JPH04136090U - パン生地処理機 - Google Patents
パン生地処理機Info
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- JPH04136090U JPH04136090U JP4209791U JP4209791U JPH04136090U JP H04136090 U JPH04136090 U JP H04136090U JP 4209791 U JP4209791 U JP 4209791U JP 4209791 U JP4209791 U JP 4209791U JP H04136090 U JPH04136090 U JP H04136090U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温側冷却空気の供給時において、圧縮機の
ON/OFFによる温度差を小さくすることのできるパ
ン生地処理機を提供する。 【構成】 冷凍回路40に長さの異なる第1及び第2の
キャピラリチュ−ブ44,45を並列に設けるととも
に、冷凍モ−ド運転を行うときは長さの長い第1のキャ
ピラリチュ−ブ44に冷媒を流通し、冷蔵モ−ド運転を
行うときは長さの短い第2のキャピラリチュ−ブ45に
冷媒を流通するようにしたので、冷蔵モ−ド運転時にお
いて蒸発器42の蒸発温度が冷凍モ−ド運転時よりも高
くなり、圧縮機41のON/OFFによる温度差が小さ
くなる。
ON/OFFによる温度差を小さくすることのできるパ
ン生地処理機を提供する。 【構成】 冷凍回路40に長さの異なる第1及び第2の
キャピラリチュ−ブ44,45を並列に設けるととも
に、冷凍モ−ド運転を行うときは長さの長い第1のキャ
ピラリチュ−ブ44に冷媒を流通し、冷蔵モ−ド運転を
行うときは長さの短い第2のキャピラリチュ−ブ45に
冷媒を流通するようにしたので、冷蔵モ−ド運転時にお
いて蒸発器42の蒸発温度が冷凍モ−ド運転時よりも高
くなり、圧縮機41のON/OFFによる温度差が小さ
くなる。
Description
【0001】
本考案はパン生地の冷凍、解凍、冷蔵、温蔵等を行うパン生地処理機に関する
ものである。
【0002】
従来、この種のパン生地処理機として図6及び図7に示すものが知られている
。
【0003】
このパン生地処理機は、断熱性のパン生地収納庫1内に複数のパン生地載置用
棚2を上下方向に配設するとともに、最下位の棚2の下方には加湿ユニット3を
配置し、またパン生地収納庫1の上部には冷凍回路4の圧縮機5、凝縮器6等を
収容する機械室7を設けている。パン生地収納庫1内には通風路8が設けられ、
通風路8内には蒸発器9、送風機10及び電気ヒ−タ11が配置されている。ま
た、パン生地は所定の形状に成型され、成型されたパン生地Aをトレイ12内に
配列し、各棚2に収納するようになっている。冷凍回路4は蒸発器9を圧縮機5
の冷媒吸入側に、凝縮器6を圧縮機5の冷媒吐出側にそれぞれ接続するとともに
、蒸発器9と凝縮器6との間には膨脹手段としてのキャピラリチュ−ブ13を接
続している。
【0004】
このパン生地処理機においては、冷凍回路4によって冷却された空気(−18
℃程度の低温側冷却空気)を供給する冷凍モ−ド運転と、冷凍回路4によって冷
却された空気を電気ヒ−タ11で加熱し除湿空気(10〜15℃程度の低温側冷
却空気)として供給する冷蔵モ−ド運転と、電気ヒ−タ11で加熱した空気(2
5〜40℃程度)に加湿ユニット3で湿気を加える発酵モ−ド運転とを段階的に
切換える。これにより、冷凍(保管)→解凍→冷蔵(熟成)→発酵の順に処理工
程が進行し、発酵したパン生地Aを取出して図示しないオ−ブンにて焼成処理を
行うことによりパンができ上がる。
【0005】
前記冷蔵モ−ド運転においては、冷凍モ−ド運転よりも設定温度が高いため、
電気ヒ−タ11の駆動と並行して冷凍回路4の圧縮機5をON/OFFしている
。しかしながら、冷凍回路4の冷却能力が大きいためON/OFF時の温度差が
大きくなり、一定の温度に制御することが困難であった。
【0006】
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
高温側冷却空気の供給時において、圧縮機のON/OFFによる温度差を小さく
することのできるパン生地処理機を提供することにある。
【0007】
本考案は前記目的を達成するために、蒸発器を圧縮機の冷媒吸入側に、凝縮器
を圧縮機の冷媒吐出側にそれぞれ設けるとともに、蒸発器と凝縮器との間に膨脹
手段を有する冷凍回路を備え、該冷凍回路によって生成される低温側冷却空気と
、該低温側冷却空気を加熱することによって生成される高温側冷却空気とをパン
生地収納庫内に切換可能に供給するパン生地処理機において、前記蒸発器と凝縮
器との間に、流通抵抗の大きい膨脹手段と流通抵抗の小さい膨脹手段とを並列に
設けるとともに、パン生地収納庫内に低温側冷却空気を供給するときは流通抵抗
の大きい膨脹手段に冷媒を流通し、高温側冷却空気を供給するときは流通抵抗の
小さい膨脹手段に冷媒を流通する切換手段を設けている。
【0008】
本考案のパン生地処理機によれば、パン生地収納庫内に低温側冷却空気を供給
するときは流通抵抗の大きい膨脹手段に冷媒が流通し、高温側冷却空気を供給す
るときは流通抵抗の小さい膨脹手段に冷媒が流通することから、蒸発器の蒸発温
度が低温側及び高温側にそれぞれ適した温度となり、高温側冷却空気においては
圧縮機のON/OFFによる温度差が小さくなる。
【0009】
図1乃至図5は本考案の一実施例を示すものである。
【0010】
同図において、20は前面を開口した断熱性のパン生地収納庫(以下、収納庫
という)で、該開口部には断熱扉21が取付けられている。この収納庫20内に
は上下に配列された複数の棚22が設けられ、各棚22は収納庫20内の左右に
それぞれ対向して取付けられている。各棚22にはパン生地Aを載置するトレイ
23が前後方向二列に収納され、各トレイ23は収納庫20に出し入れできるよ
うになっている。また、収納庫20内にはその上面側から背面側に亘って延びる
仕切板24によって通風路25が形成され、背面側の通風路25内には後記する
冷凍回路40の蒸発器42及び送風機26が配置されている。この通風路25は
背面側の下端と上面側の前端とをそれぞれ開口し、背面側開口部が吹出口25a
、上面側開口部が吸入口25bとなっている。一方、仕切板24の背面側前方は
間隔をおいて対向する二枚の仕切板27,28によって遮蔽され、仕切板24,
28間及び仕切板27,28間には、それぞれ第1及び第2の空気貯留室29,
30が形成されている。仕切板27,28はほぼ全面に亘って穿設された多数の
空気吹出孔27a,28aを有し、通風路25から流出した処理空気が各空気貯
留室29,30を介してパン生地収容部側に供給されるようになっている。また
、通風路25の下端側には加湿用の湿気取入口31が設けられ、各貯留室29,
30の下端側には電気ヒ−タ32,33がそれぞれ取付けられている。尚、34
は通風路25の吸入口25bに設けられた温度センサである。
【0011】
35は収納庫20の一側面に付設された機械室で、その内部には加湿器36及
び後記する冷凍回路40の圧縮機41、凝縮器43等が収容され、加湿器36は
通風路25の湿気取入口31に接続されている。また、機械室35の前面には操
作パネル37が配設され、機械室35の内部に操作パネル37の制御基板38を
取付けている。
【0012】
40は収納庫20内を冷却する冷凍回路である。この冷凍回路40は、圧縮機
41の冷媒吸入側に蒸発器42を、圧縮機41の冷媒吐出側に凝縮器43をそれ
ぞれ接続するとともに、蒸発器42及び凝縮器43の間には並列に接続された第
1及び第2のキャピラリチュ−ブ44,45を設けている。各キャピラリチュ−
ブ44,45はそれぞれ長さが異なり、第2のキャピラリチュ−ブ45は第1の
キャピラリチュ−ブ44よりも短くなっている。また、各キャピラリチュ−ブ4
4,45の上流側にはそれぞれ第1及び第2の電磁弁46,47が設けられ、各
電磁弁46,47の開閉によって冷媒の流通を各キャピラリチュ−ブ44,45
へ相互に切換えられるようになっている。
【0013】
ここで、本実施例のパン生地処理機の動作を説明する。
【0014】
まず、成型されたパン生地Aをトレイ23に配列して収納庫20内に収容し自
動運転を開始すると、以下に述べる冷凍、冷蔵及び発酵の各モ−ド運転を順に行
う。
【0015】
冷凍モ−ドでは、冷凍回路40の第1の電磁弁46を開、第2の電磁弁47を
閉とし、第1のキャピラリチュ−ブ44に冷媒を流通させる。第1のキャピラリ
チュ−ブ44は第2のキャピラリチュ−ブ45よりも長さが長いため、冷媒の流
通抵抗が大きくなり、収納庫20内に低温側冷却空気が供給される。また、温度
センサ34の検出温度に基づいて冷凍回路40の圧縮機41をON/OFFする
ことにより収納庫20内が−18℃程度に保持され、パン生地Aが冷凍保管され
る。
【0016】
次に、前記冷凍モ−ド運転を開始してから所定時間が経過すると冷蔵モ−ド運
転に移行する。この冷蔵モ−ドでは冷凍回路40の第1の電磁弁46を閉、第2
の電磁弁47を開とし、第2のキャピラリチュ−ブ45に冷媒を流通させる。第
2のキャピラリチュ−ブ45は第1のキャピラリチュ−ブ44よりも長さが短い
ため、冷媒の流通抵抗が小さくなり、蒸発器42の蒸発温度が冷凍モ−ド運転時
よりも高くなる。これにより、収納庫20内に高温側冷却空気が供給される。ま
た、同時に各電気ヒ−タ32,33を駆動し、温度センサ34の検出温度に基づ
いて冷凍回路40の圧縮機41をON/OFFすることにより収納庫20内の温
度を10〜15℃程度に保持する。これにより、パン生地Aが解凍し、冷蔵状態
で数時間の熟成が行われる。尚、冷凍回路40を作動させるのは収納庫10内の
除湿を行うためである。
【0017】
冷蔵モ−ド運転が終了すると発酵モ−ド運転に移行する。この発酵モ−ドでは
、冷凍回路40の運転を停止するとともに、各電気ヒ−タ32,33によって収
納庫20内の温度を25〜60℃程度まで上昇させる。また、これと同時に加湿
器36を駆動し、収納庫20内を加湿する。これにより、収納庫20内が高温・
高湿度となり、パン生地Aの発酵が行われる。
【0018】
温蔵モ−ドによる発酵が終了したならば、収納庫20内からパン生地Aを取出
し、図示しないオ−ブンにて焼成処理を行うことによりパンが完成する。
【0019】
また、前記各運転時において、通風路25から第1の空気貯留室29内に流入
した処理空気は、空気吹出孔28aから第2の空気貯留室30へと流通する過程
で流量及び流速を収納庫20の背面に対して均一化され、空気吹出孔29aから
パン生地収容部側に吹出される。これにより、処理空気は各棚22間を均等に流
通した後、通風路25に回収されて収納庫20内を循環することとなる。
【0020】
このように、本実施例のパン生地処理機によれば、冷凍回路40に長さの異な
る第1及び第2のキャピラリチュ−ブ44,45を並列に設けるとともに、冷凍
モ−ド運転を行うときは長さの長い第1のキャピラリチュ−ブ44に冷媒を流通
し、冷蔵モ−ド運転を行うときは長さの短い第2のキャピラリチュ−ブ45に冷
媒を流通するようにしたので、冷蔵モ−ド運転時において蒸発器42の蒸発温度
が冷凍モ−ド運転時よりも高くなり、圧縮機41のON/OFFによる温度差が
小さくなる。従って、冷蔵モ−ド運転時の温度を一定に制御することが可能とな
り、パン生地Aの熟成処理を良好に行うことができる。また、冷蔵モ−ド運転時
における蒸発器42の蒸発温度を0℃以上になるように第2のキャピラリチュ−
ブ45の長さを設定すれば、蒸発器42の着霜を防止することもできる。
【0021】
以上説明したように、本考案のパン生地処理機によれば、高温側冷却空気の供
給時において、冷凍回路の圧縮機のON/OFFによる温度差を小さくすること
ができるので、パン生地収納庫内の温度を一定に制御することが可能となり、パ
ン生地の熟成処理を良好に行うことができる。
【提出日】平成4年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【0001】
本考案はパン生地の冷凍、解凍、冷蔵、発酵等を行うパン生地処理機に関する
ものである。
【図1】本考案の一実施例を示す冷凍回路の概略構成図
である。
である。
【図2】本考案の一実施例を示すパン生地処理機の側面
断面図である。
断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すパン生地処理機の上面
断面図である。
断面図である。
【図4】本考案の一実施例を示すパン生地処理機の全体
斜視図である。
斜視図である。
【図5】成型されたパン生地の斜視図である。
【図6】従来例を示す冷凍回路の概略構成図である。
【図7】従来例を示すパン生地処理機の側面断面図であ
る。
る。
20…パン生地収納庫、32,33…電気ヒ−タ、40
