JPH04137718A - X線マスクの製造方法 - Google Patents

X線マスクの製造方法

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JPH04137718A
JPH04137718A JP2261693A JP26169390A JPH04137718A JP H04137718 A JPH04137718 A JP H04137718A JP 2261693 A JP2261693 A JP 2261693A JP 26169390 A JP26169390 A JP 26169390A JP H04137718 A JPH04137718 A JP H04137718A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、X線露光用マスク(以下X線マスク)の製造
方法に係り、特にX線マスク支持体またはX線透過性薄
膜の補強枠への接合に関する。
(従来の技術) 近年、半導体集積回路の高密度化および高集積化への要
求が高まるにつれて、回路パターンの微細加工技術のな
かでも、感光剤にパターンを形成するりソグラフィ技術
の研究開発が急速な進展を見せている。
現在、量産ラインでは光を露光媒体とするフォトリソグ
ラフィ技術が主流であるか、解像力の限界に近づきつつ
あり、このフォトリソグラフィ技術技術に代わるものと
して、原理的に解像力が飛躍的に向上するX線リソグラ
フィ技術の研究開発が急速な進展をみせている。
X線リソグラフィでは、光を用いた露光方法とは異なり
所定のパターンを縮小させて転写するような技術は現在
のところ実用化されていない。このため、X線露光では
、所定のパターンの形成されたX線露光用マスクと試料
とを10μmオーダーの間隔で平行に保持し、このX線
マスクを通してX線を照射することにより露光対象物表
面に転写パターンを形成する1:1転写力式が採用され
ている。
この等倍転写方式では、X線マスクのパターンの寸法精
度、位置精度がそのままデバイス精度になるため、X線
マスクのパターンにはデバイスの最小線幅の10分の1
程度の寸法精度、位置精度が要求される。また、X線源
としては、SOR光(シンクロトロン放射光)が本命と
されているため、X線マスクは強力なX線に対してダメ
ージを受けない構造でなければならない。さらに、デバ
イスの線幅が0.5μmから始まって次世代の0゜1μ
mへ向かう状況では、X線マスクのパターン断面の縦横
比が大きくなるため、種々の製造上の困難が増大してく
る。
以上のように、X線リソグラフィの実現のためには、X
線マスクの構造および製造方法の開発か最も重要な鍵と
なっている。
X線マスクは一般的には次のような構造を有している。
すなわち、リング状のマスク支持体上にX線に対する吸
収率の特に小さいX線透過性材料からなる薄膜を形成し
、このX線透過性薄膜上にX線に対する吸収率の大きい
材料からなるマスクパターン(X線吸収体パターン)を
形成した構造を有している。ここでマスク支持体は、X
線透過性薄膜が極めて薄く機械的強度が弱いのを補強す
べく、このX線透過性薄膜を支持するのに用いられてい
る。
また、さらにマスク支持体の裏面側に補強枠を設け、X
線透過性薄膜の持つ引っ張り応力によりマスク支持体が
変形するのを防止するようにする方法も提案されている
ところで、このX線露光用マスクは、従来、第3図(a
)乃至第3図(「)に示すような方法で製造されている
まず、基板温度1200℃の条件でLPCVD法により
、第3図(a)に示すようにSi基板1上に膜厚2,7
μmのSiC膜2を形成する。この条件では、多結晶構
造を有し、内部応力3×109dyn/cシのSiC膜
が得られている。次に、St基板1の裏面側にもSiC
膜3を形成する。
ここで、SiC膜2がX線透過性薄膜として用いられる
。なお、X線透過性薄膜には、X線を透過し且つアライ
メント光(可視、赤外線)に対する透過性に優れ、引張
り応力を有する自立支持膜であることが要求される。そ
の材料として、現在のとコロ、BN、Si、SiC,T
i等が報告すしている。
次いで、第3図(b)に示すように、裏面側のSiC膜
3の中央部を選択的に除去した後、表面側の5iCIF
I2上にX線吸収体としてW膜4を形成する。X線吸収
体には、露光波長におけるX線吸収係数が大きいこと、
