JPH04136685A - 穀物乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、穀物乾燥装置に関する。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課顯〕乾燥処理
した穀物を一時貯留して放冷するための放冷部を設ける
乾燥装置があり（例えば、特開昭５８−１４５８７５号
公報）、この形態では荷受処理量の多いときは当該放冷
部をも貯留部として利用できる構成である。

ところで、上記の公知の構成には、穀物を張込んだ以後
の処理方法が開示されるが、穀物の張込時の異常等につ
いて配慮されていない。

即ち、標準の貯留部に張り込まれる穀物を処理するシン
グル乾燥モード、あるいは放冷部・貯留部に張り込まれ
る穀物処理用のダブル乾燥モードの適正に切替機構各部
が状態切替できているかどうかについては確認する手段
がない。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の欠点を解消しようとし、貯留部１を有
して通気乾燥部２を流下させながら熱風を作用せしめて
乾燥する乾燥部４と、当該乾燥部からの穀物を受けて徐
冷する放冷部５とを設ける穀物乾燥装置において、荷受
穀物を上記貯留部１又は放冷部５とに切替で供給しうる
供給切替機構を設け、かつ放冷部５には機外への排出移
送側と上記貯留部１への循環移送側とに切り替わる排出
切替部を構成し、これら供給切替機構と排出切替部とは
貯留部１内のみ張込のシングル乾燥モードと乾燥部４及
び放冷部５の両者の穀物を一挙に乾燥するダブル乾燥モ
ードとに切り替えるシングル／ダブル設定スイッチ５５
の選択信号に基づいて切替られる構成とし、上記放冷部
５の排出切替部に設ける開閉底弁３０の開閉各位置検出
センサ５６．５７を設けるともに、制御部４２には上記
シングル／ダブル設定スイッチ５５による設定モードと
開閉底弁３０の検出位置との比較によって適正動作状態
か否かを判断する異常判定手段と、異常判定の際使用ｇ
Ｊ能なシングル乃至ダブル乾燥モードを選択して表示す
る選択表示手段とを有してなる穀物乾燥装置の構成とす
る。

〔発明の作用及び効果〕

シングル／ダブル設定スイッチ５５の操作に基づいて、
貯留部１内のみ張込のシングル乾燥モードか又は乾燥部
４及び放冷部５の両者の穀物を一挙に乾燥するダブル乾
燥モードかに切り替えられ、荷受穀物を貯留部１又は放
冷部５とに切替で供給しうる供給切替機構例えば切替弁
、及び放冷部５には機外への排出移送側と上記貯留部１
への循環移送側とに切り替わる排出切替部例えば底弁、
が適正に動作しているか否かが、底弁の開閉各位置検出
センサ５６，５７によって確認判定される。

次にこれら動作部分が異常であると判定されたときは、
当該判定の際前回のシングル／ダブル設定状態となるが
、この際使用１丁能なシングル乃至ダブル乾燥モードを
選択して表示する選択表ボ手段によってオペレータに報
知するものである。

従って、オペレータは底弁の開閉異常があっても適宜報
知のシングル乾燥又はダブル乾燥を採用実施でき作業停
滞を来さない。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

穀物乾燥装置は、貯留部１と通気乾燥部２と集穀部３と
を上下方向に重設した乾燥部４と、この乾燥部４機枠の
上部に載置して設ける放冷部５とからなり、これらは縦
に長い直方体形状に構成される。このうち、乾燥部４の
通気乾燥部２は、通気性材にて形成される４槽の穀物流
ド通路６，６・・・を挾んで、左右に熱風室７，７及び
排風室８゜８・・・を形成し、吸引ファン９で吸引通風
される空気をバーナ１０により熱風化して該穀物流下通
路６．６・・・を流下する穀物に当該熱風を作用させる
構成としている。１１，１１・・・は上記穀物流下通路
６，６・・・の各下部に配設されて穀物を徐々に流下さ
せるための繰出バルブである。

上記各繰出バルブ１１．１１・・・からの繰出穀物を受
けて中央側に集める集穀部３の下部には移送螺旋１２を
備える横移送樋１３を設け、移送方向終端部側の合わせ
口１４部から昇降機１５に接続している。

