JPH04136042A - 塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法 - Google Patents

塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法

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Publication number
JPH04136042A
JPH04136042A JP2257041A JP25704190A JPH04136042A JP H04136042 A JPH04136042 A JP H04136042A JP 2257041 A JP2257041 A JP 2257041A JP 25704190 A JP25704190 A JP 25704190A JP H04136042 A JPH04136042 A JP H04136042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
polyolefin
molding
coated
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP2257041A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumisaku Ito
伊藤 文策
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04136042A publication Critical patent/JPH04136042A/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリオレフィン成形品を塗装する際に、成形品
に接着性を付与する方法に関する。
(従来の技術及び課題) ポリオレフィン成形品に塗料を塗装する場合、(])溶
剤脱脂、(2)クロム酸処理などの表面処理、(3)水
洗、(4)塗料の塗布という工程を経るのが一般的であ
るが、例えばアクリル樹脂塗料はポリオレフィン成形品
に対する付着性が必ずしも良くないため、この−船釣方
法は採用できない。またポリエチレン成形品に塩素化炭
化水素を作用させ、紫外線を照射したのち、ラッカーを
塗布し、乾燥する塗布方法が知られているが、この方法
をアクリル樹脂塗料に適用しても充分な付着性は得られ
ない。
この点を改良するものとして、表面処理剤として、極性
基を有する結晶性樹脂溶液で処理する方法が特開昭48
−20844号に開示されてい名。
しかし、この方法は塗装後のヒートショックに弱い欠点
がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、ポリオレフィン成形品を変性非晶質プロピ
レン共重合体溶液または懸濁液で処理することを特徴と
する塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法を提供
することで上記の問題点を解決した。
本発明が適用されるポリオレフィンは各種溶融成形法で
成形可能な各種ポリオレフィンである。
具体的には高圧法ポリエチレン、中低圧ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポ
リスチレンなどがあげられる。また、エチレンとプロピ
レンとの共重合体、プロピレンとl−ブテンとの共重合
体のようなオレフィン同志の共重合体、さらに、ポリオ
レフィン同志の混合物、他のポリマーとの混合物にも適
用することもできる。
ポリオレフィンは充てん剤、補強材、安定剤、紫外線吸
収剤、塩酸吸収剤などの配合剤を含んでいても差しつか
えない。
本発明は各種方法により溶融成形された各種形体のポリ
オレフィン成形品に適用することができる。例えば雑貨
品、容器、自動車部品、電機部品、繊維、不織布などに
適用される。
本発明における変性非晶質プロピレン共重合体とは、目
的生産されたプロピレンと他のα−オレフィン、例えば
エチレン、ブテン−1等との非晶質共重合体であり、か
つ、プロピレン成分が71〜95モル%、共重合体の数
平均分子量が3,500〜30,000の範囲が好まし
い。
また、共重合体の変性剤は不飽和カルボン酸、その無水
物、金属塩、エステル等からなる不飽和カルボン酸誘導
体成分がグラフトしたものである。
具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロ
フタル酸、ビシクロ(2,2,1)ヘプト−2−エン−
5,6−ジカルボン酸等の不飽和カルボン酸、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、ビシクロ(2,2,1)ヘプト−2
−エン−5,6−ジカルボン酸無水物等の不飽和カルボ
ン酸の無水物、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
、マレイン酸ジメチル、マレイン酸モノメチルフマール
酸ジエチル、イタコン酸ジメチル、シトラコン酸ジエチ
ル、テトラヒドロ無水フタル酸ジメチル、ビシクロ(2
,2,1)ヘプト−2−ニンー5.6−ジカルボン酸ジ
メチル等の不飽和カルボン酸のエステルが挙げられる。
これらの中でもマレイン酸、イタコン酸またはこれらの
無水物が好ましい。
グラフト量は共重合体100重量部に対して0.01〜
40重量部である。
