JPH04136924U - 自動車のケーブル取付構造 - Google Patents

自動車のケーブル取付構造

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JPH04136924U
JPH04136924U JP4539591U JP4539591U JPH04136924U JP H04136924 U JPH04136924 U JP H04136924U JP 4539591 U JP4539591 U JP 4539591U JP 4539591 U JP4539591 U JP 4539591U JP H04136924 U JPH04136924 U JP H04136924U
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順也 大野
均 戸村
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日産自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの取付作業性を改善すると共にフュ
エルタンクの取付作業性も改善することができるケーブ
ル取付構造を提供する。 【構成】 ケーブル挟持部22は予めベルト側取付部2
1に取付けられているので、従来のようなボルト・ナッ
トによる取付作業が無くなって作業性が向上する。ま
た、ベルト側取付部21はマウントバンド(ベルト部
材)23にかしめて取りつけられているため、従来の溶
接の如くマウントバンド23の強度に悪影響を及ぼすこ
ともない。そして、ケーブル取付部20のマウントバン
ド23からの突出量を減少させ易いので、マウントバン
ド23を大きく開いてもリヤフロアパネル2に干渉しに
くく、大きく開いた分だけフュエルタンク24の取付作
業性を向上させることもできる。さらに、ケーブル取付
部20がマウントバンド23と別体なので、ケーブル取
付部20をかしめて取付ける前はマウントバンド23に
突出するものがなくなり、複数のマウントバンド23を
積み重ねることができ、運搬の面でも有利になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車のケーブル取付構造、特に自動車のリヤ側におけるパーキン グブレーキケーブルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のケーブル取付構造としては、例えば実開昭58−93521号 公報に示すものや図6〜図8に示すようなものがある。 1がフュエルタンクであり、リヤフロアパネル2に設けられたスペアタイヤ収 納用の凹部3に近接して配されている。そして、4がベルト部材としてのフュエ ルタンクマウントバンド(以後、「マウントバンド」という)であり、その一端 が凹部3に隣接して設けられているブラケット5に回動自在に取付けられ、他端 がリヤフロアパネル2下面のクロスメンバ6に図示せぬボルトにより係止される ようになっている。このマウントバンド4は一般に金属製のものが使用されフュ エルタンク1の形状に対応した形状をしている。 フュエルタンク1の取付けは、マウントバンド4の前記他端側のボルトをはず し、フュエルタンク1をリヤフロアパネル2の所定位置に配した後に、マウント バンド4を前記一端側を支点にして回動させ、前記他端側をボルト止めして行う 。
【0003】 そして、7がパーキングブレーキケーブルであり、そのインナケーブル7aは 図示せぬパーキングブレーキレバー(以後、「レバー」という)に接続されてい て、このレバーの操作により引っ張られて図示せぬブレーキ装置を作動させるも のである。また、アウタケーブル7bは、マウントバンド4に取付けられている ケーブル取付部8により支持されていて、インナケーブル7aがその内部を往復 移動自在となっている。このケーブル取付部8は、マウントバンド4に溶接にて 取付けられている取付ブラケット9と、先端にパーキングブレーキケーブル7を 支持するためのループ部10aを有する支持片10から成り、予めパーキングブ レーキケーブル7に取付けられている支持片10をボルト11とナット12によ り取付ブラケット9の先端付近に取付けることでパーキングブレーキケーブル7 をマウントバンド4に取付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、取付ブラケット9を溶接に よりマウントバンド4に取付けているため、フュエルタンク1を取付ける際にボ ルトをはずしてマウントバンド4を回動させるとマウントバンド4から突出して いる取付ブラケット9やボルト11が凹部3の縦壁3aに当たって(図8中二点 鎖線)十分に開かず作業しづらいし、縦壁3aを傷つけるおそれもある。また、 マウントバンド4の強度面においても溶接が悪影響を及ぼすおそれもある。そし て、パーキングブレーキケーブル7に取付けられている支持片10を取付ブラケ ット9に取付ける際に、専用工具13を用いて下側から上向きにナット12を締 めなくてはならないので、作業性が良くない。また、マウントバンド4から取付 ブラケット9が突出しているため、取付ける前のマウントバンド4を輸送する際 に重ねることができないため運搬の面で不利である。
