JPH04138123U - 仮止め式ナツト及び保持具 - Google Patents
仮止め式ナツト及び保持具Info
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- JPH04138123U JPH04138123U JP5442391U JP5442391U JPH04138123U JP H04138123 U JPH04138123 U JP H04138123U JP 5442391 U JP5442391 U JP 5442391U JP 5442391 U JP5442391 U JP 5442391U JP H04138123 U JPH04138123 U JP H04138123U
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- Connection Of Plates (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外面側をプロテクタで被った保持具に対し、
プロテクタを確実に保持して仮止めされ、輸送時等にお
いて保持具と分離するおそれがなく、かつボデーのスタ
ッドボルトに取付け得る仮止め式のナットを提供するこ
と。 【構成】 取付け孔と部品の保持部とを備えかつ外面側
に、プロテクタが被われた前記保持具の該プロテクタの
貫孔及び保持具取付け孔に挿入して仮止めしかつボデー
のスタッドボルトに嵌合させて前記保持具を前記ボデー
に固定するためのナットである。前記ナットは前記プロ
テクタを押圧するフランジ止め部とスタッドボルトに挿
着する筒状の軸部とよりなる。軸部の外周部には、前記
取付け孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止片に
それぞれ係合する二条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋
突条上端の軸部外周面部分には前記プロテクタを保持具
に押圧状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止する
係止段部が設けられてなる。
プロテクタを確実に保持して仮止めされ、輸送時等にお
いて保持具と分離するおそれがなく、かつボデーのスタ
ッドボルトに取付け得る仮止め式のナットを提供するこ
と。 【構成】 取付け孔と部品の保持部とを備えかつ外面側
に、プロテクタが被われた前記保持具の該プロテクタの
貫孔及び保持具取付け孔に挿入して仮止めしかつボデー
のスタッドボルトに嵌合させて前記保持具を前記ボデー
に固定するためのナットである。前記ナットは前記プロ
テクタを押圧するフランジ止め部とスタッドボルトに挿
着する筒状の軸部とよりなる。軸部の外周部には、前記
取付け孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止片に
それぞれ係合する二条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋
突条上端の軸部外周面部分には前記プロテクタを保持具
に押圧状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止する
係止段部が設けられてなる。
Description
【0001】
この考案は保持具の取付け孔に仮止めすることにより一体的な取扱いを可能と
する仮止め式ナット及びそのための保持具に関し、詳しくは自動車等のボデーの
スタッドボルトを利用して取付ける形式にしてかつ保持具の外側面を被うプロテ
クタを固定できる仮止め式ナットと、スタッドボルト位置のバラツキを許容でき
る保持具に係わるものである。
【0002】
従来、このような仮止め式のナットとしては、例えば図14に示すように、自
動車のパイプ保持具(単に保持具ともいう)61をアンダーフロアやエンジンル
ーム等に取付ける場合に使用される、合成樹脂製の筒状のナット51が知られて
いる。このナット51は、所定の内径に形成された筒状の軸部52の一端に角形
の頭部55とフランジ止め部56とを設け、又、軸部52の他端の外周には雄ね
じとなる二条の螺旋突条59,60を設けたものである。
【0003】
一方、前記パイプ保持具61は外面側にプロテクタ71を有するものであり、
パイプ保持具61には図15に示すように、円形の取付け孔65を設けて、図1
6に示すように、この取付け孔65には孔内へ傾斜した撓み変形可能な一対のナ
ット係止片66を突出させている。プロテクタ71はその挿着孔73をパイプ保
持具61の外面の係止爪69に止着されていて、パイプ保持具61の取付け孔6
5位置には該取付け孔65と同径の貫孔72が設けられている。
【0004】
貫孔72及び取付け孔65に対し外方側よりナット51の軸部52を押込んで