また変性物として塩素化、クロルスルホン化された共重
合体も同様に使用することができる。
これらの変性はポリオレフィンの変性に関する公知の方
法を利用することができる。
ポリオレフィン成形品は、変性非晶質プロピレン共重合
体を溶媒、例えば加熱されたトルエン、ペブタン、ヘキ
サン、ベンゼン、パークレン等に溶解して塗布、浸漬し
て処理することができる。
また、懸濁液としても使用することができる。
処理液の濃度、処理温度は特に限定されないが、濃度が
1重量%〜10重量%、温度は成形品を形成する重合体
の種類によって異なるが50〜100°Cが好ましい。
次に処理後の成形品は公知の方法で乾燥して各種の塗装
を行なうことができる。
乾燥されたポリオレフィン成形品は各種の塗料をはけ塗
り、噴霧塗装、静!塗装などの方法で塗布される。下塗
りしたのち、上塗りする方法も採用し得る。使用可能な
塗料は特に限定されない。
例えば、アクリル樹脂塗料は溶剤型熱可塑性アクリル樹
脂塗料、溶剤型熱硬化性アクリル樹脂塗料、アクリル変
性アルキド樹脂塗料などである。また、ウレタン系塗料
その他のポリオレフィン成形品表面への付着性の不良な
塗料の場合にも適用できる。
例えばアクリル樹脂塗料を塗布されたポリオレフィン成
形品はニクロム線、赤外線、高周波加熱などによりある
いは放射線、電磁波、電子線照射などにより塗膜を硬化
されるが、硬化条件はポリオレフィン成形品の材質、形
状、樹脂塗料の性状などにより決められる。
〔発明の効果〕 本発明の処理方法は、ポリオレフィン成形品と塗料との
接着性が良い。特に、塗装された成形品のヒートショッ
ク後の接着性が高い特徴がある。
〔実施例〕
実施例1 ポリプロピレン(宇部興産■製、J109G)を射出成
形によりシート(50x50x3閣)を成形した。
これをプロピレン含量80モル%、エチレン含有量モル
20%の非晶質共重合体100部に対して無水マレイン
酸7.1%重量部グラフトされた変性非晶質共重合体1
重量%含む80°Cのトルエン溶液に10秒浸漬し、取
出し後加熱乾燥した。
このシートにアクリル樹脂塗料(商品名二ソシンアクリ
オン550)の希釈剤(商品名アクリオンシンナー)溶
液(i11度65重量%)をスプレーで1回吹き付は塗
布した。これをエアーオーブンに入れ、130°Cで3
0分加熱し、熱硬化を行なった。冷却後このシートにナ
イフで縦横1mm間隔で筋を入れ、基盤目100個を作
った。この上に接着テープ(登録商標ニチバンセロテー
プ)を張り、接着テープをはく離したときに残った基盤
目の数を数え、付着性を判定した。
また、基盤目を100個作成したものを一40°Cと6
0°Cとの恒温槽に各々、交互に1時間入れ、これを1
サイクルとしたヒートショックを20回繰返した後の接
着テープによる接着性の判定も同様に行った。
この結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、変性非晶質プロピレン共重合体に変
えてエチレン・酢酸ビニル共重合体(商品名、エバフレ
ックス#40.結晶化度4%)を用い、溶媒をテトラフ
クロエチレンとした以外は実施例1と同様に行った。
実施例2 実施例1において、変性非晶質共重合体を塩素化非晶質
共重合体(塩素含有量約15%)とした以外は、実施例
1と同様に行った。
比較例2 実施例2において、塩素化非晶質共重合体に代えて、結
晶性の塩素化ポリプロピレン(商品名、スーパークロン
、塩素含有量15%、結晶化度42%)とした以外は実
施例2と同様に行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフィン成形品を変性非晶質プロピレン共重
    合体溶液または懸濁液で処理することを特徴とする塗装
    用ポリオレフィン成形品の表面処理方法。
JP2257041A 1990-09-28 1990-09-28 塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法 Pending JPH04136042A (ja)

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JP2257041A JPH04136042A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法

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JP2257041A Pending JPH04136042A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 塗装用ポリオレフィン成形品の表面処理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994024197A1 (en) * 1993-04-12 1994-10-27 Eastman Chemical Company Primer coating process

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910890A (ja) * 1972-06-02 1974-01-30
JPS59166534A (ja) * 1983-03-11 1984-09-19 Sanyo Chem Ind Ltd コ−テイング剤

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