ドレスIt I[l @置(ドレスタイミング
制御手段の一部)62、入口部撓み制m装置72、出口
部撓み制a装置174等を有している。
入口部基準変位配憶装置43および出口部基準変位記憶
装!45には、上記入口部P1近傍に設けられたブレー
ド撓み量検出センサ(以下、「入口部センサ」という)
20の検出結果および上記出口部P2近傍に設けられた
ブレード撓み量検出センサ(以下、U出口部センサ」と
いう)21の検出結果がそれぞれ入力される。入口部基
準変位記憶装置43は、切断送りモータ13によってワ
ーク30が切断開始直前の位置(第2図に左側の二点鎖
線で示す位置よりも優かに左寄りの位II)に移動させ
られた時に入口部センサ20で検出される入口1gPt
近傍のブレード10の撓み量を入口部基準撓み量Sa1
として記憶するように構成されている。また、出口部基
準変位記憶装置45は、ワーク30が切断開始直前の位
置に移動させられた時に出口部センサ21で検出される
出口部P2近傍のブレード10の撓み―を出口部基準撓
み量Sa2として記憶するように構成されている。
なお、ワーク3oが切断開始直前の位置に移動させられ
たことは、切断送りモータ13と切断送りモータ制御装
置52とによって検出されるようになっている。
入口部基準変位記憶装置43に記憶された入口部基準撓
み量Sa1および出口部基準変位記憶装置45に記憶さ
れた出口部基準撓み量Sa2は、それぞれ入口部変位比
較器44および出口部変位比較器46に出力される。入
口部変位比較器44には、上記入口部基準撓み量Sa1
の他に、入口部センサ20で検出される入口部P1近傍
のブレード10の現在撓みIs bzが入力され、この
入口部変位比較器44は、上記入口部センサみ量Sb1
から入口部基準撓み量Sa1を差し引いて真の入口部撓
み量(切断によって実際にブレード1Oの入口部P1近
傍が撓んだ量)Slを検出するように構成されている。
また、出口部変位比較器46には、上記出口部基準撓み
量Sa2の他に、出口部センサ21で検出される出口部
P2近傍のブレード10の現在撓み量Sb2が入力され
、この出口部変位比較器46は、上記出口部センサみ量
Sb2から出口部基準撓み量S82を差し引いて真の出
口部撓み量S2を検出するように構成されている。
入口部変位比較器44で検出された入口部撓み量81は
中央部撓み量演算装置(中央部撓み量演舞手段)47、
切断送り速度演算装[(第2のブレード撓み調整手段の
一部)51、ドレスタイミング判定装置I(ドレスタイ
ミング制御手段の一部)61および入口部撓み演*装置
71にそれぞれ出力され、出口部変位比較器46で検出
された出口部撓み182は中央部撓み口演算装@47、
切断送り速度演算装置51、ドレスタイミング判定装置
61および出口部撓み演算装[73にそれぞれ出力され
る。
中央部撓み量演vi装置47は、入口部変位比較器44
で検出された入口部撓み量S1と出口部変位比較器46
で検出された出口部撓み182とに基づいてブレード1
0のワーク切断部位の中央部P3  (第2図参照)近
傍の撓み量S3を演算するように構成されている。すな
わち、予め経験的に求めておいた入口部撓みls+およ
び出口部撓み量S2に対する中央部撓み量S3の関数と
、入口部撓み量S1および出口部撓み量S2とから中央
部撓み量S3を演算するようになっている。
中央部撓み量演算装置47で演算された中央部撓み量S
3は、回転数演算装置(第1のブレード撓み調整手段の
一部)48、切断送り速度演算装置51、ドレスタイミ
ング判定装置61、入口部撓み演算装置171および出
口部撓み演算装[73にそれぞれ出力される。
回転数演算装置48は、ワーク30が所定の切断送り位
置に移動したときに、現在のテンションディスク9の回
転数Nと中央部撓み量演算装置47で演算された中央部
撓み量S3とに基づいて、上記中央部撓み量S3を零に
するために必要なテンションディスク9の目標回転数N
aを演算し、その演算結果に対応した信号を主軸駆動モ
ータ鯖l1lIA置49に出力するように構成されてい
る。
主軸駆動モータ制御装置49は、回転数演舞装置48か
ら信号を受けたときにはテンションディスク9の回転数
Nが回転数演算装置48で求められた目標回転数Naと
なるように、それ以外は予め設定記憶された基本回転数