…冷凍回路、41…圧縮機、42…蒸発器、43…凝縮
器、44…第1のキャピラリチュ−ブ、45…第2のキ
ャピラリチュ−ブ、46…第1の電磁弁、47…第2の
電磁弁、A…パン生地
…冷凍回路、41…圧縮機、42…蒸発器、43…凝縮
器、44…第1のキャピラリチュ−ブ、45…第2のキ
ャピラリチュ−ブ、46…第1の電磁弁、47…第2の
電磁弁、A…パン生地
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸発器を圧縮機の冷媒吸入側に、凝縮器
を圧縮機の冷媒吐出側にそれぞれ設けるとともに、蒸発
器と凝縮器との間に膨脹手段を有する冷凍回路を備え、
該冷凍回路によって生成される低温側冷却空気と、該低
温側冷却空気を加熱することによって生成される高温側
冷却空気とをパン生地収納庫内に切換可能に供給するパ
ン生地処理機において、前記蒸発器と凝縮器との間に、
流通抵抗の大きい膨脹手段と流通抵抗の小さい膨脹手段
とを並列に設けるとともに、パン生地収納庫内に低温側
冷却空気を供給するときは流通抵抗の大きい膨脹手段に
冷媒を流通し、高温側冷却空気を供給するときは流通抵
抗の小さい膨脹手段に冷媒を流通する切換手段を設けた
ことを特徴とするパン生地処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209791U JP2521949Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | パン生地処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209791U JP2521949Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | パン生地処理機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136090U true JPH04136090U (ja) | 1992-12-17 |
JP2521949Y2 JP2521949Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=31922678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4209791U Expired - Lifetime JP2521949Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | パン生地処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521949Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009254306A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Shikishima Baking Co Ltd | 冷凍パン生地の解凍装置 |
JP2020025484A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | ホシザキ株式会社 | 貯蔵庫 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP4209791U patent/JP2521949Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009254306A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Shikishima Baking Co Ltd | 冷凍パン生地の解凍装置 |
JP2020025484A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | ホシザキ株式会社 | 貯蔵庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2521949Y2 (ja) | 1997-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |