JPH04137117U - 鋼製床板の接合構造 - Google Patents
鋼製床板の接合構造Info
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- JPH04137117U JPH04137117U JP5404191U JP5404191U JPH04137117U JP H04137117 U JPH04137117 U JP H04137117U JP 5404191 U JP5404191 U JP 5404191U JP 5404191 U JP5404191 U JP 5404191U JP H04137117 U JPH04137117 U JP H04137117U
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼製床板を敷設する際の隣接する鋼製床板の
接合作業を容易かつ能率的にする。 【構成】 鋼製床板10は,敷設された時に床面となる
床面部11とこの床面部11の両側縁から下方に折り曲
げられた側板部12,13とを持つ。側板部12,13
にそれぞれ対応する孔をあける。鉄骨梁16上で鋼製床
板10を敷き並べる。重ね合わされた側板部12,13
の孔に頭付きL形ピン17を挿入する。隣接する鋼製床
板10は,この頭付きL形ピン17により垂直方向にず
れが生じないように接合される。 【効果】 鋼製床板10の接合作業は,片手でかつ単純
な一動作で行うことができる。
接合作業を容易かつ能率的にする。 【構成】 鋼製床板10は,敷設された時に床面となる
床面部11とこの床面部11の両側縁から下方に折り曲
げられた側板部12,13とを持つ。側板部12,13
にそれぞれ対応する孔をあける。鉄骨梁16上で鋼製床
板10を敷き並べる。重ね合わされた側板部12,13
の孔に頭付きL形ピン17を挿入する。隣接する鋼製床
板10は,この頭付きL形ピン17により垂直方向にず
れが生じないように接合される。 【効果】 鋼製床板10の接合作業は,片手でかつ単純
な一動作で行うことができる。
Description
【0001】
この考案は,工場の安全通路,作業床,ビルの屋上,土木工事現場の足場等に
用いられる鋼製床板の接合構造に関する。
【0002】
上記の鋼製床板として,図6に示すように床面部1の両側縁から下方に折り曲
げられた側板部2を有して概略下向き溝形断面をなす例えば長さ3〜4メートル
等の鋼製床板3が用いられているが,この種の鋼製床板3を工場や土木工事現場
において高所の床板として用いる場合,複数枚を鉄骨梁間に渡して敷き並べ,隣
接するものどうしを接合する。その接合構造として従来,同図に示すように,隣
接する鋼製床板3の側板部2どうしをボルト・ナット4で接合する構造(実公昭
53−39399号参照)がある。図において,符号5は鋼製床板3の長さ方向
端部を乗せる鉄骨梁である。また,図7に示すように,側板部2A,2A’を「
く」の字形に屈曲させて,側板部2A,2A’どうしを嵌合させて接合する構造
もある(実公昭57−42988号参照)
【0003】
上記図6のようにボルト・ナット4を用いる構造では,接合時に両手を使う必
要がありかつその作業も煩雑である。また,一旦接合した後にメンテナンスを必
要とする場合,通常ボルト・ナットを外す必要があるが,その作業も煩雑である
。
【0004】
また,図7の「く」の字形の側板部2A,2A’を嵌合させる構造では,接合
作業は容易であるが,メンテナンスには,中間の鋼製床板のみを取り外すことが
できず,床板幅方向の端部のものから順に取り外していかなければならないので
,著しく煩雑である。また,「く」の字形の側板部を持つ断面形状,特に図7の
符号2A側のブラインドコーナ部(矢印(イ)の部分)を持つ断面形状は,ロー
ル成形が複雑であり,コストが高くなる。また,材料幅もより広く必要とするの
で,この点でもコストが高くなる。
【0005】
本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので,接合作業が容易で
あり,メンテナンス時にも容易に外すことができ,さらに,鋼製床板自体のコス
トも安く済む鋼製床板の接合構造を提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決する本考案の鋼製床板の接合構造は,床面部の両側縁から下方
に折り曲げられた側板部を有して概略下向き溝形断面をなす複数の鋼製床板を床
板幅方向に接合させる鋼製床板の接合構造であって,隣接する2枚の鋼製床板の
前記側板部にそれぞれ対向する孔を設け,この孔に頭付きL型ピンを挿入してな
ることを特徴とする。
【0007】
上記の鋼製床板を高所に敷設する際に隣接する鋼製床板どうしを接合する場合
,重ね合わされた側板部の孔に単に頭付きL型ピンを挿入するだけで,両鋼製床
板の側板部の接合が行われる。そして,敷設された鋼製床板の上で作業したり通
行したりしても,隣接する鋼製床板間に垂直方向のずれが生じることは頭付きL
形ピンで防止される。
【0008】
以下,本考案の実施例を図1〜図5を参照して説明する。図1,図2において
,鋼製床板10は,敷設された時に床面となる床面部11とこの床面部11の両
側縁から下方に折り曲げられた側板部12,13とを有し,一方の側板部12は
床板幅方向内向きに直角に屈曲し先端を立ち上げて形成した凹溝部14を持ち,
他方の側板部13は床板幅方向外向きに直角に屈曲させ先端を同じく直角に立ち
上げて形成した凹溝部15を有し,鉄骨梁16上で鋼製床板10を隣接させた時
,一方の側板部12の内向きの凹溝部14が他方の側板部13の外向きの凹溝部
内に嵌合するようになっている。なお,鉄骨梁16上に敷設された鋼製床板10
の一方の端部のもの(図1において右端のもの)10’については側板部13の
先端の凹溝部15’を内向きに設ける。また,図示例の鋼製床板10の床面部1
1は,剛性を高めるために,長孔状に切り欠き下方に折り曲げて形成したリブ1
1aを備えている。本考案では,図3に要部を拡大して示すように前記側板部1
2,13にそれぞれ対向する孔12a,13aをあけ,重ね合わされたこの孔1
2a,13aに,L形部17aの一端に頭部17bを持つ頭付きL形ピン17を
挿入する。
【0009】
上記の鋼製床板10を高所の鉄骨梁16上に敷設する場合,隣接する鋼製床板
10の一方の側板部12の凹溝部14と他方の側板部13の凹溝部15とを嵌合
させるように隣接して敷き並べると,隣接する鋼製床板10どうしが床板幅方向
に接合される。この状態で両側板部12,13の孔12a,13aは一致し,こ
の孔12a,13aに頭付きL形ピン17を差し込むと,両側板部12,13が
垂直方向にずれることのない接合が行われる。
【0010】
上記の接合作業は,頭付きL形ピン17を単に孔12a,13aに挿入するだ
けであるから,その作業を片手でかつ単純な一動作で行うことができ,きわめて
容易かつ能率的である。また,敷設後にメンテナンスのために一部の鋼製床板を
取り外す場合も,単に頭付きL形ピン17を抜き取ればよいので,きわめて簡単
である。また,図7に示した従来の「く」の字形の側板部を持つものと比べ,中
間の鋼製床板のみを取り外すことができるので,この点でもメンテナンスが容易
である。また,「く」の字形の側板部のごときロール成形の複雑さはなく,かつ
材料幅を広く必要とすることもなく,コストは安く済む。
【0011】
なお,図4に示すように,側板部12A,13Aが前記のような凹溝部14,
15を持たない鋼製床板10Aにも当然適用することができる。また,図5に示
すように側板部12B,13Bに設ける凹溝部14B,15Bがいずれも内向き
に形成されて互いに嵌合しない鋼製床板10Bにも当然適用できる。要するに床
面部の両側縁から下方に折り曲げられた側板部を持つものであればよい。また,
図5に示したように,頭付きL形ピン17’の頭部17b’を単に折り曲げるだ
けで形成することも可能である。要するに,孔12a,13aからの抜け止めが
図られればよい。
【0012】
本考案によれば,重なり合った側板部の孔に頭付きL型ピンを挿入するだけ側
板部の接合が行われるので,接合作業を片手でかつ単純な一動作で行うことがで
き,従来のボルト・ナットを用いるものと比べ極めて容易かつ能率的である。ま
た,メンテナンスを必要とする場合の取り外しも同様に容易である。
【0013】
また,従来の「く」の字形の側板部を持つものと比べ,中間の鋼製床板のみを
取り外すことができるので,メンテナンス時の取り外しの際の煩雑さはない。ま
た,「く」の字形の側板部のごときロール成形の複雑さはなく,かつ材料幅を広
く必要とすることもなく,コストは安く済む。
【図1】本考案の鋼製床板の接合構造の一実施例を示す
もので,鉄骨梁上に敷設した鋼製床板の正面図である。
もので,鉄骨梁上に敷設した鋼製床板の正面図である。
【図2】同要部の平面図である。
【図3】図1における側板部接合部分の拡大断面図であ
る。
る。
【図4】他の実施例を示すもので,側板部接合部分の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】さらに他の実施例を示すもので,側板部接合部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図6】従来の鋼製床板の接合構造を示すもので鉄骨梁
上に敷設した鋼製床板の正面図である。
上に敷設した鋼製床板の正面図である。
【図7】他の従来例を示すもので,嵌合により接合され
た「く」の字形側板部の拡大図である。
た「く」の字形側板部の拡大図である。
10,10A,10B 鋼製床板
11 床面部
12,13,12A,13A,12B,13B 側板
部 12a,13a 孔 16 鉄骨梁 17,17’ 頭付きL形ピン 17a,17a’ L形部 17b,17b’ 頭部
部 12a,13a 孔 16 鉄骨梁 17,17’ 頭付きL形ピン 17a,17a’ L形部 17b,17b’ 頭部
Claims (1)
- 【請求項1】 床面部の両側縁から下方に折り曲げられ
た側板部を有して概略下向き溝形断面をなす複数の鋼製
床板を床板幅方向に接合させる鋼製床板の接合構造であ
って,隣接する2枚の鋼製床板の前記側板部にそれぞれ
対向する孔を設け,この孔に頭付きL型ピンを挿入して
なる鋼製床板の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5404191U JPH04137117U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 鋼製床板の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5404191U JPH04137117U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 鋼製床板の接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137117U true JPH04137117U (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=31929462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5404191U Withdrawn JPH04137117U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 鋼製床板の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04137117U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002021235A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Sumitomo Metal Steel Products Inc | 有孔鋼製床材及びその使用方法 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP5404191U patent/JPH04137117U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002021235A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Sumitomo Metal Steel Products Inc | 有孔鋼製床材及びその使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |