JPH04137229U - エンジンの絞り弁制御装置 - Google Patents
エンジンの絞り弁制御装置Info
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- JPH04137229U JPH04137229U JP5303391U JP5303391U JPH04137229U JP H04137229 U JPH04137229 U JP H04137229U JP 5303391 U JP5303391 U JP 5303391U JP 5303391 U JP5303391 U JP 5303391U JP H04137229 U JPH04137229 U JP H04137229U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- spring
- engine
- lever
- control device
- Prior art date
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- Pending
Links
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガバナの作動力に対する絞り弁の作動トルク
の割合を低減させることによりエンジンの制御性を改善
してその適用範囲の拡大を図ると共に、冷間時のエンジ
ン始動性を向上する。 【構成】 絞り弁2を閉弁方向へ付勢する第1のばね2
6と、その絞り弁2を開弁方向へ付勢する第2のばね2
8を設ける。両ばね26,28の付勢力は絞り弁2の初
期開度位置にてつりあう大きさに設定する。絞り弁2が
初期開度から開くときには第2のばね26が助勢力とし
て作用し、また閉じるときには第1のばね26が助勢力
として作用する。またエンジン停止時には絞り弁2がば
ね26,28によって初期開度に保持される。
の割合を低減させることによりエンジンの制御性を改善
してその適用範囲の拡大を図ると共に、冷間時のエンジ
ン始動性を向上する。 【構成】 絞り弁2を閉弁方向へ付勢する第1のばね2
6と、その絞り弁2を開弁方向へ付勢する第2のばね2
8を設ける。両ばね26,28の付勢力は絞り弁2の初
期開度位置にてつりあう大きさに設定する。絞り弁2が
初期開度から開くときには第2のばね26が助勢力とし
て作用し、また閉じるときには第1のばね26が助勢力
として作用する。またエンジン停止時には絞り弁2がば
ね26,28によって初期開度に保持される。
Description
【0001】
本考案は、メカガバナあるいは電子ガバナ等をもつエンジンの絞り弁制御装置
に関する。
【0002】
従来、この種の絞り弁制御装置では、絞り弁(スロットル弁ともいう)を閉弁
方向へ付勢するばねが設けられており、このばね力に抗して絞り弁が開弁させら
れている。なお、このような従来の絞り弁制御装置には、例えば特開昭63−1
95339号公報に開示されたものがある。
【0003】
しかしながら前記従来装置によると、絞り弁を開弁させるために前記ばね力に
勝る大きな作動トルク(絞り弁の作動トルクという)が必要となる。
従って、ガバナが絞り弁を作動させようとする作動力(ガバナの作動力という
)に対し、絞り弁の作動トルクの割合が大きいので、メカガバナをもつ装置では
絞り弁の動作に遅れが生じエンジンの制御性が悪くなる。
また電子ガバナをもつ装置では、ガバナの作動力を大きくとるためにモーター
の大型化による出力の増大、あるいはモーターのギヤ比を大きくとること等が考
えられる。しかし、前者によると重量増加やコスト高を招くことになるし、また
後者によると絞り弁の動作に遅れが生じエンジンの制御性が悪くなるといった不
具合が生じる。
なお前記のように制御性が悪いエンジンでは、例えば発電機に使用するとして
も発生する電気の周波数が安定しないため、特に精密機械用発電機のエンジンと
しては不適切であるし、また芝刈り機に使用するとしても回転刃の回転速度が安
定しないため刈りむらができやすく、芝刈り機のエンジンとしても不適切となり
、結局、適用できる範囲が制限される。
また前記従来装置では、エンジン停止時において絞り弁がばね力によって閉弁
された位置に保持されるので、寒冷地あるいは冬期等での冷間時にアイシングに
よる絞り弁の固着が起こり、このためエンジン始動時に必要な弁開度が得られず
、始動不良を生じることがある。
【0004】
そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その
目的はガバナの作動力に対する絞り弁の作動トルクの割合を低減させることによ
りエンジンの制御性を改善してその適用範囲の拡大を図ると共に、冷間時のエン
ジン始動性を向上することのできるエンジンの絞り弁制御装置を提供することに
ある。
【0005】
前記課題を解決する本考案のエンジンの絞り弁制御装置は、
ガバナをもつエンジンの絞り弁制御装置において、前記エンジンの吸気管内を
開閉する絞り弁を閉弁方向に付勢する第1のばねと、前記絞り弁を開弁方向に付
勢する第2のばねとを備え、かつ前記第1,第2のばねの付勢力が前記絞り弁を
所定の初期開度に開いた位置にてつりあう大きさに設定されている。
【0006】
前記手段によれば、絞り弁が第1,第2のばねの付勢力のつりあいによって初
期開度位置にある状態から第1のばねの付勢力に抗して開くときには第2のばね
の付勢力が助勢力として作用し、また前記絞り弁が第2のばねの付勢力に抗して
閉じるときには第1のばねの付勢力が助勢力として作用する。従って、ガバナの
作動力に対する絞り弁の作動トルクの割合が低減される。
また、エンジン停止時において前記両ばねの付勢力のつりあいによって絞り弁
が所定の初期開度に開かれた位置に保持されるので、例え冷間時におけるアイシ
ングによる絞り弁の固着が起きた場合でも、前記絞り弁の初期開度の開きによっ
てエンジンを始動させることができる。
【0007】
図1に実施例1のエンジンの絞り弁制御装置が断面図で示されている。
エンジンの吸気管1には、その管内を開閉する絞り弁2が弁軸3を介して回転
可能に支持されている。
前記吸気管1の外側に突出した前記弁軸3の一端(図示左端)には、第3のレ
バー5がねじ6によって取り付けられている。この第3のレバー5には、ガバナ
ロッド7の一端が連結されている。ガバナロッド7は、図2のメカガバナのシス
テム図に示されているようにメカガバナの一構成部品である。図2において、メ
カガバナは、周知のとおりエンジンの回転が上がりクランク軸10の回転が増す
と、ガバナウエイト11が遠心力によって外側に開くことによりカバナアームシ
ャフト12が回動させられ、この回動動作がガバナアーム13、ガバナロッド7
を介して第3のレバー5に伝えられることにより、絞り弁2が閉弁方向に回動さ
せられる(図2中、太線矢印参照)。なおエンジン回転が下がった場合は上記と
逆作動となる。また前記ガバナアーム13には、スロットルレバー14がガバナ
スプリング15を介して連繋されている。
【0008】
図1において、前記吸気管1の外側に突出した前記弁軸3の他端(図示右端)
に第2のレバー17が設けられている。
前記吸気管1の外側には、絞り弁回転角度検出装置19のボデー20が取り付
けられている。前記検出装置19の検出軸21は前記弁軸3と同一軸線上に設け
られており、その先端部に第1のレバー22が設けられている。なお絞り弁回転
角度検出装置19は、絞り弁2の開度を電気的に検出するとともにその検出デー
タを図示しないエンジン制御装置(ECU)に出力する。
前記第1のレバー22と第2のレバー17は、図3に斜視図で示されているよ
うにその中央部が当該軸21,3にそれぞれ取り付けられたもので、その両端に
は他方のレバー方に突出する係合片23,24が形成されていている。各レバー
22,17の係合片23,24は、後述するばね26,28の付勢力でもって図
1に示されているように他方のレバーの係合片と回転方向に関して当接し係合す
る。
【0009】
前記検出装置19のボデー20と第1のレバー22との間には、第1のばね2
6が前記検出軸21に巻装された状態で介在されている。第1のばね26は、そ
の一端が前記第1のレバー22に掛装されまたその他端が前記ボデー20側に突
出するばね止め27に掛装されており、第1のレバー22を絞り弁2の閉弁方向
へ付勢している。
また前記吸気管1と第2のレバー17との間には、第2のばね28が前記弁軸
3に巻装された状態で介在されている。第2のばね28は、その一端が前記第2
のレバー17に掛装されまたその他端が前記吸気管1側に突出するばね止め29
に掛装されており、第2のレバー17を絞り弁2の開弁方向へ付勢している。
さらに、前記第1のばね26と第2のばね28の付勢力は、前記絞り弁2が所
定初期開度、例えば冷間時でもエンジン始動にほぼ適する開度に開かれた位置に
てつりあう大きさに設定されている。
【0010】
前記エンジンの絞り弁制御装置において、エンジンのメカガバナにより絞り弁
2を開かせようとする力が発生した場合、その力はカバナロッド7を介して第3
のレバー5に伝わり弁軸3を介して絞り弁2を開かせようとする。弁軸3が開弁
方向に回動すると、第2のレバー17も回動させられ、これに伴い第1のばね2
6により閉弁方向へ付勢されている第1のレバー22が第2のレバー17に追従
回転させられる。続いて前記絞り弁2の開弁状態においてエンジンのメカガバナ
により絞り弁2が閉弁方向に回動させられると、第2のレバー17の回動に伴い
第1のばね26により閉弁方向へ付勢されている第1のレバー22が第2のレバ
ー17に追従回転させられる。従って前記第1のレバー22と第2のレバー17
は絶えず二つのばね26,28により係合片23,24が係合する方向に付勢力
が加わるため、絞り弁回転角度検出装置19は第1のレバー22の回転角度に基
づいて絞り弁2の回転角度を正確に検出することができる。
【0011】
前記エンジンの絞り弁制御装置によると、絞り弁2が第1,第2のばね26,
28の付勢力のつりあいによって初期開度位置にある状態から、前記絞り弁2が
第1のばね26の付勢力に抗して開くときには第2のばね26の付勢力が助勢力
として作用し、また前記絞り弁2が第2のばね28の付勢力に抗して閉じるとき
には第1のばね26の付勢力が助勢力として作用する。従って、メカガバナの作
動力に対する絞り弁2の作動トルクの割合が低減される。なお絞り弁2の開度と
作動トルクとの関係が図4に示されており、実施例1のものが実線で示され、従
来例のものが点線で示されている。図示のように本実施例によると従来に比し作
動トルクが小さいことがわかる。
従って、絞り弁2の動作遅れが防止されることによりエンジンの制御性が改善
され、エンジンの適用用範囲の拡大が図れる。例えば、発電機に使用しても発生
する電気の周波数が安定するので、精密機械用発電機のエンジンとして適用可能
であるし、また芝刈り機に使用しても回転刃の回転速度が安定し刈りむらができ
にくく、芝刈り機のエンジンとしても適用可能である。
【0012】
また、エンジン停止時において前記両ばね26,28の付勢力のつりあいによ
って絞り弁2が所定の初期開度に開かれた位置に保持されるので、例え冷間時に
おけるアイシングによる絞り弁の固着が起きた場合でも、前記絞り弁2の初期開
度の開きによってエンジンを始動させることができる。
【0013】
〔実施例2〕
本実施例は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、同一部位につい
ては同一符号を付すことによってその説明を省略し、異なる構成についてのみ詳
述する。
図5に実施例2のエンジンの絞り弁制御装置が断面図で示されている。本例は
、実施例1におけるメカガバナを電子ガバナ30に変更したものである。前記吸
気管1の外側に突出した前記弁軸3の一端(図示左端)には、前記実施例1の第
3のレバー5に代えて従動ギヤ31が固定されている。前記吸気管1の外側には
、ステップモーター32が取り付けられている。ステップモーター32の出力軸
33には、前記従動ギヤ31と噛み合う駆動ギヤ34が固定されている。ステッ
プモーター32は、図示しないエンジン制御装置(ECU)からの出力信号によ
って制御される。
【0014】
前記エンジンの絞り弁制御装置において、エンジン制御装置(ECU)からの
出力信号によってステップモーター32が作動すると、駆動ギヤ34、従動ギヤ
31を介して弁軸3が開閉回転させられる他は、実施例1の作動と同一である。
本例によっても、実施例1と同等の作用効果が得られる。また本例によると、
作動トルクを大きくとることあるいはモーター32のギヤ比を大きくとることに
よる各種の不具合が解消される。
【0015】
なお本考案は前記実施例1,2に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸
脱しない範囲における変更が可能である。例えば、第1のばね26を第2のレバ
ー17側に設け、第2のばね28を第1のレバー22側に配置することもできる
。
【0016】
本考案によれば、ガバナの作動力に対する絞り弁の作動トルクの割合が低減さ
れるのでエンジンの制御性が改善され、これによりエンジンの適用範囲の拡大が
図れるとともに、エンジン停止時において絞り弁が初期開度に開かれた位置に保
持されるため冷間時におけるエンジンの始動性が向上される。
【図1】実施例1の絞り弁制御装置の断面図である。
【図2】メカガバナのシステム図である。
【図3】第1、第2のレバーの斜視図である。
【図4】絞り弁の開度と作動トルクとの関係を示す特性
線図である。
線図である。
【図5】実施例2の絞り弁制御装置の断面図である。
1 吸気管
2 絞り弁
26 第1のばね
28 第2のばね
Claims (1)
- 【請求項1】 ガバナをもつエンジンの絞り弁制御装置
において、前記エンジンの吸気管内を開閉する絞り弁を
閉弁方向に付勢する第1のばねと、前記絞り弁を開弁方
向に付勢する第2のばねとを備え、かつ前記第1,第2
のばねの付勢力が前記絞り弁を所定の初期開度に開いた
位置にてつりあう大きさに設定されているエンジンの絞
り弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303391U JPH04137229U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エンジンの絞り弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303391U JPH04137229U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エンジンの絞り弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137229U true JPH04137229U (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=31929030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5303391U Pending JPH04137229U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エンジンの絞り弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04137229U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101490912B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2015-02-06 | 현대자동차 주식회사 | 연료전지스택의 공기차단밸브 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP5303391U patent/JPH04137229U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101490912B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2015-02-06 | 현대자동차 주식회사 | 연료전지스택의 공기차단밸브 |
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