JPH04136498U - 流動層炉の分散板 - Google Patents

流動層炉の分散板

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JPH04136498U
JPH04136498U JP4266891U JP4266891U JPH04136498U JP H04136498 U JPH04136498 U JP H04136498U JP 4266891 U JP4266891 U JP 4266891U JP 4266891 U JP4266891 U JP 4266891U JP H04136498 U JPH04136498 U JP H04136498U
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JP
Japan
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dispersion
hole
fluidized bed
enlarged diameter
angle
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Application number
JP4266891U
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English (en)
Inventor
慶吉 村上
充晴 岸本
健一 矢島
聡 辰田
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動層炉が本来的に有する落鉱、焼結、ダス
ト付着等の課題に同時解決を与えて長期間の連続運転を
可能にした流動層炉の分散板を提供する。 【構成】 分散板4にストレート状の分散孔5を有し、
粒度分布の広い流動媒体の各種反応又は焼成を目的とす
る流動層炉において、その分散孔5をダスト付着によっ
ても所定期間連続運転可能な且つ流動媒体がほぼ流動可
能なストレート孔径とする。その分散孔5上部を上方に
向かって末広がり状の拡径部5Aに形成し、この拡径部
5Aを分散板4上面から下方に向かって拡径部5A内面
に沿って引いた接線と水平面とのなす角度Bがその流動
媒体の安息角より大きくなるように形成し、かつ、この
時の前記接線の拡径部5A内面における接点と隣り合う
孔に関する同様の接点との水平方向の最短距離Aが流動
媒体の停滞層を生じない距離に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、石灰焼成用および鉱石の焼成/反応用に用いられる流動層炉にお ける分散板に係り、詳しくは、分散板に開設したストレート状の分散孔にダスト を含む高温ガスを通して粒度分布の広い鉱石を炉内で流動させる場合に発生する 落鉱、アグロメレイション(団塊化)、ダスト付着等の問題に対処すべくなされ た流動層炉の分散板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、精練炉からの高温の排ガスによる石灰焼成設備においては高温のガス がダクトを経由して流動層炉に到り、その下部に位置する分散板の分散孔から分 散噴出され、炉内へ投入された原料を流動させながら焼成するようになっている 。そして、この焼成された原料は外部に取り出される。
【0003】 しかし、上記高温排ガス中に含まれている付着性ダストが分散板の分散孔に付 着して付着層を形成し、次第にそれが成長してついには分散孔を閉塞してしまう 現象を生じる。また、ダストが分散孔に付着すると、上述のような分散孔の閉塞 にまでは至らずとも分散板差圧が過大になる等の不都合を生じる。これにより流 動層炉の長時間の運転が不能となり、設備の稼働率が大幅に低下し、その生産性 の悪化を招来する。
【0004】 ところで、上記分散板における分散孔の形式には、従来、図10に示すキッャ プ式と図11に示すストレート式がある。このうち、キャップ式の場合(例えば 実開昭59−92310号公報参照)は、ガス流がキャップ10内で曲げられる ため、ガス中に含まれるダストがキャップ10の上面に付着、成長してついには 側面に設けた孔11を閉塞するに至る。これに対し、図11のストレート式の場 合には、流れが衝突する部分がなく、分散板4の分散孔5内側面へのダスト付着 は、少ないものの、避けられない。そして、上述したように長期間の連続運転中 ダストが徐々に付着成長してついには孔5を閉塞するに至る。
【0005】 そこで、分散孔の閉塞を防止するため一定時間運転後、分散孔内の付着ダスト を機械的に掃除するようにしたダスト除去装置が提案されている(例えば実開昭 62−76896号、実開昭62−76897号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記機械的なダスト除去装置では、クリーニング棒の回転装置や収納 室、風箱間の仕切り板およびこの進退装置等、装置全体が非常に大掛かりで複雑 なものとなるため、その設備コストと保守コストが膨大なものとなる。