Noとなるように主軸駆動モータ8を制御するように構
成されている。
切断送り速度演算装置51は、ワーク30が所定の切断
送り位置に移動したときに、入口部変位比較器44で検
出された入口部撓みISlと出口部変位比較器46で検
出された出口部撓みIs2と中央部撓み量演算装置47
で演算された中央部撓み量S3とに基づいて、中央部撓
みIs3 、入口部撓み量S1と中央部撓み量S3との
差または出口部撓みll52と中央部撓みIs3との差
を小さくするために必要な目標切断送り速度yaを演御
し、その演算結果に対応した信号を切断送りモ−タ制’
m@@52に出力するように構成されている。
上記目標切断送り速度vaの演算は、例えば下記式■に
よって行われる。
Va−vO−ks−@ *■ ここで、Voは予め設定記憶された基本切断送り速度、
kは演舞係数を示し、SにはS3の絶対値、5l−83
の絶対値、82−83の絶対値の中で最大の値を代入す
る。
また、切断送り速度演算装置51は、Sl、S2、S3
に基づいて所定の切断送り速度演算条件であるか否かを
判定し、その結果、所定の切断送り速度演算条件でない
場合(Sが所定の値以下のとき)には、上記目標切断送
り速度Vaの演算を行わず、切断送すモータ制御1lf
i置52に信号を出力しないようにも構成されている。
切断送りモータ制m装置52は、切断送り速度演算装W
51から信号を受けたときには切lli送り速度Vが切
断送り速度演算装置51で求められた目標切断送り速度
vaとなるように、それ以外は基本切断送り速度Voと
なるように切断送すモータ13を制御するように構成さ
れている。また、切断送りモータ制御装置52は切断送
り位置検出手段を有していて、この切断送り位置検出手
段は、切断送りモータ13から検出されるパルス信号に
基づいてワーク30の切断送り位N(切断送り方向の位
置)を検出するように構成されている。
ドレスタイミング判定装置61は、ワーク30が所定の
切断送り位置に移動したときに、ドレスをドレス装置1
9に行わせる時期か否かを8182 、S3に基づいて
判定するように構成されている。
ドレス制御装置62は、ドレスタイミング判定装置f6
1でドレスタイミングであると判定した場合(後で詳述
する)に、所定の時期にドレス装置19にドレス指令信
号を出力するように構成されている。
入口部撓み演算装置71は、ワーク30が所定の切断送
り位置に移動したときに、入口部撓み■S1と中央部撓
み量S3とに基づいて入口部撓み置S1と中央部撓み量
S3との差を求めるように構成されている。
入口部撓み制御装置72は、入口部撓み演算装置71で
求められた入口部撓み量S1と中央部撓み量S3との差
に基づいて、その差を縮めるように入口部センサ20の
近傍に設けられたブレード撓み修正手段(以下、「入口
部ブレード撓み修正手段」という)25の流体圧、磁気
力等を制御するように構成されている。
一方、出口部撓み演舞装置73は、ワーク30が所定の
切断送り位置に移動したときに、出口部撓み量S2と中
央部撓み量S3とに基づいて出口部撓み量S2と中央部
撓み量S3との差を求めるように構成されている。
出口部撓み制m装置74は、出口部撓み演算装置73で
求められた出口部撓み量S2と中央部撓み量S3との差
に基づいて、その差を縮めるように出口部センサ21の
近傍に設けられたブレード撓み修正手段(以下、[出口
部ブレード撓み修正手段」という)26の流体圧、磁気
力等を@御するように構成されている。
なお、制御部40では、ワーク30をブレード10に対
して割出送りするための保持部材駆動モータ17等の制
御も行なわれるようになっている。
また、切断送り速度演算装置51およびドレスタイミン
グ判定装置61には、入口部変位比較器44で検出され
た入口部撓み量S1および出口部変位比較器46で検出
された出口部撓み量S2の代りに、入口部撓み演ll装
W!71の演算結果および出口部撓み演算装置173の
演算結果をそれぞれ入力するようにしてもよい。
ここに、スライシング加工を行うときの上記制御11部
40の制御の具体例を第4図に示す。
この制御を開始するに当たっては、先ず、回転駆動手段
5の主軸駆動モータ8を駆動させて、テンションディス
ク9を基本回転数NOで回転させる(ステップS1)と
ともに、割出し送り手段18の保持部材駆動モータ17