ナット51を右回転させると、図16に示すように、ナット51のフランジ止め
部56にてプロテクタ71を押えた状態でナット係止片66と螺旋突条59,6
0とを係合させることができる。そしてナット係止片66と螺旋突条59,60
との抜止め作用によりナット51をプロテクタ71とともにパイプ保持具61に
仮止めした状態で一体的な取扱いを可能としている。そして、仮止めしたナット
51は図14において、左回転させると、プロテクタ71を有するパイプ保持具
61から外すことができる。
【0005】
なお、仮止め状態のパイプ保持具61の使用にあたっては、ボデーに突設した
スタッドボルト(図10のスタッドボルト42参照)にパイプ保持具61のボル
ト係止片67を挿入し、ナット51をスタッドボルトに対して適宜に螺合させる
ことにより、フランジ止め部56の止め作用でパイプ保持具61をボデーに取付
けることができる。
【0006】
図16に示すように、プロテクタ71の外面側より保持具61に仮止めしたナ
ット51は、フランジ止め部56にてプロテクタ71を押えた状態にあるが、螺
旋突条59,60とナット係止片66との係合位置において1/2ピッチPの段
差が生ずる。このため、ナット51のフランジ止め部56とプロテクタ71との
間に隙間Sができ、プロテクタ71の固定が不充分となる問題があった。
そして、螺旋突条59,60には戻り止めがないので、仮止めしたナット51
は振動などにより保持具61から外れる場合が生ずる問題があった。
また、上記したナット51は、ボデーの正規の取付け位置のスタッドボルトに
対しては保持具61を良好に固定することができる。しかしながら、スタッドボ
ルトの取付け位置は実際は多少のバラツキを有するので、ずれた位置のスタッド
ボルトに対しては保持具61が固定しにくい問題があった。
【0007】
そこで本考案は、仮止めした従来の仮止め式ナット及びパイプ保持具における
前述の各問題点を解決せんとしたものである。
すなわち、本考案の課題は前記パイプ保持具等の外面側をプロテクタで被った
保持具に対してプロテクタを押圧状に保持して保持具に仮止めされ、輸送時等に
おいて保持具と分離するおそれがなく、かつ積極的に保持具と分離させたい場合
には簡単に分離させ得て、かつボデーのスタッドボルトには良好に取付け得る仮
止め式のナットを提供することにある。
【0008】
また、本考案の他の課題は、外面側をプロテクタにて被った保持具であって、
仮止め式のナットによる仮止めが可能でかつ仮止めにおいて十分に固定保持され
、かつスタッドボルト位置のバラツキを許容してボデーに取付け得る保持具を提
供することにある。
【0009】
上記した課題を解決するための本考案のナットは、取付け孔と部品の保持部と
を備えかつ外面側にプロテクタが被われた前記保持具の該プロテクタの貫孔及び
保持具の取付け孔に挿入して仮止めしかつ自動車等のボデーのスタッドボルトに
嵌合させて前記保持具を前記ボデーに固定するためのナットであって、
前記ナットは工具に適合する所定形の頭部と前記プロテクタを押圧するフラン
ジ止め部とスタッドボルトに挿着する筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部には
、前記取付け孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止片にそれぞれ係合する
二条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条上端の軸部外周面部分には前記プロテ
クタを保持具に押圧状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止する係止段部が
設けられてなることを特徴とする。
【0010】
そして、上記した課題を解決するための本考案の保持具は、取付け孔と部品の
保持部とを備え、外面側に、プロテクタが被われる一方、工具適合用の頭部とフ
ランジ止め部と筒状の軸部とよりなり該軸部の外周部に係止段部を有する仮止め
式ナットの軸部を、前記プロテクタの貫孔を介して前記取付け孔に挿入しプロテ
クタをフランジ止め部にて押圧状に保持するとともに軸部を取付け孔に仮止めし
、かつ仮止めした仮止めナットの該軸部を自動車等のボデーのスタッドボルトに
嵌合させてプロテクタとともに前記ボデーに固定する保持具であって、
前記貫孔及び取付け孔は前記軸部が挿入可能な長孔とされ、かつ長孔の取付け
孔の長手方向に沿う内周部にはスタッドボルトに仮止めする一対のボルト係止片
及び仮止式ナットの係止段部に当接係止される一対のナット係止片が各幅広に設
けられてなることを特徴とする。
【0011】
ナットの軸部をプロテクタの貫孔より保持具の取付け孔に挿入し、軸部の螺合
方向へ回転させると、軸部は螺旋突条とナット係止片が係合した状態で螺入され
、ナット係止片は螺旋突条の上端より係止段部に案内されて係合される。係止段
