JPS6020421Y2 - 流動層反応装置 - Google Patents
流動層反応装置Info
- Publication number
- JPS6020421Y2 JPS6020421Y2 JP14550280U JP14550280U JPS6020421Y2 JP S6020421 Y2 JPS6020421 Y2 JP S6020421Y2 JP 14550280 U JP14550280 U JP 14550280U JP 14550280 U JP14550280 U JP 14550280U JP S6020421 Y2 JPS6020421 Y2 JP S6020421Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- dispersion plate
- bed reactor
- gas
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は石炭ガス化装置等における流動層反応装置の改
良に関する。
良に関する。
流動層反応装置は、通常固体と気体又は固体と液体との
反応に用いられ、粉状の固体を、流状の気体又は液体で
流動化させることによって、効率よく反応を行わしめる
ものである。
反応に用いられ、粉状の固体を、流状の気体又は液体で
流動化させることによって、効率よく反応を行わしめる
ものである。
反応前の固体、気体又は液体は、連続的に反応装置に供
給され、同時に反応後の固体、気体又は液体は、反応装
置から連続的に抜き出される。
給され、同時に反応後の固体、気体又は液体は、反応装
置から連続的に抜き出される。
流動層における反応速度は、温度が高くなるほど速くな
るので、所要の性能を得るには、高温にした方が有利で
あるが、特に固体−気体系の流動層反応装置では、温度
が高くなり、固体の表面がその軟化点に近くなると、固
体同志が融着していわゆるクリンカーを生威し、分散板
上に沈積するので、正常な流動層の形成が阻害され、逐
次クリンカーが増大して装置の運転に支障をきたす。
るので、所要の性能を得るには、高温にした方が有利で
あるが、特に固体−気体系の流動層反応装置では、温度
が高くなり、固体の表面がその軟化点に近くなると、固
体同志が融着していわゆるクリンカーを生威し、分散板
上に沈積するので、正常な流動層の形成が阻害され、逐
次クリンカーが増大して装置の運転に支障をきたす。
上記クリンカーの生皮は、単に雰囲気の温度のみでなく
、流動層特に分散板表面上における流動化状態が大きく
影響する。
、流動層特に分散板表面上における流動化状態が大きく
影響する。
流動化が激しければ個々の粒子の動きが激しいことと、
反応によって生ずる反応熱が円滑に分散されるので、粒
子間の融着の可能性は低下する傾向がある。
反応によって生ずる反応熱が円滑に分散されるので、粒
子間の融着の可能性は低下する傾向がある。
第1図は従来の流動層反応装置である。
この装置は分散板01を漏斗状とし、分散板の下端部に
固体抜出し管02を接続しているのが特徴である。
固体抜出し管02を接続しているのが特徴である。
第1図において粒子の動きを激しくさせるには、より大
量の気体又は液体を、高速で噴出させる必要があるが、
流動層反応装置では、気体又は液体の全量は固体粒径と
流動層09の断面積とでほぼ決められるので無制限に増
やすことはできない。
量の気体又は液体を、高速で噴出させる必要があるが、
流動層反応装置では、気体又は液体の全量は固体粒径と
流動層09の断面積とでほぼ決められるので無制限に増
やすことはできない。
即ち分散板上の流体導入穴06の全面積と、気体又は液
体の噴出速度との積が気体又は液体の全量である。
体の噴出速度との積が気体又は液体の全量である。
流体導入穴()6の全面積は、穴1個当りの面積と、大
数との積になるので、穴の1個の面積を小さくすれば大
数が増加できるので、流動層09断面における気体又は
液体の供給はより均一になるが、穴1個当りでの気体又
は液体の噴出は少なくなるので、分散板表面での流動化
状態は必ずしも良くない。
数との積になるので、穴の1個の面積を小さくすれば大
数が増加できるので、流動層09断面における気体又は
液体の供給はより均一になるが、穴1個当りでの気体又
は液体の噴出は少なくなるので、分散板表面での流動化
状態は必ずしも良くない。
そこで、ある決められた気体又は液体の全量で分散板0
1上での流動化状態を良くするには、ある程度流体導入
穴06を大きくし、しかも流体導入穴06の向きを、分
散板01と小さい角度にすることである。
1上での流動化状態を良くするには、ある程度流体導入
穴06を大きくし、しかも流体導入穴06の向きを、分
散板01と小さい角度にすることである。
しかしながらこのような分散板01を製作することは工
作的に困難で、たとえ加工できても気体又は流体の全量
が多くなると、気体又は流体は所要の方向に流れない。
作的に困難で、たとえ加工できても気体又は流体の全量
が多くなると、気体又は流体は所要の方向に流れない。
すなわち、分散板に設けられた流体導入穴相互の間に滞
留域ができ易く、クリンカー生皮によるトラブルを発生
し易い。
留域ができ易く、クリンカー生皮によるトラブルを発生
し易い。
本考案は上記の欠点を解消し、クリンカーが生成されに
くい流動層反応装置を提供するものであり、複数の流体
導入管7を具備しかつ下端部が固体抜出管2に接続され
た漏斗状の分散板1と、上記分散板1を保持する円筒状
の保持管3と、上記保持管3の下端面に取付けられ、か
つ上記固体抜出管2を把持するとともに、下向に突出し
た流体供給管5を具備するフランジ4とによって構成さ
れていることを特徴とする流動層反応装置である。
くい流動層反応装置を提供するものであり、複数の流体
導入管7を具備しかつ下端部が固体抜出管2に接続され
た漏斗状の分散板1と、上記分散板1を保持する円筒状
の保持管3と、上記保持管3の下端面に取付けられ、か
つ上記固体抜出管2を把持するとともに、下向に突出し
た流体供給管5を具備するフランジ4とによって構成さ
れていることを特徴とする流動層反応装置である。
次に本考案を第2図により具体的に示す。
第2図において、1は漏斗状の分散板で、複数個の流体
導入管7を具備しており、先細の下端部は固体抜出管2
に接続されている。
導入管7を具備しており、先細の下端部は固体抜出管2
に接続されている。
3は円筒状の保持管で、上記分散板1を保持している。
4はフランジで、上記保持管3の下端面に取付けられ、
上記固体抜出管2を把持しているとともに、下向に突出
した流体供給管5を具備している。
上記固体抜出管2を把持しているとともに、下向に突出
した流体供給管5を具備している。
9は流動層、8は流体供給室、10は炉体、15は固体
粒子を示す。
粒子を示す。
気体又は液体は、流体供給管5から流体供給室8に入り
、流体導入管7を経て流動層9へ導入され、固体粒子1
5を流動化する。
、流体導入管7を経て流動層9へ導入され、固体粒子1
5を流動化する。
上記流動層9中の、反応済みの固体粒子15は固体抜出
管2を経て外部に排出される。
管2を経て外部に排出される。
以上のように、本考案では流体導入管7を設けたことに
よって、分散板1と流体導入管7との角度調整が自由に
できるので気体又は流体の滞留域ができにくくクリンカ
ー生皮によるトラブルは解消される。
よって、分散板1と流体導入管7との角度調整が自由に
できるので気体又は流体の滞留域ができにくくクリンカ
ー生皮によるトラブルは解消される。
第1図は従来の、第2図は本考案の流動層反応装置の断
面図である。 1・・・・・・分散板、2・・・・・・固体抜出管、3
・・・・・・保持管、4・・・・・・フランジ、5・・
・・・・流体供給管、7・・・・・・流体導入管。
面図である。 1・・・・・・分散板、2・・・・・・固体抜出管、3
・・・・・・保持管、4・・・・・・フランジ、5・・
・・・・流体供給管、7・・・・・・流体導入管。
Claims (1)
- 複数の流体導入管を具備しかつ下端部が固体抜出管に接
続された漏斗状の分散板と、上記分散板を保持する円筒
状の保持管と、上記保持管の下端面に取付けられかつ上
記固体抜出管を把持するとともに、下向に突出した流体
供給管を具備するフランジとによって更威されているこ
とを特徴とする流動層反応装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14550280U JPS6020421Y2 (ja) | 1980-10-13 | 1980-10-13 | 流動層反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14550280U JPS6020421Y2 (ja) | 1980-10-13 | 1980-10-13 | 流動層反応装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5770436U JPS5770436U (ja) | 1982-04-28 |
JPS6020421Y2 true JPS6020421Y2 (ja) | 1985-06-19 |
Family
ID=29505136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14550280U Expired JPS6020421Y2 (ja) | 1980-10-13 | 1980-10-13 | 流動層反応装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020421Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0655954B2 (ja) * | 1989-10-17 | 1994-07-27 | 株式会社荏原製作所 | ガス化流動床炉 |
-
1980
- 1980-10-13 JP JP14550280U patent/JPS6020421Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5770436U (ja) | 1982-04-28 |
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