を駆動させて、保持部材15に保持したワーク30を主
軸6側にスライドさせる(ステップS2)、これにより
、ワーり30の一端部がブレード10の表面10a側か
らブレード10の内側に挿通させられてブレード10の
裏面10b側へ微小量突出させられる。
次に、切断送り手段14の切断送りモータ13を駆動さ
せて、ワーク30をブレード10の半径方向に基本切断
送り速rxvOで移動させる(ステップ33 )。
上記ワーク30の移動と同時に、切断送りモータ制御装
置52でワーク30の切断送り位置を検出する(ステッ
プ84 >とともに、各センサ20゜21で入口部現在
撓みl5b1および出口部現在撓み量Sb2の検出を行
う〈ステップS5 )。そして、ワーク30が切断開始
直前の位置を越えているか否かを判定しくステップS6
)、ステップS6で切断開始直前位置を越えていないと
判定した場合は、さらに切断開始直前位置に移動したか
否かを判定しくステップS7)、このステップS7で切
断開始直前位置に移動したと判定(rYES」と判定)
されるまでステップS4以降を繰返す。
このステップS7で切断開始直前位置に移動した、つま
り切断が開始される直前であると判定すると、rYEs
Jと判定する直前に検出された入口部現在撓み量Sb1
および出口部現在撓み量Sb2を入口部基準撓み量Sa
tおよび出口部基準撓み量S82として入口部基準変位
記憶装W143および出口部基準変位記憶装置45でそ
れぞれ記憶(ステップS8)した後、入口部変位比較器
44および出口部変位比較器46でそれぞれ入口部撓み
置S1および出口部撓み量S2を検出しくステップS9
およびステップSv)、中央部撓み量演算装置47で中
央部撓み量S3を演算する(ステップ511)ロ 一方、ステップS6で切断開始直前位置(後述する切断
開始位置に達していない位置)を越えていると判定した
場合は、ステップS7およびステップS8を飛ばして上
記ステップ89〜ステツプS11を実行する。
ステップ811実行後は、ワーク30が切断開始位置(
第2図に左側の二点鎖線で示す位置)を越えているか否
かを判定する(ステップ512)。このステップS12
でワーク30が切断開始位置を越えていると判定した場
合は、ステップS13の判定を飛ばして、後述するステ
ップS14およびステップS5を実行する。
一方、上記ステップS12でワーク30が切断開始位置
を越えていないと判定した場合は、さらに切断開始位置
に移動したか否かを判定しくステップ513)、このス
テップS13で切断開始位置に移動したと判定(rYE
sJと判定)されるまでステップS4以降を繰返す。そ
して、ステップS13で切断開始位置に移動した、つま
り切断が開始されたと判定すると、回転数演算装置48
で中央部撓み量S3に基づいてテンションディスク9の
目標回転数Naを演算しくステップ514)、主軸駆動
モータ制御装置49でテンションディスク9の回転数N
が目標回転数Naとなるように主軸駆動モータ8を制御
する(ステップ515)。これにより、テンションディ
スク9の回転数Nが目標回転数NaG、:制御され、そ
の目標回転数Naに応じてブレード10が軸方向に変位
して、ブレード10の中央部P3近傍の撓み量が零とな
るようにブレード10全体の撓みが調整される。
上記ステップS%およびステップS!sを実行するとき
に、この実行に並行してステップSsおよびステップS
vも行われる。すなわち、入口部撓み演算装置271お
よび出口部撓み演算装置73でそれぞれ入口部撓みll
51と中央部撓み−83との差および出口部撓み量S2
と中央部撓み量S3との差が求められ(ステップSs)
、入口部撓み制御装@72で入口部撓み演算装置171
の演算結果に基づいて入口部ブレード撓み修正手段25
が制御されるとともに、出口部撓み制a装置74で出口
部撓み演算装置73の演算結果に基づいて出口部ブレー
ド撓み修正手段26が制御される(ステップ517)。
これにより、入口部ブレード撓み修正手段25および出
口部ブレード撓み修正手段26がそれぞれ駆動して、入
口部撓み量S1と中央部撓み量S3との差および出口部
撓み量S2と中央部撓みI S 3との差が縮まるよう
に、プレ−ド10の入口部P1近傍の局部的な撓みと出
口部P2近傍の局部的な撓みとが修正される。
さらに、上記ステップ814〜ステツプSvを実行する
ときに、その実行に並行して、切断送り速度演算装置5
1で所定の切断送り速度演算条件であるか否かが判定さ
れる(ステップ518)。すなわち、上記S3の絶対値
、5l−83の絶対値およびS2−53の絶対値がそれ
ぞれ予め設定された許容の限界値R1を上回っているか
否かが判定される。
ステップS18で切断送り速度演算条件である、つまり
R1<1831であると判定した場合、R1<1s1−
83 1であると判定した場合およびR1<152−3
3 1であると判定した場合は、同じく切断送り速度演
算装置51で入口部撓み量S1、出口部撓みl1S2お
よび中央部撓みIS3に基づいて目標切断送り速度Va
を演算しくステップSs)、切断送りモータ制m装[5
2で切断送り速度Vが目標切断送り速度yaとなるよう
に切断送りモータ13を制御する(ステップ520)。
これにより、切断送り速度■が目標切断送り速度Vaに
ilJ IIIされ(切断送り速度Vが低下し)、切断
抵抗が減少して、ブレード10の弾性複元力によってブ
レード10の中央部撓み量S3、入口部撓み量S1と中
央部撓み量S3との差または出口部撓み量S2と中央部
撓み量S3との差が小さくなるようにブレード10全体
の軸方向の撓みが調整される。
一方、ステップ81Bで切断送り速度演算条件でない、
つまりR1上1S3 l、R1上1st −83jおよ
びR1上182−83+であると判定した場合は、ステ
ップS19およびステップ820を行わずに、ステップ
821を行う。
ステップ821では、ドレスタイミング判定装置61で
81.82.33に基づいて所定のドレスタイミング条
件であるか否かを判定する。すなわち、S3の絶対値が
限界値R2(>R+ )を上回っているか否かと、5l
−83の絶対値およびS2−$3の絶対値がそれぞれ限
界値R3(>R1)を上回っているか否かとを判定する
ステップ821でドレスタイミング条件である、つまり
R2<1831であると判定した場合、R3<:S+ 
−831であると判定した場合およびR3<182−8
3 1であると判定した場合は、ドレスilJ m装置
f62がドレス装置!19にドレス指令する(ステップ
522)。これにより、現在切断中のワーク30の加工
が完了した後にドレス装置19によフてドレスが行われ
る。上記ステップ822実行後は、ステップ823を行
う。
一方、ステップS 21でドレスタイミング条件でない
、つまりR2上1s31、R3上181−83 )およ
びR3上152−831であると判定した場合は、ステ
ップS 22を行わずにステップ823を行う。
ステップ823では、ワーク30が全切断完了位置く第
2図に右側の二点鎖線で示す位置よりもさらに右側に寄
った位置で、スライスベース31も完全に切断される位
置)に達したか否かを判定し、全切断完了位置に遅して
いないと判定した場合は、全切断完了位置に達したと判
定されるまでステツブS4以降を繰返し、全切断完了位
置に達したと判定した場合は、所定の切断完了動作を行
った後、この制御を終了する。
このスライシング装置の構成では、ワーク30の切断が
開始されてから完了するまで、回転駆動手段5、テンシ
ョンディスク9、回転数演算装置48および主軸駆動モ
ータ制御装置49からなる第1のブレード撓み調整手段
によって、各センサ20.21の検出結果に基づいてテ
ンションディスク9の回転数Nが制御されてブレード1
0全体の撓みが調整される。また、同時に、入口部ブレ
ード撓み修正手段25および出口部ブレード撓み修正手
段26によって、各センサ20,21の検出結果に基づ
いてブレード10の入口部P1近傍の局部的な撓みと出
口部P2近傍の局部的な撓みとが抑制される。このため
、切断中、常にブレード10の撓みをワーク切断部位の
入口部、中央部、出口部が同一面になるように修正する
ことができ、ワーク30を精度良く加工することができ
る。
しかも、このスライシング装置の構成では、上2第1の
ブレード撓み調整手段によってブレード10全体の撓み
を調整し、かつ入口部ブレード撓み修正手段25および
出口部ブレード撓み修正手段26によってブレード10
の局部的な撓みを修正していてもなお、ブレード10に
所定値を越える撓みが生じている場合(中央部撓み18
3の絶対値が限界値R1を越えている場合、入口部撓み
量S1と中央部撓み183との差の絶対値が限界値R1
を越えている場合および出口部撓み量S2と中央部撓み
fIkS3との差の絶対値が限界値R1を越えている場
合)には、切断送り手段14、切断送りモータ制御装置
52および切断送り速度演算装置51からなる第2のブ
レード撓み調整手段によって、各センサ20.21の検
出結果に基づいて切断送り速度Vも制御されてブレード
10全体の撓みが調整される。このため、切断中、ブレ
ード10の撓みをより確実に除去することができる。
さらに、このスライシング装置の構成では、上記第1お
よび第2のブレード撓み調整手段によってブレード10
全体の撓みを調整し、かつ各ブレード撓み修正手段25
.26によってブレード10の局部的な撓みを修正して
いてもなお、ブレード10に所定値を越える撓みが生じ
た場合(中央部撓み量S3の絶対値が限界値R2を越え
た場合、入口部撓み置S1と中央部撓み183との差の
絶対値が限界値R3を越えた場合および出口部撓み置S
2と中央部撓み183との差の絶対値が限界値R3を越
えた場合)には、ドレス制御装R62およびドレスタイ
ミング演算装[61からなるドレスタイミング制御手段
が内周刃11の切れ味が悪くなったためにブレード10
の撓みが大きくなったと判断して、ドレス装置19がド
レスを行うようになっている。このため、切断中、内周
刃11の切れ味を良好な状態に保つことができ、ブレー
ド10の撓みを軽減することができる。
また、このスライシング装置の構成では、ブレード撓み
量検出センサ20.21をブレード10のワーク切断部
位の入口部P1近傍と出口部P2近傍との2か所に設け
るとともに、ブレード撓み修正手段25.26を両ブレ
ード撓み量検出センサ20,21の近傍にそれぞれ設け
るようにしている。このため、ブレード10の入口部P
1近傍と出口部P2近傍との2か所の撓みlsl、82
を検出することができるとともに、ブレード10の入口
部P1近傍の局部的な撓みと出口部P2近傍の局部的な
撓みとを修正することができる。しかも、各ブレード撓
み修正手段25.26がそれぞれ両ブレード撓み量検出
センサ20,21の検出結果に基づいて局部的な撓み抑
詞を行うように構成されているために、ブレード10の
入口部P1近傍の撓みを考慮しながら出口部P2近傍の
局部的な撓みを修正し、あるいはブレード10の出口部
P2近傍の撓みを考慮しながら入口部P1近傍の局部的
な撓みを修正することができる。
さらに、ブレード10の入口部P1近傍と出口部P2近
傍との2か所の撓み量S1.S2を検出することができ
るために、第1のブレード撓み調整手段および第2のブ
レード撓み調整手段によるブレード10全体の撓み調整
とドレスタイミング制御手段によるドレスタイミング制
御J御とを精密な撓み検出結果に基づいて行うことがで
き、これによりブレード10全体の撓みをfI度良く調
整することができるとともに、ドレスタイミングを精度
良く制御することができる。
したがって、このスライシング装置の構成によれば、加
工精度を向上させることができるとともに、適正な時期
にドレスを行わせることができる。
特に、このスライシング装置の構成では、中央部撓み量
演算装置47を設け、両ブレード撓み量検出センサ20
.21でそれぞれ検出した入口部撓み量S1および出口
部撓み量S2に基づいてブレード10のワーク切断部位
の中央部P3近傍の撓み量S3を演算し、この演算した
中央部撓み量S3を基準として第1および第2のブレー
ド撓み調整手段による撓み調整と各ブレード撓み修正手
段25.26による撓み修正とドレスタイミング制御手
段によるドレスタイミング制御とを行うようにしている
すなわち、第1のブレード撓み112手段では、中央部
撓み量S3が零となるようにテンションディスク9の回
転数Nを制御してブレード10全体の撓みを調整するよ
うにしている。また、第2のブレード撓み調整手段では
、中央部撓み量S3、入口部撓み量S1と中央部撓み置
S3との差または出口部撓み量S2と中央部撓みIS3
との差が小さくなるように切断送り速度■を調整してブ
レード10全体の撓みを調整するようにしている。
また、各ブレード撓み修正手段25.26では、それぞ
れ入口部撓み量S1と中央部撓み量$3との差および出
口部撓み量S2と中央部撓み量S3との差が縮まるよう