部とナット係止片との係合は輸送時等における通常の作用力によっては外れない
。ナットを保持具から分離する場合は、軸部を引っ張りながら軸部の螺退方向へ
回転させると、ナット係止片の撓みにより仮止めが解除されてナットが抜ける。
【0012】
仮止め状態の保持具は取付け孔をスタッドボルトに挿入し両ボルト係止片の隙
間部分を介して軸体の嵌合孔にスタッドボルトを圧入嵌合される。この圧入嵌合
により両ボルト係止片はスタッドボルトを係止する。
保持具の取付け孔及びプロテクタの貫孔は各々長孔であり、位置ずれしたスタ
ッドボルトに対しても嵌着することができる。
【0013】
次に、本考案の一実施例を図1〜図13に基づいて説明する。
図1は仮止め式の本例ナット1の外観構造を示す。このナット1は合成樹脂か
らなる。ナット1の軸部2は筒状に形成され、筒内は図12に示すように、ボデ
ー41のスタッドボルト42とかみ合う内径の嵌合孔3とされている。軸部2の
一端側は閉止あるいは小孔、本例では小孔4とされていて、螺動操作用の角形の
頭部5と、後述のパイプ保持具21のプロテクタ31に当接するフランジ止め部
6とが形成されている。軸部2の他端側は開口とされる。図4及び図5に示すよ
うに、前記嵌合孔3は開口側が大径にされ大径部分にはスタッドボルト42に塗
着したサビ止め層を螺合時に除去する複数の嵌着爪7が突設されている。嵌合孔
3の大径部より内方にはスタッドボルト42との嵌合性を良くするために開口側
より内方へ向かう複数の条溝8が設けられている。
【0014】
図1および図3に示すように、開口部の端部付近の外周部には交互に巻かれた
状態の二条の螺旋突条9,10が形成されている。これらの螺旋突条9,10は
ナット1の軸心に対して対称な軸端外周部位置より各半ピッチとなるように形成
されている。螺旋突条9,10は、図10に示すように、その下側面がガイド面
9A,10Aとされている。なお、螺旋突条9,10は、スタッドボルト42の
雄ねじの巻き方向と同じ右巻き方向に形成されている。各螺旋突条9,10の上
端の軸部外周面部分には、螺旋突条9,10にて案内したナット係止片26を当
接係合するための係止段部11が形成されている。
【0015】
図1及び図3などに示すように、本例の係止段部11は両螺旋突条9,10の
上端の軸部外周面部分に環状に設けた上方が小径のテーパ面よりなる。ナット1
を右回転させた際、保持具21の両ナット係止片26は弾性変形しながらナット
1の両螺旋突条9,10に案内されて軸部2の係止段部11に導かれるようにな
っている。(図11参照。)
【0016】
一方、図6、図8、図9に本例のパイプ保持具21の構造を示す。このパイプ
保持具21は外面側を保護するプロテクタ31を取付けて用いるものであり、合
成樹脂にて形成されている。パイプ保持具21は外面の両側にプロテクタ31を
止着するための係止爪29が設けられ、内面側の左右部分にはフェーエルチュー
ブ等のパイプ体22をクランプするパイプ受座23が設けられている。各パイプ
受座23にはパイプ体22をクランプする際には撓み、クランプしたパイプ体2
2に対しては抜け止め作用をする可撓性の抜け止め片24が設けられている。パ
イプ保持具21の中央部分にはパイプ受座23よりも両外方へ突出する長孔より
なる縦向きの取付け孔25が設けられている。図6、図8、図9に示すように、
取付け孔25の長辺側の両壁面上部には一対のナット係止片26が対向させて設
けられている。前記両ナット係止片26は同高位置より内方へ下傾状に所定長突
出させ、両ナット係止片26間の隙間は図11に示すように、ナット1の軸部2
を内挿し得る幅とされている。
【0017】
また、取付け孔25の長辺側の両壁面下部には図6、図9に示すように、スタ
ッドボルト42を係止するボルト係止片27が対向させて設けられている。前記
両ボルト係止片27は同高位置より内方へ上傾状に所定長突出させ、両者間の隙
間は図10,図11などに示すように、ナット1の軸部2先端に当接し得る幅と
されている。ナット係止片26及びボルト係止片27の爪幅は取付け孔25の長
孔方向に充分な幅広にされ、かつ撓み変形し得る厚さに形成されている。なお、
取付け孔25の外方へ突出した壁面には成形時の型抜き用の開口窓28が設けら
れている。
【0018】
前記プロテクタ31は図7に示すように、パイプ保持具21の外面を被う形状
の一定厚さに合成樹脂あるいはゴムなどにて形成され、中央にはパイプ保持具2
1の取付け孔25と同形の長孔の貫孔32を有しかつ両側部には保持具21の係
止爪29を差込む挿着孔33を有する。プロテクタ31は挿着孔33を係止爪2
9に差込み、貫孔33と取付け孔25を合致した状態に保持具21の外面に取付
けられる。
【0019】
しかして、図2に示すように、プロテクタ31を取付けたパイプ保持具21の
各パイプ受座23にはパイプ体22を各々クランプさせ、図2、図10に示すよ
うに、プロテクタ31の貫孔32を介してパイプ保持具21の取付け孔25にナ
ット1が仮止めされる。すなわち、取付け孔25に対し貫孔32を介してナット
1の軸部2を挿入し、螺旋突条9,10のガイド面9A,10Aをナット係止片
26に当接させる。次いでガイド面9A,10Aをナット係止片26に押圧しな
がら、所定の工具にて適度な力でナット1の頭部5を押し込むと、ナット係止片
26はガイド面9A,10Aの上端に至り、フランジ止め部6がプロテクタ31
に当接しかつナット係止片26が係止段部11に挿入される(図10、図12参
照)。ナット係止片26に係止段部11が挿入されると、図10に示すように、
係止段部11に対しナット係止片26が抜け止め状に作用するため、ナット1は
抜けない。このためフランジ止め部6はプロテクタ31に当接状態を保持する。
【0020】
なお、係止段部11は軸部外周面の所定位置に形成されると共に一対のナット
係止片26も取付け孔25内において対向する同高位置に設けられていることか
ら(図10参照)、ナット1の上方への抜けに対しては、ナット1の軸部2が取
付け孔25の内部においてどのような回転位置にあっても、両ナット係止片26
が係止段部11に当接係合し抜け止めされる。係止段部11は下方が大径のテー
パ面であることより、仮止めした軸部2は取付け孔25の下方側への移動を許す
が、軸部2の下方への抜けはフランジ止め部6により防止される。従って長孔内
において抜止めが有効に行なわれる。
【0021】
プロテクタ31を取付けたパイプ保持具21とナット1は通常、このような仮
止め状態で輸送や納品に供されるので、プロテクタ31を取付けたパイプ保持具
21とナット1とが不用意に分離して、その一方を紛失したりするおそれがない
。とくに本例の仮止めはフランジ止め部6がプロテクタ31に当接させた状態に
なっているので、輸送や納品時等の振動においてナット1と保持具21間に緩み
が生じないので仮止めが解けてナット1と保持具21が分離することがない。な
お、仮止め後においてプロテクタ31を取付けたパイプ保持具21あるいはナッ
ト1に不都合がある場合は、仮止めしたナット1の頭部5を外方へ引きながら左
回転させ、ナット係止片26を撓ませて係止段部11から外し、螺旋突条9,1
0に沿って容易に外すことができ、正常なナット1あるいはパイプ保持具21と
取り替えて再度の仮止めすることができる。
【0022】
次に、仮止め状態のパイプ保持具21を自動車等のボデー31に取付けるにあ
たっては、図10に示すように、ボデー41から突出したスタッドボルト42に
対し、パイプ保持具21の取付け孔25を配置する。パイプ保持具21の取付け
孔25及びプロテクタ31の貫孔32はいずれも長孔とされているので、スタッ
ドボルト42の位置が正規位置より多少のバラツキがあっても配置は可能である
。しかる後、図12に示すように、取付け孔25を外挿し、ナット1の嵌合孔3
にスタッドボルト42を挿入させ、軸部2を例えばインパクトレンチにより回転
させながらスタッドボルト42に嵌合させる。すると、軸部2の嵌合孔3の内周
部がスタッドボルト42の雄ねじにかみ合い、かつボルト係止片27が軸部2の
下端にて押し下げられてスタッドボルト42を圧着するので、ナット1がスタッ
ドボルト42に固定される。そして、ナット1のフランジ止め部6によってプロ
テクタ31及びパイプ保持具21がボデー41に固定的に取付けられる。
【0023】
なお、本実施例の係止段部11は軸部2の所定位置の外周面部分に上方が小径
のテーパ状に形成したが、係止段部11の形状はこれに限定するものではない。
たとえば、図13に示すように、ナット1Aにおける係止段部11Aは、螺旋突
条9,10の上端の軸部外周面部分に設けた環状溝とし、螺旋突条9,10にて
案内したナット係止片26を環状溝の係止段部11Aに当接係合させるようにし
てもよい。
【0024】
本考案の仮止め式のナットは、係止段部を設けたことより、輸送時等の仮止め
状態を維持したいときには、フランジ止め部でプロテクタを押圧保持させた状態
でかつ十分に大きな組付け強度において保持具に仮止めさせ得る。
従ってナットと保持具とを仮止め状態で一体的に取扱うことができる。そして
仮止めしたナットを保持具と積極的に分離したいときには、ナットを螺旋突条の
戻り方向へ回転させることにより、簡単に仮止めを解除できる。従ってナットと
保持具との取替えができる。
【0025】
また、本考案の保持具は取付け孔を長孔とし、かつプロテクタの貫孔も同形状
の長孔とし、かつナットに対してはプロテクタを押圧固定した状態で仮止めされ
ることにより、長孔内の所定位置でスタッドボルトを嵌合することができ、スタ
ッドボルト位置のバラツキを長孔内において許容してボデーに取付けることがで
きる。
【図1】本考案実施例に係わるナットの斜視図。
【図2】パイプ保持具とナットの仮止め状態図。