この昇降機１５は乾燥部４と放冷部５との各機枠背面側
にあって、放冷部５よりもやや高い高さで立設される。

該昇降機１５の内部にはパケットを所定間隔毎に取付け
た無端ベルトを上下プーリ間に巻回し、上記合わせ口１
４部からの穀物等を掬い上げその上部で投げ出しロ１６
部に向けて投てきできる形態としている。

又この投げ出しロ１６部には、供給切替機構としての切
替弁１７を有し、これの切替動作に伴って第１開口部イ
と第２開口部口とに選択的に供給できる構成としている
。尚、第１開口部イは、排出側端を第１貯留部１の天井
部前後にあって移送螺旋１９内蔵の中間移送＠２０始端
側に接続する連絡パイプ１８にのぞませ、一方、第２開
口部口は、放冷部５側天井部に同形態に配設する移送螺
旋２１内蔵の上部移送＠２２始端側にのぞませるもので
ある。

上記の移送螺旋１９樋２ｏ及び移送螺旋２１樋２２は各
タンク部の中央上部位置まで延長され、回転拡散盤２３
又は２４面に供給できる。

前記放冷部５は、前記乾燥部４の第１貯留部１と略等容
量に形成され、その下部には断面■型２槽状に形成され
各下方に排出移送＠２６，２６を構成している。尚、排
出移送樋２６．２６には順次流下する集穀穀物を水平移
送すべく排出する移送螺旋２８，２８を内装すると共に
、それらの底部には底弁３０，３０が設けられ、この底
弁が上部側の適宜支点まわりに回動することによりその
底部が開放可能に構成される。この底弁３０の切替作動
に伴って排出移送Ｗ！２６からの穀物が乾燥部４の開放
天井部ハを経て前記貯留部１内に流五可能に構成するも
のである（排出切替部）。

３１は前記移送＠２０の移送螺旋１９を駆動するモータ
、３２は上記排出移送樋２６．２６の移送螺旋２８．２
８［動用モータである。

前記排出移送螺旋２．８．２８の各移送終端部側の機枠
外部に突出する受継ぎ樋３３．３３には流下案内筒部３
４を形成し、排出移送穀物をベルトコンベア形態の排出
コンバフし５面Ｌ：＃！、不供給できる構成としている
。

尚、前記移送樋２０の供給始端側は機枠外部に位置して
、連絡パイプ１８接続部に対応すべく該移送４ｉ１２０
下部側に開閉弁（図示せず）によって開閉しうる排出案
内筒３６を有して、上記流ド案内筒３３と同様に排出コ
ンベア３５上面にのぞませている。

上記排出コンベア３５は、左右に併設される穀物乾燥装
置、即ち複数の乾燥部４・放冷部５の一体構成機枠部を
左右に接続する状態に設けられ、各機枠部の背面側と前
記昇降機１５との間隔部に位置して設けられるもので、
当該コンベア３５の箱型枠部３７はこれら各機枠部及び
昇降機１５枠部に取付支持される。

３８はこの排出コンベア３５の下方に平行して設けられ
る張込コンベアで、フライトコンベア形態とされ、その
箱型枠部は上記排出コンベア３５の箱型枠部に支持固定
されている。

上記張込コンベア３８の途中部には排出口（図示せず）
を設け、これらには開閉弁（図示せず）を配設して、併
設される複数の乾燥部側々の昇降機１５に案内筒３９を
接続している。

前記切替弁１７は正逆転可能な連動モータ４０によって
第１開口部と第２開口部とに切替られるものであり、該
モータ４０は貯留部への穀物張込モードにあっては、一
定時間間隔で第１開口部又は第２開口部への供給状態に
切替動作すべく構成されている。

又、前記底弁３０，３０は正逆転モータ４１によって開
口部を開閉しうる構成である。

第　図は制御ブロック図を示し、乾燥制御を行なうマイ
クロコンピュータの演算制御部４２には、乾燥部４側に
おける張込・乾燥・放冷部排出・コンベア排出・停止の
各設定スイッチ４３，４４゜４５．４６，４７．及び放
冷部５側における張込・コンベア排出・停止の各設定ス
イッチ４８，４９゜５０からの入力信号、張込量設定ス
イッチ５１、停止水分設定スイッチ５２等の入力信号の
ほか、乾燥部４又は放冷部５の穀物有無を検出する穀物
有無検出センサ５３，５４信号、及びシングル／ダブル
設定スイッチ５５の選択信号、その他各部に配設する異
常検出センサ信号等を入力しうる。

一方、出力信号としては次のようなものがある。

即ち、乾燥に必要なバーナ系出力、昇降機１５や各部移
送螺旋翻動用の穀物循環系出力、等のほか、前記切替弁
１７用モータ４０及び底弁３０開閉用のモータ４１の各
正逆転出力等である。

このうち、シングル／ダブル設定スイッチ５５にて選択
されるシングル乾燥モードとダブル乾燥モードとは、張
込量が櫟準以ドで調質作用を貯留部１のみでまかなう場
合と、荷受量が多く貯留部１のみではまかなえない場合
とに区分して設定されるものである。シングル乾燥モー
ドを選択すると、切替弁１７用モータ４０を正転して第
２開口部口を閉じ、かつ底弁３０開閉用モータ４１をも
って開口部を閉じる構成である。

又、ダブル乾燥モードを選択すると、上記とは逆にモー
タ４ｏ及び４１は回転し、切替弁１７にて第１開口部イ
を閉じ、底弁３０は開いて開口部は開く構成である。

５６．５７は前記底弁３０に設ける開閉検出用センサで
１例えばリミットスイッチ形態とされ、底弁３０の姿勢
変更によって全開姿勢でセンサ５６が作動し、全閉姿勢
でセンサ５７が作動する構成である。

これら底弁３０の開閉検出センサ５６，５７の検出結果
に基づいて、前記演算制御部４２は、シングル／ダブル
設定スイッチ５５の設定モードとの関係において、底弁
３０が適正位置に動作しているか否かを判定する信号を
出力する（異常判定手段）。

更に、適正状態にあるときは支障なく各乾燥モードでの
運転を開始できるのは勿論のこと、異常判定状態におい
ても、使用可能なモードを選択して表示する構成として
いる（選択表示手段）。

尚、開閉検出センサ５６，５７は左右底弁３０゜３０の
夫々に設けられる。

５８はモニタ表示部で、ＬＥＨの点灯によって文字を表
記できるものとし、シングル、ダブルの各乾燥作業モー
ドや、乾燥中の条件、例えば水分値、熱風温度等、更に
は各部異常等を表示できる。

上側の作用について説明する。

圃場で収穫した穀物は適宜に張込コンベア３８始端側に
供給され、穀物乾燥装置の貯留部１に張り込まれるもの
であるが、最初に荷受穀物の状況を判断して標準より多
いか少ないかが判断され、標準以下のときは、シングル
／ダブル設定スイッチ５５のシングル乾燥モード側を選
択し、次いで張込スイッチ４３をＯＮに連動する。これ
によって、切替弁１７は第１開ロ部イ側供給可能となり
、底弁３０は閉じ状態を維持する。こうして、張込コン
ベア３８による移送穀物は、昇降機１５．第１開ロ部イ
、連絡パイプ１８．中間移送樋２０゜拡散盤２３を経て
貯留部１内に張り込まれる。

穀物張込が完了すると、乾燥スイッチ４４をＯＮして乾
燥行程に移行する。穀物は通気乾燥部３を流下しながら
熱風乾燥される。乾燥後の穀物は昇降機１５で揚上され
たあと、貯留部１に戻されて調質される。

このような行程を繰返し、所定の水分値に達すると乾燥
路Ｙするものであるが、排出の際は放冷部排出とコンベ
ア排出との選択をスイッチ４５又は４６操作によって行
なう。

次いで、荷受穀物が多く貯留部１のみでの循環乾燥がで
きないときは、ダブル乾燥モードをスイッチ５５にて選
択する。切替弁１７は第２開ロ部ロ側へ穀物供給可能と
され、一方底弁３０は開いて放冷部５と貯留部１とは上
下連通している。往って穀物を張り込むと、昇降機１５
から第２開ロ部ロ、Ｊ：、部移送樋２２．拡散盤２４を
経て放冷部５に穀物張込され、貯留部１と放冷部５との
総容量を調質空間として利用できる。