【0005】 この考案は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ケーブル の取付作業性を改善すると共にフュエルタンクの取付作業性も改善することがで きる自動車のケーブル取付構造を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するために、ケーブル取付部が、ベルト部材の任 意位置にかしめて取付けられるベルト側取付部と、該ベルト側取付部に回転自在 に取付けられ且つ一対の挟持片にてケーブルを挟持するケーブル挟持部と、から 成るものである。
【0007】
【作用】
この考案に係る自動車のケーブル取付構造によれば、ケーブル挟持部は予めベ ルト側取付部に取付けられているので、従来のようなボルト・ナットによる取付 作業が無くなって作業性が向上する。また、ベルト側取付部はベルト部材にかし めて取りつけられているため、従来の溶接の如くベルト部材の強度に悪影響を及 ぼすこともない。そして、ケーブル取付部のベルト部材からの突出量を減少させ 易いので、ベルト部材を大きく開いてもリヤフロアパネルに干渉しにくく、大き く開いた分だけフュエルタンクの取付作業性を向上させることもできる。さらに 、ケーブル取付部がベルト部材と別体なので、ケーブル取付部をかしめて取付け る前はベルト部材に突出するものがなくなり、複数のベルト部材を積み重ねるこ とができ、運搬の面でも有利になる。
【0008】
【実施例】
以下この考案の好適な一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。尚、従来例 と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。 20がケーブル取付部であり、金属製のベルト側取付部21と樹脂製のケーブ ル挟持部22とから成る。ベルト側取付部21は、マウントバンド(ベルト部材 )23の幅方向に細長く、その両端にかしめ片21aを各々有している。これら かしめ片21aの先端には該かしめ片21aから直角に突出した凸部を各々有し ている。そして、これらのかしめ片21aを互いに同じ側(図中C方向)に折曲 げてマウントバンド23にかしめることにより、ベルト側取付部21をマウント バンド23に取付ける。この状態では、両かしめ片21a、21aの先端面21 cは互いに当接しており、ベルト側取付部21はフュエルタンク24に向かって (図中A方向)山形の断面形状をしている。その山形形状の先端には前記二つの 凸部により先端が平面状のガイド部25が形成されている(図5参照)。
【0009】 また、ベルト側取付部21のフュエルタンク24と反対側面21b(図中B方 向)は平面状であり、その中央部に設けられているピン28によりケーブル挟持 部22が回転自在に取付けられている(図3中矢印)。このケーブル挟持部22 は、フュエルタンク24と反対方向に延びる一対の挟持片22aにより断面U字 形状をしていてその先端には爪22bが形成されている。そして、これら挟持片 22aがパーキングブレーキケーブル(ケーブル)7の外面に設けられている鞘 部材29を挟持することにより、パーキングブレーキケーブル7をマウントバン ド23に取付けている。この鞘部材29はパーキングブレーキケーブル7の所定 位置をマウントバンド23に取付けるためのものであり、ケーブル挟持部22の 挟持片22aの幅に対応した間隔で両端に円盤状の係止板29aが設けられてい る。つまり、この係止板29aの内側面が各々挟持片22aの側面に当接するた め、パーキングブレーキケーブル7が所定位置で取付けられることになる。
【0010】 一方、ケーブル取付部20が当接する部分のフュエルタンク24には、前記ベ ルト側取付部21のガイド部25及びかしめ片21aの一部が嵌合する形状の凹 部30が形成されている。ベルト側取付部21はこの凹部30に嵌合した状態で は回転が拘束されるため、パーキングブレーキケーブル7に外力が作用してケー ブル挟持部22を回転させようとしても、ベルト側取付部21は回転せずにケー ブル挟持部22のみが回転する。