【0007】 また他の解決策として、ストレート式の分散孔において、多少のダストが付着 しても長時間の連続運転に耐えられるよう孔を大きくする策が考えられる。この 場合孔の数を変更しないとすれば孔を通過するガスの流速が低下し、その値が所 定の値以下になるとガスが流動媒体(例えば鉱石)を上方に押し上げる力よりも 流動媒体の重力が大きくなる結果、流動媒体が孔を通って下方に落下するいわゆ る落鉱現象を生じる。逆に、落鉱を防止するため孔を通過するガスの流速を低下 させないよう孔数を減らした場合、図12に示す如く孔間の水平距離Aが大きく なる結果、分散板4上面に流動媒体が停滞し停滞層12を形成し、温度が上昇す るため焼結すると共に次第に成長して大塊となり、この大塊が分散孔5を閉塞す るといった不都合を発生する。
【0008】 尚、数10μm の粒度の小さいほぼ均一のセメント原料粉を数mmの大きな粒子に 造粒させるための噴流層炉において、噴流孔の上部にコーン( 逆円錐状) 空間を 形成したものが知られている( 例えば実開昭63−40792号公報参照) 。 この場合の噴流層炉の噴流孔の形状そのものは、本案で提案する流動層炉の分散 孔の形状に類似してはいるが、本案のような比較的大きい粒度を有し、かつ、そ の粒度分布が広い(0.3〜11mm程度) 原料鉱石を対象として、その流動化を目的と するものとは、本質的に異なる。噴流層形造粒炉における噴流孔上部のコーン空 間はあくまで造粒作用を得るためのものであり、この孔を通過する流速は、粒度 及び造粒を目的とする関係上小さくてもよい(10m/s強) が、本案の流動層炉の場 合は一定値(上記粒度分布では100 m/s)以上大きくしなければかかる粒度分布の 広い原料鉱石の落鉱を防止しつつ流動させることは困難で炉本来の目的が充分達 成されない。このように噴流層形造粒炉と本案が対象とする流動層炉とは目的や 炉内に装入される流動媒体の粒度や粒度分布等が本来的に異なり、かかる噴流層 炉における噴流孔の形状自体の技術思想をそのまま本考案の分散孔に導入しても 、本考案が解決すべき課題、つまり、炉内の流動媒体(例えば鉱石)を流動させ る場合に発生する落鉱、焼結、ダスト付着等の課題には同時に対処できない。
【0009】 本考案は、かかる点に鑑みなされたものであって、分散板の分散孔をストレー ト状とし、炉内の鉱石を流動させる場合に発生する落鉱、焼結(大塊化)、ダス ト付着等といった流動層炉が本来的に有する課題に同時解決を与えて長期間の連 続運転を可能にした流動層炉の分散板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために提案された本考案に係る流動層炉の分散板は、分散板に ストレート状の分散孔を有し、粒度分布の広い流動媒体の各種反応又は焼成を目 的とする流動層炉において、その分散孔上部を上方に向かって末広がり状拡径部 に形成し、該分散孔にダストが付着しても所定期間連続運転可能でかつ前記流動 媒体がほぼ流動可能なガス流速を確保できる孔径に形成し、しかも前記末広がり 状拡径部は前記分散板上面から下方に向かって該拡径部内面に沿って引いた接線 と水平面とのなす角度がその流動媒体の安息角より大きくなるように形成し、か つ、その角度が安息角を超えた時の前記接線の拡径部内面における接点と隣合う 孔の同様の接点との水平方向の最短距離が流動媒体の停滞層を生じない距離に設 定してあることを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成において、流動層炉内の流動媒体は、分散孔の上部の末広がり状の拡 径部の傾斜度が安息角より大きく、且つ孔と孔の間の距離を小さくすることが可 能となるため、滞留することなく常に移動し、また孔からの落鉱を防止するに充 分な流速を有するガス流によって攪拌されて流動する。この結果、分散板上面で の流動媒体の停滞層の発生はなく、流動媒体の焼結/大塊化が阻止される。また ダストが分散孔に徐々に付着成長しても、その孔径を所定期間連続運転可能なよ う所定の大きさ以上にしてあるため孔の極端な縮小又は閉塞もなく流動層炉の稼 働率が高められ、生産性も向上する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】 図1は石灰石を焼成する流動層炉の概略断面図を示し、図2は分散孔の第1実 施例を示す分散板の部分拡大断面図であり、図3はその分散孔部分の拡大図であ る。
【0014】 図1において、1は流動層炉、2はダストを含む高温(最大1200℃) の供給ガ スの導入口、3 はこの導入口2と連通する炉下部に形成された風箱、4 は炉内に 設けた分散板、5 はこの分散板4に開設した分散孔で、導入口2から供給され高 温ガスは風箱3からこの分散孔5を通過して上方に分散噴出して、分散板4上に 投入された鉱石を流動させながら焼成する。図中、6は原料鉱石の投入シュート 、7は処理済鉱石の抜き出し口、8は排ガス出口、9は炉内に形成された流動層 である。