ダブル乾燥モードで乾燥処理した穀物はコンベア排出の
みｌ＝Ｔ能であって、スイッチ４９による。

ところで、上記のような乾燥作業前の穀物張込運転にお
いて、異常判定手段及び選択表示手段につき第　図のフ
ロー図に従ってこれを説明する。

先ず、シングル／ダブル設定スイッチ５５内容を読み込
み（ステップ１０）、シングル乾燥モードかダブル乾燥
モードか判定される（ステップ２０）。シングル乾燥モ
ードのときは、切替弁１７用モータ４０を正転させ第２
開口部口を閉しくステップ３０）、かつ底弁３０開閉モ
ータ４１には閉じ出力する（ステップ４０）。

次いで、開閉検出センサ５７の読み込みを行なう（ステ
ップ５０）、底弁３０が正常に動作し該センサが「閉」
検出する（ステップ６０）と底弁３０開閉モータ４１出
力を停止する（ステップ７０）。同時にシングル乾燥モ
ードである旨をモニタ表示する（ステップ８０）。

上記センサが一定時間経過してもなお「閉」検出に至ら
ないときは（ステップ９０）、底弁３０開閉モータ４１
には閉じ出力する（ステップ１００）。更に開閉検出セ
ンサ５６の読み込みを行ない（ステップ１１０）、底弁
３０が「開」か否か判定する（ステップ１２０）。

これの「開」を検出しないときはシングル乾燥モードの
モニタ出力を停止しくステップ１３０）、かつダブル乾
燥モードのモニタ出力も停止する（ステップ１４０）。

ところが、底弁３０ｒ開ｊを検出するとダブル乾燥モー
ドの使用は可能の旨のモニタ出力がなされる（ステップ
１５０）。

同様に、ステップ２０にてダブル乾燥モードを判定され
たときは、底弁３０が正常に「開」しているか否か判定
され（ステップ１６０）、異常のときは「閉」か否か判
定される（ステップ１７０）底弁３０が作動不良ではあ
るが「閉」位置にあることが確認されたときはシングル
乾燥モードを選択しうるべくモニタ表示される（ステッ
プ１８０）このように、底＃−３０の作動不良を検出し
たときは、逆に前回の位置を維持しているか否か検出す
ることにより、同時に底弁開閉検出センサ５６゜５７自
体の異常はないと確認しながら、当該前回の乾燥作業モ
ードを選択することを条件に使用可能である旨をオペレ
ータに報知できるものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は正面図
、第２図はその断面図、第３図は側面図、第４図は背面
図、第５図はその一部の拡大断面図、第６図はその斜視
図、第７図は制御ブロック図、第８図はフロー図を示す
。 図中、１は貯留部、２は通気乾燥部、３は乾燥部、４は
乾燥部、５は放冷部、１５は昇降機、１６は投げ出し口
、１７は切替弁、イは第１開口部、口は第２開口部、ハ
は開放天井部、２ｏは中間移送樋、２２は上部移送樋、
３５は排出コンベア、３８は張込コンベア、４０は連動
モータ、４１は正逆転モータ、４２は演算制御部、５３
．５４は穀物有無センサ、５５はシングル／ダブル設定
スイッチ、５６．５７は底弁開閉検出センサを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯留部１を有して通気乾燥部２を流下させながら
   熱風を作用せしめて乾燥する乾燥部４と、当該乾燥部か
   らの穀物を受けて徐冷する放冷部５とを設ける穀物乾燥
   装置において、荷受穀物を上記貯留部１又は放冷部５と
   に切替て供給しうる供給切替機構を設け、かつ放冷部５
   には機外への排出移送側と上記貯留部１への循環移送側
   とに切り替わる排出切替部を構成し、これら供給切替機
   構と排出切替部とは貯留部１内のみ張込のシングル乾燥
   モードと乾燥部４及び放冷部５の両者の穀物を一挙に乾
   燥するダブル乾燥モードとに切り替えるシングル／ダブ
   ル設定スイッチ５５の選択信号に基づいて切替られる構
   成とし、上記放冷部５の排出切替部に設ける開閉底弁３
   ０の開閉各位置検出センサ５６、５７を設けるともに、
   制御部４２には上記シングル／ダブル設定スイッチ５５
   による設定モードと開閉底弁３０の検出位置との比較に
   よって適正動作状態か否かを判断する異常判定手段と、
   異常判定の際使用可能なシングル乃至ダブル乾燥モード
   を選択して表示する選択表示手段とを有してなる穀物乾
   燥装置。