JPH04137098U - 導電板の電子機器への取付構造 - Google Patents

導電板の電子機器への取付構造

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JPH04137098U
JPH04137098U JP4450991U JP4450991U JPH04137098U JP H04137098 U JPH04137098 U JP H04137098U JP 4450991 U JP4450991 U JP 4450991U JP 4450991 U JP4450991 U JP 4450991U JP H04137098 U JPH04137098 U JP H04137098U
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隆英 丸尾
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富士通テン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釦孔などから侵入する静電気を除去するため
のシールド板の取付工程を簡略化する。 【構成】 いわゆるシートスイッチを構成するためのシ
ート体35に結合突起38を立設し、この結合突起38
が結合孔25c内を挿通するように、導電性を有するシ
ールド板25を嵌め込む。このようにしてシールド板2
5と一体化されたシート体35を、前面板21と配線基
板27との間に挟込んでねじ止め固定する。これによっ
て、熱溶着などの煩雑な作業を行うことなく、シールド
板25を、シート体35に嵌め込むだけの簡便な作業に
よって固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載用音響機器等で好適に実施される導電板の電子機器への取付構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、典型的な従来技術の車載用音響再生装置の前面板1付近の分解斜視図 である。この音響再生装置は、自動車のコンソールやインストゥルメントパネル などに埋込まれ、ラジオ放送の受信や磁気テープの再生を行うことができる。
【0003】 前記前面板1には、コクパクトディスクの挿入口2、磁気テープの挿入口3、 および表示窓4などともに、多数の釦孔h1,h2,…(以下、総称するときは 参照符hで示す)や、挿通孔k1,k2,…(以下、総称するときは参照符kで 示す)が形成されている。前記各釦孔hには、図5で拡大して示すように、押釦 式やシーソ式の釦部材b1,b2,…(総称するときは参照符bで示す)が嵌め 込まれている。
【0004】 前面板1の背面1a側には、前記釦孔hなどの開口の周縁部に沿うように形成 されたシールド板5が取付けられている。このシールド板5は、ステンレスなど の導電性材料がプレス加工されて形成されており、図6(1)で示すように、前 面板1の背面1aに立設された取付柱6が、該シールド板5に形成された挿通孔 5a内を挿通した後、図6(2)で示すように、この取付柱6の先端6aが溶着 され、こうして前面板1に取付けられている。
【0005】 前面板1の背面1a側にはまた、配線基板7が配置されており、この配線基板 7上には、前記表示窓4に対応する位置に、液晶表示装置などで実現される表示 装置8が実装される。また配線基板7には、前記挿入口2,3に対応する位置に 、挿入口12,13がそれぞれ形成されるとともに、各挿通孔kに対応する位置 に挿通孔ka1,ka2,…(総称するときには参照符kaで示す)が形成され ている。各挿通孔ka,kには、ボリウム14の回動軸14aが挿通され、その 先端14bには操作つまみpが嵌め込まれている。
【0006】 配線基板7の表面7aにはまた、前記各釦部材bに対応して、対を成す接点パ ターンs1a,s1b;s2a,s2b;…(以下、総称するときは参照符sで 示す)が形成されており、これらの接点パターンsは、図示しない配線パターン を介して集積回路などに接続されている。この接点パターンsが配列されている 領域上には、シート体15が配置されている。
【0007】 前記シート体15は図5で拡大して示すように、ゴムなどの電気絶縁性および 弾発性を有する可撓性材料から成る基材16と、この基材16の背面16aにお いて、前記各接点パターンsに対応する位置に設けられ、導電性材料から成る接 点部材17とを含んで構成されている。
【0008】 前記基材16において、前記接点パターンsに対応する領域は円錐台状に突出 して形成されており、この円錐台状の上底の部分に、前記接点部材17が形成さ れている。したがってたとえば釦部材b1が押圧操作されると、基材16の弾発 力に抗して、接点部材17が接点パターンs1a,s1bに近接変位され、前記 接点パターンs1a,s1b間を電気的に導通する。前記釦部材b1への押圧力 が解除されると、基材16の弾発力によって釦部材b1が復帰されるとともに、 接点部材17は接点パターンs1a,s1bから離反し、前記接点パターンs1 a,s1b間が遮断される。こうしてスイッチ動作が実現される。
【0009】 前記シールド板5は、釦孔hおよび挿入口3から侵入する静電気を捕捉し、そ の静電気を端子5bから、筐体19などに流入させて除去する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、シールド板5は取付柱6に熱溶着されており、したがっ て取付工程が煩雑で、コストが嵩む。
【0011】 本考案の目的は、取付工程を簡略化することができる導電板の電子機器への取 付構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電気絶縁性の前面板とその背後に配線基板を備える電子機器に導電 板を取付ける構造において、 配線基板の前面板側に少なくとも部分的に導電性を有する電気絶縁性シート体 を介在し、 前記導電板をシート体に嵌合して固着することを特徴とする導電板の電子機器 への取付構造である。
【0013】 本考案の前記シート体には前面板側に突出する結合突起が形成され、かつ導電 板には結合突起に対応する結合孔が形成され、 前記結合孔に結合突起を係合して導電板とシート体とを固着することを特徴と する。
【0014】
【作用】
本考案に従えば、前面板の背後に、該前面板に配置された釦や表示窓にそれぞ れ対応する位置に、スイッチ接点や表示装置などを備える配線基板が配置される 。前記前面板と配線基板との間には、電気絶縁性シート体が配置される。
【0015】 前記電気絶縁性シート体は、たとえば前記スイッチ接点に対応する領域が導電 性に形成される。すなわちこの電気絶縁性シート体は、たとえばゴムシートなど にカーボンなどの導電性材料が塗布されて形成され、あるいは電気絶縁性を有す るゴムと導電性ゴムとから形成されている。したがって、前記電気絶縁性シート 体の配線基板側において、前記スイッチ接点に対応する位置には、前述のように カーボン印刷などによって導電部材が形成され、この導電部材が前記スイッチ接 点と接触することによって、スイッチ動作が実現される。
【0016】 また前記電気絶縁性シート体と前面板との間には、導電板が配置される。この 導電板は、前記スイッチ接点に対応する領域以外の領域に亘って形成されており 、該導電板が接地電位に接続されることによって、釦孔などの前面板の開口部か ら侵入する静電気を除去することができる。
【0017】 前記導電板は、該導電板に形成された結合孔内に、シート体に形成された結合 突起が嵌合することによって前記シート体に固着される。こうして導電板と一体 化されたシート体は、配線基板とともに、たとえばねじ止めなどによって前記前 面板に固定される。
【0018】 したがって、導電板を熱溶着などによって前面板に固定する必要はなく、該前 面板はシート体に嵌め込むだけで固定することができ、導電板の取付工程を簡略 化することができる。
【0019】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の車載用音響再生装置の前面板21付近の分解斜視 図である。この音響再生装置は、自動車のコンソールやインストゥルメントパネ ルなどに埋込まれ、ラジオ放送の受信や磁気テープの再生を行うことができる。 前記前面板21には、コクパクトディスクの挿入口22、磁気テープの挿入口 23、および表示窓24などともに、多数の釦孔H1,H2,…(以下、総称す るときは参照符Hで示す)や、挿通孔K1,K2,…(以下、総称するときは参 照符Kで示す)が形成されている。前記各釦孔Hには、図2で拡大して示すよう に、押釦式やシーソ式の釦部材B1,B2,…(総称するときは参照符Bで示す )が嵌め込まれている。
【0020】 前面板21の背面21a側にはまた、配線基板27が配置されており、この配 線基板27上には、前記表示窓24に対応する位置に、液晶表示装置などで実現 される表示装置28が実装される。また配線基板27には、前記挿入口22,2 3に対応する位置に、挿入口32,33がそれぞれ形成されるとともに、各挿通 孔Kに対応する位置に挿通孔Ka1,Ka2,…(総称するときには参照符Ka で示す)が形成されている。各挿通孔Ka,Kには、ボリウム34の回動軸34 aが挿通され、その先端34bには操作つまみPが嵌め込まれている。
【0021】 配線基板27の表面27aにはまた、前記各釦部材Bに対応して、対を成す接 点パターンS1a,S1b;S2a,S2b;…(以下、総称するときは参照符 Sで示す)が形成されており、これらの接点パターンSは、図示しない配線パタ ーンを介して集積回路などに接続されている。この接点パターンSが配列されて いる領域上には、シート体35が配置されている。
【0022】 前記シート体35は、図2で拡大して示すように、ゴムなどの電気絶縁性およ び弾発性を有する可撓性材料から成る基材36と、この基材36の背面36aに おいて、前記各接点パターンSに対応する位置に設けられ、導電性材料から成る 接点部材37とを含んで構成されている。
【0023】 前記基材36において、前記接点パターンSに対応する領域には円錐台状の突 出部36bが形成されており、この突出部36bの円錐台状の上底の部分に、前 記接点部材37が形成されている。したがってたとえば釦部材B1が押圧操作さ れると、基材36の弾発力に抗して、接点部材37が接点パターンS1a,S1 bに近接変位され、前記接点パターンS1a,S1b間を電気的に導通する。前 記釦部材B1への押圧力が解除されると、基材36の弾発力によって釦部材B1 が復帰されるとともに、接点部材37は接点パターンS1a,S1bから離反し 、前記接点パターンS1a,S1b間が遮断される。こうしてスイッチ動作が実 現される。
【0024】 前記前面板21とシート体35との間には、ステンレスなどの材料がプレス加 工されて形成されるシールド板25が配置されている。このシールド板25には 、前記接点パターンS、すなわちシート体35の突出部36bに対応する位置に 透孔25aが形成されており、またその周縁部からは他のシールド板などに接続 するための端子片25bが延設されている。
【0025】 一方、前記シート体35の基材36において、表面36cからは結合突起38 が立設されている。この結合突起38は、図3で示されるように、基材36に固 着される結合部38aと、前記結合部38aに連なるテーパ状の案内部38bと を含んで構成されている。前記シールド板25のこの結合突起38に対応する位 置には、結合孔25cが形成されている。前記結合突起38の結合部38aの外 径D1と、案内部38bの先端部の外径D2と、シールド板25の結合孔25c の内径D3とは、図3で示すように、D2<D3<D1となるように選ばれてい る。
【0026】 したがって、前記結合孔25cに結合突起38が嵌まり込むようにシールド板 25をシート体35に嵌め込むことによって、結合突起38の結合部38aの外 周面はシールド板25の結合孔25cの内周面に密着し、こうしてシールド板2 5をシート体35に取付けることができる。
【0027】 配線基板27にはまた挿通孔27hが形成されており、前記シート体35およ びシールド板25においてこの挿通孔27hに対応する位置には、それぞれ挿通 孔36h,25hが形成されている。上述のようにしてシールド板25が一体化 されたシート体35は、配線基板27と前面板21との間に挟み込まれ、これに よって連通した挿通孔27h,36h,25hを挿通して、ビス41が前面板2 1に螺着される。これによって配線基板27は、前記シールド板25およびシー ト体35とともに前面板21に固定され、前面板21の組立てが完了する。
【0028】 このようにして組立てられた前面板21は、筐体39にねじ止めなどで取付ら れ、また前記ボリウム34の回動軸34aに操作つまみPが嵌め込まれて、電子 機器が完成する。このとき、図2で示すように、筐体39の接触片40がシール ド板25の表面25dに弾発的に接触しており、また筐体39は接地電位に接続 されている。したがって、釦孔Hなどから侵入してシールド板25によって捕捉 された静電気は、筐体39を介して除去される。
【0029】 このように本考案に従う取付構造では、結合孔25c内に結合突起38が嵌ま り込むようにシールド板25をシート体35に嵌め込むだけで、シールド板25 を固定することができる。したがって該シールド板25を、熱溶着などの煩雑な 取付け作業を行うことなく、簡便に取付けることができ、取付工程を簡略化する ことができる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、前面板と配線基板との間に介在され、シートス イッチなどのために用いられるシート体に形成した結合突起を、静電気除去のた めのシールドなどとして用いられる導電板の結合孔に嵌め込むことによって、前 記導電板を固定するので、該導電板を固定するための、たとえば前面板との熱溶 着などの取付工程を削減することができ、取付工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】接点パターンS1a,S1b付近を拡大して示
す断面図である。
【図3】シールド板25のシート体35への取付構造を
説明するための断面図である。
【図4】従来技術の分解斜視図である。
【図5】接点パターンs1a,s1b付近を拡大して示
す断面図である。
【図6】シールド板5の取付構造を説明するための断面
図である。
【符号の説明】
21 前面板 22,23 挿入口 25 シールド板 25c 結合孔 27 配線基板 35 シート体 36 基材 37 接点部材 38 結合突起 39 筐体 40 接触片 B 釦部材 H 釦孔 S 接点パターン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性の前面板とその背後に配線基
    板を備える電子機器に導電板を取付ける構造において、
    配線基板の前面板側に少なくとも部分的に導電性を有す
    る電気絶縁性シート体を介在し、前記導電板をシート体
    に嵌合して固着することを特徴とする導電板の電子機器
    への取付構造。
  2. 【請求項2】 前記シート体には前面板側に突出する結
    合突起が形成され、かつ導電板には結合突起に対応する
    結合孔が形成され、前記結合孔に結合突起を係合して導
    電板とシート体とを固着することを特徴とする請求項1
    記載の導電板の電子機器への取付構造。
JP1991044509U 1991-06-13 1991-06-13 導電板の電子機器への取付構造 Expired - Lifetime JP2559640Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54165102U (ja) * 1978-05-11 1979-11-20
JPS5729199U (ja) * 1980-07-24 1982-02-16
JPH01166937U (ja) * 1988-05-16 1989-11-22

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