JPH0222035Y2 - - Google Patents

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JPH0222035Y2
JPH0222035Y2 JP19292984U JP19292984U JPH0222035Y2 JP H0222035 Y2 JPH0222035 Y2 JP H0222035Y2 JP 19292984 U JP19292984 U JP 19292984U JP 19292984 U JP19292984 U JP 19292984U JP H0222035 Y2 JPH0222035 Y2 JP H0222035Y2
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fluidized bed
diameter
gas
fluidized
particles
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流動層装置に関する。より詳しく
は、流動層装置の運転にあたり、流動化に適さな
い大径粒子を排出し易いようにした流動層の構造
に関する。
〔従来の技術〕
流動層装置の底部には、流動層を形成する粉粒
体(流動媒体)を分散させる分散ノズルがあり、
そこから噴出する流体により流動媒体を分散させ
て流体化している。一般に、この分散ノズルは、
多孔板や同一構造の円筒形ノズルを規則的に配置
したものが多い。(ノズル口径は、2〜6mm程度
が普通である。)流動媒体には、砂などの不活性
の物質を用いて熱媒体として気体、液体などの処
理を行う場合や、粒度分布のある固体を処理し、
残留物(燃焼残渣など)を流動媒体とする場合が
ある。
流動媒体が、造粒作用を受けて大径化していく
とか、供給物の中に大径の不活性物質(石ころな
ど)を含んでいたり、また、処理する固形物が粒
度分布を持ち、大径残渣が流動層内に運転中に蓄
積されるような場合、流動化状態は、徐々に不安
定になり、最終的には、流動化できなくなり、流
動層装置の運転停止に至る。
これを防止するには、流動層内に蓄積してくる
流動化に不適当な大径粒子を流動層内から除去し
てやる必要がある。従来の流動層では、流動層底
に傾斜をつけて、低い側に大径粒子を寄せ集めて
系外に取り出し易くする方法が一般にとられてい
た。しかし、この方法では、形成される流動層の
高さが、流動層底部の傾きにより異つてくるの
で、通気抵抗の差が生じ(底部が低くなつている
方は、高い方より通気抵抗が大きく、流体が流れ
難い、即ち、通気量が減る)、運転上不具合であ
る。
従来の方法を第3図に基づき説明する。図中、
1は流動層装置の本体であり、底部に風箱3を持
ち、ガス供給口4より導入されたガスを保持し、
風箱3の上部に流動層を区画するガス分散装置2
からガスを流動層中に噴出させる。流動層装置の
運転は、処理物ホツパ8から処理物を供給口5を
経て装置内に送入し、ガス分散装置2から吹き出
すガスで流体化し、所定の処理をした後、製品排
出口6から系外に取出し、製品とする。流動層内
の流動媒体(ここでは処理物とする)は、粒度分
布を持ち、ある程度以上大きなものは、流動が不
活発になり、底部に沈降偏析するので、大径粒子
10を抜き出す底抜き口7を設けて、大径粒子1
0の系内蓄積を防ぐ。一方、製品排出口6は、流
動の活発な小径粒子9を主体とする製品を排出す
る。流動層を通過したガスは、排ガス出口11か
ら系外に排出される。
流動層装置は、処理物を(a)高温ガスで乾燥す
る、(b)高温ガスで熱分解する、(c)ガスと処理物を
反応させる、(d)燃焼、焼却する、(e)造粒する等の
操作にしばしば使われている。
第4図は、大径粒子の排出を容易にするため、
ガス分散装置に傾斜をつけた例を示す。この場
合、流動層形成高さAとBに差が生じ、流動状態
が不安定になる。すなわち、図において、B側に
流れるガス量が、A側より多くなり易い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
流動層装置の運転においては、流動化に適さな
い大径粒子が層内に蓄積され、流動層が不安定化
することが最大の欠点である。それを防ぐため
に、運転中に連続的に流動層内の大径粒子を排出
し易い構造の流動層を提供することが本考案の目
的である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、起伏状を有する底面部に、ガス分散
機能を有する複数の小口径開口部と、排出口に至
る粒子移動機能を有する複数の大口径開口部を設
け、該大口径開口部は、少くとも該小口径開口部
より下部に配列することを特徴とする流動層装置
に関する。
かかる本考案は、流動層を用いた固体反応装
置、流動燃焼装置、廃棄物焼却炉等に広く適用で
きる。
〔作用〕
以下に、本考案を図面に基づき説明する。
第1図は、本考案に係る流動層底部の一例を示
し、bは、aの側面図、cは、aのA−A矢視断
面図である。第2図は、本考案に係る流動層底部
の他の例を示し、bは、aの側面図、cは、bの
B−B矢視断面図である。図中、101は流動層
底、102は小口径のノズル、103は大口径の
ノズルである。
流動層内に蓄積して流動層底部に沈積する大径
粒子の系外排出を容易にするため、通常の多孔板
等から成る底部を起伏状の傾斜をつけた複数の平
板から構成させ、その最底部にできる溝部に、大
径粒子排出口の方向に開口した、他の部分に使用
しているノズル口径より大きい開口部(望ましく
は、10mmφ以上)の横吹きノズル103を配列
し、大径粒子の排出口への移動を容易にする事を
特徴にしている。
多孔板のように小口径ノズルを均一に配置した
ガス分散器は、均一な流動化を起させるには、良
い結果をもたらすが、大径粒子を移動させる効果
は低い。一方、大口径ノズルは、ノズルから吹き
出すガスが持つ運動量MV(Mは単位時間に吹き
出すガス質量、Vはガス速度)が大きく、粒子を
移動させる効果は大きいが、流動層形成に必要な
ガス量は限られているので、ノズル数が少くな
り、流動層全体の均一流動化には不都合となる。
従つて、装置一般の流動化の為には、小口径の
ノズル102を有する通常のガス分散装置を用
い、大径粒子の移動用に大口径ノズル103を使
うことを特徴としたのが、本考案である。更に、
大径粒子の移動を容易にするために、流動層底に
はゆるい傾斜をつけ、大径流動層の場合にも、流
動層底の高低差が大きくならないように、複数の
起伏状とし、また、起伏状床の低部にできる溝部
は、大径粒子排出口に向け傾斜をつける構造にす
ることも効果がある。
〔考案の効果〕
本考案により、流動化に適さない大径粒子が有
効に系外に排出されるので、流動層が不安定化す
ることなく運転できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る流動層底部の一例を示
し、第2図は、他の例を示す。第3図は、従来の
流動層装置の概要を示し、第4図は、従来装置に
おいて、ガス分散装置に傾斜つけた例を示す。 図中において、各記号は次の通りである。1:
流動層装置本体、2:ガス分散装置、3:風箱、
4:ガス供給口、5:処理物供給口、6:製品排
出口、7:大径粒子排出口、8:処理物ホツパ、
9:流動媒体の小径粒子、10:流動媒体の大径
粒子、11:排ガス出口、101:流動層底、1
02:小口径のノズル、103:大口径のノズ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 起伏状を有する底面部に、ガス分散機能を有す
    る複数の小口径開口部と、排出口に至る粒子移動
    機能を有する複数の大口径開口部を設け、該大口
    径開口部は、少くとも該小口径開口部より下部に
    配列することを特徴とする流動層装置。
JP19292984U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0222035Y2 (ja)

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JP19292984U JPH0222035Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21

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JPS61111536U JPS61111536U (ja) 1986-07-15
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JP5102851B2 (ja) * 2010-02-04 2012-12-19 東洋エンジニアリング株式会社 造粒装置及びそれを用いる造粒方法

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JPS61111536U (ja) 1986-07-15

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