【0015】 上記分散孔5は、図2ないし図3に示すように、下部は一定の径を有するスト レート孔で、ダスト付着があっても所定期間連続運転可能な、かつ、粒度分布が 0.3 〜11mmと広い流動媒体がほぼ流動可能なガス流速を確保できるような孔径に 形成してある。分散孔5の上部の出口部分は上向き方向に末広がり状になった拡 径部5Aを有する。分散孔5の出口部分をこのように末広がり状に形成すること により、拡径部の傾斜角度B(一般的に言えば、分散板4上面から下方に向かっ て拡径部5A内面に沿って引いた接線と水平面とのなす角度B)を流動媒体の一 つである原料鉱石の安息角より大きい角度の傾斜をもたせることが可能となり、 かつ、分散板4上面に停滞層が発生しないように一つの孔5と隣合う孔5との分 散板4上面における水平方向の距離A(一般的には、角度Bが流動媒体の安息角 を超えた時の前記接線の拡径部5A内面における接点Dと隣合う孔5に関する同 様の接点Eとの水平方向の最短距離A)が小さくできる。後述するように、好ま しい態様としてAは200mm 以下、Bは流動媒体が鉱石の場合その安息角の約30° を超える値とする。
【0016】 図3の拡大図に示すように、傾斜面C上にある流動媒体たる鉱石Mは傾斜面C の傾斜角Bがその安息角30°よりも大きいため、図示のように鉱石Mが停滞する ことなく下方へ移動し、その途中または下端にてガス流によって上方に吹き上げ られ流動する。また、図2のように隣合う孔同士間の水平距離Aが200mm 以下で あるので、この分散板4上における鉱石は、拡径部5Aの傾斜面Cに沿って吹き 上ってきたガス流によって流動させられ、ここに停滞層を発生させない。
【0017】 図4は分散孔の第2実施例で、分散孔5の上部出口がラッパ状に形成されたも のである。エッジ部分をなくして鉱石による摩耗を少なくしようとするものであ る。図上のDとE点は、内断面の接線と水平線の間の角度が流動媒体の安息角に ほぼ等しく(実際には安息角より若干大きく)なる時の接点である。つまり、分 散板4上面から下方に向かって接線を順次引いていき、その接線と水平面とのな す角度が最初にその鉱石のほぼ安息角に等しくなったときの接点である。この場 合には上記の水平距離AはDE間の寸法をとる。
【0018】 図5の第3実施例は、第1実施例の拡径部5Aの傾斜の急勾配を緩和するため 、分散孔5の出口部分を2段階に末広がり状に拡大したものである。最上部の孔 の勾配が少なくとも安息角より大きくなるようにしてある。
【0019】 図6の第4実施例は、第1実施例において分散板4上面を片方向へ傾斜α(例 えばα=10°)をつけたものである。これは、原料鉱石のうちには10〜20mm径の ものも含まれることがあり、この粒径のものは流動化しがたく炉内に止まる可能 性があるため、分散板5上面に適度の傾斜を付けてかかる粒径の大きい原料が最 終的には炉外に排出されるようにするためである。本考案によればかかる大径の 鉱石でも落鉱することなく、且つ分散板上に停滞することなく移動させることが 可能である。
【0020】 ここで、鉱石を高温のガスにより焼成する流動層の場合についての試算例を示 す。
【0021】 1.条件 1)分散板入り口ガス条件 流量 70000 〜100000 Nm3/H 圧力 1.5 kg/cm2G 温度 1100 ℃ 2)鉱石サイズ 投入鉱石 0.03 〜7 mm 流動鉱石 0.5 mm 以上 3)分散板差圧の許容範囲 700 〜5000 mmH2O 4)分散孔内面へのダスト付着速度 0.454 mm/ 日 5)必要とされる最低連続運転日数 20日 2.必要とされる最低孔径d ダストが付着していない状態での分散孔内径をdmm とし、ダストが分散孔内面 にほぼ均一に付着すると仮定した場合、最低連続運転日数20日後の孔径をD mmは 次式で求められる。
【0022】 D=d −0.454 ×20×2 =d −18.16 今孔径がd の時の分散板差圧を1500mmH2O 、D の時の分散板差圧を5000mmH2O とすると、分散板差圧はほぼ孔径の4 乗に逆比例するため次式が得られる。
【0023】 d4/D4=5000/1500 即ち d4 /(d −18.16)4 =5000/1500 これより、d =70 mm を得る。
【0024】 以上の結果、d は70mm以上でなければならない。即ち、d が70mmよりも小さい 場合は20日間の連続運転が出来ない。例えばd が30mmの場合、運転開始後9 日目 で分散孔の内径はダストの付着により21.8mmとなり、その場合の分散板差圧が最 大ガス流量時5380mmH2O となり、許容最大差圧5000mmH2O をオーバーしてしまう 。また、d が15mmの場合は、たとえガス流量を少なくして分散板差圧を許容範囲 内におさえても、ダスト付着により計算上運転開始後17日目には孔が閉塞するこ とがわかる。
【0025】 以下、d が70mmの場合につき更に詳しく説明する。
【0026】 3.孔径70mmの場合の孔数と孔間距離 孔数を多くし、孔内ガス流速を小さくすると、流動層が不安定となり正常な運 転が不可能となるだけでなく、孔を通して鉱石が風箱へ落下するため運転が続行 できない。そこで安定した流動層が得られ、且つ孔を通して鉱石が風箱へ落下し ないようにするために、最大ガス流量時の分散板差圧を1500mmH2O 、孔内ガス流 速を170m/sに設定すると、孔の数は 86 個となる。この孔を炉内径4000mmにおけ る分散板に均等に配置すると、図9に示す如く孔中心線間の距離は411mm となる 。この場合一つの孔5と隣合う孔5との水平距離Aは341mm となり、このままで は、この部分に位置する鉱石は動きが極めて鈍く、停滞層を形成し、オーバーヒ ートして焼結、大塊化し、やがて運転の続行が不可能となる。そこで、上述した 如く本案では、かかる現象を防止すべく分散板4の上部を円錐形の末広がり状に 拡径し( 図上想像線で示す) 、安息角B以上を確保しつつ孔間距離Aを200 mm以 下になるようにしている。この200 mmの値は本案が対象とする流動媒体の粒度分 布等を条件に実験により求められたものであり、この値を超えると急激に停滞層 の発生が見られることが判明している。
