JPH04137830U - 管継手の成形用芯型 - Google Patents

管継手の成形用芯型

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JPH04137830U
JPH04137830U JP4667091U JP4667091U JPH04137830U JP H04137830 U JPH04137830 U JP H04137830U JP 4667091 U JP4667091 U JP 4667091U JP 4667091 U JP4667091 U JP 4667091U JP H04137830 U JPH04137830 U JP H04137830U
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益弥 児玉
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三菱樹脂株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両端にゴム輪装着用拡径部を有し、中央部内
面が太鼓状に拡径したガラス繊維強化合成樹脂製の管継
手を精度良く製造でき、組立てや脱型を容易に行える芯
型を提供する。 【構成】 芯型10は、円筒状の中心型11と、一対の
端部芯型12,13と、軸方向の分割面aにより分割さ
れる第1芯型15,16及び第2芯型17(18)から
なる中央部芯型14とで構成される。第1芯型15,1
6は、第2芯型17(18)よりも短い円弧長さで、か
つ両側の分割面aが平行乃至内周側に拡開するように形
成される。中央部芯型14の両端面には、端部芯型1
2,13が外嵌する嵌合段部14aが形成され、端部芯
型の外周には、ゴム輪装着用拡径部2成形用のテーパー
面12c,13cが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管継手の成形用芯型に関し、詳しくは両端にゴム輪装着用拡径部を 有するとともに、中央部内面が太鼓状に拡径したガラス繊維強化合成樹脂製の管 継手を成形する芯型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラス繊維強化合成樹脂製の曲管は種々見られるが、その多くは軸方向 に3〜4個に分割可能に組立てた成形用芯型を用いて製造されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の芯型を利用して両端にゴム輪装着用拡径部を有するとと もに、中央部内面が太鼓状に拡径した管継手を成形すると、太鼓状部がうまく抜 けなかったり、拡径部の形成が困難であったりする。
【0004】 また、太鼓状部を精度よく出すためには、管継手の内面に直接接する芯型がし っかりと固定されていなければならなず、さらに、脱型時に型の嵌合部や管継手 の内面に接する面を傷付けないように考慮する必要がある。
【0005】 そこで本考案は、両端にゴム輪装着用拡径部を有するとともに、中央部内面が 太鼓状に拡径したガラス繊維強化合成樹脂製の管継手を精度良く製造でき、型の 組立てや脱型を容易に行える成形用芯型を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案の管継手の成形用芯型は、両端にゴム輪 装着用拡径部を有するとともに、中央部内面が太鼓状に拡径したガラス繊維強化 合成樹脂製の管継手を成形する芯型であって、該芯型は、円筒状の中心型と、該 中心型の両端部に装着される一対の端部芯型と、該端部芯型間の中心型外周面に 装着される太鼓状周面を有する中央部芯型とを備え、該中央部芯型は、軸方向の 分割面により分割可能な3個以上の分割芯型により構成され、少なくとも一つの 分割芯型は、他の分割芯型よりも短い円弧長さで、かつ両側の分割面が平行乃至 内周側に拡開するように形成されて他の分割芯型と分割可能に組立てられるとと もに、中央部芯型の両端面には、前記端部芯型が外嵌する嵌合段部が形成され、 端部芯型の中央部芯型との嵌合部の外周には、前記ゴム輪装着用拡径部成形用の テーパー面が形成されていることを特徴としている。
【0007】
【作 用】
上記構成によれば、管継手の太鼓状中央部を形成する中央部芯型は、その内周 が中心型により保持され、その両端が端部芯型により保持されるので、確実に固 定された状態となる。
【0008】 また、中央部芯型を3個以上の分割芯型で形成し、少なくとも一つの分割芯型 を他の分割芯型よりも短い円弧長さで、かつ両端の分割面が平行乃至内周側に拡 開するように形成したので、該分割芯型を最初に内周側に抜くことにより、中央 部芯型を成形後の管継手内部から容易に取出すことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は芯型の組立て状態を示す半断面図、図2は図1のII−II断面図、図3及 び図4は中央部芯型を取出す順序を説明するための中央部芯型の側面図、図5は 管継手の使用状態を示す一部切欠き正面図である。
【0010】 まず、図5に示すように、本実施例に示す芯型で成形する管継手1は、両端に ゴム輪装着用拡径部2を有するとともに、中央部3の内面が太鼓状に拡径してい る。この管継手1は、管4を接続する伸縮継手として用いられるもので、両端の ゴム輪装着用拡径部2と管4との間にそれぞれゴム輪5を装着し、両端に配置し た押さえリング6をねじ棒7とナット8で締め付けて固定される。
【0011】 上記形状の管継手1をガラス繊維強化合成樹脂で製造するには、図1及び図2 に示す芯型10の周囲に、ガラス繊維からなるマット等に不飽和ポリエステル樹 脂と硬化剤を混合した組成物を含浸させたものを巻付け、さらにその上に、ガラ スロービング等の長尺状強化繊維に不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤を混合した 組成物を含浸させたものを巻回して成形層を形成した後、硬化させることにより 行われる。
【0012】 上記芯型10は、円筒状の中心型11と、該中心型11の両端部に装着される 一対の端部芯型12,13と、該端部芯型12,13間の中心型11外周面に装 着される中央部芯型14とから構成されている。
【0013】 さらに中央部芯型14は、軸方向の分割面aにより分割される4個の分割芯型 15,16,17,18により構成されている。この内、2個の分割芯型(以下 第1芯型という)15,16は、他の2個の分割芯型(以下第2芯型という)1 7,18よりも短い円弧長さに形成されており、分割面aは、第1芯型15,1 6の両側において平行乃至内周側に拡開するように形成されている。
【0014】 また、中央部芯型14の両端面には、前記端部芯型12,13の内側に形成さ れた嵌合凹部12a,13aに嵌合する嵌合段部14aと、図示しない離型用治 具を係合させる離型用段部14bとが形成されている。
【0015】 端部芯型12,13は、中央部に前記中心型11を嵌入する通孔12b,13 bが形成され、前記中央部芯型14に嵌合する嵌合凹部12a,13aの外周部 には、前記管継手1両端のゴム輪装着用拡径部2を成形するためのテーパー面1 2c,13cが形成されている。また、一方の端部芯型12と中心型11とは、 一体に組付けられた状態で使用される。
【0016】 上記芯型10の組立ては、一方の端部芯型12に組付けられた中心型11の外 周に、例えば、第1芯型15,第2芯型17,第1芯型16,第2芯型18の順 に被着させて太鼓状断面の中央部芯型14を形成した後、他方の端部芯型13を 中央部芯型14の嵌合段部14aに嵌め合わせて適宜ボルト等で固定する。この とき、中心型11の組付け順序は任意であるが、いずれか一方の第2芯型を最後 にする必要がある。
【0017】 そして前述のようにして所定のガラス繊維強化合成樹脂を巻付け、硬化させて 前記管継手1を成形する。
【0018】 次に、芯型10の分解、管継手1内部からの取出しは、まず、他方の端部芯型 13の固定ボルトを外して、一方の端部芯型12と中心型11とを一体化させた まま中央部芯型14内から抜取り、次いで他方の端部芯型13を取外す。そして 、図3に示すように、第1芯型15及び第1芯型16を順次内周側に移動させて 軸方向に抜取る。その後、図4に示すように、第2芯型17,第2芯型18を順 次内周側に移動させて軸方向に抜取る。
【0019】 上記中央部芯型14の移動抜取りの際には、前記離型用段部14bに適宜な治 具を係合させて各型を内周側に移動させることにより、各型の嵌合部や成形面へ の傷付きを防止することができる。
【0020】 なお、中央部芯型の分割数は、成形する管継手の太鼓状部の膨らみと開口部の 寸法の関係により任意に設定することが可能であるが、少なくとも3個以上に分 割し、その内の一つを内周側に移動させて離型抜取りができるようにするととも に、他の型も管継手開口から抜取れる大きさに設定する必要がある。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の管継手の成形用芯型は、管継手の太鼓状部を成 形する中央部芯型を、中心型と両端の端部芯型で保持するので確実に固定した状 態となり、また、管継手両端のゴム輪装着用拡径部を端部芯型外周部で成形する ので、精度の高い成形を容易に行うことができる。また芯型の組立てや脱型も容 易に行うことができ、各型の嵌合部や成形面を傷付けることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す芯型の組立て状態の
半断面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 中央部芯型を取出す順序を説明するための側
面図である。
【図4】 同じく中央部芯型を取出す順序を説明するた
めの側面図である。
【図5】 本考案の芯型で成形される管継手の使用状態
を示す一部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1…管継手 2…ゴム輪装着用拡径部 10…芯型
11…中心型 12,13…端部芯型 12c,13c…テーパー面
14…中央部芯型 14a…嵌合段部 14b…離型用段部 15,1
6…第1芯型 17,18…第2芯型 a…分割面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にゴム輪装着用拡径部を有するとと
    もに、中央部内面が太鼓状に拡径したガラス繊維強化合
    成樹脂製の管継手を成形する芯型であって、該芯型は、
    円筒状の中心型と、該中心型の両端部に装着される一対
    の端部芯型と、該端部芯型間の中心型外周面に装着され
    る太鼓状周面を有する中央部芯型とを備え、該中央部芯
    型は、軸方向の分割面により分割可能な3個以上の分割
    芯型により構成され、少なくとも一つの分割芯型は、他
    の分割芯型よりも短い円弧長さで、かつ両側の分割面が
    平行乃至内周側に拡開するように形成されて他の分割芯
    型と分割可能に組立てられるとともに、中央部芯型の両
    端面には、前記端部芯型が外嵌する嵌合段部が形成さ
    れ、端部芯型の中央部芯型との嵌合部の外周には、前記
    ゴム輪装着用拡径部成形用のテーパー面が形成されてい
    ることを特徴とする管継手の成形用芯型。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018083339A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社越智工業所 炭素繊維パイプ成形型、及び、炭素繊維パイプ製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144671A (en) * 1977-05-23 1978-12-16 Nec Corp Production of semiconductor device
JPS5888264A (ja) * 1981-11-17 1983-05-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 繊維強化複合材料製ベロ−ズの製造方法

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