にブレード10を軸方向に抑制してブレード10の局部
的な撓みを修正するようにしている。また、ドレスタイ
ミング制御手段では、中央部撓み量S3の絶対値が限界
値R2を越えた場合、入口部撓み量S1と中央部撓みl
l53との差の絶対値が限界値R3を越えた場合および
出口部撓み量S2と中央部撓み量S3との差の絶対値が
限界値R3を越えた場合にドレスを行わせるようにして
いる。
つまり、ブレード10のワーク切断部位の中央部P3近
傍は、ワーク30を切断し始めてから切断し終わるまで
の間、ワーク30を最も長く切断し続ける部分であり、
加工精度に最も影響を及ぼす部分である。したがって、
このスライシング装置のように、ブレード10のワーク
切断部位の中央8BP3の撓みls3を演算により求め
、この演算結果を基準として第1および第2のブレード
撓み調整手段による撓み調整と各ブレード撓み修正手段
25.26による撓み修正とドレスタイミング制御手段
によるドレスタイミング制御とを行うようにすれば、加
工精度をより一層向上させることができるとともに、ド
レスをより適正な時期に行わせることができる。
なお、各ブレード撓み量検出センサ20.21を、上記
実施例ではブレード10の表面10a側に設けていたが
、ブレード10の裏面10b側に設けるようにしてもよ
い。さらに、各ブレード撓み量検出センサ20.21を
、上記実施例ではワーク30が切断送りによって移動す
る軌跡C上を避けた位置に配置していたが、第2図に二
点鎖線20a、21aで示すように、軌跡C上に配置す
るようにしてもよい。ただし、この場合は、各ブレード
撓み量検出センサ20a、21aをブレード10の裏面
10b側に設け、ワーク30を切断する際にワーク30
の一端面に近接する位置に配置するようにする。
ブレード撓み調整手段は、上記実施例で示したものの他
に、例えばテンションディスク9を回転軸方向に移動さ
せることによりブレード1o全体の撓み量を調整するも
のであってもよい。
切断送りは、ワーク30の代りに、ブレード10をその
半径方向に移動させるようにして行ってもよい。
さらに、ブレード10の全体的な撓み調整は、第1およ
び第2のブレード撓み調整手段のいずれか一方のみによ
って行うようにしてもよい。
〔発明の効果〕
請求f11のスライシング装置は、ブレードの撓み量を
検出するブレード撓み量検出手段をブレードのワーク切
断部位の入口部近傍と出口部近傍との2か所にそれぞれ
設け、上記入口部近傍と出口部近傍とにそれぞれブレー
ドの局部的な撓みを軸方向に抑制するブレード撓み修正
手段を設け、これら両ブレード撓み修正手段でそれぞれ
両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づいてブレー
ドの局部的な撓みを軸方向に抑制するようにしているた
めに、ブレードの入口部近傍の撓みを考慮しながら出口
部近傍の局部的な撓みを修正し、あるいはブレードの出
口部近傍の撓みを考慮しながら入口部近傍の局部的な撓
みを修正することができる。したがって、ブレードの入
口部近傍の局部的な撓みおよび出口部近傍の局部的な撓
みをそれぞれ精度良く修正することができ、加工精度を
向上させることができる。
請求項2のスライシング装置は、ブレード全体の撓みを
軸方向に調整するブレード撓み調整手段を設け、このブ
レード撓み調整手段で両ブレード撓み量検出手段の検出
結果に基づいてブレード全体の撓みを軸方向に調整する
ようにしているために、ブレード全体の撓みも精度良く
除去することができ、加工精度をより一層向上させるこ
とができる。
請求項3のスライシング装置は、ブレードの一周刃をド
レスするドレス手段と、このドレス手すのドレスタイミ
ングを制御するドレスタイミンク制御手段とを設け、こ
のドレスタイミング制粧手段で両ブレード撓み量検出手
段の検出結果に基づいてドレス手段のドレスタイミング
を制御するように構成しているために、ドレスタイミン
グを精度良く制御することができ、適正な時期にドレス
を行わせることができる。
請求項4のスライシング装置は、両ブレード撓み量検出
手段の検出結果に基づいてブレードのワーク切断部位の
中央部近傍の撓み量を演算する中央部撓み量演算手段を
設けているために、加工精度に最も影響を及ぼすブレー
ドのワーク切断部位の中央部近傍の撓み量を演褌により
求めることができ、その演算結果に基づいてブレードの
局部的な撓み修正、ブレード全体の撓み調整またはドレ
スタイミングの制御を行うことができる。したがって、
それぞれの精度向上を図ることができ、加工精度をより
一層向上させることができるとともに、ドレスをより一
層適正な時期に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるスライシング装置の一実施例を
示す一部断面正面図、第2図は第1図の■−■線断面図
、第3図は制御部を示すブロック線図、第4図は制御部
の制御の具体例を示すフローチャート、第5図は従来の
スライシング装置におけるブレード撓み量検出手段の設
置位置を示す断面図である。 5.9,48.49・・・第1のブレード撓み調整手段
、10・・・ブレード、11・・・内周刃、14,51
.52・・・第2のブレード撓み調整手段、19・・・
ドレス手段、20.20a・・・ブレードのワーク切断
部位の入口部近傍に設けたブレード撓み量検出手段、2
1,218・・・ブレードのワーク切断部位の出口部近
傍に設けたブレード撓み量検出手段、25.26・・・
ブレード撓み修正手段、30・・・ワーク、47・・・
中央部撓み量演算手段、61.62・・・ドレスタイミ
ング制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、円形状の内周刃を持つブレードの内側にワークの一
    端部を臨ませ、前記ブレードを回転させながら、前記ブ
    レードまたはワークを前記ブレードの半径方向に切断送
    りすることにより、前記ワークの一端部を切断して薄片
    を切り出すスライシング装置において、前記ブレードの
    撓み量を検出するブレード撓み量検出手段が前記ブレー
    ドのワーク切断部位の入口部近傍と出口部近傍との2か
    所にそれぞれ設けられ、前記入口部近傍と出口部近傍と
    にそれぞれ前記ブレードの局部的な撓みを軸方向に抑制
    するブレード撓み修正手段が設けられ、これら両ブレー
    ド撓み修正手段はそれぞれ前記両ブレード撓み量検出手
    段の検出結果に基づいて制御されるように構成されてい
    ることを特徴とするスライシング装置。 2、ブレード全体の撓みを軸方向に調整するブレード撓
    み調整手段が設けられ、このブレード撓み調整手段は両
    ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づいて制御され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のスライシング装置。 3、ブレードの内周刃をドレスするドレス手段と、この
    ドレス手段のドレスタイミングを制御するドレスタイミ
    ング制御手段とが設けられ、このドレスタイミング制御
    手段は両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づいて
    制御されるように構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載のスライシング装置。 4、両ブレード撓み量検出手段の検出結果に基づいてブ
    レードのワーク切断部位の中央部近傍の撓み量を演算す
    る中央部撓み量演算手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載のスライシング装
    置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01182011A (ja) * 1988-01-18 1989-07-19 Mazda Motor Corp スライシングマシンおよびその制御方法
JPH02134213A (ja) * 1988-11-14 1990-05-23 Sumitomo Metal Ind Ltd 硬脆材料の切断装置
JPH02134212A (ja) * 1988-11-14 1990-05-23 Sumitomo Metal Ind Ltd 切断方法
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