【0027】 また、図7に示す第5実施例は、第1実施例における分散板4の分散孔5の孔 径を極端に大きく、かつ、孔5の数を極端に少なくした場合で孔間距離Aを無く して孔同士がほとんど隣接するようにしたものである。この場合も孔5を通過す るガス流速は一定以上確保できるから落鉱は生じず、また、停滞層も当然生じな い。なお、図中、第1実施例と同じ構成には同一符号を用いて示し、説明は省略 する。
【0028】 以上の実施例では、分散孔の末広がり部の水平面での断面形状が円または円に 近いものである場合を示したが、図8の第6実施例では製作上の理由で、その断 面形状を角形にした場合を示す。(a) は分散板5上面の平面図であり、(b) は(a ) におけるA−A断面図、(c) は同B−B断面図である。図示するように、スト レート状の上部を四方向対称に傾斜面aを形成して末広状に拡大し、その間を傾 斜面bで連設したものである。少なくとも傾斜面a角度は安息角以上にしてある 。尚、以上の説明でのストレート状の分散孔としては、その下部が完全なストレ ート孔となっているものだけではなく、図8(b)、(c) に示すように、ラッパ状に なっている等種々の形状であるものを含むことは当然である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、次のような効果を奏する。
【0030】 分散孔を充分大きく出来ると共に、分散孔通過ガス流速を大きく出来、且つ分 散板上での鉱石の停滞層の発生を防止出来る結果、分散孔の閉塞、流動媒体の風 箱への落下(落鉱)および停滞層の発生に伴う焼結/大塊化を防止することがで きる。同時に分散孔にダスト付着があっても、長期間の連続運転が可能であるか らその生産性を高めることができる。
【0031】 分散孔に付着したダストを機械的に除去するような設備が不要なので、設備を 簡素化できる結果、設備コスト、保守コストが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 石灰石を焼成する流動層炉の概略断面図を示
す。
【図2】 分散孔の第1実施例を示す分散板の部分拡大
断面図である。
【図3】 同分散孔部分の拡大図である。
【図4】 分散孔の第2実施例を示す要部拡大図であ
る。
【図5】 同第3実施例を示す要部拡大図である。
【図6】 同第4実施例を示す要部拡大図である。
【図7】 同第5実施例を示す流動層炉の概略断面図で
ある。
【図8】 (a) は同第6実施例にかかる分散板の平面
図、(b) は(a) におけるA−A断面図、(c) は同B−B
断面図である。
【図9】 本案の試算例にかかる分散板部分の拡大断面
図である。
【図10】 従来のキャップ式分散孔の拡大断面図であ
る。
【図11】 従来のストレート状分散孔の拡大断面図で
ある。
【図12】 同ストレート状分散孔の課題説明図であ
る。
【符号の説明】
1…流動層炉 4…分散板 5…分散孔 5A…(末広がり状)拡径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢島 健一 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)考案者 辰田 聡 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散板にストレート状の分散孔を有し、
    粒度分布の広い流動媒体の各種反応又は焼成を目的とす
    る流動層炉において、その分散孔上部を上方に向かって
    末広がり状拡径部に形成し、該分散孔にダストが付着し
    ても所定期間連続運転可能でかつ前記流動媒体がほぼ流
    動可能なガス流速を確保できる孔径に形成し、しかも前
    記末広がり状拡径部は前記分散板上面から下方に向かっ
    て該拡径部内面に沿って引いた接線と水平面とのなす角
    度がその流動媒体の安息角より大きくなるように形成
    し、かつ、その角度が安息角を超えた時の前記接線の拡
    径部内面における接点と隣合う孔の同様の接点との水平
    方向の最短距離が流動媒体の停滞層を生じない距離に設
    定してあることを特徴とする流動層炉の分散板。
JP4266891U 1991-06-07 1991-06-07 流動層炉の分散板 Pending JPH04136498U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019152383A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 住友金属鉱山株式会社 流動焙焼炉

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