【0011】 次に、パーキングブレーキケーブル7を取付る手順を述べる。 先ず、フュエルタンク24を取付ける前のマウントバンド23に、両かしめ片 21a、21aが開いた状態のベルト側取付部21を嵌め込み(図4参照)、マ ウントバンド23の所定位置に位置決めした後に両かしめ片21a、21aを図 中C方向にかしめてマウントバンド23に取付ける。その後、ベルト側取付部2 1のガイド部25等をフュエルタンク24の凹部30に嵌合させた状態で、マウ ントバンド23によりフュエルタンク24をリヤフロアパネル2下面に取付ける 。そして、パーキングブレーキケーブル7に予め取付けられている鞘部材29を ケーブル挟持部22の挟持片22aの間に押し込んで(図2中A方向)、ケーブ ル挟持部22へパーキングブレーキケーブル7を取付ける。
【0012】 このようにケーブル挟持部22は予めベルト側取付部21に取付けられている ので、ボルト11及びナット12による取付作業が無くなって作業性が向上する 。また、ケーブル挟持部22はベルト側取付部21に対して回転自在となってい るので、パーキングブレーキケーブル7からの力によりマウントバンド23が捩 じれたりして無理な形状を呈することがなくマウントバンド23の耐久性が増す 。そして、ベルト側取付部21はマウントバンド23にかしめて取りつけられて いるため、従来のスポット溶接のように平面部に限らず任意の位置に取付けるこ とができる。また、溶接によりマウントバンド23に悪影響を及ぼすこともない 。さらに、ケーブル取付部20のマウントバンド23からの突出量を容易に減少 させることができるので、マウントバンド23が大きく開いてフュエルタンク2 4の取付作業性が向上するとともに、ケーブル挟持部22が樹脂製なのでリヤフ ロアパネル2を傷つけることがない。さらにまた、ケーブル取付部20がマウン トバンド23と別体なので、ケーブル取付部20を取付ける前の状態ではマウン トバンド23を重ねて箱ぶことができ、運搬の面でも有利になる。
【0013】 そして、万が一パーキングブレーキケーブル7が路面の障害物に引っ掛かって 無理な力が作用した場合には、パーキングブレーキケーブル7がケーブル挟持部 22から外れるので、マウントバンド23に損傷を及ぼすことがない。
【0014】
【考案の効果】
この考案に係る自動車のケーブル取付構造は以上説明したような内容のもので あって、ケーブル挟持部は予めベルト側取付部に取付けられているので、従来の ようなボルト・ナットによる取付作業が無くなって作業性が向上する。また、ベ ルト側取付部はベルト部材にかしめて取りつけられているため、従来の溶接の如 くベルト部材の強度に悪影響を及ぼすこともない。そして、ケーブル取付部のベ ルト部材からの突出量を減少させ易いので、ベルト部材を大きく開いてフュエル タンクの取付作業性を向上させることもできる。さらに、ケーブル取付部がベル ト部材と別体なので、ケーブル取付部をかしめて取付ける前はベルト部材に突出 するものがなくなり、複数のベルト部材を積み重ねることができ、運搬の面でも 有利になる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車のケーブル取付構造により
ケーブルを取付けた状態を示す全体側面図である。
【図2】マウントバンドに取付けられたケーブル取付部
にケーブルを取付ける状態を示す斜視図である。
【図3】バンド側部材に対してケーブル挟持部が回転し
ている状態を示す斜視図である。
【図4】ベルト部材に開時のベルト側取付部をかしめ取
付ける様子を示す断面図である。
【図5】図1中SA−SA線に沿った断面図である。
【図6】従来の自動車のケーブル取付構造によりケーブ
ルを取付けた状態を示す全体側面図である。
【図7】従来の自動車のケーブル取付構造を示す拡大側
面図である。
【図8】従来の自動車のケーブル取付構造においてケー
ブルを取付ける状態を示す全体側面図である。
【符号の説明】
2…リヤフロアパネル 7…パーキングブレーキケーブル(ケーブル) 20…ケーブル取付部 21…ベルト側取付部 22…ケーブル挟持部 22a…挟持片 23…マウントバンド(ベルト部材) 24…フュエルタンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フュエルタンクをリヤフロアパネル下面に
    保持するためのベルト部材にケーブル取付部を設け、該
    ケーブル取付部にケーブルの一部を取付ける自動車のケ
    ーブル取付構造において、前記ケーブル取付部が、ベル
    ト部材の任意位置にかしめて取付けられるベルト側取付
    部と、該ベルト側取付部に回転自在に取付けられ且つ一
    対の挟持片にてケーブルを挟持するケーブル挟持部と、
    から成ることを特徴とする自動車のケーブル取付構造。
JP1991045395U 1991-06-17 1991-06-17 自動車のケーブル取付構造 Expired - Lifetime JP2530898Y2 (ja)

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