【図3】ナットの正面図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【図5】図3のP視方向図。
【図6】本考案実施例に係わるパイプ保持具の正面図。
【図7】プロテクタの正面図。
【図8】プロテクタを取付けたパイプ保持具の側面図。
【図9】貫孔及び取付け孔を主体とした断面図。
【図10】仮止め状態にした保持具のスタッドボルトへ
の配置図。
の配置図。
【図11】パイプ保持具のボデー取付け状態図。
【図12】仮止め状態の要部拡大図。
【図13】ナットの別例図。
【図14】従来のパイプ保持具及び従来のナットの形状
説明図。
説明図。
【図15】従来のパイプ保持具の平面図。
【図16】従来の仮止め状態を示す要部拡大図。
1,1A ナット
2 軸部
3 嵌合孔
5 頭部
6 フランジ止め部
9,10 螺旋突条
11,11A 係止段部
21 パイプ保持具
25 取付け孔
26 ナット係止片
27 ボルト係止片
31 プロテクタ
41 ボデー
42 スタッドボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 取付け孔と部品の保持部とを備えかつ外
面側にプロテクタが被われた前記保持具の該プロテクタ
の貫孔及び保持具の取付け孔に挿入して仮止めしかつ自
動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させて前記保持
具を前記ボデーに固定するためのナットであって、前記
ナットは工具に適合する所定形の頭部と前記プロテクタ
を押圧するフランジ止め部とスタッドボルトに挿着する
筒状の軸部とよりなり、軸部の外周部には、前記取付け
孔の内周部より突出する一対の仮止め用係止片にそれぞ
れ係合する2条の螺旋突条が設けられ、かつ螺旋突条上
端の軸部外周面部分には前記プロテクタを保持具に押圧
状に保持して前記仮止め用係止片を当接係止する係止段
部が設けられてなることを特徴とした仮止め式ナット。 - 【請求項2】 取付け孔と部品の保持部とを備え、外面
側に、プロテクタが被われる一方、工具適合用の頭部と
フランジ止め部と筒状の軸部とよりなり該軸部の外周部
に係止段部を有する仮止め式ナットの軸部を、前記プロ
テクタの貫孔を介して前記取付け孔に挿入しプロテクタ
をフランジ止め部にて押圧状に保持するとともに軸部を
取付け孔に仮止めし、かつ仮止めした仮止めナットの該
軸部を自動車等のボデーのスタッドボルトに嵌合させて
プロテクタとともに前記ボデーに固定する保持具であっ
て、前記貫孔及び取付け孔は前記軸部が挿入可能な長孔
とされ、かつ長孔の取付け孔の長手方向に沿う内周部に
はスタッドボルトに仮止めする一対のボルト係止片及び
仮止式ナットの係止段部に当接係止される一対のナット
係止片が各幅広に設けられてなることを特徴とした保持
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054423U JP2556570Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 仮止め式ナット及び保持具 |
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---|---|---|---|
JP1991054423U JP2556570Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 仮止め式ナット及び保持具 |
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JP2556570Y2 JP2556570Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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-
1991
- 1991-06-17 JP JP1991054423U patent/JP2556570Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01234611A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-19 | Tougou Seisakusho:Kk | 部材の取付け構造 |
JPH01168009U (ja) * | 1988-05-18 | 1989-11-27 | ||
JPH0225709U (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556570Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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