内部応力か低いこと、微細加工が容易であることが要求
される。その材料として、現在のところAu、Ta、W
、WNx等が報告されている。X線吸収体の内部応力に
ついては、lXl0   dyn/cd程度の低応力で
あることが不可欠であり、応力制御が可能なスパッタリ
ング法により内部応力を制御して堆積される。
次いで、第3図(C)に示すようにスパッタリング法に
よりW膜4上に、電子ビーム描画用のレジスト5を塗布
した後、電子ビーム描画法によりパターン描画を行ない
、レジスト5に所望のパターンを形成する。
次いで、第3図(d)に示すように、ドライエツチング
法により、レジスト5をマスクとしてW膜4を選択エツ
チングし、X線吸収体パターンを得る。
そして、第3図(e)に示すようにKOH等のウェット
エツチング法により、裏面のSiC膜3をマスクとして
Si基板1をエツチングする。
最後に、第3図(f)に示すようにリング状のパイレッ
クスガラスからなる補強枠6を、エポキシ系の接着剤7
によりシリコン基板1に接着する。
以上の工程を経てX線マスクが製造される。
このようなX線マスク製造プロセスの中で、最後の補強
枠の接着の際にX線吸収体パターンの位置ずれが発生し
易いということが大きな問題となっている(大木ら:第
2回マイクロプロセスコンファレンス予稿集p94)。
この位置ずれは、マスク支持体と補強枠の熱膨張係数の
違いや接着剤が凝固する際の体積変化によりマスク支持
体の補強枠の間に発生する応力や、接着面全体に均一な
接着力を得るのが難しい事などが原因となっている。
そこで補強枠を必要としない強度を有する厚さ21II
11〜51のシリコン基板をマスク支持体として用いる
という提案がなされているが(佐野ら、第33回応用物
理学関係連合講演会予稿集、P324)、裏面のエツチ
ングに要する時間か膨大な量となるため実用的でない。
また、X線吸収体やX線透過性薄膜の応力を測定するこ
とができなくなるという欠点がある。
このような欠点を解決するために本発明者らは、X線マ
スク支持体と補強枠あるいはX線透過性薄膜の接着面を
鏡面とし、X線マスク支持体と補強枠あるいはX線透過
性薄膜を、接着剤を用いることなく直接接合により接合
する方法を提案したく特願平1−312193号)。
この方法によれば、接着剤の体積変化や、接着力の不均
一さに起因するマスクの歪みを一切伴うことなくX線マ
スク支持体と補強枠あるいはX線透過性薄膜を接着する
ことができるため、X線吸収体パターンの位置ずれの発
生を防ぐことが可能となり、高精度のX線マスクの形成
に成功した。
この方法は、前述したような第3図(a)乃至第3図(
e)の工程でX線吸収体薄膜パターンを形成するととも
にSt基板の形状加工を行ったのち、表面研磨のなされ
たシリコンからなる補強枠をマスク支持体であるシリコ
ン基板1を、接着面を希弗酸で処理した後、直接接合を
行うものである。
接合は接着面に空気が残るのを防ぐために真空中でおこ
ない、接着強度を得るために熱処理を行い完成する。
以上の工程により形成したX線マスクは、マスク中の面
内パターンの位置ずれを低減することができる。すなわ
ち、マスク支持体と補強枠に同じシリコンを用いるよう
にすれば熱膨張係数の差による問題はなくなり、また接
着剤を使用していないため、接着剤が凝固する際の体積
変化によりマスク支持体と補強枠との間に発生する応力
や接着面全体に均一な接着力を得るのが難しい等の問題
もないため、格段にパターン精度が向上したものと思わ
れる。
このように、直接接合法の採用により高精度X線マスク
の形成に成功したが、次の問題として、歩留まり低下が
実用化を阻む原因となっている。
すなわち、超音波洗浄の際に接合箇所が剥がれることが
あり、このため70%程度の歩留まりしか得ることがで
きないという問題である。
この原因を究明すべく、透過型電子顕微鏡を用いて接合
面の断面を観察した。その結果接合面の研磨の際に、接
合面表面に研磨剤の混ざった厚さ50nm程度の粉砕層
が形成されており、これにより接着力が低下していると
いうことを発見した。
(発明が解決しようとする課題) このようにX線マスク製造プロセスの中で、最後の補強
枠の接着の際にX線吸収体パターンの位置ずれが発生し
易いということが大きな問題となっている。
また、直接接合法により形成したX線マスクは位置ずれ
を防止することができ高精度であるが、接合面の研磨の
際に、接合面表面に形成される研磨剤の混ざった厚さ5
0nm程度の破砕層が、接着力の低下を引き起こし、歩
留まり低下の原因となっていた。
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、本発明の第
1はX線吸収体パターンの位置ずれを防止し、高精度の
X線マスクを形成することを目的とする。
また本発明の第2は、直接接合の接着力の低下を防止し
、X線マスクの製造歩留まりの向上をはかることを目的
とする。
C発明の構成〕 (課題を解決するための手段) そこで本発明の第1では、補強枠を形成した後X線吸収
体パターンを形成するようにしている。
また本発明の第2では、X線マスク支持体と補強枠ある
いはX線透過性薄膜の直接接合を用いたX線マスクの製
造方法において、直接接合に先立ち、接着面をあらかじ
めエツチングし、破砕層を除去し清浄な表面とする工程
を付加するようにしている。
(作用) 本発明の第1の方法によれば、補強枠を形成した後X線
吸収体パターンを形成するようにしているため、補強枠
の接合の際に位置ずれを生じることもなく高精度のX線
マスクを得ることができる。
また本発明の第2の方法によれば、直接接合を用いたX
線マスクの製造方法において、直接接合に先立ち、接着
面をあらかじめエツチングし、破砕層を除去し清浄な表
面とする工程を付加するようにしているため、接合表面
の破砕層かエツチングによって除去され良好な表面状態
で接着がなされるため、歩留まりが向上する。
(実施例) 実施例1 以下本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説
明する。
この方法は、補強枠をX線マスク支持体に取り付けたの
ち、Xg吸収体薄膜パターンを形成するものである。
まず、高周波加熱方式のLPGVD装置を用い、SiC
をコーティングしたグラファイト製サセプタ上に、両面
研磨を行った面方位(111) 、厚さ600μ廁の3
インチSt基板を設置し、1100℃においてHC1ガ
スによりSi基板の気相エツチングを施すことにより、
Si基板上に存在する自然酸化膜及び重金属類の汚染物
を除去した。
これにより、Si基板の表面マスク清浄化処理が完了す
る。
次いて、第1図(a)に示す如く、St原料としてシラ
ン(SiH4)、C原料としてアセチレン(C2N2 
) 、キャリアガスとして水素(N2)の各ガスを供給
して基板温度1100’Cにて、81基板11上にSi
C膜12を2μm堆積し、さらに、シランと酸素を用い
たLPCVD法によりSi基板11の裏面に5102膜
13を0.5μm堆積させた後、通常のフォトリソグラ
フィ技術により5i02膜13の中央部に20mmφの
開口部を設けた。
次いて、第1図(b)に示すように、マグネトロンDC
スパッタリング装置によりSiC膜1゛2上にW膜14
を0.5μm堆積させた。スパッタリングの電力は、l
kvとし、ガス圧力を密度の大きいW膜を形成できる低
圧力側で、応力が0となる3 mTorrとした。この
ようにして形成したW膜の応力はSi基板11の反りか
ら測定した結果、3X10日N/n”であった。次に、
A rをエネルギ180keVでW膜14にドーズ量3
X10”ato□/cs2でイオン注入を行いW膜の応
力を0にした。
次に、第1図(C)に示すように、5i02膜でコーテ
ィングされたシリコンからなる補強枠15とマスク支持
体であるシリコン基板11とを鏡面研磨し、接着面の間
で働く原子間力により真空中で接合しく直接接合)固着
した。そして400℃3分間の熱処理を経て接着強度を
確実なものとする。
次いで、第1図(d−)に示す如く、W膜14上に電子
ビームレジスト16として膜厚0.6μmのCMS (
クロロメチル化ポリスチレン)を塗布し、N2雰囲気中
150℃にてベーキングすることにより電子ビームレジ
スト16中の溶媒を除去した後、加速電圧50KeVの
可変成形ビームを用いた電子ビームリソグラフィにより
ドーズ量150た。
なお、前記実施例では、補強枠とマスク支持体との接合
を直接接合によって行った例について説明したが、接着
剤を介して接合する際にも適用可能であり、この場合特
に有効である。
また、前記実施例にはX線吸収体としてWを用いたが、
これに限定されるものではなく、Taやその窒化物ある
いは炭化物、Au等を用いることも可能である。
また、X線透過性薄膜についてもSiCに限定されるこ
となく5iNX、BN、ボロンドープのSi等を用いる
こともできる。
さらに補強枠としてもシリコンに限定されることなくシ
リコン化合物、パイレックスガラス等のガラスでもよい
加えて、直接接合に先立ち、研磨後の接合面をCDE 
(ケミカルドライエツチング)法またはRIE(反応性
イオンエツチング)法により処理し表面を破砕層を除去
した後に接合するようにすればより有効である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することも可能である。
実施例2 次に本発明の第2の実施例について説明する。
この例ではX線マスク支持体と補強枠との直接接合に先
立ち、研磨後の接合面をRIE (反応側イオンエツチ
ング)法により処理し表面を破砕層を除去した後に接合
するようにしている。
まず、高周波加熱方式を用いたLPGVD装置を用い、
SiCをコーティングしたグラファイト製サセプタ上に
、両面研磨を行った面方位(111)の3インチSi基
板21を設置し、1100℃においてMCIガスにより
Si基板の気相エツチングを施すことにより、Si基板
上に存在する自然酸化膜及び重金属類の汚染物を除去し
た。これにより、Si基板の表面マスク清浄化処理が完
了する。
次に、第2図(a)に示すように、Si原料としてトリ
クロロシラン(S 1Hc13 ) 、C原料としてプ
ロパン(C3H8) 、キャリアガスとして水素(H2
)の各ガスを供給して基板温度1100℃にて、Si基
板21上にSiC膜22を1゜0μm堆積し、さらに、
上記条件と同条件の下でSi基板21の裏面にSiC膜
23を0.5μm堆積させた後、通常のフォトリソグラ
フィ技術によりSiC膜23の中央部に20關φの開口
部を設けた。
次いで、第2図(b)に示すように、マグネトロンDC
スパッタリング装置によりSiC膜2膜上2上膜24を
0.5μm堆積させた。スパッタリングの電力は、lk
vとし、ガス圧力を密度の大きいW膜を形成できる低圧
力側で、応力が0となる3■Torrとした。このよう
にして形成したW膜の応力をシリコン基板21の反りか
ら測定した結果、3X107N/蒙2であった。
続いて、このW膜24に、Arイオンをエネルギー18
0keV、3 x 10 ’atoo+s/c4ノドー
ズ量で注入し、W膜24の応力を0となるようにした。
次に、第2図(c)に示すように、HF/HNO3の混
合溶液により、SiC膜23の開口部をマスクとしてS
i基板21の裏面エツチングを行なった。
次いて、第2図(d)に示す如く、W膜24上に電子ビ
ームレジスト25として膜厚0.6μmのCMS (ク
ロロメチル化ポリスチレン)を塗布し、N2雰囲気中1
50℃にてベーキングすることにより電子ビームレジス
ト25中の溶媒を除去した後、加速電圧50KeVの可
変成形ビームを用いた電子ビームリソグラフィによりド
ーズ量1.50μC/cdにてレジスト25を描画して
所望のパターン(最小線幅0.2μm)を形成した。
そして、第2図(e)に示すように、ECR型プラズマ
エツチングによりSFe+10%02.ガス圧力5*T
orr % フィクロ波パワー200Wで、レジスト2
5をマスクとしてW膜24を異方性エツチングによりパ
ターニングした。そして、CF4ガスを用いた反応性イ
オンエツチングにより裏面のマスクSiCを除去したの
ち、表面研磨を行い、この研磨によって生した破砕層を
RIE装置を用いて除去した。このときのエツチングガ
スとしてはCF4+02を用い、印加電力は200Wと
した。
次に、シリコンからなる補強枠26を表面研磨し、この
研磨によって生じた破砕層をRIE装置を用いて除去し
た。このときのエツチングガスとしてはCF4+02を
用い、印加電力は200Wとした。
そしてこの補強枠26とマスク支持体であるシリコン基
板21とを、接着面を希弗酸で処理した後、直接接合を
行った。接合は接着面に空気が残るのを防ぐために真空
中でおこなった。
最後に400℃3分間の熱処理を行った。ここで熱処理
を行うのは接着強度を増すためである。
以上の工程により形成したX線マスクの補強枠の剥がれ
に関する歩留まりは93%となった。ちなみに従来の方
法による場合の歩留まりは70%であった。
このように本発明の方法によれば、X線マスク支持体お
よび補強枠の接着面をあらかしめエツチングすることに
より破砕層を除去し清浄な表面を得た後、直接接合を行
っているため、接合強度が大幅に増大し、剥がれを防い
でいるものと考えられる。
なお、前記実施例ではマスク支持体と補強枠との両方を
エツチングしたが、いずれか一方でもよい。また、エツ
チング方法についても、RIE法のみならず、CF4あ
るいはCF4+02等をエツチングガスとして用いたC
DE法等によっても良い。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。例えば、X線吸収体薄膜としてはWに限らず、T
a、MO及びこれらの窒化物及び炭化物を用いることも
できる。X線透過性薄膜としてSiC膜を用いたが、S
iNx、BN、ボロンドープしたSi基板を用いること
ができる。
さらに、補強枠も、シリコンに限定されること無く、シ
リコン化合物やパイレックスガラスなどのガラスでもよ
い。
また、前記実施例ではマスク支持体と補強枠との直接接
合について説明したが、X線透過性薄膜に補強枠を接合
する場合にも適用可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明の第1の方法によれば
、補強枠を形成した後X線吸収体パターンを形成するよ
うにしているため、補強枠の接合の際に位置ずれを生じ
ることもなく高精度のX線マスクを得ることができる。
また本発明の第2の方法によれば、直接接合を用いたX
線マスクの製造方法において、直接接合に先立ち、接着
面をあらかじめエツチングし、破砕層を除去し清浄な表
面を得るようにしているため、剥がれもなく、歩留まり
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至第1図(f)は本発明の第1の実施例
のX線マスクの製造工程を示す図、第2図(a)乃至第
2図(r)は本発明の第2の実施例のX線マスクの製造
工程を示す図、第3図(a)乃至第3図(r)は従来例
のX線マスクの製造工程を示す図である。 1.11.21・・・シリコン基板、2,12.13.
22.23・・・X線透過膜、4,14.24・・・X
線吸収膜ハターン、5.16.25・CMSレジスト、
6,15.26・・・補強枠、7・・・接着剤。 第1図 (ぞの2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスク支持体またはX線透過性薄膜に、補強枠を
    接着する接着工程と 前記X線透過性薄膜表面にX線吸収体薄膜パターンを形
    成するX線線吸収体薄膜形成工程とを具備したことを特
    徴とするX線マスクの製造方法。
  2. (2)マスク支持体上にX線透過性薄膜を形成するX線
    透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜を形成するX線
    吸収体薄膜形成工程と、 前記X線吸収体薄膜を所望の形状にパターニングするX
    線吸収体薄膜パターン形成工程と、前記マスク支持体ま
    たはX線透過性薄膜に補強枠を直接接合する接合工程と
    含むX線マスクの製造方法において、 前記接合工程に先立ち、前記マスク支持体前記X線透過
    性薄膜、前記補強枠の少なくとも一方の接合面をエッチ
    ングする表面処理工程を含むことを特徴とするX線マス
    クの製造方法。
  3. (3)前記表面処理工程はケミカルドライエッチング工
    程であることを特徴とする請求項(2)に記載のX線マ
    スクの製造方法。
  4. (4)前記表面処理工程は反応性イオンエッチング工程
    であることを特徴とする請求項(2)に記載のX線マス
    クの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541347A (ja) * 1991-08-05 1993-02-19 Shin Etsu Chem Co Ltd X線マスク構造体
JPH05326378A (ja) * 1992-05-20 1993-12-10 Shin Etsu Chem Co Ltd X線マスク構造体の製造方法
JP2004004998A (ja) * 1994-10-07 2004-01-08 Watanabe Shoko:Kk レチクル

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